※この作品はR-18です。

アニメ世界移行能力をもった俺がアニメヒロインを犯りまくる。※リクエストも可   作:みなぽん

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魔法少女 まどか⭐️マギカ まどかとほむらの世界改変

夕暮れの見滝原市は、茜色に染まっていた。

 

街路樹の若葉は柔らかな風に揺れ、公園では幼い子どもたちが無邪気に走り回り、その笑い声が静かな住宅街へと溶け込んでいく。坂道の向こうには、いつもの夕日がゆっくりと沈み始めていた。世界はどこまでも穏やかで、美しかった。

 

暁美ほむらは、その光景を高層ビルの屋上から静かに見下ろしていた。

 

黒い髪を風になびかせながら、紫色の瞳を細める。その視線の先には、制服姿の少女がいた。

 

鹿目まどか。

 

友人たちと笑いながら歩いている。その隣では美樹さやかが大げさな身振りで何かを話し、佐倉杏子が肉まんを頬張りながら茶々を入れ、巴マミは困ったように微笑んでいる。志筑仁美も交えて他愛のない会話を交わし、その輪の中心には、いつも変わらず柔らかな笑顔のまどかがいた。

 

その笑顔を見るたびに、ほむらの胸は静かな痛みに満たされる。

 

(……ようやく。)

 

その一言だけが心の中に浮かぶ。

 

長かった。

 

あまりにも長い時間だった。

 

誰にも知ることのできない幾千もの時間軸を繰り返し、希望が絶望へ変わる瞬間を何度も見届けた。目の前で友が命を落とし、世界が崩れ、まどかが魔法少女となり、神となり、自分の手の届かない存在になっていく。そのたびに時間を巻き戻し、戦い、傷つき、心を削り続けた。

 

その果てに残ったものは、たった一つだけだった。

 

――まどかに、普通の人生を。

 

その願いだけが、ほむらを悪魔へと変えた。

 

世界を書き換えたあの日から、この世界には魔女はいない。魔法少女もいない。誰かが絶望を背負って命を削ることもなければ、少女たちが理不尽な運命に泣くこともない。

 

代わりに、この世界には当たり前の日常がある。

 

放課後になれば制服姿の学生たちが駅前を歩き、商店街では魚屋の威勢のいい声が響き、パン屋からは焼きたての香りが流れてくる。雨の日には傘を差し、晴れた日には公園で笑い合う。そんな、ごくありふれた毎日。

 

それこそが、ほむらが何百回、何千回と望み続けた光景だった。

 

翌日の昼休み。

 

教室には初夏の柔らかな陽射しが差し込み、窓際では風が白いカーテンをゆっくりと揺らしていた。まどかたちは机を寄せ合い、お弁当を広げている。

 

「ほむらちゃん、この卵焼き食べる?」

 

まどかは嬉しそうに箸を差し出す。

 

「今日はお母さんが少し甘めに作ってくれたんだ。」

 

ほむらは少しだけ目を丸くし、それから小さく微笑んだ。

 

「ありがとう。」

 

卵焼きを口に運ぶ。

 

甘い。

 

本当に、ただそれだけの味だった。

 

戦場で乾パンをかじることもなければ、血の匂いの中で魔力切れを心配する必要もない。温かいお弁当を友達と分け合うだけの昼休み。

 

その平凡さが、ほむらには涙が出るほど愛おしかった。

 

まどかはそんな彼女の様子にも気付かず、「美味しい?」と首を傾げる。

 

「ええ、とても。」

 

その返事に満足したように笑うまどかを見つめながら、ほむらは心の奥で何度も呟く。

 

(この笑顔を守れた。)

 

(やっと……守れた。)

 

しかし、その幸福は決して無垢なものではなかった。

 

夕暮れになると、ほむらは誰もいない校舎の屋上に立つ。

 

街には無数の灯がともり始め、家々の窓からは夕食の支度をする音や笑い声が漏れてくる。その一つ一つが、人々の営みの温かさを物語っていた。

 

ほむらはその景色を見つめながら、自分だけがその輪の外側にいることを知っていた。

 

悪魔。

 

そう呼ばれる存在になった瞬間から、自分はこの世界に属する資格を失ったのだと理解している。

 

この世界を維持するためには、自分が孤独であり続けなければならない。

 

誰にも理解されなくてもいい。

 

誰にも愛されなくてもいい。

 

まどかさえ笑ってくれるなら、それだけでいい。

 

そう思っていた。

 

「……本当に?」

 

不意に、背後から優しい声が聞こえた。

 

ほむらはゆっくり振り返る。

 

夕焼けを背に立っていたのは、白いワンピースをまとった鹿目まどかだった。

 

制服ではない。

 

どこか懐かしく、神々しい姿。

 

円環の理としての記憶を宿した、もう一人のまどかだった。

 

「あなたは幸せなの?」

 

その問いは、責めるものではなかった。

 

ただ純粋に、心配するような響きを持っていた。

 

ほむらは答えられない。

 

幸せ。

 

そんな言葉を、自分が口にしていいのだろうか。

 

世界を書き換えた罪。

 

宇宙の法則を踏みにじった罪。

 

まどかから神としての使命を奪った罪。

 

そのすべてを背負いながら、自分だけが幸せになどなれるはずがない。

 

沈黙を続けるほむらに、まどかはそっと近づいた。

 

夕風が二人の髪を優しく揺らす。

 

遠くで電車が橋を渡る音が聞こえ、その向こうでは街の灯りが一つ、また一つと夜空に浮かび上がっていく。

 

「ほむらちゃん。」

 

まどかは静かに微笑んだ。

 

「私ね、本当は神様になりたかったわけじゃないの。」

 

その言葉に、ほむらの肩が震えた。

 

「みんなを助けたかった。でも、一番助けてほしかった人は……ほむらちゃんだったのかもしれない。」

 

その瞬間、長い年月をかけて積み重ねてきた強さが、音を立てて崩れていく。

 

ほむらは膝をついた。

 

涙が止まらなかった。

 

何百回も繰り返した時間。

 

何千回も諦めなかった戦い。

 

誰にも理解されず、たった一人で抱え続けた想い。

 

そのすべてが、まどかのたった一言によって救われてしまう。

 

「私は……」

 

声が震える。

 

「あなたに普通の人生を歩いてほしかっただけなの。」

 

「朝起きて、お母さんに『いってきます』って言って……学校で友達と笑って……好きな人ができて、恋をして……家族を作って、おばあちゃんになるまで、生きてほしかった。」

 

ほむらは顔を上げる。

 

涙で滲んだ視界の中でも、まどかの笑顔だけははっきりと見えていた。

 

「あなたが神様になる未来なんて、私は一度も望まなかった。」

 

その告白は、恋という言葉だけでは表せないほど深く、静かで、痛ましい愛だった。

 

誰かを所有したい愛ではない。

 

自分を選んでほしいという願いでもない。

 

ただ、その人が幸せであってほしい。

 

自分の隣にいなくてもいい。

 

自分が忘れられてもいい。

 

それでも笑って生きていてほしい。

 

その祈りだけが、暁美ほむらという少女を悪魔に変えたのだった。

 

そして今日もまた、見滝原の空には穏やかな夕焼けが広がる。

 

世界は静かに息づき、人々は明日を信じて眠りにつく。

 

その優しい世界の片隅で、誰にも知られることなく微笑む一人の少女がいる。

 

彼女は悪魔と呼ばれても構わなかった。

 

この閉ざされた世界が、鹿目まどかの笑顔を守り続ける限り、その孤独も、その罪も、永遠に抱きしめ続ける覚悟があったからである。

 

銀色の花びらが静かに舞っていた。

 

風は穏やかで、空はどこまでも青い。

 

見滝原の並木道には制服姿の学生たちが行き交い、公園では幼い兄妹が笑いながらシャボン玉を追いかけている。商店街では夕飯の買い物を終えた母親たちが談笑し、パン屋から漂う焼きたての香りが街を優しく包み込んでいた。

 

この世界には悲鳴がなかった。

 

魔女もいない。

 

魔法少女もいない。

 

絶望もない。

 

悪意さえも、まるで遠い昔話のように薄れていた。

 

悪魔・暁美ほむらが築き上げた、銀の庭。

 

誰も傷つかず、誰も泣かず、ただ大切な少女が笑って生きていられるためだけに創られた、世界で一番優しい牢獄だった。

 

夕焼けに染まる校門を、鹿目まどかが友人たちと歩いていく。

 

「あ、ほむらちゃん!」

 

まどかはいつものように手を振る。

 

その笑顔は、ほむらが何百という時間軸の中で守り続けようとした宝物だった。

 

「今日は一緒に帰ろう?」

 

「……ええ。」

 

短く返事をすると、まどかは嬉しそうに笑う。

 

その横顔を見つめながら、ほむらは胸の奥で静かに呟いた。

 

(この笑顔さえ続くなら。)

 

(私は永遠に悪魔でいい。)

 

その時だった。

 

世界が、小さく軋んだ。

 

まるでガラス細工に一本の亀裂が走るような、耳ではなく魂で聞く音だった。

 

ほむらの表情が変わる。

 

紫色の瞳が鋭く細められ、まどかには気づかれないよう静かに空を見上げる。

 

夕焼け空に、一本の黒い裂け目が生まれていた。

 

それは世界の外側だった。

 

悪魔の結界でも、円環の理でもない。

 

もっと異質な場所。

 

「……誰。」

 

裂け目がゆっくりと広がる。

 

そして一人の男が、まるで高い段差を降りるような気軽さで、その裂け目から足を踏み出した。

 

黒いジャケットにジーンズという、この世界には似つかわしくない服装。

 

肩を軽く回しながら周囲を見渡し、まるで観光地に来た旅行者のような気楽さで呟く。

 

「へえ……これが『銀の庭』か。」

 

その男――円光雄は、穏やかな街並みを見回して目を細めた。

 

 

「本当に綺麗な世界だ。」

 

その瞬間。

 

街から音が消えた。

 

子どもたちの笑い声も。

 

風の音も。

 

時間そのものが止まる。

 

動いているのは二人だけだった。

 

悪魔と。

 

異邦人。

 

「あなた……。」

 

ほむらが静かに前へ出る。

 

「この世界の住人ではないわね。」

 

 光雄は苦笑した。

 

「さすが悪魔だ。すぐ見抜くか。」

 

彼はポケットに手を入れたまま、敵意も殺気も見せない。

 

それがかえって異様だった。

 

普通の人間なら、この圧倒的な悪魔の威圧感だけで膝をつく。

 

だが彼は平然としている。

 

「俺は円光雄。」

 

「いろんなアニメ世界を旅してる、ただの部外者だ。」

 

「……部外者。」

 

ほむらは鼻で笑う。

 

「なら、今すぐ出て行きなさい。」

 

「ここはあなたの物語じゃない。」

 

「そうだな。」

 

光雄は素直に頷いた。

 

「百合に挟まるのは無粋の極みだ。だから本当は来たくなかった。」

 

その言葉に、ほむらの眉がわずかに動く。

 

「でも。」

 

光雄は夕日に照らされるまどかを見つめた。

 

眠るように時間が止まった少女。

 

その笑顔を見つめる瞳には、欲望も執着もなかった。

 

あるのは痛々しいほどの慈しみだけだった。

 

「俺は、二人が大好きなんだ。」

 

「鹿目まどかも。」

 

「暁美ほむらも。」

 

その名前を聞いた瞬間、ほむらの空気が凍りつく。

 

「だから見ていられなかった。」

 

「まどかは幸せになった。」

 

「でも、お前は?」

 

円はゆっくりとほむらを見る。

 

「お前、一度でも心から笑ったか?」

 

悪魔の瞳が揺れる。

 

「この世界には誰も泣いてない。」

 

「でも、お前だけが泣き続けてる。」

 

その言葉は刃だった。

 

ほむら自身が決して触れようとしなかった傷口を、真っ直ぐに突き刺してくる。

 

「黙りなさい。」

 

「違うか?」

 

「黙れ!」

 

紫色の魔力が街を覆う。

 

ビルが震え、空が黒く染まり始める。

 

しかし光雄は動かなかった。

 

彼はただ静かに首を横へ振る。

 

「俺は、この世界を壊しに来た。」

 

ほむらの瞳が怒りに染まる。

 

「……やはり。」

 

「でも誤解するな。」

 

光雄は静かに続けた。

 

「まどかを奪うためじゃない。」

 

「お前を否定するためでもない。」

 

「俺は、お前の願いを完成させに来た。」

 

「完成……?」

 

「そうだ。」

 

円は空を見上げる。

 

銀色の花びらが風に舞う。

 

あまりにも美しい景色だった。

 

だからこそ、彼は悲しそうに笑う。

 

「この庭には、たった一つだけ欠けてるものがある。」

 

「それは、お前自身の幸せだ。」

 

「まどかだけが笑う世界じゃ駄目なんだ。」

 

「ほむらも笑えなきゃ意味がない。」

 

ほむらは静かに拳を握る。

 

その言葉は、自分が何百回も胸の奥へ押し込めてきた願いだった。

 

願ってはいけないと、自ら切り捨てた願い。

 

「俺は二人とも救う。」

 

光雄はまっすぐほむらを見つめた。

 

「神様だけが幸せになる世界でもない。」

 

「悪魔だけが犠牲になる世界でもない。」

 

「鹿目まどかも。」

 

「暁美ほむらも。」

 

「二人が同じ夕焼けを見て、同じ時間を生きて、同じ未来を笑える世界を作る。」

 

その宣言は、悪魔への挑戦状だった。

 

ほむらは静かに目を閉じる。

 

怒りではない。

 

恐れでもない。

 

初めてだった。

 

自分の願いを、自分以上に理解しようとする人間に出会ったのは。

 

だからこそ、彼女は冷たく微笑んだ。

 

「信じられないわ。そんな都合の良い話。」

「だろうな、だからまずお前をわからせる。心の底からワカラセてやる!」

銀の花びらが、一斉に舞い上がった。

 

ほむらの周囲で空間が歪み、無数の紫色の蝶が羽ばたくように魔法陣が展開される。その背後では、静止したままのまどかが、時間の止まった笑顔を浮かべていた。

 

「この世界を壊すと言ったわね」

 

ほむらの声は冷たく澄んでいた。

 

「ならば、あなたを消去する。この銀の庭に、異物は必要ない」

 

光雄は肩を軽く回し、苦笑した。

 

「やっぱりそうなるよな」

 

瞬間、空間が悲鳴を上げた。

 

紫色の魔力が無数の矢となり、光雄めがけて殺到する。一本一本が時空を歪ませるほどの密度を持ったそれは、回避さえ許さない攻撃だった。

 

しかし光雄は動かなかった。

 

「俺はな、お前の全部を知ってるんだよ」

 

右手をかざす。そこに現れたのは、この世界の理とはまったく異なる幾何学模様の盾だった。紫色の矢はその盾に触れた瞬間、まるで水面に落ちた水滴のように波紋を残して霧散していく。

 

「ループの数も」

 

「何度泣いたかも」

 

光雄の声は淡々としていた。

 

「何度まどかの死体を抱いたかも」

 

ほむらの瞳が大きく見開かれる。

 

「何度自分の頭を撃ち抜こうと思ったかも」

 

「黙れぇっ!」

 

悪魔の絶叫とともに、ビル群が根こそぎ引き裂かれる。

 

この銀の庭は、ほむら自身の心象世界そのものだった。だからこそ、彼女の感情が荒ぶれば街もまた崩壊していく。時計塔が傾き、公園の噴水がひび割れ、遠くの橋が音を立てて崩れ落ちていく。

 

だが、光雄は動じず、静かに応じた。

 

「俺はよく知ってる」

 

「お前みたいな人間を愛するキャラは、いっつも自分が傷つくオプションを選択する」

 

「誰もお前にそんな犠牲を求めちゃいないのに、自分だけが傷つけばいいって、それでみんな幸せになれるって、本気で思ってる」

 

彼の関節が、カチリと鳴った。

 

「だがな、暁美ほむら」

 

光雄はゆっくりと踏み出した。

 

「愛ってのは、もっと身勝手で、もっと泥臭くて、もっと諦めの悪いものなんだ。俺が、それを証明する――」

 

その言葉をさえぎるように、ほむらは両手を高く掲げた。空に巨大な黒い翼が広がり、無数の歯車が逆巻く。時が歪み、空間がねじれ、記憶までもが無秩序に流れ込んでくる。

 

「私を否定するなら」

 

ほむらの声の中に、初めての悲しみが滲む。

 

「ならば、私を超えてみせなさい。超えられなければ、あなたはここで終わる」

 

光雄は天を仰いだ。あまりにも重い運命に縛られ続けてきた少女が放つ、そのあまりにも純粋な殺意に。

 

「……ああ」

 

彼は小さく微笑む。

 

瞬間、黒い翼が一気に降り注いだ。

何百万という悪魔の羽根が、一振りごとに現実を切り裂く刃となるしかし、光雄の姿が掻き消える。

 

羽根が着弾し、地面が爆ぜる。ビルが崩れ、鉄骨が歪む。だが、彼は既に戦場の上に立っていた。

 

空を、彼はまるで階段を昇るように、一歩一歩駆け上がっていく。

 

「それでも、誰かが泣いてるのを見過ごせるほど、大人じゃないんだ」

青くも紫でもない一筋の光の柱、悪魔の翼と激突した。

 

衝撃が、世界を駆け巡る。

 

ほむらは歯を食いしばり、両手で光を受け止めながら叫んだ。

 

「私は!まどかのために!」

 

その声が、初めて震えていた。

 

「まどかが笑ってくれれば、それでよかった!」

 

「私はただ!あの子に普通の幸せを!」

 

そう叫びながらも、彼女の魔力は徐々に押し返されていく。

 

「わかってる」

 

光雄の声は穏やかだった。

 

「お前の願いは本物だ。誰よりも美しく、誰よりも哀しい」

光の柱が、悪魔の翼を包み込むように広がっていく。

 

光が完全に、悪魔の翼を包み込んだ。

 

次の瞬間、光が炸裂し、銀の庭の空を覆う紫色の空が、まるで天蓋が開かれたように、ぱっくりと割れる。そこから本物の夕焼けが差し込んだ。

 

ほむらは、弾き飛ばされ、崩れたビルの屋上に膝をつく。

 

彼女の体からは悪魔のオーラが消えかかり、ただ一人の黒髪の少女がそこにいた。

 

光雄は静かに、その隣に降り立つ。勝利の誇示もなければ敗者への蔑みもない。

 

「負けたわ、好きにすればいいわ。私の心が支配できるのならやってごらんなさい、」ほむらはかすれた声で呟く。

 

崩れ落ちたビルの屋上。砕けたコンクリートの隙間から、本来の夕陽が赤く差し込んでいた。

 

ほむらの纏っていた黒いドレスは、魔力の喪失とともに消滅し、薄い灰色の制服だけが残されていた。光雄は無言でそのリボンに手をかけ、端正な顔に似合わぬ乱暴さで引き抜いた。

 

「何を……!」

 

抗議の声を上げようとしたほむらの唇を、光雄は自分のそれで塞いだ。

 

それは決して優しいキスではなかった。舌をねじ込み、歯列をこじ開け、彼女の口腔を蹂躙するような、征服の口づけだった。

 

「んっ……!ぷっ……離しなさい、下劣な……!」

 

唇が離れた瞬間、ほむらは荒い息とともに罵倒を吐き出した。紫色の瞳に屈辱の涙が滲む。

 

「汚らわしい……!まどかの世界を壊しておきながら、何様のつもり?私を辱めて楽しい?さっさと殺せばいいでしょう!」

 

「殺す価値もないか?そうだな、悪魔様には不敬かもしれない」

 

光雄は冷笑したまま、ブラウスのボタンを一つ、また一つと外していく。ほむらは抵抗しようと手を伸ばしたが、魔力を使い果たした体は鉛のように重く、満足に動かなかった。

 

「だが俺はな、お前のその高い声が、別の言葉に変わるところが見たいんだ」

 

ブラウスがはだけ、白い肌が夕陽に染まる。光雄の視線が、控えめな膨らみの頂にある薄い桜色の突起に注がれた。

 

「見るな……!」

 

ほむらは腕で胸を隠そうとしたが、光雄はその手首を容易く掴み、頭上の瓦礫に押し付けた。

 

「綺麗な色だ。まどかの笑顔みたいに無垢じゃない、お前の心みたいに歪んでて、俺はこっちの方が好きだぜ」

 

そう囁くと、光雄は指先でその桜色の突起を軽く弾いた。

 

「っ……!?」

 

ビクッと、ほむらの背中が跳ねた。

 

「ひっ、やめ……何をするの!」

 

「わからせる、と言っただろう。言葉じゃ届かないからな、体に直接刻み込む」

 

親指と人差し指で、柔らかい蕾をつまみ上げる。軽く押し潰すように、指の腹で捏ね回した。

 

「あぐっ……!や、やめて……!汚い、汚らわしいっ……!」

 

ほむらは必死に罵倒を続けた。この男を受け入れてなるものか。まどかを守れなかった無念を、この屈辱を、決して快楽などに変換してたまるか。彼女は唇を噛み締め、声を殺そうと耐えた。

 

しかし、光雄の指は巧みだった。

 

ただ強く摘むだけではない。時折、優しく撫で上げるように表面を擦り、硬くなり始めた先端を爪の腹でカリカリと刺激する。まるで鍵穴に合鍵を差し込むように的確に、彼女の隠されたスイッチを探り当てていく。

 

「ほら、噛み締めるな。舌を噛み切る気か?」

 

光雄は空いた片手でほむらの顎を掴み、無理やり口を開けさせた。そして、赤く熟れたもう一方の乳首に、舌先を這わせた。

 

「ひゃぁっ……!あ、ああっ……!」

 

ざらついた舌の感触に、ほむらの理性が軋んだ。唾液で濡らされた乳首を、舌で転がされるたびに、背骨を熱いものが駆け上がる。

 

「いやっ!嫌い、大嫌いっ……!最低、最低の人間っ……!」

 

罵倒の言葉は震えていた。まるで、自分を鼓舞するように。

 

「大嫌いか。上等だ。だがな、お前の体は俺を嫌ってないみてぇだぜ?」

 

光雄はニヤリと笑うと、硬く充血した乳首を、歯で軽く噛み切る寸前の強さで甘噛みした。

 

「ああぁぁっ!!」

 

ほむらの喉から、自分でも聞いたことのない甘い悲鳴が漏れた。

 

太ももの内側が痙攣し、何か熱い粘液が奥から溢れ出していくのがわかった。魔力の代わりに、快楽という毒が体を満たしていく。

 

「いや、いやぁ……こんなの……こんなの私じゃない……!」

 

「お前だよ。まどかのために戦って、傷ついて、ボロボロになった暁美ほむらの体だ。素直に泣けよ」

 

指と舌で、左右の乳首を同時に責め立てる。吸い上げ、弾き、捻る。容赦のない責め苦に、ほむらの罵倒は次第に言葉を失っていった。

 

「くそっ……あ、あぁ……んんっ……!や、やぁ……!」

 

「もっと罵れよ。俺を罵るお前が可愛いんだ」

 

耳元で囁かれ、乳首を強く吸い上げられた瞬間、ほむらの目から堰を切ったように涙が溢れた。

 

「あ、ああっ……!わるい……わるいひとぉっ……!」

語尾が、甘い嬌声に溶けていた。憎悪と軽蔑で武装していたはずの彼女の瞳は、今や快楽の霧に包まれ、虚ろに揺れていた。男の巧みな指と舌に、彼女のプライドは泥濘に沈み込んでいく。

瓦礫の上に横たわるほむらのスカートの中へ、光雄の大きな手がずぶずぶと潜り込んだ。

 

「いやっ……!そこは……!」

 

太ももの内側を這い上がる掌の熱に、ほむらは羞恥で顔を真っ赤に染め上げた。抵抗しようと腰を浮かせるが、それがかえって光雄の手を誘い込む結果になる。指先が下着の布地に触れた瞬間、彼は鼻で笑った。

 

「……びしょびしょじゃねぇか」

 

「ち、違う……!これは……っ」

 

言い訳にならない事実に、ほむらは唇を噛み締めた。乳首を責められた余韵で濡れてしまったそこは、薄い布地をすでに濡らし、熱を帯びていた。

 

光雄は躊躇なくその布地を掴み、乱暴に膝まで引き下ろした。涼しい夕風が、剥き出しになった秘部を撫でる。

 

「あぁ……!見ないで……お願い……!」

 

悪魔としての矜持も、まどかを守るという使命も、今はただ辱められる少女の恥じらいへと変わり果てていた。股間の割れ目は、愛液でテラテラと光り、ひくひくと震えている。

 

「見ないでどうする?俺はお前の全部をわからせるって言ったんだ」

 

光雄はほむらの足を大きく割り開かせた。屈辱的なポーズに、ほむらは目を固く閉じた。

 

次の瞬間、熱い塊が割れ目に押し当てられた。

 

「ひゃぁぁっ!?」

 

ざらついた舌が、花びらのようなひだをこじ開け、敏感な肉を舐め上げたのだ。

 

「あ、ああっ……!やめっ……んんっ!舐めないでぇっ!」

 

生々しい水音が響く。光雄の舌は容赦がなかった。ただ表面をなぞるだけでなく、肉の隙間に潜り込み、秘められたクリトリスを見つけ出して執拗に擦り上げる。

 

「んぐっ……じゅるっ……はぁ……甘いな……悪魔様の汁は」

 

「んんっ!あぁっ!だめっ……そこっ……!」

 

脳髄を直接舐め回されるような快感に、ほむらの背中が弓なりに反った。その拍子に、硬く尖った乳首が揺れる。

 

「ほら、こっちも寂しがってるぞ」

 

光雄は舐めながら、片手を伸ばして再び赤く熟れた乳首を摘み上げた。

 

「いやぁっ!両方っ……同時にぃっ!」

 

割れ目を舐められながらの乳首攻め。下半身から突き上げる痺れと、胸から広がる甘い痛みが交錯し、彼女の神経を焼き切っていく。

 

「あぐっ……んあぁっ!きもちっ……悪いぃっ!あぁんっ!」

 

「言葉と体が矛盾してるぜ?ここはこんなに俺を締め付けて飲み込もうとしてるのに」

 

舌先を窄め、膣口にねじ込む。同時に乳首を爪で弾いた。

 

「ひいいぃっ!!」

 

ビクンビクンと太ももが痙攣する。内壁が舌を締め付け、愛液がどろどろと溢れ出す。

 

「やだっ……やだやだやだっ……!まどかぁっ……!」

 

愛する少女の名前を呼ぶことさえ、快楽に歪んでいく。

指先と舌先で開発された悪魔の体は、抵抗という名の理性を溶かし、ただ男の与える快楽に溺れていくだけだった。

 

「あぁっ!あっ!んんっ!そこっ……だめぇっ!壊れちゃうぅっ!」

 

光雄は乳首を強く捻り上げながら、クリトリスを強く吸い上げた。

 

「いっ……ああああぁぁぁっ!!」

ほむらの目から涙が飛び散り、白濁した液が光雄の顔を濡らした。悪魔は、ただの快楽に弱い女へと堕ちた。

</think>ほむらの絶頂の余韷で痙攣する体を、光雄は容赦なく引き起こした。瓦礫の上に四つん這いにさせ、震える腰をガッチリと掴む。

 

「あ……っ、まだ……こんな……」

 

息も絶え絶えなほむらの背後で、光雄はズボンのベルトを外した。鋭い金属音が、崩れかけた銀の庭に響く。

 

「逃げるなよ、暁美ほむら。これからが本番だ」

 

太く反り返った男根が、濡れそぼった割れ目に押し当てられる。その熱さと硬度に、ほむらは恐怖と期待で背筋が震えた。

 

「いやっ……!入らない……!そんなの……!」

 

「入れるんだよ。お前の中に、俺を、俺の理をな」

 

光雄は腰を一気に押し込んだ。

 

「あああぁぁっ!!」

 

肉壁が無理やり押し広げられ、異物がねじ込まれる圧倒的な感覚。処女だった膣道は、男根の形に強制されて悲鳴を上げる。しかし、すでに何度も絶頂させられ、愛液で蕩けていた内壁は、抵抗することなく異物を飲み込んでいった。

 

「きつい……っ、いい締まりだ。まどかのことばっかり考えてる頭の中を、俺で埋めてやる」

 

「くっ……うぅっ……!でかっ……おかしいっ……!は、離してぇっ!」

 

ほむらは瓦礫を掻きむしり、逃げようと前へ進む。だが光雄は腰を離さず、逃げる彼女を追いかけるように更に深く突き上げた。

 

ずちゅっ!じゅっぼっ!

 

卑猥な水音が響くたびに、ほむらの体はビクビクと跳ねた。

 

「あぁっ!あぐっ!んんっ!やめっ……!これっ……まひるっ……!」

 

「まだ言うか?いい加減わかれよ!」

 

光雄は奥の最も敏感な一点を見つけ出し、そこを目掛けて容赦なく亀頭を叩きつけた。

 

「ひぃっ!?そこっ!だめぇぇっ!!」

 

子宮口を打ち叩かれる衝撃。電流のような快感が脳髄を焼き、ほむらの目は白く反転した。

 

「まどかを守る?お前が幸せになる?勝手な犠牲だ!それが一番のエゴだって、俺が身をもって教えてやる!」

 

ずんっ!ずんっ!ずんっ!

 

打ち付けるピストンの速度が上がる。単なる性交ではない。自分の間違いを、不器用さを、彼の肉棒で釘付けにされるような、魂への折檻だった。

 

「ああっ!あぁっ!んあぁっ!わからないっ……!わからないわよぉっ!」

 

ほむらは首を激しく振って拒絶する。だが、口では否定しても、その体は正直だった。突き上げられるたびに内壁は肉棒を貪るように収縮し、卑猥な愛液を垂れ流して悦びの声を上げている。

 

「体は正直だな。ほら、乳首もこんなに硬くなってる」

 

光雄は背後から手を回し、揺れる乳房の乳首を指で挟み込み、擦り上げた。

 

「ひゃあぁぁっ!そ、そこっ……またっ……!」

 

「ほむら、お前は孤独じゃない。俺がいる。俺がお前を抱いて、お前の全部を受け止める」

 

耳元で囁かれた言葉が、心の鍵を暴こうとする。

 

 

「嘘つきっ……!誰も……私なんか……!」

 

「認めろよ。お前はまどかに甘えたかったんだろう?誰かに甘えたかったんだろう?」

 

ずどぉぉんっ!!

 

一番奥に叩き込まれ、乳首を強く捻じ曲げられた瞬間、ほむらの中で何かが決壊した。

 

「あぁぁぁぁっ!!まどかぁっ!!私っ……私っ……!」

 

涙でぐしゃぐしゃになった顔を上げ、彼女は絶叫した。

 

「さみしいっ……!さみしいよぉっ……!まどかに触れたかったっ……!誰かに愛されたかったぁぁっ!!」

 

長い間、悪魔として封印してきた本音。自分自身すら騙し続けてきた願い。それが肉棒の突き上げと共に、全て吐き出された。

 

「そうだ。それでいいんだよ、ほむら」

 

光雄は優しく微笑むと、最後の一点まで深々と沈め、ドロリとした精を迸らせた。

 

「あ……あぁ……あつい……中に出てる……」

 

子宮を直接注がれる精液の熱さに、ほむらは白目を剥きながら果てた。悪魔としての虚勢も、孤独も、プライドも、男の白濁液と共に洗い流されていく。

 

ほむらは気を失うように床に崩れ落ちた。光雄の熱いものが体内で脈打つのを感じながら、意識は急速に暗闇へと溶けていく。汗と涙と精液でべとべとに汚れ切った彼女の身体は、瓦礫に埋もれた悪魔の抜け殻のように見えた。

 

銀の庭は静寂を取り戻していた。崩壊したビルの間から、破れた紫色の雲の隙間に夕焼けが差し込む。瓦礫の上で横たわるほむらの体に寄り添うように座り込んだ光雄は、しばらく何も言わずに彼女の髪を撫でていた。

 

やがて気を取り直すように立ち上がり、手をかざす。そこから発せられた淡い光がほむらの体を包み込み、全身の怪我と汚れを清め始める。同時に、彼が作った裂け目から眩い光が銀の庭全体を覆い尽くした。

 

世界が脈打つ。

 

「さて……と。お前の願いを叶えに行くか」

 

光雄は崩壊しかけていた世界に向かって両手を掲げた。すると、光り輝く粒子が銀の花弁となって舞い散り、崩壊した街や空を再生させてゆく。夕日もその輝きを取り戻しはじめた。それは単なる修復ではなく、新たなる秩序によって世界が塗り替えられてゆくプロセスであった。

 

再生された銀の庭に、夕暮れが広がっていた。

 

鹿目まどかは、崩壊世界の狹間から歩み出る二人の姿に息を呑んだ。光雄の後ろに立つほむらの瞳は、先ほどまでの虚ろさとは違う。恐怖や困惑、そして渇望が複雑に入り混じった目で、自分を見つめていた。

 

「まどか……」

 

ほむらの声は震えていた。光雄がほむらの背中をそっと押す。

 

「行け。お前の言葉で伝えるんだ」

 

「ほむらちゃん……何を……」

 

まどかは本能で理解した。これは今まで戦ってきた敵とは違う。自分の最も大切な友達を変えてしまった何か。そして、その変化を受け入れようとしている友達自身が目の前にいる。

 

「待って!どうしたの、ほむらちゃん!その人は誰なの!?」

 

「ごめんね、まどか。でも、あなたを傷つけるために来たんじゃない」

 

ほむらが一歩踏み出すごとに、まどかは後退する。白いワンピースの裾が夕風に揺れ、桃色の髪が舞い上がる。その姿は、まさしく絵画の聖女のように美しかった。

 

「あなたを、私たちのところに連れて行くために来たの」

 

「私たちのところって……何を言ってるの?」

 

まどかの周囲に光の粒子が集まっていく。かつて神であった彼女の潛在的な魔力が、危機を察知して反応しているのだ。金色に輝く瞳が、ほむらを通して光雄を捉えていた。

 

「わかってるんでしょ?あなたはこの世界の異物。私が止めなきゃ」

 

瞬間、無数の光の矢が放たれた。それは悪魔の矢よりも鋭く、聖なる裁きの光が銀の庭を貫く。

 

「まどか!」

 

「暁美ほむら、下がって!」

 

光雄は手を翳し、幾重にも展開される光の矢を防いでいく。しかし、その威力は先ほどのほむらとは比べ物にならなかった。

 

「……なるほど、これが円環の理の破片か。だが、不完全だ」

 

「黙って!」

 

まどかの両手から金色のリボンが無数に溢れ出し、空間を縦横無尽に切り裂く。それはほむらが何度も見てきた魔法少女・鹿目まどかの攻撃。しかし円環の理が扱うそれは、もはや一個の生命体を消し去る因果兵器だった。

 

「あなたは……あなただけは……!」

 

震える声でまどかは叫ぶ。その声には恐怖と怒りと、深い悲しみが入り混じっていた。

 

「ほむらちゃんを傷つけた!今まで誰も、ほむらちゃんをこんな風にできなかった!」

 

「私を守ってくれるの?」

 

「当たり前だよ!」

 

まどかの放つリボンがさらに数と速さを増していく。数万の金色の閃光は、一振りごとに因果を断ち切る神の権能だった。そこに在るだけで理不尽を切り裂き、敵対者を概念ごと消滅させる。しかし、光雄はそれら全てを受け流しながら、まるで悲しそうに微笑んだ。

 

「ああ、だからお前は一番、厄介で愛しいんだ」

 

その言葉と同時に、光雄の姿がかき消えた。次の瞬間、まどかの背後に出現した彼の手刀が、彼女の細い首筋に振り抜かれる。

 

「えっ」

 

声にならない悲鳴。まどかの華奢な体が瓦礫に倒れ込む。光のリボンは力を失い、金色の瞳も輝きを失った。完全に意識を刈り取る一撃だった。

 

全てが静止した時間の中で、ほむらはゆっくりとまどかに近づいていく。その一歩一歩に、数えきれないほどの時間を繰り返した重みが込められていた。

 

瓦礫の中、気を失って横たわるまどかの横に膝をつき、そっとその手を取る。あたたかい。紛れもなく、生きている鹿目まどかの体温だった。

 

「まどか……」

 

ほむらはその名を何度も何度も囁きながら、まどかの身体を抱き起こした。桃色の髪を優しく撫で、閉じられたその瞼に自分の唇を近づける。

 

「ずっと……ずっと待ってた。何度も何度もあなたを失って、その度に私は、何も言えなかった」

 

そっと触れるだけのキス。それは彼女が何度も夢見て、決して叶わないと諦めていた行為だった。

 

唇が離れると、ほむらは静かに微笑んだ。

 

「でも今日からは違う。私はもう、一人じゃないから」

 

彼女の告白に呼応するように、まどかの指先がピクリと動いた。意識が急速に浮上していくのがわかる。

 

まどかが目を開けた瞬間、視界いっぱいに広がる親友の顔に驚愕した。いつもの無表情とも違う。『悪魔』としての虚勢をすべて脱ぎ捨てた、初めて見るほむらの柔らかな笑顔だった。

 

「ほむら……ちゃん……?」

 

「目が覚めた?」

 

その一言に、まどかの目から大粒の涙が溢れ出した。理由はわからない。でも、長い長い悪夢から覚めたような安堵感が胸を満たしていた。

 

「ごめんね、怖がらせて。私はずっと、この瞬間を待っていた」

 

ほむらはまどかの抵抗をものともせず、両手をしっかりと握りしめると、その華奢な体を再び瓦礫の上に押し倒した。

 

「待っ……!ほむらちゃん、ちょっと……!」

 

状況が呑み込めないまどかが困惑するのも構わず、ほむらは深く、もっと深く口づける。それは光雄が自分にしたような、舌を絡める大人のキスだった。

 

「んっ……!?」

 

「私はずっと……あなたにこうしたかった。でもそれがどんなことかも知らなかった。さっき、初めて教えてもらったの」

 

こんなこと、親友同士がしていいことじゃない。頭のどこかで警鐘が鳴っているのに、まどかの体はほむらを受け入れていた。それどころか、舌を絡められた時の背筋を走る甘い感覚に、全身が震える。

 

「愛してる、まどか。神様も要らない、悪魔も終わり。私たちはただの、ただの友達だった。でももう違う」

 

その台詞に、まどかの抵抗する力が抜けていった。友達じゃないなら、この気持ちは何?今まで感じたことのない、この熱は一体?

 

「ほむらちゃん……わ、私……」

「怖がらなくていい。私も怖い。でも、だから一緒に知りたい。あなたと、どこまで行けるのかを」

まどかは泣きながら笑った。答えになっていない返事。けれど、ほむらはその意味を痛いほど理解した。彼女もまた、今初めてスタートラインに立ったのだ。

気を失っていたまどかが薄っすらと目を開けた時、最初に飛び込んできたのは、夕焼けに染まる親友の姿だった。

 

「ほむら……ちゃん……?」

 

「目が覚めたのね、まどか」

 

ほむらの声はいつもの無機質な調子ではない。震えていて、それでいて優しい響きを持っていた。彼女の指が、まどかの頬をそっと撫でる。

 

まどかは自分が瓦礫の上に横たわっていることに気づいた。先ほど光雄に倒されたはず。しかし体を起こそうにも、ほむらが優しくその肩を押さえている。

 

「まだ起きちゃだめ」

 

「でも……あの人は……」

 

「もういいの。今はあなたと私だけ」

 

ほむらはゆっくりと自分の制服のリボンを解いた。次にまどかのリボンに手をかけ、丁寧に、祈るような手つきで解いていく。

 

「ほむらちゃん……?」

 

まどかの声は戸惑いに満ちていた。友達が突然こんなことをする意味がわからない。しかしどこかで、今のほむらを拒否してはいけない気がした。それは友情の延長なのか、それとも別の感情なのかもわからなかった。

 

「ずっとこうしたかった。あなたに触れたかった」

 

白いブラウスのボタンを外しながら、ほむらは静かに告白する。現れた肌は夕日に照らされて黄金色に輝き、ほむらの指が触れるたびに、まどかの細い体が小さく震えた。

 

「あっ……くすぐったい……」

 

「冷たい?」

 

「ううん……ほむらちゃんの指、すごくあったかい」

 

恐怖はなかった。困惑はあっても、目の前の親友が絶対に自分を傷つけることはないという信頼があった。ほむらが身に着けていた下着も外し、互いに一糸まとわぬ姿になる。

 

「恥ずかしいよ……」

 

「私も同じ。でも、あなただけに見せたい」

 

まどかの目に涙が浮かぶ。こんな顔をするほむらを、今まで一度も見たことがなかったからだ。いつも悲しそうで、何かを耐えているような親友が、今はまるで初めて氷が解けた湖のように、素顔を見せている。

 

「ありがとう、ほむらちゃん」

 

「何が?」

 

「私だけに見せてくれて。私は何にも知らなかった。ほむらちゃんがこんなに苦しんでたことも、こんな顔ができたことも」

 

ほむらは答えず、まどかの体を抱きしめた。全身で彼女の肌を感じる。信じられないほど柔らかく、あたたかかった。

 

「まどか」

 

名前を呼ぶだけで、涙が溢れそうになる。幾度となく繰り返したループの中で、この名を救いの祈りのように呼び続けた。そして今、ついに手が届いた。

 

彼女はそっと手を伸ばし、まどかのふくらみにそっと触れた。まだ蕾のようなその胸は、ほむら自身のものよりも小さく愛らしい。指先でその膨らみを包み込むように撫でると、まどかはびくん、と肩を震わせた。

 

「あ……っ」

 

「気持ちいい?」

 

「わかんない……でも、変な感じ……」

 

ほむらは指先を動かし続けながら、もう片方の手でまどかの背中を優しく支えた。ふるふると震えるまどかの体をあやすように抱きしめながら、その胸の頂点にある薄桃色の突起を口に含む。

 

「ひゃっ……!」

 

舌先でそっと転がすと、まどかの口から初めて甘い声が漏れた。自分の知らない声に驚き、まどかは口を押さえる。

 

「声、抑えちゃだめ。聞かせて」

「でも……恥ずかしいよ……」

 

「まどか。私はあなたのすべてを知りたいの」

 

その真摯な瞳に射抜かれ、まどかはゆっくりと手を下ろした。代わりに、ほむらの黒く長い髪をそっと撫でる。

 

「わかった……ほむらちゃんになら……」

 

その返事に、ほむらは涙をこぼしながら微笑んだ。そして再び乳首に吸い付き、ゆっくりと丹念に愛撫を続ける。ちゅっ……ちゅぱっ……と濡れた音が静かな廃墟に響き渡る。

 

「んっ……あ…ほむら……ちゃん……」

「痛くない?」

「痛くない……なんかね、ぽかぽかする……すごく……変なの……」

 

まどかの白い肌が、ほむらの愛撫でほんのりとピンク色に染まっていく。その様子が愛おしくて、ほむらは唇を離さなかった。

 

やがて彼女の手は、まどかの腹を伝ってさらに下へと降りていく。薄い茂みに触れた瞬間、まどかの体がびくっと跳ねた。

 

「待って……そこは……!」

「怖い?」

「怖い……けど……ほむらちゃんなら……いい……」

 

ゴクリと唾を飲み込む音が、自分でも聞こえた。ほむらは細心の注意を払って、まどかの秘部に指を這わせた。そこはすでに、しっとりと濡れ始めている。

 

「まどか……濡れてる」

「やだ……言わないで……」

 

顔を真っ赤にしてうつむくまどかの額に、ほむらはそっとキスを落とした。

 

「恥ずかしがることじゃないわ。あなたが私を受け入れてくれている証拠。嬉しい」

 

そして彼女は指でそっと割れ目をなぞり、隠れた小さな蕾を探り当てた。優しく、まるで壊れ物を扱うように、その蕾の周りをゆっくりと円を描くように撫でる。

 

「ああっ……!なに……これ……!」

「クリトリス。あなたの一番感じるところ」

「やっ……だめ……変なの……おかしくなる……!」

 

まどかの腰が勝手に浮き上がる。快楽というものを初めて知った無垢な体は、ほむらの優しい指にすら過剰に反応してしまう。愛液がどんどん溢れてきて、ほむらの指を濡らしていった。

 

「大丈夫。おかしくなっても、私が受け止めるから」

 

ほむらはクリトリスへの愛撫を続けながら、もう片方の手で再びまどかの乳首を優しく弄んだ。二箇所からの刺激に、まどかの息遣いがどんどん荒くなっていく。

 

「ほむらちゃん……ほむらちゃん……!」

「なあに、まどか」

「なんか……くる……変なのが……くるの……!」

 

全身が痙攣し始めたまどかを、ほむらはしっかりと抱きしめた。クリトリスへの刺激を少し強め、乳首を軽く摘み上げる。

 

「そのまま、感じて。私に預けて」

 

「あ……ああっ……!ほむらちゃんっ……!あああぁっ!!」

 

まどかの体が大きく弓なりに反った。初めての絶頂。

全身が小刻みに震え、秘部からは透明な液体が溢れ出てほむらの手を濡らした。数秒間続いた痙攣が収まると、まどかは全身の力を失い、荒い息を繰り返しながらほむらの胸に倒れ込んだ。

 

「……なに……今の……すごかった……」

「気持ちよかった?」

「うん……なんかね、頭の中がまっしろになった……ほむらちゃんがくれたの?」

「ええ。これが、あなたに伝えたかった私の気持ち」

 

ほむらは達したばかりで敏感になっているまどかの体を、壊れ物のように優しく抱きしめた。そして耳元で、何年も言えなかった言葉をようやく口にする。

 

「愛してる、まどか。最初に出会ったときから、ずっと」

 

その瞬間、まどかの目から涙がこぼれた。理由はわからない。なのにこの言葉をずっと待っていた気がした。長い長い夢の中で、誰かが何度も自分に呼びかけていたような、そんなデジャヴュ。

 

「私も……私もね、ほむらちゃんのこと……」

「無理に答えなくていいの。今はただ、こうしていたい」

 

ほむらの肩に顔を埋め、まどかはこくりと頷いた。互いの鼓動が重なり合い、それが静寂の廃墟に溶けていく。

心地よい倦怠感に身を委ねながら、まどかはそっと微笑んだ。

 

「ねえ、ほむらちゃん。私も……ほむらちゃんを気持ちよくしたい」

 

その言葉に、ほむらは目を見開いた。

 

「まどか……」

「ダメ……かな?私、何も知らないけど……ほむらちゃんが教えてくれたみたいに……私も何か……」

 

ほむらは涙を浮かべながら笑った。

 

「……ありがとう」

 

彼女はまどかの手を取り、自分の胸へと導いた。

 

「こうやって……優しく触れて……」

 

まどかの温かい手が、おそるおそるほむらの胸に触れる。何度も戦いで傷つき、それでもまどかのために戦い続けた体。その肌に触れながら、まどかは涙をこぼした。

 

「痛かったよね……つらかったよね……私、何も知らなくて……」

「もういいの。今、あなたが触れてくれているから、全部報われる」

 

二人は再び唇を重ねた。今度はまどかの方から、おずおずと舌を差し出してくる。その不器用なキスが愛おしくて、ほむらは優しく応えた。廃墟に二人の甘い吐息が響き渡る。

 

まどかの手がほむらの胸を優しく揉みしだくたびに、ほむらの口から吐息が漏れ始める。その様子に、まどかは嬉しそうに微笑みながら、ほむらの胸の先端をそっと指でつまんだ。

 

「んっ……まどか、上手……」

「ほむらちゃんが感じてくれてる……嬉しい……」

 

まどかは顔を近づけると、おそるおそるその突起に口付けた。覚えたての舌使いで、ほむらの乳首を一生懸命に舐め始める。

 

「あっ……!まどか……そんなにしたら……」

「痛い?」

「違う……気持ち良すぎて……」

 

荒くなる息を整えようとしながら、ほむらはまどかの髪を優しく撫でた。やがて彼女の手もまた、まどかの太ももを這い上がる。

 

「まどか……私も……もう一度……」

「うん……一緒に……気持ちよくなりたい……」

 

互いに手を伸ばし、互いの秘部に指を這わせる。初めての経験に戸惑いながらも、二人はまるで一つの生き物のように息を合わせ、同時に愛撫を始めた。

 

「あっ……んっ……」

「ほむらちゃん……あ…」

 

クリトリスを擦り合うように、互いの指が動く。時折指が交差し、それが二人の感覚をさらに高めていく。

 

「まどか……一緒に……」

「うん……いく……また……きちゃう……」

「私も……一緒に……」

 

指の動きが速くなる。互いの名前を呼び合いながら、二人同時に絶頂へと登り詰めていった。

 

「「ああぁぁっ!!」」

 

重なり合う嬌声。同時に達した二人は、汗と涙と愛液でぐしょぐしょになりながら、強く抱きしめ合った。

 

「まどか……愛してる……」

「私も……ほむらちゃんのこと、大好き……」

魔法少女でも、神でも、悪魔でもない。ただの二人の少女が、廃墟の中で本当の意味で出会えた瞬間だった。遠くから、再生された銀の庭の鐘の音が静かに響いていた。

ぐったりと力が抜けているまどかの体を、ほむらは優しく、しかし逃げ場のないように瓦礫の上に押さえつけた。

 

「ほむらちゃん……?」

まだ絶頂の余韷の中にいるまどかは、虚ろな瞳で親友を見上げる。

 

「まどか、まだ終わりじゃないわ」

ほむらは耳元で囁いた。その声は甘く、そして残酷だった。

 

「私たちが本当に一つになるために、どうしても必要なことがあるの」

 

ほむらは顔を上げ、少し離れた場所で静かに佇んでいた光雄を見た。彼は二人の行為を見守りながらも、その瞳には荒々しい情熱が渦巻いていた。ほむらは視線で合図を送る。

 

『お願い』

 

その瞳はそう語っていた。まどかを、自分と同じように『わからせて』ほしいと。

 

光雄は無言で頷き、ズボンを脱ぎ捨てて近づいてきた。その股間には、すでに猛々しく勃起した男根が反り返っている。

 

「えっ……!?」

状況を理解したまどかの顔から、さっと血の気が引いた。

 

「いやっ!待ってほむらちゃん!あの人と……そんなの無理!」

 

まどかは必死に起き上がろうとしたが、ほむらの両手が肩を強く押さえつけた。華奢な体は瓦礫にピンと張り付けられ、身動きが取れない。

 

「無理じゃないわ。私がついてる」

「でも!あんなの……体が壊れちゃう!」

 

恐怖で震えるまどかの目に涙が溢れる。同性の親友との行為とは違う、圧倒的な暴力性を秘めた男の象徴に対する本能的な恐怖だった。

 

「大丈夫。私が全部受け止めるから」

 

ほむらはそう言うと、涙を流すまどかの唇に、自分のそれを重ねた。

 

「んっ……!ふぅぅ……!」

 

深く、長い口づけ。舌を絡め、口中を蹂躙し、まどかの悲鳴も喘ぎもすべて封じ込める。ほむらのキスは、まどかを安心させるためであり、同時に逃げ場をなくすための拘束でもあった。

 

「んんっ……むぅ……はぁ……」

 

酸素を奪われ、まどかの抵抗が次第に弱まっていく。頭がぼんやりとして、恐怖よりもほむらの温もりが優先されてくる。

 

その隙間を狙って、光雄が割り込んできた。

 

ほむらがまどかの太ももを抱え込み、ぐっと左右に大きく開かせる。初々しい割れ目が、夕日の下で無防備に晒された。秘部はまだ先ほどの絶頂の余韷で濡れそぼり、赤く充血している。

 

「挿れるぞ、鹿目まどか」

 

光雄の低い声が響く。

 

「んぅっ!!」

 

キスの隙間から、くぐもった悲鳴が漏れる。

 

光雄は赤く熟れた亀頭を、まどかの割れ目に押し当てた。そして、容赦なく腰を前へと押し込んだ。

 

「んんんんーーーッ!!!」

 

まどかの背中が弓なりに反り返った。処女の膣道が、硬い異物によって無理やり押し広げられる圧倒的な感覚。

肉が裂けるような痛みと、内臓をえぐられるような圧迫感が脳髄を直接殴りつける。

 

ほむらはキスを解き、まどかの耳元で囁いた。

 

「頑張って、まどか。この痛みが、私の痛みなの」

 

「あぐっ……!あぁっ……!おおきっ……!は、入ってくるぅっ……!」

 

まどかの目からとめどなく涙がこぼれ落ちる。瞳が恐怖と苦痛で見開かれ、喘ぐたびに白い喉が痙攣した。

 

「きついな……さすがだ」

 

光雄は歯を食いしばりながら、最奥までねじ込んだ。子宮口に亀頭が叩きつけられると、まどかの華奢な体がビクンビクンと跳ね上がる。

 

「ひぃっ!そこっ!だめぇっ!壊れちゃうぅっ!」

 

「壊れない。お前は悪魔を愛せるくらい、強い女だ」

 

光雄は腰を引いては打ち込み、打ち込んでは抉る。容赦のないピストン運動が始まった。

 

ずちゅっ!じゅっぼっ!

 

水音が響くたびに、まどかの表情が変わっていく。最初は苦痛に歪んでいた顔が、次第に快楽の色を帯び始める。

 

「あっ!あぁっ!んんっ!なにっ……これっ……!気持ちっ……いいぅっ!?」

 

「ほら、まどか。体が喜んでるわ」

 

ほむらはまどかの乳首を指で弄びながら、痙攣する華奢な体をしっかりと抱きしめた。

 

「ああぁっ!ほむらちゃんっ!なにかっ……くるぅっ!」

 

「いいのよ、まどか。感じて。私と一緒に」

 

ほむらはまどかの唇に再びキスを落とした。抵抗していた舌が、今度は自らほむらの舌を求めて絡みついてくる。

 

「んっ……ちゅっ……れろっ……」

 

唾液が混ざり合う。互いの息遣いが重なり、二つの心が一つになっていく。そしてその中心で、光雄の男根がまどかの膣壁を激しく擦り上げ、開発していく。

 

「くっ……締まりがすげぇ……もうイキそうだ」

 

光雄は唸りながら、最後の猛スパートをかけた。亀頭を子宮口に押し付け、ドロリとした精液を注ぎ込む。

 

「あぁぁぁっ!!あついっ!なかっで……でてるぅっ!!」

 

まどかは絶頂の悲鳴を上げながら、ほむらの背中に爪を立てた。同時にほむらも、まどかの体が震えるのを感じて、共に絶頂へと達した。

 

「まどかぁっ!!」

三人の息遣いが重なり合い、汗と精液と愛液の匂いが充満する中で、彼女たちは一つになって果てた。

まどかの体内で放たれた精液が、彼女の最奥を白く染め上げる。しかし、光雄の表情に余裕はなかった。彼の瞳に、狂気にも似た覚悟が宿っていた。

 

「ここからが本番だ」

 

光雄はまどかから抜き差しを続けながら、ほむらの手を引き、自分の背中に抱きつかせた。

 

「ほむら、お前の闇を俺に預けろ」

「私の……闇?」

「まどかへの執着、嫉妬、自己嫌悪。その全部を俺に注ぎ込め」

 

ほむらは震える手で光雄の背中を抱きしめた。そして、自分の胸を彼の背に押し付ける。硬く尖った乳首が、光雄の肌を刺激する。

 

「ああっ……!私の……私の全部……受け止めて……!」

 

ほむらの体から、紫色のドス黒いオーラが噴き出した。それは彼女が何度もループを繰り返し、まどかを失い、自らの手を汚してきた中で蓄積した、ドロドロとした負の感情の塊だった。

 

「うおおおぉぉっ!!」

 

光雄の体が、その闇を吸収し、震えた。彼の体内で、異世界の理(チート能力)がほむらの絶望と化学反応を起こす。

 

「次はお前だ、まどか!」

 

光雄はまどかの腰を強く掴み、さらに深く突き上げた。

 

「ああぁっ!!」

「お前の光もいただく!自己犠牲の聖性、誰もが救えるという傲慢な優しさ。その全部を俺に注ぎ込め!」

 

まどかの体からは、黄金色のオーラが放たれた。円環の理の破片。神としての慈悲。すべての生命を等しく愛するという、重すぎる光。

 

「うっ……ああっ……!私の……私の中にあるもの……全部……!」

「全部もらうぞ!お前が背負いすぎた分も、俺が引き受ける!」

 

光雄の体が、まどかの光を吸収していく。闇と光。相反する二つのエネルギーが、光雄の体内で激突し、融合していく。

 

「ぐおおおぉぉっ!!」

 

光雄の全身から、激しい光が放たれた。

闇と光が混ざり合い、眩い虹色のオーラが空間を満たしていく。それは単なる個人の力ではなく、「世界の理」そのものに干渉する規模のエネルギーだった。

 

「俺がこのわからずやの世界をわからせてやる!」

 

光雄は叫ぶと同時に、まどかの最奥にさらに深く楔を打ち込んだ。子宮口をこじ開け、そこに溜まった闇と光の混合エネルギーをさらに搾り取るように、猛然と突き上げる。

 

「ああぁっ!!壊れちゃうぅっ!!」

「壊れてなんかない!生まれ変わるんだよ!」

 

ピストンの動きが加速する。それはもはや性行為ではなく、宇宙の再創造儀式だった。瓦礫の街がさらに崩壊し、その欠片が星屑のように空中に舞い散る。

 

「うおおぉぉっ!!!」

 

光雄は咆哮した。そして、限界まで高まったエネルギーを解き放つ。

 

どぴゅどぴゅどぴゅっ!!

 

まどかの子宮内に、これまで以上の大量の精液が放出される。同時に、光雄の口から放たれた言葉が世界全体に響き渡る。

 

「世界よ孕め!俺の愛で!俺の意志で!お前たちの悲劇なんか全部書き換えるほどの力をもって!」

 

まどかの腹部が淡く光り輝く。光雄の精液が単なる液体ではなく、「世界を塗り替える因子」そのものとなって注ぎ込まれていた。

 

「ああぁぁっ!!わ……わたし……!」

「まどかぁっ!」

 

ほむらは叫びながら、まどかの手を取る。

三者の手が固く握り合わされ、エネルギーの奔流が一点に集中する。

 

その瞬間、世界がひっくり返った。

 

ガシャァァンッ!!

 

銀の庭という結界が粉々に砕け散り、その向こうに星空が広がる。無数の星々が流星雨のように降り注ぎ、地上の廃墟を美しい花畑へと変えてしまう。

 

再生された大地。崩壊したビル群は消え去り、穏やかな丘陵が広がっている。空には夕焼けではなく、無数の星々が煌めいていた。夜空ではない。星の海の中に漂う小さな島のような景色。

 

ほむらとまどかは、互いを抱き合いながらその景色を見つめていた。二人とも素っ裸のままだったが、もう恥じらう必要はない。ここにはもう、彼らを傷つけるものは何もないのだから。

 

「まどか……私たち……」

「うん……幸せに……暮らせる……きっと……」

 

二人は静かに微笑み合った。ほむらの瞳から、もう涙はこぼれない。そこにあるのは、未来への確信に満ちた光だけだった。

 

光雄は二人の傍らで膝をつき、その背中を静かに見つめていた。彼の役目は終わったのだ。

 

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