マンションの一室に、柔らかな間接照明が落ちていた。香りのいいアロマが空気を満たし、白いシーツを敷いたマッサージベッドが中央に置かれている。ドアを開けて入ってきたのは、三十代半ばの人妻・美咲だった。上品なワンピースに、控えめな化粧。近所の主婦仲間から「本当に疲れが取れるのよ」と紹介された個人サロンだ。
「初めまして。美咲と申します」
彼女は少し緊張した声で挨拶した。施術師は四十前後の男で、穏やかな笑顔を浮かべていた。白衣の下に黒いシャツ。声は低く、落ち着いている。
「今日は肩こりと腰痛ですね。まずはオイルで全身をほぐしていきますよ」
美咲は下着だけを残してベッドにうつ伏せになった。温かいタオルが腰にかけられ、次にトロリとしたオイルが背中に注がれる。甘いバニラの香りが肌に広がった。男の手は最初、丁寧だった。肩甲骨の周りをゆっくりと揉みほぐし、首筋から肩へ、指の腹で円を描くように撫でていく。
「力加減はいかがですか?」
「……いいです。気持ちいいです」
美咲は目を閉じ、吐息を漏らした。日常の家事と育児で固くなった体が、徐々に溶けていく感覚。腰のあたりを重点的に押されると、思わず声が出そうになる。男は黙って続けた。手のひらが腰のくびれを滑り、下着の縁に沿って指先が触れる。最初は偶然のように。次に、はっきりと布の上から尻の割れ目を撫でるように。
「ここも凝ってますね。少しずつほぐします」
美咲は反射的に体をこわばらせたが、男の声はあくまで職業的だ。指が下着の中に滑り込み、オイルに濡れた指先が、尻の割れ目をゆっくりとなぞる。熱い吐息が背中に落ちた。
「少し敏感ですね。……もっと深く?」
「い、いいえ……」と答えようとした瞬間、指が彼女の秘部に触れた。すでに熱を帯び、わずかに濡れている入口を、指の腹で優しく円を描く。美咲の太腿が小さく震えた。
男は彼女の体を仰向けにさせた。胸の谷間にオイルを流し、両の乳房を包み込むように揉む。乳首が硬く立ち上がるのを確認すると、指で軽く摘まみ、転がした。美咲は唇を噛み、抑えきれない吐息を漏らす。
「奥さん、すごく感じてますね」
男の声が、初めて露骨に色を帯びた。
指が下着をずらす。すでに熱く湿った花弁が、オイルと愛液で光っている。男は中指をゆっくりと挿入した。内壁がきつく締め付け、くちゅ、という水音が静かな部屋に響く。美咲は腰を浮かせ、恥ずかしさに顔を赤らめた。
「だめ……こんなの……」
「でも体は正直ですよ。こんなに締まって、熱くなって」
指が二本に増え、膣内を掻き回すように動く。クリトリスを親指で撫でながら、奥を突く。美咲の声が甘く崩れていった。やがて男は自分のズボンを下ろし、すでに硬く勃起した肉棒を取り出した。亀頭を彼女の入口に押し当て、ゆっくりと沈めていく。
「あっ……入って……くる……」
奥まで埋め尽くされる感覚に、美咲の背中が弓なりに反った。男は腰を動かし始める。最初は浅い。徐々に深く、激しく。オイルで滑る肌が触れ合い、水音と肉の打ち合う音が重なる。美咲は夫以外の男に犯されているという事実に、頭が真っ白になる。それでも体は正直に反応し、膣が痙攣するように締まった。
男は彼女の脚を大きく広げ、さらに深く突いた。
「中に出してもいいですか?」
「や、だめ……妊娠……」
答えを待たず、男は最後の一突きとともに精液を放った。熱いものが子宮口に叩きつけられる感触に、美咲は声を上げて達した。体がびくびくと痙攣し、溢れ出た白濁が腿を伝う。
まだ息も整わないうちに、男は彼女をうつ伏せにし、尻を高く持ち上げた。オイルをたっぷりと塗った指が、今度は後ろの穴に触れる。括約筋がきつく閉じているのを確認すると、指を一本、ゆっくりと押し込んだ。
「あっ……そこは……初めて……」
「だから気持ちいいんですよ。少しずつ広げますから」
指が二本になり、ゆっくりと掻き回される。異物感と、奇妙な快感が混じり合う。やがて男は肉棒を後ろの入口に押し当てた。亀頭が割り込み、ゆっくりと沈んでいく。美咲はシーツを握りしめ、嗚咽混じりの声を上げた。
「痛い……でも……奥が……変な感じ……」
男は腰を動かし、アナルを犯し続けた。最初は浅く、徐々に深く。美咲の体は次第に受け入れ、尻を自ら押し返すようになった。男は彼女のクリトリスを指で刺激しながら、後ろから激しく突く。美咲は前後から責められ、再び絶頂に達した。男も彼女の中に二度目の精液を放った。熱いものが腸の奥に広がる感触に、美咲は意識が遠のきそうになった。
施術が終わった後、美咲は震えながら服を着た。男は穏やかな笑顔のまま、予約表を差し出した。
「来週の同じ時間、空いてますよ。今日よりさらに深くほぐせます」
美咲は俯いたまま、ペンを取った。指先がまだ微かに震えている。次の予約欄に、自分の名前を記した。
部屋を出るとき、彼女の腿の間には、まだ熱いものが残っていた。