恵吾Side
ワンパンマンの世界に転生してから5年、俺は“神代 恵吾”から“津島 恵吾”に変わった。そしてそれから俺は、津島 恵吾として過ごすことにした。
ワンパンマンの世界には“ヒーロー”と“怪人”といった分け方で、善悪が分けられており、その中でもヒーローは子供に大人気で、トップヒーローともなれば子供達がごっこ遊びでやりたがる程だ。
けど、怪人だってカッコいいのはいる。
ガロウ程ではないが、俺もどちらかと言うと怪人肯定派だし。まぁガロウみたいな怪人になる気は無いけど……まぁ“
まぁそうそう使うこともないか。他のスキルの方は若干使うけど。
一般的に生活をしている中で、俺は自分のスキルを試すために、1人で遊んでいた。誰かに見られたら怪人扱いされかねないので、訓練も兼ねてスキルとか空手とかの剣道の練習もしている。
「(刀剣系、格闘系のスキルとかの方は問題無い。他のスキルも使えるのは問題は無い。この世界では幾つあっても困らないからな。)」
スキルの方を練習して帰るのであった……。
◆◆◆
それからさらに3年後、俺は家族と共に慎ましく暮らしながら、スキルの練習をしていた。
そんな中で、公園でスキルの練習をした帰り道、道路には死にかけている蟹の怪人が倒れていた。
確か名前は、カニランテだったかな。
死にかけているカニランテに触れて、大嘘憑きを発動すると、カニランテの死を無かった事にし、蘇らせた。
「あれ?俺は確かに殺された筈……何で生き返ってるんだ!?」
「やぁ。」
カニランテに声をかけると、彼はこちらを見てくる。
「キミは誰かな?俺に何かしたのかい?」
「さぁね。ちょっとした手品をしただけさ。それよりここに寝てていいの?」
「あ、そうだ!!あの野郎と糞餓鬼!!必ずぶち殺す!!!」
カニランテはそう言うと、走り去っていき、それを見送った俺も家へと帰るのであった……。
◆◆◆
あれから数日、俺は1人で公園で遊んでいた。
そういえば、カニランテはサイタマへのリベンジを果たして、プロヒーローにやられたのか。
それとも何処かで怪人として暴れてるのか。
どちらにしても俺には関係無いか。
まぁカニランテが、俺がした“細工”に気付いたら別だけど……。
そんな時、公園の端っこで1人の男の子が、数人のグループに虐められていた。あれって……ガロウじゃん。このタイミングで会うのか。
とりあえず、ガロウを助けるか……。
「「「「覚えてろよ〜!!!?」」」」
ヒーローごっこと称してイジメをしていた奴らを追っ払った俺は、立ち尽くしているガロウを見ると、こちらをじっと見ていた。
「なぁ、なんで助けてくれたの?」
「あいつらが気に入らなかったからねぇ。ヒーローの悪い部分しか見てない。それに俺も怪人好きなんだよね。」
「!そうなの!」
その後はガロウと暗くなるまで怪人談義をした後に、ガロウに強くなるのを勧めて、シルバーファングというヒーローに弟子入すると良いって伝えた。
ま、これで鳴るようになるかな。