相方が帰ってこねぇ…… 作:性癖を開示する者
今回もセーフだったらいいな……。
追記:アウトでしたのでR-18です。それに伴ってぼかしていた部分を明記しました。
緊急事態の可能性が高いというのに並んだおじさん達の相手をしてからと姉がゴネるので、姉の全部の穴を使わせて素早くおじさん達の相手を終わらせ、俺達はフェイスハガーの生息地である迷いの森へやってきていた。
鬱蒼な森からは狼などの唸り声が響いており、入るのを躊躇ってしまう圧がある。しかし姉はまるで気にした様子もなく鼻歌を歌いながら踏み込み、俺も姉のせいで何度も入っているので怯まず姉の後に続く。拠点の防衛が主な役割である祈手の俺が姉に着いていく必要はぶっちゃけないのだが、姉に任せると被害者と一緒に苗床になって帰ってこなさそうなので同行は必須だ。
流石に被害者がいる状況で姉が判断を誤るとは思いたくないけどここエロゲーの世界だからなぁ……。快楽に任せて間違った選択をする可能性は大いにある。というか『ま、いっか☆』みたいな感じで苗床になる姉の姿が簡単に予想出来た。
そんな理由もあって2人で森に突入したが、苗床として絶好の成長具合ということでフェイスハガーを筆頭とした森に棲まうモンスター達が姿を現して俺達を歓迎してくれる。とはいえ一部は姉を見るなりお前かよとUターンして帰っていくか俺の方へ向かってくる。
「お姉ちゃん、時間はかけるなよ」
「わかってますよ〜」
「きゃいん!きゃいん!」
自分に来た分は魔眼を使って適当に相手をしつつ、チラッと姉の方を見れば姉は早くもフェイスハガーにアナルを犯されながら仰向けに倒した狼型モンスターに覆い被さって勃起した肉棒を自らの膣に入れて腰を振っていた。……恐ろしく早い性行為、俺じゃなきゃツッコミを入れてしまうね。
淫乱モンスターである姉が性欲モンスター達を次々とレイプする一幕がありつつも俺達は順調に進み、そこそこの時間をかけてフェイスハガーの巣へ辿り着く。ぶっちゃけ姉が襲ってきたモンスターに襲いかからなければもう少し早く着いたのだが、まぁ仕方ない。
「出来れば被害者は人族以外だったらいいんだけど……」
「人族でも1ヶ月程度じゃ潰れないので大丈夫ですよ」
腰の前後にくっ付いたフェイスハガーがアナルと膣に産卵管を挿入し、たわわな胸の先端には何かの幼虫がくっ付いているが気にする様子は全くない全裸の姉と話しながらフェイスハガーの巣へ俺達は踏み込む。
本当なら踏み込む前に俺はいつの間にか全裸になっている姉の姿と状態にツッコミの一つでも入れるべきなのだろうが、俺も自分の胸に姉と同じ幼虫をくっ付けたままなので今回はスルーだ。
……いやだってこの幼虫どもずっと木の上から落ちてくるもん。魔眼で潰し続けるのは疲れるし、両胸に1匹ずつくっ付いたらそれ以降落ちてこなくなったから払い続けるぐらいならくっ付けたほうが楽。姉にくっ付いた奴らの様子を見た限りだと母乳を吸って成長するみたいだから、姉と違って母乳が出ない俺はくっ付けても擽ったい以外は特に何の問題も無し。
ついでにお尻だけならフェイスハガーもくっ付けて大丈夫か? なんてことも考えてしまったが、そのまま膣にフェイスハガーの産卵管を入れられてオークに捧げる予定の処女が散ってしまったら俺は悔やんでも悔やみきれないのでそっちは泣く泣く我慢した。
「じゃあお姉ちゃん。俺から離れるなよ」
「はい、レイホに任せます」
正直に言えば虫とヤるのも興味があるんだよなぁ〜。蜘蛛の巣や糸で雁字搦めにされて動けなくなった女の子が大きな蜘蛛に好き放題ヤられてるシーンとか大好きだし。なんて思考を脱線させながら俺は姉の前に出て魔法で強固な結界を展開。その後は姉と歩幅を合わせて巣の中を進む。
苗床になった姉を何度も迎えに行ったおかげでこの巣の構造はよく知っている。フェイスハガーも俺の結界に弾かれて近寄って来ないので、サッサと苗床が安置されている部屋へ俺達は向かった。
案の定と言うべきなのか、苗床部屋には人族の被害者がいた。ギリギリ服としての機能が残ってそうな服装を見るに恐らく同業者。ここら辺は俺達の管轄なので何故ここにいるのかという疑問は残るが、とりあえず救助。
被害者を姉が抱き上げると、そのまま蜻蛉返りで俺達は森の出口へ。当然のように帰り道もモンスター達が襲ってきたが行きに姉が沢山可愛がったからなのか数は想定していたよりも少なかった。
「ふと思ったのですが」
「うん」
「初めからレイホが結界を展開しておけばモンスター達に襲われても大丈夫だったのでは?」
「………………いや、折角来たんだからお姉ちゃんも発散したかっただろ?」
「ふっふっふ、墓穴を掘りましたねレイホ‼︎ お姉ちゃん"も"ってことはレイホも発散したかったということ! お姉ちゃんはレイホが落ちていた虫をわざわざ拾って微笑みながら自分の胸にくっつけるところをしっかりと見てまし──痛い⁉︎ 痛いですレイホ‼︎ 蹴らないで⁉︎」
馬鹿なことを言う我が姉を蹴りつつ、俺達はセンゼンの村へ戻るのだった。……姉がモンスターをレイプしててこっち見てないから幼虫に微笑んでたのにしっかり見てんのかよ恥ずかしいなもー!
◆
村に帰ったところで姉が「図星で顔を赤くしたレイホは可愛かった」なんて周りに聞こえるように言いやがったので村にある壁尻用の穴に押し込んでから帰宅した後日。やることもないので苗床被害者の少女が眠るベッドの近くで本などを読んで時間を潰していると、呻き声を漏らした後に少女が目を覚ました。
「ここは……? 私は……ッ⁉︎」
ぼんやりとした表情で起き上がった少女は周囲を眺めた後、徐々に気絶する前のことを思い出したのか顔を青くして下腹部を押さえ込んだ。
「安心してください。卵は無事に摘出しましたよ」
「あなたは……?」
「ここ、センゼンの村の守護を担当する祈手、レイホといいます。お名前をお聞きしても?」
「わ、私はアリスタの村の守護を担当している祈手のリリアです」
押さえた感触から中に何も入ってないと理解したのか、目の前の少女ことリリアは安堵の表情を浮かべ、俺の自己紹介に返事を返す。
「さて、リリアさん。目覚めたばかりで悪いのですが、村の守護を担当しているあなたが何故ここにいるのかお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「はい、大丈夫です。実は──」
村にモンスターが攻め込んできて滅ぶなんてことはこの世界だとよくあることだ。その場合、襲ったモンスターの群れはかなり大きくなっているので速やかに討伐隊を組んで対処しなければならない。だから被害者が目覚めるとどれだけトラウマを背負ってようがそれだけは聞き出す必要がある。
とはいえリリアが語った内容は深刻ではなく、単純に外へ出ていた時に盗賊に攫われて性奴隷として売られそうになっていただけらしい。
「それでこの近くまで運ばれたところで山賊が馬車を襲撃、混乱に乗じて森へ逃げ込んだところでモンスターに捕まった。これで間違いありませんか?」
「はい、間違いありません」
こくりとリリアが頷いたので、紙に内容を書いて纏める。一通り書き終わると一度見直し、問題ないことを確認してから俺は立ち上がる。
「では私はこれで。目覚めたばかりですし、リリアさんはゆっくりと休んでくださいね」
「あの、私はどうなりますか?」
緊急性の高い用事は終わったので部屋から退室しようとした俺のスカートをリリアが掴む。振り向いてリリアに視線を合わせれば、彼女の目が不安げに揺れている様子が確認できた。
「今回の場合だと本部から護衛の人員が送られてくるので、その方達と共にリリアさんは元の担当地区へ帰ることになるでしょう」
「か、帰りたくないって場合は……」
「……訳ありですか」
布団で口元を隠しつつ、迷うように視線を彷徨わせた後でしっかりと頷いたリリアに厄介ごとの気配を感じた俺は内心で重い息を吐くのだった。
「と、いうことなのでしばらくこの村にリリアさんが滞在します。彼女はこの村の一員ではないので過度なセクハラはダメです」
とりあえず今日は身体を休めなさいとリリアに伝えてあの場から離れた俺は現在、村の集会所に男どもを集めて情報共有をしていた。じゃないとコイツら絶対セクハラするからな。
「レイホちゃん。リリアちゃんを自宅とか路地裏でヤるのはダメということはわかったが、さりげなく胸を揉むのもダメなのか?」
「舌を絡めてキスするのもか⁉︎」
「ダメに決まってるでしょうが。私とお姉ちゃんで感覚麻痺してるでしょうから言っておきますが、普通見知らぬ人にセクハラは罪ですからね?」
「じゃあ仲良くなればいいな!」
「……まぁ、それならいいでしょう」
流石に本人が同意したなら外野である俺がダメと言う必要はない。好きなだけ揉んだりキスしたりセックスしたりすればいいさ。
そんな俺の言葉に喜ぶ男ども。早速リリアちゃんと仲良し計画なんてものを作り始めた男どもだが、これだけは言わなければならないと手を叩いて視線を集める。
「リリアさんの合意があれば好きにすればいいですが、どれだけ激しくしてもリリアさんを雌以上にしないでくださいね? 具体的には『流れで男の人とエッチしちゃった……』ぐらいで抑えてください。またやりたいとか、お姉ちゃんレベルの淫乱モンスターには絶っっっっ対に‼︎ しないでください。わかりましたか?」
「レイホちゃんの裏声かわいい」
「かわいい」
「流石レイホちゃん」
頷きながら口々に俺を可愛いという男どもにちゃんと伝わっているのか不安に思ったが、信じるしかない。
まぁ彼らは言えばちゃんと分かってくれると過去の経験から知っていたので、俺は彼らに不安げな表情を見せながらも内心では頷いてくれたことに安心していた。しかし俺はすっかり忘れていた。彼らに今までお願いしたものの中にリスクなしでエロがかかわるものは何一つなかったことを。
それに気付かなかった結果は1ヶ月後に現れた。
「ほら、リリアちゃん。レイホちゃんとインラちゃんにご挨拶しなさい」
「でもご主人様ぁ、アレがないと……」
「あぁ、そうだったね。忘れていたよ」
リリアの流し目に男はしまったと言いたげな表情で下の服を脱ぐと、ボロンと男なら誰もが持っている肉棒が露出する。それを晒したまま男はリリアの隣に行くと、それでリリアの目元を隠した。
「改めて、私の名前はリリアですぅ。好きな食べ物は村の皆様のおちんちん、好きな飲み物は精液です〜。毎日可愛がってもらって、私はとても幸せな日々を暮らしていますぅ」
犬のつけ耳を装着し、きわどいどころか全部見えている水着を着用したリリアがペニスで目隠しをしてガニ股でしゃがんだ姿勢で自己紹介をしてくる。興奮で頬を赤らめて犬みたいに荒い息を吐くリリアの変わり果てた姿に対して姉は指を咥えて羨ましそうに眺め、俺は天井を見上げて眉間を揉むことしかできない。
俺が悪いことはわかっている。共に夕食を食べる際に何度かリリアの様子がおかしいことには気付いていた。しかしそれ以前にリリアの口からおじさん達が優しいみたいな報告は受けていたので、彼女が唇を指でなぞったり胸をさすったりしていた時は仲良くなったと確信したおじさん達からセクハラでもされたのかなと軽く考えていた。
一応リリアにもここの村には女の子が大好きなエッチおじさんが沢山いるから嫌なことがあれば遠慮なく言って欲しいと伝えていたため、本当に嫌なら言ってくるだろうと思っていた。
……まぁ反省するのは後でいいだろう。まずはよく出来ましたなんてリリアの頭を撫でている男の対処が先だ。
そんな考えで男の方へ距離を詰めれば、俺に気付いた男が俺の顔の険しさに何かを感じたのか後退りをする。なので逃がさないように男の股下にぶら下がる丁度良い肉棒を俺は握りしめた。
「お゛ッ」
「ワーフおじさん。私、言いましたよね? リリアさんを雌以上にするなって。だというのに雌を飛び越えて雌犬になってませんか? この棒ですか? この棒が頭と直結しているからリリアさんをあんな姿にしたのですか?」
「い、いや、あれは雌──」
「指で輪っかを作った手を前後に動かしながら何かを舐めるように舌をペロペロさせて、腰をヘコヘコさせている姿が雌じゃないと?」
勃起した肉棒の亀頭付近を掴んだ手の小指で掻きつつ、胸をワーフおじさんに押し付けながら問い詰めると彼はしどろもどろに答えながら徐々に上半身をのけ反らせていく。
「……はぁ、まぁやっちゃったものは仕方ありません。幸いリリアさんも幸せそうですし」
「じゃ、じゃあ──」
「でも罰は与えます。キチンと我慢したおじさん達が可哀想なので。というわけでお姉ちゃん、おやつですよ」
「わーい! おじさんのおちんちんは大好きです‼︎」
ピクピク身体を震わせるワーフおじさんの様子を確認しつつ、肉棒の温かさや血流の脈動でタイミングを探り、限界が来たワーフおじさんが射精する直前で姉にバトンタッチ。
姉が肉棒を咥えたと同時にワーフおじさんの身体が震え、口の中に出されたことで姉の頬が少し膨らむが、姉が嚥下すると元に戻った。
「お姉ちゃん、あと何発いけそうですか?」
「ぷはっ、この味と濃さなら……5発……いや、限界まで出すなら9発はイけますね‼︎」
「ではそこまで搾りましょう」
「うっ、待っ、朝リリアちゃんに出したから結構限界──」
姉が前を担当するので俺は背後に回ってワーフおじさんに抱きつき、両手を服の中に潜り込ませて彼の胸に添える。危機感を感じたワーフおじさんが何か言っているが、気にせずフェラする姉の動きに合わせて俺もワーフおじさんの胸の先端を優しくカリカリと掻き始める。
「あっ、クソっ、出……る?」
程なくして限界がきたワーフおじさんの身体が震えるが、先程とは違う感触に彼は首を傾げた。
「先に言っておきますが、ただ出すだけを罰とはいいません」
「ま、まさかレイホちゃん……」
「『停滞の魔眼』でワーフおじさんの快感だけを止めています。当然止めているだけなので、魔眼を解除すれば快感は感じますよ。いっぱい出して、その快感が一気に来たおじさんがどうなるのか楽しみですね」
ニコッと笑ってネタバラシをしてやると、ワーフおじさんの顔が青ざめる。このままだとヤバイと思ったのかワーフおじさんは抵抗を始めるが、俺も停滞の範囲を拡大させて抵抗を封じる。
そうなればただの村人であるワーフおじさんに出来ることはない。なすがままに俺達に攻められて、回数だけを積み上げていく。途中からはリリアも参加して姉と2人でワーフおじさんの肉棒を舐め始めたことでおじさんのタイムリミットは加速した。
「レイホちゃん! 謝る!謝るから許して‼︎」
「駄目です。むしろワーフおじさんは喜ぶべきですよ? 私も加わって3人の女の子に手伝ってもらえるなんてこの村じゃあなたが初めてなのですから」
8回目でワーフおじさんが涙目で懇願してくるが、笑顔で拒否する。
「そろそろ最後ですね。ではカウントダウンといきましょう」
「あっあっあっ、許して、許して」
ギュッと抱きしめ、潰れるぐらい胸を押し付けた俺は彼の耳に可能な限り口を寄せる。そして囁く程度の音量でカウントダウンを開始した。
「──3、2、1……ぜ〜ろ、ぜ〜ろ、ぜ〜ろ」
「あっ、イク、イ゛グ、い゛く゛ゥゥゥゥゥゥ‼︎ んぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ‼︎‼︎‼︎‼︎」
3回目のゼロ発言で魔眼を解除。合計9回の絶頂快感が一気にワーフおじさんの脳を駆け巡った結果、彼は大声で叫びながら白目を剥いて気絶するのだった。
◆
「では会議を始めます」
「レイホちゃん、ワーフの奴がまだ来てないぞ?」
「ワーフおじさんは療養中です。そっとしておきましょう」
ワーフおじさんをお仕置きしてから数日後、俺達は再び村の集会所に集まっていた。
「とりあえず会議を始める前にお姉ちゃんとリリアさんはセックスしてないで挿れてるおじさんから離れてください」
「え〜、ヤられながらでも参加できますよ!」
「は、はい。私も、んっ! 大丈夫です…!」
「2人が大丈夫でもパンパンアンアンずちゅずちゅと、さっきからセックスの音がやかましいんですよ。会議が終われば好き放題していいので今は我慢してください」
2人がヤリ始めたせいで真面目な雰囲気が吹っ飛んで部屋の中は俺をのぞいて全員全裸だ。部屋の中心におじさんとセックス中の我が姉とリリアがいるので、何も知らない誰かがこの部屋に入ってくるとヤリ部屋か乱交部屋と勘違いすることだろう。
「ここまで来たらレイホちゃんも脱ごうよ」
「脱ぎませんが?」
「もしかして自分の身体に自信が無いとか?」
「ありますが?」
「でもここまで頑なに脱がないとなると、ねぇ?」
「……脱いでやろうじゃねぇですか‼︎」
『うぉぉぉぉぉ‼︎‼︎』
旦那様になるオークを喜ばせるために毎日お手入れを欠かさない身体に文句なんて言わせねぇぞと上を脱ぎ捨てると、男どもから歓声や指笛が響き渡る。
どうせならと胸を張って姉よりかは小さい自分の胸を揺らすと、数人の男が勃起したのか前屈みになった。ふっ、勝った。
しかしそれで満足しないのがこの村の男ども。上を脱いだのならと彼らの視線が徐々に俺の下……スカートへ注がれ始める。
「そういえば銭湯の男女を隔てる壁に穴が──」
「よーし! テメェら! 冗談は程々にしてそろそろ真面目に会議するぞ‼︎」
『おーう‼︎』
確実に下も脱げコールが始まる雰囲気だったので、先に手を打つと銭湯での覗き見常習犯の男が他の男どもを纏めて静かになった。
「初めからそれを言えばレイホが上を脱ぐ必要も──」
【サイレント】
そんなタイミングで余計なことを姉が口走りそうになったので、音を漏らさないように彼女の周囲に防音魔法をかけ、改めて会議を始めるのだった。
「さて、今回のお題はリリアさんのことです。リリアさん、どうぞ」
「は、はい。えっと、私がここに来た経緯を皆様はレイホ様から聞いていると思います。本来なら私は元の村に戻るのですが、本部にお願いしてここにこれからも滞在することが決まりました。ここで問題になるのが私の村にいた聖騎士の人です」
「聖騎士って?」
「私達教会のシスターを拠点にいる男達から守る役割を持つ男性の騎士のことです。私達は聖痕の制約によって拠点の人間には本来の力しか出せませんから、男の人に襲われたら碌な抵抗も出来ません。それを聖騎士の人が守るって感じですね」
聖騎士なんて存在を知らないおじさん達が首を傾げたので俺から追加で説明を加える。一作目でも二作目でも出てこなかった存在なので俺も初めて知った時は驚いたもんだ。恐らく俺が死んだ後に続編が出てその時に追加された設定なのだろう。
「その聖騎士様とやらがリリアちゃんに何かあるのか?」
「あー、聖騎士ってシスターを守るんですけど、結構な数が下心ありなんですよ。大体1年ぐらい経てば守ってあげているのだから性行為させろって言ってきますね」
そのせいでシスター達からは彼氏ヅラしてくる奴らと認識されている。俺も何度か他の街や村に出かけた時に見たことがあるが、男から護衛対象を守るってよりかは俺の女に手を出すなって感じだったし。キチンと職務に忠実な人もいるにはいるんだが、エロゲー世界のせいか悲しいことに下半身で思考する聖騎士の方が多い。
「なんじゃそりゃ、男なら堂々とヤレよ」
「あなた達は堂々としすぎなんですよ」
「でもレイホちゃん達に聖騎士なんていなかったよな?」
「私には聖痕の影響を受けない魔眼がありますので」
自分で自分の身を守れるのに彼氏ヅラしてくる聖騎士をつける必要なんてない。浄化者の活動に連れて行って手伝わせようとしても媚薬効果がある霧が出てる地区とか結構あるから邪魔になる確率のほうが高い。だから姉につける意味もない。結果、いらない。
「そ、その聖騎士様が、しつこく絡んできて……。私が村を出る前なんて無理矢理部屋に押し入ってきて……。その時は私の相方である浄化者のアリア様に助けてもらえたのですが……」
「つまりムードを考えずに本命を一気に狙って繋がろうとしたわけだな?」
「馬鹿な奴だ。まわりから徐々にほぐしていけばリリアちゃんは受け入れて繋がってくれるのにな」
「あ、あうう……」
あの時のリリアちゃんは可愛かったと言い合うおじさん達に顔を赤くして俯くリリア。もしかしてこの子既に結構な数とセックスしてる?
「ごほん、つまりリリアさんの聖騎士は厄介なストーカー状態になっているので何か手を打っておかないとリリアさんを探してここまで来る可能性があります。なので皆さんには同じ男としてその聖騎士がリリアさんを諦めてしまうような案を出してほしいわけです」
俺の言葉に納得した男どもは早速隣にいた人達と相談を始めた。
リリアの話を教会に伝えれば一応そいつの逮捕は出来ると思うが、その後の裁判が問題なんだよなぁ……。裁判官の人達も下半身でものを考えてるからというどうしようもない理由でエロが絡むと途端に罪が軽くなったり重くなったりするわけで。
だから部屋に押し入って押し倒したことは男が欲情するのは仕方のないことという理由で確実に無罪。リリアが聖騎士から逃げ、その際に盗賊に攫われたことでギリギリ罪に問えるかぐらいか?
それを覆したいのなら判決を下す前に裁判官のおじさんにリリアかお姉ちゃんが色仕掛けしてリリアを襲った聖騎士の男を罰して欲しいですとお願いするしかない。そうすればその男は高確率で重罪になって牢屋にぶち込まれるはず。……本当この世界の裁判は終わってるな。
「そういえばレイホちゃんに案はないのか? いつもインラちゃんとか俺達に罰を与えているなら何か思いつかないかな?」
「…………ありますよ。人によっては脳がバグる凄いやつが。リリアさんがおじさんと合体することに抵抗がないことが必須条件ですが」
色々と考えているうちに結構な案が出ており、ザッと目を通してみたところリリアの髪の毛やネックレスなどを渡してリリアは死んだと伝える案が1番人気みたいだ。他にも前のチャラ男みたいに我が姉に死ぬ直前まで搾ってもらって女性恐怖症にしようみたいなこの世界ならではの案もある。
もうそれでいいだろと思うが、奴は一応教会所属なので調べればリリアの生存を知ることが出来るし、この世界の女性に心底嫌われるような終わってる男が姉に合体してほしくない。
「私に抵抗は……その、ありません‼︎」
俺の案はガッツリ性行為をするので平気かとリリアを見たが、聖騎士の奴に目にもの見せてやれるからなのか、それともおじさんとヤれるからかわからないが、嬉しそうにリリアは頷いた。
「じゃあ話しますが──」
本人が大丈夫と言うならと俺の案を話せば、満場一致で俺の案に決定してしまうことに。
なら準備するかと各自行動に移り、俺は聖騎士の奴がいるであろうアリスタの村まで用意出来た物を渡しにいく役となった。
そのために変装が必要なのだが……なんかこの服、全体的に丈が短くない? 動くだけで色々と見えてしまいそうなのだが……。
えっ? コスプレ用だから仕方ないって? 本物はここら辺では買う人がいないから無い? あー、じゃあ仕方ないか。
◆◇◆◇◆
「リリア……。君は今何をしているんだ……」
アリスタの村。そこの宿にて1人の男が項垂れていた。彼の名はモキシブ。教会の聖騎士であり、主にリリアの守護を任務としている男だ。
項垂れるモキシブの手の中には一つの指輪が握られていた。これはあの夜、リリアが喜んで薬指にはめる筈だった指輪だ。
効果は相方の指輪を所有する人物に半強制的な隷属。半ば奴隷契約みたいなものだが、リリアは抵抗しないとモキシブは確信していた。
何故なら自分とリリアは愛し合っているから。実際は心底嫌われているのだが、それを表に出せないリリアの性格もあってモキシブは愛されていると勘違いしていた。
「アイツさえ邪魔しなければ、リリアと僕は一緒になれたのに……」
押し倒したリリアに指輪をはめる直前で乱入してきた浄化者のアリアを思い出したモキシブは悔しげに拳を作る。村の中では自分より弱い浄化者なんてどうにでも出来るのだが、アリアは既に聖痕の限定解放をしているので村の中にもかかわらず外の実力を出せる。そのためモキシブでは勝ち目がないうえに、あんたみたいな男が教会にいるのは我慢ならないと叩き出されたせいで今は宿暮らしだ。
あの女はいつかわからせると心に決めたモキシブは立ち上がり、宿から外へ。そして教会がよく見える場所に陣取り、本を開く。
当然本を読むつもりはなく、視線は教会の方へ向いている。アリアによってリリアが誘拐されたことを隠されたため、モキシブはリリアの姿が見えないのは彼女が教会に引きこもっているからと勘違いしていた。そのため1日の殆どを張り込みに費やし、リリアが出てくるのを待ち続けている。
リリアが出てきたら彼女を連れてこの村を去り、夫婦として別の村で生きていく予定だ。彼女はモキシブのことが好きなので、即決でついてきてくれるだろうと彼は確信していた。
「失礼、モキシブ様でしょうか?」
「…………チッ、誰──っ⁉︎」
そんなリリアとの幸せな生活をモキシブが妄想していると、隣から声がかかった。その声に意識が引かれたことで妄想が霧散し、幸せな時間を遮られたことにモキシブは苛立ちを隠さずに視線を向け、直後に目を見開いた。
視線の先にいたのは銀髪の美人な少女。それはまだいい。上玉だが首都などでも探せば見つかる。しかしその格好が問題だった。
恐らくメイド服なのだろうが、アレンジしているのか肌面積が多い。ヘソや胸の北半球は丸見えで、ちょっと激しく上下に動けば胸がこぼれ落ちそうだし、短いスカートから見える太ももの肉はニーソの端に窮屈そうに乗っており、視線が吸い寄せられる。結論から言うと滅茶苦茶エロかった。
「私はとある方にお仕えしているメイドです。本日はモキシブ様に旦那様からお届けするものがあり、訪問しました」
「あ、ああ。そうか」
短いスカートの端を掴み、カーテシーをするメイド。その際に少しだけ見えた下着や溢れそうな胸にモキシブの視線は吸い寄せられて思わず唾を飲んだ。このまま聖騎士の権力を使って襲ってしまいたい欲が湧き上がるが、モキシブはなんとか堪えて頷きを返す。
その頷きを見たメイドは北半球が丸見えな自分の胸の谷間に手を突っ込み、中から魔石を取り出した。形状などから見て恐らくは映像を録画する魔石だろう。メイドを雇う財力があるのなら音も入っている高級品かもしれないとモキシブは予想する。
「軽く内容を説明すると、リリアさんからモキシブ様へのメッセージのようです」
「リリアからだと⁉︎」
「はい、出来れば暗い場所のほうが映りが良いのですが……」
「わかった、僕が泊まっている宿に案内しよう。こっちに来てくれ」
宿にメイドを案内したモキシブは、現在魔石のセッティングをしているメイドの後ろ姿を見ていた。リリアのことに少し取り乱していたが、今はメイドのほぼ丸見えな背中に視線が吸い寄せられている。
この服を着せた人は良い趣味をしているとモキシブが考えていると、セッティングが終わったのかメイドが部屋の隅に移動し、直後に展開された魔石から映像が浮かび上がった。
「リリア‼︎」
『映っていますか? モキシブ様、私は──』
映ったのはいつものシスター服ではなく、町娘が着るような服に身を包んだリリア。ベッドに腰掛ける未来の嫁の姿にモキシブは立ち上がったが、映像は録画のようでリリアはそのまま話し始める。その内容はモキシブからしても驚くものだった。
リリアが語った内容は、大雑把に纏めると盗賊に誘拐されたがその途中で助け出され、今はその人の家で世話になっているとのことだった。
そこの家主をリリアは旦那様と呼んでいるが、旦那様とリリアが呼ぶたびにモキシブの心はささくれ立つ。リリアの指輪を握りしめ、お前の旦那様は僕だろうと苛立ちを隠さない。
この録画が終わればメイドの案内でリリアがいる場所に行き、彼女を引き取らないといけないな。なんて考えながらモキシブは録画を見続けた。
『ではモキシブ様、お元気で』
しばらくした後、締めの挨拶なのかリリアが笑顔で手を振った。モキシブもこれで終わりだろうと座っていたベッドから立ちあがろうとしたが、録画は終わらずに画面外から知らないおじさんが入り込んできたことで硬直する。
『リリアちゃん、彼との挨拶は終わったかな?』
『は、はい! 旦那様‼︎ それと彼は別になんの関係もありませんよ』
『ぐふふふふ、それでも挨拶は大事だろう。大事に思われていたなら特にな』
モキシブでも見たことがない嬉しそうに笑うリリアの顔。それを頭が処理しているうちに、録画は進んでいく。
『ではリリアちゃん、今日もコレを舐めてもらおうか』
『はい! 精一杯ご奉仕させてもらいますね‼︎』
「は? えっ?」
旦那様と呼ばれる恰幅の良い男が服を脱ぎ、リリアの鼻先に突き出した肉棒をリリアはウットリと眺めた後、亀頭を数回舐めてから躊躇いなく咥え込んだ。そのまま頭を一生懸命だがどこか不慣れな様子で前後させてフェラする姿にモキシブの思考は追い付かない。
しかし録画は待ってくれずに進み続け、モキシブがなんとか情報を処理した頃にはいつの間にか服を脱いだリリアが男に押し倒されており、リリアの秘部へ男の肉棒が挿入されていた。
「え、リリ…ア?」
モキシブからは2人の下半身しか見えない。しかし聞いたことがないリリアの喘ぎ声や、自分が犯す筈だったリリアの膣へ男の肉棒が無遠慮に出入りする様子が思考を停止しても尚入り込んでくる。
『あっ、あっ、旦那、様! 大き、い‼︎』
『ぐふふ、リリアの中は気持ちいいぞ。ほれ、舌もだせ』
『は、はい! んぶ、ん…』
激しく突いたと思えば深く挿入したままマーキングのつもりなのか円を描くようにネットリと腰を動かす男。それに喜ぶような声を出すリリア。肉棒が上下し、男の腰がリリアの腰に打ち付けられる度に波打つ彼女のお尻の肉からモキシブは目が離せない。
『さぁ、出すぞリリア! しっかり受け取るんだ‼︎』
『〜〜〜〜っ‼︎‼︎』
やがて男が深く腰を落として硬直、万が一にもリリアが逃げないように自身の脚でリリアのお尻を固めた状態で彼女の膣に射精し、同時にリリアも絶頂したのかお尻が跳ねる。出された精液で子宮が満タンになり、膣からも溢れたものが彼女のお尻を伝ってベッドのシーツを汚し──そこでモキシブは限界を迎えた。
「う、うわぁぁぁ‼︎‼︎ うわぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎」
腰に吊るしていた鞘から剣を引き抜き、映像の男に振るう。魔石を砕けば映像は消えるのにモキシブは男とリリアを引き剥がそうと必死に剣を振り続ける。
『ぐふふ、リリアちゃん。儂のことは好きか?』
錯乱していたモキシブだが、射精の余韻に浸るように根元まで挿入したままグリグリと腰を動かしてリリアに問いかける男のその言葉だけは耳に入り込んできた。これ以上はいけない、リリアの返事を聞くわけにはいかないとモキシブは剣を振り上げ、魔石目掛けて振り下ろそうとする。
『はい。好きです。大好きです。ずっと愛してください。旦那様ぁ♡』
「ぁ、ぁぁ、あ……」
しかしその判断は遅く、脚を男の腰に絡めたリリアの返事を聞いてしまったモキシブは力が抜けたように剣を落とした。
完敗だった。あの男が自身の財力でリリアを囲んだとか、言い訳を考えることは出来る。だが映像を見てしまったからモキシブにはわかった。あの男は自分の立場を使わずに男なら誰もが持っている肉棒とテクニックだけでリリアを堕としたと。
「はぁ……」
そんななか、メイドの溜息がモキシブの耳に入り込む。それを自分に対する溜息だと認識したモキシブの思考は怒りに支配された。実際はNTRみたいな映像を見せたらストーカーでも思わず諦めてしまう風習があるこの世界に対する溜息なのだが、この世界で生きるモキシブにそんなことを判別出来るわけがない。
取られたのならこっちも奪い取ってやるとモキシブはメイドの腕を掴み、ベッドへ押し倒す。驚くメイドの服を掴み、無理矢理メイドの胸を露出させたモキシブはズボンのファスナーを下ろし、痛いほどギンギンになった自分の肉棒を露出させた。
「……え、ちっさ」
閉じられたメイドの両脚を掴み、無理矢理開脚させて自身の肉棒を彼女の下着に当てたタイミングで響く無感情な声。それはモキシブの怒りを霧散させ、思わず動きを止めてしまうほどの破壊力を秘めていた。
「あぁ、すみません。あまりにも小さかったのでつい。ヤリたかったらお好きにどうぞ。もっとも、旦那様の大きさを知っている私を満足させられるとは思いませんが」
「うぅ、ゥゥゥゥゥゥ!!!」
もうモキシブの内心はボロボロだった。例え満足させることは出来なくとも行為だけはしたいとメイドに覆い被さったが、そのメイドの姿もブレてかき消えた。
「えっ?」
「分身魔法の【ダブル】です。ごめんなさい、慰めてあげても良いかと思いましたが私には心に決めたお方がいますので」
先程まで感じていたメイドの体温などが消え去り、困惑したモキシブへいつの間にか部屋のドア前に立っていたメイドから声がかかる。既に片付けも済ませていたのか、机の上に置いていた魔石も消えていた。
「ではご機嫌よう」
パタンとドアが閉まり、部屋に静寂が広がる。しばらくは呆然とドアを見つめていたモキシブだが、頭の中ではリリアの声や2人が映っていた映像が何度も繰り返されている。
「うぅ、うううう」
今のモキシブに出来ることは、こんな状況にもかかわらず元気一杯な自分の小さな肉棒を掴み、リリア達の性行為を思い出しながら自慰をすることだけだった。
3作目
アクションゲームだった一作目と二作目とは変わってジャンルがロールプレイで販売された。ヒロインが浄化者と祈手なのは変わらないが、今作は2人に彼氏がおり、いつもの異種姦に加えて間男達からの寝取りシーンが多めに入っている。その内の1人である聖騎士は物語後半まで浄化者ヒロインについてまわり、他の男やモンスターからのえっちシーンを妨害してくるのでプレイヤーからは嫌われていた。
販売サークル曰く新しい試みとのことだったが、エロいのは確かだけどこのゲームに求めたのはコレじゃないというコメントが多数出たからか次作からは再びアクションゲームへと戻った。
モキシブ
リリアの小さな体格なら自分の肉棒でも奥まで届くのではないかと狙っていた男。しかし映像の男の大きな肉棒を難なく飲み込んだのでとんだ勘違いだった。
どれだけ嫌われていても、お金がない浮浪者でも、肉棒さえ大きければ女性をレイプした際にあなたのことがだいしゅきです結婚しますと言ってくれるルートへワンチャン行ける世界観なのに、小さいせいでそのチャンスさえ無い男。もう出番はありません。