FEエンゲージ イルシオンの希望【R-18版】 作:あじさいファン
プロローグ第2章-1 「二人の愛の流動・前編」での情事。
学園へ旅立ってから一年。
オルテンシアは予期せぬ形で王城へと帰還を果たした。その理由は、父ハイアシンス王が引き起こす戦争に、彼女自身が戦力として駆り出されるためだった。死地へ赴くというのに、父に頼られたと無邪気に喜ぶ彼女の姿に、少年の絶望と怒りは頂点に達する。
「戦争へなど行かせない」
その歪んだ執着から、少年は抗う彼女を乱暴にベッドへと押し倒した。
予想外の激しい剣幕に困惑するオルテンシアだったが、それを『寂しさからの欲求』なのだと的外れな解釈をし、彼を受け入れようと微笑みかけてくる。残酷なまでの無知と盲信に絶望した少年は、戦場へ向かう彼女の心をへし折るべく、その身を滅茶苦茶に
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「やだ……っ、ひっ、あああぁっ! 彼氏くん! 激しい、激しすぎるわよぉっ!」
悲鳴とも、断末魔ともつかぬその叫びを背中で聞き流しながら、少年は怒りを叩きつけるかのように、狂った速度で腰を打ち付け続けた。
かつて、この部屋で二人きり、互いの体温を慈しみ合った甘美な時間は、もはや塵一つ残っていない。オルテンシアはシーツを無様に掴んで四つん這いにされ、獣のような姿勢で、背後から突き立てられる無慈悲な衝撃を一身に受け止めていた。
少年の指は、彼女の柔らかな乳房へと爪が食い込むほど深く沈み込み、その
透き通るように白い尻を、手の痕が赤紫に浮かび上がるほど苛烈に打ち据えるたび、パチン、と生々しい肉の音が凍てついた室内に響き渡る。
それは愛を囁き合う恋人の所作などではない。大切にすべきはずの少女を肉体的に、そして精神的に徹底的に破壊するための暴挙に他ならない。
少年は、自らの内に渦巻く制御不能な肉欲と、「行かせたくない」という呪詛にも似た情念を、彼女の
「あぁ……っ、いやっ、いやぁ! か、彼氏くんっ! 痛いわ、もっと優しく……壊れちゃう、壊れちゃうわよぉっ……!」
涙に
普段、侍従として「腕力がない」「筋肉がつかない」と自虐していたのが信じられぬほどの、抗いようのない
精神がどれほど悲鳴を上げようとも、一年間の空白を経て飢えていた肉体は、貪欲に彼女の熱を喰らい、卑しくも絶頂を求めて震えていた。
しかし、どれほど肉が密着し、粘膜を激しく擦り合わせようとも、精神的な充足感は微塵も感じられない。
オルテンシアの身体を通じて絶頂の崖っぷちに追い詰められれば追い詰められるほど、胸を万力で締め付けるような悲哀と、救いようのない虚無感が少年の心を黒く塗り潰していく。
これほどまでに近く、互いの内臓の拍動を感じるほどに密着しているというのに。二人の心は、もはや光すら届かぬ深淵を隔てて離れ離れになっている。
その事実が、突き上げる快楽をより一層冷酷で鋭いものに変えていった。
「……っ……出ますっ、オルテンシア様……っ!!」
「!! だめっ、彼氏くん! 外に、外に出しなさいっ、お願いだからっ!」
限界を察したオルテンシアが、なりふり構わず腰をくねらせて逃げようと足掻く。その必死な、恐怖に満ちた拒絶の言葉。それが、少年の全人格を正面から踏みにじる衝撃となって襲いかかった。
──察してはいたけど、本当にそんなことを言うなんて。
なんという皮肉か。
一年前、妊娠のリスクを恐れる少年の首に愛おしげに手を回し、「中出し以外は許さない」と傲慢に、けれど甘く言い放ったのは、他ならぬ彼女自身であったはずだ。
しかし、今の彼女を支配しているのは愛ではない。父に頼られたという歓喜と、戦力としての価値を損なう、不測の事態への生理的な忌避。
自分との絆よりも、父の、そして戦争の駒としての純潔を優先しようとするその豹変ぶりが、少年には耐え難い屈辱だった。
「嫌だ! 外になんか、出すもんかッ!!」
「か、彼氏くん……っ、どうして!
少年の剥き出しの不敬と拒絶に、オルテンシアは絶望に目を見開く。しかし、その困惑を置き去りにするように、少年の亀頭が彼女の子宮口を激しく叩き、熱くドロリとした
「~~~~っ、はぁっ、あああああぁぁ!!!」
「いやぁぁーっ! だめっ、だめよ、彼氏くん……! あ、ああ、中が……熱い、嫌ぁぁーーっ!!!」
注ぎ込まれたそれは、もはや二人の愛を繋ぐ絆などではない。彼女を戦場という名の屠殺場から奪い去るための、執念の呪印だ。
少年は一度、彼女からペニスを無理やり抜き放つ。射精直後だというのに、彼の雄としての象徴は、怒り狂う血管を怒張させたまま、さらに凶悪な硬さを増していた。
(……だめだ、こんなんじゃ足りない。これしきで、彼女は諦めてくれない)
妊娠することを忌避する理由が『父の期待』であるなら、それこそが唯一の急所だ。戦士として機能できなくなるまで、この女の子宮を自分の種で、徹底的に塗り潰してやる。
少年は、放心し、ガクガクと震えている彼女の尻を、再び手の痕が真っ赤に腫れ上がるほどに叩きつけた。
「ひゃんっ!? ぁ、ああ……っ!」
鋭い痛みが、オルテンシアを再び現実に引き戻す。
「まさか、これ一回きりで終わりなんて思っていませんよね?」
かつて愛に満ちていた日に彼女から投げかけられた言葉を、今は冷酷な処刑宣告として突き返す。少年は再び、己の猛り立つ
「やめてぇ……どうして、どうしてえ……こんなの、あたしの知ってる彼氏くんじゃないよぉ……!」
オルテンシアにとって、彼は従順で、可愛らしい子犬のような愛玩物であったはずだった。それが今は、いつ自分の喉笛を食い破ってもおかしくない、獣そのものとしてそこに君臨している。
自分を誰よりも理解し、支えてくれたはずの彼が、どうしてこれほどまでに自分を壊そうとするのか。彼女にはまったく理解できなかった。
そんな彼女の、理解を拒む涙すら、今の少年の逆鱗を撫でる燃料でしかない。
「……ッ! 僕は何も変わっていない! 以前のまま、あなたの『彼氏くん』だッ!」
怒号と共に、彼女の身体の状態を完全に無視して、再び根元までを一気に挿入した。膣壁が悲鳴を上げようとも、物理的な苦痛に彼女の顔が歪もうとも、もはや慈悲など欠片も湧かなかった。ただ、自分を拒絶し、死地へと向かおうとするその意識を、快楽と恐怖という名の泥で塗り潰すことだけに没頭する。
「やめて……痛い……やめてよお……っ! あたし、謝るから……ごめん、ごめんってばあ……!」
なすがままにされながら、力なく謝罪を繰り返す第二王女。少年はそれに返事をすることもなく、ただ暴力的なリズムで彼女に打ち込み続けた。肉と肉がぶつかり合う凄惨な音と、彼女の心が折れていく呻きだけが、冷え切った寝室に虚しく響き渡る。
それは少年自身がその狂気的な気力を失い、正気という名の地獄へ引き戻されるまで、延々と、執拗に続けられた……。