主人公。17歳の男子高校生。クラスでは空気系だった。
物語は彼視点で進む。
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|影郎
クラスに手作りのお菓子を配ったりする物腰の柔らかさで、
アルケミス:17歳
T175 B95(H)・W61・H88
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コールドスリープから目覚めた人間を再び眠らせようとする謎の美少女。
シルバーブロンドの長髪に、黒いイブニングドレス、不可思議な超能力を使う魔女。
ナチュラルメイクに黒髪ポニテな農家のお姉さん、山ガール。
金髪ロングに青い瞳の日米ハーフ。大会社のお嬢様で、屋敷を提供する。
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栗毛のポニテに猫目のお姉さん。
梅沼
表向きは梅沼製薬会長、裏の顔は地に落ちた天使たちの幹部。
細菌兵器「エジェルウイルス」をはじめとした技術で世界支配を狙う。
同じ幹部のアルケミスと折り合いが悪く、娘・伴星を招聘する。
運命の1週間後。
僕たちは梅沼製薬ビルの屋上まで来ていた。
「無駄な時間待たせおって。要求通りに持ってきたな?」
「ああ、カードキーと、
「よし、
カードキーを提示した僕から受け取って、
「お父様、ワタクシはもう、あなたのものではありませんわ!」
豪奢な金髪を風に靡かせて、
「貴様、ワシに従わぬのなら、あの娘は死ぬのだぞ?お前のせいでな」
「あの子は、もう死にません」
「何を言っておる、エジェルウイルスによる死は確実!もう一度、見せてやろう!」
「貴様が娘を誑かしたな?だが、ウイルスにまみれ、無力な虫けらのようにのたうち回る貴様を見れば、気の迷いも治るに違いない」
「哀れだよ、爺さん。娘の心を病気扱いだなんて」
「死ね、害虫!」
だが、僕は一瞬
煙たいガスが僕の顔を覆い、軽く咳き込む。
だが、僕は発熱して倒れることもなく、ニヤリと笑い返す。
「…何故効かない?」
「もう僕にも
「なっ、ありえん!ワシの細菌兵器が、娘に破られるはずが…」
「ええ、ワタクシ一人では無理でしたわ。でも、アルケミス様が、抗体入りの血液を、提供してくださいましたの」
「あの女ぁ…何故ウイルス治療薬に手を貸した!?奴は
すると、屋上の外側から、アルケミスちゃんがフワフワと念動力で浮いてくる。
「確かに、お前の娘である
「素直じゃないな、アルケミスちゃん。まあ一口で語れない関係を、お前は見誤ったんだ」
「ぐうう…お前はエジェルウイルスの抗体を渡して、組織の根幹を潰したのだぞ、分かっているのか!」
「フン、この私を切り捨てて、よく言うわ。そんな組織、潰してやるわよ!」
風に翻るストレートの銀髪は、組織への反旗。
アルケミスちゃんも、こっち側についてくれた。
「ええい、こうなれば力ずくだ。お前たち、やってしまえ!」
すぐさま屋上に隠れていたメイド少女がスカートの下からデリンジャーを取り出して駆けてくる。
屋上の外からは、黒い翼を広げた堕天使が、手にした白刃を煌めかせる。
「やっぱりこう来るか、アルケミスちゃん!」
「ええ、オリジナルの相手は、この私がやるわ!」
アルケミスちゃんは、デリンジャーから放たれた銃弾を再び念力で静止する。
すかさず、朱羽先輩が、武装メイドに接近戦を挑んだ。
屋上の陰から飛び出した小さな影を、僕は見逃さず首根っこを押さえる。
もう少しで当たる所だったスタンガンを空振りさせて、アルケミスちゃんを前に行かせる。
「おっと、捕まえた。今度は僕が相手だ」
「ちょっと、離してよお、服乱れるんだけど!」
僕は二彩ちゃんを相手取った。
僕より小柄な同級生で、フリフリしたロリータ服は捕まえやすいけど、片手にはスタンガンだ。
その電撃に当たらないように反対側を掴んで、二彩ちゃんは何とかスタンガンを近づけてやろうと、僕の周りを子猫みたいにグルグル旋回することになる。
「ほらほら、そのリーチじゃ、僕には届かないだろう?」
「もうっ、服が伸びるでしょ!えいっ!」
二彩ちゃんは真紅なミニドレスのスカートを捲り上げた。
ほっそりした人形のような足に食い込む黒いパンツ…。
「うおっ、二彩ちゃんもパンチラっ…」
それに見惚れていると、彼女の太ももにもバトンがバンドで挟まれていた。
二彩ちゃんの小さな手がバトンを掴み、軽く振って伸縮させると、スイッチを押して振り回した。
二彩ちゃんの隠し武器?これも何かヤバそうだ…。
僕は慌てて手を離し、回避を優先した。
避けた空間で、青白い電流がスパークして、ドキッとする。
「どお、このスタンバトンは、避け切れる?」
スイッチをカチカチさせるたびに、長いバトンに電流が迸る。
今度はリーチが伸びた電流武器を振りかざして、二彩ちゃんがニヤニヤと笑う。
「確かに避け続けるのは難しいかもねっ!」
僕は、懐から水筒を取り出す。
そして、ワンタッチで蓋を開けると、中の水を二彩ちゃんの頭から被せた。
「ひゃああっ!んひいいっ!」
水を被った肢体に、スタンバトンの電流が通電して、ノースリーブの左腕を痺れさせる。
二彩ちゃんはスタンバトンを手放し、フラフラと後ずさった。
全身に電流は回ってないけど、左腕をだらりと下げて、ビクビクとふるえさせている。
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「ううっ、痛いっ…痛いっ、服も濡れてベタベタするし、サイッテ〜」
電気ショックに顔を上気させて、透明感あるデコルテラインから水を滴らせるツインテロリの濡れ姿に、僕は目を奪われた。
赤いミニドレスが濡れ透けてピッタリと肌に張り付き、未成熟なボディラインを浮き立たせる。
ほのかな胸のふくらみに、突起した小粒な乳首。平坦なお腹のラインに、キュッと引っ込んだおへそ。
薄手なドレススカートから鼠蹊部のVラインまで透けて見え、透けた股間から細い腿の表面に透明な雫が伝い落ちる…。
「二彩ちゃんっ…お仕置きさせてもらうよ!」
「ひゃあっ!」
右手でスタンバトンを拾おうとした濡れ透け少女を、掴んで押し倒した。
二彩は僕を押し返そうとするも、片腕しか力が入らなくては儚い抵抗だった。
性悪メスガキを大人しくさせようと、僕は未成熟な肢体に襲いかかった。
「二彩ちゃんっ、服装自由になったら、こんなエロい服着てさあ…おおっ…この胸の穴なんて、男が揉むための穴だよっ」
「ひああっ、勝手に触んないでよっ…このクソ陰キャ!んひっ!」
ハート型に開いた胸ぐりに手を突っ込むと、稜線だけ見えていた小ぶりなおっぱいが手に収まった。
わずかな隙間から手を差し込んでも簡単に掴めてしまうほど小さいのに、ふにゅんっ、と微かな弾力と柔みが存在を主張する。
ミニドレスに隠された微乳に、僕は夢中になって掌で押し揉んだ。
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「このハート穴からあざとくチラ見せしてたおっぱいがっ…おおっ、おおっ!手の中で溶けそうな柔らかさっ…JKでこのサイズは、
「っはあっ?そんなちっちゃくないし、Aカップはあるからっ…」
「ふおおおっ?微乳ちゃんのバスト申告、ご馳走様です!」
「やぁっ、何興奮してんの、手つきがキモいっ…やだやだぁっ…」
二彩ちゃんはイヤイヤとツインテを振って、ミニマムボディをくねらせる。
僕は濡れ透けた服から水分を搾るように、手にすっぽり収まる微乳を揉み握る。
「同級生JKの小さなおっぱいっ…制服に隠れてたのがこれだっ…」
「やあっ、マジキモい、巨乳ランキングとかで、二彩に入れなかったくせにいっ」
「二彩ちゃんは、ロリでもふくらみがあるのがイイんだぁぁ!」
僕は興奮し切って二彩ちゃんの仄かなふくらみを揉み回し、悲鳴を上げさせてると、小粒な乳首の感触。
膨らみを揉みながら指でコリコリ挟んで、いじめてあげる。
「この小さなおっぱいの感触っ…膨らみかけおっぱいを触る背徳感がっ…」
「やあんっ、しつこいっ…二彩の身体に興味ないくせにっ」
「ランキングに上げないけど、二彩ちゃんは、意外とロリコン人気があるんだよ」
「嘘ぉっ、そんなの知らないっ…」
ロリコン扱いされたくない男子高校生から言いにくいけど、一部でそういう人気がある。
そんな話を聞いていた僕も、二彩ちゃんが大人ぶったドレス姿を見て、俄然興味が湧いてしまった。
「同級生としては興味津々だよ、こことか…おっ!」
僕は赤いスカートをまくり上げて、背伸びした黒いショーツの中にまで手を入れる。
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「毛が一本も生えてないプニプニのオマンコ…手探りでもなぞれちゃうよ」
「ひあっ、指入れたり、しないで…」
「おっ?ちょっと濡れてる?」
「水で濡れてるだけだからぁ…」
指先が沈んだ先のぬっぷり湿った感触に、歓喜して指を蠢かせる。
くちゅっ、くちゅっ、と蜜の音がし始めると、二彩ちゃんの幼気な顔がカーッと赤くなる。
「ほらほら、指マンの感覚はどうかな?」
「んっ、やめっ、気持ち悪い、それ以上はっ…やめてっ」
オマンコの入り口をクチュクチュされて、二彩ちゃんは可憐なツインテをイヤイヤと振る。
しかし、切羽詰まった表情は、漏れ出る快感を堪えているようだった。
「ん~、なら謝ることあるんじゃない?」
「わ、悪かったよぉ、スタンガンで襲ったりして…」
「謝る相手は僕一人?」
「んおっ…ふ、深いっ…」
僕がずぶりと指を差して念押しすると、二彩ちゃんは細足をバタバタさせて応える。
「ああっ、分かったからぁ、
「それだけ?」
「んひいいっ!
小さな膣口に指を第二間節まで押し込むと、二彩ちゃんはつぶらな瞳に涙を浮かべて、正直な謝罪を吐き出してくれた。
正直、二彩ちゃんがウイルスの実験体に
「それを聞いて安心したよ。二彩ちゃんも、そこまで悪い娘じゃなかった」
「
「だから、正直になったご褒美に、イかせてあげるね?」
「ひゃあっ、んひっ…おマンコ、乳首クリクリするのダメぇっ!」
狭いおマンコの中で指をのたくらせて、ちっぱいも掌でローラーをかけるようにマッサージする。
プニプニしたマン肉を指で刺激してあげると、ロリボイスが裏返って、細い腿が跳ね上がる。
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「ひああああっ!」
小柄な肢体が甘い電流に痺れて、指先にトロリと触れる蜜液のヌルつき。
黒いおパンツから絶頂の証を垂れ流して、二彩ちゃんは絶頂に脱力する。
「二彩ちゃん、あんな爺さんにビクビクするより、僕の方に来なよ」
「は、はひいっ…」
細腿をビクンビクンさせながら、二彩ちゃんは胸をドキドキさせて頷いてくれた。
さて、僕が二彩ちゃんを堕としてる間に、周りもいい勝負していた。
横目で見てたけど、接近戦に持ち込んで、紗羽沙ちゃんもガンカタっぽい動きで、デリンジャーを鈍器にして応戦してる。
紗羽沙ちゃんが向けた拳銃を、
その瞬間、紗羽沙ちゃんはにこっと微笑み、耳元で拳銃を打ち鳴らして、
紗羽沙ちゃんがスカートをめくってもう1丁抜こうとしたデリンジャーが、次の瞬間、空中に蹴り上げられる。
動きを読んでいた
た、たんっ、と足がステップを踏むと、栗色のポニーテールが舞い、サラシ1枚の爆乳が上下に弾む。
「もうっ、ダメでしょっ!こんな危ないの振り回しちゃっ…」
「きゃっ…先輩、近いっ…」
ネコ目を潤ませ、サラシ1枚に包まれた爆乳が、至近距離で揺れている。
「紗羽沙ちゃんっ、武装メイドなら、悪い子じゃなくて、カッコよくなろうよっ。お姉ちゃんが付いてるから…ねっ」
「…はいっ、
自分を制圧した女先輩の愛ある説教に、紗羽沙ちゃんは白頬をバラ色に染めて、熱っぽく頷く。
あれっ、紗羽沙ちゃんは二彩ちゃんと友達以上に仲良かったけど…
これは百合妄想が捗って、美味しい。
そして、アルケミスちゃんとメシェルちゃんは、上空でぶつかり合う空中戦を演じていた。
アルケミスちゃんは本気らしく、紫水晶を飾った魔法の杖らしい手持ち武器まで持ち出してる。
銀髪魔女と金髪天使が、杖と剣で切り結ぶ。
アルケミスちゃんが吹雪を出したと思ったら、メシェルちゃんは黒い翼で、ビキニアーマーの肢体を包み込んでガードし、大きく羽ばたいて吹雪を吹き飛ばす。
お次は杖から火を噴くと、メシェルちゃんは銀色に輝く剣で、迫る炎を切り裂いて、ヤケド一つ負わずに切り抜ける。
というか、何だあの戦い。全く手が届かないレベルしてる。
「くうっ、この私の超能力が効かないですって?これがオリジナルの強さ…」
「メシェルは超能力に耐性があるのだ!加えて、フリーズしないように、再調整も施した。もはやお前たちも敵ではないわ!」
あの娘を何とかしないと、僕たちに勝ち目がなさそうだ。
何とか、
「アルケミスちゃん、一瞬でいい、メシェルちゃんの動きを止めて!」
「無茶言うわね…何とかして見なさいよ?
アルケミスちゃんは
それをメシェルちゃんは剣で受け止め、二人は空中できりもみ回転のワルツを演じながら墜落する。
僕は急いで落下地点にダッシュする。
屋上の床では、アルケミスちゃんが体重をかけて、小柄なメシェルちゃんを何とか抑え込んでいる。
「はあっ…はあっ…早くして頂戴…こいつ小さい割に力が強くて…」
「ああっ、何とか一瞬に賭けるよ!」
すぐにでもアルケミスちゃんを跳ねのけようとするメシェルちゃん。
もはや空虚な瞳に、戦いへの迷いは映らない。
非戦闘員の僕を見ても、反抗する力は強く、アルケミスちゃんの長身を突き飛ばした。
僕は起きようとするメシェルちゃんのしなやかな肢体を抱きしめる。
考えていた、あらゆる女の子の眠りを覚ます、たった一つの方法。
そして、ミニマムな彼女の顔に近づけると、プルプルと震える桃色の唇にキスをする。
甘くプリッとした唇を割って、甘い口内をピチャピチャと舐め回す。
虚ろな碧眼が驚きに見開かれて、白皙の美貌が上気する。
キスで女の子を目覚めさせる、昔からのおとぎ話。
例え洗脳されても、一方的な暴力への忌避感あった少女が、突然のキスに心を閉ざしていられるはずもなく…。
「~~っ!ぷはっ、何をするっ、不埒者!」
「うおっ!」
碧眼に光を宿した金髪少女が吸い付く唇を振りもぎると、ほっそりした両腕で突き放され、僕の身体が宙を飛んだ。
アルケミスちゃん以上の乱雑さで床にたたきつけられて、僕は痛みに2、3回背中と尻をさすった。
可憐な見かけによらず、長身美女とも渡り合える、とんでもないパワーだ。
「…でも、その顔が見たかったよ、メシェルちゃん」
「このぉっ…」
口元に唾液がこびりつき、ノーブルな美貌が乱れたキス直後の顔。
メシェルちゃんは剣を振り上げると、辺りを見回し、はっと思い出したようだった。
自分が、眠りについたまま、ずっと戦わされていたと。
「この私の、洗脳を解いてくれたな…感謝する」
少女騎士は、ビキニアーマーをかちゃりと言わせて、僕の前に膝を突く。
それは、本物の女騎士のように恭しく。
「だがっ、私の唇を奪ったのはっ…くう~っ!許さん、責任は取ってもらうぞっ!」
そして、乙女のように赤面して、剣先を床についた。
おお、ツンデレ可愛い。
責任取っていいんですか!
「メシェルちゃん…良かったよ、本当の君が見られて」
「やかましいわっ!」
「ふんっ、やるわね…あのメシェルを手なずけるなんて…」
これには、苦戦していたアルケミスちゃんも賞賛してくれた。
これで残るは…。
「お父様、もう終わりです。どうか…考え直してくださいませ!」
「ええい、
「きゃっ!」
「
屋上の際に追い込まれた老人はステッキを水平に構えて、剣のように振り回す。
僕は思わず、後退した
そして、フェンシングの手捌きで、僕に向かって杖先を突きつける。
「こうなったのも貴様が元凶だ。さあ、カードキーを渡せ。それさえあれば、また部下は増やせる…」
「まだ諦めてないんだ。しぶとい爺さんだ」
「いいからよこせ!」
怒りの皺を刻んだ形相で、
僕は二彩ちゃんから借り受けたスタンバトンを振り上げて、受け止めた。
「これで終わりだよ、爺さん」
バトンにステッキが接触した瞬間、僕はスイッチを押して電流を流す。
「ぬがあああっ!」
一瞬の電流でも、老人の身動きを奪うには十分だった。
横暴を働いた
二彩ちゃん、紗羽沙ちゃん、メシェルちゃんは改心してくれたけど、
「ワシはまだ諦めんぞ…いずれカードキーを取り返して今度こそ…」
「お父様、もうおやめになってください。ワタクシ、仲直りしたいですわ」
「ふん、ワシを生かしておくなら、寝首を掻いてやるぞ。ワシをずっと見張ってはおれまい」
「確かに、梅沼
僕は、
もしも、この爺さんが娘の説得にも耳を貸さないなら…こっちにも考えがある。
「だから、眠っていてもらう。カプセルで10年ほど」
この世界で唯一の処理方法、コールドスリープさせることに決めた。
僕は紳士服の老人を、冷凍カプセルに押し込んだ。
カードキーをかざすと、カプセルが冷却準備を開始する。
自分もコールドスリープされると知って、
「ま、待て!
「できるさ。僕は
「お父様、どうしてもワタクシを未熟者と、認めないなら…10年後にまたお会いしましょう。それまでには…立派に肩を並べて見せますわ」
「ぬうっ…このワシがっ…コールドスリープにっ…」
氷の寝台から這い出ようとする皺だらけの手を握ったのは、娘の白く華奢な手だった。
「お父様…世界を救う薬を作りたい、と昔おっしゃっていましたわ。ワタクシがその夢を継いでみせますわ…」
それは、幼い娘にたわいもない夢を語っていた昔の話。
だが、エジェルウイルスを作った父親の娘が、昔の夢を真剣に受け継ぎ、叶えようとしていた。
あれほど荒れていた
「お前…ワシを超えるというか…いや、もう越えられていたかもしれん、な…」
「お父様…?」
「耳を貸せ、いいことを教えてやる」
「
「ええ、
「ははっ、あの爺さん、最後に娘には甘いんだな」
「ええ、何年かぶりでしたわ」
こうして、僕たちは
世界を震撼させたエジェルウイルスの免疫血清を手に入れて…。
「
「
屋敷に帰ると、治療薬で起き上がれるようになった
生身の彼女と触れ合って、優しい息遣いに、温かな人肌、健康の証を噛みしめる。
それに胸板にもたれる、巨乳おっぱいのモチモチした感触は偉大だった。
…さて、僕たちは大きな戦いを終えて、エジェルウイルス特効薬を手に入れた。
でも、
起きている僕たちで、免疫血清を量産して、
全ての人に免疫血清が行き渡って、目を覚ます世界がきっと来る。
そして、僕は今、梅沼
あの老獪な男が、どんなつもりで託してきたんだか…僕はそれを使ってみることにした。
その睡眠学習装置は、眠ってる人間のカプセルに接続して、脳に情報を流し込む。
そして、夢を見せる形で、情報を学習させる。
梅沼
僕たちのこれまでを伝えて、自分で目覚めたいと思った人を起こして、この世界で生き抜く仲間にする。
免疫をつける代わりに、
そう、これまで君が見てきた終末世界の物語は、全部夢なんだ。
でも、夢から覚めれば、これは全て現実になる。
その上で、僕は今これを見てる君に聞きたい。
「生きたいか?… リアルが一握りの仲間たちと、ウイルスを操る悪意と戦う世界だとしても。生きるために、目を覚ましたいなら…行こう、僕たちと一緒に」
凍結黙示録のお話は、ここで完結です。
1つの物語が完結しましたが、10周年企画は続けます。
普段できない自作のクロスオーバー企画とか、やっていきたいですね。
読了ありがとうございました。気に入りましたら、ブクマ・感想・評価、よろしくお願いします。