クラス転移で勇者召喚かと思ったら子作り奴隷召喚だった 作:稲月
「1年前から、ずっと好きでした。——私と、恋人になってください」
いつになく真剣な声と瞳が、真っ直ぐに俺へ向けられる。
初めて受けた告白の言葉に、驚きで固まった。
「……本当は、そう言いたかったんですけど。こんな状況じゃそうもいかない、ですよね。
だからせめて、今日の夜。次のお相手は私を選んでもらえませんか」
僅かな後悔を滲ませて、そんなお願いをする彼女。
回らない頭で何とか言葉を絞り出す。
「……えっと。ありがとう。
なんで俺なのか、聞いてもいい、かな」
「釣谷くんは覚えてないと思うけど、1年生での文化祭で、私を助けてくれた時に好きになったんです。
それにこの間の文化祭でも、私のために待っててくれて、もっと好きになりました」
1年生の時のことはわからないけど、2年生での出来事は覚えてる。
たまたま汚れたシャツが落ちてるのを見つけて、どうにか渡せないか探したんだよな。
諦めようと思った頃に教室で会えたんだったか。
じゃあ、この子は、1年以上俺を好きでいてくれたんだ。
癖の強い女子が揃う教室の中で、いつも隅の方で大人しくしていた印象だ。
……実は冴えないもの同士として勝手に親近感も感じていた。
一瞬、離宮での序列が目的かとも疑った。
だが、あの引っ込み思案だったはずの彼女の眼差しに宿る勇気と想いは、質量となって確かに伝わってくる。
「……うん。分かった。こちらこそ、よろしくお願いします」
これから十何人も孕ませなきゃいけないような状況で、恋人なんて作っても不義理を働いてしまうだけ。
たぶん俺ができるのは、精一杯の彼女の願いに応えることだ。
「——や、やった……!! あのっ! わ、わたし……その、初めてなのでっ。
お、お手柔らかに、お願いします……」
ぱぁっと、華開いたように喜色満面の笑みを浮かべてぴょこっと跳ねる秋穂さん。
すぐに顔を真っ赤にしながらそんなことをのたまう。
ずっと長い前髪に隠されていた顔が、今はあらわになっている。
地味だと思っていた印象は綻んだ表情にあっけなく裏切られ、——ほんの一瞬、時を忘れた。
顔に熱が集まるのを自覚する。
今夜、俺はこの子と子作りするんだ。
「お、おう! 任せとけ! 頑張ろうなっ」
おう! って、そんなキャラじゃ無いだろ俺!
自分が告白されたという事実に、だんだん気持ちが舞い上がってきた。
やばいやばい、謎の緊張で変なこと言う前に退散して己を鎮めよう。
「じゃっじゃあ、準備するから、またあとで!」
「あ……ま、待って! ……その、あの。
夜まで一緒にお話させてもらっても、いいですか……?」
「! ……お、おおう! もちろん、いいよ。俺でよければ……」
あざとすぎる上目遣いに一撃KO。
この子、こんなに可愛かったっけ。
「——それで、あいつが堀に落っこちてさあ。 泥んこまみれで帰ったんだよな」
「あははっ、桃田くんらしいですね。……そういえば2人は、いつから親友なんですか?」
和室の壁に並んで背をつきながら、2人で座布団に座ってたわいもない会話をしていた。
今まであまり話したこともなかったから、お互い知らないことだらけ。
ゆっくりゆっくりと踏み込み合いながら、優しく距離を詰めていくようなその会話。
異世界にきて初めて感じる平和な日常感と、生まれて初めて感じる異性との会話の甘さ。
不安と興奮の乱高下で疲れ切っていた心が、ゆっくりほぐされていく。
自分が異世界にいることも忘れて、まるで恋人同士のような雰囲気で。
「……あの、釣谷くんのこと、竿斗くんって呼んでも、いいかな?」
「もちろん! その方が嬉しいよ。 ああ……ええと、俺も、
「うん! すごく、嬉しい!」
小さく喜ぶ彼女の言葉からは、自然と敬語が消えていた。
……なんか、付き合いたてのカップルみたいだ!
ウブでベタな会話に、再び顔がほのかに熱くなるのを感じる。
見れば、秋穂さん……じゃなくて、夕凪もちょっと耳が赤くなっていた。
釣谷竿斗16歳、突然拉致された異世界で今、人生初のラブコメをしています!
ついつい口角が上がる。やべやべ、にやけ面に幻滅されたら困るので何とか澄ました顔を取り戻す。
「……ふふ、あははっ。竿斗くん、考えてることが顔に出てる。
私は嬉しそうな竿斗くんの顔も、す、好きだよ?」
素直な言葉に反して、真っ赤に染まった顔。
あ、甘すぎる! なんだこれ、砂糖菓子か?
2人で林檎みたいになっていると、部屋にノーラさんがやってきた。
「夜伽の時間です。旦那様、お相手はお決まりですか?」
——現実が戻ってきた。でも不安はない。
俺はノーラさんへ深く頷きを返し、夕凪と一緒に立ち上がる。
「湯浴みはなさいますか?」
そ、そうか。そういえば俺、散々エッチしてから身体を洗ってないぞ。
これは流石にまずい! 慌ててもう一度ぶんぶん頷く。
ではこちらへ、と案内に歩きだすノーラさん。
じゃああとで、と言おうとして、覚悟を決めた表情の夕凪が俺の手を握った。
「い、一緒に入っても、いいですか!」
首まで真っ赤になって、つい敬語が戻っている。
少しはだけた胸元から目を逸らしながら、俺はゆっくりと頷いた。
「行こう」
もうもうと立ちこめる湯気の中に、巨大な湯船と並んだ椅子。
更衣室はなく、湯のある部屋に入ると同時に侍女たちが2人の着物を預かっていった。
俺たちは湯船の前に立って、互いの裸を曝け出し合う。
「ご、ごめんね。わたし……胸は小さいし、身体もちんちくりんだし……」
右手で左腕を掴みながら恥ずかしそうに立つ彼女が、消え入るような声で言った。
あらわになった胸元はほのかな膨らみを携え、その頂点にはさくらんぼ色の蕾。
小柄な身体は線が細く、腰つきも繊細だ。
下腹部には淫紋がピンク色に淡く光り、その下の鼠蹊部には黒く短い茂みが生える。
「いいや、すごく綺麗で、かわいいと思う。
大人しいけど真面目で繊細な、夕凪らしい素敵な身体だよ」
「あぅ……。あ、ありがとう……」
褒め言葉は自然と出た。夕凪が顔を赤くしながら小さく礼を言う。
たとえ主張は控えめでも、シミひとつない白い肌は俺の目に美しく、そして艶かしく映る。
俺の陰茎が目の前の獲物を求めて、ぐいぃと、高らかに雄叫びをあげていく。
夕凪の目線が俺の股間に向けて動く。
「す、すごいね……。おっきくて、ドクドク動いてる」
頬を赤くしながら目を大きく見開いてじっとそこを見つめる夕凪。
ちょっと恥ずかしくて俺も自分の股間へ目線を向ける。
——あ。
ビキビキと唸る俺の怒張のまわり。
そこに乾いてこびりついた、白っぽくカピカピした汚れ。
僅かに血の赤色が混じりピンクがかったそれに、夕凪が気付く。
「…………」
その瞳の中に、悲しみと後悔と、他の暗い何かの色が覗く。
夕凪は無言で俺の手を取ると、向こうへ振り向いて歩き出す。
向かう先には、洗い桶と椅子。
「洗いっこしよ。竿斗くん」
彼女は向こうを向いたまま俺の顔を見ずに言った。
湯気に包まれながら、向かい合って椅子に座る。
石鹸であわあわになった両手を掲げ、夕凪が言う。
「じゃあ、まずは竿斗くんからね。……はい、腕をあげて?」
素直に両腕を上げると、もこもこの泡をまとった夕凪の両手が俺の首から胸元を撫でていく。
泡の感触が少しくすぐったい。
「竿斗くんって、部活に入ってないのにけっこう筋肉あるよね。お家で鍛えてるの?」
「うん。……筋肉あった方がモテるかなって。モテなかったけど」
「ふふ、私にはずっとモテモテだったよ?」
穏やかな笑みを浮かべながら身体に泡を纏わされていく。
お腹まで泡まみれになって、上半身はモコモコの衣につつまれた。
夕凪はちょっと躊躇ってから、今度は俺の足を洗い出した。勃起するペニスをチラリと見た彼女の顔は赤い。
「うははっ、ちょ、そこくすぐったい!」
足の裏まで泡まみれにされてつい悶える。
いらずらっぽく夕凪が笑った。
あっという間に両脚にモコモコズボンが穿かされた。
残るは最初からずっと存在を主張し続ける、いきり勃った赤黒い肉棒だけ。
緊張が覗く夕凪を見て、俺は気を遣って問うた。
「あー、今度は俺が夕凪を洗おうか?」
「……ううん。竿斗くんが、先」
朱に染まる顔と横に結ばれた唇。
そして、ついにその小さな手が触れた。
さわ、と。割れ物でも触るみたいにそっとペニスの真ん中を握られる。
泡でぬるぬるとした指の感覚に、薄くゾワりと快感が走る。
「わあ……すごく、熱い。……ピクピクしてる。痛くない?」
「いや、むしろちょっとだけ気持ちいい、かも」
初めて触る男性器に、恐る恐る、でも興味津々な様子。
きゅ、と肉竿を掴んで、ゆっくりと泡をまぶしていく。
ゾワゾワと快感に痺れ、うぅ、と呻いてしまう。
夕凪は夢中でペニスを撫で洗う。
ようやく与えられた性感に、ペニスが喜びの涙を先っぽから流す。
「あ……透明なのが出てきた。竿斗くん、気持ちいいの?」
「うん……、すごく」
肉竿の幹を握っていた手が開き、その先端側、亀頭を優しく包んだ。
にゅるり。一際強い快感に腰がぶるっと震える。
「わ、わあっ。ここの膨らんだところは、けっこう柔らかいんだね……」
亀頭の触感に不思議そうな顔をしながら、ぬるぬると確かめるように撫でたり握ったり。
「こっちはなんか、ふにふにしてる……すごい」
右手で亀頭を握りながら、左手で睾丸をさわさわ、もみもみ。
精子を急製造するためきゅっと縮んだ玉袋が、白い指で優しく揉まれる。
泡をまとった亀頭が、優しく指で撫で回された。
あわあわ、にゅるにゅる、さわさわ、ぬりゅりゅりゅっ。
決して刺激は強くないのに、この背徳的な状況への興奮も相まってすぐに性感が高まってしまう。
「ううっ、ゆ、夕凪。そろそろ、出ちゃうからっ」
「あっ……うん、ごめんね」
夕凪が我に帰ったような顔で手を離す。
ふぅ、危なかった。よし、次は俺が洗う番! と石鹸を手に取ろうとして、夕凪が止める。
……何となく、どこか影のある顔。
「まだ、お股をちゃんと洗ってないよ」
泡を継ぎ足した夕凪が俺の下腹部へ手を伸ばし、寸止めに怒る肉棒の周りを少し強い力でごしごし洗い出す。
俺が一番汚れていた所だ。
「……」
無言で洗う。他の女の痕跡を跡形もなく消すように。
その手は鼠蹊部から下へ回り込み、睾丸とその付け根までくまなくごしごしと擦る。
「……うん、終わったね。……じゃあ次は、私もお願いしてもいいかな……?」
夕凪が垣間見せた闇に、俺は声を出せず黙ったまま頷いた。
両手を泡でモコモコに武装して、華奢な身体にそっと触れた。
押せば壊れてしまいそうな細い肩。
白く透き通った脇を通って、腰のくびれまでスっと撫でる。
異性の身体をじっくり見て触るのは、そういえばこれが初めてだ。
骨格からして自分とは違う、その芸術のような曲線美に夢中になる。
身体の横側が終われば、次は正面。
慎ましやかな胸元を、左右のてのひらで覆うように、下から揉んだ。
ふにっ、にゅる。 むっちり、ふに、ふに。
揉むたびに少し掴めるくらいの、小さくも柔らかい乳肉。
巨乳を揉んだ時の指が沈み込む感覚とはまた違う、手に吸い付くようななめらかさ。
巨乳好きを自負していたはずなのに、気付けば無我夢中で揉んでいた。
「……んっ。……んぅっ」
揉み始めた時からずっと柔肉の中心で存在を主張している、さくらんぼ色の2つの突起に目を向ける。
乳輪はとても小さい。だけど、ピンと勃起したその実は、胸の控えめさに見合わぬ大きさを誇っていた。
「——いつも、竿斗くんに触ってもらう想像をしながら自分でいじっていたら、すごく、大きくなっちゃったの」
顔を伏せ、消え入りそうなほど小さく泣きそうな声で彼女が告白する。
……俺を想って、乳首でオナニーしてたのか。
「ご、ごめんねっ。気持ち悪いよね……」
「いいや! ……めちゃくちゃ興奮する。すっげぇエロいし、かわいい」
俺は被せるように即答した。
ちっぱいをいぢめてたら大きくなっちゃった乳首……?
そんなの、「最っ高!」以外の感想はないだろ!
俺を見上げた夕凪へ、本心が伝わるようにじっと目を合わせる。
「……そ、そっか……うん、——……ありがとう……!」
涙目で嬉しそうに言う夕凪にたまらなくなって、ついに乳首に手を伸ばした。
ビンビンに勃った大きな実を、指でぴんと弾く。夕凪がびくと震える。
弾くたび、そのさくらんぼはプルンと揺れて元の位置に戻ろうとする。
「んっ! ……んんぅ!」
目をぎゅっと閉じてびくびく震える夕凪。
少しだけ前屈みになって、両手で俺の太ももを掴んだ。
指先で蕾の先端をかりかりと優しく引っ掻く。
「……んんッ♡ ……んぅッン♡ ……あッ♡……——ッ♡」
口をきつく結んで必死に声を出さないよう耐える彼女。
でも俺はそのありのままの声を聞きたくて、乳頭をいぢめながら彼女へ囁いた。
「夕凪。声、出していいんだよ。夕凪のエッチな声、聞きたい」
「……で、でもッン♡ は、恥ずかしいよ……んぁッン♡」
快感にぎゅっと歪む顔は茹でたように赤い。
恥じ入る彼女にちょっと意地悪したくなって、俺はいきなり、その大きな蕾を指でギュッと摘んだ。
「んああッ♡!?」
ビックンと大きく身を震わす夕凪。太ももを掴む両手に強い力が籠る。
その片手を持ち上げて口元を抑えようとする彼女を止めて、再び囁く。
「かわいいよ、夕凪。もっと聞きたい。俺は夕凪の今みたいなエッチでかわいい声、好きだよ」
真っ赤っかな顔で俺を見た彼女が、口元に持って行こうとした手を俺の太ももへ戻した。
「ヘンな声出ても、幻滅しないでくれる……?」
「もちろん、もっと好きになると思う」
好き。そう言う度に夕凪は泣きそうで嬉しそうな顔をする。
文脈的には、俺の言う「好き」は彼女自身への愛の言葉ではない。俺にはそれを言う勇気がない。
たぶん彼女もそれは感じ取っている。肝心なところで踏み込みきれない弱気な俺を。
それでも喜んでくれる健気な彼女に、俺はせめてもの快感で返す。
カリカリカリ、きゅっきゅっ、カリカリ、ぎゅぅっ
「んあッ♡! ……ああッ♡! ……はぁんッ♡! ……ンッ——……んにゃああッ♡」
猫のような啼き声に興奮が高まる。彼女自身も猫みたいに小柄な身体をしなやかに震わせる。
衝動のまま、左右のさくらんぼを、同時にギュウウッと強く摘んだ。
彼女の反応は劇的。声量は小さく、でも高らかに嬌声をあげた。
「にゃあああああッッッ♡♡!?」
ビクビクビクンッ、と背中を丸めて大きく震える夕凪。太ももを爪が食い込むほど強く握られる。
乳首だけで、イッた。その事実に驚き、あまりのエロさに性欲が噴き上がる。
俺を想って大きく育ったさくらんぼの実が、赤くビンビンに張り詰めている。
「はぁ……はぁ……あ、……ご、ごめんね、……私だけ、イッちゃった……」
「ううん……すごく、すごく可愛かったよ、夕凪。今すぐ挿れたいくらいに」
俺のペニスはもはや怒り狂って爆発しそうだった。
ビキビキと血管が浮き出でて、先端からはダラダラと涎を垂らし目の前の獲物に喰らい付こうとしている。
今すぐにでも、犯したい。
「あ……私、もうすぐ食べられちゃうんだ……」
激昂する怒張に目を見開いた夕凪が、己の運命を悟ったかのように小声で呟く。
立ち上がった俺は湯船を桶ですくい、自分と夕凪にばしゃりばしゃりと荒くぶっかける。
身体の泡が落ちた事を確かめると、今度は俺が無言でその手を引いた。
もう、湯に浸かる時間も惜しかった。
向かう先は、あの寝室。
そこでこれから俺たちは、恋人のような甘いセックスをするだろう。
意気揚々と歩き出したけど、この人たち背中洗うの忘れてますね。