※この作品はR-18です。

これはエッチな話なんですけど、継田フジコちゃんには「ママになる才能」もあるよね?   作:a-su

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【2】パリは燃えている(♥)

 ◆ 同日の昼食後、フジコの屋根裏部屋 ◆

 

 どんなに盛り上がってても、準備は必要だ。勢いで行動してたせいで、手痛い失敗をしてるんだし。

 特に重要なのは汚れ対策だ。ベッドに敷く洗濯しやすい布。拭き取るための濡れタオル。あと……。

 

「~~♪ ~~♪」

 

 ……あと、俺の理性。シュミーズ*1一枚でベッドを整えるフジコの腰回りや胸元に触りたい気持ちをおさえること。準備が整う前にお互い興奮しすぎて、いざ押し倒したときにはフジコが疲れちまってる、っていう失敗は繰り返したくない。

 

 でもその……ホントかウソか分からねぇけど、日本の女って、ドロワーズ*2を履く習慣がないらしいんだよな! だから困るんだよ、そんな風に背中を向けて前屈みになられると! シュミーズの裾が尻の丸みで持ち上がってるだろ! 

 

「あら? どうしたのカスパール、固まって」

「なんでもございません」

「変なひと。脱がせてほしいの?」

 

 フジコは素足で近づいてきた。前に立って、両手をあげ、俺の服をぱん、ぱん、とはたく。

 

「ボタンを外していいかしら」

「おう……頼む」

「はい。ちょっとかがんでね? ……そう」

 

 俺の胸元に手を添える。

 上から一つ目に手をかけた。

 ぷちん。

 ボタンを外してから、フジコは俺を見上げる。

 嫌がっていないのを見て、にっこり微笑む。

 

「次も外すわね」

「うん」

 

 フジコの動作はなんていうか、一つ一つが分かれていた。ボタンに手をかけ、外し、俺の様子を「見る」のが全て別々だ。

 シャツの前をくつろげる。

 肩を抜かせた。

 ズボンをゆるめる。

 脚を抜かせて──ひとつ終わらせたら俺の様子をうかがい、笑みを見せ、それから次を始める。

 

 トロいと言えばそうだが、俺は好きだ。この子は自分と全く別の存在だって感じる。

 

 フジコは俺と違う生き物、女の子だ。

 違う国、ずっと東の果てにある日本で生まれた。

 金持ちの立派な親から生まれ、違う育ち方をしてる。

 何もかも違うこの子と、俺はこれから一つになれるんだ。それは、ものすごく興奮することだった。

 

「わぁ……!」

 

 下着を脱がせるとき、フジコが感嘆の声を上げる。

 自分で言うのもなんだが、びぃん! と現れたアレはそりゃもう元気だった。ムッキムキのバッキバキだ。皮は全部ムケて、最近ちょっと黒くなってきた亀頭をあらわにしている。先端には先走りが垂れていた。

 

「すてきよカスパール、とっても御下品」

「褒めてんの?」

「ええ、もちろん! こういうことをするときはね、少し御下品なくらいが上品なんですって」

 

 なんですってって、受け売りかよ。

 

「ジャンヌの姐(あね)さんだな、そんなこと言うの。前の、お隣さんの」

「そうよ、色々と夜のアドバイスをいただいてるの。いけないかしら?」

 

 フジコは俺の左側に抱きついてくる。身体全体でしなだれかかり、身を預けてきた。

 つん、つん。人差し指の腹で先走りの水玉をつつく。

 

「うっ、ひっ」

「こうやって、塗り広げたり……」

「あ、ちょ、ま」

「にちゃにちゃってさせること、教わったらダメ?」

「ダメじゃないですありがとうございます!」

 

 弄ばれてる遊ばれてる。ジャンヌっていう、たぶん俺の知らない夜の世界で働いてる美女の手練手管が、素直なフジコの指先で再現される。手つきは必要以上に露骨で、下品で、いやらしい意図をあえて見せつけてるような気がした。

 

「やぁん。ぬるぬる……」

「ンっ、ふぅぅぅ、フジコっ」

「こういう私は嫌い? お別れしたくなる?」

 

 至近距離で見上げてくるフジコから目線がそらせない。ペニスの先端から亀頭の丸みに沿ってガマン汁を塗り伸ばされ、痛みが生じないギリギリの力加減でくにゅくにゅとコネ回される。切迫感が腰の奥にたまってきて、手が無意識に動きだす。

 

「教えてカスパール……ンっ」

 

 声が途切れたのは、俺が唇を奪ったせいだ。フジコはびくんっと目を見開く。押しつけたまま離さずにいると、まぶたをゆっくり伏せていった。

 

「んっ……ふっ、んぅ……んむ、んっ……」

 

 あごの下に手を添えると、フジコは頬を赤く染める。すりすりと撫でてやれば、唇の間から舌の先が顔を出した。俺の唇をつついて、深いキスに誘ってくる。

 応えずにいると「むー」と少しむくれた声を出すけど、耳の後ろまで撫でていくと、キスの圧力を強くしてくる。

 

「んっ……、ん、ん゛っ、あぁ……」

 

 ギュッと抱きしめ、手を首筋から背中、背中からお尻へ。唇を食みつつ下半身の丸みをなでなでしたり、尾てい骨のあたりをツンツンとつついたり、厚みがあるところをぐにぐにと揉みほぐしたり……嬲るような力加減で可愛がっていく。

 

 あー、たまらない。フジコは俺の唇にも、手にも、期待した以上の積極的な反応を返してくれる。腰をぐねり、うねうねと揺らし始めてるのを手の平に感じると、股間にますます血が集まり始めた。

 

「ぷ、ぁ……」

「フジコ」

 

 キスを解いて耳元に低い声を注ぎ込む。フジコは薄く開けた目に期待の炎を宿らせ、俺の口元にこぼれた唾液をぺろりと舐めた。

 俺は背中や腰、彼女自身からは見えない場所をゆっくり撫でてやりながら、もう一度耳元で「フジコ」と名前を呼ぶ。

 

「すっごい目ぇうるんでるぜ」

「……だって。舌も合わせたかったんですもの」

「そっちはベッドでな」

「……うん。いっぱいしましょう?」

 

 そのまま二人、ベッドへ座り込む。俺が先に座って、フジコを後ろから抱きしめるような感じだ。

 両腕で包み込むと、フジコは俺の手指や太ももを撫で回す。

 

「ねえ、背中に当たってる。ガチガチだわ」

「そりゃ、あんだけ迫られてからキスしたんだから」

「それだけで、こんなにして……やんちゃね」

「フジコには負けるよ」

 

 わざと固くなった下半身を押しつけると、「やぁん」なんて嫌がるフリをする。でも身体はふわっと柔らかくて、安心してくれているのがはっきりと分かった。

 

「ねえ脱がせて、シュミーズに染みができちゃう」

「大丈夫だって、もうちょっと」

「ダメよ、あなたのって濃いんだから。ね、早く」

 

 濃いなんて言われると恥ずかしいけど、嬉しくもある。俺はフジコにばんざいをさせて、シュミーズを頭から抜き取った。

 ほんのり甘い体臭が屋根裏部屋の空気を押しのける。……ああ、いいな。すっげぇ興奮する、いい匂い。

 

 ぷるんと出てきた胸は、俺の手に余るくらいの大きさだ。フジコらしいふんわりとした丸みがあり、ピンクの先っぽでさえ柔らかな曲線を描いてる。

 

「あっ、やん……カスパールぅ……」

 

 手の平で軽く持ち上げて指先からこぼすと、指の腹には滑らかさが、関節にはしっかりした重みが伝わった。 

 

「ねぇ、もう……」

「まだまだ。もうちょっとガマンな」

 

 フジコは胸を愛撫して欲しそうな顔をする。けど、もう少し焦らしたい。ワルの仲間には「女を抱くのに三十分もいらねえ」なんてうそぶくやつもいるけど、俺からすりゃあ正気か? って感じだ。時間をかけてほぐすほど、女の子は夢中になってくれるってのに。

 

「ぅ、ぅうん、やだぁ、ぁ、もう、いじわるぅ」

 

 最初は太ももの内側をゆっくり撫でる。たまに耳元で名前を呼びながら腰の周り、それから脇へ。おっぱいの根元あたりをサワサワと這う。大事なのは、「びくっ」ってなっちゃうような乱暴さを見せないことだ。とことん優しく、緊張させないように。

 

「ンぅ……」

 

 でもたまには、敏感なところに近づく。近づいて、通り過ぎるんだ。そうすれば期待してくれる。

 内容のない話をしながら手を下に移動させて、また太ももの内側から徐々に上へ。そうやって繰り返してれば三十分なんかあっという間に過ぎちまうし、フジコも……ほら。真っ赤だ。

 

「は、ぁあ~……カ、スパールゥ……」

 

 春の花みたいな色に染まったフジコは、しっとりした目つきをしている。唇はうっすらとほころんで、その奥からは「ふーっ、ふー」なんて湿った吐息が出てきていた。もし今が朝だったら、湯気が立ってただろう。

 

「ぁひぃ……」

 

 下から乳首をなで上げると、フジコはぞくぞくするほど悩ましい声を漏らす。

 でもびくっと跳ねたりはしない。背筋を反らしたりもしない。乳首も柔らかい曲線を保ったままだ。俺が与える刺激を逃がしたりせず、海に浮かんで波に身を任せるみたいに受け入れてる。

 

「あ、ふっ……かっ、カ、スパール」

「痛くないか?」

 

 もう一度、でも今度は指の腹でチョン、と先っぽに触れるだけ。

 

「い、ぁ……うん、きもちいい……」

「怖くない?」

「もちろん……だって、カスパールに、胸を……あっ……触ってもらえて、ふっ、あっ……んんん……」

 

 とろんとろんになった左右のおっぱいを揉みたてると、フジコはあごを揺らして感じ入った。ぶる、ぶると穏やかにお腹を震わせながら、シーツの上で太ももをこすり合わせる。そのうち「カスパール、カスパール」と繰り返しながら、へこへこと腰を揺すりだした。

 

 そんなヤラしい動きをされたらガマンできない。俺は右手で乳もみをしながら、左手でフジコのあごを固定した。顔を近づけて、しっとりした眼差しで見上げてくるのを確認する。

 ちゅっと唇をふさいで、ぴちゃりと舌を入れた。

 

「ぁン……ん、ん、ふ……ふーっ……」

 

 ちゅううっ♡♡ ぺろ、べろり、ちゅうぅ♡♡♡

 

 積極的に応えてくるフジコは、熱い唾液がこぼれちまうのもガマンできないほど、俺を欲してくれていた。好きの大きさが全部伝わってきて、だからもっと確かめたくなって、舐めるたびに柔らかい舌が欲しくなる。

 

「ンっ、ん、んぅ……はぁ……っあ──……」

 

 ぺろり、ちゅうぅ♡ ぺろぺろ♡ ぬちゃっぬちゃ♡

 

 そんなキスしながらフワとろの胸を揉んでるから、フジコのお尻に押しつけてるアレはもうドクドクと先走りを漏らしてた。彼女の下半身からもぬちぬちと水音がしてて、俺にこう教えてくれている。

 

 ──そろそろイかせてあげる頃合いだ。

 

 真っ赤に火照って汗ばんだ首筋。そこに這わせてた左手の甲に、一回り小さな手が重ねられた。ぎゅうっと、すがりつくみたいだ。浅い呼吸とくぐもった声が、誰よりも大切な女の子の要求を俺に伝えてくる。

 

「んぅ……かす、ぱぁる」

 

 俺とフジコのあいだに唾液の橋が延びた。一本じゃなく何本もあって、一つ一つ切れていく。

 見つめ合ったままお尻を撫でると、フジコはすり合わせていた太ももを素直に開いた。大切なところの周りじゃあ恥ずかしいヨダレが水滴になってて、口にはしにくい本音が分かる。

 

「すーっ、フジコ、タオルくれ。濡れたやつな」

「ううん、私が拭いてあげる……きれいにしてあげるから……」

 

 ベッドの上で向かい合ってベタベタしながら、ぬるく濡れた布でお互いの股間を拭き合う。フジコの恥ずかしいところを清めた布は、下の口から出たヨダレでねばっと糸をひいた。

 

「ほら、寝転んで。枕使うか?」

「ううん、腰の下に入れてほしい。あれが一番……」

「ちょっと浮かせた角度が一番きもちいいって?」

「はっきり言わないでよぉ」

 

 フジコを仰向けに寝かせ、お望み通り腰の下に枕を入れてやる。正常位、聖書的な正しい体位……なのにペニスの角度はフジコにとって最高に愉快で、興奮でふっくらした花びらが開いて俺も煽っちゃうっていう、卑猥な体位だ。

 

「欲張りめ」

「あうぅん、ごめんなさい……でもぉ、カスパールのせいだもの。あなたがいなかったら、私、こんなイヤらしいことは覚えなかったんですからね……?」

 

 膝を抱えて覆い被さる。下腹部の素肌がこすれ合うと、びしょ濡れになってる秘密の場所が俺の先端に吸い付いてきた。

 軽く身体の側面を撫でて、フジコをうっとりさせてから……ゆっくり腰を進めていく。

 

「あ、ふぅ……ん~~っ……」

 

 赤と黒に怒張した亀頭が、ぐいぃ……と狭い膣口を割っていく。そのとき、フジコは熱いため息を漏らした。

 

 ◆

 

(ああ、私この人で……カスパールの熱くって、固いので、いっぱいになってる)

 

 仰向けになったフジコの躰は、男の幹で満ちた腹のあたりだけが重い。背筋やお尻は寝台のへこみに沿って、ゆるやかに溶けてゆくようだ。

 若い獣のようなにおいが、カスパールのかたく引きしまった体から発散している。

 

「カスパール、すごく大きい……カスパール」

 

 フジコは、自分に恋と欲望とを抱く若者の烈(はげ)しい体臭に目眩(めくる)めいていた。両腕を血管の浮いた首すじへ巻きつけたまま、必死にしがみついて名前を呼び続ける。内部の心地よさはまだ呼び起こされていないけれど、十八歳の心には歓喜が充満していた。

 

「フジコ……どうだ、痛くないか?」

「うん、大丈夫、もう動いていいわよ……」

「まだ……もうちょっと待つよ、お前の中、ちょっとまだ固い感じだから」

 

 だってそうだろう。ぽたり、ぽたり、顔に垂れてくるのはカスパールの汗。彼は自分の粘膜を割り開き、下腹部がくっつくまで挿入しただけで、耳まで真っ赤に染めている。興奮しきっているのに、フジコの中で互いの肉がなじむのを待ってくれているのだから。

 

「フジコ、はぁっ、フジコ、気持ちよくするからな」

「ああ、カスパール、ありがとう、ありがとぉ」

 

 初体験のときは衝動のままにしか行動できなかった少年が、今や女体に対する気遣いを身につけている。痛みに思いをはせ、ビクビク跳ねる男根の訴えを退けながら、ただただ継田フジコという女への思い一つへ懸命になっている。

 

 己を捧げるような態度が初心(うぶ)な娘心をどれほどかき乱すか、彼はきっと自覚さえないだろう。孤独に生きていた少年をそう変えたのは自分、その自覚があるだけに、フジコの心は宝石のような歓喜で満ちていた。

 

 ──麗しい輝きの中に一粒だけ、河原の石にも似た申し訳なさが混じっている。

 

「ねえカスパール……」

「ん? どうした」

「今日も、お外に出すの……?」

「当たり前だろ、デキたら育てられないよ。お前には絵もあるし」

 

 そうねと返して、フジコはまぶたを伏せた。

 

 彼とのことを、自分は帰国しない理由の一つにしてしまっている。両親への意趣返しや、絵に対する未練のために、ひたむきな想いに甘えているのだ。結婚の約束さえできていないのに……こういうことは本来、子作りのためにすることなのに……。

 

「フジコ……フジコっ」

「あん、そこ、やぁあ、恥ずかしくなっちゃうぅ」

 

 何を気にしたのか、カスパールは頬や耳元に触れるだけのキスをくれた。口づけられた場所がカァッと熱を持つ。

 

「んんっ、カスパァルゥ、火照る、あつくなるのっ」

 

 この心地よさを手放すなんて考えられない。実家にバレたらどうしよう、赤ちゃんができたらお父様とお母様になんて言おう。怖い、だけど求められたくて、求めずにいられない。「いけない」ことに溺れていく悦びを、抱きしめずにはいられない。

 

(奪ってカスパール、私を、わたしから)

 

 もう動いてほしくてたまらない。少しくらい痛くてもいいから、思うさま貪られたい。

 脇腹を指先でなぞったり、二の腕を撫でたりして誘ってみるけれど、彼は歯を食いしばって耐えるばかり。そんな姿にも女性器は絆(ほだ)されて、ペニスを喰いしめる膣口や、下腹部にこすれる陰核が敏感になっていく。

 

「あっ、ああ……来る……来るぅ……」

 

 やがて、膣内にも火の粉が弾け始める。それは女肉が彼の男根になじみ始めた証拠だった。内部にある恥ずかしいヒダの一枚一枚が、もういいかな、そろそろ大丈夫そう、とお(・)と(・)こ(・)そ(・)の(・)も(・)の(・)に寄り添っていく。もう待てない、と舐めるように蠢き女の悦びを作り始めたのだ。

 

「お……ウネってきた……動いていいか?」

「うん、うんっっ、いいよ、きてっ」

 

 若くたくましいドイツ生まれの少年が腰を使い始める。まずは奥をそっと押す動きから……とたんに胸の奥がブワッと浮遊する。幼いころ浜辺で遊んだときのように波で揺すぶられ、さらわれ、また揺すぶられる。甘い蜜の波に心がただよい始めたのだ。

 

 ◆

 

 ──ヤバい、もうイキそうだ。

 

 奥を軽くつついて合図してから、ズルズルと抜き始める。この、熱い粘液を掻き出していく瞬間は、いつも危うくてたまらない。

 

「う、お、フジコの中、熱くて、とろっとろ……」

「は、ぁ~……カスパール、んうぅ……」

 

 枕で少し持ち上がったフジコの穴は、深いとこまで熱く、トロけ、出ていくペニスに空気が入るすき間もないくらい吸い付いている。いやらしい粘液でくるみ、ヒダ肉で亀頭の段差をしごいてた。

 

「はーっ、もう一回、入れるぞ……?」

「は、ひ……っ」

 

 フジコの全て、思いやりや優しさだけじゃなくて、欲しがりなところやイヤらしさまでが俺を欲しがり、抱きしめてくれてる。そうさせてるのは、何も知らなかった女の子をこんなに変えたのは俺。熱い気持ちを感じながら、根元まで少しずつ、奥へ届かせていく。

 

「っ、フジコ、トロトロ……狭い、は~……」

「あっ、あなたも、うぅっ、たくましくって……ふ、太いわ……すてき……」

 

 きもちいい肉でできた道をかき分け、進む。フジコはどこか危うい目で俺を見上げ、恍惚として息を乱してる。

 

「苦しくないか?」

「ちょっとだけ、息、詰まるけど、だいじょうぶ、怖くないの、っ……奥まできたら、じゅわっ、って……うっ、ううっ、う゛っ」

 

 奥をコンコンと小突くと、フジコはこらえきれないうめき声をあげた。俺の首すじに腕を回してじっと見つめたまま、口元をキュッと引き結んでる。大きな声を出すまいとしてるんだ。

 

「なあ、ガマンしなくていいんだぞ。声、聞かせて? 奥、きもちいい? な、どう?」

 

「う、ぅ~~~っ、カスパールのいじわるぅ」

 

 ああ、可愛い声をいっぱい聞きたい。この目をもっと潤ませて、唇を開かせて、真っ赤な頬より熱い声を聞きたいって思う。 

 でも焦っちゃダメだ。フジコを本気で善がらせるには、自分のはやる気持ちを抑えつけなきゃいけない。

 

「はぁ、あ、抜ける、あっあたるっ、あっそこっ……あ~~……来て、入ってぇ、カスパールゥ……」

 

 カリの段差がこそぐ場所を変えながら抜いて、ゆっくり埋めて、今日のフジコが感じる場所をじっくり探る。ゆっくり、たっぷり……ガチガチな俺のコレは、お前の狭くて熱いアソコを最高にできるものだって、女の芯で信頼してもらうんだ。

 

「大丈夫だぞ、めちゃくちゃになっていい……」

「ンっ、んぅ……はふぅ、いまの、いまのとこっ」

「お……ココ? ココがいい?」

「うんっ、おねがい、そこ、もっと、また、あっ」

「こう? これ好き? これくらい早く?」

「あ、あ、ああっ、そうそれっ、そこっ、そこよぉ、そこなの、あ~~~~~好きっ、それ好き、好きっ、好きなのっ」

 

 フジコの声が切羽詰まる。今日、一番感じられるところを見つけたんだ。はふはふと浅い呼吸を繰り返し、自分の唇を盛んに舐めながら、俺の首筋をくいくいと抱き寄せる。

 

 逆らわずにのしかかった。柔らかい胸をむにぃと押しつぶす。汗まみれの肌を密着させ、乳首を胸板で刺激すると、フジコは「あウッ」とこらえきれない声を漏らした。

 

「ウぅ、ね、ねっ、カスパルっ、ねっ、おねがいっ」

「キス? キスする? ぶちゅってしていい?」

「うん、うんっ、ぶちゅって、おねがい、はふっ」

 

 上も下もつながり合う。口はぶちゅう、むちゅうと単純だけど熱烈に吸い付いてくるし、おへそから下はへこへこ、うねうねと浅ましいけど愛らしい動きで甘えてきた。唇の裏っかわもペニスもヴァギナも、粘膜はカッカと熱くてじんじんに痺れてる。

 

「ぷあっ、フジコ、んむっ、フジコっ」

「んーっ、カスパルッ、へむぅ、カッ、んぅ゛ーっ」

 

 ぱちゅっぱちゅっぱちゅっ♡

 きしっきしっきしっ♡

 

 二人分の体重を受け止めるベッドが何度もきしむ。俺たちは何度も何度も飽きることなく、ヴァギナが最高に感じられる場所を刺激する。俺が突いてフジコが追って、俺が抜いてフジコが迎えて、同じペースで、同じ角度で快感を生み出し続ける。

 

「かすぱっ、うっうっウんっ、ひぃ、うっううっウ、ひぃぃ~っ」

 

 あ~最高、あ~最高! フジコとひとつになって、呼吸と動きがぴったり合って、頭の中が俺を幸せにするものでいっぱいだ。胸やわらかいしタプタプ聞こえるし、肌ぬちぬちするし乳首コリコリするし、キス熱いし、ベロ甘いし、あっフジコがビクビクしてるっ! 

 

「んんんっっっ、とぶ、とんじゃう、ごめんなさい、わたし、とんでもいいかしらっ、はねがはえちゃう、とびたい、おねがいっ」

 

「ダメッ、まだ、もうちょっと、もうちょっとっ」

 

 追いつめる、続ける、変えない、キスも胸板も腕も腰も、この子を気持ちよくできるもののリズムと力加減を保つ。

 フジコは「あウぅ、あウぅ」と何度もうめいてイヤイヤをするけど、体は観念してされるがままだ。ビグッ、ビググッと危うく痙攣しながらガマンする姿で、俺は射精感を高めていく。

 

 ぱちゅっぱちゅっぱちゅっ♡

 きしっきしっきしっ♡

 

「は、う、ふじ、こっ、ぉ、舌も、おっぱい、もっ」

 

「ウ、ウっ、いじわる、いじわる、カスパルのばか、あウぅ、おねがいっ、すきっ、とぶのすきなのっ」

 

「すきっ、おれもすきっ」

 

「あ、か、かすぱるっ、ごめんなさいっとびます……ひイっ、イぃ~~~~……」

 

 あっ、イった! 何が最後の決め手になったのか、茹だった頭じゃもう分からない。汗まみれの身体がすごく引きつって、穴の中がみちみちっとしまる。

 釣られて中で出したい気持ちをおさえて、俺は体を離した。腰に回ってくる細い脚をギリで押さえ、ペニスを引き抜く。

 

「っ出るっ……!」

「~~~~っ、っ、う、はぁ、あ……」

 

 びゅ、びゅーっ! 

 

 抜いたとたんに肉棒が破裂した。ものすごい気持ちよさに震えながら、オーガズムの余波に浸るフジコのお腹にザーメンを吐き出す。ああ、最高……! 

 

「は、はっ、は~~~~~~……………………」

「フジコっ、はっ、はっ、さいこ、最高っ」

 

 ああ、学のなさが嫌になる。ぽろぽろと涙をこぼし、だらしなく舌を突き出し、首筋までピンク色に染めて喘ぐフジコの善さを、たった一つの言葉でしか表せないなんて……。

 

 俺がこじ開けてた肉穴が、ヒクつきながらも慎ましく閉じ始める。だけど穴の周りや粘膜は赤く充血したままで、ぷっくりと膨れてた。

 フジコの隣に寝そべって、頬にキスする。

 

「……んっ……ぁ、やっ……ぁんっ……ハぁっ、ハっ……ぅうんッ……」

 

 俺は大切な女の子のヒクつく内ももを撫で回して、エクスタシーが少しでも長引くように祈った。

 視線が交わると、フジコがへにゃりと微笑む。

 

「はっ、あっ、あはぁぁ……っ……か、すぱぁる」

 

「可愛かったよ、フジコ」

 

 こみあげる愛おしさのまま耳たぶにちゅっと口付け、小声でささやく。

 

「あっ、ぅ、っ……」

 

「かわいい声、聞かせてくれて、ありがとな」

 

「ん、やっ……ふふ……」

 

「それに、いっぱいガマンしてくれた。偉かったぞ」

 

「あなた、こそ、とても、すてき……たくましくって、がまんづよくて、おとこらしくって……かわいがってくれて……ほんとうに、わたし……」

 

 むちゅう…………。フジコが俺の首筋をかき抱き、トロトロの唇で吸い付いてきた。

 俺もキスに応える。体の皮膚が薄いところを撫であいながら、飽きもせず唇を交わし続ける。

 

「フジコ」

「かすぱーる」

「ふーじこ」

「カスパァルゥ」

 

 ああ………………すごくいい匂いだ。もぞもぞ動く体の生々しいにおいが、今はどんなハーブよりも心を柔らかくしてくれる。

 やがて、甘い眠気が襲ってきた。くそっ、まだ日も高いってのに……。

 

「まあ……眠いの?」

「う、いや……きのう、徹夜だったから……」

「寝てないのに、あれだけ動くの? すごいわ」

「あ、ヤバい……」

「いいのよ、目を閉じて」

「でもフジコ……」

「今日はお休みですもの、ゆっくり眠って。何もかも私に任せてくれていいの。抱きしめていてあげるから、ね? ほら、深く息をして……?」

 

 う……身体の裏側、見えない場所を優しくなぞられてる。安心しちまう。フジコの言う通りに深呼吸をすると、力が抜けてく……。

 

「おやすみなさい、カスパール。私の大切な、世界でいちばん大切な貴方……」

 

(続く)

*1:
ワンピース・タイプの下着

*2:
短パンタイプの下着

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