※この作品はR-18です。

ヤリチンリトに寝取られるお話   作:大軍

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古手川唯と御門涼子の場合(2)

 保健室のドアが——背中で閉まった。

 

ぱたん。

 

小さな音。それだけの音に——胸が、締まった。

 

廊下に立っている。一人で。風紀委員の腕章をつけたまま。

さっきまでいた保健室の向こう側に——御門先生と、結城くんが、二人きりでいる。

 

(——追い出された)

 

その言葉が、頭の中を横切った。

 

追い出された——なんて、大げさかもしれない。先生は笑顔だった。穏やかな声で、「カルテの整理が立て込んでいて」と言っていた。

でも——あの一瞬。

 

ドアに誘導される直前——御門先生の目が、ほんの一瞬だけ、横を向いた。

結城くんの方を——ちらりと見た。

 

あの視線に浮かんでいたのは——迷惑。

 

うっすらとした、微かな、でも確実な——迷惑そうな色。

私が保健室にいることが——邪魔だ、と言っている目。

 

(……先生は——私を——邪魔だと思った?)

 

胸が——きゅっと縮む。

あの先生に——憧れている先生に——迷惑がられた。

話を聞いてほしかっただけなのに。結城くんのことが心配で——先生に相談したかっただけなのに。

 

(——でも)

 

唇を噛んだ。

立ち止まっている場合じゃない。

 

スマホを——取り出した。

画面に残っている——結城くんからのメッセージ。昨日の夜に送られてきたもの。

 

『明日の放課後、保健室に行け。先生と話してこい。

 俺が行くから、追い出されたら外に回れ。窓が開いてる。

 見たいもの——見せてやるから』

 

最初に読んだ時——意味がわからなかった。

見たいもの? 何を?

結城くんが保健室で何をするのか——それを、見ろ、と?

 

(……罠かもしれない。結城くんのことだから——何か企んでいるに決まっている)

 

でも——行った。

保健室に行って、先生と話して、追い出されて——今、廊下にいる。

 

メッセージの通りだ。全部——結城くんの言った通りになった。

 

(窓が開いてる——って)

 

足が——動いた。

 

考えるよりも先に。判断するよりも先に。

知りたい——という衝動が、身体を動かした。

 

廊下を歩く。階段を降りる。昇降口を出る。

校舎の裏側に回って——保健室のある一階の窓の列を確認する。

 

保健室の窓は——三つ並んでいる。

一番右の窓——カーテンが、微かに揺れていた。

他の二つは閉まっているのに——そこだけ、風が入っている。

 

開いている。

 

結城くんの言った通り——窓が、開いている。

 

(……なぜ開いているの。保健室の窓を——わざわざ開ける理由なんて——)

 

知っている。

結城くんが開けたのだ。さっき、窓辺に立っていた。「換気」と言って。

 

私のために——開けた。

 

足音を殺して——窓に近づいた。

壁に背中を付けて——端から、中を覗く。

 

カーテンの隙間——ほんの数センチの隙間から——保健室の中が見えた。

 

         *

 

最初に見えたのは——御門先生の背中だった。

 

白衣を脱いでいる。ピンクのノースリーブと黒のタイトスカート。

廊下を——左右に確認して——ドアを閉めて——振り返って——。

 

「やっと——いなくなったわ」

 

先生の声が——聞こえた。

窓が開いているから——風に乗って、声が。

 

でも——その声は。

 

(——え?)

 

甘い。

とろっとした——蜂蜜を溶かしたような——女の声。

さっきまでの穏やかで知的な「御門先生」の声じゃない。

 

「あの子には——ちょっと困ってるのよね、実は」

 

先生が——くすっと笑った。

穏やかな笑い声。でも——さっき私に向けてくれた笑顔とは——何かが、違う。

 

あの子——。

私のこと。

「困ってる」——と。笑いながら——。

 

「あの子が保健室にいると——リトくんと、二人になれないでしょう? それがね——ちょっと……ふふ」

 

(——リトくん?)

 

リトくん——と呼んでいる。結城くんを。

先生が——生徒を——下の名前で——。

 

「もう、わかってよ。あの子がいる間——私がどれだけ大変だったか。スカートの中、ぐちゃぐちゃだったのに——ずっと平気な顔してたのよ?」

 

——。

 

頭が——真っ白になった。

 

スカートの中——ぐちゃぐちゃ——。

あの、大人の余裕のある先生が——。

私が保健室にいる間——先生は——スカートの中が——。

 

笑いながら言っていた。上品に——ふふ、と。

でもあの「ふふ」の裏側に——私への苛立ちが——にじんでいた。

 

「可愛い子よ。本当に。でも——もし知っちゃったら、どうなるかしらね。あの子が憧れてる『御門先生』が……ふふ、こんなことしてるなんて」

 

「可愛い子」——と言った。褒めている——ように聞こえる。

でも——あの笑い方。あの「ふふ」。

私のことを——見下ろしている。子供扱いしている。

 

「泣いちゃうかもしれないわね——だから、気をつけないと」

 

気をつけないと——。

泣いちゃうかも——って。

先生は——笑いながら——私が泣く姿を——想像して——。

 

膝が——震えた。

壁に背中を押し付けて——かろうじて立っている。

手が——震えている。スマホを持つ指が白い。

 

(嘘——嘘よ——先生がそんなこと——)

 

嘘じゃない。聞こえている。この窓から——全部——。

 

カーテンの隙間から——また覗いた。

目を逸らせない。逸らしたいのに——逸らせない。

 

御門先生が——結城くんの前に——膝をついていた。

保健室のリノリウムの床に。あの美しい先生が。

タイトスカートが太腿のあたりで突っ張って——ストッキングの白い肌がむちりと露出している。

 

手が——結城くんのズボンに伸びて——ベルトを外して——ジッパーを下ろして——。

 

(——やめて——先生——何を——)

 

硬く張り詰めたものが——先生の手の中に現れた。

 

「ふふ——やっぱり、私がいないとダメなのね」

 

先生が——上目遣いで——結城くんに笑いかけている。

あの薄緑色の知的な目が——とろんと蕩けて——恋人に甘える女の目になっている。

 

先生の唇が——先端に触れた。

 

ちゅ……♡

 

保健室に——ぬちゃぬちゃと水音が響き始めた。

先生の栗色のショートボブが——前後にゆっくり揺れている。

Hカップの胸が——前屈みの姿勢で——ノースリーブの胸元からたわわに覗いている。

 

じゅぽ♡——じゅぽ♡——。

 

あの音が——窓の隙間から、外に漏れている。

 

(御門先生が——口で——生徒の——)

 

信じられない。信じたくない。

先生みたいな大人になりたいと——思っていた。

知性があり、能力があり、男に媚びない強い女性——そう、思っていたのに。

 

先生は——途中で口を離した。息が荒い。顎が疲れたように——肩で呼吸している。

謝っている。「ごめんなさい」と。「調子が悪くて」と。

 

そして——。

 

「喉の奥——使っていいわよ……♡」

 

自分から——頼んだ。

 

「喉でシゴくから——リトくんが、好きに動いて……♡ 私の頭——掴んでいいから……♡」

 

(——先生が——自分から——そんなこと——)

 

結城くんの手が——先生の頭を掴んだ。

 

ずぶっ♡♡——ぐぽっ♡♡——

 

喉を犯される音が——保健室に反響した。

先生の両手が——結城くんの太腿を押さえている。抵抗するように——。

 

でも——押し返す力は入っていない。

指が——ズボンの布地をくしゃっと掴んでいるだけ。

 

その顔は——涙と唾液でぐちゃぐちゃで——あの知的な目は焦点が合っていない。

 

完全に——従属している。

 

ぐぽ♡♡ ぐぽ♡♡ ずちゅっ♡♡——

 

先生の鼻から——鼻水が垂れている。

喉を犯されるたびに——えずく音が漏れている。

 

(——先生——先生——やめて——そんな——)

 

やがて——結城くんが、先生の頭を強く押さえつけた。

 

「ん"ん——♡♡♡♡♡♡」

 

先生の喉で——出した。

引き抜かれた後——先生の口から、白い液体がごぽっと溢れた。

むせている。激しくむせている。肩ががくがくと震えて——涙と唾液と精液で——顔中が——。

 

それなのに——。

 

先生は——笑った。

 

「気持ちよかった♡?——リトくん♡」

 

枯れた声で。精液が垂れた顔で。蕩けた目で。

 

「私ね——リトくんのためなら、なんでもするわ♡」

 

「この保健室は——リトくんと私だけの場所。誰にも——渡さないわ♡」

 

——誰にも渡さない。

私にも——渡さない。

あの保健室は——もう、私の居場所じゃない。

 

私の指が——窓枠を掴んでいた。

爪が——白くなるほどきつく。痛いのに——離せない。

 

         *

 

終わった——と思った。

もう見なくていい——と思った。

 

でも——終わらなかった。

 

先生が——唾液でべとべとの顔を拭いながら——結城くんに微笑みかけた。

 

「今日は——迷惑かけちゃったわね」

 

「迷惑?」

 

「古手川さんのこと。あの子のせいで——リトくんとの時間、短くなっちゃったから」

 

私のせい——だと。

 

「お詫びに——胸、好きにしていいわよ♡」

 

先生が——自分のノースリーブの裾に手をかけた。

するっと引き上げる。下着を着けていない——Hカップの白い胸が——むき出しになった。

乳首が——薄紅色に染まって、ぷっくりと硬くなっている。

 

結城くんは——少し考えるような仕草をした。

 

「足、疲れた」

 

「足——?」

 

「立ちっぱなしだったから」

 

結城くんが——椅子に座った。

 

先生が——にこっ♡と笑った。

あの甘ったるい顔で。結城くんの意図を——瞬時に汲み取って。

 

「踏む♡?」

 

自分から——床に横になった。

保健室のリノリウムの床に。仰向けに。

Hカップの胸が——天井に向かって二つの白い丘を作っている。

 

「どうぞ♡」

 

(——え?)

 

目を——疑った。

 

結城くんが——椅子に座ったまま——足を伸ばした。

靴下越しの足の裏が——先生の胸の上に——乗った。

 

ぐにっ♡

 

「ん♡——」

 

Hカップの柔肉が——足の裏に押しつぶされて——横にぐにゅっと潰れた。

白い肌が——足の指の間から、ぷにぷにとはみ出している。

 

(先生の胸を——足で——踏んでいる——)

 

信じられない。信じられない。信じられない。

あの御門先生の——あの美しい胸を——足で——まるで——物みたいに——。

 

結城くんの足が——ゆっくりと動いた。

胸の上を——ぐりぐりと踏む。左右に転がすように。乳首を——足の指で挟んで——こりこり♡と弄ぶ。

 

先生が——笑っている。

 

「どう♡? 足、気持ちいい♡?」

 

笑っている。胸を足で踏まれながら——笑っている。

嫌がるどころか——嬉しそうに。

足で踏んでくれること自体が——ご褒美だとでも言うように。

 

(先生——なぜ——なぜ笑えるの——?)

 

あの保健室で——私の頭を撫でてくれた手。

「いつでもおいで」と言ってくれた声。

「古手川さんみたいな子がいるから安心」と——微笑んでくれた顔。

 

あの先生が——床に寝転がって——生徒に胸を踏まれて——喜んでいる。

 

記憶が——崩れていく。

先生への尊敬が——優しかった先生の笑顔が——一つ一つ——ひびが入って——砕けていく。

 

結城くんの足が——先生の胸を、く♡っと強く踏んだ。

 

「あっ♡♡——」

 

先生の口から——嬌声が漏れた。

甘い。切ない。喘ぎ声——だ。

足で踏まれて——あの先生が——声を上げた。

 

「下の準備は?」

 

結城くんの声が——涼しい。

 

足が——胸から滑り降りて——お腹を通って——スカートの上から——先生の股間を、ぐっと踏んだ。

 

(——そんなところを——足で——‼)

 

可哀想——と、思った。反射的に。

女として——そんな場所を足で踏まれるなんて——屈辱の極みじゃない。

痛いに決まっている。可哀想——先生——。

 

でも——。

 

先生の顔は——苦悶に歪んでいた。

眉が寄って——目がぎゅっと閉じて——唇が震えて——。

 

「あぅ——っ♡♡——そこ——足で——っ♡♡」

 

——甘い声。

 

苦悶の表情——なのに。声は——甘い。

足でぐりぐりと押し付けられて——先生の腰が——浮いた。逃げるように——じゃない。押し付けるように——。

 

「んんっ♡♡——リト——くん——♡♡」

 

可哀想——じゃなかった。

先生は——感じている。足で踏まれて——感じている。

 

結城くんが——先生の手を取って、起き上がらせた。

先生のノースリーブは捲れたまま——胸がむき出し。スカートが腰の辺りまでずれ上がっている。

 

結城くんが——先生を窓辺に連れていった。

 

窓辺——。

 

私がいる——すぐ向こう側。

 

カーテンを挟んで——数十センチ。

 

(——近い——近すぎる——バレる——‼)

 

息を殺した。

口を両手で押さえて——呼吸を止めた。

心臓が——うるさい。こんなに大きな音で鳴っていたら——聞こえてしまう。

 

カーテンの向こうで——先生が、窓枠に手をついた。

前屈み。お尻が——結城くんの方に突き出される。

 

タイトスカートが——捲り上げられた。

ストッキングの太腿。下着のない——そのまま——晒された。

 

結城くんが——後ろから——先生に密着した。

 

ずぶっ——♡♡

 

「ひぁっ♡♡♡——」

 

先生の口から——涎が、垂れた。

挿入の衝撃で——舌が出て——唾液が唇から糸を引いて——顎から、ぽたりと落ちた。

 

あの知的な薄緑色の目が——一瞬で——焦点を失った。

白目が——ちらりと覗いた。

 

(先生——負けないで——)

 

心の中で——祈った。自分でも何を祈っているのかわからなかったけれど——。

先生なら——先生なら大丈夫。あの強い先生なら——結城くんなんかに——。

 

ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡——

 

ピストンが——始まった。

結城くんの腰が——先生のお尻に叩きつけられる。

肉と肉がぶつかる音。ぬちゃぬちゃと——水音が——窓の隙間から——直接——。

 

「あっ♡♡ あっ♡♡ やっ♡♡——きもちっ——♡♡♡」

 

あっけなかった。

 

先生は——あっけなく——壊れた。

 

ぱんぱんっ♡♡ ぱんぱんっ♡♡——

 

「イっ——イっちゃ——♡♡♡ もうっ♡♡ だめっ♡♡♡——」

 

先生の目が——完全に上を向いた。

白目を剥いている。舌がだらんと出て——涎が糸を引いて垂れている。

Hカップの胸が——ピストンのたびにぶるんぶるんと揺れて——乳首が硬く突き出ている。

 

(——先生——もう——)

 

負けている。完全に。あっさりと。

あの強い先生が——あの「いい女」が——結城くんの腰の一振りで——簡単に——。

 

先生の手が——窓枠をがしっと掴んだ。

私の指から——ほんの数十センチ先。カーテン一枚隔てて。

先生の爪が白くなっている。私の爪と——同じように。

 

ずちゅっ♡♡ ぐちゅっ♡♡ ばちゅんっ♡♡——

 

結城くんが——先生の腰を掴んだまま、一際深く突き上げた。

 

「ひぃっ♡♡♡♡♡——イぐっ♡♡♡♡♡——」

 

先生の全身が——びくびくと痙攣した。

窓枠を握る指がかたかたと震えて——膝ががくがくと折れかける。

結城くんの手だけが、先生の腰を支えている。

 

どくんっ♡♡♡——

 

中に——出した。

 

先生の身体が——ぶるっ♡♡と大きく震えた。

背中が弓なりに反って——栗色の髪がばさっと揺れた。

 

「あ゛っ♡♡♡♡——なか——あつっ——♡♡♡♡♡」

 

精液が——太腿を伝い始めた。白い筋が——ストッキングの上をゆっくりと流れ落ちていく。

 

一回目——。

 

先生の膝が——がくんと崩れた。

結城くんが——腰を支えたまま——繋がったまま。

 

「やぁっ♡♡ イッたばっかりぃ♡♡ むりっ♡♡♡——」

 

無理——と言いながら——先生の腰は——自分から、結城くんに押し付けている。

 

私は——窓枠から手を離した。

指が——攣っていた。どれくらいの間、握りしめていたのか——わからない。

 

帰ろう——。

今なら——帰れる。見てしまったけれど——ここで引き返せば——。

 

でも——足が動かない。

膝が——硬直している。地面に根が生えたみたいに——一歩も——。

 

校舎裏の植え込みの影に——しゃがみ込んだ。

制服のスカートが土に触れるのも構わず——壁にもたれて——呼吸を整える。

手の甲で口元を押さえた。吐きそうだった。吐きそう——なのに——吐けない。

 

保健室の中では——まだ、音がしている。

先生の声。ベッドが軋む音。結城くんの足音。

 

(——終わった、んじゃないの——?)

 

終わっていなかった。

 

結城くんが——先生を窓辺から引き剥がした。

ぐったりした先生を——保健室のベッドまで、ずるずると引きずるように。

 

先生がベッドに——仰向けに倒された。

白いシーツの上に——ノースリーブは胸の上まで捲れたまま。タイトスカートは腰に巻きついたまま。

Hカップの胸が——左右にぷるんと揺れて——乳首がぴんと天井を向いている。

 

結城くんが——先生の脚を掴んだ。

太腿を——ぐいっと左右に開かせた。

 

先生の——あそこが——見えた。

 

ぐちゃぐちゃだった。一回目の精液がまだ溢れていて——陰裂全体がてらてらと光っている。

 

(——見えちゃ——だめ——私——何を——)

 

目を逸らせない。

先生の——女の部分が——さっき結城くんに犯されたばかりの——あの場所が——。

 

結城くんが——先生の脚を肩に乗せた。

正常位。向き合う形。先生の顔が——窓の方を向いている。

 

ずぶっ♡♡♡——

 

「ぁあっ♡♡♡♡——」

 

二回目の挿入。

先生の目が——見開かれた。

薄緑色の瞳に——涙が溜まっている。精液と愛液で濡れた中に——また——押し込まれて——。

 

ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡♡——

 

ベッドが——軋んだ。

ギシギシと——保健室に響く。規則正しく——速く。

 

先生の両手が——シーツを掴んでいる。

指が白くなるほどきつく。でも——逃げようとはしていない。

脚は——結城くんの肩の上で——力なく揺れている。

 

「リトくん♡♡ リトくんっ♡♡ そこっ♡♡ そこばっかりぃ♡♡♡♡——」

 

先生が——名前を呼んでいる。甘い声で。蕩けた声で。

教師が生徒の名前を——あんな声で呼ぶなんて——。

 

ずちゅっ♡♡ ぬぷっ♡♡ ばちゅんっ♡♡——

 

結城くんの腰が——速くなった。

先生の身体が——ベッドの上でばたばたと跳ねる。

Hカップの胸が——上下に激しく揺れて——柔肉がぶるんぶるんと弾ける。

 

「あっ♡♡ あっ♡♡ だめっ♡♡♡ またっ♡♡ イっちゃ——♡♡♡♡」

 

先生の脚が——結城くんの首にきゅっと絡みついた。

引き寄せるように。もっと奥まで——と言うように。

 

口では「だめ」と言いながら——身体は——求めている。

 

ぱんぱんぱんっ♡♡♡♡——

 

「イぐぅっ——♡♡♡♡♡♡——」

 

先生が——二回目のイキ方は、一回目よりもひどかった。

全身が弓なりに反り返って——シーツを掴む手が、ぶるぶると震えて——半開きの唇から涎が止まらない。

 

どくんっ♡♡ どくっ♡♡ どくっ♡♡♡——

 

結城くんが——先生の中に沈んだまま——二回目を出した。

先生の腹が——微かに膨らんだように見えた。一回目の分と混ざって——中が——いっぱいに——。

 

「はぁ♡♡……あつぃ♡♡……おなかぁ……♡♡♡」

 

先生の声が——もう呂律が回っていない。

目の焦点が合っていない。天井を見ているようで——何も見ていない。

 

二回目——。

 

結城くんが——抜いた。

ずるっ♡♡——と引き抜かれた瞬間——先生のあそこから——白い液体がどろっと溢れた。

精液が——シーツに染みを広げていく。

 

(——二回も——中に——出された——のに——)

 

ふと——空を見上げた。

さっきまで青かった空が——橙色に変わり始めている。

西日が校舎の壁を赤く染めて——私の足元にまで、長い影を落としている。

 

もう——何分、ここにいるのだろう。

十分? 二十分? 足の感覚がない。しゃがんだまま——ずっと——。

 

校舎裏を通る人は——いなかった。放課後の部活動は、みんな校庭の向こう側。

ここは——死角だ。結城くんは——それも、わかっていたのだろう。

 

窓の向こうに——また視線を戻した。

帰れない。もう——帰れないことを——わかっていた。

途中で立ち去ることが——できないことを。

たとえ見たくなくても——結末まで見届けなければ——この胸の中の何かが——収まらない。

 

先生は——壊れない。壊れているのに——壊れない。

ぐったりと横たわって——肩で息をして——それでも——結城くんを見上げている。

あの目は——まだ、結城くんを求めている。二回出されて——ぐちゃぐちゃにされて——それでも。

 

結城くんが——ベッドの上で仰向けに寝転がった。

先生を——見下ろすように——じゃない。隣に——横になった。

 

「涼子さん。三回目——上、乗って」

 

(……上に——乗れって——先生に——?)

 

先生の身体が——びくっと震えた。

でも——拒否しなかった。

 

ゆっくりと——腕を震わせながら——起き上がった。

結城くんの腰の上に——跨った。

 

タイトスカートが腰に巻きついたまま——ストッキングの太腿が結城くんの腰を挟む。

Hカップの胸が——前屈みで垂れ下がって——揺れている。

 

先生の手が——結城くんのものを握った。

まだ硬い。二回出したのに——まだ——。

 

自分で——先端を——あそこに当てた。

 

ずぶっ——♡♡♡

 

「んぁあっ♡♡♡♡——」

 

先生が——自分で腰を下ろした。

自分から——飲み込んだ。

 

三回目——先生は、自分から——求めている。

誰に強制されたわけでもなく。結城くんに命じられたわけでもなく。

 

ぐちゅっ♡♡ ぬちゅっ♡♡——

 

先生の腰が——ゆっくりと動き始めた。

前後に——くねくねと。円を描くように。

一回目の精液と二回目の精液が混ざった中を——自分で——掻き回している。

 

「リトくん♡♡ きもちぃ♡♡? わたしので——きもちぃ♡♡♡?」

 

先生が——結城くんに聞いている。

上に跨りながら——腰を振りながら——自分から気持ちよくしておいて——「気持ちいい?」と。

 

(先生——やめて——お願い——もうやめて——)

 

見たくない。見たくないのに——目が離せない。

 

先生は、上で腰を振りながら——両手を自分の胸に当てた。

Hカップの乳房を——自分で揉んでいる。指が柔肉に沈んで——乳首を自分でこりこりと——。

 

「あぁっ♡♡ んっ♡♡ リトくんっ♡♡ すきっ♡♡ すきぃ♡♡♡——」

 

好き——って。

先生が——結城くんに——「好き」って——。

 

ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡♡——

 

先生の腰が——速くなった。

自分で激しく打ち付けている。結城くんの腰に——お尻を叩きつけている。

肉と肉がぶつかる音が——保健室に反響して——窓を通り抜けて——私の耳に——直接——。

 

結城くんの手が——先生の腰を掴んだ。

下から——突き上げた。

 

ばちゅんっ♡♡♡——

 

「ひぁああっ♡♡♡♡♡♡——」

 

先生の身体が——のけぞった。

白目を剥いて——舌が完全に出て——母音だけが——壊れたスピーカーのように繰り返される。

 

「あっ♡♡ うっ♡♡ いっ♡♡ あっ♡♡——」

 

結城くんが——先生の腰を掴んだまま——最奥に押し込んだ。

 

どくんっ♡♡♡——びゅるるっ♡♡♡——

 

三回目の射精。

 

先生の身体が——びくんっ♡♡ びくんっ♡♡ びくんっ♡♡——と、大きく痙攣した。

騎乗位のまま——反り返って——もう自分で腰を支える力がない。

結城くんの腹の上に——ぐったりと、崩れ落ちた。

 

先生の腰が——まだ小さく震えている。

繋がったまま——中から精液がごぷっ♡♡と溢れて——結城くんの太腿を伝い——シーツに流れ落ちていく。

 

先生は——もう動けなかった。

結城くんの胸の上にうつ伏せになって——人形のように——ぐったりと。

 

私は——目を逸らせなかった。

 

最初から——最後まで。

一度も——目を閉じることができなかった。

 

         *

 

結城くんが——先生をベッドに運んだ。

仰向けに横たえて——白いシーツの上に。

 

先生の顔が——見えた。

 

ぐちゃぐちゃだった。

涙と涎と汗と——精液。全部が混ざって——あの美しい顔を覆い尽くしている。

栗色のショートボブが額に張り付いて——唇は半開きで——舌がちろりと覗いている。

 

結城くんが——先生の顔に、自分のものを押し当てた。

まだ半勃ちのそれで——先生の頬を——なぞるように擦った。

額に。鼻筋に。唇の上に。

ついていた精液と愛液を——先生の顔で——拭っている。

 

(——先生の顔を——雑巾みたいに——)

 

先生は——されるがままだった。

目を薄く開けて——結城くんを見上げて——。

 

笑った。

 

とろん、と蕩けた——幸せそうな顔で。

頬に精液を塗りつけられながら——肩で荒く息をしながら——。

 

微笑んでいた。

 

あの笑顔は——保健室で私に向けてくれた笑顔と、形は同じだった。

穏やかで——柔らかくて——包み込むような。

 

でも——目の色が、全然違う。

私に向けていたあの目は——教師としての、作られた優しさ。

今——結城くんに向いているあの目は——女として、本当の——。

 

(——本物の先生は——こっちだったんだ)

 

私が知っていた先生は——嘘だった。

あの保健室の、白い空間で、コーヒーの匂いの中で、「いつでもおいで」と言ってくれた先生は——。

 

本当は——結城くんが来るのを待っていた。

私がいなくなるのを——待っていた。

 

(——知りたくなかった)

 

足が——動いた。

いつの間にか——窓から離れていた。

校舎裏の草を踏んで——フェンスの向こうに出て——通学路に——。

 

記憶が——途切れている。

どうやって学校を出たのか覚えていない。

どの道を歩いたのかも覚えていない。

 

気づいたら——自分の部屋にいた。

 

ベッドの上。制服のまま。靴だけ脱いでいる。

天井を見ている。

風紀委員の腕章が——まだ腕についている。

 

時計を見た。七時。

二時間——空白がある。何をしていたのか、わからない。

 

「…………」

 

天井のシミを——見ている。

頭の中が——ぐちゃぐちゃだった。

 

先生の声。先生の顔。先生の——あの——蕩けた目。

結城くんに従属する先生の姿。床に寝転んで胸を踏ませる先生。喉を犯される先生。白目を剥いてイく先生。

 

全部——頭の中で——ぐるぐると——回っている。

 

(また——見させられるのだろうか)

 

ぽつり——と、口から漏れた。

 

結城くんのセックスを。

結城くんが——女の人を——。

 

メッセージ一つで——私は来た。

結城くんが「見せてやる」と言って——私は——見た。最後まで。

目を逸らせなかった。逸らさなかった。

 

(——気持ちよさそうだった)

 

先生は——気持ちよさそうだった。

あんなにぐちゃぐちゃに壊されて——雑巾みたいに扱われて——それでも——幸せそうだった。

 

最後のあの顔。

精液を頬に塗られながら——とろんと笑った、あの顔。

 

あの顔は——偽物じゃなかった。本物の——幸せだった。

 

(——なんで)

 

なんで——そんなに幸せそうなの。

あんなことをされて——教師の尊厳を全部捨てて——。

なのに——あの顔は——。

 

(……気持ち——よかったのかしら)

 

あの先生が——あんなに——。

 

「——っ」

 

唯は——頭を振った。

激しく。枕の上で。

 

「だめ——そんなの——だめ——」

 

声に出した。自分の耳に聞かせるために。

 

「あんなの——おかしいに決まってる。先生は——騙されてるの。結城くんに——操られてるの」

 

「私は——あんな風にはならない。絶対に——」

 

腕章を——ぎゅっと握りしめた。

風紀委員の腕章。私のアイデンティティ。

 

「私は——風紀委員よ。結城くんの——手口なんか——全部——知ってるんだから——」

 

声が——震えていた。

 

結城くんのメッセージが——また来る。きっと来る。

次も——「見せてやる」と言う。

 

その時——私は。

 

(——見ない。もう見ない。二度と)

 

そう決めた。

決めた——のに。

 

スマホの画面が——暗いまま、枕元にある。

結城くんからのメッセージが——来ていないか——確認する自分がいる。

 

(——来てない。まだ——来てない)

 

「まだ」——と、思った。

「まだ」——ということは、「いずれ来る」と思っている。

来たら——私は——。

 

唯は——枕に顔を埋めた。

 

「だめ——だめだめだめ——」

 

くぐもった声が——誰もいない部屋に吸い込まれた。

 

心臓が——まだ速い。

太腿が——きゅっと——閉じている。

 

なぜ閉じているのか——考えたくない。

考えたくないから——考えない。

 

「明日——先生に——会ったら——普通に——挨拶する——普通に——」

 

先生の顔を——まともに見られるだろうか。

あの穏やかな笑顔を向けられた時——私は——何を思い出す?

 

思い出す。

絶対に——思い出す。

 

床に仰向けに寝転がって——「踏んで♡」と言った先生を。

白目を剥いて——イった先生を。

精液を顔に塗られて——幸せそうに笑った先生を。

 

全部——思い出す。

 

唯は——枕から顔を上げて、天井を見た。

暗い天井。街灯の光が——カーテンの隙間から、細い線を引いている。

 

保健室のカーテンの隙間と——同じ。

 

「…………」

 

唯は——目を閉じた。

眠れないとわかっていた。今夜も——。

 

風紀委員の腕章が——手の中で、くしゃくしゃに丸まっていた。

 

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