※この作品はR-18です。

チェンソーマン バイト編   作:衣畑みなと

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これがオレのペニーだ

「デンジ、食堂行こうぜ」

「オレ、いいや…」

「今日食べない日かあ」

声をかけてきた男子が行ってしまって、デンジは、でも腹減ったなってべたっと机に顔を付けていると、お腹から雷雲が来た時みたいに音がする。

斜め後ろの男子が、

「デンジ何か食えよ。こっちが食いづらくなる」

パンを食べながら言う。

そっちのほうをじーっと見るデンジに、

「やらないぞ!」

と、隠すようにする。

デンジのお腹がまた鳴った。

「ほんと食べにくいな…」

「すこーしくれりゃあ、気兼ねなく食べれるよーになるぜ」

「マジでなんか家から食うもん持って来いよ」

「んー」

「デンジ君」

机にくっつけていた頬を左から右に変え、声のほうを見ると、

髪の短めの女子。ちょっとくっきりした濃い眉、くりくりした大き目の瞳。

この前の夜、ペアになった子だ。

「持ってきたお弁当食べきれないから、食べてくれない…?」

「え、マジ? いいの」

がばっと体が起きる。

「うん」

にこっとして、半分以上残っている弁当を置くと、ちょっと黙って立っていたが、

「日曜、よろしくね…」

「日曜?」

「…映画」

「映画…ッ」

オーナーは、娘の名前はユカリだと言っていた。

このおとなしそうなクラスメートの子は、ユカって呼ばれてる。

「あー!」

オーナーの娘、同じクラスだったのか!

ユカリは自分の席に戻った。

「ちょっとあのふたり、あやしくない?」

「肝試しで一緒になって、仲良くなったんじゃないの」

もしゃもしゃ食べるデンジを見ながら、女子がささやき合って笑い声を洩らす。

「あー、うまかった」

ぜんぶ食ってしまってから、

「弁当箱、洗ってくっか」

洗って返すために、横がまるいブルーの弁当箱を持って廊下に出る。

担任が交通事故を起こして入院したとかで5時間目にやるはずだったホームルームは自習になるって話だった。

弁当箱を洗いながら、しっかし、ぐうぜんってあるもんだなぁと思った。

オーナーは、娘が俺を気に入ったとか言ってたっけ。

ん。ムスメが、オレを 気ニイッタ?

「ええー!? あの子、オレのこと気に入ってるのぉ!?」

洗う手がとまって、蛇口から注ぐ水がデンジの手を濡らし続ける。

あの子、オレのこと、気に入ってる?

気に入ってるって、好きってことだよな?

好きってことは、もしかして、

せ、セックスできる!?

映画見て、つきあって、それからなんやかんやで…セックス!!

頭の中で、裸のユカリが、成長途中の胸をかくし、もう片方の手で、おへその下を隠しているのが浮かぶ。

でも、あの子、ペニーって聞くだけで真っ赤になる子なんだなあ。

そんな子と、はたしてセックスに突き進むことなんてできるのか?

「けどオレを気に入ってくれているんだよな」

なら、出来るじゃねーか、セックス。

あーでも、ちょっとしたことで嫌いになられると、セックスできねーよな…。

「それは、気を付けねーと!」

デビルハンターの頃より頭を回転させている気がする。

なにせちんちん電車で赤くなる子だ、ほんもののちんちんなんて見ちまったら、死んじまうかもしんねえ。どーすりゃいいんだ。

「いっそ目隠しさせたりしてな」

ナイスアイデアに、ブルーの弁当箱片手にこぶしを握り締めた。

「それなら気絶しねーだろ」

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