※この作品はR-18です。

ヤリチンリトに寝取られるお話   作:大軍

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金色の闇の場合(6)

 結城リトの胸に──手を、置いた。

 

掌が──Tシャツの布地越しに、男の体温を感じている。

胸板の固さ。呼吸に合わせて上下する肋骨の動き。

 

押し返す──つもりだった。

 

暗殺者の腕力は──常人を軽く凌駕する。

トランス能力を使わなくても──成人男性を片手で吹き飛ばせる。

 

なのに──。

 

押せない。

 

掌に──力が、入らない。

 

ゆっくりと──非常にゆっくりと──結城リトの身体を、離した。

 

まるで──割れ物を扱うように。

まるで──ここから離れたくないと、身体が抵抗しているかのように。

 

腕が──弱々しく震えている。

 

かろうじて──結城リトの胸と、私の身体の間に──数センチの隙間ができた。

 

「……今日は──帰ります」

 

声が──掠れていた。

 

「美柑には──もう、ああいったことは──しないでください」

 

それだけ──言えたら。

それだけ言って──帰れたら。

 

結城リトの顔を──見上げた。

 

結城リトは──私を見下ろしていた。

あの涼やかな目が──少しだけ、細くなっている。

 

「嫌だ」

 

「──は?」

 

「嫌だ。ヤミに気持ち良くしてもらわないと、嫌だ」

 

「はぁっ!?」

 

何を──言っているんですか。この男は。

 

「意味がわかりません。話を聞いていましたか? 美柑のことを──」

 

どんっ。

 

結城リトが──私を、強く抱きしめた。

 

さっきまでの──穏やかな抱擁とは違う。

力が──強い。腕が──背中に回って、がっちりと固定されている。

 

身体が──密着した。

私の胸が──結城リトの胸板に──ぐにっ、と押しつぶされた。

 

「ひゃあっ!?」

 

声が──出た。

 

甲高い──悲鳴。

 

暗殺者の声では──ない。

女の子の──驚いた時の──可愛らしい悲鳴。

 

(──今の、私の声?)

 

信じられない。

「ひゃあ」って何。

宇宙一の暗殺者が──「ひゃあ」って。

 

「あはは、今の声すげえ可愛い」

 

「か──っ──可愛くないですっ!」

 

「もう一回聞きたい」

 

「聞きたくないです! 離してください!」

 

腕の中で──じたばたしている。

暗殺者が──男の腕の中で、じたばたしている。

 

情けない。情けなすぎる。

 

「ヤミ──お願い。ヤミに気持ち良くしてほしい」

 

結城リトが──耳元で、囁いた。

 

低い声。甘い──声。

 

「離さない。ヤミが──してくれるまで」

 

「──っ」

 

身体が──ぶるっと、震えた。

 

この声は──あの夜、美柑に「もう一回」と囁いた時と──同じトーンだ。

 

(……ずるい)

 

この声を出されると──思考が、鈍る。

 

(でも──これは──)

 

考えろ。暗殺者の思考で──考えろ。

 

結城リトが──私に、迫っている。

「気持ち良くしてほしい」と言っている。

 

これは──つまり──私が、相手をすれば──美柑の代わりになれる──ということ?

 

美柑にああいうことをしないでほしい。

その代わり──私が──。

 

「…………」

 

言い訳を──見つけた。

 

美柑のため──だ。

 

私が結城リトの相手をすれば──美柑は、今夜は安全になる。

暗殺者としての──戦略的判断。これは──犠牲じゃなく、作戦。

 

(……そう。これは作戦です。美柑を守るための──合理的な判断)

 

「……仕方ないです」

 

声が──思ったより、あっさり出た。

 

「え──マジ?」

 

「美柑のため──です。今夜だけ──私が代わりになります」

 

「ヤミ……」

 

「勘違いしないでください。えっちぃのは嫌いです。これは──美柑を守るための──」

 

言いながら──手が動いていた。

 

黒いボンテージの──スカートの中に手を入れた。

太腿の付け根にあるゴムの感触。白い──簡素な下着。

 

するっ──と。

 

脱いだ。

 

白い下着が──足首まで滑り落ちて、片足で蹴り上げられ──床に落ちた。

 

結城リトが──目を見開いている。

 

「……速くないか? 脱ぐの」

 

「暗殺者の着脱は──迅速が基本です」

 

意味がわからないことを言っている自覚は──ある。

 

でも──もう、考えている余裕がない。

考えたら──止まってしまう。止まったら──自分が何をしようとしているのか、直視してしまう。

 

「……結城リト。服を──脱いでください」

 

「え、俺?」

 

「早く」

 

催促した。

 

結城リトが──少し笑って──Tシャツを、頭から脱いだ。

 

男の上半身が──露わになった。

十六歳の身体。細身だが──腹筋の筋が薄く浮いている。胸板に──ほどよい厚みがある。

 

結城リトが──スウェットのズボンを下ろした。

 

トランクスの下に──膨らみがある。

 

明らかに──勃起している。

 

結城リトが──トランクスも下ろした。

 

陰茎が──露わになった。

 

硬い。太い。上向きに張り詰めている。

カリ首が──くっきりと隆起して──先端に向かって僅かに反り返っている。

十六歳の少年のものとは思えない──完成された、男の象徴。

 

あの夜──美柑の身体に入っていた──あれだ。

 

結城リトが──ベッドに腰を下ろした。

 

私は──。

 

ベッドに──膝を乗せた。

 

結城リトの──上に。

 

馬乗りになった。

 

黒いボンテージの太腿が──結城リトの腰を跨いでいる。

下着を脱いだ股間が──結城リトの下腹の上にある。

 

目の前に──聳り立つ陰茎。

 

ごくっ──と、唾を飲み込んだ。

 

近い。近すぎる。

硬く張り詰めた肉の幹が──私のお腹の前で──脈打っている。

 

先端から──透明な液体が、じわりと滲み出していた。

 

先走り液──だ。

 

粘り気のある──透明な雫が、カリ首の窪みに溜まって──ゆっくりと、幹を伝って流れ落ちている。

 

にゅるにゅる──だ。

 

「…………にゅるにゅる、です」

 

「え?」

 

「先走り液が──にゅるにゅるしています」

 

結城リトが──きょとんとした顔をした。

 

「……以前」

 

私は──陰茎を見つめながら、話し始めた。

 

「暗殺者として活動していた頃──ある惑星で、触手生物に捕獲されたことがあります」

 

「触手生物……?」

 

「はい。暗殺対象の護衛として配備されていた──生体兵器の一種です」

 

私は──結城リトの陰茎を見つめたまま──淡々と語り始めた。

 

「全長は約十二メートル。本体は暗紫色の──球状の肉塊で、そこから無数の触手が生えていました。触手の太さは──細いもので私の小指ほど。太いものは──」

 

視線が──結城リトの陰茎に向いた。

 

「これと──同じくらい」

 

「…………え」

 

「色は半透明の──薄紅色。表面には細かな突起が並んでいて──ざらざらとした質感でした。そして──全身からニュルニュルした粘液を分泌していました」

 

結城リトが──言葉を失っている。

 

「えっちぃ生態を持っていたのでしょう。暗殺対象に接近した時──背後から、四本の太い触手に──手首と足首を捕まれました」

 

「四本──同時に?」

 

「はい。トランス能力で髪を刃に変形させて切断しようとしましたが──触手の粘液が肌に触れた瞬間、全身から力が抜けました」

 

結城リトが──眉を寄せた。

 

「それが──ニュルニュルの?」

 

「ええ。粘液に──筋弛緩作用があったようです。四肢を大の字に拘束された状態で──宙吊りにされました」

 

私は──淡々と語っている。

暗殺者の報告口調で──まるで任務の事後報告のように。

 

「宙吊りの状態で──細い触手が、ボンテージの隙間から侵入してきました。最初に狙われたのは──胸でした」

 

「……胸」

 

「乳首に──ざらざらした細かい触手が巻きついて。表面の突起が──乳首の先端をこりこりと擦りました。同時に粘液が──乳首のまわりに塗り広げられて」

 

声が──少しだけ、掠れた。

 

「……ニュルニュルと……乳首が、粘液でてらてらに濡れた状態で──ざらざらの突起に擦られ続けて──」

 

『やめ──なさい──っ!』

 

あの時の──自分の声が、蘇る。

 

「……何も、効きませんでした。腕も脚も動かない。髪も変形させられない。ただ──吊るされたまま、胸を弄られ続けました」

 

結城リトが──ごくっ、と唾を飲んだ。

 

「……それだけ……じゃないんだろ」

 

「……はい」

 

私は──一度、目を伏せた。

 

「次に──口を、狙われました。太い触手が──唇をこじ開けて──口の中に入ってきました」

 

「口に──」

 

「喉の──奥まで。太さは──この」

 

結城リトの陰茎を──ちらりと見た。

 

「これより──少し太いくらいでした。表面がニュルニュルと滑るので──抵抗できないまま──喉の奥まで押し込まれて」

 

『んぐっ──ごぼっ──』

 

嘔吐反射が──あの時も起きた。でも──触手は止まらなかった。

 

「喉の壁に──触手の突起が引っかかって──抜き差しされるたびに、ごぽっ、ごぽっ、と音がしました。涎が──顔中に垂れて──息が──できなくて──」

 

「ヤミ──もういい、無理に話さなくて──」

 

「大丈夫です。──続けます」

 

暗殺者の声で──続けた。

 

「口を塞がれている間に──下半身のボンテージを、細い触手が切り裂きました。露出した──」

 

一瞬──言い淀んだ。

 

「……股間に──粘液がたっぷりと塗られました。太腿の内側から──陰裂まで──ニュルニュルと」

 

「…………」

 

「そして──二本の触手が──同時に」

 

声が──微かに震えた。

 

「前と──後ろに。同時に──挿入されました」

 

結城リトの表情が──固まった。

 

「膣に入った触手は──太い方でした。表面のざらざらした突起が──内壁を撫でながら──奥へ奥へと進んでいって。後ろに入ったものは──少し細い触手で──でも粘液で滑って──抵抗する間もなく──」

 

『いやっ──そこは──だめっ──!」

 

あの時の──叫びが、耳の奥で反響する。

 

「前と後ろを──同時にピストンされました。交互ではなく──同時に。奥まで押し込まれて──同時に引き抜かれて──また同時に──」

 

口を塞がれ──胸を弄られ──前と後ろを同時に犯され──四肢を拘束されて、快楽から逃げることもできない。

 

「身体が──勝手に反応しました。暗殺者の自制心でも──三つの穴を同時に犯されながら、乳首を刺激され続ける状態には──耐えられなかった」

 

結城リトが──黙って、聞いている。

 

「何度も──イきました。声も出せないまま──触手に犯され続けて──どのくらいの時間が経ったのか──あの時の記憶は──途切れ途切れです」

 

「…………それで──どうなったんだ?」

 

「……気がついたら──触手生物は、いなくなっていました」

 

私は──声を落とした。

 

「床に──倒れていました。身体中が──粘液まみれで。髪も──顔も──胸も──お腹も──脚の間も──全部、ニュルニュルの粘液で覆われていて」

 

「…………」

 

「ボンテージは──ずたずたでした。布地の切れ端が──粘液に浮いていて。一人で──粘液の水たまりの中に、転がっていました」

 

結城リトが──何も言えずにいる。

 

「どのくらい気を失っていたのかも──わかりません。目を開けたら──天井が見えて。身体が──ニュルニュルして──動けなくて」

 

声が──平坦だった。感情を──消していた。

 

「完全に──負けました。暗殺者として──初めての、完敗です」

 

結城リトが──小さく息を吐いた。

 

「……ヤミ」

 

「立ち上がるまでに──かなり時間がかかりました。粘液が──身体中に張り付いて──拭っても拭っても──ニュルニュルが取れなくて」

 

「それ以来──ニュルニュルしたものに触れると、身体が硬直するようになりました。力が入らなくなる。あの時の──感覚が蘇ってしまって」

 

「ヤミ──それ、大丈夫なのか? 無理しなくて──」

 

「でも」

 

私は──結城リトの陰茎に、顔を近づけた。

 

先端の──にゅるにゅるした先走り液が、すぐ目の前にある。

透明な粘液の──甘い、生臭い匂いが──鼻腔に届く。

 

「だから──結城リト。あなたのこのニュルニュルは──こうです」

 

口を──開けた。

 

唇が──先端に触れた。

 

ちゅっ──。

 

先走り液が──唇に付着した。ぬるっ──とした感触。

そのまま──唇で先端を包み込んで──。

 

ちゅぽっ──♡

 

「っ──!」

 

口の中に──カリ首が入った。

硬い。熱い。舌の上で──肉の弾力が、脈動している。

先走り液が──舌の上を、ぬるぬると滑っていく。

 

にゅるにゅる──だ。

 

あの触手の──粘液を思い出す。でも──これは。

 

(……違う──触手とは──全然──)

 

口の中で──結城リトのものが、どくんどくんと脈打っている。

生きている──熱を持った──男の──。

 

じゅるっ──♡

 

舌で──カリ首の裏側を舐め上げた。

先走り液がぬるぬると広がって──口の中が、にゅるにゅるになっていく。

 

「ヤミ──お前、初めてなのに──すごい──」

 

結城リトの声が──掠れている。

 

「ふぁっ──触手で──訓練──しまひたから──」

 

口に含んだまま──喋ろうとした。

言葉が──まともに出ない。涎が──唇の端から垂れた。

 

ちゅぽっ♡──じゅるっ♡──ちゅぱっ♡──。

 

音が──部屋に響いている。

暗殺者が──男のものを口に含んで、ニュルニュルの先走り液をすすっている音。

 

「ぷはっ──」

 

一度──口を離した。

唾液と先走り液が混ざった糸が──私の唇と先端の間に、ぬるっと引いた。

 

結城リトが──笑っていた。

 

「あはは──ヤミ、にゅるにゅるって──お前──」

 

「笑わないでください。真剣にやっています」

 

「いや──可愛すぎて──」

 

「可愛くないです。殺──んっ♡」

 

結城リトの手が──私の胸に、触れた。

 

黒いボンテージの上から──胸の膨らみを、掌で包み込まれた。

 

くにっ♡──。

 

「ひっ──♡」

 

背筋に──電流が走った。

 

胸を──揉まれている。大きな手が──布地越しに、柔肉を捏ねるように──。

 

ぐにっ♡──ぐにっ♡──。

 

「んっ──ちょ──胸は──っ♡」

 

「ヤミの胸──柔らかい」

 

「や──っ──触らないで──と言って──っ♡」

 

言いながら──身体が、逃げていない。

 

むしろ──前のめりになっている。

結城リトの手に──胸を押し付けるように。

 

(……嘘──何──この身体──勝手に──)

 

胸が──布地の下で、熱くなっている。

乳首が──硬く尖って、ボンテージの布地に擦れるたびに──びくっ、と腰が跳ねる。

 

こりこりっ♡──。

 

親指で──乳首の先端を、布地の上から弾かれた。

 

「あっ♡──そこ──だめ──っ♡」

 

(──もっと──)

 

声と──心が、逆のことを言っている。

 

口では──やめてと言いながら。

身体は──もっとと叫んでいる。

 

結城リトの手が──胸を揉みながら、ボンテージの布地をずらそうとしている。

肩の留め具に──指がかかって──。

 

ぱちんっ──と、留め具が外れた。

 

黒い布地が──ずるっと落ちて──白い胸が、露わになった。

 

形のいい──大きすぎず、小さすぎない双丘。桜色の乳首が──硬く勃起して、ぷっくりと突き出ている。

 

「綺麗だな──ヤミ」

 

「見ないでください──殺し──あっ♡」

 

直接──乳首に触れられた。

 

指先が──硬くなった乳首を、くりっと転がした。

 

こりっ♡──。

 

「ひぁっ♡──っ♡♡」

 

全身が──びくんっと震えた。

 

直接触れられると──布地越しとは比べ物にならない。

電気が──乳首から全身に走って──下腹部が──きゅうっと、締まった。

 

結城リトの陰茎が──私の太腿の間で、さらに硬くなっているのがわかる。

カリ首が──私の下腹部に押し付けられて──先走り液が、お腹の肌をぬるっと濡らしている。

 

「ヤミ──もう──出そう──」

 

結城リトの声が──切羽詰まっていた。

 

出そう──。

 

射精しそう──ということ。

 

私は──身体を起こした。

 

結城リトの腰の上で──姿勢を正した。

 

聳り立つ陰茎が──私の股間の直下にある。

下着を脱いだ──裸の陰裂が──カリ首の先端と──数ミリの距離。

 

先走り液と愛液が──にゅるにゅると、私の太腿の内側を伝っている。

 

私は──結城リトを、見下ろした。

 

葡萄酒色の目で──涼やかな目を、見つめた。

 

「──まだ、出さないでください」

 

「え──」

 

「これから──です」

 

結城リトの目が──大きく見開かれた。

 

私は──腰を、ゆっくりと──下ろし始めた。

 

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