※この作品はR-18です。

サオノハコ   作:のうやん

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千夏先輩に性欲をぶつけたい人向け。


千夏先輩のはじめて

 好きな人を押し倒してめちゃくちゃチューする。

 その時は拒否されてもいい。最悪チューできなくてもいい。抱きついて押し倒しさえすれば、後はこっちのもの。時間が経てば手に入るようにしてやる。

 そう言われた。バカにするなって思った。普通の精神状態ならそんなことしない。じゃあ今は? どうだろうか。私は指示されるがままに大好きな男の子を押し倒して、キスして。その現場を悪い先輩が隠し撮りしたのを、止めなかった。

 

「やめろよ……なに、かんがえてんだよ」

「ごめん」

 

 馬乗りになったまま謝る。

 この後、どうなるんだろう。

 もうどうでもいいや。恋愛になると私はこんなに醜かった。こうなったら、絶対にこの人を手に入れてやる。傷ついたら私が慰めて、壊れそうになったらもっともっと慰めて、溺れさせてみせる。

 

 

 ❤

 

 

 鹿野(かの)千夏(ちなつ)という女子がいる。

 高校二年生。バスケ部の次期エース。爽やかで優しく、純粋。勉強も部活も真面目に取り組んでおり、親しみやすい一面も魅力。

 顔立ちはやや童顔で透明感のある美少女。髪型は柔らかいシャギーボブで、凹凸の少ない体型ながら引き締まっていて健康的。

 容姿端麗で我慢強く、人の良いところを見つけるのが得意。そういう女子なので当然モテるが、大勢からモテるとかは興味ない。大切に思っている男の子と仲良くできればそれで幸せ。嘘偽りない気持ちだったはずなのに、千夏は別の男と海に来ていた。

 

 

「大喜(たいき)君の股間に顔埋めて、雛(ひな)ちゃんなにしてんだろうね?」

「事情を教えてくれるって言ったから……来たんだよ。どういうことか、そろそろ教えてよ」

「ほんと真面目だなー。いや、からかってるんじゃなくて、タメ口で喋れって言ったの守ってくれてるから。じゃあ俺も誠実にしないとなって思ったわけさ」

 

 千夏は男を見上げた。たしか、身長は187センチ。がっしりとした体格で、少し日焼けした逞しい腕が少し怖い。

 顔は整ってはいるけど厳つい。

 彼は蝶野(ちょうの)雫(しずく)。千夏の後輩、蝶野雛(ひな)のいとこで、今は大学三年生。接点はつい最近までなかったが、街を歩いていたらいきなり話しかけられた。

 可愛がってる親戚の子が悪い男に捕まってるかもしれないから、少し話を聞かせて欲しいと。雛の友達が隠し撮りしたという写真を見たら、雛は悪い男ならぬ悪い女だった。

 

「なんか雨降ってきたな。どっか屋根ある場所で話そっか」

「ううん、帰ろう。電車の中で話して」

「はー……まあいいか。連れ回しちゃったから、いいよ。電車の中で話してあげるよ」

 

 どうしても事情が知りたかったから、千夏はこの男についてきた。でも、これ以上はこわい。何度か可愛いとか透明感やばいとか褒められた。女として見られているのが伝わってきたから、こわい。

 一気に土砂降りになったけど、構わず駅に走った。

 なんで、たいき君はキスなんてしてるの? なんでえっちなことされてるの? 同じような疑問が何回も頭の中に浮かんで、駅についた。

 看板が出ていた。土砂崩れで運休。

 千夏は帰れなくなった。

 

 

❤

 

 

「ごめんね、まさかいきなり土砂崩れになるとは思わなくて。……うん、友達も一緒だから。大丈夫。わかった。じゃあね」

 

 家に言い訳の電話を入れた。

 先輩と同じ部屋で。

 私は民宿にチェックインしていた。部屋をわけることはできなかった。びしょびしょの格好で、いきなりキスされて、写真撮られちゃった。男と遊んでるってみんなにバラすって脅されて、こわくて。

 

「よくできました。えらいぞ千夏」

「やだ。どこ触ってるの……やめて」

 

 私はまだびしょびしょ。制服のまま。夏服。

 電話切ったら、いきなりおしりを撫でられた。

 気持ち悪い。鳥肌が止まんない。こわい。おしり、つままれてる。

 

「ダウナーな感じになっちゃったな。ま、それはそれで可愛いけど。しっかし千夏ちゃんおっぱい小さいなぁ?」

「っ」

 

 降りしきる雨を見ながら、立ったまま、私の右腕が勝手に動いた。脇の下に手を回されて、すっと抱き寄せられたのだ。ちょっとだけ、タバコの匂い。

 先輩は缶チューハイに口をつけた。グレープフルーツ味。左手に持ってる。それを私の口にも押し付けてきた。これ三回目。家に電話する前に、私はもう飲まされちゃってた。

 

「……んく、んく、ごくっ」

「エロい顔で飲むねぇ。はい、おつかれさん」

「……は、ぁ……はー……」

 

 だめ、くらくらする。

 だめ、力入らなくなってきた。

 

「すぐ通報すりゃ良かったのに。ここまで来たらもうダメだろ。大騒ぎしようとしても、速攻で黙らせて抱けるわ」

「……やっぱり、そういうつもりだったんだ」

「そういうつもりじゃなきゃ、こんなとこまで連れてこないだろ。おっぱい触り心地いいね。ほんと見れば見るほどかわいーし、全部忘れられるくらい可愛がってやるから」

 

 忘れられるわけない。

 どうかしてるよ。こんな玩具みたいに揉まれたって、気持ち悪いだけ。女の子をレイプして落とせるなんて現実じゃ有り得ないから。

 

「触ってみ。これ、今から千夏ちゃんに舐めてもらうチンポ。はじめてだと苦しいだろうけど、たっぷりほくじてやるから安心しろよ」

「……ゴツゴツしてて、気持ち悪い」

「マジでダウナー全開だな。じゃあ直で触ってみ。握るんだよ」

 

 先輩は浴衣に着替え済みだ。私は着替えちゃダメだって言われた。なんかもう、どうでもいい。

 浴衣の隙間から、ピンク色のなにかが反り返ってるのが見える。うそでしょ。わたしのてのひらより長いっておかしいよ。

 

「思いっきり握って、好きに動かしていいぞ。おら、しゃがんで膝ついて、近くでしっかり見ながらシゴけ。写真、雛に言ってグループラインに流させるぞ?」

「……やるから。急かさないでよ」

 

 腰を落として、畳の上に量膝立ちになって、おちんちんを……右手でいっか。手のひらに収まりきらない、やっぱりゴツゴツしてて嫌な感触。

 大きな袋の中に入ってるのは、精子をつくるための玉……だよね。ぱんぱんみたいだけど、変な匂いはしないや。

 

「なにをするって?」

「だから、言われた通りに。もうやってるじゃん」

「なにをどうしてるのか言え」

「……おちんちん、握ってる」

 

 私は悔しくて、ギュッと手に力を入れた。

 先輩は悦んだ。物欲しそうな吐息でわかった。

 

「右手だけじゃ上手くできてないだろ。どうすればいいか考えてやってみ?」

「はい……両手で、うごかします」

「なんで両手でしなきゃいけないの?」

「っ……大きすぎて、片手じゃうまくできないから」

「チンポの先端にキスして」

 

 目の奥がじんじんと疼いた。

 おちんちんの先っぽがひくひくしてる。ぱくぱく動いて、お口みたい。鳥の赤ちゃんが、ご飯欲しがってるみたいな感じ。

 もうやだ。ぜんぶやだ。

 

「……ちゅ……っ」

 

 軽くキスをしてあげると、お口が悦んだ。長いおちんちんがぶるるんって震えた。

 

「そのまま、舌でぐりぐりして。先っぽ舐めまわしてみ」

「うぁ……っっ、ぺろぺろ、ぺろ……」

 

 きのこみたいな形の部分に沿って、舌を動かす。

 お口からお汁が出てくる。先輩の透明なお汁。

 避けられなくて舐め取っちゃう。にがいよ。

 

「口に含んで、中で舐めまわして」

「……はむ……へひゃ……れろれろぢゅるっ」

 

 私は言うことを聞いたけど、怒られた。

 お風呂入る前に仕込んでやるって。

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