※この作品はR-18です。

クラス転移で勇者召喚かと思ったら子作り奴隷召喚だった   作:稲月

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このへんからだんだん女子同士のギスギス要素・不穏要素が強くなります。
あまり得意でない方はご注意ください。




16話 アッチはけっこういい感じ

 

 ぷるるん。ふりふり。

 

 魅惑の桃尻が上下左右に誘惑ダンスを舞い踊る。

 むっちむちでぷるぷるなその双丘に、俺の瞳は釘付けだった。

 

 ふらふらと誘蛾灯に誘われる哀れな蛾のように、バキバキに屹立した肉棒を揺らしながら近づいた。

 そして両手で、左右の尻たぶを鷲掴みにする。

 

 わしっ。むにゅぅ、ぷるるんっ! 

 

 指を沈めれば優しく弾み、軽く揺らせば豊かな尻肉がリズミカルに跳ねる。

 おお、これは、いいものだ! 

 

 そして、ぐぱぁと左右に割り開く。

 

 ぬちゃ……とろとろ……

 

 あらわになった小さな蕾穴はひくりと小さく縮こまり。

 その下で俺を待っていたピンク色の割れ目は、すでに期待の愛蜜を垂らしてぬらぬらと光り輝いていた。

 

「ソ、ソフィアさん……これ……!」

 

「もう……サオトくん? お姉さんがせっかくご用意したご馳走なんですから、見とれていないで早く食べなきゃダメ、ですよ?」

 

 こ、このお姉さん、なんか、どんどんエッチになってる! 

 だめだ、もう辛抱たまらん! 

 

 腰をやや低くして高さを合わせ。

 一思いに、一口で丸ごと食べ尽くすように。

 涎まみれで怒るきかん棒を、その桃の割れ目の中へ思いっきり突っ込んだ。

 

 じゅぷっっっぱぁん!! 

 

「んああああッ♡♡!!」

 

 どろどろの果肉を、亀頭でどりゅどりゅどりゅっ! っと掘り進み、あっという間に最奥へたどり着いた。

 瑞々しすぎる桃の膣肉は一切の抵抗なく侵入者を歓迎し、ぬっちゅりむっちゅりと締め付けてくる。

 

 そして、腰にぶつかった尻肉の弾力に驚きで目をかっ開いた。

 柔らかくてぷるんぷるんと衝突の振動を受け流す大きな桃尻が、俺の腰の形に合わせてむにゅうと歪む。

 思いっきり突き込んだはずなのに、全ての衝撃を吸収されてしまった。

 

 俺はその快感と驚きをもっと味わいたくて、腰をゆっくりと、でも勢いよく前後し始める。

 味わうようにゆぅっくり抜いて、かぶりつくように一気に突く! 

 

 ぬろろろろろろ……じゅぱぁんッ! ぬちゅろろろろろ……じゅっぱぁぁんッ! 

 

「んああぁ……♡ ああん゛ッ♡! んううぅ……♡ ん゛お゛お゛ッ♡!」

 

 喘ぎ声もどんどん卑猥になっていく淫乱お姉さんの蕩けた声に、興奮は際限なく高まっていく。

 あつあつに熱された果肉と果汁がペニスをじゅぷじゅぷに濡らしながら撫で付ける。

 そのたび豊かな尻肉がぱっちゅんぱっちゅんと揺れ、昂る俺を優しく受け止める。

 

 頬を染めて机に手をつくソフィアさんを、たまらず俺は後ろからぎゅっと抱きしめた。

 ソフィアさんの腋の下から回した手が、ちょうどタプタプ揺れる巨乳に出会う。

 

 ……服の上からでもはっきり分かる、ピンとたった乳首。

 俺は爆速でソフィアさんの白いシャツの中に下から手を入れて、そのエッチな突起を捏ねくり回した。

 

「んはぅっ♡!? ……もうッ、サオトくんたらぁッ! んんぅ♡ んはぁッ♡」

 

 乳首をコリコリと捏ねながらムニュウと胸肉の柔さを堪能し、ぱっちゅんぱっちゅんと腰を振る。

 手も腰もペニスも、全部がむにゅむにゅでやわやわでぷるぷるに包まれている。

 

 主導権は後ろから突く俺にあるはずなのに、なぜか俺がソフィアさんの身体に食べられているような感覚になる。

 そしてその事実が、俺をさらに興奮させていく。

 

 異世界二日目。一晩よく寝てどっぷり溜め込まれた熱い精子が、桃源郷を求めて旅立つ準備を整える。

 角度よし、温度よし、ピストンよし。オールグリーン! 発射態勢に突入しますっ! 

 

 熱い柔い肉感が俺の興奮(ガソリン)をごぅと燃やし、腰の抽挿(エンジン)が火を吹きながら加速する! 

 

 どちゅっ! どちゅっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱちゅっ! どぱちゅんっ! 

 

 うおおおっ! 気持ちよすぎるっっ……! で、射精るっ……!! 

 

 ぱぁっちゅんッ!! むぎゅううっ!! 

 

「んはああああ゛あ゛あ゛あ゛ッッ♡♡!!」

 

 ソフィアさんが絶叫をあげながら、身体と膣肉をビクビク、ギュウゥと収縮させる。

 その強い刺激で俺も絶頂を迎え、白く熱された砲弾を果肉の最奥に向けて発射した。

 

 どっびゅううううううっぶびゅるううううっ!! 

 

「ぐッ……うぅッ…………はぁっ、ふぅ…………。ぜ、全部出た……」

「はぁっ、はぁっ、はぁっ。え、えへへ、お腹の中が、サオトくんの種でいっぱいになっちゃいました……」

 

 二人でくっついたまま、ぐったりとベッドへ寝転がる。

 ああ〜、このお姉さん最高すぎる……! 

 

 至近距離で顔を見合わせて笑い合う。

 その距離がゼロになろうかといったその時、どこか薄ら寒い、乾いたノック音が部屋に響いた。

 

 

 コン、コン。……コンコン。……コンコンコンコン。

 

 

 ソ、ソフィアさんが真っ青な顔をしている。

 その間にもノックはどんどん速く、強くなっていく。

 なんだ、何が……ま、まさか……! 

 

 そして仕舞いには、返事を待たずにその扉が開けられた。

 

 ぎぃぃ。

 

「………………」

 

 嫌な予感は的中した。

 扉から現れたのは、視線で人を殺せるほど冷たく鋭い眼差しでこちらを見据える、この世で最も恐ろしい侍女長(ノーラさん)であった。

 

 

 

 

 ふ、ふえぇぇん! コワカッタ! 

 

 一人自室に戻った俺は、あの絶対零度の瞳を思い出してぶるりと震える。

 切れ長の目が特徴的な美人なのだが、いかんせん表情が冷たいせいでその目も相まって怖すぎるのだ。

 

『旦那様の子種にも限りがある以上、その価値が分かった今は無駄打ちさせるなど言語道断。……それを最もよく知るのは、エリアンドラ女史、あなた様ですよね?』

『あぅぅ、つ、つい……あっ、ほ、ほら! こんなに出してもらいましたし、さらに研究が進むかも……』

『言い訳は無用です。どうやらその強欲な女陰には、蓋でもしておいた方が良いようですね』

『ふ、ふえぇぇん! ごめんなさいっ! それだけはぁ〜!』

 

 ……明日の検査では、ソフィアさんが蓋をされていないことを祈ろう。

 気持ちよく出したし、昼食まで昼寝でもしようかな。

 

 のそのそと布団に横になる俺は、それが現実逃避であることを分かった上で気づかないふりをした。

 

 

 

 

「ウサミン、ほんとうにいいの? どうせいつかはやらなくちゃいけないんだよ?」

「絶対ムリっ! なんでウチがあんなやつと……!」

「んん〜、ウサミンはロマンティストだもんねぇ」

 

 身体検査が終わって集まった"いつものメンツ"は、和室の壁際で内緒話を繰り広げていた。

 

 黒髪ロングにザ・清楚顔の、星宮 瑠美(ほしみや るみ)

 小麦色の肌に金髪が映える、宇佐美 瑠奈(うさみ るな)

 銀髪の三つ編みに高身長の、寝白 瑠夏(ねしろ るか)

 

 竿斗がいうところの"ルルルギャルズ"である。

 

「でもねウサミン。私たちはAランクだから、Bランクの誰かが夜伽に選ばれるだけで並ばれてしまうし、そこに寵愛点が入ったら逆転されちゃうの」

「知らない。ウチそういう計算とか分かんないもん」

「序列を逆転されたら、あのBランクの人たちみたいに薄ーい布団で寝ることになるんだよ?」

「いいもん。ウチ、けっこう身体強いし」

「んん〜、ウサミンはほんと頑固だよねぇ」

 

 幸運なことに、三人とも母胎評価はAランクだった。Sには勝てないが間違いなく上位組。

 無理をしてまで夜伽を頑張る必要は無い。少なくとも、しばらくの間は。

 

「ううーん。ウサミンがそこまで言うならいいんだけど。でも、セックスってそんなに大事にするものでもないと思うの」

「んん〜、賛成したいけど、ホシミンが言う"大事にしない"は本当に大事にしないからね〜」

「ねぇ二人ともうるさいっ、き、聞こえたらどうすんのっ!」

 

 星宮は表向きは清楚でふわふわと男に接するが、その裏では片端から男を食い漁るビッチだった。

 対照的に、表向きは強気なギャルとして男を威嚇する宇佐美。彼女は未だ処女である。

 バレると男が寄らなくなる(推定経験人数三十人超えの)星宮に、バレると威厳を失う(と思い込んでる)宇佐美。

 だからこれは、三人だけの秘密だ。

 

「男に関してはあーしが一番フツーだね。その上で言うと、釣谷のアッチはけっこういい感じだと思う」

「だから知らないってば! ウチはゼーったい、ムリっ!」

 

 ちなみに寝白の経験は三人である。面倒くさくなって連絡をサボり自然消滅することも三回だ。

 

「じゃあ、また私たち二人で釣谷くんを誘ってくるから。ウサミンも気が変わったら言ってね。あの人は押せばちょろいよ」

「……気なんて、変わんないもん」

 

 ……ジュクン。

 

 無理やり見せつけられ、淫紋でわからされた、あの壮絶な快感を思い出して子宮が疼く。

 だが、宇佐美はそれに気づかないふりをした。

 

 

 

 

「ねね、秋穂さんっ。くるみ、秋穂さんとは仲良くしたいなぁ。ダメ?」

「……放っておいてくれる? あなたはどうせ序列が目当てなんでしょ」

 

 大部屋の上座側、厚めの布団が敷かれたそこに、序列7位(秋穂夕凪)序列8位(安里くるみ)がいた。

 序列の上がった彼女たちには私室は無いものの、布の仕切りに囲われた厚い布団で寝ることができる。

 

 愛しの竿斗へ我が物顔で近づく安里に、秋穂は心底敵意を抱いていた。

 だから正直に突き放す。どうせ取り繕った仮面でしか話さないこいつは、全く信用ならない。

 だから、次の言葉は予想外だった。

 

「うん。そうだよ。くるみ、序列しか興味ない」

「…………え」

「正直釣谷くんはくるみのタイプじゃないしぃ、くるみはくるみだけを見てくれる人じゃないと、むり」

「…………」

「だからさ、取引しようよっ、秋穂さん。くるみは序列があればそれでいいの。釣谷くんを取ったりしないよ?」

 

 竿斗の前にいる時とは打って変わった、あまりに明け透けな態度に少したじろぐ。

 

「くるみね、いいこと知ってるんだよ。ぜったい知りたがると思うなぁ、秋穂さんもっ」

「……なに?」

 

 動揺を誤魔化そうとつい話に乗ってしまった秋穂へ、安里がもったいつけてうっすら笑う。

 そして、悪意のこもった声で言った。

 

 

「——美澄さんの、誰にも言えない、恥ずかしい秘密」

 

 

 秋穂の息が止まる。

 ……序列1位、美澄 英理(みすみ えり)。竿斗を秋穂から簡単に奪いかねない、最大の敵。

 あざとい悪魔が楽しそうに笑う。

 

「ほら、知りたいでしょ?」

 

 

 

 

「い、委員長……私たち、きっと何か行動しないとま、まずいよね……」

「ええ。秋穂さんが第一指名に選ばれているから、私たちはクラスで一番まずい状況だと思う」

 

 クラスで四人だけしかいないCランク。そのうちの一人だけ(秋穂夕凪)があからさまに優遇されている状況。

 このままだと、自分たちはあのひもじい食事と硬い床で寝る生活が続くことが確定している。

 

 学級委員長の加美長 優委子(かみなが ゆいこ)と、カースト最下位陰キャ女子の菅沼 芽衣子(すがぬま めいこ)がひそひそと相談する。

 

「ち、ちなみに委員長って、け、経験、ある?」

「う……な、無い……。私、見ての通りだから……。菅沼さんは?」

「うう。だ、男子と喋ったこともほとんどないよ」

 

 かたや真面目さだけが取り柄の幼児体型委員長、かたやまともに男と会話もできないド陰キャ。

 男性経験なぞ、カケラもあるわけないのであった。

 二人で顔を見合わせ、がっかりとため息をつく。

 アプローチの仕方なんて、授業で習ってない。

 

「でも、あ、あんな食事がずっとなんて、無理だよ……」

「うん。死なないためだけのご飯って感じだったね。昼と夜のご飯もあんなだったら、心が折れちゃうかも」

 

 塩気のまるでない硬いパン。申し訳程度に添えられた、よくわからない苦い豆。たった、それだけ。

 この先に待ち受ける真っ暗な未来に、言葉も出てこない二人。

 そこに、三人目のCランクから声がかかる。

 

「ぼくたちにだけ採れる選択肢もあるよ?」

「……えっ?」

 

 明智 黒実(あけち くろみ)。誰も彼女のことをよく知らない、フランクだけど自己開示を一切しないクラスメイト。

 彼女もひもじい食事に固い床での就寝だったはずなのに、微塵も暗さを感じさせない楽しそうな表情で言葉を発する。

 

「追放されちゃえばいいんだよ。ぼくたちはどうやらこの国にとってはそんなに必要ないみたいだし。街に降りたら仕事に就いて、意外と普通に暮らせるかも」

「あ、そ、そっか。……でも、ほんとにうまくいくかな」

「私たちはまだこの国の文字や常識を知りませんし、街の治安も知る術がありません。さすがにリスクが高いとおも……」

「でも、釣谷がぼくたちを選ばなかったらどうせ捨てられるんだよ?」

「……」

 

 どのみち捨てられてしまうなら、体力の残っている今の方が確かに希望はあるかもしれない。

 でも、街に降りた途端攫われる可能性だってある。

 委員長の頭の中でぐるぐると不安がループする。

 

「それにさ、ほら。男子たちだよ。一部の人たちは街に降りたらしいでしょ? もし街でうまくやれてたら、仲間にしてもらえるかも」

「! 確かに、男子たちなら価値観も一緒だし、助け合えるかも! ……でも、見つかる保証はない……」

「もし釣谷が憐れみとかでぼくらを夜伽に選んだとしても、それで母胎評価が上がるかもしれない。そうなったら二度とここから出られないかもね?」

 

 次から次へと希望と絶望を交互に委員長へぶつけてくる明智。

 そんな二人を見る菅沼は気づく。

 苦悩する委員長の暗い横顔を、明智が仄暗い嗜虐の笑みで見つめ……

 ふ、と急に明智と目が合った。い、今のは、気のせい……? 

 

「菅沼さんってさぁ、髪、長いよね」

「……えっ? う、うん」

 

 それだけ言って、明智はどこかへ去っていった。

 

 

 

 

『んはぅっ♡!? ……もうッ、サオトくんたらぁッ! んんぅ♡ んはぁッ♡』

 

 悦びと幸福に満ちた、あられもない喘ぎ声が脳内にこだまする。

 僅かに開いた扉から見える、同僚の痴態。

 

 机に手をつき尻を突き出す彼女に向けて、何度も何度も突き込まれる、猛々しい怒張。

 見てはいけないはずなのに、すぐに止めるべきなのに。

 

 自分があのような激しいまぐわいをしたのは、果たしていつのことだったか。

 若くして亡くした夫。顔は写真で確かめられる。しかし声はもうほとんど忘れかけている。

 

 ずぅんと、己の胎が疼く。

 

 未亡人ではあるけれど、まだまだ若いその身体。

 本当なら今も、愛する夫と蜜月の日々を過ごしていたかもしれないのに。

 

 あの若い青年の、赤黒い肉竿が目に焼き付いて離れない。

 若く猛々しくそそり立つ、夫のそれより大きな気がするあの竿を。

 

 たら——と。スカートの内、太ももを伝う蜜の感触。

 

 無意識に指が秘裂に向かおうとして、寸前で押し留める。

 

『んはああああ゛あ゛あ゛あ゛ッッ♡♡!!』

 

 勇者離宮・侍女長、ノーラ・コルドゥーラは、結局その生殖行為を最後まで見届けてしまった。

 

 ピロートークまで始めそうな二人の様子に、ようやく理性が身体を動かす。

 なぜ抱いているのかもわからない仄かな嫉妬と怒りをぶつけるように、青い顔をした同僚へきつく言葉を投げてしまった。

 

 

 旦那様が去り、同僚への話も終えて部屋を去ろうとしたその時。

 ノーラの背中へ、ふんわりと優しさのこもった声が投げかけられた。

 

「ふふ、見てたんですよね? ノーラさん」

 

 侍女として積み上げた自制心で、動揺も困惑も一切表に出さず、平然と答えを返す。

 

「何をでしょう、エリアンドラ」

 

 だが、声の主はどうやら確信しているらしい。

 

「私が診察を終えた時、ノーラさんはもう扉の前にいました。そして私が下着を下ろし机に手を付いた時に、開けたんです。あなたが、この部屋の扉を」

「…………」

「ノーラさんも、自分に素直になっていいんですよ。あの素敵な男の子は、年上のお姉さんが大好きなんですから」

「…………はぁ。私は、侍女失格ですね。先ほどのあなたへの言葉は全て撤回いたします。申し訳ありません、エリアンドラ」

「ふふっ。気にしていませんよ。嫉妬するノーラさんも、とっても可愛いですからっ」

 

 とっくに、何もかもをお見通しだったわけだ。

 この同僚は昔から、人の心を理解して掴むのが得意だった。

 

「残念ですが、私は彼より十は歳が上です。清い乙女でもなければ、振り撒ける愛嬌もありません。

 ……高望みな期待を抱いて、裏切られた時の悲しみを味わいたくはないのです」

 

 だが確かに、もう自分を慰めるのは許すことにしよう。

 一度許せばやめられなくなるのが怖くて、必死に理性で言い聞かせてきた。

 幸い、これからも毎晩夜伽の監視がある。材料(オカズ)には欠かないだろう。

 

 自嘲気味に笑みを浮かべる私へ、同僚はなおも諦めなかった。

 

「ノーラさん。それは、素直じゃありませんよ? ノーラさんの顔と身体は、今も本当の気持ちをはっきり叫んでいます」

「本当の……? いえ、私は……」

「よしっ、頑固さんなノーラさんのために、私が一肌脱ぎましょうっ! 大丈夫、サオトくんのことは、もう理解できましたからっ」

 

 腕を捲ってふんすと気合いを入れてみせる同僚。

 私の心の奥底で、期待に震える何かが蠢いた。

 






いつも評価・感想など、ありがとうございます。
執筆のモチベーションは皆様のおかげです。
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