※この作品はR-18です。

相方が帰ってこねぇ……   作:性癖を開示する者

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こんなサブタイトルなのにエロ少なめだよ。

ネタバラシみたいで嫌だけど寝取りとかBSSに強いアレルギーがある人は後書きを注意して読むんだぞ。


エロゲー世界のエッチはあらゆる交渉に使えます

 無事に侵魔は成功し、モンスターの子を産んだリリアと我が姉。どちらもおじさんとヤっている最中に出産してしまったようだが、我が姉のせいでこの村では妊娠した女性からモンスターが産まれるのは見慣れたものだ。なので2人とヤっていたそれぞれのおじさんが冷静にへその緒をハサミなどで切断し、母親の乳房に張り付くモンスターごとリリア達を抱き上げて逆駅弁の体位でセックスしながら教会にいる俺まで伝えに来てくれた。

 

 産まれたモンスター達は調理しても美味しくないので2匹とも親であるモンスター……片方は俺が殺してしまったのであの時隣で四つん這いになって落ち込んでいた奴へリリース。この世界のモンスター達は同種とは協力しあうことが多いので問題はないだろう。

 

 そんなわけで妊娠問題は解決。子宮の中がすっきりした我が姉は魚と人間が融合したモンスターであるサハギンの生息地へ2週間前に出発してから帰って来ず、リリアは我が姉がいない間、男達の性処理便所として励んでいる。

 

 つまりいつもの村だな。なんの問題もなし。平和だから俺も俺で教会の掃除をしてから読書する生活を送れるってもんだ。

 

「あの、レイホ様。良ければ私とお散歩に行きませんか?」

 

 今読んでいる本の続きが気になるんだよなぁ〜。なんて考えながら日課である教会の前を掃除していると、いつもなら村の誰かにパンパンされているリリアが早めに帰ってきたようで、両手を腰の後ろに回した体勢で裸のまま俺に散歩の提案をしてくる。

 

「れ、レイホ様は何もなければ本ばかり読んでいるので……たまには運動もどうでしょうか?」

 

 散歩ぉ? なんて考えてしまったのが顔に出ていたのか、まだ何も言っていないのにリリアは俺を散歩に誘った理由を教えてくれた。

 

 ふむ、確かに俺がマトモに運動するのは村で発生したトラブルを解決したり、淫乱姉のお迎えに行く時ぐらいしかない。一応週に1回か2回は異常がないかパトロールついでに村を散歩しているが、毎日毎日村の男の肉棒に突かれて運動しているリリアと我が姉に比べれば運動不足とも言えるだろう。

 

「そうですね……。折角のお誘いですのでしましょうか」

「…やった! じゃあこれを持ってください!」

「……? 何ですかこれ?」

 

 わざわざ誘ってくれたのだからと俺が頷けば、リリアは嬉しそうに微笑みながら両手で持っていたであろう紐を俺に手渡してきた。

 

 リリアから渡されたことで自分の手に握られた紐の先を視線で追えば、紐の先端には鈴が付いた首輪があった。その首輪には『リリア』と名前が刻まれており、それを手に持つリリアは俺が紐を握っていることを確認すると当たり前のように自分の首へ首輪を装着する。

 

「じゃあ行きましょう!」

 

 流れるように四つん這いになったリリアがハイハイ歩きで進み始め、俺との距離が離れたことで弛んでいた紐が張る。

 

 …………はっ‼︎ 我が姉でも自発的にはしたことがないプレイだったから反応が遅れてしまった。つまりあれだ、リリアは俺をご主人様に見立ててペットプレイがしたいわけだ。

 

 俺じゃなくて他の男とやれよ、そしたらご褒美で大好きなおちんちんをしゃぶれるのに。なんて言いたくなるが、わざわざ俺を誘った意味を考えると断る気にはならない。

 

 それによく考えればいきなり変なことをする人はこの村では珍しくない。いつも通り淡々と付き合ってやるのが良いだろう。

 

 気持ちを切り替えるために一度息を吐き、無いとは思うがリリアがいきなり走り出した時に離してしまわないようにと紐ことリードを手首にしっかり巻いてから握りしめ、俺はリリアと散歩を始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 雌犬リリアが通行人の男達におねだりして前後から可愛がってもらったり、犬役がワーフおじさんで主人役が彼の奥様というペアに出会い、俺と奥様が世間話をしている間にずっと犬の交尾風エッチをリリアとワーフおじさんがしていたりと色んなことがあった散歩から1週間が経った。

 

 この1週間は大変だった。リリアちゃんに首輪をつけて散歩させていたレイホちゃんはドSと男達が噂し始めたせいでそれの火消しを頑張っていたのだ。

 

 そもそも1番好きなプレイは種付けプレス。次に好きなのは首締メックス、その次が串刺しファックの俺がS派なわけないだろ。どう見てもM派だし、俺は自分から男を責めるよりか嫌々と抵抗しても聞き入れてくれない男から滅茶苦茶にエッチされたい人間だ。

 

 噂話が俺に直接的な影響を出さないのなら放置でも良かったが、残念ながらこの村には女の子に鞭などで叩かれたい紳士おじさん達が住んでいる。そいつらにまで噂話が届いてしまえば面倒なことになるのは目に見えていたため、急いで噂話を消したわけだ。いやぁ疲れた。マジで疲れた。普段から姉にやっていることのせいでSじゃないって言っても周りは全く信じてくれないし、ハイレグがすごい女王様コスチュームを服屋のおじさんが作り始めていた時は本気で血の気が引いたわ。

 

 こんなに疲れたのは久しぶりだと疲労感を感じつつ自室のベッドに倒れ込む。既に寝る支度は整えていたので眠気に逆らわずに寝ようとするのだが、それを妨害するかのように部屋の片隅にある受信用の魔法陣が光を放ち始めた。

 

 光が収まると魔法陣の上には一通の手紙が落ちている。この魔法陣が受け取るのは教会関係のものだけであり、重要な連絡かもしれないので無視はしづらい。そのため押し寄せてくる眠気を払い、のろのろとベッドから降りて手紙を取りにいく。

 

「あー、ギデブさんからか」

 

 手に取った手紙の裏面を確認し、差出人が知り合いだったため特に身構えずに明かりを持ってきてから手紙の封を開けて手紙を読む。

 

 手紙の内容を要約すると、元気にやってる? リリアちゃんがそっちの村にいるよね? ちゃんとやっているか一応様子を見ないといけないから近々そっちに行くね……とのこと。

 

 読み終えた後、俺は思わずうげぇと顔を顰めてしまう。リリアの様子を確認するために教会から誰かが来るのは知っていたが、よりにもよってお前が来るか。というのが俺の感想だった。

 

 このギデブという男は原作でも登場しており、立場は教会のお偉いさん。そのうえ姉が家族から離れて教会に所属し、浄化者になるまでの間に様々な面で面倒を見てくれた姉からすれば恩人みたいなものだ。ちなみにこの世界だと俺も含まれるから俺達の恩人になる。

 

 しかしこの男、教会のお偉いさんに加えて性別が男ということからわかる通り、竿役である。つまり姉の身体を狙う男の1人であり、さらにギデブは沢山の女を囲っているくせに姉を自身の妻にしようとしている。

 

 まぁこの世界だと何故かそのターゲットが俺になっているんですけどね‼︎‼︎

 

 俺と姉が見習いだった頃に一度だけ俺とギデブが彼の自室で2人きりになった時があり、その際に酔ったギデブが自身の過去のトラウマを小出ししてきたからちょっと慰めてあげただけでギデブは姉から俺にコロっとターゲットを変えやがったのだ。

 そんなに俺の胸を吸いながら肉棒をよしよしと撫でられることが気に入ったのか。こっちは酔い潰してサッサと寝かせようとしただけなのによ。しかも当時の俺はエロに興味はないけど権力には逆らえない…って感じですっごい嫌々やってたのにな。

 

 あー、めんどくせぇ。恩人である上に俺達より立場が上だからちゃんと歓迎しないと問題になる…ことはないけど代わりに身体を要求されそうだしなぁ。

 

 とりあえず姉を迎えにいって、村のみんなにはギデブがいる間はいつもの自由なエッチを禁止させないと。

 

 

 

 

 

 そんなわけで翌日に早速サハギンの巣へ行き、前後をサハギンに挟まれて2穴を肉棒で突かれていた姉を回収。帰ってから村人を集めてギデブが来ている間はいつものエッチを禁止する旨を伝えた。

 

 当然いきなりエッチ禁止を通達されて納得する男どもはおらず、大ブーイングが起きる。当日に大人しくして欲しければ俺を含めたシスター3人は今日からギデブが来るまで性処理便所になれと言う男もいた。

 

「そんなに嫌ならいつも通りにしてもいいんですよ? その場合私達は村の堕落した淫欲を正さなかった責任を取らされるために教会本部へ強制帰還を命じられるでしょうね。なのでギデブ様が帰った後にリリアさんやお姉ちゃんとエッチ出来なくなっても大丈夫って人はお好きにどうぞ」

『大人しくします‼︎』

 

 大ブーイングは3分で鎮圧された。チョロい男達である。

 

 そうやって準備を進め、早数日。お昼を過ぎた頃に村の外から村へ金の装飾を様々な箇所につけた豪華な馬車が入ってくる。車体をひいているのはオーガホースと呼ばれる鬼のような角が生えた馬型のモンスター。強靭な肉体を持ち、筋肉を隆起させた状態で走り出せば正面から止めることは不可能と言われている。

 

 教会が用意した車体には防御魔法がかけられているので非常に硬く、並大抵のことでは壊れない。なのでモンスターが現れたらそのままオーガホースを走らせて轢くだけでいい。つまりあれはその気になればチャリオットとして運用出来るわけだ。

 

 そんな馬車は村の大通りを堂々と進み、教会の前でスピードを緩めて停車。先に降りた従者と思われる男が扉が開くと、中から高級そうな服に身を包んだ太った男が姿を現した。

 

「ブフフ、久しぶりだな。レイホよ」

「はい、お久しぶりです。ギデブ様」

 

 ニチャァと笑みを浮かべるギデブに『魔眼殺し』と呼ばれる目隠しを事前につけた俺は深く礼をする。しかし俺の内心は強い焦りで包まれていた。

 

「……おや、インラがいないようだが?」

「……恐らくトイレに行っているのかと。すみません、事前に言っておいたのですが」

「ブフフ、構わん。むしろアイツらしくて安心したぞ」

 

 早速その焦りの原因を突かれ、俺の身体がピクリと跳ねる。黙秘は不味いのでとりあえず我が姉ならやりそうな理由を話せば、ギデブは納得したようである。

 

 ……いきなりだが、パートナーとなる浄化者と祈手は互いの居場所がわかる魔法をかけているアクセサリーを所持していることが多い。話を聞いた限りではネックレスタイプが主流みたいだが、紛失するリスクを考慮した俺達は目立たないイヤリングタイプを採用している。

 

 ギデブがよそ見をしているうちに俺の耳についたイヤリングを触ると、脳内に姉の居場所がぼんやりと浮かび上がる。ゴブリンの巣を越えた先にある土地の地下空間。そこには触手生物の巣窟があり、そこの奥地で姉の反応が出ていた。

 

 ちなみに俺はしばらく姉に外出するなと言っていた。なのに姉は外へ出て、触手生物の巣窟にいる。つまり、まぁ……。

 

 あの馬鹿淫乱姉、まさかの約束ブッチである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて困ったぞ。事前に訪れることを教えてもらっているのに片割れがいないというのは状況的にそこそこ不味い。しかも相手は俺達にとっては恩人にあたる人間だ。

 

 外でモンスターが暴れていて〜みたいな言い訳は浄化者が緊急出撃するレベルの場合だと周囲の魔力が乱れて教会にある探知装置で丸分かりになるので使えない。しかも過去の経歴が残るタイプだからちょっと前まで乱れてたんですけど今は落ち着いたみたいです〜なんて言い訳も無理。

 

 細工は出来るけど……時間がない。俺だって姉が居なくなってたこと知らなかったし。なかなか部屋から出てこないからちょっと前に呼びに行ったら部屋はもぬけの殻。机に置き手紙で『触手さんが呼んでいる気がしたのでちょっと行ってきます! ギデブおじ様にはごめんなさいって言っといてください‼︎』だってさ。ははは、アナルにオーガホースサイズのディルドぶち込んでやろうか。

 

 ……はぁ、まぁこれは姉に色々言わなかった俺が悪いか。見習い時代も基本的にギデブの話し相手は俺がしていたので姉からするとギデブは最初期の気の良いおじさんのままなのだ。

 

 一応見習い時代に彼と接していた者として言うけど、ギデブには別に姉が村にいないことを言っても問題はない。姉がどんな人間か知っている彼なら分かってくれるはずだ。

 

 しかしこの世界はエロゲーだ。こちらの不手際を知れば俺とエッチしたいギデブはしっかりと指摘してくるだろう。

 

 本心ではやる気が一切無かったとしても、本部にこのことを言われたくなかったら……わかるよね? なんて言いながら俺の腰を抱いて客室から寝室へルートを変更されても俺は逆らえない。そのまま寝室へ行き、俺はギデブにこの不手際に対する誠意を示さなければいけないだろう。即ちエッチである。肉棒をしゃぶったり胸で挟んだり最悪は自分から挿れて初めてを散らさなければならない。

 

 そこまでして彼の機嫌を取らなければならないのかともなるが、1番の問題はギデブが不機嫌になることではなく、不機嫌になった彼のいい加減な報告で本部が年に一度だけ行う支部の教会に不審な動きはないかと調査する対象に選ばれる可能性が出てくること。だって本部関連の人に見られると言い訳の余地なく即アウトなものが教会の地下にはうじゃうじゃいるからな! 姉のせいで‼︎

 

「ブフフ、レイホよ。その目隠しだと前が見えないのではないか? ワシにもたれても構わないのだぞ?」

「感謝します、ギデブ様。しかし魔力探知で周囲の様子は見えていますので……」

「なに、遠慮するな」

「……ではお言葉に甘えて失礼します」

 

 それさえなければ調査が入ろうが何も怖くないんだぞと触手生物の巣窟で楽しんでいるであろう姉に内心で愚痴っていると、ギデブは目隠しをして前が見えないであろう俺を気遣ってか自分に掴まれと言ってきた。遠慮したいが、出来る空気でもなさそうなので彼の身体にもたれかかると、大きなギデブの手が俺の肩を優しく掴む。

 

 現在俺が着用している『魔眼殺し』なんて大層な名前がついている目隠しは魔眼の発動を阻害する魔法が込められている。何故そんなものを俺が付けているかというと、圧壊などの視線を向けるだけで人を殺せる魔眼を所持しているからだ。

 

 ギデブの教会内の立場はそれなりに上。そんな人の近くに人を簡単に殺せる魔眼持ちが目を丸出しにしているのは色々と不味いのだ。

 

 ギデブは気にしないだろうが、ギデブにくっついてきた教会本部のメンバーがごちゃごちゃうるさい。余計なトラブルを避けるためには装着は必須だ。まぁ、俺には天眼の魔眼があるので目隠しがあっても意味ないんだが。

 

 早めにギデブにくっついたのも無用なトラブルを避けるためだが、ギデブがしきりに俺の身体を自分に密着させようと誘導してくる。なので逆らわずに彼に寄りかかって俺の胸が潰れるくらい密着してやれば、満足したのかギデブはニチャっと気持ち悪い笑みを浮かべた。

 

 ぶっちゃけさせてもらうが、ここでギデブがいきなり俺の胸を揉んできたり口にキスをしてきても抵抗しないレベルでこの男は俺の好みど真ん中な見た目をしている。大きな身体に太ったお腹。この男が無理矢理俺をベッドに押し倒し、上にのしかかってきてエッチさせろと言ってきたら思わず頷いてしまうかもしれないぐらいには俺好みだ。

 

 しかし密着したついでに軽く匂いを嗅ぐと、ギデブから漂ってくるのは香水の良い香り。恐らく自分の体臭を誤魔化すために使用しているのだろうが、それに対して俺は内心で失望のため息を吐く。香水なんて使わない体臭100%だったらもっと好きだったんだけどなぁ。

 

 それにこの男、こんな恵まれた身体の癖にゲーム内でのエッチは背面駅弁と騎乗位のみなのだ。もう解釈違いである。デブはベロチュー種付けプレス一択だろうが。

 

 デブはなぁ! 押し倒した雌に覆い被さって貪り食うようなレイプをしないといけないんだよ‼︎ それになんとか抵抗しようとする雌の首を絞めたりして犯し続けて、雌が息も絶え絶えになったタイミングで俺の性奴隷になれって告白するんだよ‼︎

 

 デブの容赦ないレイプとデカイ肉棒に堕ちかけている雌が大切な人や場所を思い出して否定の言葉を出そうとするけど、言い終わる前にデブはベロチューしたり繋がったままの肉棒を深く挿すことで雌を喘がせて雌の発言をキャンセルさせて聞かなかったことにするんだ。それを繰り返すことで雌はこの男からは逃げれないことを悟り、性奴隷になると雌が言ったところでデブはレイプを再開。絶対に雌が逃げないように自分の身体でガッチリと拘束して、1番量の多い精液を中出し射精して種付け完了!

 

 それと同じことをギデブが俺にしてくれれば俺も子宮がポチャーンってなって将来の旦那であるオークを放り捨ててギデブの性奴隷になるんだがなぁ。ゲームで語られたことを考慮すると多分リクエストしない限りこの男はやってくれないだろうしなぁ。

 

 そんなことを考えているうちに目的の部屋についたので、さりげなくギデブから離れて部屋のドアを開ける。部屋の中には既にリリアが待機しており、俺達に気付いたリリアは一礼する。

 

「ではギデブ様はリリアさんと先に始めておいてください。私はちょっと姉が心配なので様子を見てきます」

「ふむ、確かに心配だな。分かった、こちらは先に始めておくとしよう」

 

 今から始めるのは簡単に言うならリリアに前の村で何があったかの聞き取りや、この村でやっていけそうかの質問だ。噂ではそれ以外にも何か別で行っていることがあるらしいが、ただのシスターである俺には知ることが出来ない。

 

 リリアに対する質問なのでこの先俺は必要ない。なので俺は眉を下げ、姉が心配と言いたげな表情を作ってこの場からの一時離脱を試みる。

 

 ギデブは何も疑っておらず、姉の体調を心配するような表情で俺に許可を出してくれた。そんな彼に俺は一礼した後、歩きで出せる最高速度でこの場から離脱する。

 

 とはいえ姉を迎えに行くつもりはない。触手生物の巣窟は遠いので時間がかかりすぎる。トイレまで様子を見に行く理由で長時間離れると流石にギデブに怪しまれるだろう。

 

 であればやることは姉の代わりになるものを探す一択。そのためトイレへ向かうフリをしつつ天眼の魔眼でギデブや彼と一緒に来た人達が俺を見ていないか確認してから分身魔法の【ダブル】を発動し、分身にはトイレ前で特定の動作をするように指示してから別れ、俺は目隠しを外しながら村へ行って人形屋さんのドアを叩く。

 

 返事は無いが家の中に人がいるのは天眼の透視で確認済み。だからしつこくドアをノックすれば、やっと中の人が苛々した様子でドアを開けてくれた。

 

「誰だよ人が気持ちよく……ってレイホちゃん⁉︎ どうしたの?」

「ドルドおじさん、単刀直入ですみませんがお姉ちゃんの人形を貸してください」

 

 ドアを開けたドルドおじさんは俺の姿に目を見開き、俺から見えないように壁に自分の身体を隠した。腰にタオル1枚という軽装だったからだろう。まぁ先程まで全裸で人形相手に腰を振っていたのでそれは仕方ない。全裸で来られないだけマシだ。

 

「インラちゃん人形かぁ、貸してあげたいけど今は使っている最中だしなぁ……」

「早く使って……とは言えませんね。どうしたら貸してくれますか?」

「んー、じゃあレイホちゃんがフェラしてくれたら貸してあげようかな」

「わかりました」

「だよなぁ……、って、いいの?」

「時間がないので仕方ないです」

 

 顔だけを壁から見せ、無精髭が生えた顎を指で撫でながら出してきたドルドおじさんのエロゲーらしい要求を即座に飲むと、OKをもらえるとは思ってなかったのかドルドおじさんが聞き返してくるので頷きで返す。

 

 それでも信じられないのかドルドおじさんはポカンとした顔をしているので、俺は彼の手を引いて家の中へ。寝室の場所はわかっているのでそこまで行くと、ドルドおじさんのベッドには先程まで使っていたと思われる等身大インラ人形が股を開いた状態でベッドに転がっていた。

 

 そんなベッドに彼を座らせ、股を開かせると既に準備万端の肉棒がそそり立っていた。

 

 床に女の子座りをすることで姿勢を低くして俺の眼前に肉棒がくるように調整したあと、片手で肉棒を優しく掴む。そして硬くなった肉棒の亀頭を舌で一周舐めてから俺はドルドおじさんの肉棒を口に咥えた。

 

「うぉっ、レイホちゃんの口の中、温かい……」

 

 思わずといった様子で漏らしたドルドおじさんの言葉を聞き流しつつ、最初は肉棒を掴んだ片手を上下に動かして継続的に刺激を与え、口内でピクピク動いている亀頭を丁寧に舌で舐め回す。その最中に亀頭から垂れてきた我慢汁も舐め取ってしまい、塩っぽい変な味が舐め取った舌に広がった。

 

 そのままドルドおじさんの反応を見ながらしばらく舐め続け、ある程度してから肉棒を掴んでいた手を離す。そして両手をドルドおじさんの太ももに置いて支えにしつつ、姿勢を前のめりに変更しながら肉棒をゆっくりと根元まで咥え込んだ。

 

 長くて太い彼の肉棒は喉奥まで届き、飲み込むことのできない異物に身体は反射でえずきそうになるが、なんとか堪えて今度は亀頭辺りまで戻る。それを数回繰り返し、慣れてきたところで徐々にフェラのスピードを上げていく。

 

「ヤバイ、出る、出るよレイホちゃん!」

「……んぶっ!」

 

 ベッドに手を置いてなすがままだったドルドおじさんだったが、射精する瞬間に俺の後頭部を掴んで無理矢理根元まで咥え込ませた。

 

 限界を迎えた亀頭の先端から射精され、口内が精液で満たされる。着ている服を汚しても魔法で何とかなるが、全部飲んであげた方が嬉しいだろうと一滴も溢れないように唇が肉棒に張り付くように力を込め、しょっぱい精液の味を感じつつ噎せないように少しずつ飲んでいく。

 

 最後に肉棒の中に残っているであろう精液を吸い取って終わりにしようとするが、ドルドおじさんの両手が未だに俺の後頭部を掴んで肉棒の根元まで俺の顔を押し付けたままなので口から肉棒を抜けない。

 

「お願いレイホちゃん。今度はおじさんのペースでヤらせてほしい」

 

 どういうつもりなのかと視線で問えば、道具でも使うように掴んだ俺の頭を自分の身体に擦り付けながらドルドおじさんは懇願してくる。

 

 時間がないって伝えただろうがと言いたいが、口内の肉棒は未だに硬いまま。チラッと部屋の時計を見たところ、そこまで時間は経っていない。

 

 安牌を取るなら一度射精したのだから約束は守れと姉の人形を持って教会に帰るところだが、ここでお預けをくらう気持ちも元男としてわかるつもりだ。

 

 今さっきの射精までの時間からしてそう時間はかからないだろうし、好きにすればいいと力を抜いて亀頭の先端を舌でチロチロと刺激するように軽く舐める。それを許可だと確信が持てなかったドルドおじさんは数回俺の頭を自分のペースで動かすが、俺が全く抵抗しないことでOKだと確信したのか好き勝手に使い始めた。

 

「んぶっ、ん、んぶ、ん──」

 

 自分のペースで出来たさっきのとは違い、こちらのことなんて何も考えていない乱暴な扱い。声が勝手に漏れ、反射的に頭を引こうとしてもドルドおじさんの力には勝てずに喉奥まで肉棒を突き込まれる。俺がフェラに慣れていないのもあって呼吸も満足に出来ず、息苦しいことに加えて乱暴に喉奥まで肉棒を突っ込まれるので何度もえずいてしまって身体が勝手に目尻へ涙を溜め始める。

 

 涙目になった俺を見たら多少ペースを緩めてくれるかと上目遣いでドルドおじさんを見るが、むしろ興奮の一助になってしまったのか逆にペースが上がることに。

 

 息苦しさで視界の端が暗くなり始め、流石にヤバイかとボンヤリと頭の片隅で考え始めた頃、ドルドおじさんが俺の頭を巻き込む形で両脚を曲げ、俺が絶対に逃げれないようにしながら肉棒の根元まで咥え込ませた。

 

「んぶぅ──⁉︎」

 

 肉棒から再び吐き出される精液。先程より射精までの時間は短いが量は遥かに多い。そのためさっきと同じ対応だと頬を膨らませても入りきらず、俺の口から漏れたドルドおじさんの精液が彼の陰毛を汚した。

 

 息が乱れてそんなことにも意識が向かない俺は鼻より口で呼吸がしたいと必死に口内を満たす精液を飲み込んでいく。そして全て飲み干し、口内が空になったタイミングで俺が口呼吸をするよりも早くドルドおじさんに頭を引っ張られて肉棒が俺の口から引き抜かれた。

 

「ぷはっ、ハーっ、ハーっ……」

「よし、ちゃんと飲めてるね。じゃあ今度は掃除だ」

「……ふぁい」

 

 自由になった口を開き、荒い呼吸で酸素を取り込んでいるとドルドおじさんの親指が口の中に入ってきて口を大きく開かされる。

 

 俺の舌を掴んで引っ張り、口内に精液が残っていないことを確認したドルドおじさんはベッドから立ち上がって俺に腰を突き出してくる。ドルドおじさんの言う掃除が何を意味するかをわかっていた俺は彼の腰へ抱きつくように両手を回し、顔を近づけて彼の陰毛についた精液を舌で丁寧に舐め取っていく。位置の問題で頬にくっつく肉棒の体温に先程のことを思い出して少しドキドキしつつ、陰毛についた精液を舐め取った後は亀頭にキスするように口をつけて肉棒の中に残っていた精液を吸い取った。最後にリップ音を鳴らして亀頭から口を離せば、ドルドおじさんはよく出来ましたと言いたげに俺の頭を撫でてくる。乱暴にした張本人なのに、大きな男の手で頭を撫でられたことに俺は少し安堵した。

 

「ありがとう、レイホちゃん。スッキリしたから約束通り人形は持って行っていいよ。でも使い終わったらちゃんと返してね?」

「……ふぅ、わかってます。私が約束を破ったらお姉ちゃんを肉便器にしてもいいですよ」

「あ、そこはレイホちゃん自身じゃないんだね」

「お姉ちゃんのせいでこうなってますので。では、これで失礼します」

 

 息を整えてから口端についた数本の陰毛を鏡を見ながら取り除き、フェラをした痕跡が残っていないかを確認してから渡された等身大お姉ちゃん人形を受け取ってドルドおじさんの家を出る。

 

「【イリュージョン】【マリオネット】」

 

 その足で路地裏に行き、等身大お姉ちゃん人形へ幻影魔法と操人魔法を唱えて人形らしさを誤魔化しつつ1人で動いているように見せる。副業で身に付いた魔法だけど、持ってて良かったわ。

 

 声だけはどうしようもないが、この世界には声が一時的に出せなくなる沈黙と呼ばれる状態異常が存在する。どうにでもなるだろう。

 

 ……なるといいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結論から言うと何とかなった。喋らない姉を不思議に思ったギデブに姉は少し前に沈黙の状態異常を受けたと説明し、返答で沈黙の状態異常を解除してやろうと言われた時は冷や汗が出たが、短い時間制限がある代わりにその間は解けないタイプなんですと説明して難を逃れた。

 

 人形に唱えている【マリオネット】は状態異常なので状態異常解除の魔法を発動されたら魔法が解けて人形がその場に崩れ落ちることになってたからマジで危なかった。

 

 とはいえトラブルがなかったといえばそうではなく、ギデブが連れてきた従者の男による等身大お姉ちゃん人形レイプ未遂が発生した。恐らく沈黙で声が出せないからこっそり襲えば問題ないと思ったのだろう。

 

 しかし【マリオネット】の操作で常に人形へ意識を向けていたので従者の男が人形の胸を揉み始めた時点で俺は気付くことが出来た。

 

 とりあえず人形に嫌がるような動きをさせながら様子を見ていたら、調子に乗った従者の男が人形を物陰に引っ張り込んだのでこれ以上はいけないと判断。

 

 後ろにいたはずの姉がいないんですとギデブに報告し、探すフリをしながら従者の男が人形を引き摺り込んだ物陰にさりげなくギデブを誘導する。どうせ押し倒しているからアウトだっただろうが、発見した時は運が良いことに従者の男はズボンを脱いで下半身を露出させていた。

 

 ギデブは何故か脱いでいる従者の男に困惑していたが、男の下にいる縄で縛られて抵抗できない状態になった姉(人形)を見ると激怒し、従者の男を殴り飛ばした。そのまま馬乗りで殴り続けるのだから滅茶苦茶キレている。ゲームでは姉のことを娘のように思っているみたいなことを言っていたので、ギデブからすると娘が自分の部下にレイプされそうになっていたみたいな感じなのだろう。

 

 浄化者の姉なら外部からの人間である従者の男程度なら簡単に押し除けられるのに、それをしないで縛られている時点で力では解決出来ない何かを従者の男が使ったとギデブ視点だと見ることも出来るしな。例を挙げるならギデブに迷惑をかけたくないなら大人しくヤられろ。みたいな感じ。

 

 流石に殺されたら困るのでキリの良いところで俺からギデブを止めて終了。しかしギデブは従者の男の処分を急ぎたいのか、この教会で一泊の予定を切り上げて帰り支度を整えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ではな2人とも。特にあの男のことはすまなかった」

「いえいえ、お姉ちゃんも問題ないって言ってますし大丈夫ですよ。ギデブ様も健康に気を付けてくださいね」

 

 帰りの馬車に乗り込む前にギデブが再び謝ってくるので、人形の頭を操って気にしていないと言いたげに動かしつつ、俺はギデブの息災を祈る。

 

 従者の男は雄もイケるオーガホースの胴体に縄で縛られており、オーガホースの巨大なペニスで突かれて掘られるたびに酷い悲鳴をあげていたので現在は音を外へ漏らさない遮音効果のついた麻袋を頭部に装着されている。

 

 人形を襲っただけでこの仕打ちは可哀想と思ってしまうが、その事実を知っているのは俺だけなので意識してスルーする。どうせ目的地に着いたら掘られてガバガバになった穴を回復魔法で元通りにしてもらえるだろうし。

 

 だから気にしないという表情をギデブに見せると、ギデブは俺と人形の頭を撫でた後で馬車に乗り込む。そして雄を与えられて興奮気味のオーガホースが雄とヤりながら走り出し、村を出発した。

 

 やる気満々のオーガホースが速度を上げ、あっという間に見えなくなる馬車。誰かを轢く事故が起こらないか心配になるが、あんなに土煙をあげているなら気付かない方が悪いだろう。

 

 これで今回の件は一件落着……なんて言うわけないよなぁ?

 

「さて、と」

「レイホ様、ギデブ様行ってしまいまし──ひっ!」

 

 お姉ちゃん、今から迎えに行くよ♡

 

 目隠しを外し、姉がいるであろう方角に向かって微笑む俺。そんな俺に話しかけたリリアが恐ろしいものを見た時に出るような押し殺した悲鳴を漏らすのだった。




ギデブ

豚腹にバーコードハゲの男。ゲームでは主人公のことを狙っており、フラグを立ててから主人公が部屋で休むと夜這いを仕掛けてきた彼との戦闘になる。戦闘エッチは背面駅弁。敗北エッチでは画面が暗転した後、ベッドの上で首輪をつけられた主人公が彼に騎乗位をする。会話を重ねることで見ることが出来る和姦エッチもあるが、そっちは首輪無しでの騎乗位。夜這い撃退後に淫乱度が高い状態で話しかけると、背面駅弁のエッチシーンが流れた後、お嫁さんエンドを見ることが出来る。

今はぶくぶくに太っているが、昔はもっとスリムだった。

青年時代に同年代だったレイホ達の伯母に恋をしており、街から離れた告白スポットに連れてきて、いざ告白しようとした瞬間に群れからはぐれたオークと出会う。逃げてもすぐに追いつかれ、ギデブは果敢に立ち向かったが太刀打ち出来ずに殴り倒され、目の前で好きな人が種付けプレスで犯されているところを見せつけられた。

ギデブが動けるようになった時には彼女はオークの寝ぐらに連れ攫われており、救助隊が彼女を見つけた時には既に1匹の子どもを産んでいた。

それに脳が破壊されたギデブは暴食を繰り返すようになり、書類仕事ばかりで満足な運動も出来ず、結果として身体が嫌悪していたオークのように太ることに。そのせいで救助されて以降、塞ぎ込んでいた好きだった彼女にも拒絶され、死ぬ気でダイエットを開始。しかし無理矢理作った時間でランニングをしている最中に、彼女の隣には昔の自分がそのまま成長していたらみたいな男がおり、慌てて調べたら既に恋仲になっていて再び脳が破壊された。

完璧なBSSだがギデブは彼女が幸せならと結婚式にも参加。祝って彼女を送り出し、それと同時にダイエットもやめることに。

何年も失恋を引き摺りながら惰性のままに仕事をしていると、伯母の縁を辿ったレイホ達の母から娘達が教会に入ることを伝えられる。面倒を見て欲しいなんて何も言ってこなかったが、気になったので様子を見にいけば、昔の伯母によく似ている少女が2人いた。

だからなんだと無視しようとするが、この頃から魅惑的な身体を持つ姉に周囲の男達の視線が吸い寄せられており、仕方なく面倒を見ることに。

能天気な姉とギデブを警戒する妹だが、同じ屋根の下で暮らせば自然と会話も増える。姉はともかく、警戒心が強かった妹も笑顔を浮かべることが増えてきて、ギデブもそんな2人を可愛く思えるようになる。

なのに酔いのせいで弱みを見せて、エッチ目的かよと勘違いした妹から慰められたことでコロっと娘から恋愛対象に移行してしまった。

過去のトラウマでオークと種付けプレスが大嫌いなギデブだが、妹を攻略するにはそれが最短ルートだと知らない。


オーガホース

一角の馬であるユニコーンによく似ているが、身体が3回りぐらいデカいので間違えられたことはない。性行為は普通にするが出される精液は基本的に無精子なので対象が孕むことはない。しかし無精子症などではなく、オーガホースは生涯で一度だけ本気で惚れた雌をパートナーとし、その雌との性行為でのみ普通の精液を出す。なんらかの原因で惚れた雌が死んだ場合、新たにパートナーを探すことはない。

気性が荒く、幼体の頃から飼い慣らさないと懐かないし言うことも聞かないが、幼体から飼い慣らしても惚れた雌がいれば無理矢理性行為をしようとするので飼育員の女性はまずオーガホースを自分に惚れさせることから始めないといけない。巨大なペニスを持っており、一時期はこのモンスターとの性行為が拷問代わりに使われたこともある。そんなオーガホースのパートナーになる飼育員の女性の給料は高い。

亜成体や成体は肉が硬くて食えたもんじゃないが、幼体から成長期の始めあたりなら美味しく食べることが出来る。妹曰く、馬なら馬刺し一択らしい。
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