リトが——「見ててやるから」と言った。
あの言葉が——頭の中でリフレインしていた。
夕飯を作りながら。食器を洗いながら。ずっと——ずっと。
お尻の穴を——リトに見られる。
リトが——私のお尻を、触る。
(本当に——やるんだ)
自分から言い出したくせに——現実味が追いついてこない。
「むずむずする」なんて嘘をついた。お尻の穴を見てほしくて。
リトが——「見てやろうか」と言ってくれて。
でも——本当に見られるなら。
(準備——しなきゃ)
夕飯の後片付けを済ませて——私は、自分の部屋に戻った。
引き出しの奥から——いつものものを取り出す。
浣腸器。
これは——私の秘密の日課だった。
いつから始めたか——正確には覚えていない。たぶん四年生の頃。
ネットで——「女の子の身体のケア」みたいな記事を読んで。お腹の調子を整えるために——と、自分に言い訳して。
本当は——わかっていた。
お風呂で——お尻の穴を洗っている時に、指が少し入って、変な感じがして。
それが——嫌じゃなかったから。
恥ずかしい秘密。誰にも——絶対に言えない。
でも——今日は。この日課が——リトのために役に立つ。
トイレに入って——鍵をかけた。
ショートパンツと下着を膝まで下ろして——便座に座る。
ぬるま湯を入れた浣腸器の先端に——ワセリンを塗った。
「んっ——」
先端を——お尻の穴に当てて、ゆっくりと挿入する。
何度もやっている——慣れた動作。でも今日は——指が少し震えていた。
(今日は——リトのために、やってるんだ)
ぬるま湯が——お腹の中に入っていく。じわっと温かくなる。
お腹が——少し張ってくる。
しばらく我慢して——それから、出す。
すっきりした。
もう一度——今度は少し多めに。念入りに。
三回繰り返して——完璧にした。
トイレから出て——鏡の前で確認する。
お腹は——ぺたんこのまま。問題ない。
清潔な下着を選んだ。白い、シンプルな綿のパンツ。
足を通して——ゆっくり引き上げる。
お尻に——布が密着する。
いつもと同じ感触——のはずなのに。今日は——この下に、「準備された」お尻の穴がある。
リトのために——綺麗にした場所。
「——❤」
顔が——熱くなった。
パジャマを着て——髪を整えて。
鏡の中の自分は——いつもの美柑。何食わぬ顔。
(よし。バレなきゃ——大丈夫)
*
リビングに降りると——ララさんとモモさんとナナさんが、ソファでテレビを見ていた。
「あっ、美柑! おやすみなさーい?」
ララさんが——にこにこ笑って手を振った。
「おやすみなさい、ララさん。もう寝ようかなって」
「えー、まだ早くない? 一緒にテレビ見ようよ!」
「明日早いから——」
嘘だ。明日は土曜日。
「あら、美柑さん。お先におやすみですか?」
モモさんが——ソファの上で猫のように丸まりながら、こっちを見た。
あの——何でも見透かすような、緑色の目。
「うん。ちょっと疲れちゃって」
「そうですか。おやすみなさい♪」
モモさんの目が——一瞬、すうっと細くなった気がした。
気のせい——だと思いたい。
「おやすみ、美柑」
ナナさんが——ポテチを頬張りながら、ぞんざいに手を振った。
「おやすみなさい、ナナさん」
三人に——なんともない顔で挨拶して。
私は——階段を上がった。
自分の部屋に入って——布団に潜った。
電気を消して——暗闇の中で、目を開けたまま天井を見つめる。
寝たふり。
リトが——お風呂に入るのを、待っている。
リトはいつも——みんなが寝静まった後、最後に風呂に入る。
時計の針が——じりじりと進む。
階下から——ララさんたちの笑い声が、かすかに聞こえる。
心臓が——ずっと、どくどく鳴っていた。
二十分。三十分。四十分——。
階段を上がる足音が——聞こえた。ララさんたちが部屋に戻っていく。
おやすみー、おやすみなさいませー、おやすみー、と声が重なって——静かになった。
さらに——十分。
廊下を歩く足音。リトの足音。
脱衣所の——ドアが開く音。
今だ。
布団を——跳ね除けた。
パジャマのまま——音を立てないように、部屋を出た。
廊下を——裸足で歩く。足の裏が——冷たい。
脱衣所の前。ドアの向こうから——衣擦れの音。リトが服を脱いでいる。
ノック——した。
「リト。一緒に入っていい?」
一瞬の——間。
「……おー。入れ」
ドアを——開けた。
リトが——上半身裸で、ズボンに手をかけたところだった。
腹筋が——湿った空気の中で、陰影を作っている。
「もう寝たんじゃなかったのか」
「寝てない。——待ってた」
「待ってた?」
「リトが——お風呂入るの」
リトが——ほんの一瞬だけ、口の端を上げた。
笑った——のかどうか、わからないくらいの、微かな変化。
「そうか」
私は——パジャマを脱いだ。ボタンを一つずつ外して——キャミソールを頭から脱いで——パジャマのズボンを下ろして。
下着——白い綿のパンツ。さっき履き替えた——準備済みの。
リトが——こっちを見ていた。
私は——そのパンツを、ゆっくりと下ろした。
裸になった。
リトの前で——いつもの、裸。
でも——今日のこの裸は。
中身まで——綺麗にしてある。
*
浴室に入って——シャワーを出した。
「リト。今日は——あたしが先に洗うね」
「ん?」
「リトの身体——洗わせて」
昨日——自分から申し出たのと同じ。「洗う」という口実。
でも今日は——昨日よりも、声に余裕がなかった。ウキウキが——抑えきれない。
リトが——椅子に座った。
私は——ボディソープを手に取って、泡立てた。
リトの背中に——手を置く。
「いくよ」
「おー」
大きな背中。広い肩甲骨。筋肉の凹凸。
毎日触っている——リトの背中。
今日は——丁寧に洗った。いつもよりずっと丁寧に。
肩の筋肉を——指で揉むように。背骨のラインを——一つずつ確認するように。
「美柑。今日——気合入ってんな」
「べ、別に——普通だよ」
普通じゃない。全然普通じゃない。
背中から——腰に手を滑らせて。腰から——お腹の方へ手を回す。
リトの——お腹。硬い腹筋が、手のひらに触れる。
下に——滑る。下腹部。恥骨のあたり。
毛が——指に触れた。
その下——に。
リトの——おちんちん。
昨日——私の手の中で射精した、あれ。
今日は——まだ柔らかかった。
泡をたっぷりつけた手で——包み込むように握った。
ぬるっ❤
「洗うね——隅々まで」
リトの言葉を——そのまま返した。
ゆっくりと——上下に動かす。根元から先端まで。
皮を——ゆっくり剥いて、カリの部分を親指の腹でくるっと撫でる。
くにっ❤
リトの——呼吸が、少し変わった。
手の中で——おちんちんが、ぴくっと動いた。
柔らかかった肉が——少しずつ、硬さを帯びていく。
「……ん」
リトが——小さく声を漏らした。
嬉しかった。
私の手で——リトが、反応してくれている。
もっと——丁寧に。もっと——気持ちよく。
ぬるぬると泡が滑る手の中で——リトのおちんちんが、完全に硬くなっていった。
指で包みきれないくらい——太くて、熱い。カリの部分が——ぐいっと張り出して、指の間から主張している。
(大きい——昨日より——大きい気がする)
血管が——指に脈打っている。どくん、どくん、と。
私は——椅子から降りて、リトの前に膝をついた。
シャワーの水が——背中を叩く。
リトの——硬くなったおちんちんが、目の前にあった。
「美柑——?」
「洗うだけじゃ——足りないかなって」
自分でも——驚くようなことを言っていた。
心臓が——喉元まで跳ね上がっている。
でも——できる。やりたい。
唇を——先端に、当てた。
ちゅっ❤
リトの腿が——ぴくっと動いた。
舌を——出して。カリの裏側を——ぺろっと舐め上げた。
ぺろっ❤——れろっ❤
「——っ」
リトの——息が、詰まった。
アイスキャンディで——練習した甲斐があった。
嘘だ。あれは全然練習になってなかった。でも——舌の動かし方は、なんとなくわかる。
先端を——口に含んだ。
唇で——カリの張り出しを挟んで、舌で裏筋をなぞる。
ちゅぱっ❤——じゅるっ❤
リトの味がする。泡のボディソープの味と——その下の、リトの皮膚の味。
硬い。熱い。舌の上で——脈打っている。
ちゅっ❤ ちゅぱっ❤ れろれろっ❤
もっと深く——口に入れてみた。
喉の奥に当たりそうになって——少し引いて——また入れる。
じゅぽっ❤——ちゅぽっ❤
「美柑——上手いな」
リトの手が——私の頭に乗った。
髪を——くしゃっと撫でられた。
上手い——って言ってくれた。
嬉しくて——もっと頑張った。
舌を——使って。唇で——きゅっと締めて。頭を——上下に。
じゅぽじゅぽっ❤ ちゅぱちゅぱっ❤
リトの——おちんちんが、口の中でさらに硬くなっていく。カリが——ぐいっと膨らんで、頬の内側を押す。
でも——今日は、途中で口を離した。
ちゅぽんっ❤
「——もてなしは、ここまで」
唇を——拭いながら。リトを——見上げた。
「次——あたしの番」
声が——少し震えていた。でも——目は逸らさなかった。
「洗って——リト。あたしの身体——」
リトと——椅子を交代した。
*
椅子に座って——背筋を伸ばした。
リトが——背後に回る気配。
でも——リトは、背中には触れなかった。
いきなり——リトの手が、お尻に触れた。
「ひゃっ——❤」
お尻の丸みを——掌で、ぐにっと掴まれた。
小さな——でも形のいいお尻を、両手で包み込むように。
そのまま——お尻の割れ目に沿って、指が滑り降りていく。
指先が——お尻の穴に、触れた。
「——っ❤❤」
びくっと背中が跳ねた。
リトの指が——穴の周りを、くるっと撫でた。
泡越しに——指の腹が、しわの一つ一つをなぞるように。
「美柑」
「な、なに——❤」
「準備——してきたな」
「——っ❤❤⁉」
心臓が——止まった。
バレてる。
リトの指が——穴の入り口をくにっと押した。
いつもの——自分でする時よりは異物感があるはずの場所が——するっと指を受け入れそうなくらい、柔らかくなっている。
「綺麗にしてある。ちゃんと浣腸したろ」
「っ——❤❤ な、なんで——わかるの——❤❤」
「わかるよ。こういうの——慣れてない奴は、こんなにきれいにならない」
リトの声が——穏やかだった。
からかっているんじゃない。——褒めている。
「偉いな、美柑。ちゃんと準備してくるなんて」
「べ、別に——❤❤ リトのためとかじゃなくて——❤ い、いつもやってることだし——❤」
嘘だ。いつもはこんなに念入りにやらない。
三回も繰り返したのは——リトのため以外の何物でもない。
「いつもやってんのか。えらいな」
「う、うるさい——❤ 褒めなくていいから——❤❤」
褒められている。嬉しい。
恥ずかしすぎて死にそう——だけど、嬉しい。
リトに——「偉い」って言ってもらえた。
リトの指が——お尻の穴の縁を、くるくると回っていた。
泡で——ぬるぬると滑る。指の腹が——しわの上を、何度も何度も往復する。
「ん——❤ んっ——❤」
声が——漏れた。
他人に——ここを触られるのは、初めてだった。
自分の指とは——全然違う。角度が違う。力加減が違う。温度が——違う。
リトの指は——私の指よりずっと太くて、温かくて。
指の腹の——少しざらついた感触が、穴の周りの敏感な皮膚を刺激する。
「こわい——❤ ちょっと——こわい——❤」
「力抜け。硬くなってると痛いぞ」
「わ、わかってるけど——❤ 初めてだから——❤」
「初めて——人にやってもらうのが?」
「そう——❤ 自分では——あるけど——」
「自分で——入れたことあるのか」
「ちょ、ちょっとだけ——❤❤ 指先くらい——❤❤」
なんでこんなことまで話しているんだろう。
でも——リトに聞かれると、嘘がつけない。
リトの指が——ゆっくりと、圧力を増した。
ぬぷっ——❤
「ひあっ——❤❤⁉」
入った。指先が——入った。
第一関節くらいまで——リトの指が、私のお尻の穴に。
「い——❤ 入っ——❤❤」
「大丈夫。ゆっくりいく」
リトの声が——低くて、落ち着いていた。
プロみたいだ——また、そう思った。
指が——ゆっくりと、奥に進んでいく。
ぬるっ——❤ ぬるっ——❤
泡が——潤滑剤の代わりになっている。
リトの指が——私の中を、少しずつ、こじ開けるように。
「あ——❤ あっ——❤❤ リト——❤ 変な感じ——❤❤」
「痛いか?」
「痛く——ない——❤ でも——変——❤❤ お腹の奥が——きゅってなる——❤❤」
第二関節まで——入った。
指が——中で、くるっと回った。
「ひゃぁっ——❤❤❤」
中の壁を——指の腹で、撫でられた。
ぐにっと——押されると、お腹の奥から、ぞわぞわっとした感覚が全身に広がる。
「ここ——感じるか」
「かっ——感じ——❤❤ ない——❤ わかんない——❤❤」
感じてる。感じてるに決まってる。
声が——止まらない。太ももが——ぷるぷる震えている。
リトの指が——ゆっくりと引き抜かれた。
ぬぽっ❤
「あ——❤ 抜けた——❤」
抜けた瞬間——穴が、きゅっと閉じようとする。
でも——物足りない。さっきまで入っていた指の感触が——消えて、寂しい。
(え——寂しい——? お尻の穴に指が入ってないのが——寂しい——?)
リトが——今度は、二本の指を穴の入り口に当てた。
「広げるぞ」
「ふ、二本——❤❤⁉ 無理——❤❤」
「大丈夫。準備してきたんだろ。入る」
二本の指が——ゆっくりと、穴を押し広げた。
ぬぷぷっ——❤❤
「ぁあっ——❤❤❤ ひろ——❤❤ ひろがって——❤❤❤」
穴が——二本の指に押し広げられている。
一本の時よりも——ずっと、「入れられている」感覚が強い。
リトの指が——中で、ゆっくりと開いたり閉じたりした。
くぱっ——❤ くぱっ——❤
穴を——解しているんだ。広げて——柔らかくして。
「痛くないか」
「い、痛く——ない——❤❤ でも——すごい——❤❤ お尻の穴——ぐにぐにされてる——❤❤❤」
リトの指が——中の壁をぐにっと押しながら、くるくると回った。
「ひあっ❤❤❤ あっ❤❤ あっ❤❤❤ やっ——❤❤ リト——❤❤ なんか——きもちい——❤❤❤」
気持ちいい——と、言ってしまった。
お尻の穴が——気持ちいい。
(あたし——お尻の穴で——感じてる——❤)
リトの指が——抜かれた。
ぬぽっ❤
穴が——ひくひくと動いている。開いたり閉じたりを——勝手に繰り返している。
自分の意思では——止められない。
リトが——立ち上がった。
後ろに——リトの気配を感じた。
大きな身体が——私の小さな背中の後ろに。
何かが——お尻の割れ目に、当たった。
硬い。太い。熱い。
指——じゃない。
リトの——おちんちん。
さっき——私の口の中で硬くしたあれが。カリの張り出しが——穴の入り口を押している。
「り、リト——❤❤ それ——❤❤ まさか——❤❤」
「入れるぞ。準備はできてる」
「む、無理——❤❤ 指でも——いっぱいいっぱいだったのに——❤❤」
「大丈夫。お前、よく準備してきた。入る」
リトの手が——私の腰を掴んだ。両手で——小さな腰骨を包み込むように。
先端が——穴を、ぐいっと押した。
ぬぷっ——❤
「っ————❤❤❤⁉」
入った。先端だけ——カリの部分が——穴の中に。
「あ❤❤❤ あああ❤❤❤ 入っ——❤❤ リト——入って——きてる——❤❤❤」
指とは——全然違った。
太さが——圧倒的に違う。穴が——限界まで広げられている。
カリの張り出しが——穴の内側の壁に、ぐりっと引っかかる。
「痛いか」
「い——痛——❤❤ わかんない——❤❤ 痛いのか——きもちいのか——❤❤❤」
リトが——ゆっくりと、腰を進めた。
ずぶっ——❤❤ ずぶぶっ——❤❤❤
リトのおちんちんが——私のお尻の中に、沈んでいく。
一センチ——一センチ——奥へ。
お腹の——奥が。内臓が——押されているような。圧迫されているような。
でも——痛みよりも。「入れられている」という事実が——頭の中を支配していた。
「あ❤❤ あっ❤❤❤ リト❤❤ おくっ——❤❤❤ おくまで——きてる——❤❤❤❤」
リトの腰が——私のお尻に、ぴたっと密着した。
全部——入った。
リトの——おちんちんが、全部。
私の——小学五年生のお尻の穴の中に。
「はっ——❤❤ はぁ——❤❤ はぁ——❤❤❤」
息が——整わない。
お腹の奥が——パンパンに詰まっている感覚。
リトの熱が——お尻の穴の壁越しに、お腹の中に広がっていく。
「美柑。動くぞ」
「ま——待って——❤❤ ちょっとだけ——❤❤ 待って——❤❤❤」
「待たない」
リトが——腰を、引いた。
ずるっ——❤❤
穴の中を——カリの張り出しが、擦りながら出ていく。
内壁が——引っ張られるような、吸い付くような。
そして——また、押し込まれた。
ずぶっ❤❤❤
「ひぁっ❤❤❤❤ あっ❤❤❤ リトっ❤❤❤」
ゆっくりと——でも確実に。リトが——腰を動かし始めた。
ずぶっ❤ ずるっ❤ ずぶっ❤❤ ずるっ❤❤
お尻の穴が——リトのおちんちんに、何度も何度も出入りされている。
穴の壁が——カリに擦られるたびに、ぞわっと電気が走る。
「あっ❤❤ あっ❤❤ あっ❤❤❤ やっ——❤❤ リト——❤❤ おしりのあな——❤❤ きもち——❤❤❤」
気持ちいい。
お尻の穴で——気持ちいい。
自分の指を——ちょっとだけ入れていた時とは、次元が違う。
リトの太さが——穴の壁の全部を押し広げて、全部を刺激している。
「美柑——締まってんな」
「だ——だって——❤❤ あたしの——おしり——❤❤ ちいさいから——❤❤❤」
リトの腰が——少しずつ、速くなっていった。