※この作品はR-18です。

ア〇ルマニアなシャーレの先生   作:あとらすR

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アナルマニアなシャーレの先生とサクラコ

 日が天頂を少し過ぎた頃、サクラコはシャーレの近くにあるビルの軒下でそわそわと落ち着きなく、ビルのガラスに映った自分の姿を見ていた。

 

「この服……先生はどう思われるでしょうか……アイドル衣装の方が……いえでもあれは目立ってしまいますから……」

 

 白いシャツに太ももの半ばまで丈のある濃緑色のジャンパースカートを重ね、その上に水色のカーディガンを羽織った、楚々とした印象を与える春らしい装い。いつもの修道服やアイドル衣装、あるいは覚悟を示す際どいハイレグレオタード……黒を基調とするそれらとは違い、今の私服はトリニティでも有数のお嬢様という彼女の一面を格別に引き立てるものだった。

 

「約束の時間まで三十分……もう少し悩むことも出来たのでは……うう、今からでも一度戻りたくなってしまいます……!」

 

 別に自分の姿にこれまで無頓着だったわけではない。むしろシスターフッドの長として、誰に見られても恥ずかしくないよう身だしなみには人一倍気を遣っているつもりだった。

 

 けれどそれは、威厳や秩序、伝統を重んじた観点で……一人の女の子として可愛く見られたい。そう思って服を選ぶのは、彼女にとってほとんど初めてのことだった。

 

 拭き清められたガラスは鏡のように姿を映す。それを見ながらくしくしと髪を整え、先生を探して辺りを見ては、また自分の姿を見る。

 

 カチューシャの位置を何度も整える。

 火照る頬に手を当てる。

 手持無沙汰にカバンを何度も握り直す。

 

 その所作は紛れもなく、恋する乙女のそれだった。

 

「挨拶はどうしましょう……ごきげんよう……いえ、これは堅苦しすぎるでしょうか……い、今のうちにちょっとだけ練習を……」

 

 あれこれと悩むうちに、ややずれた着地点へと思考が向かう。いつも以上に拍車の掛かった天然振りは、周囲への警戒をおろそかにさせた。

 

 結果……。

 

「わ、わっぴー!」

 

 パシャリ。

 

 彼女の代名詞と化した挨拶をポーズと共に取った瞬間、シャッター音が小さく響いた。我に返ったサクラコがその姿勢のまま振り向けば、そこにはカメラを構えた先生の姿。

 

「……せ、せん、せい……?」

 

 ゛うん゛

 

 先生は何事もなかったかのようにスマホをしまうと、機敏な動きで挨拶を返した。

 

 ゛わっぴー! 待った? サクラコ゛

 

「ああ、いえ、その、待っては、いないのですが、いえ、そうでは、ちが、そうでは、なくてぇ……! い、いつから! いつから見ておられたのですか!?」

 

 ゛今来たところだよ゛

 

「なんと間の悪い……!」

 

 よりにもよって一番見られたくないタイミングを……とサクラコは羞恥に震えずにはいられなかった。実は先生が五分前から、ガラスの前で悩む彼女を眺めてニマニマと楽しんでいたことなど知る由もない。

 

「ではなくて、どうしていま写真を撮ったのですか!?」

 

 ゛そこに可愛いがあったから……かな?゛

 

「か、わ、ああ……! ……その、消していただけたりは……」

 

 ゛そんな勿体ない! これは私の宝物にするんだ!゛

 

「~っぐ、うう……っ!」

 

 恥ずかしさと、宝物にするという言葉の嬉しさに脳が茹つ。彼女の頬は真っ赤に熟れているのに、口元はにやけを隠しきれていなかった。

 

(そんなこと言われたら、消して欲しいとは……!)

 

 たっぷり五秒ほどサクラコは悶えて、ようやく言葉を絞り出す。

 

「……絶対に、他の人には見せないでくださいね? 先生、先生だけです……!」

 

 ゛よし! サクラコのオフショット、ベッドに飾ろう!゛

 

「それはおやめください! お願いですから!」

 

 ガッツポーズで無邪気に喜ぶ先生に、サクラコはもうなにも言えなくなってしまった。

 

(こんなに恥ずかしいのに先生が嬉しそうなら許せてしまうのですから、本当にもう……!)

 

 恋愛は好きになった方の負け、と言う。その言葉がここまで本当だと彼女は思ってもみなかった。彼が喜ぶなら、何でもいい。何でもしてあげたいだなどと、思えるのだから。

 

 それでも越えられない一線はある。

 

「秘密なのに、皆様にばれてしまいますから……!」

 

 シスターフッドの長という立場にありながら、先生への想いを抑えられずに告白して、こうしてお忍びでデートする関係に至った。このことが表沙汰になれば、トリニティだけでなくキヴォトスをも割ることになるだろう。

 

 なによりこの想いに、政治が絡んでくる。それだけは嫌だった。

 

 ゛……それもそうだね。このサクラコは私だけのものだ゛

 

「っ!」

 

 白い頬に恥じらいが増す。元より趣味が先生について考えることである彼女にとって、その言葉は致命傷だった。

 

 ぎゅっと胸を手で抑えねば、心臓が飛び出してしまいそうなほどに。

 

 ゛サクラコ、大丈夫?゛

 

「いえ……大丈夫、です。ですがその……そういう言葉は、次からは心の準備を、させてください……!」

 

 ゛ふうん……?゛

 

「あっ……」

 

 先生は意地悪く笑って彼女の手を取り、指を滑らせた。

 

 ゛デートの準備は……出来てるんだよね?゛

 

「う、あ……」

 

 サクラコの嫋やかな指を、先生のごつごつとした指が絡めとっていく。指先をわずかに強張らせた間に、ぎゅっと指と指とが密着してささやかな抵抗さえも奪われてしまう。

 

 ゛ならこれは……いい?゛

 

「あ、ああ……!」

 

 密着した手のひらからの熱い体温。サクラコを見下ろす先生が、ゆっくりと顔を寄せてくる。

 

 吐息が触れる。息を呑む。心臓が爆ぜてしまいそうなほどに跳ねている。

 

「は、い……!」

 

 従順に目を閉じ、腰砕けになってしまいそうな身体を先生に委ねて……そうしてサクラコは、そっと手を引かれた。

 

 想像とは違う動きに目を開けば、先生はゆっくりと歩き始めている。

 

「あ、え?」

 

 ゛どうしたの?゛

 

「あ、いえ、その、てっきり……口づけ、されるのかと……」

 

 ゛して欲しかった?゛

 

「あ、あああああの!?」

 

 ゛ごめん。ちょっと意地が悪かったね゛

 

 手を引かれて日差しの下に出ると、全身を激しく巡る血の色が手首に透けて赤く、今更ながらサクラコは自分がどれほどどきどきしているのかを知った。

 

 先生がサクラコの腰を抱き寄せて、囁く。

 

 ゛後でいっぱい……ね?゛

 

「~~ッ!?」

 

 サクラコはもう言葉も出せず、やっとのことでこくりと小さく頷いた。

 

 ■

 

 ゛ここなら、誰にもばれないよ゛

 

「ここは……」

 

 ゛大人が密会で使う会員制カラオケ。来たことはない?゛

 

「はい。わたしも密会に使う店はいくつか知っていますが……でも、ここはわたし達に丁度いいかもしれませんね」

 

 ゛それはどう言う意味で?゛

 

「いえ、他の生徒に見つかりにくいというだけで、深い意味はないのですが……」

 

 先生に連れられてサクラコが辿り着いたのは、どこか怪しい雰囲気の漂うカラオケ店の個室だった。薄暗い部屋の中に、ゆったりとした音楽が流れている。柔らかな香りは危険さを和らげ、同じ部屋に入った先生に意識を集中させた。

 

 密会に向いた場所の知識は、トリニティの有力者にとっての嗜みだ。無論シスターフッドを束ねるサクラコももちろんいくつか知っている。しかし彼女がここを知らなかったのは、この店がカラオケ「も」出来るバー……生徒が入るのはかなりグレーなラインを攻めた、大人向けの密会場だったからだ。

 

 どことなく裏の雰囲気を感じながらも、先生のエスコートで座ったソファはトリニティの高級品にも劣らぬ柔らかさ。そこに感嘆している間に、先生が隣に腰を下ろす。

 

「あっ……」

 

 肩が触れ合う密なる距離。思わず吐息を零せば、先生は再び指を握って微笑んでくる。

 

「あ、あの……先生……」

 

 ゛どうしたの?゛

 

「ち、ちか……あ……」

 

 心臓が高鳴ったところへのノック。先生はふっと身体を離して店員からウェルカムドリンクを受け取ると、ついでに曲を予約するタブレットを取ってサクラコの前に差し出してくる。

 

 ゛さ、どうぞ?゛

 

「歌うの……ですか?」

 

 ゛カラオケだからね。それとも、嫌だった?゛

 

「いえ、そうでは……ああ、もう……!」

 

(そのまま睦み合うものかと思っただなんてふしだらなこと、言えません……!)

 

 上気した頬に、初心な態度。そんなわかりやすさゆえにいいように弄ばれてしまうのだとも気付かぬままに彼女は懊悩する。

 

 ゛いつもこうだったら誤解もされなそうだけど゛

 

「何か、仰いましたか?」

 

 ゛ううん、何も゛

 

「もう……意地悪なんですから……」

 

 唸った末に、サクラコは行き場のない感情を歌で発散することにした。選んだのは彼女とマリー、ミネの三人のデビュー曲。友情にも慕情にも取れる、ただあの人に近づきたいという想いを歌い上げる曲だ。

 

「~♪」

 

 導入は優しく、静かに。緊張で上ずりそうな声を、間奏の間に深呼吸で整えて……Aメロに入ろうとした瞬間、先生が動いた。

 

「ひうっ!? せ、先生!?」

 

 ゛どうしたの? まだ歌は始まったばかりだよ?゛

 

「ならどうして胸を、さわっ、ひ、んっ……!」

 

 先生がサクラコの胴に腕を回すと、その手で彼女の胸を下から包み、優しく揉み始める。ハイウェストのベルトに強調された彼女の大きな乳房だ。ふにゅりふにゅりと自在に形を変える度に、鼻に掛かった甘い声がマイクを通じて部屋に響いて、そのはしたなさに思わず彼女は口を覆った。

 

 ゛だめだよ。ちゃんと歌わないと゛

 

 その手を、そっと先生は下ろさせる。

 

「~歌い終わったら、んっ、覚えていてくださいねっ!」

 

 焦らすような触れ方だった。服の上から乳房をふわりと揉んで、敏感な所には触れない。太ももの絶対領域を優しく撫でて、際をなぞり、けれどその奥には行かない。

 

 だというのに先生に触れられていると思うと、歌声に嬌声を混ぜずにはいられなかった。

 

「もっと、もっと♪ ぉ……!? ちが、そう、じゃ、あ……!?」

 

 歌が盛り上がりゆく所で、先生の手はするりとサクラコの内腿に忍び込み、一息に秘所を押し込んだ。浅ましくねだっているようになってしまったのは、狙ってのことか。

 

 涙目で先生を睨めども、当の本人は余裕たっぷりに笑っている。

 

「歌わせるつもりなんて、ないでは、んっ、ありませんか……!」

 

 ゛サクラコが可愛いから、つい゛

 

「つい、ではありませ、んっ!」

 

 ショーツから淫液の滲みだす水音は、音楽に紛れて微かなもの。しかし確かに鳴った。鳴るほどに濡れてしまっていた。身体も心も、先生に触れられて悦んでいることを意識せずにはいられなかった。

 

 一番の間はそうして緩やかに触られて、徐々に昂らされていくばかりだった。それだけであれば、まだ足を弱弱しく震わせながらなんとか歌う余裕があった。

 

 だが最後のサビに入ろうとしたその瞬間、ぬるぷぅ……! と愛液をまぶした指が、力強くサクラコのアナルに分け入ってきた。

 

「だか、ああうう゛……っ!? せん、せいぃっ……んっ、だめ、だめですっ、こんなの、うた、え、イ゛ひぃっ……!?」

 

 ぐぬぐぬとアナルの入り口を引っかかれ、焦らされて膨れ上がった乳首を摘まみ上げられて身体が跳ねる。マイクが拾った甘イキの声は拡大されて反響し、彼女自身にまざまざと自らの痴態を思い知らせる。

 

 もはや歌どころではない。先生の腕の中、身体を必死に丸めて嬌声をこらえるので精いっぱいだった。

 

「あ゛、お゛ひうぅ……! せん、せいぃ……!」

 

 ゛こういうのはいや?゛

 

「いや、では……! でも、へんな、こえ、まいくに、はいって、ますから……!」

 

 ゛大丈夫、外に漏れたりしないから゛

 

「わたしが、はずかしい、ん゛っ! です……!」

 

 指先がくりくりと子宮の裏の辺りを押し上げ、快感が迸る。これまでの逢瀬で開発を進められたアナルは、もう完全な性感帯と化していた。

 

「はっ、は、ん゛っ……うぅ……っ!」

 

 ゛歌わなくていいの?゛

 

「こ、んな、うた、どころでは……!」

 

 先生を見上げる紅紫色の瞳は、燃えるような情欲を滲ませていた。いつもその鋭さからあらぬ誤解を受けてしまうその目は、今はその影もなく潤んでいる。それは紛れもなく、先生を求める乙女の瞳だった。

 

「んっ、く、うう……! せん、せい……せんせい……んっ……!」

 

 サクラコが甘えるように先生の胸にしなだれかかり、その首元を甘くついばむ。ソファに落ちたマイクは、ぐちゅぐちゅと愛液がアナルに押し込まれ、掻き混ぜられる淫らな水音を拾い上げる。

 

 二人だけの秘密の世界は、他の誰にも見せられない淫靡なものだった。

 

「はっ、ふっ……んむ、ふぅっ……! あ、ん……!」

 

 とうに曲は終わり、室内にはささやかな衣擦れと水の音、そして湿っぽい呼吸音だけとなっている。そんなことにも気付かないまま、サクラコは先生にされるがまま悦楽に震えていた。

 

「ふっ、う゛っ! んっ、ふー……っ゛! あ、ああ゛……おしりで、こんな、きもちよくなるなんて……!」

 

 先生が手を動かしやすいよう、普段の彼女であれば考えられないほど大きく開いた足。スカートの裾がめくれてショーツまで露わになった太ももは、アナルの奥を刺激されるたびにぶるりと波打ち、次第に言う事を聞かなくなっていく。

 

(こんな、はしたないですのに……全部忘れてしまうくらい、気持ちいいです……!)

 

 心は熱に浮かされていく。シスターフッドの長に求められる貞淑も、威厳も、政治も……今この場では全てを脱ぎ捨てて、ただ一人の女の子としての幸福に満たされていく。

 

 他のことなど全てどうでもよくなってしまうほどに、先生に抱かれると心地よくてたまらなかった。

 

 ゛サクラコ、机に手をついて゛

 

「は、い……」

 

 先生に促され、サクラコは机に手をついて立ち上がる。浅ましく突き出されたお尻は、肉感豊かな絶対領域が予感させていた通り、男を魅惑する豊満さだ。その双丘を先生が手で包み込むと、サクラコはたまらず上擦った息を吐きだす。

 

「あ、はぅあ……!」

 

 ゛おお……黒゛

 

「うう……! これは……たいせつなときにだけと、かってみたのです……」

 

 ゛よく似合ってるよ。すごいエッチだ゛

 

 ともすれば胸よりも柔らかな桃肉をさすり、揉み、丹念に味わいながら……先生はぐっちょりと濡れた黒いレースのショーツを下ろしていった。とろりと引いた糸をクロッチに受け止め、丸めて膝に引っかける。そうして露わになったアナルは、ひくひくと口を開けながら腸液を垂れ流していた。

 

 ゛挿入れるよ゛

 

「は、い……お゛っ、んああ゛お゛……ッ!?」

 

 菊輪を押し広げて腸内へ入り込んでくる剛直の熱。肛肉で噛み締めたそのたくましい硬さに口をわななかせて喜悦に呻く。可憐な声はあられもなく快楽に濁り、その一瞬で軽くイきかけたことを密やかに歌った。

 

「はっ、はっ、う゛……! せんせいの、あつい、です……!」

 

 ゛サクラコのアナルも、すごい締め付けだ!゛

 

 彼女の背に長く広がる透けるようなホワイトブロンド。その毛先がしっとりと汗ばんだ尻肉に張り付いている。むわりと女を香らせるその絵面もさることながら、強烈なまでの締め付けに先生は興奮を覚えずにはいられなかった。

 

「お゛っ、うう……っ! おく、ぐりぐりされる、と、おなか、とけてしまい、ます……!」

 

 ゛サクラコはこの背骨の裏の辺り……こうして先端で潰されるの好きだよね゛

 

「は、い。はいぃ゛……っ!」

 

 すっかり弱いところを見透かされ、そこをぐりぐり、とちゅとちゅとリズムを変えて刺突される。たまらない快楽に足はかくかくと震え、ほとんどの体重を机に預けなければ立っていられないほどだった。

 

「あっ、はっ、く、ふううー……っ! せん、せい、あっ、んっ、くひう……!」

 

 ゛どうしたの?゛

 

「はっ、はっ、ひゃ、んう゛っ! そ、の……もっと、だきしめてほしい、です……んっ!?」

 

 サクラコが控えめに求めた瞬間、先生は彼女の背中に勢いよく覆いかぶさってその細い肢体を抱きしめる。犬の交尾のような獣じみた姿勢だというのに、彼女は蕩けるような笑みを浮かべた。

 

 誤解されがちなことに悩むのは、人とどう触れ合えばよいのかをよく知らないから。なのに人は自然と彼女の言葉にトリニティ仕草を見出し、裏を読み取って距離を置いてしまう。

 

 彼女に隠した意図など、何もないと言うのに。

 

(こうして抱きしめられると、とても安心します……)

 

 誰もが一線を引くから、人の温もりが恋しかった。立場など関係なく、皆と同じような少女でありたかった……そんな心の奥底に秘めた願いをこうして叶えてくれるのは、先生ただ一人だけ。

 

 だからこそ、もっと触れて、互いの温度を確かめて、心を溶かし合ってしまいたい。これまで言葉として説いてきた愛は、彼女の心の中に確かな形を持って現れていた。

 

「あうっ、ふっ、くっ! あ、い、イキ、ますっ、イってしまい、ます……っんはあああっ!?」

 

 腸奥がとんとんと先生の重みと亀頭に挟みうちにされ、サクラコの意識はあっという間に果てを見た。だというのに先生の腰の動きは止まらず、二度、三度と軽い絶頂が続く。上半身を支えていた手は自然と崩れ落ち、肘でなんとか支えるような形となる。

 

「せん、せいっ! いまは、イって、ます、からぁ……!」

 

 ゛大丈夫。ちゃんと抱きしめてるから゛

 

「う、ううう゛……!」

 

 言葉は誤解を招くくせに、本当に嬉しい時には何も出てこないのだとサクラコは知った。形にならない感情が喉の奥でつっかえている間にも、身体は快楽に震えている。

 

 純潔のままの秘裂からとめどなく溢れる愛液が白い内腿を伝い落ち、タイツにつららのようなシミを残す。シミは少しずつ伸びていく。突かれる度、揺らされる度。彼女が甘い声で啼く度に少しずつ。

 

「ん゛っ、くっ、あっ、ひうっ! お゛っ、あっ、ああううー……!?」

 

 ゛サクラコの肩、綺麗だね。ちゅ、ちゅる……゛

 

 その最中に、乱れてはだけたうなじに軽く口づけなど落とされるのだからたまらなかった。

 

「んぐっ、ふっ、くっ、ひゅっ!? はっ、はっ、あっ、ああ゛ー!?」

 

 やがて先生の限界が近付いてきたのか、ピストンのリズムはずんずんと重く身体の奥に響くものに変わる。抱きしめられているものだから衝撃の逃しようがない。テーブルを切なげに指が掻き、下半身の柔肉は荒波に揉まれて哀れなほどに震えていた。

 

「お、く、もえてしまい、ますっ! ああ、せん、せい、せんせい……!」

 

 背骨の裏を中から持ち上げられて、ピンと太ももが強張る。

 

「う、ん゛っ! はっ、あっ、ああ゛ー……ッ! ……やっ、それ、はぁ……!?」

 

 何を思ったか、先生はソファに落ちていたマイクをサクラコの傍に置く。サクラコの息も絶え絶えな嬌声をスピーカーが反響させ、淫らなBGMに変える。せめてもの力でマイクを遠ざけようとサクラコが手を伸ばせば、先生の手のひらが上から包み込み、五指の間に指を重ねるように握りこんで縫い留めてくる。

 

「あ、ああ、せん、せいっ! どうか、どうか……ァ!」

 

 ゛私はもっと、サクラコの声が聞きたい゛

 

「っ! はっ、く、ううう゛ーー~~っ!?」

 

 そんなことを耳元で囁かれるものだから、ぱちぱちと脳内に白い火花が弾け飛ぶ感覚をサクラコは味わってしまう。

 

 想い人に野獣の如く覆いかぶさられ、後ろ孔を突かれ、羞恥を煽る悪戯までされているというのに……。

 

「あ、う゛……! す、き、すき、です……せんせい……!」

 

 ゛ッ!゛

 

 幸せで仕方なかった。気持ちよくて、壊れてしまいそうだった。

 

 か細く紡いだ告白が部屋に響き渡った瞬間、先生はたまらず一際強く腰を打ち付け、その肉感的な肢体を強く抱きしめた。

 

「ア゛っ、お、おおお゛ー……ッ!? あ、ああ゛、あついのが、おく、にぃ……!」

 

 どくどくと吐き出される精が腸奥に流れ込んでくる感覚にめまいがする。吐精に合わせて身体はのたうち、潮が噴き出して床を汚す。

 

 背中に重なった熱に、愛おしさが溢れだしてくる。

 

「あ、う、く……うぅー……! せんせい……」

 

 握りこまれた手の指で、先生の指を挟み返しながら、サクラコは艶めいた唇を陶然と動かした。

 

「もう、ずっと……わたしをはなさないでください、ね?」

 

 そうでなくてはどうなってしまうか、という言葉は、先生を振り仰いだ瞳だけが爛々と語っていた。

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