※この作品はR-18です。

異世界ハーレムダンジョン生活   作:BLUE@

21 / 25
十八話

研究施設最深部。

 

その最奥にある謎の空間でトウヤ達は目の前の堕天使型のゴーレムに苦戦していた。

 

堕天使は空中に浮かびながら全兵装を展開してトウヤ達に襲い掛かる。ミサイル、銃弾、光弾、と多種多様の砲撃を浴びせかける。

 

「くっ!このぉ!」

 

暴風雨の様な砲撃の嵐にトウヤ達はその間を縫うように躱しながら攻撃を仕掛けるが堕天使は踊る様に躱し、後衛組が魔法を放つがそれらを浮遊する大楯で防ぎ、更に砲撃を激しくさせる。

 

「今までのゴーレムとは違いますね」

 

ヒューズは堕天使を分析しながら魔法を放つが浮遊する六枚の大楯で防がれる。

その隙に前衛組が死角から襲い掛かるが、背部ウイングにある左右合わせて8枚の羽から計16基のビーム砲が展開されて行く手を阻む。

更に六枚の大楯がブレードに変形して前衛組に襲い掛かる。

 

「くそ、全然隙がねえぞ!?」

 

前衛組はブレードを回避するが今度は大型のビームキャノンに変形して後衛組に砲撃を開始、後衛組はプロテクションの魔法で防ぐが、今度はレールガンに変形してプロテクションを破壊して再びビームキャノンに変形して攻撃する。

 

その間に堕天使本体は前衛組に背部ウイングの計16門のビームの雨を降らせる。

 

「今までのゴーレムの全部乗せって感じね!?」

「いくら何でも盛り過ぎですよこれ!?」

 

襲い来るビームの雨を回避しながらなんとか突破口を探る中、トウヤは黒剣で遠距離攻撃をするが堕天使はそれを回避して、ミサイルを放つ。

 

襲い来るミサイルにトウヤは回避し、再び堕天使に向かって走り出すがその直前にブレードに変形した大楯に阻まれる。

 

「ぐぅっ!?」

 

その時、黒剣の連続使用による負荷でトウヤの頭に痛みが走り、一瞬止まった。それを堕天使は見逃さず、全兵装を展開してトウヤに砲撃を放つ。

 

「トウヤ!」

 

砲撃が当たる直前、アネスがトウヤを片手で担いで範囲外に逃げ、近くに居たヒルメとクレージュの所に置く。

 

「トウヤさん、大丈夫ですか!?」

「大丈夫です。すみませんアネスさん」

「無事で良かったわ。今は休みなさい」

「……そうですね」

 

トウヤは三人に従って体を休めながら戦いの様子を眺める。堕天使の戦闘力は凄まじく、どんどん追い詰められていく。

 

「くっ!何かあれば……こうなったら、憎禍の茨鎧を」

「そんなことすれば今度こそ壊れるわよ!」

「でも、どうすれば……」

 

トウヤ達がこの状況を打破する策を考える中、ヒルメは何か思いついたのかトウヤに話しかける。

 

「トウヤさん。貴方の【心装具現】は他者からも武器を具現化出来るんですよね?」

「ええ、誰でもという訳ではありませんが」

「なら、私に使ってください」

 

ヒルメの提案にトウヤは目を見開く。

 

「良いんですか?」

「良いも何も、私達はチームです。そのリーダーである貴方を信じます」

「ちょっと、ヒルメだけずるいわよ。私にも使いなさい」

「チームと言うなら、私も入れて欲しいですね」

 

三人の言葉にトウヤは覚悟が決まったのか頷く。

 

「分かりました。力を貸してください、皆さん」

 

トウヤの頼みに三人は頷く、了承を得た彼女達にトウヤはスキル【心装具現】を使うと彼女達の胸元に魔法陣が現れ、そこから武器が生み出される。

 

ヒルメは刀身が虹色に輝く刀。

 

アネスは耐久力に特化した緑色の籠手と具足。

 

クレージュは十字架の様にも見える闇色の大鎌。

 

それらを装備したトウヤは破壊の嵐を巻き起こす堕天使に見定めながら三人に告げる。

 

「行ってきます。皆さん」

「気を付けてください!」

「頑張りなさい!」

「ご武運を!」

 

新たな武器を手にしたトウヤは堕天使の元に走り出した。

 

堕天使は走ってくるトウヤに気付くと、兵装の一部を向けて迎撃を開始する。襲い来る銃弾の嵐にトウヤは凄まじい速度で回避していく。すると今度はシールドをブレードに変形させて攻撃する。

 

「はあ!」

 

トウヤはアネスから生み出された籠手で殴り、全てのブレードを破壊。

シールドを破壊された堕天使は今度は背部のビーム砲を展開してトウヤに狙いを定める。

 

「せやあ!」

 

次にトウヤはヒルメから生み出された刀を手にして振るうと虹色の斬撃が放たれ、堕天使の両翼を切り落とす。

翼を切り落とされた堕天使は地に落ちながらも残った兵装でトウヤを迎え撃つ。

 

「これで終わり!」

 

最後にクレージュから生み出された大鎌で堕天使を切り裂いた。

胴体を切り裂かれた堕天使は激しい火花を散らしながら爆発してその機能を停止させた。

 

『馬鹿な。……ありえない』

 

声の主はトウヤ達が堕天使型ゴーレムを破壊した事に戸惑っていた。その反応を見るに子のゴーレムは特別な存在のようだ。

 

『これでは……我々の使命が…』

「リオさん、どうしますか?」

 

声の主が絶望の声を発するのを聞いたトウヤ達はリオに判断を乞う。リオは少し考えると声の主に話しかける。

 

「貴方、此処を管理しているのよね?こちらの要求に応えるなら此処をギルドが保護する様に私が交渉するわ」

『……意図が分かりませんね。貴女達は我らの主の遺産を奪いに来たのではないのですか?』

「私達が此処に来たのは調査の為よ。奪いに来た訳じゃないわ」

『……』

 

リオと話していた声の主は考えているのかしばらく無言が続く。

 

『……要求は?』

「まず、ギルドに交渉するために此処の情報を教えてもらう事。次に私達を此処から出すこと。この二つよ」

『……分かりました。あなた方に従います』

 

声の主がこちらの要求を受け入れる事にリオはホッと胸を撫でおろす。

 

「じゃあまずは、貴方の名前を教えて」

『我らに個体を示す名は存在しませんが【NEST】とお呼びください』

「ネストね。それじゃあ、ネスト。此処について説明してくれないかしら?」

『分かりました』

 

その後、リオは声の主ことネストに様々な質問をした。

ネストがリオの質問に全て答えると、今度はヒューズが質問を始める

 

「質問よろしいでしょうか?」

『どうぞ』

「ここに来る前に資料を見たのですがその中に『対魔界決戦兵器開発計画【Project Apocalypse】』と呼ばれる計画がありました。一体何ですか?」

『【Project Apocalypse】はかつての創造神と魔神の戦争の時、我らの主が魔界を滅ぼす為に考案した計画です』

 

ネストの答えにヒューズは「なるほど」と言いながら次の質問をする。

 

「では次に【神造兵器 DEMシリーズ】とはなんですか?」

『主の計画に参加した多くの者が当時の最新鋭の技術を惜しげもなく使って作り上げた試作兵器群です。DEMとは【Deus ex machina】の略で意味は【機械仕掛けの神】。因みにあなた方が各階層で戦ったゴーレムもこのシリーズに入ります』

「【機械仕掛けの神】ですか。それはなんとも……」

 

ネストの話を聞いてトウヤ達はこれまで戦った階層のゴーレムを思い返す。

 

「では次に【封印区画】とは何ですか?何かを封印する場所だと思いますが」

『その通りです。封印区画とは主たちが残した当時の知識と技術を他の物に渡さないために封印した区画です。其処には当時の主たちが生み出した多種多様な兵器が眠っています』

 

あれ以外にも、まだ兵器が存在するという事実にリオは頭を抱える。

 

「最後の質問です【DEM/A005 Eve】とは何ですか?」

『主たちが様々な試作を経て完済させたDEMシリーズの第五世代にして【Project Apocalypse】の完成形です。

 

初期構想で試作された第一世代【DEM/K001 The Four Horsemen】

試作兵器のデータ取りに制作された第二世代【DEM/S002 The Seven Angels】

換装によってあらゆる戦況に対応させた第三世代【DEM/B003 The Beast】

そして全ての要素を換装無しで対応する第四世代【DEM/F004 The Foreigner】

 

それらから得られたデータを用いて作られました。そしてこの場所、封印区画の最奥で眠っています』

 

ネストが言った封印区画がこの場所だと知って、トウヤ達は周囲を見渡すと、目の前の巨大な装置が目に入った。

 

「もしかしてあの大きい装置が?」

『はい、その中に【DEM/A005 Eve】が眠っています』

 

目の前の装置にその魔界を滅ぼす兵器が眠っている。その言葉を聞いて、トウヤ達に緊張が走る。

 

「……確認しても?」

『分かりました。少々お待ちください』

 

ネストはそう言うと目の前の装置が動き出し、その中からカプセルがせり出してきた。

そのカプセルの中を覗くと一人の女性の姿が見えた。

 

「あれって」

「女の人、ですね?」

「これが兵器?」

 

トウヤ達はカプセルの中の人物に戸惑う。

歳は20歳くらいだろうか。均整の取れた豊満な身体に白金色の長髪、その顔は人形の様に整っている。どう見ても兵器には見えなかった。

 

「ネスト。この女性は?」

『これが主たちが作り上げた対魔界決戦兵器【DEM/A005 Eve】です』

「こ、この人が!?」

 

ネストが言った兵器の正体にトウヤ達は目を見開く。周囲が戸惑う中ネストはさらに続ける。

 

『起動にはこの場に居る誰かの生体情報を登録する必要があります。其処のパネルに手を置けば解析してその情報を登録します』

「生体情報。ステータス登録の様なものかしら?」

「どうしますか?」

「何を悩んでんだ?さっさと出しちまおうぜ」

 

リオ達は兵器と呼ばれる目の前の女性をどうするか悩む中、話を聞いていたシキが彼女を出すことを決める。

 

「こいつが兵器として作られたんなら今後の迷宮攻略に役に立つだろ。なら使わない手は無いだろ?」

「……確かに一理あるけど、誰が登録すんのよ?」

「そんなもん、チビ助で良いだろ?」

「え?僕ですか?」

 

突然の指名に戸惑う中、シキは更に続ける。

 

「チビ助はこの試験で一番貢献したからな。それに仮に暴走しても何とか出来るだろ?」

「それ、僕に厄介事を押し付けてないですか?というかネストさんの意見はどうなんですか?」

『……この兵器を悪しき者に渡るくらいなら、そうした方が良いでしょう』

「だとよ。どうする?チビ助」

「他の皆さんは?」

 

トウヤは他チームに聞くが誰も立候補する者が現れなかった。

仕方なく了承したトウヤはネストが言った。パネルの前に立つ。

 

「ここに手を置けばいいんですよね?」

『はい、そうです』

 

トウヤは言われた通りに手をパネルに置く。

 

『登録完了しました。【DEM/A005 Eve】、起動します』

 

声が響いた瞬間、カプセルは冷気を噴出しながら開き、中に入っていた【DEM/A005 Eve】は目を開く。

目が開いたことで分かったことだが彼女の瞳は緑色と青色のオッドアイだった。

 

彼女はゆっくりと起き上がると周囲を見渡し、最後はトウヤの顔をじっと見つめる。

 

「……だれ?」

「え?僕達と同じ言語?」

『それは我らが事前に貴方達の言語を解析しながら彼女にその情報を共有させました。なので意思疎通はこれで問題は無いはずです』

「そうなんですか?」

 

ネストは彼女に一体どうやって共有したのかトウヤは分からなかったが、問題なく意思疎通が出来る点はありがたいと思うことにした。

 

「えっと、君の名前を聞いても良いかな?」

 

トウヤが名前を聞くと彼女はしばし考えるそぶりを見せるが直ぐに答えてきた。

 

「……イヴ。私の……名前は…イヴ。」

 

彼女、イヴは少し拙い様子で自身の名を呼ぶ。

どうやら彼女のコードネームがそのまま名前になっているようだ。

 

「そうですか。僕はトウヤ。チーム【ブレイブ・クエスター】のリーダーをやっています」

「私はヒルメです!」

「アネスよ」

「クレージュです」

「トウヤ…ヒルメ…アネス…クレージュ…」

 

イヴはトウヤ達を覚え込む様に呟く。その様子に周りは警戒心を解き始める。

 

「ネスト、地上への出口の道筋を教えてくれないかしら?」

『転移で地上に送ることが可能です。……こちらの要求をお願いしますよ』

「ええ、分かっているわ」

 

こうしてトウヤ達は古代兵器の女性イヴを連れてネストに促された転移門に乗ると地上へと転送された。

地上に出るともう日が暮れており、それを見たリオは帰還は明日に変更する事を決定して野営地に戻った。

 

 

―――

 

 

(はあ、今日はとんでもない日だったな)

 

見張りを残して寝静まった中、トウヤはテントの中で今日の事を振り返っていた。襲い来る無数のゴーレムに特殊なゴーレム。連戦に次ぐ連戦。ダンジョンもとい、イヴシヴィラの研究施設。そしてイヴとの出会い。

 

「流石に、疲れたな……」

 

心身ともに疲れ果てたトウヤはそのまま眠ろうと目を瞑ると自分のテントに近づく足音が聞こえた。

 

「トウヤ、クレージュです。入っても良いですか?」

「クレージュさん?どうぞ」

 

トウヤはクレージュを中に入れると入ってきた彼女は何処か緊張した様子でちょっと挙動不審になっていた。

 

「それで、どうしたんですか?こんな夜中に」

 

そんな様子に首を傾げながらも早速、来た理由を聞く。確か彼女はヒルメとアネス、そして新たに加わったイヴと一緒に寝ていたはずだ。

 

「その、今日は貴方と一緒に寝たくなって……駄目、ですかね?」

 

少し恥ずかしそうに上目遣いで来た理由を話すクレージュ。普段の彼女とは違う様子にトウヤは首を傾げながらも了承する。

クレージュは少し嬉しそうにするとトウヤが入っている寝袋に入ってきた。

 

「え、あの、クレージュさん。寝袋は?」

「今日は貴方とこうしたいんです」

 

そう言ってクレージュはトウヤを包む様に抱きしめ始めた。彼女の甘い香りと柔らかい感触に戸惑う中、クレージュは嬉しそうに自身の胸に埋まるトウヤの頭を撫でる。

 

「あの、クレージュさん。どうしたんですか?」

 

トウヤはクレージュの胸から顔を出しながら聞くと、彼女は頬を赤くしながら理由を話し始めた。

 

「その、貴方がヒルメやアネスに抱きしめられながら寝てる顔を見て、私もしてあげたくなったんです」

 

クレージュはそう言ってトウヤの手をとって自身の胸を触らせる。

 

「私の胸、気持ちいいですか?」

「……うん」

「良かった。今夜は好きなだけ甘えてくださいね」

 

クレージュは全体を包むようにして密着する。その温もりと心地良い感触にトウヤは抗えず、そのまま彼女の胸の中に埋めながら眠った。

 

 

―――

 

 

数日後、ギルドに帰還したトウヤ達は早速イズモに今回の事を報告をしていた。

 

ダンジョンの正体、【天剣】のアスモの不正、古代兵器の女性イヴの存在、ネストとの取引などを。

 

「なるほど、そういう事だったのか」

 

リオの報告を全て聞いたイズモは何度か頷く。

 

「分かった、今回の試験は【天剣】以外は合格としよう。

例のダンジョンモドキは古代文明の遺跡としてギルドが保護。

【天剣】のアスモは冒険者の資格を剥奪し、職業を元の持ち主に返させた後、奴隷鉱山に送る。

そして彼女、イヴについては」

 

トウヤの傍に居るイヴを見つめる。

 

「ギルドの会議で彼女の扱いが決まるまでの間、暴走しないよう監視の為に【ブレイブ・クエスター】の所属とする」

 

淡々と決まった内容に、各チームは別々の反応を示した。

試験に合格して喜ぶ者、違反者の処罰に頷く者、これからの事に気を引き締める者など様々だ。

 

「それじゃあ、全員解散。激戦の疲れを癒すといい。ああ、【ブレイブ・クエスター】は彼女について話があるからまだ居てくれ」

 

イズモの言葉にトウヤ達【ブレイブ・クエスター】以外の面々は退出していく。そしてトウヤ達以外が出ていったのを確認するとイズモは深く呼吸をする。

 

「さて、皆お疲れ様。大変だったみたいだね」

「ええ、流石に堪えました」

「しばらくはゆっくり休むと良い。さてイヴの事だが今後とも君達の元に居られるように手配するつもりだ。報告が本当なら彼女の力は七大迷宮に通じるかもしれないからね」

 

そう言ってイズモは手にしていた書類を置くと立ち上がる。それを見たトウヤはいつかの冒険者登録の時を思い出した

 

「それじゃあ早速、彼女をステータス登録と冒険者登録を済ませるとしようか」

 

イズモはそう言ってトウヤ達を連れてアリシアの元へ向かう。

今度はしっかりと説明したので以前の模擬戦の時の様な騒ぎは無かったが、ステータスプレートに表示されたイヴの情報を見て、絶句した。

 

そこに表示されたのは。

 

 

―――

 

 

名前 イヴ 【DEM/A005 Eve】

 

LV ERROR

 

種族 人造人間

 

年齢 ?歳(外見年齢は20歳くらい)

 

身長 183㎝

 

職業 アナイアレイター

 

称号 【邦殲禍】

 

冒険者ランク G

 

 

―――

 

 

色々とおかしかった。

 

まずLVがERRORになっている所だ。実力が正確に表示させることが出来るはずの魔道具が測定できないということにこの場の誰もが目を見開く。

 

種族や年齢については恐らく測定しきれないほどの大昔に兵器として作られたからそういう表示になっているのだろう。

 

そして職業は今まで見たことが無い物で、称号はかなり物騒な物だった。

 

更に詳しく調べると。

 

 

―――

 

職業 アナイアレイター

 

説明

この世の全てを根絶する破壊の化身。

 

 

戦闘スキル

 

【万象理壊】

あらゆる防御手段を破壊するスキル。

 

【凶禍壊増】

身体のリミッターを外し、身体能力を極限まで高めるスキル。

 

 

パッシブスキル

 

【無限炉心】

無限にエネルギーを生み出すスキル。

 

【次元収納】

異空間に物を収納するスキル。

 

 

称号

 

【邦殲禍】

国を滅ぼす力を秘めた者に与えられる称号。

 

 

兵装

 

【ディフェンダー】

戦闘時に着用するスーツ型の装備。

高度な伸縮性を持ちながら衝撃に対しては瞬時に硬化する性質を持った特殊保護被膜、各種装置を収納したハードプロテクター類とヘッドセット、背部と脚部に装備された飛行ユニットで構成されている。

 

【ブレッシング】

体内に埋め込まれた生体ナノマシン製造装置。

肉体強化、自己修復、五感強化を行う特殊なナノマシンを生成できる。

 

【ソード・ガン】

遠近両用の複合兵装。変形機構があり近距離は片刃の剣、遠距離はライフルへと切り替え可能。

 

【レガリア】

周囲に浮遊する計六基の大楯型の複合兵装。

搭載している機能はエネルギーシールドの【ガーディアン】、大型ブレードの【リッパ―】、レールガンの【ペネトレーター】大型ビームキャノンの【イレイサー】六連装ホーミングビーム砲の【チェイサー】八連装ミサイルランチャーの【パルヴァライザー】、二連装機関砲の【バラッジ】の七種。

 

【アポストル】

自立型の人型兵器。全部で十二機存在しておりイヴの命令に従う。

武装は剣、銃、盾が一体化した複合兵装。

 

 

―――

 

 

「これは……」

 

イヴの規格外なステータスとスキルを目の当たりにしたイズモはいつもの雰囲気は消え失せ、鋭い目つきで彼女の情報を見る。

トウヤ達もそのステータスに目を見開いた。

 

「どうしたの?皆」

 

当の本人であるイヴだけはトウヤ達が固まっている様子を見て首を傾げていた。

 

「ふむ……さすがは古代の文明といった所か。これは流石に予想外だったよ」

 

飄々とした雰囲気に戻ったイズモは古代文明の技術力に驚いていた。

 

「イズモさん、これはどうすれば」

「大丈夫さ。イヴ君の様子を見る限り、無暗に暴れたりはしない事は分かる。けど一応、彼女の事を気に掛けた方が良いだろう」

「……分かりました」

「この件は私達が何とかするから気にしなくてもいい。これ以上考えても仕方ないからね」

 

そう言ってイズモはトウヤ達を拠点に戻る様に促す。ギルドから出たトウヤ達はこれからの事に不安を抱きながらも考えても仕方ないとして、とりあえずイヴの歓迎会を始めることに決めた。

 

イヴはトウヤ達に連れられながら初めて見る景色に興味深そうに周りを見渡していた。

そして歓迎会が終わり、仲間と別れたトウヤはイヴを連れて拠点である【フローラ・ガーデン】に戻り、帰りを待っていたリューネ達に今日の事をイヴの事を含めて報告した。

 

トウヤの話を聞いたリューネ達は連れてきたイヴを直ぐに受け入れ、それ以降は一緒に住むこととなった。

残りの青薔薇の戦乙女メンバーのHな話をどれから先に見たいですか?(TS娘のカムイの話は一番最後に書く予定です)

  • ツクヨ 内容:誕生日イチャラブセックス
  • アイラ 内容:エロダンジョン攻略セックス
  • カミラ 内容:吸血されながらセックス
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。