その夜、午後8時を少し過ぎた頃。
玄関の鍵が回る音がした。
「ただいま」
夫・浩二の疲れた、でも優しい声が響いた。
美咲はエプロンを慌てて着け直し、笑顔を作って玄関へ向かった。心臓が激しく鳴っていた。
(来てしまった……夫が……今日、私があんなに汚された日に……)
「おかえりなさい。疲れたでしょ? ご飯、すぐに温めるね」
彼女は夫のスーツケースを受け取りながら、なるべく目を合わせないようにした。浩二はいつものように美咲の肩を抱き寄せ、軽くキスをしようとした。
その瞬間、美咲の身体がわずかに硬くなった。
(ダメ……今、夫さんに触れられたら……)
黒田会長の精液がまだ尻穴の奥に残っている感覚。宅配屋にほじくり回された窄まりが、じんじん疼いている。太ももの内側には、乾きかけた白濁の跡が薄く残っていた。
浩二が不思議そうに美咲の顔を覗き込んだ。
「どうした? 顔が赤いけど……熱でもあるのか?」
「ううん、大丈夫。ただ……少し疲れてるだけ」
美咲は笑顔を必死に維持しながら、内心で叫んでいた。
(ごめんなさい……浩二さん……本当に、ごめんなさい……)
(今日、昼間から会長に後ろの穴を犯されて……宅配屋さんにまで指を入れられて……あなたの妻なのに、惨めに喘いで、精液を注がれて……)
夕食の席でも、罪悪感が胸を締め付けてほとんど箸が進まなかった。浩二が美味しそうに食べてくれる姿を見るたび、涙が込み上げてきた。
(この人が一生懸命働いてくれているのに……私は家で、近所の男たちに身体を好きにされて……)
(しかも……お尻まで開発されて、自分で「お尻の穴にお願いします」って言ってしまった……)
食後、浩二がシャワーを浴びている間、美咲は一人キッチンで立ち尽くした。
下腹部がまだ熱い。尻穴を軽く締めると、黒田の精液が少しだけにじみ出てくる気がした。秘部も腫れたまま疼き、愛液がとめどなく溢れそうになる。
(どうして……夫が帰ってきたのに、まだ身体がこんなに淫らに反応するの……?)
(私はもう、夫を抱きしめる資格なんてない……それなのに、さっき夫に抱きしめられたとき、下のところがびくって……)
浩二がシャワーから上がってくると、優しく美咲の腰を抱いた。
「久しぶりだから……今夜はいいよね?」
その言葉に、美咲の心は大きく揺れた。
(……嫌じゃない……でも、怖い……今日犯された身体で、夫に触れられるなんて……)
ベッドに入り、浩二に優しくキスされ、胸を撫でられた瞬間、美咲は小さく喘ぎそうになった。乳首はすでに硬く尖り、夫の指に敏感に反応してしまう。
(あ……ダメ……感じてる……夫さんじゃない男たちに開発された身体が、勝手に悦んでる……)
浩二が美咲の脚を開こうとしたとき、彼女はとっさに太ももを閉じた。
「ごめん……今日は、少し体調が……」
浩二は残念そうにしながらも、優しく頭を撫でてくれた。
「無理しなくていいよ。いつも頑張ってくれてありがとう」
その言葉が、美咲の胸を深く抉った。
夫の優しさが、彼女の罪悪感を何倍にもして突き刺す。
美咲は暗闇の中で、静かに涙を流した。
(私は……もう、浩二さんの純粋な妻ではいられない……)
(今日も、明日も、呼ばれたら行ってしまう……宅配屋さんのアパートにも……)
(この身体は、もう他の男たちの味を覚えてしまっている……)
夫の寝息が聞こえ始めた頃、美咲はそっと自分の尻に手を這わせ、黒田に犯された窄まりをそっと触った。
まだ熱く、微かに開いたままだった。
(もう……止まらない……私は、完全に堕ちてしまった人妻……)
罪悪感と、消えない疼きを抱えたまま、美咲は長い夜を過ごした。