※この作品はR-18です。

相方が帰ってこねぇ……   作:性癖を開示する者

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コメントにあったので

レイホ……銀髪、肩辺りまでのふんわりショートヘア。スタイルが良い。

インラ……銀髪、腰まで伸びるさらさらロングヘア。スタイルが良い。

リリア……赤髪、レイホと同じショートヘア。2人に比べれば胸は控えめだけどお尻はムチムチ。小柄。

身長はインラ>レイホ>>リリア。

 その他の細かい所はあえて決めてません。なので読者様の好きなようにお願いしますね。でも細かいところも後々本文に出てくるかも。


いきなりお金が必要だって? 働きましょう

 悪徳商人達を引き取りに来た街の兵士さんに男達を引き渡し、再び平和に戻ったセンゼンの村。村では少しだけ悪徳商人のことが噂になっていたが、やがてその話題も消えていっていつも通りの日常に戻っていた。

 

「……まずいですね」

 

 そんな中、教会の自室で俺は頭を抱えていた。机の上に置かれているのは半年に一度教会から送られてくる運営費とお給料。袋に詰められたそれは本来なら次の支給まで多少散財しても余裕で足りる金額なのだが……。

 

「……足りません」

 

 教会の設備維持や孤児院の運営などで使うお金は運営費に含まれているからいいとして、地下にいるモンスター達の飯代や地下で稼働している様々なものの維持費用は自分達で出さなければならない。しかし俺と姉のお給料を合わせても余裕で足りず、運営費に手を出してギリギリ足りるかどうかといったところ。

 

 それに加えて年に一度だけ首都で行われる聖女祭と呼ばれる教会主導のイベントが近付いてきている。別に村へ派遣されたシスター達の参加は義務付けられていないが、ギデブから可能な限り参加してほしいと言われているし、首都にある俺達の実家にも顔を出したいので参加は必須。そのため首都までの旅費も今回のお給料から捻り出す必要がある。最終手段は実家やギデブにお金を出してもらうことだけど、実家から旅費を出してもらうのはなんというかプライドが許せないし、ギデブは出してもらった後が怖いので出来る限り頼りたくない。

 

 ……そうなるとやっぱりアレをするしかないよな。うん。

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、いうわけでお姉ちゃん。出稼ぎに行きますよ」

 

 姉達に招集をかけ、2人とも集まったところで事情を話して出稼ぎに行くことを伝える。とはいえ過去に何度もしているからか、姉に驚きはないようだ。

 

「レイホ様、もしかして私が……?」

「いえ、リリアさんは全く負担になってないです」

 

 しかし隣で聞いていたリリアは自分がこの教会に入ったから支出が増えて……と、勘違いしたのか申し訳なさそうに身を縮こませた。その横では金欠の主な原因である姉が気まずそうに視線を逸らしている。

 

「はぁ、リリアさん。少し前に話した『揺籠』のことは覚えていますか?」

「え? はい、覚えてます」

「その『揺籠』、実は教会の地下で2つ程稼働しています」

 

 言葉で言ってもリリアの勘違いは続きそうだったので俺は一度ため息を吐いた後、余所見をしながら口笛でも吹きそうな姉をジト目で見ながらこの教会最大の金食い虫の存在をリリアに明かしてやれば、リリアは目を見開いて絶句した。

 

 そうだよなぁ、普通はそんな反応になるよなぁ。あんなにオススメしないとか言っときながらコッチは使っているんだもん。

 

 その揺籠のせいでここはいつでもお金不足。なのでヤバくなったら毎回街へ出稼ぎに行く必要があるのだ。

 

「つまり『揺籠』の維持費確保のために少しの期間、私達は村を離れるのでリリアさんは留守番をお願いします」

「いえ、そんなことを聞いたらここでお世話になっている私もレイホ様達を手伝うべきです。フェイスハガーから助けられた恩返しもまだしていませんし……」

 

 これは俺達の問題なのでリリアに手伝いを求めるつもりはない。だから連絡用の魔石だけ渡してあとは留守番を任せるつもりだったのだが、リリアは恩返しの機会とでも考えたのか俺達を真っ直ぐ見つめて自分も手伝うと言ってくれた。

 

 流石に申し訳ないからと断ろうとするがリリアも全く譲らず、最終的に俺が折れてリリアの同行を許可するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなことがあった次の日、普段は燃料を込めるのが疲れるから使っていない、条件を満たせば自動で稼働する人形を俺達の代わりに村を守るようにと多数設置してから俺達は身バレを考慮してあえて村から2つ山を越えた先にある街、シヨクキにやって来ていた。

 

 シヨクキは簡単にいうならロールプレイ系のエロゲーでよくある欲望と色欲に支配された無法の街だ。お金があれば成り上がれるし、力があれば好き放題出来る。大通りから少し離れた小道や路地裏では真っ昼間にもかかわらずヤっている男女が結構いて、女性が不用意に近寄れば1人でいる男に引き摺り込まれ、男性だとお金目当ての女の誘惑に惑わされてそこに加わることになる。とはいえ分かっていれば避けることも出来るので、他の色欲に染まった街と比べるとシヨクキは安全な方だ。マジでヤバイところは催眠系エロゲーみたいに男の要求を女は拒否してはならないみたいな法があるからな。

 

 ちなみにシヨクキの一角には治安が終わっているスラムもあるが、スラムのお兄さん達に滅茶苦茶にエッチされたいという破滅願望持ちの人か、やむを得ない理由がある人しか普通は近寄らないので説明からは意図的に除外している。仮に近付いてしまってもちゃんとスラムの入口辺りに「ここから先はスラムだから酷い目に遭いたくなかったら回れ右して来た道を戻れ」って言ってくれる優しいおじさんもいるので安心だぞ。

 

 そんな比較的安全な街ことシヨクキに俺はボディチェックと称して俺の胸を鷲掴みしようとした門兵の手のひらに素早く2人分のお金を握り込ませることでボディチェックを回避してリリアと共に入り、門兵から怪しいやつ判定を受けて厳重なボディチェックをするために別室へ連れて行かれた姉を待つ。

 

 1時間程ボディチェックを受けた姉と合流したら人の気配がない路地裏へ行き、そこで俺は背負っていた荷物の大型人形を下ろした。

 

「【マリオネット】【イリュージョン】」

 

 下ろした人形に操人魔法と幻影魔法をかけ、フードを深く被った強そうな男性を作り出す。しかしこれは余計なトラブルを避けるための補助。だけどこの人形の役割はかなり重要なのでいざとなればキチンと戦うことも出来るようにも作っている。

 

「じゃあお姉ちゃん、あとはいつも通りに」

「はい、2人とも頑張ってくださいね」

 

 ここからは俺とリリア、姉と人形に分かれる。テキパキと人形に麻袋を被せられて縄で縛られた姉は路地裏の奥に人形に運ばれる形で消えていく。事前に決めた通りなら姉はこのあと男(人形)が金稼ぎのために攫った女として箱の中に詰められ、肉便器としてスラムに設置されて多数の男に犯されることになる。一度で得れる金額は少ないが、数が嵩めば大金になるからな。

 

 それを見送った俺達は路地裏から出て大通りを歩き、リリアが働ける場所を探しに行くのだった。

 

 

 

 

 

 エロ同人ゲー世界でお手軽かつ1番稼げる仕事と言えば、やはり売春だろう。道を歩く男に声をかけて売春をした場合の金額は流石に少ないが、娼館などのしっかりとしたところで働けば1回でかなりのお金が手に入る。なので効率を考えるなら俺達みんなで高級娼館に勤務するのが最適解だが、残念なことに姉は娼婦として過去に高級娼館で働いていたけど自分が足りない分を全て稼ぐと張り切りすぎた結果、歯止めも効かずに客と激しい性行為を繰り返して気持ち良さから暴走。最終的に客を搾り取ろうとしたことで高級娼館から出禁をくらったからもう働けないし、そもそも俺は本番行為がある高級娼館で働くつもりなんてない。

 

 村のおじさん達と毎日ヤってるとはいえ、俺達がやっていないのにお手伝いで来たリリアに売春系を勧めるのは駄目だろうと考えた俺はリリアに娼館のことは何も言ってなかったのだが、どこかで従業員募集の広告でも見たのかリリアは自分から娼婦になることを選び、俺と別行動中に面接にも行ってオーナーから即OKを貰ったことで今は『リリ』という偽名を使って高級娼館で働いている。既に娼館の前にもリリアの顔写真が貼られており、様子を見に行った時は新しく入った子として常連客から注目を集めていた。

 

 そんなわけでリリアは娼館で客相手に性行為をしてお金を稼ぎ、姉は肉便器としていろんな男から使用料を集めている。質のリリアと数の姉。じゃあ俺はどうなのか?

 

「どーも、指名をいただいた『レイ』です」

「おっ、来た来た‼︎」

 

 俺は俺でバニースーツに身を包んでガールズバーやらキャバクラなどの女性が客のすぐ隣に座って接客する系のお店で偽名を使って働いていた。正直言って俺が働く義務は無いんだけど……まぁ、姉妹だからな。

 

 指名を受けて席に向かえば、そこには女慣れしていそうな青年が座っており、俺を見つけると嬉しそうに笑みを浮かべる。そんな男の隣に俺が座れば即座に男の手が俺の腰に回されて俺を抱き寄せ、その先の太ももを撫でた。揉んだり撫でたりとダイレクトに伝わる手の感触に一瞬反応しそうになるが、相手はお客様なのでそれを飲み込んで笑みを浮かべる。

 

 今の俺はバニースーツに身を包んでいるが、この服はお店側の意向で色々な改造をされている。タイツはないから生脚だし、胸の部分なんてわざと小さくされているから俺のサイズだと激しく動いたり前屈みになれば乳房がこぼれ落ちそうだ。

 

 まぁそんなこぼれそうな胸に男の視線が吸い寄せられているのだから効果はあるのだろう。

 

「それでさ──」

「凄いですね〜」

 

 俺の太ももを撫でながら酒を飲んで自慢話をする青年の話を時々驚いたり褒めたり笑顔を浮かべたりとリアクションを返しながら聞いていれば、わかりやすく青年は気分を良くする。そして勢いのまま太ももから俺のマンコや胸に手を伸ばしてくるが、それは腕で防いでやんわりと断る。

 

 話していてわかったけど、コイツ意外と女慣れしていないな。本当に女慣れしている人なら今頃俺の好みやらなんやらに踏み込んでくるのに、コイツは今のところその気配が全くない。あと肩をくっつけているからわかるけど、ヘラヘラしている癖に緊張で身体がガッチガチになってんだよなこの人。

 

「ちぇ、レイちゃんはガードが硬いね〜」

「そういうことが目的ならもっと上のランクを選んでくださいね」

 

 口先を尖らせながら軽い感じで返事をしつつ、心底残念に思っていそうな青年に店の中央を指差してやれば、青年は金が無いのよと肩を落とした。

 

 この店は払ったお金によって3つのランクを選択でき、1つ目のランクは今俺がいる軽度なお触りはオッケーで、嬢の服はバニースーツ。

 

 2つ目は本番行為も指名された嬢との交渉次第ではオッケーで、ヤる時はその場かベッドが設置された個室かを選べる。ちなみに嬢の服は逆バニースーツで乳首にニップル付き。

 

 最後の3つ目はなんでもオッケーとなっており、店の地下にある調教部屋の使用権も得られるので3つ目コースで働く嬢を地下に連れ込んで調教することも出来る。嬢の服は無いため基本は全裸だが、客が持ち込んだ服で好き放題着飾ることが可能。

 

 そのため3つ目のランクを選んだ者が案内される店の中央は酒池肉林のような光景が広がっている。2人組の男は机に仰向けで寝転がした嬢の膣と口を犯しながら世間話をしているし、性欲が強い男は嬢を離すまいと強く抱きしめて犯しつつ、別の嬢にキスしている。他にも数人の嬢を四つん這いで並べて順番に後ろから数回だけ突き、中出しロシアンルーレットなんてものをしている奴もいた。恐らく地下にも貪り食うように嬢を犯している奴がいるのだろう。

 

 うーむ、何度見てもカオスだな。センゼンの村でもあんな光景はなかなかないぞ。しかも調教なんてことをするからか嬢側も何があっても自分の責任ですみたいな誓約書を書くからな。どう見たってハイリスクだが、3つ目コースで働く嬢が言うにはお客様から直接大金を貰えたりするのでリターンも大きいらしい。

 

「ちなみに、レイちゃんはあっち側に行ったりするの?」

「私は非売品ウサギなのでこのランクにしかいませんよ」

 

 中央の光景に自身の肉棒を勃起させながら青年が問いかけてくるので、何を言っているんだみたいな態度を前面に出しながら俺は答える。オークに処女を捧げていないのに誰が行くかあんな無法地帯。そもそも俺は短期契約のバイトだ。……調教に興味がないと言えば嘘にはなるが。

 

 一応周りには短期契約バイトだとしっかりと伝えているのにオーナーからはいつでも真ん中に行っていいんだよ? っていうかレイちゃんなら絶対に売れるって言われているし、今日も今中央で嬢を犯している2人組から金を出すから真ん中に来いって言われたからな。俺を買いたいなら太って汚くなってから来い。そこでスタートラインだ。

 

 そんな感じで話し続けていれば、机の上に置かれている魔石から軽い音が鳴り響く。

 

「時間みたいですね。出口まで送りますよ」

「あっ、待って! 最後に写真撮ろ!」

「んー、仕方ないですね」

 

 魔石から鳴り響く時間切れのアラームに俺は立ち上がり、出口まで青年を案内するために歩き出す。その姿を見た青年は慌てた様子で懐から魔石を取り出した。

 

 既に時間切れなので俺がそれに応じる必要はないのだが、今回の青年は許可したところにはガツガツ来るが俺が嫌がったことは素直にやめてくれたので写真ぐらいならサービスしてやってもいいだろう。

 

 通路を戻り、青年の隣に立って青年が持つ魔石の方を見れば、青年は右腕で恐る恐る俺と肩を組み、しれっと親指を俺の横乳にくっつける。一度俺がため息を吐くと青年はピクっと反応したが、俺が抵抗しないままなので確かめるように強めに親指で俺の横乳を押し、それでも俺が抵抗しないとわかるとちょっとだけ安心したような表情を浮かべてから魔石を持った手を斜め上に伸ばして自撮りの体勢を取った。

 

 よく見れば魔石も少し傾いており、俺の胸がよく見える角度になっている。そんな青年のささやかな下心に少し悪戯心が湧いた俺は、青年が魔石を起動させる瞬間に胸部分のバニースーツを少しだけめくる。天眼でカメラの角度を確認しながら調整したので写真には俺の乳首は見えなくても乳輪は見える絶妙なものになっているはずだ。

 

「……えっ?」

「……オカズにしてもいいですよ」

「へっ⁉︎」

「ふふっ、またのご来店、お待ちしていま〜す」

 

 そのため写真がちゃんと写っているか確かめた青年は少し目を見開き、即座に俺から見えないように魔石を隠した。なのでニヤニヤしながら青年の背後から彼の両肩に手を置き、耳元で囁くように言ってやればみるみるうちに青年の顔は真っ赤になり、前屈みでフラフラした足取りのまま退店していった。

 

 いやー、反応がいいやつを揶揄うのは楽しいな。次に似たタイプの奴が来たらもうちょっと踏み込んでみるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 常連客には普通に接客し、初めてで緊張した様子を見せる客にはバニースーツの股や胸の部分をめくったりずらしたりして少し揶揄いながら接客して働く日々を過ごし、俺とリリアと姉が稼いだ分を合わせたら目標金額に届くようになったのでキリが良いところで村に帰ることが決定した。

 

「レイちゃん、ちょっといいかな?」

「オーナー? なんでしょうか?」

 

 オーナーにもバイトの延長契約はしないと言っておいたので今日がここで働く最終日だ。とはいえいつも通りに仕事をすればいいだけなので今までと同じように俺を指名した客が待つ場所に向かっていれば、珍しく仕事中にオーナーから呼ばれたためそちらへ進路を変える。

 

「レイちゃん、今回のお客様は隔離部屋に案内したから、何かあればすぐに言うのよ」

「隔離部屋ですか……。わかりました」

 

 真剣な表情でオーナーから伝えられた内容に、俺も意識を引き締める。

 

 隔離部屋とはブラックリストに入れるまではいかないが過去に乱暴な行為をした。またはお金はあるから客として受け入れるけど見た目が見窄らしくて他の客からクレームが来そうな人間が主に案内される他の席からは中の様子が見えない個室のことだ。

 その個室には出入口のドアとは別に店の用心棒が出てくるドアがあり、客と嬢が座るソファの下部には押せば用心棒に連絡がいくボタンがある。何かあったら嬢に呼ばれた用心棒が問答無用で客を叩きのめし、店内を経由せずに用心棒が使うドアから外へ叩き出して即排除。

 

 要するに隔離部屋とは何かあればボコボコにして即座に叩き出すけどその光景を客の目に入れたくないから周りからの視線を遮るための部屋だ。

 

 オーナーの心配が滲んだ言葉に頷いた俺は改めて指名した客がいる席へ。わざわざ隔離部屋に案内されるのだからどんな奴なのかと思いつつドアを開けて隔離部屋に入れば、そこには見窄らしい格好の男がソワソワしながら座っていた。

 

「どーも、指名をいただいた『レイ』です」

「お、おぉ! えらい別嬪さんが来たもんだ!」

 

 俺の姿に男は立ち上がり俺の上から下を隅々まで見てくるので、お返しで俺も目の前の男を観察する。

 

 目の前の男を一言で評するなら、汚い。服は洗っていないのか黄ばみで汚れているし、ところどころ破れている。髪はボサボサで身体も汚れが目立って風呂に入っているのかも怪しい。明らかにこの店の雰囲気にあっておらず、浮浪者が間違えて入ってきたと言ってもいいレベルだ。

 

 そんな汚っさんの隣に座れば、漂ってくるのは彼の体臭。不潔な身体のおかげで悪臭となったこの匂いは確実に人を選ぶ。多分この匂いの時点で大抵の嬢はギブアップとして用心棒ボタンを押すことだろう。

 

「あの、注文してくれないと追い出されますよ?」

「お、おう、そうなんか? じゃあコレを頼むわ」

 

 俺の胸を凝視する汚っさんにメニュー表を渡せば、彼は受け取ったメニュー表をざっと見て真ん中くらいの値段の酒と料理を注文。しばらくしたらウェイターがその注文を持ってきた。

 

 去り際にウェイターが心配そうな表情で見てくるので、手をふりふりと振って今のところは大丈夫と伝えておく。実際少し話した感じだと見た目と匂い以外で問題があるようには見えないしな。俺の身体を見て肉棒が勃起しているし自分の身体を俺にくっ付けてきているが、接客していると大抵の相手は同じことをしてくるので問題無し。

 

「では乾杯しましょうか」

「そ、そうだな」

 

 酒を注ぎ、グラスを渡して乾杯し、一口飲んでから接客が始まる。とはいえ基本的には相手の話に適した反応を返し、相手が話さないなら店が作った会話デッキがあるのでそれを主軸にして俺から相手に話しかけるだけでいい。

 

 だから会話することに苦はあまりない。むしろここでの注意点は相手からのセクハラだろう。

 

 俺と話しているうちに慣れてきたのか、汚っさんの腕が腰に回される。それ自体は大抵の客もしているし、店側もOKを出しているので問題はない。

 

「んっ⁉︎」

「へへっ、女の胸って柔らけぇなぁ」

 

 胸を揉むのも……俺がいるコースだと俺が嫌がらなければOKだ。だから様子見をしていれば、汚っさんは俺を抱き寄せたあと、もう一つの腕も使って両手で俺の胸を揉み始めた。

 

 少し乱暴で痛かったので少ししてから満足しただろうと俺の両胸に張り付いている汚っさんの両手を引き剥がそうと彼の手首を掴んで引っ張るが、思っていたより汚っさんの力が強くてビクともしない。

 

「はぁ、はぁ、もう我慢出来ねぇ!」

「ちょっ──」

 

 そうしているうちに興奮状態になった汚っさんは俺の胸を掴んだ状態で俺を強く押し込み、そのままソファへ押し倒した。俺の視線が強制的に天井へ向き、慌てて起きあがろうとするが俺に覆い被さった汚っさんの手が伸びてきて俺の口を塞ぎ、俺が頭を振ってその手から抜け出さないようにと口を塞ぐ手を力強く押し込んでくるので浮かび上がっていた俺の頭は再びソファへと押し戻される。

 

「へへへ、レイちゃんの胸、いただきます」

「むぐー!」

 

 俺を押し倒した汚っさんは押し倒された際に丸見えとなった俺の右胸に大口を開けてしゃぶりつき、余った片胸もしっかりと残った手で揉みしだく。俺も汚っさんを引き剥がそうと俺の口を押さえる腕や胸を揉む腕を掴んで引っ張ってみるが、膂力は向こうのほうが強いのか動かない。

 

 汚っさんの涎が胸を濡らし、その涎を汚っさん自身が啜ることでジュルジュルと汚い音が鳴り響く。舌で乳首を舐め回し、口を離したかと思えば口先で乳首を吸い取る。

 

 そして再び大口を開けて涎塗れとなった胸にしゃぶりつく汚っさんを力で勝てない俺は眺めることしか出来ない……わけではない。ぶっちゃけ口を押さえられて力でも勝てないとはいえ、取れる手段なんていっぱいある。

 

 腕を押さえられてないのでソファの下部ボタンを押して用心棒を呼んでもいいし、脚で机を蹴り倒してその音で周りに異常を知らせてもいい。仮に四肢を拘束されて身を捩ることしか出来なくなったとしても、魔法で吹き飛ばすことや停滞の魔眼で動きを止めることも俺なら可能だ。

 

 なら何故黙って胸を好き放題されているのかなんて話になるが、理由は単純で目の前の汚っさんが割と好みのタイプだからだ。意外と太ったお腹に、まだ本気ではないとはいえ俺の抵抗を押さえつけた膂力。そして汚い身体。

 

 そんな俺好みの奴がさぁ‼︎ 肉棒を勃起させながら必死に胸をしゃぶってきたらさぁ‼︎ 可愛いってなるじゃん‼︎ 見てよこの俺の口を塞いだから安心だと油断している顔‼︎ こんな奴に求められたら応えたくなるじゃん‼︎ あ、でも見られている状態で自分からエッチを求めるのは恥ずかしいから一応嫌がるフリはしないと……。

 

【イリュージョン】

 

 とはいえ俺が汚っさんにされるがままで良くても、周りはそれを良しとしない。なので念のため幻影魔法で俺達は普通に話し合っている風に見えるように細工をしておく。これで偶然ドアの覗き窓から誰かが部屋の中を見ても突入してくることはないだろう。

 

「キス、キスしようよレイちゃん!」

「ぷはっ、嫌っ、誰か助け──んぶっ⁉︎」

 

 そんなことをしているうちに母乳が出ない胸をしゃぶることに飽きたのか、汚っさんが俺に顔を近付けてくる。その際に口から手を離されて喋ることが可能になったので、自分で来ないようにしたが形だけでも周囲に助けを求めておく。

 

 だがその言葉を言い切ることは出来ず、両手でがっしりと頭を掴まれて逃げれない状態になった俺の唇に汚っさんの唇が合わさった。助けを求めるフリで直前まで口を開けていたので、口が合わさると同時に入って来た汚っさんの舌を歯で塞ぐことも出来ずに口内への侵入を許す。

 

 俺の口内に入り込んだ汚っさんの舌は俺の舌を探し、見つけるなり即座に絡みついてきて舌に纏わり付いた汚っさんの唾液と俺の唾液が混ざり合う。

 

 ジュルジュルと液体を啜る音と、その合間合間に互いが息継ぎをする音が響く。舌だけではなく汚っさんの口内からも唾液が垂れて俺の口内に入ってくるが、息継ぎなどのタイミングで俺の口内に入れなかった分は合わさった唇同士の隙間から俺の頬へ伝って流れ落ちていく。

 

 部屋には時計がないのでいつまでこうしていたか分からないが、少なくとも10分以上は舌を絡めていた気がする。満足した汚っさんが頭を遠ざけたことで唇が離れ、絡み付いた舌が解けて名残惜しそうに唾液が舌と舌の間に糸を引いた。

 

 俺がぼんやりしながらキスの余韻に浸っている間に上半身を起こした汚っさんは俺の身体を眺め、丸出しの胸が呼吸に合わせて上下に動く様子や唇から頬に伝う唾液を拭うこともせずにぼんやりとしたままの俺に気持ち悪い笑みを浮かべると、ズボンに手をかけてギンギンに勃起した肉棒を露出させた。

 

「レイちゃん、一緒に気持ち良くなろう?」

 

 汚っさんは俺の返事を待たずにバニースーツの股部分をずらしてから俺の腕を掴んで起こし、俺の太ももを下から持ち上げて背面座位の体勢へ。

 

 あ、ヤバイと俺が考える間もなく汚っさんは俺を持ち上げていた手を離し、重力に引かれて俺は落下。その先には汚っさんの肉棒が俺の膣を串刺しにしようと亀頭を天井に向けて勃っていた。

 

 俺の膣口と汚っさんの亀頭の距離はたったの数センチ。残された僅かな落下時間で挿れられないように軌道を変えられるわけがなく、俺の膣口と汚っさんの亀頭は接触。亀頭の先端が少しだけ膣に入りかけたが、そこで処女を守るために展開していた結界にぶつかり失敗。汚っさんの肉棒は逸れて入りかけた膣口から抜け、俺は汚っさんの太ももに落とされた勢いで座った。

 

 あっぶねぇ〜。結界を破られるとは微塵も思ってないけど、後少し角度があれば結界と正面衝突した汚っさんの肉棒が衝撃を受け止めきれずに折れるところだったぞ。

 

 汚っさんの肉棒が折れなくて良かったと勝手にホッとしていると、入らないことを単純に失敗したのだと考えたのか汚っさんが再び俺の太ももを掴んで持ち上げた。

 

 しかしここで結界に肉棒が触れたことにより自動反撃が起動。相手が汚っさんなので威力は下げておいたが、今回発動した魔法は威力が関係ない【パラライズ】だった。

 

「あばばばば‼︎」

 

 結果、汚っさんは俺を抱きかかえた状態で麻痺して気絶。白目を剥いたまま汚っさんはソファにもたれかかり、軽く頬を突いてみても起きる様子はない。

 

 うーむ、なんというかお預けをくらった気分だな。意外と汚っさんのキスが気持ち良くて本番以外なら…なんならアナルでって俺の気持ちもエッチに傾いてきたところでこれなんだから。いっそのこと次からは【パラライズ】を自動反撃から抜くか? いや、何があるかわからないんだからそれはやめとくか。

 

 それなりに時間は経っているだろうから、接客の時間切れまでに汚っさんが起きる可能性は無いだろう。自分の魔法なんだからどれくらいの効果があるかはわかっているつもりだ。

 

 その間は何をしようかと天井を見上げて脚を組んで考えようとするが、組もうとした脚の間に何かが触れたことで意識がそちらに吸い寄せられた。

 

「えっ? うわ、凄い」

 

 俺の脚に触れたのは汚っさんの肉棒だった。しかも本人が気絶しているにもかかわらず、その肉棒は勃起した状態を維持していた。

 

「…………」

 

 なんとなしに靴を脱いで素足になってから両足の足裏で肉棒を挟み、その肉棒をこねくりまわす。左足で肉棒の側面を撫で、右足の指で亀頭をこねる。最後に亀頭先端にある尿道の出口を足指でくりくりしてやれば、指を押しのけるように精液が肉棒から打ち上がった。

 

 右足に付着した精液を見つめながら気絶した男を射精させてやったと俺は勝手に満足感を得ていたが、肉棒を見ればまだ勃起している。どうやら1回の射精だけでは向こうは満足しないようだ。流石エロゲーといったところか。

 

「あーあ、自分で汚したんだから掃除しないとな。うん、これは掃除だから……」

 

 誰も聞いていないのに1人で言い訳をしながら汚っさんをソファに寝かせ、俺はその上に覆い被さる。ただし、俺の顔は汚っさんの下半身側を向いている。いわゆるシックスナインってやつだ。

 

「はぁ……、くっっっさ♡」

 

 眼前にそそり立つ肉棒の匂いを嗅ぎ、漂ってくる強烈な匂いに思わずうっとりとした息を吐く。雄の匂いにクラクラしながら肉棒を注視すれば、チンカスがところどころに付着していることに気付いた。それだけでこの汚っさんは肉棒をまともに洗っていないことがわかる。

 

 あー、いけませんねぇこれは。エロゲー世界の肉棒は男の財産。しっかりと掃除してあげねば。

 

 もちろんタダで掃除をしてやるつもりはないぞと気絶している汚っさんの顔に俺は浮かせていた腰を下ろす。そのまま腰を前後させれば、汚っさんの鼻先がマンコの割れ目に食い込み、クリも刺激して大変気持ちが良い。今から気持ち良くしてあげるかつ綺麗にしてあげるのだから俺も気持ち良くなっていいだろう。汚っさんも一緒に気持ち良くなろうって言ってたしな。少し汚っさんが息苦しそうなのが気がかりだが、それは我慢してもらうしかない。

 

 受け身で滅茶苦茶にされる方が俺は好きだけど、たまには自分から仕掛けるのも悪くない。そもそもお前が俺をその気にさせたのが悪いんだからな。おら反省しろ。俺はエッチ肯定派だぞ。

 

「じゃあいただきますね」

 

 とりあえず時間いっぱいまで掃除させてもらおうと腰を動かしながら俺は肉棒を咥え込む。そして時間切れのアラームが魔石から鳴り響くまで、汚っさんの鼻先にマンコを擦り付けた刺激で時々絶頂しながら俺はそれなりの頻度で射精してくる肉棒をしゃぶり続けるのだった。




この世界

ゲーム制作者の没案なども混ざり合っているため、アクションゲームかと思えばロールプレイに出てきそうな街などもある。ただし制作者の脳内で完結しなかった物語は矛盾しない設定だけ反映されるため、あちこちに主人公がいて、あちこちで世界の危機レベルの問題は発生しない。


レイホの職場

ゲームにあった場合、淫乱度が高まれば働けるステージが増えていくタイプのお店。最後のコースでは高級娼館も上回る金額が手に入るが、高級娼館と違って安全が確保されておらず、リスクも高いのでオススメしない。

料理やお酒よりもお客様とのコミュニケーションを主軸としているので、料理の味はそこそこ。そのため妹からは勿体無いと思われている。


汚っさん

鉱山都市で毎日鉱石を掘って暮らしていたが、能力はそこそこ。思い込んだら一直線なところもあり、色々と危うい性格。

面倒見は良く、少し前に引っ越してきた干からびた見た目のチャラ男が心配で面倒を見ており、そのおかげで復活したチャラ男が恩返しとして色々とサポートしてくれるようになったので前に比べるとマシになっている。

知識があるだけの童貞。今回はエッチを初体験したくてシヨクキに来たが、初めての長旅だったので身体が汚れていた。しかし鉱山都市ではこの程度の汚れはまだセーフ扱いだったので銭湯には行かずにエッチ出来るお店へ直行。娼館だと思って入った場所がレイホの職場だった。
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