クラス転移で勇者召喚かと思ったら子作り奴隷召喚だった 作:稲月
昼食が終わり午後のメニューが始まっても、夕凪は戻ってこなかった。
ノーラさんからは、"命に別状はなくただ気を失っているだけ"と聞いてはいる。
おそらくストレス過多による心因性の失神だとも。
やはり、俺が原因なんだろうか。彼女の気持ちを理解しながら、平気で他の子を抱き続けていたから。
最初に彼女に告白された時、俺は喜び勇んで彼女を心から愛するように抱いた。
恋人にはならなかったけど、恋人みたいに扱った。優しく丁寧に、彼女の全てを受け入れるように。
思えば、二日目の夜伽で夕凪を抱いて以降、彼女はずっと夜伽を見ているしか出来なかった。
自分以外の女の子が次々と俺に抱かれていくのを、ベッドの横でただ見せつけられる日々。
心が辛くて当然だ。俺は考えが甘かった。責任感が足りていなかった。
クラスメイト全員を救うと決めて、自分で一度受け入れたはずの彼女を少しだけ突き放した。
彼女は俺の意志を尊重して頷いてくれたけど、彼女の立場で首を横に振ることなんてできるはずないのに。
大義名分を得た俺は、すっかり夕凪にも許された気になっていたんだ。
「——尾や魔眼のように、強力な魔族は特殊な能力を持ちます。したがって……」
午後のメニューは二日目と同じような授業形式だった。
黒スーツに着替えた侍女がボードの前で話しているが、まるで耳に残らない。
うだうだと暗い考えを巡らせたまま、午後の授業は終わりを迎えた。
時間も短いので試験も無かった。あっても無くてもどうでもよかった。
風呂には俺とみかちゃん、朝飛に灰咲、そして水無月さんがいた。
美澄さんと栗栖さんはいないが、今日の夜伽の相手たちだ。
みかちゃんは再び子供に戻ってしまっていた。朝目覚めた時からこうだと聞いている。
昨日の夜伽では一瞬先生が帰ってきてたけど、たったの一回でそう都合よくはいかないらしい。
みかちゃんの事件も俺の認識不足が原因の一つだったし、学ばないなぁ俺は。
ぼんやり顔で湯船に浸かる俺へ、朝飛が我慢の限界といったふうに声がけた。
「ねえ、いい加減辛気臭いんだけど。考えても仕方ないでしょ?」
「……ああ、そうだよな。ごめん」
仮にもこれから彼女たちを抱くのだ。暗い顔で抱かれるなんて御免だろう。
ぱちっと自分の頬を軽く叩いて、心を一度リフレッシュさせた。
「おにーちゃん、どしたの? ほっぺかゆい?」
「いいや、ほっぺで拍手してみたんだ。いい音だろ?」
「わたしもー! えいっ! !?……い、いたぁい」
加減のきかないみかちゃんが頬を手の形に真っ赤にして、涙目になっている。
おドジな彼女につい笑いが溢れる。子供は宝だなぁ。……大人だけど。
俺の隣で肩まで浸かった灰咲が、無表情のまま平坦に告げた。
「秋穂は明日から夜伽もできる」
言葉少なのそれは、明日彼女をたっぷり抱いて慰めてやれという意味だろう。
言われずとももちろんそうする。謝罪と愛情をたっぷり込めて、大事に大事に抱いてやるつもりだ。
無口なりにフォローしてくれた灰咲へ軽く礼を言って、暖かいお湯の上へ溜息をついた。
少し離れたところで寛ぐ水無月さんが、横目で俺をチラリとみやる。
"やれやれ、贅沢な男だ"、そんな彼女の心の声が聞こえた気がした。
よし、気分も切り替わった。今日も連続で六人を抱くんだ、うだうだ考えてる余裕はないぞ。
もう一度だけ軽く頬で拍手して、ざぱりと湯船から立ち上がった。
「おにーちゃんのお絵かき、青くってカッコいい!」
みかちゃんが俺の下腹部を見ながらはしゃいだ。
俺の淫紋のことか。ピンク色のみんなとは違って俺のだけ青いんだよな。
確かソフィアさんは、女子たちは陰属性の淫紋で、俺だけ陽属性の淫紋だとか言ってたっけ。
朝飛が不思議そうな顔で聞いてくる。
「釣谷のやつも感覚が飛んできたりするの?」
「いや、何にもない。ただ付けられただけで何も起きたりはしないんだよね」
皆とは違って快感が共有されたりもしないし、正直なんのために付けられたのかは分かっていない。特に効果を実感したことはない。
でもなんだか模様もカッコよくて、密かに気に入ってたりする。
俺の心の中二な部分がウズウズするのだ。ぐはは、封じられた力! ウオー!
「気づいていなかったのかい? それ、特定のタイミングで光っているよ」
水無月さんが指摘を入れた。
え? 光ってる? いつだ? 全然気づかなかった。
「君が女の子の中に出した時だよ。いつも淡い青色に光っていた」
な、なんと。中出しセンサーとは。ちゃんと淫紋っぽい効果もあったんだな。
相手のイキ顔とかに夢中で自分の腹なんて見ていなかった。
でも光るだけか。特に何も感覚はないし、玩具みたいな効果しかないのか?
「僕にも効果は分からない。でも、何かあるのは確実だと思うよ。どうせまた碌でもない卑猥なやつだろう」
うむむ、何だか俺が責められている気分。だって、付けられちゃったんだから仕方ないじゃないか!
ソフィアさんに効果を聞いておけばよかった。付けてくれたのはあの人だからな。
「皆。そろそろ時間」
灰咲が呼びかける。今日は時間も限られているし、早速夜伽にしけ込みますかぁ!
まずは昨日も抱いた三人からの予定だ。じっくりイジめ抜いてやろう。
「はぁ……はぁ……うう」
俺の身体の下で、灰咲が荒い息を続ける。白い頬をわずかに染めて、鋭い瞳は虚ろだ。
その真っ赤な秘裂からは、溢れんばかりの白濁液がドロリと垂れている。
中イキはまだ出来なかった。本当に性感に慣れていなさすぎた。
しかし、あと少しだとも分かる。絶頂こそしなかったが、確かに彼女も膣内で快感を得ていたのだ。
出したばかりのはずの俺は、どうしてか、無性にイライラしていた。
前戯にじっくりと時間をかけたからか、中出ししても一回きりじゃ満足出来なかった。
もっと、出したい。もっと、挿れたい。もっともっと、犯したい。
水無月さんの言っていた通り、中出しの瞬間に俺の淫紋も僅かに光っていた。
それ以外の効果は実感できなかったが、何かしらは起きているらしい。
目の前で転がる灰咲をもう一度雑に犯したい。そんな妄想を頬を叩いて振り払う。
焦らずとも、まだ相手は三人もいる。
俺は血走った目で、背後で待機していた水無月さんを見やった。
次は、お前だろ。早く抱かせろ。
「……少々、怖いね。どうみても冷静じゃないな、君」
俺は構わず彼女に近づいて、華奢な身体を舐め回すように視姦した。
横座りになった彼女は、伏せがちな目に少しの恐怖を浮かべながら俺を見上げた。
一言で表すなら、夜の闇に消えてしまいそうな儚い美しさだった。
白い肌は傷ひとつなく、ほっそりとして佇んでいる。
細い鎖骨が首元を艶かしく飾り、横っ腹にはごく僅かに肋骨が浮き出ていた。
腰も細く、子など産めるのかと不安になるほどの身体つき。
決して痩せぎすではないが、倒せば折れてしまいそうな女の子だった。
胸は小さい。手のひらに収まる程度の控えめな膨らみは、されど男にはない柔らかさをもってふるりと小さく揺れている。
胸の頂点にある実は赤みが強く、驚くほどに小さい。まるでラズベリーのようなそれは、彼女の白く美しい肢体の中で鮮やかに主張していた。
鼠蹊部にはピンク色の淫紋。細身だからか、身長の同じ他の子達よりも一回り小さい。
そしてすぐ下には濃い藍色の茂み。髪の色と同じだ。
短く切り揃えられたそれは、ほんの小さな逆三角形だった。
まるで秘所を指し示す極小の矢印看板のように、白い肌の上を陣取っている。
そして、両足の間から僅かに覗く、彼女の一番の秘密の場所。
俺の肉棒を待ち受けるその割れ目は、すでにとろとろと蜜を垂らして濡れていた。
「……君が彼女たちをねちっこく責めるからだろ」
水無月さんは恥ずかしげに瞳をさらに伏せて、言い訳するように小声で言った。
その様子はいつもみたいな近寄りがたさは欠片も無く、ただ処女喪失に身構える一人の少女だった。
「前戯はいらない、と言うつもりだったんだけどね。今の君に抱かれるのは正直言って怖い。少し、ゆっくりやらないかい?」
俺は無言のまま、彼女を優しく仰向けに倒した。そして細い両脚をゆっくり開かせる。
くぱぁ、と秘所が軽く開いた。
ピンク色の割れ目は穢れのひとつもなく、透明な蜜とともに俺を歓迎していた。
小陰唇も綺麗なピンク色で、美しい渓谷の両脇をヒラリと飾る。
頂点に聳える陰核はかなり小さい。皮から少しだけ顔を出す桃色のそれは、溢れる期待でぷくりと膨らんでいた。
水無月さんは頬を赤くして、両手で口元を隠している。彼女がこれほど恥じらう姿なんて初めて見た。
夜の海みたいな長髪が白いシーツの上を流れ、伏せがちな瞳が遠慮するように細められていた。
俺は彼女の両足の間に腰を入れて、上から彼女を見下ろす。
てっきり秘所を舐められるのかと思っていたらしい彼女は、驚きと困惑を浮かべて俺を見上げる。
俺は無言のまま、熱く滾る肉棒を割れ目の入り口に合わせた。
水無月さんが驚きを含んだ声で抗議する。
「ちょ、ちょっと。ゆっくりって言ったじゃないか!」
「うるさい。前戯はいらないって言ってたろ」
既にその秘裂はドロドロだ。前戯なんてまるで要らないと童貞でもわかる。
俺は膨れ上がった欲望と黒い衝動を抑えきれていなかった。
いつも一歩引いた位置から皆を眺めている彼女を、今だけは俺が支配できる。
驚くほど賢くて常に冷静な彼女を、俺だけが破壊できてしまう。
水無月さんは恐怖を顔に浮かべるが、俺は最初から気づいていた。
支配される恐怖の奥に、未だ知らぬ快感への期待と興奮が燃え続けている事に。
冷静なフリをしていても、こいつも女に過ぎないんだ。色に狂えば、みんな同じだ。
固まってしまった彼女の上に上半身を覆い被せながら、腰をゆっくり前に進めた。
ぐじゅ、じゅぶぶぶ……ぐ。
比較的早く出逢ったのは彼女の処女の壁だ。それは柔らかく肉棒を阻み、拒絶する。
水無月さんの秘肉は、華奢なイメージに反してとても柔軟で素直だった。
ほどよいキツさの中に処女特有の硬さがあり、蜜液はさらさらに溢れてくる。
「うう……ひ、拡げられてる……」
水無月さんは苦しそうな顔で目をぎゅっと瞑っている。
肉棒の感触を学びとるように秘肉がピクリと痙攣している。すごいな、秘所すら勤勉なのか。
彼女の表情を見るに痛みはさほど無いらしい。俺は遠慮なく、更に奥へと侵入した。
ぐ……ぶち、じゅぶぶぶぶぶぶぶ
肉の扉を打ち破り、彼女の未開の地を熱い肉棒が拓いていく。
すぐに、根元まで収まった。柔らかい肉ヒダが縦横無尽に肉棒を愛撫してくる。
相当に気持ちいいマンコだ。キツさと柔らかさが丁度よくて、ヒダも多いし温度も高い。
なんでもそつなくこなせる彼女に相応しい、万能な秘肉だった。
「あ、ああ……これは……んんっ」
苦しみを隠せない水無月さんは、しかし最後まで痛みは感じなかったようだった。
ただ内臓が押し潰される感触に呻いているだけで、苦痛は顔に出ていない。
これなら、すぐに動いて問題ないな。俺は腰を振り出した。
ぐじゅっ、ぐじゅっ、じゅぶぶっ、ぐじゅっ
卑猥な水音を立てながら腰を前後に振る。激しくないが、優しくもない。
俺が気持ちよくなるためだけの動き。ペニスの先から根元までを、熱い秘肉で扱き下ろす。
しかし彼女はセックスでも才能豊かだった。すぐに喘ぎ声に甘さが混じる。
「んんっ! うそっ! んあっ! まてっ、ああっ!」
驚きに目を見開き、快感で歪む表情。
腰に当てられた俺の腕を掴んで制止をかけてくるが、俺が止まる事はない。
既に小慣れてきた秘肉はねっとりと肉竿を舐めつけて、少しの隙間も無く絡みついてくる。
彼女に上から抱き付いたまま、俺はひたすらピストン運動を続けた。
その勢いは少しずつ強く、弾ける水音はだんだん大きくなってくる。
じゅぷッ! じゅぷッ! ばちゅッ! ばちゅッ!
最高に気持ちいいまんこだ。俺にぴったりと嵌まって絡み続ける。
もう腰は勝手に動いていた。本能で彼女を味わっている。
先走りが亀頭の先端から溢れては、愛液に混ざって秘裂をぐちゃぐちゃに掻き回す。
「んあッ! まって! ううッ! ふぅあッ!」
水無月が快感に頬を染めつつ、必死に俺を止めようとしてくる。
しかしその腕にはまるで力がこもっておらず、ぶるぶると腰は震えたままだ。
感じすぎてまともに動けもしないらしい。その様子に更なる支配欲が膨れていく。
ばちゅんッ! ばちゅんッ! ばちゅんッ! どちゅんッ!
嬌声をかき鳴らしながら腰と腰を強くぶつけて水音を弾けさせる。
ひたすら自分で気持ちよくなる。余す事なく味わい尽くす。
それでも彼女は感じている。とんでもない雑魚マンコだ。気分がいい。
そして、一つの遠慮もない射精が彼女を穢した。
沸騰するほどの白い熱が、俺の尿道を激しく駆け昇る。
どびゅうううううう! ぶびゅりゅうううう!
「んんッ! ……あッ! はぅ——ッ!?」
水無月が胎を満たす熱に気付き、たちまち快感で声を失った。
遅れて激しく痙攣する彼女は、俺の下敷きになったままビクビクと肢体を暴れさせた。
白い悪魔が彼女を書き換える。脳髄を犯し、快感で狂わせる。
ペニスの脈動が俺に壮絶な快感をもたらしている。
俺は彼女を抱き合しめたまま、一緒にぶるぶると震えた。
長い射精が終わり、ゆっくりと身体を起こせば、虚ろな目で震える水無月。
そこにあのミステリアスな雰囲気の面影は無い。
俺が彼女の秘密を剥がしたんだ。俺が彼女の秘密を犯したんだ。俺が!
「はぁッ、はぁッ、……これはっ、まずい、な……はぁ」
水無月さんが小さくこぼす。まるで想定以上の困難にぶつかったような表情。
快感によって火照った頬を鎮められぬまま、残った理性で頭を働かせているらしい。
必死なその姿に、黒い化け物が俺を支配した。
「はぁ、はぁ、……え?」
抜かずにいた肉棒が、そのまま硬さを取り戻していく。
ドクン、ドクン、と彼女の秘肉を押し拡げる。あっという間に熱く張り詰めた。
「ちょ、まった! 僕はもう無理っ! 明日っ、明日にし——んあッ!」
どっちゅん!
もう一度最奥まで突き込んだ。精液でドロドロになった秘裂は更に柔らかく肉棒を迎える。
ああ、やっぱりこいつのマンコは気持ちいいな。もっともっと、犯したい。
真っ黒なナニカが俺の脳を壊し、溶かし、支配する。
目の前の彼女の悲鳴も聞こえない。あるのはただ、飽くなき欲望だけ。
ぐいっ、と水無月が俺を押して脱出する。ぬぷっとペニスが抜けて白濁が溢れる。
彼女は快感の残滓が未だ身体に残っていて、ガクガクと手足が震えている。
必死になってベッドを這って行くが、まるで遅い。
俺は彼女を追いかけて、背中から乗り上げて捕まえた。
ぴったり覆い被さって体重をかける。彼女もジタバタ暴れるが無意味だった。
首だけ振り向いた水無月の横顔は恐怖に染まっていた。自分が支配され、書き換えられる恐怖に。
俺はその顔にすら暗い欲望を膨らませる。ペニスがビキビキと硬くそり立つ。
そのまま、寝バックの態勢で一気に突き挿れた。
「いやだッ! ……んんあ゙ッ!?」
俺の精液を一度吸収したそこは、先ほど以上に柔らかくねっとりと絡みついてきた。
じゅぶぶぶぶ……とまるで呑み込まれるようにペニスが深く包まれていく。
ビクビクッと水無月の身体が跳ねた。中イキだ。最高の雑魚マンコ。
俺に押し潰されたまま、ひたすら身体を痙攣させている。そのたび秘肉が締め付けてきて気持ちがいい。
一切の手ごころ無く、激しく腰を上下に振る。
小さな尻と俺の腰がぶつかって、大きな破裂音が鳴り響く。
ばちゅッ! ばちゅッ! ばちゅッ! ばちゅッ!
「あ゙あ゙あ゙あ゙ッ! イグッ! イっでるがらッ! はぅあ゙ッ!」
壮絶な快感に水無月が大声で悲鳴を上げる。あの冷静沈着な彼女のなりふり構わない声に、更なる嗜虐心が俺を高める。
ずっと絶頂を叩きつけられている彼女は、もはや言葉すらも紡げなくなってきていた。
密着した身体に痙攣のリズムが伝わり、秘肉は激しく収縮する。
俺は背中に乗ったまま、彼女の両手を上から重ねるように握った。
指の先からつま先まで、全身でピッタリと密着して腰を振る。
心臓の鼓動すら共有して、ひたすらに快感を生み出し続ける。
最ッ高の気分だ。ははっ、俺は今、彼女を完全に支配しているんだ。
腰から広がる快感が脳を蕩けさせて、魂が快哉を上げる。
血管がはち切れそうなほどの興奮に、さっきよりも早く性感が積み上がっていく。
ばっちゅばっちゅと腰を叩きつけて、水無月の胎を好き放題に征服する。
それでも彼女は絶叫をあげて感じまくっていた。膣の収縮がペニスを強く刺激してくる。
指を絡めたまま、脇を締めてぎゅううと彼女と密着した。
そして最後に、深く深く胎の奥まで肉棒を突き刺す。
二度目の射精が、怒涛の勢いで噴き出した。
ばっちゅんッ! どびゅうううううううッッ!
「あ゙ッ——! ……——ッ!」
水無月がついに白目を剥いて発狂した。その悲鳴には音すら乗らず、呼吸が止まってしまっている。
ビックンビックンと強く跳ねる身体が、上に乗る俺まで大きく揺らしてきた。
どぷん、どぷん、とペニスから白濁を流し込む。彼女の胎をぱんぱんに満たす。
脈動のたびに痺れる快感。思わず呻き声と溜息が漏れた。
ああ、全くもって最ッ高の…………
——あれ? いま、俺、何をしていた?
射精が終わった瞬間、我に帰った。
嫌がる水無月さんを組み敷いて、無理矢理に後ろから犯し尽くした。
既に一度中出ししていたから、もう抱く必要なんて無かったのに。
……レイプした? 俺が、彼女を?
ぞわり、と背筋が震える。己の所業にようやく気がつく。
下敷きになった彼女はあまりの快感に気絶していた。涙の跡が痛々しい。
ゆっくりと身体を起こして、ペニスを抜く。
ドロロ……と大量に溢れ出る白濁。明らかに過剰な量。
完全に、理性を失っていた。
黒いナニカに呑まれきっていた。
急に恐ろしくなって、水無月さんから距離を取った。尻を引きずって、後退りする。
ふと辺りを見回せば、恐怖や驚きに満ちた目線が俺に向けられていた。
ベッドの外には音が聞こえないが、光景だけ見れば何が起こっていたかは疑問の余地も無い。
明智だけが、愉しそうに嗤っていた。
それ以外は、驚愕や、恐怖や、困惑や、軽蔑。俺の心を冷たく刺すような視線。
自分で自分が恐ろしくなる。あんな人間では無いと思っていたのに。
背中に流れるじっとりとした冷たい汗。小刻みに震える指先。
すっかり固まってしまった俺へ、一人の少女がゆっくり近づいてきた。
這々の態でベッドを這い進んでくるのは、水無月さんだ。目を覚ましたらしい。
「はぁ……はぁ……ま、まったく、世話が焼けるね……君は……」
激しく息を切らしながら呆れ顔を隠さない彼女は、ガクガク震える手足で俺の元へ這いずって来た。
そして、呆然とする俺を正面から抱きしめ、優しく接吻をしたのだ。
長い長いキス。ただ唇を合わせるだけのそれは、息の続かなくなった彼女が離れたことで終わった。
ぐでんと、力の抜けた彼女は俺にしなだれかかって、荒い息のまま俺の耳元で囁く。
「た、たぶん、君のスキルか淫紋の影響だろう、はぁ、はぁ、君は悪くない。
さっきのは僕がそういう性癖だったという事にしておくから、だ、誰にも言うなよ……」
……ばさり。それだけ言って彼女は倒れ込み、眠ってしまった。
それを言うためだけに気力を振り絞って来てくれたのか。
投げ出された濃い藍色の髪を撫でながら、そっと感謝を伝える。
あれは、普通じゃ無かった。ナニカが俺を支配していた。
どうやら、ただ楽しくセックスしているだけともいかないらしい。
今日の相手はまだ二人残っている。次も呑まれないという自信がない。
ベッド脇で立つノーラさんを見やる。……ここで辞める訳にもいかない。
あと二人。俺は全力で自分を律して臨まねばならない。
次の相手は、栗栖さん。
親友の彼女を傷つけることだけは、絶対に許されない。
俺は両頬を強くペチンと叩いて、怯える彼女の元へと向かった。