クラス転移で勇者召喚かと思ったら子作り奴隷召喚だった 作:稲月
順序更新していく予定です。
遡ること数時間。
午前の身体検査を終えたとある三人の女子が、小さな部屋の中に集まっていた。
「ウサミン、いい加減覚悟決めなって〜。みんなに追いつかれてからじゃヤバいよ〜」
「……ウチ、Aランクだから大丈夫だし」
「でも、きっとまたテストとかあるよ? ウサミン、順位確保できる?」
「……」
何とか宇佐美を説得して夜伽を受けさせようとする、寝白と星宮の姿であった。
今日は二人が序列1位を取れたので、私室が与えられていた。
星宮の部屋に集まって、不貞腐れる宇佐美を説得する会である。
「もう、ほんとに頑固な子ね。セックスの気持ちよさは十分伝わったでしょ? 楽しめばいいのに」
「ウチは、惚れた男に初めてをあげたいモン」
「う〜ん、ウサミン純情。でも現実みえてない〜」
「うるさいッ! 待ってたら日本に帰れるかもしれないじゃんっ」
星宮と寝白は顔を見合わせ、同時に肩をすくめて溜め息。
そして二人は、最後の手段に出る。
「こうなったら、嫌でもセックスしたくさせてあげる」
「なはは。親友同士、深いトコまで知り合うのも悪くないね〜」
「エッ、なに? ……ちょっと!?」
二人がかりで宇佐美の着物を剥ぎ取って裸にさせる。
そして経験豊富な艶かしい手が、宇佐美を激しく襲ったのだった。
昼食までの長い時間、部屋からは可愛らしい嬌声が響いていた。
今日の午後は訓練だった。皆で広い庭先に並んで身体を動かす。
走ったり腕立てしたり模擬剣を振ったり、戦える身体でもないのに必死で鍛えさせられる。
どうやら身体を鍛えたり技術を身につけることでもステータスがわずかに伸びるらしい。
……俺たちの場合は子供に遺伝する数値が上がるだけというのが、とにかく虚しいところである。
異世界での修行パートが本当にただの苦行でしかないなんて事、許されるのか! (怒)
まぁ許されてるからこんな仕打ちを受けているわけだが。
「次、素振り二百回。フォームを崩さないように」
俺たちを指南するのは、初日に勇者の種の検査で立ち会っていた、濃紫色の髪を持つスタイルのいい美人さんだ。
「クロナ・シュタルハイザー」と名乗ったその女性は、この勇者離宮の騎士長らしい。
目鼻立ちの整った顔が鋭く表情を結び、いかにも女騎士という感じのカッコいいお姉さんである。
軽装な服の腰には細い長剣が佩かれ、かなり長い紫髪はうなじあたりの低い位置でポニーテールにまとめられている。
何より、薄く白いシャツをボンと突き上げる大きな胸元。
……巨乳女騎士、最高!
「……君。手が止まっているようですが。君の尻を引っ叩くくらいの権限は持っています。試しますか?」
やばッ! 慌てて目を逸らして素振りに集中する。
でも、ちょっと尻は叩かれてみたいかも。……いや、鞭とか取り出してきそうで怖いからいいや。
鉛のように重い全身を何とか動かして、訓練をやり遂げる。
昨日の座学テストとは違って順位等は付けられなかったが、ノルマをこなせなかった者は罰則があるとかで皆必死だった。
ほとんどの子は俺と同じように地面へぐったりと身を降ろし、地を這うゾンビの群れみたいな光景だ。
「……はぁ……はぁ……」
そんな中でも、未だ姿勢を保ち脚を確かに地につけている美澄さん。
額から汗を流して肩で息をしながらも、その凛とした立ち姿からはまだ気力が失われていない。
すごいな。あれだけ厳しく扱かれても弱音一つ吐かずに乗り越えたんだ。
荒い息を吐く口元、意志のこもった瞳、風にそよぐ艶やかな長髪。
——やっぱり、綺麗だ。
俺は地に膝をついて呼吸を整えながらも、彼女の美しい横顔に見惚れていた。
いつも何をやっても完璧で、どんな時でも麗しい彼女。
その究極美人ぶりは異世界でも健在だったようだ。
「宇佐美君。君、手を抜いていましたね。最初からずっと」
感情の乗らないクロナさんの声に、視線を後ろへ。
ぜぇぜぇと息を吐きつつ、まだ余裕を残したように見える宇佐美さん。
しかし恐ろしい鬼教官に手抜きを見通された彼女は、その表情を真っ青に染めた。
「三段階降格です、宇佐美君。食事と寝床、今夜まで」
「……う、うそ……!」
さ、さんだんかい。ほぼ最下位層と変わらないんじゃないか。
おい! 寵愛点もお前に使ったのに、何やってんだよっ!
「では本日の訓練はこれで終了とします。一部ノルマに届いていない者も居るようですが……まあ、体格の割にはよくやった方でしょう。今回は不問とします」
死んだ虫のようにひっくり返っている委員長とみかちゃん先生。
二人ともちっこすぎて、素振りでは剣を振るというより剣に振りまわされていた。
クロナさんが憐れな子供を見るような目で二人を見下ろして、ペナルティを免除する。
とんでもない鬼教官かと思ったけど、頑張った人に対しては意外と優しいところもあるらしい。
悠々と去っていくクロナさん。
死屍累々の俺たちは、しばらく息を整えてからようやく庭を後にしたのだった。
一人、絶望に暮れて座り尽くす宇佐美さんと、呆れたような顔で彼女をフォローしにいく親友二人を置いて。
今日は夕食の前に入浴時間が設けられた。汗だくだったので非常に助かる。
女子に遠慮して俺は時間を空けてから入っている。もう何度も裸を見せつけあってはいるが、一応の配慮はしておいた。
いま、この風呂部屋にいるのは俺を含めて五人。
「竿斗くん、筋肉すごぉーいっ! くるみ、ほれぼれしちゃうなっ。くるみのおっぱいも、触る?」
「ねえっ! くるみちゃんは夜伽があるんだから、今はわたしの時間って言ったじゃん!」
暖かい湯船の中、俺の左右に賑やかコンビがくっついては元気にはしゃぐ。
俺は夕凪の頭をさらりと撫でて、彼女の身体に腕を回す。
「ごめんな夕凪。2日経てばまた夜伽に選ぶからさ」
「……うん。それまで他の子に夢中になったらだめだよ」
「あははぁ。竿斗くんはおっぱいに弱いから、無理じゃなーい?」
くるみがグサっと刺してくる。は、反論できねぇ。
何かすっかり遠慮なくなったなこの子。もう嫌われないって分かってますと言わんばかりだ。
そして事実、俺は何だかんだでくるみの事も気に入ってしまっているのであった。
とはいえムカついたのは確かなので、仕返しとばかりに俺はくるみの秘裂を指でグチュッと軽く撫でる。
湯船の中でもとろとろになっていたソコは、待ってましたと俺の指に絡み付いた。
「んうぅッ♡ あは、竿斗くん、ごはんの前にもうエッチ、しちゃう?」
「もぉーっ! ズルいっ!」
ご褒美にしかなっていないようなので指を離す。たった一回のセックスで完全にメスに目覚めてやがる。
不満そうな二人が俺にますます絡んでくるのをいなし、湯船の遠いところで顔を赤くする他の女子へ目を向けた。
「あ、あう〜。あんなの、教科書とぜんぜん違った……」
「ち、ちんぽ……本物おちんぽ、しゅごい……」
委員長と菅沼さんが、湯船に顔まで浸かって先ほどの光景を反芻している。
俺の身体を洗うのは、今日の夜伽の相手となるCランク三人にお願いしたのだ。
明智さんには断られてしまったが、委員長と菅沼さんは緊張しつつも興味津々な様子でやってくれた。
俺としては全身をお願いしたかったのだが、二人とも肉棒にしか目がいかずソコばっかり触ってくるもんだから、途中で夕凪とくるみにバトンタッチしてもらった。
まあ、あの様子なら夜伽も拒否感とかはなくやれるだろう。
離れたところで一人くつろぐ明智さんも嫌そうな素振りはゼロで、単純に興味がなさそうな様子である。
「ちゃちゃっとヤッてくれればいいから〜」との談。いいのかそれで。
食事もあるしそろそろ上がろうかというその時、ガラガラと部屋の扉が開いて、三つの影が入ってきた。
「あ、竿っちじゃ〜ん。おつかれ〜」
「お疲れさま竿斗くん。訓練、けっこう大変だったね」
ルルルギャルズだ。相変わらずの巨乳がたゆんたゆんと揺れて、俺の目を独占する。
そして気になるのは、もう一人の姿。
「はぁッ!? なんでまだいるわけっ!」
宇佐美さんが、腕で身体を隠しながら顔を赤くして歩いてくる。
彼女も他の二人のような巨乳ではないが、形の整ったぷるぷるなおっぱいだ。
身長も高くてスタイルがかなりいい。特に腰のくびれが大きく、腹出しファッションがよく似合いそうだ。
「……み、みてんじゃねーよッ!」
めちゃくちゃ怖い顔で睨んでくる……が、何だか色っぽいその顔に俺はあまり恐怖を感じなかった。
目を逸らさない俺に、彼女は意外にも何も言わず洗い場へ向かう。ぷりぷりの引き締まったおしりが可愛らしい。
「なんか、竿斗くん、女慣れしてきてる……」
じっとりと暗い夕凪の声は、聞こえないふりをした。
身体を洗い終えたギャルズが湯船に入ってくる。ポヨンポヨン揺れるおっぱいたち。素晴らしい……!
「ねえ竿斗くん。もしよかったら、今夜のよと……」
「あー、ごめんホシミン。俺、今日はもう相手が四人決まってて、流石に二人の相手は厳しいかも」
「ううん、そうじゃないの。私とシロルンじゃなくて、あの子。選んでもらえないかな」
「え? 宇佐美さん?」
「一人増えるだけなら、竿斗くんだったら頑張れそうでしょ? どうかな」
てっきり二日連続のお願いかと思ったら、彼女たちの親友を抱いて欲しいらしい。
たしかに見ようによっては宇佐美さんが一番序列重要だもんな。主に
だが、本人の意思が無いことにはうまくいかない。俺は宇佐美さんへ目を向ける。
「……う、ウチはお前となんかヤリたくねーしっ! 欲情してんじゃねーぞ、ヘンタイ!」
「……うーん。ダメらしいけど?」
「もう、ほんとに頑固なんだから。無理矢理指名しちゃってもいいよ? あの子、意外とちょろいから」
「いやぁ〜、なんか蹴られそうでコワイし、自分から来ないなら遠慮しとこうかな」
全員救うとは決めたが、自らその手を拒むというなら話は別だ。
俺だって余裕があるわけじゃない。この世界はそんなに甘くないことぐらい、皆分かってるはずだしな。
そう、残念。でもいつでも指名していいからね。そう言って星宮は宇佐美さんの元へ行った。
寝白はあいかわらずぷかぷか浮いて風呂を満喫している。
宇佐美さんは顔を赤くしながら黙って湯船に浸かっていて、いつもの反抗的で強気な態度はあまり表に出ていない。
ちょっと可愛いなとは思いつつ、俺は彼女たちを置いて風呂を出た。
今考えるべきなのは、今日抱く女の子たちの事だから。
夕食後の休憩時間。夜伽の相手を集めてセックスの順番を相談していた。
とりあえず生意気で小うるさいくるみは一番最初だ。ぐっちゃぐちゃに抱き潰して黙らせる。
「ぼくは最後でいいよ。体位もおまかせ。手っ取り早く終わらせてもらえると助かるかな」
あっけらかんと明智さんがそう言う。もはやセックスを作業と割り切っているらしい。
まあこれで順序は決まった。俺は残りの二人へ確認をとる。
「それじゃあ、くるみのあとは二人でいいね? 同時がいいって言ってたよね」
「わ、わたしたち、初めてだから……ちょっと、一人じゃこわくって」
「挿れるのと中に出すのは同時じゃ無理だけど、どっちからにしようか」
「な、なかに……あうう、おまかせします……」
首から上が茹でダコみたいに赤くなった委員長。
菅沼さんも顔が赤いが、何だかずっとニヤニヤしている。
「ふへへ、私もついにおまんこするんだ……あ、つ、釣谷氏。もしかして、な、舐めたりした方がいい?」
「いや、初めてだし、しなくていい……。あー……やっぱ、菅沼さんにお願いしようかな?」
断ろうとしたら菅沼さんの顔が明らかにがっかりしたので、前言撤回でお願いしてみる。
ぐへぐへとニヤける菅沼さんは正直ちょっとキモいが、この子、けっこう興味津々らしい。
前髪を上げて普通にしてたらけっこう可愛いのに、台無しである。
順序も決まったので腹休めにごろんと床へ寝転がった。
離れたところにギャルズの姿。宇佐美さんのさらに貧相になった夕食を思い出して、思わず溜息が出る。
にしても、あんなに全力で嫌がられるとやっぱ傷つくなぁ。あのチャラさで処女ってこともないだろうし、そこまで拒絶される理由は正直分からない。
あ、宇佐美さんと目が合った。たちまち彼女は顔を赤くしてキッ! と俺を睨む。
初日と比べて何だか威圧感が無い。むしろちょっと可愛くて、俺は彼女をじっと見つめ続けた。
どんどん顔を赤くしていく彼女は、根負けしたのかふぃと目を逸らして体育座りに顔をうずめた。
ううむ、正直めっちゃ可愛い気がしてきたぞ。美人でスタイルもいい。拒絶されなきゃ喜んで抱くんだけどなぁ。
「旦那様、夜伽のお時間です。お相手はお決まりですか?」
侍女がやってきたので俺は頷き立ち上がる。
緊張で身体を硬くした委員長たちの手を取りながら、子作り部屋へと歩を進めるのだった。
クラス転移というシチュエーションに憧れて衝動のまま書き始めた拙作ですが、ここ何話かでよく思うことがあります。
ヒロインが多すぎて、話が進まねえ!
テンポよくやってる作者さんたちには尊敬するばかりです。