※この作品はR-18です。

ア〇ルマニアなシャーレの先生   作:あとらすR

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アナルマニアなシャーレの先生とセリナ

 十二月も半ばを過ぎ、寒空の下では雪もそぞろに降り始めた静かな夜。

 

 ゛アロナ、この陳情を明後日のタスクに付け加えておいて゛

 

「わかりました! ……でも、どの時間も仕事で埋まってますよ?」

 

 ゛大丈夫、何とかするから゛

 

「その何とかするためにこうして夜までお仕事漬けになってますよね?」

 

 ゛……知っているかい? アロナ。シャーレの先生には残業という概念がないんだよ゛

 

「はい! スーパーAIアロナちゃんは、シャーレが超法規的組織であるが故にその長である先生には労働時間の制限がないことを良く知っています!」

 

 ゛……そうだね。元気があって非常によろしい゛

 

「えへへー。……いやそうじゃなくって! 先生! そろそろ倒れちゃいますよ!」

 

 生徒達が夢を見るホワイトなクリスマスを前に、先生にはカイザーコーポレーションの面々もブラックだと口を揃えて言うような、恐ろしい量の仕事が積もっていた。およそ二、三人で分身していないとどうしようもないようなスケジュール、年越しを控えて増えた書類の山、呼ばれればどこへでも駆けつける気質。ここ数日の睡眠時間はどれほどか、数えるのも億劫になって久しいのだった。

 

 今もその無理の帳尻を合わせている最中だ。キヴォトス外縁の学園から入った陳情を処理するために出張し、近くのビジネスホテルで持ち込んだ書類を捌いている。定時はとうに過ぎているが、仕事は終わらないし、プライベートで仕事をしているようなものだからそもそも定時の概念すら怪しい。

 

 ゛大丈夫。本当にまずかったらセリナが「お呼びですか? 先生」……来てくれるよ。こんな風にね゛

 

「ひゃわっ!?」

 

 どこからともなく現れたセリナに、アロナが奇妙な悲鳴を上げるのも仕方のないことだった。ここはホテルの一室だ。ドアも窓もしっかりロックされている。先生がその名前を呼ぶ瞬間まで、確かにこの部屋には先生(とアロナ)しかいなかったのだ。

 

 それが気付けば、先生の背後に佇む少女。可愛らしい笑顔も急が過ぎればホラーと言えよう。

 

 肝心の先生は、どうやってここにだなんて謎はもう考えないようにしていた。シャーレのセキュリティすら彼女は通り抜けられるのだから。呼べば彼女は来る。それだけわかっていればいい。

 

「もう、先生。またこんな遅くまで仕事をしていたんですか?」

 

 ゛この時期になると忙しくてね。こんな時間に呼び出してごめんね゛

 

「わたしはいつだって呼び出してくださっていいんです。早めにこうして呼んでもらえるだけでも、先生が、わたしを、その……会いたいと、思っていただけているみたいで……もし先生が体調を崩されたら大変なんですよ! 先生だって、忙しいなんてものじゃすまなくなるんですから!」

 

 ゛ほほう、どうなるの?゛

 

「爆発します」

 

 ゛爆発゛

 

 爆発ならキヴォトスでは日常茶飯事だ、などと考えてしまったのが伝わったのだろう。セリナはむっと眉を寄せると、どかーんですよ! と腕を目一杯に円を描くように広げた。

 

「もうほんとに、全土をばーっと巻き込む映画のような大爆発が……先生?」

 

 ゛ごめん、セリナが可愛すぎて゛

 

「も、もう! 先生! そんなこと言って、はぐらかさないでください!」

 

 ぽかりと肩を叩く素振りさえ愛らしい。そして何よりも、その格好が先生の目を癒していた。

 

 ゛今日はサンタさんなんだね。クリスマスにはまだ少し早いけど゛

 

「今日は、その……クリスマスイベントの宣伝で……」

 

 先生の視線がサンタ服に身を包んだセリナを丹念に舐(ねぶ)る。特にタイツに覆われた太ももの辺りには、その奥を見通そうとするかのような熱が注がれていた。下心を隠しきれていない、厭らしい目。ある種の辱めと言ってもよいそれに、セリナは隠すでも、嫌がるでもなく、まんざらでもなさそうに恥じらうばかり。

 

 ゛マフラーも、使ってくれてるんだね゛

 

「先生から頂いたものですから……はい。このマフラーを使ってると、先生に包まれてるみたいな気分になって……とても、温かいんです」

 

 顔がりんごのように赤いのは、冬の寒い空気に晒されていたからだろうか。その疑問を解消する前に、先生の視界はセリナのマフラーに遮られた。

 

「先生、目元に隈ができてますよ。温めた濡れタオルを用意してきますから、それまではマフラーで温めていてください」

 

 ゛ふむ……すーっ……これでいい、いや、これがいい゛

 

「も、もう! 先生ぃ……」

 

 暗い視界の中、清らかな藤の花の香りがする。どんな痛みでも和らげそうなセリナの匂いに支配された感覚は、あっという間にうたた寝へと引きずり込まれていった。

 

「あっ、先生もう寝ちゃって……本当に、大変なんですね」

 

 労わるような微笑みの気配が、仄かに。

 

「肩をお揉みしますね……もみ、もみ。もみ、もみ……」

 

 耳元で優しく囁く声。肩の力が抜けて、解れていく。全身の疲れが抜けていく。

 

「手のひらも、書類仕事ばかりだと凝ってしまいますよね……もみ、もみ……」

 

 手のひらを小さな指が懸命に押している。

 

「ああ、冷えてしまって……わたしの手で、温めますね……ぎゅーっ。……ふふ、先生の手、大きいです」

 

 冷えた指を溶かす温もりが、セリナのものだと微睡みの中でもわかる。両の手のひらで包み込まれているのに、全ては覆い隠せないのが可愛らしくあり、健気でもあった。

 

「座ってばかりだと足もむくんでしまいますから……もみ、もみ……」

 

 ふくらはぎを指圧されると、足で滞っていた血流が緩やかに巡り始めるような感覚があった。冷えた身体が温まってくる。半分意識が揺蕩うような眠りだというのに、ここ最近のどんな眠りよりも疲れが取れていくような、そんな気がした。

 

「太もも、も……あっ……」

 

 あっ、とセリナが漏らした声には、思わずと言った響きがあった。それが何に気付いてのことなのかを考えるには、微睡みの引力があまりにも心地よすぎて、意識が目覚めに抗おうとする。

 

 ただ少しずつ、少しずつ予感は高まっていった。セリナが静かになったのもそう。手つきが凝った筋肉を押し解すものから、表皮を軽く、それでいて焦らすような妖しいものになったのもそう。錯覚かセリナの吐息によるものか、空間がじっとりと熱を帯びたのもそう。

 

 明らかに何かが変わった。そしてかちゃりとベルトが外されたとき、先生の予感は確信に変わった。

 

「ベルトをしたままだと息苦しいですから……」

 

 そう言いながら、彼女はチャックを下ろす。

 

「チャックをしたままだと、可愛そうですから……」

 

 セリナは一体誰に言い聞かせているのだろう。そんなことを思っている間に今度はパンツの前面が下ろされ、血流が集まり始めていたペニスが外気に晒される。

 

「わっ……ふふ、元気に飛び出してきました……でもいつもより少し小さいでしょうか……わたしが、元気にしてあげますね……ちゅる」

 

 ゛!゛

 

 ちろりと亀頭が生暖かい感触に触れる。亀頭を舐めるセリナの舌は、彼女が感じさせる無垢さとは裏腹な妖しさを纏っていた。

 

「ちゅる、ちゅ……ここも、解してあげないと……先生は、我慢できなくなっちゃうんですよね……?」

 

 目覚めていることがばれたかと心臓が跳ねる。同時に血流を受けた肉竿が跳ねてしまい、その反応はまさしく答えだった。

 

「んっ……! わわ、びくって跳ねて……先生、だめですよ? お疲れなんですから、ちゃんと寝ていてください」

 

 こんなことをされて寝られるはずもないとセリナだってわかっているはずだ。しかしだとしたら彼女は一体、何を求めているのだろうか。

 

「今のわたしはサンタさんですから……先生が寝ている間に、癒してあげるんです……ちゅる、っちゅ……」

 

 あますところなく唾液がまぶされ、ぬるりとコーティングされた剛直にセリナが口づけを落とし、舌を這わせる。視覚を奪われた中で、嗅覚は清純な匂いに、触覚はセリナが性器に触れる痺れるような刺激で、聴覚はわざとらしい水音と、湿度を伴った囁き。味覚はこの先の快楽の味を欲して唾液を飲んだ。

 

 五感全てがセリナに支配されていた。セリナのもたらす癒しが、温もりが、奉仕が今の先生の全てを占めていた。

 

「性欲は、生理現象ですから……それを発散してあげるのも、救護……そ、それに、わたしでこんなに……その、興奮、してもらえるのも……ちゅ、れる、ちゅう……」

 

 カリ首を下から舐めあげられ、肉竿がいきり立つ。

 

 今のセリナは一体どんな顔で、どんな仕草で跪いているのか。肉棒にどんな風に舌を這わせて、その目はどれほどの艶を持っているのか。それをこの目に収めたくてたまらない。欲望に耐えきれず、こっそりとマフラーを外そうとした手はしかし、セリナの手にそっと抑えられてしまった。

 

「いけませんよ、先生? サンタは寝てるよい子にプレゼントをあげるんですから。サンタさんの正体を見ようなんて悪い子は……こう、です」

 

 かぷり、と首筋に一瞬の痛みが走る。

 

「おちゅうしゃ……な、なんて。えへへ。あ、痕がついてしまいました……」

 

 耳元で恥ずかし気に落とされる言葉に、先生はセリナに甘噛みをされたのだと気付いた。痕がつくほどのそれを甘いと言っていいのかはわからないが、そこに込められた情欲は確かに甘く、そしてどろりと熱を帯びていた。

 

「これが終わったら、手当してあげますね。……わたしがつけた傷をわたしが手当てする。変な感じですけれどなんだか……こう……ふー、フー……」

 

 セリナの手がゆっくりと肉竿を滑っていた。そうしながらもセリナは先生の膝に跨って、甘えるようにしなだれかかり、言葉を先生の脳に流し込んでいく。白衣の天使というにも、赤服の聖人というにも似つかわしくない妖艶さがそこにはあった。

 

「ふと思ったんです。先生はすぐ無理をされますから……無理をできない程度の怪我をさせて、わたしがつきっきりで手当てして……ご飯も、お仕事も、眠るときもずっと傍にいる。そんな日々も素敵だとは思いませんか?」

 

 重い情念。冗談めかした言い方のわりに、背筋の冷えるような圧がある。そこで思い至るのは、今彼女の手にはまさしく自分の急所が握られているということ。しゅるり、しゅるりと太い竿を扱く手は、ただの気まぐれでそれを折ることが出来るのだ。

 

 彼女なら、そんなことは決してしないはず。そのはず。

 

「……なーんて、冗談です♪ ですけれど……あんまりご自身を大切にされないなら、わたしは……」

 

 セリナの息遣いが先生の身体を這い降りていく。首筋に口づけ、鎖骨を舐め、シャツのボタンをひとつひとつ外しながら、その下の腹筋にキスを落とす。濡れた箇所に残る熱がじわじわと身体に沁みて、そこだけ感覚が研ぎ澄まされていくようだった。そしてやがて……その時を待たされていたペニスに至る。

 

「先生のおちんちん、すっかり元気になってます……セリナがいっぱい甘やかしてあげますね」

 

 えらいえらい、と亀頭を指先が軽く撫で、その刺激に腰が動いたところで一気に半ばまでが、温かく湿った肉に包まれた。セリナの口は小さく、全てを咥えるには足りない。それを補って余りあるほどに、巧みに舌先が敏感な部分を転がしていく。

 

「れる、ちゅ、ちゅる、ちゅむ……じゅ、じゅうっ」

 

 ざらりとした表面で鈴口を割り広げた後に、先垂れの液を唾液と撹拌し、カリ首から肉竿へと広げていく。小さい唇がしっとりと吸い付く輪となって、精子を絞り出そうと上下するのにはたまらなかった。それでいて届かない根元の部分は指で優しく指圧し、先生がセリナの舌技に呻く度に、愛おし気に彼女は鼻にかかった息を零す。

 

 ゛っく……!゛

 

「ちゅぷ、ちゅう……っ。ふぇんふぇい、このうらがわがよわいんでふよね……れる、ちゅっ、ちゅう、あむ、ふっ」

 

 セリナは先生の身体のことならなんでも知っている。疲労を取り除くツボも、凝りがちな箇所も、そして……どこを刺激されると弱いのかも。

 

 激務の中でセリナの癒しを求め、何度目かには思い付きでセクハラまがいの頼みをした結果、いつの間にかここまで来てしまった。今の人外の激務は、こうしてセリナに看護されるからこそぎりぎりで成り立っているのだった。

 

 故にセリナは先生の命も、身体も握っているに等しい。それでも彼女の奉仕にはただただ、懸命さと、愛情ばかりが籠っている。

 

 ゛ううっ、セリナ……゛

 

「ちゅる、先生、もうすぐ出そうですか? 大丈夫ですよ。セリナのお口の中に出してください。わたしは先生を全部、受けとめますから……あむっ」

 

 込み上げてきた射精感。それにとどめを刺したのは、一瞬躊躇った心を抱擁するようなセリナの言葉だった。ついで奥まで咥えこまれ、ゆっくりと口を上下される。

 

 箍が、外れた。

 

 ゛で、射精(で)る!゛

 

「ん、んむふぅっ!? んう、くぅ……!」

 

 白濁がセリナの喉奥まで雪崩れ込む。定期的に彼女に抜いてもらっているとはいえ、年末の忙しさで溜め込まれたストレスは尋常ではなく、噴火のようにセリナに襲い掛かった。

 

「んふ、ふくっ! ふっ、んぅ……」

 

 受けとめる。それだけでなくセリナは二の矢三の矢を頬ばり、ゆっくりと残り香も吸い出す。そろそろいいだろうと先生がマフラーを外せば、うっとりと紅潮して熱を孕んだ撫子色の瞳が、上目遣いに見上げていた。

 

「ふふ……」

 

 妖艶に微笑んでからちゅぽんと唇を外すと、セリナは小さめにではあるけれど口を開き、その舌に乗せた先生の精子を見せた。どろりと濃い粘液が少女の綺麗な舌に絡みついて汚している。宣言通り全てを口の中に収めているものだから、歯や唇の裏までそうだった。

 

「わあ……ふぇんふぇい、いっぱいでまひたよ……」

 

 見せつけていたのは、ほんの数秒のこと。じっと先生が見つめていると、視線を横に逸らして口を閉じてしまうのがセリナの恥じらいの証だった。いかに先生がこうすると喜ぶと知っていて、実際に射精したばかりの肉竿が反応しているとはいえど、口の中をあまり長いこと見られたくない。何度か行為を重ねるなかで慣れ、大人びた言葉でリードしようとしているのに、ふとした瞬間に感じられる素の彼女が可愛らしくて仕方がない。

 

「れは……いただきます、ね?」

 

 セリナが濃い精液をごくりと嚥下すると、しっとりと汗に濡れた喉が波打って艶めく。少女の喉に絡みついた粘液が、唾液と共に胃へと伝い落ちていく様すら見えそうだった。

 

 ゛セリナ……お尻を出して゛

 

「うう……す、少しだけ心の準備をしてもいいですか?」

 

 ゛いいや、待ちきれない゛

 

「あうう……」

 

 先生は一切の躊躇なくセリナを横抱きに抱えると、そのままベッドへと運んでいく。心の準備などさせるつもりはなかった。自分自身はもう準備万端であったし、セリナもここまでしているのだから何をいまさらというものだ。

 

「あ、あわわわわ……!?」

 

 お姫様抱っこをされたことで、胸の前で祈るように手を組み合わせて先生を見上げるセリナの目はどうしようもなく混乱していた。けれどそこに入り乱れているのは戸惑いではなく期待に興奮、そして夜すら溶け落ちそうな思慕だった。

 

 ベッドに横たえると、シーツの白にサンタ服の赤が鮮やかに映える。シングルベッドにあってなお、セリナの小柄な身体は大の大人が動くのに不自由ない余白を生み出している。

 

 先生が覆いかぶさった時にベッドが軋むのと、セリナがあえかな吐息を漏らして足でシーツにしわを刻んだのはほとんど同時のことだった。

 

「あ、あの、その、電気を消してもらえたり、とか……」

 

 ゛セリナの可愛い顔が見たいからしない゛

 

「あうあう……で、でもサンタさんは眠る子にしか来ないので……」

 

 ゛今日はまだクリスマスじゃないよ゛

 

「あわわわ……」

 

 せめて恥ずかしくないようにとするセリナの逃げ道を、先生はばっさりと断っていく。その間にもタイツを奪い、スカートの裾が見えるようにボタンを一つ開ける手慣れようだった。

 

 ゛そうだ゛

 

「わ、わたしのマフラー……まさかわたしにも目隠しを、それは、その、それもそれで、えっと……えっ?」

 

 ゛サンタさんを捕まえるのは、男の子の夢さ゛

 

「そんなの初めて聞きました……!」

 

 マフラーでセリナの両手首を結んでしまう。とは言ってもごくごく緩い縛りで、その気になれば先生でもあっさりと取れてしまうような代物だ。

 

 ただ、重要なのは。

 

 ゛さて、セリナ。これでどこにも逃げられないよ゛

 

「あ……ああ……わ、わたし、先生に、捕まっちゃいました……あ、はっ、あはぁ……!」

 

 逃がさないという意思を、行動で、食らうような目線で、鳥かごのように囲った手で、伝えること。捕らえられた鷲の目に灯ったのは、隠しきれない悦びを湛えた情念の炎だった。

 

「あ、はあ……っ、わたし、せんせいに、また、たべられちゃうんですね……せんせいのこころの、えいように……」

 

 ゛あむ゛

 

「んふああっ!? はっ、うああ……っ!」

 

 獣が獲物を狩るように、先生はセリナの血色のよい首筋にかぶりついた。肌の表面の汗を吸い取るような軽い口づけ。たったそれだけだというのに、セリナは鼻にかかった喘ぎ声を漏らして身体を震わせた。反らされた首筋に唇を這わせれば、熱い息が小刻みに耳をくすぐる。

 

 ゛ちゅむっ、ちゅう……゛

 

「んあっ、ああ、う、ふうっ……! っ! はっ、んいっ、ぃ……!」

 

 甘い汗の香る首筋を堪能している間にも、手は下へ下へと忍び寄る。胸の輪郭から脇腹へと下り、少女らしい華奢なくびれではその曲線の美しさを堪能するように撫ぜてから、素肌のさらけ出された太ももを指先でくすぐる。

 

 日々救護に駆け回っているおかげか、筋肉のしなやかさと女性らしい柔らかさが共存した太もも。小ぶりでいつまでも撫でまわしていたくなる臀部。焦らすように、セリナの身体の感触をたっぷりと味わう。

 

「んふっ、くう……あっ、せ、せんせい、くすぐったい、です……ひっ、んぃああ……っ!?」

 

 股座に手を当てればくちゅり、とはっきり聞こえる水音が嬌声の中に混じる。薄い生地、滑らかな手触りに、きっと気合の入った下着なのだろうと思った。

 

 ゛もしかして、黒?゛

 

 そうであったらそそるという願望のこもった問いかけに、セリナは爆発するのではないかというほどに顔を赤く染めて、こくりと小さく頷いた。

 

「その、今日はなんだか、呼ばれそうな気がしていたので……ひゃんっ!?」

 

 ゛つまり、呼ばれるのを期待してたんだね?゛

 

「う、うう……それはその、先生に最近呼ばれてないので、心配に、なって、ぇっ……ッ!」

 

 なるほどセリナは心配になったらえっちな下着を身に着けるらしい。無論そんなはずもなく、ただ彼女もまたこうして呼ばれることを期待していたのだろう。何度も看護してもらったことで、彼女の中で先生の看護と性行為が結びついてしまったのだ。

 

 そうと知ればもはや焦らす必要もない。ショーツをずらして、愛液を纏わせた中指をセリナのアナルに押し当てれば、大した抵抗もなく根元まで埋まっていく。先生の性欲を解消するという看護に慣れたそこは、既に先生の指の形を、そしてペニスの形をすっかり覚え込んでいた。

 

「んあっ……! そこ、くにくにまげるの、だめです……! ん、い゛ぃ っ……!」

 

 入り口の裏に指の腹を押し当ててやるだけで、切なげに啼く。そのまま奥へとこすってやれば、たまらないとばかりに腰が反りかえっていく。敏感過ぎて今にも達してしまいそうな仕草を見せながらも、肛穴は貪欲に指を咥えこみ、関節へ食らいついて更に奥へと引きずりこもうとする。

 

「ああっ……せんせいの、ゆび、もういっぽんはいって、ぇ……ッ!」

 

 二本目すらも、セリナの肛肉は柔らかく受け止めて見せた。ぐりぐりと多少乱暴に捻ってみても、挿入れるために開発された少女の肉穴はただ快楽の信号を発するばかり。

 

 引き抜く時の方が、かえって強い抵抗を感じるほどだった。これが指でなく、肉棒ならば疲労などあっという間に吸い取られてしまうに違いないと、先生は生唾を飲んだ。

 

 ゛セリナ……゛

 

「はあ、は、あっ……せんせい……きて、ください……わたしに、だれにもみせられないところ、いっぱい、ぶつけてください……」

 

 ぽっかりと口を開けたアナルに、膨らんだ亀頭を沈めていく。ほとんど摩擦などないようにセリナの腸肉は先生の怒張を包み込むと、優しく、そして逃がさないように根元だけはきつく抱きしめた。

 

「ふあ、ああっ……! い、にぃ……せんせいのおちんちん、わたしのおしりのあな、うめつくして、ぇっ……!」

 

 ゛本当にあっさり入るようになっちゃったね゛

 

「そ、それは、せんせいがわたしをいつもめちゃくちゃにするからです……それに、その。……いたくならないよう、れんしゅうも、しましたし……」

 

 彼女の包容力と献身をそのまま表しているかのような、ふわふわとろとろの第二の性器。こうしてただ挿入れているだけでも、心がほんのりと癒されていくような名器だ。このまま抱きしめて、互いの体温を溶け合わせて幸福に浸る……そんなゆったりとした行為も、またいいだろう。

 

 だが今求めているのはそうではない。あまりにも魅力的な生徒達に囲まれて膨らむばかりの性欲と、仕事のストレスとをぶつけるような本能的な行為だ。そして被虐と愛情に燃えるセリナの目も、それを欲しがっているに違いなかった。

 

「んあ゛ぁっ!? ひ、あっ、はっ、うああっ! せ、せんせい、あっ、あきゅっ、やっ、んふう゛っ!?」

 

 セリナの膝を抱え上げ、衝動のままに突き下ろす。突いては絡みついてくる襞はカリ首で痛烈にめくり上げられ、稲妻のような快楽でセリナを打ち据えていく。

 

「んお゛っ! あっ、だ、だめです、それ、へんなこえ、え゛うぅっ!?」

 

 ばちゅん、ばちゅ、ばちゅん! と弾けるような甲高い音。

 

 飛び散っているのが腸液なのか、愛液か、あるいは両方なのかもわからない。ただ重力に従ったそれは不規則なもので、シーツを、サンタ服を、そしてセリナの頬すらも汚していた。

 

 先生の心が快楽と支配感に満たされていく。聖夜に子どもたちへささやかな贈り物を届ける小さな聖人を組み伏せ、両手を縛り、その不浄の穴に欲望をぶつけているのだ。本来は許されざる行為だというのに、セリナは悦楽を孕んだ慈愛の微笑みを浮かべている。

 

 強く抱きしめれば折れてしまいそうな体躯は、その気になれば逆に先生を折り砕いてしまえるはずだ。マフラーを解いて逃げ出すことも出来る。それなのにただ先生に身を任せるばかり。

 

「んっ、ん゛きゅッ!? あっ、ああ! これ、せんせいのおもみで、おくまで、とどいて、ぇ゛っ……ふかい、です……! きもち、いっ……! おく、とんとんされて、ずっと、イってぇ……!」

 

 奥へと亀頭が届く度、きゅう、と腸壁が肉竿をぴったり包み込んでそのたくましさを等身大に感じ取ろうとする。そして引き抜くと名残惜しむように縋りついてくるのだ。どの瞬間を取っても得られる快感は極上のもの。菊輪はきつくしまり、めくり上げられながらも精子を搾り取ろうとしている。汗の匂いは甘い藤の花の香りに似て、団子にまとめられていた髪がほどけて普段と違った少女の姿を見せる。

 

「くふっ、んう゛っッ!? あっ、はあ、はあ、ああッ! せんせい、せんせい、こんなに、せいよくをためられ、てっ! ぜんぶ、せりなに、ください、イひっ!? せりなでぜんぶ、みたして、ください……!」

 

 白衣の天使、赤服の聖人。今の少女はそのどれでもなかった。ただ先生への愛情……情欲を多量に孕んだそれでもって好きな人を受けとめる、淫らに染まりつつある女の子。

 

 それがどうにも愛おしくなって、先生はその身体を抱きしめて乱暴に唇を奪った。衝動のままに、ただ溢れる本能に任せて。セリナは一瞬目を瞠ると、幸福そうに目を細めて先生の舌を迎え入れた。甘い唾液を貪りつくすような荒い舌遣いに、懸命に舌を絡みつかせて奉仕する。息が苦しい。口を塞がれ、激しく突かれているのだから当然のこと。

 

 それでもセリナは幸福に頬を染めていた。何度も何度も、絶頂に満たされていた。

 

 ゛じゅる、じゅるちゅう、れじゅ、っぷ。セリナ、中に射精すよ!゛

 

「は、い……っ! ぜんぶ、ぜんぶくださいっ! せりなに、せりなはせんせいのぜんぶを、うけとめますから……! んああああああ゛っ……ッ!」

 

 二度目の射精を受けとめながら、セリナは絶叫にも似た嬌声をあげた。溢れ出る喜悦。絶頂の法悦。それらを全て声にしていた。

 

 先生の胸のうちで、アナルによる絶頂にセリナの身体が力なく震えている。それでも彼女のアナルは、先生が溜め込んでいた疲れも、欲求不満も引きずり出そうと搾精を続ける。

 

「どく、どくって、せんせいが、なかにぃ……ッ! あつくて、おなか、もえてるみたい、です……!」

 

 燃えているよう、と感じていたのはセリナだけではない。充血した性器の根元を抱きしめるセリナのアナルも、先生には火傷しそうなほど熱く感じられた。そして絶頂の余韻もまたそれ以上の熱を持っていた。

 

 やがて互いの火がほんのわずかに落ち着いてくる。時間と共に冷静さが戻ってくると、間近にある顔の色っぽさが目についた。

 

 汗で額に張り付いた可憐な桜色の髪、途切れ途切れに吐き出される湿度と多幸感に満ちた呼吸に、互いの唾液でぬらつく唇。事後にだけある、静かな官能の影。

 

 無垢な少女には持ちえない妖艶な気配に、二度目の射精の後だというのに再び血流がたぎった。

 

「あら……先生、まだ、まだ……セリナを求めてくださるんですか?」

 

 その目が妖しく細められたかと思うと、マフラーがはらりとセリナの胸に落ちた。拘束など、初めからなかったかのように。そうして意識が奪われた一瞬、先生の額は柔らかな感触に包まれていた。マフラーとサンタ服越しに感じるおっぱいの柔らかさ。セリナの両腕で抱き留められた頭は、まだ高鳴っている鼓動の拍に共鳴して喜びの感情を歌う。

 

「嬉しいです。もっともっと、わたしは先生の助けになりたいんです。だからいっぱい、気持ちよくなってください。わたしはいつだって、いつまでも、先生のお傍にいますから……ね?」

 

 言い終えるが早いか、部屋に響き始めたのは甘い嬌声。聖夜はまだ遠けれども、少女の贈りたい物は確かに届いているのだった。

 

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