美咲は黒田会長の家から出たとき、すでに足元がおぼつかない状態だった。
エプロン姿で何度も抱かれた身体は、汗と精液と愛液でべっとりと濡れ、内腿を伝う白濁が冷たい夜風に触れてぞくりと震えた。薄いコートを羽織っていたが、下はほとんど何も身につけていない。秘部がひくひくと疼き、胸の先端はまだ硬く尖ったままだった。
(もう……限界。今日は本当にたくさん出されて……身体が熱い……)
夫の帰りが遅いことを幸いに、彼女は足早に暗い住宅街を歩いていた。頭の中は罪悪感でいっぱいだった。
(夫に顔向けできない……私はまた、会長に犯されて悦んでしまった……なんて惨めな女なの……)
信号で立ち止まったそのとき、後ろから柔らかい女性の声がかけられた。
「すみません、奥さん。お疲れのところ申し訳ありませんが……」
振り返ると、派手すぎないスーツを着た30代半ばの女性が、にこやかな笑みを浮かべて立っていた。胸に小さな店名バッジ——『Secret Relaxation』と書かれている。
「実は近くに女性専用のリラクゼーションサロンを開店したんです。今日キャンペーン中で、初回の方は特別に無料体験ができるんですよ。奥さん、今すごく疲れてらっしゃるみたいなので……いかがですか?」
美咲は反射的に首を横に振ろうとした。
(こんな時間に……怪しい……絶対に断らなきゃ……)
しかし女性は素早く美咲の腕を優しく掴み、甘い声で続けた。
「ご主人に出張が多いんですよね? 町内会でも頑張ってる美咲さん……。肩や腰、すごく凝ってるでしょ? ちょっとだけ、20分でいいんです。無料ですよ。断る理由なんてないでしょう?」
その言葉に、黒田会長と同じ「断れない」圧力が美咲の胸を締め付けた。近所で顔を知られている。断れば変な噂が立つかもしれない——そんな恐怖が一瞬で頭をよぎった。
(どうして……また、こんなときに……でも、断ったら……)
「え……あの……少しだけ、なら……」
気がつくと、美咲は女性に腕を引かれるまま、路地を少し入ったビルの地下へと連れ込まれていた。
店内は薄暗く、甘い香りが漂っていた。個室に案内され、コートを脱がされた瞬間、担当の若い男が現れた。筋肉質で笑顔の爽やかな青年だったが、目が明らかに欲情を隠しきれていない。
「では、まずはシャワーから……」
美咲は抵抗する間もなく服をすべて脱がされ、シャワールームに連れていかれた。男の視線が自分の精液まみれの身体を舐め回すのを感じ、羞恥で全身が熱くなった。
(見られてる……会長の精液がまだ溢れてるのに……こんなところ、絶対に見られてはいけないのに……)
シャワーで身体を洗われている最中、男の手はすでに「マッサージ」と称して胸や尻を執拗に揉み始めていた。
(あ……ダメ……そこ……また感じてしまう……)
「奥さん、今日はかなり溜まってますね。特別に、ディープリラクゼーションコースに変更しましょう。追加料金はなしで大丈夫ですよ」
美咲はもう、首を横に振る力さえ残っていなかった。
(また……断れない……私は、こんな簡単に、知らない男の手に落ちてしまう……)
ベッドにうつ伏せにされ、油をたっぷり塗られた男の手が背中から腰、尻、そして太ももの内側へと滑り込む。指が秘部に触れた瞬間、美咲は枕に顔を埋めて小さく喘いだ。
(ごめんなさい夫さん……今日も……私、堕ちてしまう……)
男は巧みにクリトリスと膣内を刺激しながら、低い声で囁いた。
「ここ、すごく敏感ですね……今日はたっぷりほぐしてあげますから、声、出していいですよ」
美咲の心は再び罪悪感と快楽の渦に飲み込まれていった。
(どうして私は、こうして何度も……でも、身体がもう、悦んでる……)
(もう……私、止まらない……)
罪悪感に涙を浮かべながらも、下腹部の疼きは、まだ消えていなかった。