鷹村蘇芳は夏服ホットパンツのショタ美脚を探られて…痴漢の犯人は制服美少女 作:高牧園
たおやかな手に二の腕を包まれる感触の淫靡に、思わず蘇芳は顔を赤らめる。
(な、なぜ……!)
以前、学内の女生徒からペットのポチ――という名の孔雀――を見付けるよう依頼を受け、達成した時に頬にキスを受けたことがある。
その時は玲らの方が真っ赤になっていたのに、彼女に触れられると蘇芳の中には、奇妙なくすぐったさがこみあげてしまう。
「ツルツルで綺麗な腕ね、素敵だわ」
鈴を転がすような美しい声で囁きかける彼女は、蘇芳の二の腕に置いた五指をバラバラに動かしては蘇芳をくすぐる。
「スベスベして気持ちいいわ」
感嘆の息が、蘇芳の耳元にかかる。
「やめ……やめるんだ……」
いつも通りの力強さで拒絶しようとしたのに、声の勢いは弱まってしまう。
二の腕を堪能した彼女は、蘇芳の肘の内側をつつっと指で辿って。
「っああ……」
皮膚が薄く敏感な肘の内側は、彼女の指紋すら感じ取れそうに敏感。
「、いや、今のは……!」
思わず声を漏らしてしまってから、あたふたと言い訳を考える蘇芳の姿に、クスクスと少女の笑い声が届く。
「顔が真っ赤よ?」
「……!」
言葉と共に少女の手のひらが蘇芳の頬を挟んだかと思えば、彼女は強引に蘇芳の身体を自分へ向けさせる。
顔も体の自分の方へ向いた蘇芳の全身に、彼女のねっとりした視線が降り注ぐ。
蘇芳の整った顔には凛々しさが宿る。
太めの眉の下、意思がはっきりと覗ける瞳は力強いはずなのに、今は顔を赤らめて戸惑いの表情を浮かべている。
CLAMP学園の夏服はホワイトベースのシンプルなもので、皺ひとつない制服からは品の良さが漂っている。
そんな制服から伸びる四肢の美しさは絶妙だ。
「蘇芳くん、とっても綺麗よ」
「ど、どうして名前を……」
「CLAMP学園の執行役員でしょう? みんな知っていることだわ」
囁きかける彼女は、手のひらに力を入れて、蘇芳のやわらかなほっぺを堪能。
彼女の手の動きに合わせて蘇芳の頬は自然に形を変える。
その様子を見下ろす少女は目を細めて、年下の蘇芳の愛らしさを存分に眺めまわしている。
愛しげに目を細めた彼女の顔は驚くほど整っていて、まるで人形かのよう。
そんな彼女が痴漢を働くとは、周囲の誰も思わないのだろう。
彼女とウリヤを囲む人々が二人に向ける目は、どこか微笑ましいものだった。
「は、離れ……」
それでも絶え絶えに蘇芳は言いかけるが、
「だーめ」
甘く言って、彼女は蘇芳の内ももに手を挟み込む。
「っあ……」
太ももと太ももの隙間に手を差し込んだ彼女は、手を上下にさすっては蘇芳の内ももの柔らかさを味わっている。
少年的にスラリとした脚の蘇芳だが、内ももには脂肪の感触もあって沈み込むように柔らかい。
むにむにと内ももを揉みまくれば、蘇芳は赤らんだ顔をサッとうつむかせる。
「こんなこと、やめるんだ……」
恥ずかしい行為が繰り返されている事実に、蘇芳の声はか細い。
「やめないわ。こんなのじゃまだ、満足できないもの」
清廉とした声の彼女だが、声音には確かに情欲が滲んでいる。
「もっともっと、触らせて?」
「……っ……!」
言葉と共に、少女は蘇芳の裏ももにまで手を伸ばす。
「ぁ……っ」
平原を思わせるなだらかな裏ももは、蘇芳の肌のなめらかさを際立たせる。
すべすべの肌には一本の毛もなく、半ズボン制服の日焼け跡も見当たらなくて均一なきめ細やかさ。
「ぁ、ぅう……っ……」
蘇芳の太ももも見事な美を誇るが、撫でさする彼女の手もまた、しっとりと汗ばんで麗しい。
彼女の手の湿気が蘇芳の太ももに残るたび、蘇芳はモジモジと膝を合わせてしまう。
(なんなんだ、この感じ……これは……)
頬は赤らみ、色素の薄い瞳は潤みきっている。
無意識のうちに前かがみの姿勢を取る蘇芳に気がついて、少女はニンマリと端正な顔に笑みを浮かべる。
「蘇芳くんってば、どうしちゃったの?」
「っ……!」
問いかけながら裏膝をくすぐって、膝小僧を手で包む少女。
少女もまだ年若いが、蘇芳は更に年下。
大人びてはいても性知識は年齢相応の蘇芳は、自分の身に何が起こっているのか理解しきれず、混乱した表情を彼女に向ける。
「ふふ、自分でも分からないんだ?」
「……っ、ぅうっ……!」
からかうような彼女の美貌を正視できない。
顔を伏せた蘇芳の目の前では、彼女の手がゆっくりと蘇芳の太ももを這い上がっている最中。
上へのぼることよりも、蘇芳の反応や太ももの感触を楽しむことが彼女の中では優先なのだろう。
手は緩慢に弧を描き、くるり、くるりと悩ましげな円を作りながら、ごくゆっくりと蘇芳の太ももを這い上がってくる。
(何を、するつもりなんだ……!?)
これから何が起こるか分からないウリヤには、同時に危機感がある。
(このままではまずい……! 何か取り返しのつかないことが――)
そんな予感を抱きながらも、蘇芳はここから逃れられない。
いくら痴漢であっても彼女は女性。
蘇芳が所属するCLAMP学園探偵団としては守るべき存在なのだから、突き飛ばしたり暴力を振るったりすることは絶対にできない。
かといって、手荒な真似をせずに彼女から逃れる方法もない。
彼女は武道の達人だ。
その実力は、蘇芳とも並ぶほどと見えるのだから、手加減の上での抵抗など、彼女にとっては通用しないに違いない。
(一体、どうしたら……!)
蘇芳の逡巡に気づいた風もなく、彼女の手は太ももをのぼり続ける。
もう、彼女の手は太ももの半ばを超えている。
「あらあら?」
そこで彼女は手を止めて、カリカリと爪の先で蘇芳の太ももをひっかいた。
「!?」
攻撃ではなく、ちょっとしたイタズラなのだろう。
蘇芳が感じたのは痛みではなく僅かな痒さだけ、だが――その痒さの中には、奇妙に甘い感覚があった。