『■■■■■■。●●●●●●●●●。▲▲▲▲』
ダンジョンに突入したトウヤ達は内部で繰り返す機械的な声を聴きながら向かってくる敵を倒しつつ奥へ進み続ける。
「たく、何なんだよこの声は?さっきから■■■やら、●●なんちゃらってよぉ。うるさくて気が散るわ!」
けたたましく鳴り響く声にシキはイライラしながら槍でゴーレムを薙ぎ払う。
「ヒューズ、この声は同じことを繰り返しているの?」
「そうですね。ずっと侵入者やら防衛やらを繰り返していますね」
「これまでのダンジョンとは全く違うわね。一体此処には何が」
リオはこのダンジョンの異常性を感じ取りながら目の前のゴーレムを斬っていく。
向かってくるゴーレム達は外で戦ったのとは違う個体らしく、剣で簡単に切り裂けるほどに脆いが数だけは多く、その物量に押されて中々前に進めなかった。
「ああもう!数が多すぎるわ!」
「一体一体は大したことありませんがこうも多いと」
「どうしますかトウヤさん」
アネス達が苦戦する中、トウヤは目の前から次々と出てくるゴーレムを見てある案を思いつく。
「ヒルメさん。前の通路に向けて風魔法で吹き飛ばしてください!」
「っ!わ、分かりました!」
トウヤの指示にヒルメは慌てながらも魔法を発動する。
「お願いエアリアル。【ゲイル・ランス】!」
ヒルメが放った暴風の槍が周囲のゴーレムを薙ぎ払い、防衛網に風穴を開けた。
「リオさん!道が開けました!」
「良くやったわ!全員、奥へ進むわよ!」
調査隊は群がるゴーレムを退きながらなんとか前に進むと不自然に開いた扉を発見した。それを無理矢理こじ開けると中は階段のみで下まで続いていた。
「どうしますか?」
「行ってみましょう。この付近には調べられそうなものは無いみたいだし」
リオ達は意を決して薄暗い階段を光の魔法で照らしながら下っていく。
階段を下りる事数十分、何時までも変わらない階段に全員の時間の感覚がおかしくなってきた頃にようやく扉があるところまで来た。
「やっとかぁ。随分と長い階段だったぜぇ」
「この先に何があるんでしょうか?」
「さあな。鬼が出るか蛇が出るか。はたまたゴーレムが出るか」
「とりあえず開けてみるわよ」
シキ達【羅刹】が扉を力尽くで開ける。開けた瞬間目に飛び込んできたのは。
「これって、都市?」
階段から出た先は、整備された道路に高層建築が乱立する地球の近代都市のような場所だった。
しかも、もう人が居ないにも関わらず、どこもかしこも朽ち果ててなく、まるで新品の様な状態だった。
地球と同じ高層ビルもあれば、一体どういう発想で作ったのか分からない建物もあり、窓ガラスがはまっていたと思われる場所は全て透明で中まで確認できるほど。
地面は、地球でいうアスファルトの様な物が敷き詰められているのだが、どこも無数に亀裂が入り、隆起している場所や逆に陥没してしまっている場所は無かった。
建物壁や地面に建てられた看板などに残る文字が現代のものでないことや道路につきものの信号が一切見当たらないこと、更にビルの材質が石でないことから、謎が一層深まった。
「こんな地下に都市だと?一体どうなってんだ?」
「こ、これもダンジョンの一部なんでしょうか?」
「多分そうだと思うけど、こんなに広いのは……」
調査隊全員が目の前の光景に圧倒されている中ヒューズだけは興味深そうに建築物を見渡していた。
「いやはや、まさかとは思っていましたがこの大陸にも存在していたとは」
「?どういうこと、ヒューズ」
「ここはダンジョンでは無く、イヴシヴィラ文明の遺跡ということですよ」
ヒューズはやや興奮した様子でこのダンジョンの正体を断言する。
「イヴシヴィラっていうと、かつて北大陸で存在されていたとされる古代文明の事よね?」
「ええ、イヴシヴィラ文明はこの世の全てを研究して様々なものを生み出し、それを得た知識を人々に伝えて繁栄を与えていたとされています。
私が見た資料ではイヴシヴィラ文明は北大陸にしか存在しないとされていましたから。そんな遺跡がこの中央大陸にあったという事実は歴史的発見です」
歴史的価値のある大発見をしたことでテンションが上がったヒューズに周囲はちょっと圧され気味になりながら彼の説明を聞く。
その時ふと、トウヤは自分達を阻んできたゴーレム達の事を思い出す。
「じゃあ、あのゴーレム達は」
「イヴシヴィラ人の遺産を守る守護者といった所ですね。彼等からすれば私達はイヴシヴィラ人の墓場を荒らす盗賊の様なものですから」
ヒューズの言葉にトウヤ達は何とも言えない微妙な表情になる。確かに彼等からすれば自分達は盗賊の様なものだから否定は出来ない。
そんな時にアスモが不機嫌な表情で言い放つ
「ふん、過去の遺物がとっくに消え去った主の命令に従い続けるとは、なんとまぁ健気な事ですね」
相手を馬鹿にするような物言いに周囲はイラつき始めたが、彼のこういった態度は今に始まった事ではない為に何とか飲み込む。
一同は周囲を警戒しながら地下都市の探索を始めた。
「しっかし、広いな。これ何日掛かるんだ?」
「チームを分けようにもゴーレムが居ますからねぇ。各個撃破されたら不味いですし」
シキはあまりの広さに辟易し始め、それをヒューズが宥める。探索を始めて数時間が経った。特にめぼしい物は無く、あるとすれば警備用と思われるゴーレムの襲撃のみ。
「皆さん、精霊の皆からの報告によるとこの先に下に続く階段があるそうです」
そろそろ何かを見つけたいと思い始めたその時、精霊を使って周囲を索敵していたヒルメが精霊からある報告を受ける。
一同はヒルメの誘導に従ってその場所に向かうと確かに下へ続く大きめの階段があった。
「良し、行きましょう」
リオの合図と共に再び薄暗い階段を下りていくと異様に広い空間に出た。
「随分と開けた所に来ましたね」
「ええ、けど油断しないで。何かあるはず」
広場の中央で周囲を警戒するトウヤ達に再び声が響いた。
『●●●●●●●、▼▼▼▼▼▼▼▼▼。【〇〇〇〇〇〇〇〇〇】■■。▲▲▲▲』
「……ヒューズ、なんて言ってるの?」
「『防衛プログラム、ファーストフェイズ。【The Four Horsemen】起動。排除開始』ですね。気を付けてください。敵が出てきます」
ヒューズが答えた瞬間、前方の四つの柱の一部が動き、そこから四体のゴーレムが出てきた。
「なんだありゃあ?あれもゴーレムか?」
「騎士……ですかね?」
ゴーレムは騎士の様な外見をしていたがそれぞれ色も装備も違っていた。
まず一体目はクロスボウ型の魔道具を装備した金の王冠を被った白い騎士。
二体目は全身に多数の剣を背負った赤い騎士。
三体目は背中に天秤の様な魔道具と拳銃を装備した黒い騎士。
そして最後は毒々しい紫色をした大鎌を持った青い騎士。
一同は目の前の四体のゴーレムに警戒していると白騎士が魔道具を構え始めた。
「っ!散開して!」
危険を察知したリオはすぐさま回避を選択。トウヤ達もその指示に従いその場から離れる。
その直後、白騎士の弓から巨大な光線が放たれ射線上の全てを焼き尽くした。
「くっ!なんつー威力だ!?」
「当たれば消し飛びますね」
白騎士の攻撃をかわきりに赤騎士と青騎士が一斉にトウヤ達に襲い掛かった。
「やらせない!」
「やらせるか!」
それに気づいたリクとシキが相手の攻撃を防ぎ、その後ろからトウヤとエンジ、リオ、【羅刹】のメンバーが攻撃するが赤騎士と青騎士は一瞬で後ろに下がったと同時に白騎士と黒騎士の攻撃が飛来してトウヤ達の追撃を防ぐ。
そして足が止まったトウヤ達に赤騎士と青騎士は再び襲い掛かり白騎士と黒騎士は二体の援護を始める。
後衛職は援護射撃をする白騎士と黒騎士に向けて魔法を放とうとするが。
「え?」
「な、なんで?」
「どういうことですか?」
どういう訳か、誰も魔法が不発に終わってしまった。
「おい、後衛組!魔法はどうした!」
「ま、魔法が発動しないんです!魔力は十分にあるのに」
「ああ!?どういうことだ!」
一同が困惑する中、トウヤは目の前の四騎士を注意深く観察していると黒騎士の天秤に青白い光が灯っているに気付いた。
(何だあれ?)
その黒騎士の天秤に注目しているとまた一人魔法を発動しようとするが当然不発に終わる。だがその時、黒騎士の天秤の光が強くなった様に見えた。
それに気付いたトウヤは苦戦する一同にそのことを伝える。
「皆さん、多分ですがあの黒騎士が魔法が不発になる原因かもしれません」
「どういうこと?」
「後衛の皆さんが魔法を行使する時、あの黒騎士の天秤の光が強くなりました。おそらくあの天秤に魔法を阻害する力があるのかもしれません」
「……試してみます」
トウヤの推測を聞いた後衛組の一人が再び魔法を発動させようとすると黒騎士の天秤が光ると同時に魔法が不発になった。
「なるほど、理屈は分からないけどあれが原因ってことは分かるわね」
「どうしますか?リオさん」
「……よし、チームを三つに分けるわ。まず、私達【獅子の牙】と【羅刹】は赤騎士と青騎士の足止め。その間に【光の方舟】と【ブレイブ・クエスター】は白騎士と黒騎士の撃破。【天剣】と【神羅万象】は各チームのサポートをお願い」
相手を分断することで連携を封じて各個撃破を狙うというリオが提案した作戦に一同は同意する。唯一アスモだけが役割に異議を申し立てていたがそんな場合じゃないとリオが一蹴して無理矢理終わらせた。
「全員、行くわよ!」
リオの号令と共に一同は自身が相手にする騎士の元へ向かい、四騎士も向かってくるトウヤ達を迎撃しようと武器を構える。
「お前ら、行くぞ!」
「「「了解、兄貴!」」」
「レオン、ライオス、行くわよ!」
「「おう!」」
【羅刹】と【獅子の牙】が赤騎士と青騎士と激しい攻防を行う中、白騎士と黒騎士が援護しようと魔道具を構える。それを阻む様に【光の方舟】とトウヤ達【ブレイブ・クエスター】が二体に襲い掛かる。
「白騎士は僕達がやるからトウヤ達は黒騎士の方を!」
「分かりました」
リク達が白騎士を相手にしている間にトウヤ達は黒騎士に攻撃をする。
「はあ!」
「せい!」
トウヤとアネスは黒騎士に反撃をさせない様に連携して攻撃するが黒騎士は二人の攻撃を巧みに防ぎあるいは避けながら拳銃で反撃する。
「くっ!」
「この」
二人は襲い掛かる弾丸を避けながら黒騎士を攻撃する。そんな攻防を幾たびも繰り返し、お互いに傷を増やしていく。
(ここだ!)
そんな中、トウヤはアネスの攻撃を防いでいる隙を突いて黒騎士の膝関節を切り裂いた。足を傷つけられた黒騎士はその場で倒れてしまう。
「これでトドメ!」
黒騎士の上に乗ったアネスがその顔面に渾身の一撃を叩きこみ、その頭部を粉砕。頭を失った黒騎士は激しい火花を散らしながら機能を停止した。
「よし、皆さん!黒騎士を撃破しました!」
「良くやったわ!」
トウヤの知らせにリオはすぐさま後衛組に魔法による援護を要請。後衛組はすぐさま強化魔法、攻撃魔法による援護を開始する。
「おらおら!今までのお返しだゴラァ!」
「墜ちなさい!」
皆が善戦している中アスモはこの状況に不満を感じていた。
(くそ!どうして僕がこんな雑用ばかり。一体いつから狂った?僕の予定ではこんな……)
沸き上がる激情を抑えながら目の前の騎士達と戦うがどの個体もアスモを見ず違う敵を見ていた。
(こんなガラクタにさえ。蔑むというのか!?)
もはや勘違いでは済まない。目の前の敵はもはやアスモを脅威とすら感じていない。いつでも殺せると認識していた。それが余計に怒りを募らせていた。
(ふ、ふふ。良いさ、お前たちがそのつもりなら。僕の奥の手で叩き潰してやる)
アスモが暗い笑みを浮かべている中、魔法の援護を受けた前衛組は激しい戦いの末、白騎士と赤騎士を打倒した。
「良し、あと一体!」
「ようやくだぜ!」
既に勝ちを確信した様に軽口を叩き始めるがそれでも油断はしない。一同が青騎士ににじり寄る中、その青騎士の様子に異変が起こった。
「何だ?ありゃあ……」
「青騎士から黒い煙が……」
青騎士の全身から黒い靄が噴き出し周囲を漂い始めた。
突然の事に警戒する中、他チームのサポートをしていた【天剣】のリーダーであるアスモが何故か剣を装備せず”右手に魔力とは違う紫色のオーラを纏わせながら”青騎士に襲い掛かった。
「な!?またあいつ!」
「やめなさい!」
「うるさい!」
周囲の静止を聞かずにアスモはオーラを纏わせた右腕を振り上げる。
(ふふふ、この力でお前の全てを”奪ってやる”!)
アスモは未だこちらを振り向かない青騎士に対して勝利を確信してその頭部に向けて魔力を纏わせた右腕を突き出す。その時、青騎士の周囲に漂っていた黒い靄がまるで意志を持ったかのようにアスモの右腕に纏わりついた。
―――じゅうううう!
「ひぎゃああああ!?」
突如、黒い靄に触れたアスモの右腕の籠手は黒く朽ち果て、その下の肉が腐り始めた。あまりの激痛にのたうち回るアスモに青騎士はトドメを刺そうと大鎌を振り上げる。
「っ!まずい!」
「後衛組!魔法を!」
リオの指示で再び魔法が放たれ、青騎士とアスモを引き離してトウヤとシキが戦い、リクとエンジがその隙に回収。すぐさま回復魔法や浄化魔法をかけるが。どういう訳か効果が無く、アスモは右腕から体に向かって侵食するように腐っていく。
「これって呪い?でも魔力は感じない。一体どうなって……」
「ど、どうすれば」
「くっ、仕方ない」
治る兆しが無いアスモの右腕に戸惑う治癒師達。
敵がまだいる状況の中、何とかしようと考えていると傍に居たリオがアスモの右腕を切り落とした。
「あああああああ!?」
「な、何をしてるんですかリオさん!?」
腕を切り落とされたアスモは苦悶の声を叫び。それを見た治癒師達が慌てて傷口を塞ぎながらリオに問い詰める。
「彼が確実に助かる方法を取っただけよ。こんな状況で詳しい検査なんて出来ないから」
「それはそうですが」
「文句なら後よ。今はあの青い奴をどうにかするのを考える」
シキの言葉に一同は黒い靄を纏った青騎士に目を向ける。
トウヤとシキのチームは青騎士と戦っているが黒い靄のせいで思うように攻撃できていなかった。
「で、真面目にどうする?あの靄を何とかしねぇと本体に近づけられねぇぞ?」
「そうでね」
二人が青騎士の黒い靄を纏わせた大鎌の攻撃を避け、その背後からアネスと【羅刹】のメンバーが奇襲を仕掛けてくるが青騎士は大鎌に纏わせた黒い靄を周囲に滞留することで接近を妨害する。
他にもヒルメの精霊魔法やクレージュの神聖魔法も放っているがそのどれもが黒い靄によって阻まれてしまう。
「これ以上長引かせる訳にはいきませんね。奥の手を使います」
「お?隠し玉か?」
「まあ、そんな所です。危険なので下がってください」
「おう、ぶちかましてやれ」
シキの激励を受けながらトウヤは自身の胸に手を当てる。
「【心装具現】」
トウヤは己の職業スキルを発動させて一振りの黒い小剣を手に取る。突然現れた黒い剣に一同は目を見開くがそんなことを気にせずトウヤは剣を上に掲げる。
「【深怨罪華】」
トウヤが唱えると黒剣からどす黒いオーラが渦を巻きながら噴き出す。一同はそのオーラの禍々しさに後ずさり始めた。
「形態変化【黒剣】」
噴き出したオーラは再び黒剣に収束していき、一本の黒い長剣へと姿を変えた。
この形態は以前のゴブリンの群れの討伐で周囲の被害が大きいと感じたトウヤが依頼の合間や休日にリューネ達と一緒に【深怨罪華】の制御法を模索していた。
長い試行錯誤とリューネ達のアドバイスのおかげで制御が出来るようになり、複数の形態変化を作ることが出来た。
青騎士はその黒剣を危険と判断したのか黒い靄を全面に展開しながらトウヤの元に向かう。
「「「トウヤ!」」」
アネス達の心配する声を聞きながらトウヤは黒剣を振り下ろすと刀身が異常な長さに伸びて黒い靄ごと青騎士を縦に真っ二つに切り裂いた。
「「「「なっ!?」」」」
「おぉ~、すげぇな。あれを一撃か」
今まで苦戦していたのが何だったのかと思うくらいの呆気なさにリオ達は固まる中でシキだけは感心した様に話しかけてきた。
「おい、チビ助。お前、実力を隠してやがったな?その剣を使えばあのゴーレム達なんて瞬殺だっただろ?」
してやられたと、何故か楽しそうにシキは言ってきた。普通ならキレて問い詰めそうなものだが、むしろ楽しんでいる様にも感じる。
「そうしたいのは山々なんですけど、これって消耗が激しくて長時間使えないんですよ」
「お?そうなのか?」
「はい、しかも使いすぎると一日中、殺意や憎悪と言った負の感情が沸き上がりながら老若男女の憎悪が籠った幻聴が一週間も頭に響き続きます」
「そんなもん食らって、よく精神がおかしくならないな。まあ、そういった理由なら仕方ねぇか」
トウヤは鍛錬中に発見した自身のスキル【深怨罪華】のデメリットを説明するとシキはげんなりとした表情になる。
他のチームもデメリットを聞いて顔を青ざめていた。
「それでどうする?リオ試験官。このまま調査を続行するのか?」
言外にこれ以上は危険だぞと言わんばかりのシキの問にリオは首を横に振る。
「試験は中止よ。このダンジョンは私達には危険すぎる。ギルドに戻り次第、このダンジョンを上級冒険者に当たらせるように報告をして、後日別のダンジョンで改めて試験を行うわ」
リオが言った試験中止に周囲はどよめくが彼等もこれ以上は危険だと認識していたため反発する者は居なかった。
「そうと決まれば直ぐに撤退するわよ。これ以上ここに留まる必要は無いわ」
リオの言葉に一同は撤退の準備を始めるた時、再び警報が鳴り響いた。
『○○○○○○○○〇〇。◇◇◇◇◇◇◇◇◇。△△△△△△△△△△』
「っ!皆さん、早く此処を離れましょう!」
機械的な声を聴いたヒューズは慌てたように叫びだす。彼のその様子にリオ達は危険な事が起こると察知して直ぐに出口に向かって走り出す。
「ヒューズ、今度はなんて言っているの?」
「内容は『脅威度ランクCと認識。最優先排除対象に設定。転移による分断を開始』とのことです。どうやらこの声の主は私達を危険と判断してこの場で排除するつもりの様です」
ヒューズの言った内容に一同は顔を強張らせる。何も分からない状態で分断されたら各個撃破されて全滅してしまう。それだけは何としても避けようと更に足に力を入れるが突如、一同が通ってきた入り口が閉まった。
「っ!入り口が!?」
「野郎、俺達を帰さないつもりか」
「任せてください【心装具現】、【深怨罪華】、形態変化【黒槍】」
出入り口を封じられた事で立ち止まるトウヤは無理矢理開けようと扉に対してを【深怨罪華】を槍状に放って扉を破壊する。
「開きましたよ!」
「よくやったチビ助!」
一同は再び走り出そうとしたその時、トウヤ達の足元にどの系統も属さない魔法陣が現れ、激しい光を発し始めた。
「っ!遅かったか!」
「くそ」
「全員、今は生き残る事だけを考えて――」
リオの呼びかけも空しくその魔法陣の輝きの中にこの場に居た全ての人共々飲み込まれてしまった。
残りの青薔薇の戦乙女メンバーのHな話をどれから先に見たいですか?(TS娘のカムイの話は一番最後に書く予定です)
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ツクヨ 内容:誕生日イチャラブセックス
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アイラ 内容:エロダンジョン攻略セックス
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カミラ 内容:吸血されながらセックス