※この作品はR-18です。

アニメ世界移行能力をもった俺がアニメヒロインを犯りまくる。※リクエストも可   作:みなぽん

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ヤク猫キャラ達を犯してみたら最高だった。

祖父の葬儀が終わったころには、空はすっかり夕暮れになっていた。

 

 ヤクネコは、黒い喪服のまま、アパートへ戻ってきた。

 

 玄関の鍵を回す。

 

 カチャリ、と乾いた音がした。

 

「……ただいま」

 

 返事はない。

 

 当たり前だった。

 

 ここには、彼女ひとりしか住んでいない。

 

 部屋の明かりをつける気にもなれず、ヤクネコは靴も脱がないまま玄関に座り込んだ。

 

 葬儀では、最後まで居場所がなかった。

 

 親族の輪の中に入ろうとしても、会話が止まる。

 

「……久しぶりね」

 

 そう言われたときも、相手の目には歓迎の色などなかった。

 

 祖父の棺の前に立っても、誰も彼女の肩には触れなかった。

 

 幼いころ、祖父だけは違った。

 

 何をしても叱られるばかりだったヤクネコに、祖父だけは黙って飯を食わせてくれた。

 

 寒い冬の日には、古い毛布をかけてくれた。

 

 何も聞かず、ただ隣に座ってくれた。

 

 その人が、もういない。

 

「……じいちゃん」

 

 声が震えた。

 

 次の瞬間、堪えていたものが全部崩れた。

 

「……うっ……うぅ……」

 

 ヤクネコは両手で顔を覆った。

 

 泣き声を聞く人はいない。

 

 慰める人もいない。

 

 葬儀場では泣くことさえ許されないような空気だった。

 

 そして帰ってきた部屋にも、誰もいない。

 

「……なんで……」

 

 ぽろぽろと涙が落ちる。

 

「なんで、私だけ……」

 

 過去のことを思い出す。

 

 自分がしてしまったこと。

 

 誰かを傷つけたこと。

 

 自分から人との距離を壊したこと。

 

 そして、壊れた関係を修復する勇気もないまま、ここまで来てしまったこと。

 

 だから親族から距離を置かれても、仕方がない。

 

 そう思っていた。

 

 思っていたはずなのに。

 

「……さみしいよ……」

 

 その言葉が口から出た瞬間、ヤクネコは自分で自分が嫌になった。

 

 棚の奥に、見覚えのあるものがあった。

 

 以前、よくない連中と付き合っていたころに手に入れたものだった。

 

 禁断の薬。

 

 今では二度と手を出さないと決めていた。

 

 それでも今夜だけは。

 

 ほんの一瞬だけでも、この胸の中にある空洞を埋められるなら。

 

 震える手が、それに伸びる。

 

「……これだけ……」

 

 指先が触れた。

 

「これだけなら……」

 

 そのときだった。

 

 コンコン。

 

「ヤクネコ?」

 

 心臓が跳ねた。

 

「……え?」

 

 玄関の向こうから、大家の声がする。

 

「いるんだろ?」

 

 ヤクネコは慌てて薬を握り込み、背中に隠した。

 

「……い、いる」

 

「鍵、開けてもいいか?」

 

「なんで……」

 

「今日、葬式だったんだろ」

 

 ヤクネコは黙った。

 

「帰ってきたら連絡くれって言ったの、忘れたのか?」

 

「……忘れた」

 

「嘘つけ」

 

 穏やかな声だった。

 

「お前、こういう日に一人でいるとロクなことしないだろ」

 

「……子供じゃないんだけど」

 

「知ってる」

 

 少し間があった。

 

「だから心配なんだよ」

 

 その一言が、胸に刺さった。

 

 ヤクネコは唇を噛んだ。

 

「……帰って」

 

「嫌だ」

 

「大家のくせに」

 

「大家だからだよ」

 

「意味わかんない……」

 

「俺もよくわかってない」

 

 玄関越しに、大家が小さく笑った。

 

「ただ、お前が今日、一人で泣いてる気がしたから」

 

 ヤクネコの目から、また涙が落ちた。

 

「……泣いてない」

 

「そうか」

 

「泣いてないから」

 

「うん」

 

「……絶対、泣いてない」

 

「わかったわかった」

 

 優しく返される。

 

 その優しさが、かえって苦しかった。

 

「……帰ってよ」

 

「帰らない」

 

「なんで……」

 

「お前が開けるまで、ここにいる」

 

「迷惑」

「そうだな」

 しばらく沈黙が続いた。

 

 ヤクネコは背中に隠したものを見つめた。

 

 それから、玄関の向こうにいる男を見た。

 

 直接は見えない。

 

 でも、そこに誰かがいる。

 

 自分を見捨てずに待っている人がいる。

 

「……大家さん」

 

「ん?」

 

「……私、また変なことしそう」

 

 初めて、正直に言えた。

 

 向こうの空気が変わった。

 

「そうか」

 

 責める声ではなかった。

 

「じゃあ、今は一人にしない」

 

「……怒らないの?」

 

「怒るよ」

 

 ヤクネコが少しだけ顔を上げる。

 

「でも、その前に止める」

 

「……どうやって?」

 

「とりあえず玄関を開けてもらう」

 

「……それだけ?」

 

「それだけ」

 

 ヤクネコは、ふっと笑った。

 

 泣きながらだった。

 

「……変なの」

 

「よく言われる」

 

 震える手で鍵を回した。

 

 ドアが少し開く。

 

 大家は、ヤクネコの顔を見るなり何も言わなかった。

 

 泣き腫らした目。

 

 乱れた喪服。

 

 そして、隠している手。

 

 全部わかっているようだった。

 

 それでも彼は、問い詰めなかった。

 

「寒いな」

 

「……うん」

 

「飯、食ってないだろ」

 

「……食べてない」

 

「じゃあ、なんか作る」

 

「……私、食欲ない」

 

「知ってる。だから少しでいい」

 

 大家は靴を脱いで部屋に入り、台所へ向かった。

 

 ヤクネコは、その背中を見つめていた。

 

 どうしてこの人は、こんなに普通にしていられるんだろう。

 

 どうして自分なんかを放っておいてくれないんだろう。

 

 そう思った。

 

 そして、握りしめていたものを、そっと床に置いた。

 

 今は、それに頼らなくてもいい気がした。

 

「……大家さん」

 

「ん?」

 

「……今日だけ」

 

「うん」

 

「……そばにいて」

 

 大家は振り返らなかった。

 

 ただ、少しだけ声を柔らかくした。

 

「今日だけじゃなくてもいいぞ」

 

 ヤクネコは目を丸くした。

 

「……それ、プロポーズ?」

 

「大家としての入居者サポート」

 

「最低……」

 

「なんでだよ」

 

「そういうところ……ずるい」

 

 ヤクネコは泣きながら笑った。

 

 久しぶりに、誰かのいる部屋で笑った。

 

 鍋から、味噌汁の匂いがしてくる。

 

 その匂いは、遠い昔、祖父の家で嗅いだものと少し似ていた。

 

 胸の奥に残っていた冷たいものが、ほんの少しだけ溶けていく。

 

 ヤクネコは膝を抱えたまま、小さな声で呟いた。

 

「……私、まだ誰かに守ってもらってもいいのかな」

 

 大家は鍋をかき混ぜながら答えた。

 

「いいんじゃないか」

 

「……自分みたいなのでもいいすか?」

 

「お前みたいなのだからだろ」

 

「意味わかんない」

 

「俺にもよくわからない」

 

 また、二人で笑った。

 

 外はもう暗い。

 

味噌汁の湯気が、ふわりと顔にかかる。

小さな茶碗を両手で包み込むと、指先にじんわりと熱が伝わってきた。

口に運ぶ。出汁の効いた味が、乾いた喉を優しく潤していく。

それはあまりにも日常的で、あまりにも温かかった。

じわっと視界が滲む。

「……っ」

堪えることはもうできなかった。

茶碗を膝の上に置くことも忘れ、ヤクネコは声を押し殺して泣き出した。さっきまでの静かな涙ではなく、喉の奥から絞り出されるような嗚咽が漏れる。

祖父を失った悲しみも、親族に拒絶された孤独も、自分自身への嫌悪も、もう止められなかった。

 

「……うっ、あぁっ……!」

震える肩を、大きな手が包み込んだ。

大家が隣に座り、無言でヤクネコの体を引き寄せたのだ。

抵抗する気力もなく、彼女はその広い胸に顔を埋めた。

喪服の硬い生地が頬に当たる。けれど、その下から伝わってくる体温は確かで温かかった。

 

「いいから泣け」

頭上から低く、穏やかな声が降ってくる。

大きな掌が、ぎこちなく背中を撫でた。そのリズムがあまりにも心地よくて、ヤクネコは子供のように泣きじゃくった。

涙で彼のシャツを濡らしても、彼は何も言わなかった。ただ、逃がさないように力強い腕で抱きしめ続けてくれた。

 

どれくらいそうしていただろうか。

嗚咽が途切れ、肩の震えが収まってきた頃、大家の低い声が耳元で響いた。

 

「俺が守ってやる」

 

言葉は短く、迷いのない響きだった。

ハッとして顔を上げると、真剣な眼差しとぶつかった。

いつも飄々としている彼の目が、今は燃えるように熱かった。

 

「お前を一人にはしない。二度と、変な場所に逃がさない」

 

それは大家としての義務などという生易しいものではなかった。

男としての、強烈な宣言だった。

ヤクネコの心臓が大きく跳ねた。胸の奥の凍りついていた部分が、一気に溶け出し、熱い奔流となって駆け巡る。

寂しさではなく、歓喜。

たった一言で、この深い闇に光が差したような気がした。

 

「……うん」

小さく頷くと、大家の顔がゆっくりと近づいてきた。

彼の大きな手が、涙で濡れたヤクネコの頬を包み込む。

親指の腹で涙を拭われ、その優しい感触に目を閉じた。

 

唇に、柔らかい感触が重なる。

最初は触れるだけの、確かめるようなキス。

そして二度目は、もっと深く、押し付けるような口づけだった。

彼の舌が割り込んでくると、ヤクネコは喉を鳴らしてそれを受け入れた。

互いの息遣いが混ざり合う。

荒っぽいようでいて、どこか壊れ物を扱うような丁寧さがあった。

背中に回された腕に力がこもり、互いの体がぴったりと密着する。彼の硬い胸板と、昂ぶる鼓動が伝わってきた。

 

「んっ……ふ……」

酸素を求めて唇を離すと、二人の間に銀色の糸が引いた。

潤んだ目で見上げると、大家もまた少し息を荒くしてヤクネコを見下ろしていた。

黒い喪服のボタンに、彼の指がかかる。

ためらいがちに外されていく衣類を、ヤクネコは拒まなかった。

むしろ、早く温もりが欲しかった。

自分の汚れも弱さもすべて晒して、彼に包まれたかった。

 

喪服が床に滑り落ち、肌が露わになる。

冷え切っていたはずの肌が触れ合うと、火傷しそうなほど熱かった。

大家はヤクネコを抱き上げると、狭い部屋の床に彼女を横たえた。

覆い被さる彼の体重が、ひどく安心できた。

 

「……好きだ」

耳元で囁かれ、全身が粟立つ。

「私も……っ」

言葉は最後まで形にならなかった。

彼が最も敏感な場所に触れたからだ。

優しい指の動きに、身体の奥から甘い痺れが這い上がってくる。

彼はヤクネコの反応を一つ一つ確かめるように、丁寧に愛撫を繰り返した。

孤独に苛まれていた身体が、歓喜に満ちて目覚めていく。

 

「あっ……んぅ……!」

十分に潤った場所に、彼自身があてがわれる。

いきり勃つ邪竜!

ゆっくりと、しかし確実に押し入ってくる厚みと熱に、ヤクネコは背中を反らせた。

満たされる感覚。

心に開いていた空洞が、彼の存在で物理的に埋められていく。

 

「大丈夫か……?」

息を呑むヤクネコに、彼が小さく尋ねる。

ヤクネコは彼の首に腕を回し、強く引き寄せた。

「……動いて。お願い」

 

律動が始まる。

最初は緩やかに、やがて激しく。

肉と肉が打ち合う音と、荒い息遣いがアパートの部屋に響く。

彼の動きに合わせて揺さぶられるたび、ヤクネコの中で何かが弾け飛んでいった。

悲しみも、痛みも、自己嫌悪も、すべてが快楽の波に洗い流されていく。

 

「ああっ! そこっ……!」

深く突かれるたびに、視界が白く染まる。

彼もまた必死に自分を追いかけてくるのがわかった。

ただの性欲ではない。生きていることを確認し合うような、魂の交歓。

彼の汗が滴り落ちる。その匂いに包まれて、ヤクネコはただただ哭いた。

 

「俺が守る。……ずっとそばにいる」

行為の最中に繰り返される言葉が、何よりもヤクネコを煽った。

「約束して…欲しいっす…っ! 離さないで……っ!」

「ああ、約束する。絶対に離さない」

 

最高潮に達した瞬間、二人は同時に果てた。

強く強く抱きしめられ、彼の熱を最奥で受け止める。

意識が白濁するほどの強烈な余韻の中で、ヤクネコはただ彼の名前を呼び続けた。

 

事後の静寂が訪れる。

汗ばむ肌を重ね合わせたまま、二人はしばらく動かなかった。

規則正しい彼の心音が子守唄のように聞こえる。

涙の跡が残る頬に、彼がまた優しくキスを落とした。

 

「……温かい」

ヤクネコは彼の胸に頬を擦り寄せた。

かつて祖父にもらった古い毛布の温もりを思い出す。

でもこれは、もっと確かで、これからもずっと続いていく温もりだ。

 

「風邪ひくぞ。毛布取ってくる」

「やだ」

ヤクネコは彼にしがみついた。

「いまは……まだ離れたくない」

 

大家は苦笑すると、諦めたようにヤクネコの頭を撫でた。

「しょうがないな」

 

外は漆黒の闇に包まれている。

けれどもう、この部屋に寂しさはなかった。

互いの体温だけが、確かな光のように満ちていた。

 

薄い壁一枚隔てた隣室からは、まだ甘い喘ぎ声が微かに漏れ聞こえていた。

ヤニ子は壁に手をつき、耳を押し当ててその音色に聞き入っていた。その顔は夕焼けに染まったように赤く、吐き出す息も荒い。

 

「はぁ……すげぇわね、あいつら。やっと殺し合いからベッド合いに移ったじゃない」

 

ヤニ子は振り返り、部屋の隅でポテトチップスを齧っている男――円光雄に声をかけた。光雄はまるで映画でも見ているかのような気怠い姿勢でソファに沈んでいる。

 

「まあね。あのままじゃ膠着状態だったからさ。少しだけチート使っといた」

 

光雄は指先をパチンと鳴らした。それだけで空間が揺らぐような錯覚を覚える。

 

「アニメ『純愛烈伝』の世界から、『勇気の欠片』を少しだけ拝借してあいつの胸に埋め込んでおいたんだよ。あの不器用な大家さんにはちょうどいい薬だろ?」

 

「あんたってやつは……ホントに何でもありね」

 

ヤニ子は呆れつつも、その効力には脱帽した。あの朴念仁だった大家が、あそこまで情熱的にヤクネコを抱くなど、チートの介入なしにはあり得なかっただろう。

 

(……でも)

 

ヤニ子は再び壁に耳を寄せる。

『ああっ! そこっ…!』

『俺が守る……ずっとそばにいる』

 

濃厚な愛の言葉と、肉が打ち合う濡れた音。

それらがヤニ子の耳から脳髄を直接撫で回し、全身の血液を沸き立たせていく。

 

「っ……」

 

太ももが無意識に擦り合わされる。

股間にじわりと熱が集まり、下着が湿り気を帯び始めているのがわかった。

隣の情事の生々しさが、長く身を守っていなかったヤニ子の身体に火をつけてしまった。

 

「ねえ……光雄」

 

ヤニ子は振り返り、上目遣いで彼を見た。その瞳は潤み、どこか媚びた色を宿している。

ポテトチップスの袋を置いた光雄が、ニヤリと笑った。

 

「どうした? お前も『勇気の欠片』が欲しいのか?」

 

「……違うわよ。あんたのチートなんかなくたって……」

 

ヤニ子はもじもじと身体を捻りながら、光雄の方へと歩み寄った。

彼の目の前で立ち止まり、自分のショートパンツのボタンに指をかける。

 

「あんたの……それで私の中を埋めてほしいのよ……!」

 

恥じらいながらも放たれた誘惑の言葉に、光雄の目がサッと細められた。

彼は立ち上がり、ヤニ子の顎を指で持ち上げる。

 

「聞き分けのいい女だ。いいだろう、特別に相手してやるよ」

 

光雄はヤニ子を乱暴に抱き寄せ、その唇を奪った。

ねっとりとした深いキスに、ヤニ子は「んっ」と甘い声を漏らす。

光雄の手がヤニ子の服の下から入り込み、豊かな胸をまさぐり始めた。

 

「あっ……はぁ……!」

 

粗雑な愛撫。だがそれが今のヤニ子にはたまらなく心地よかった。

アニメの世界を股にかけるような男の強引さに、身を委ねているだけで芯が溶けていくようだ。

 

「おいおい、もう濡れてんのか? 隣の声で発情しちまったかよ」

 

「うるさい……っ! 早くして……にゃ!」

 

ヤニ子は光雄の首に腕を巻き付け、自ら腰を押し付けた。

堅くなった彼のモノが太ももに当たり、期待に身体が震える。

 

光雄はヤニ子をベッドに押し倒した。服を剥ぎ取る手つきは荒々しく、あっという間に彼女は一糸まとわぬ姿になった。

白い肌が露わになり、胸の先端はすでに赤く立ち上がっている。

 

「可愛いぜ、ヤニ子」

 

光雄は自身を露わにすると、濡れそぼったヤニ子の秘所に先端を押し当てた。

チート能力者特有の圧倒的な存在感。それがヤニ子を支配していく。

 

「いくぞ」

 

「き、来いっ……!」

 

ずぷり、と肉厚の楔が体内に侵入してくる。

「ああっ!」とヤニ子は背中を反らせた。

隣室のヤクネコとは違う、大人の女の悦びに満ちた悲鳴が響く。

 

光雄は容赦なく腰を振った。

ただの性欲処理ではない。アニメの主人公のように彼女を征服し、快楽の頂点へと導くピストン運動。

 

「あっ! あっ! すごい…ニャ…っ! そこ……!」

 

「どうだ? チート使わなくてもこれくらいできるぜ」

 

「んっ……バカ……! もっと……もっと奥まで……っ!」

 

隣のカップルが愛を確かめ合っているように、こちらの二人もまた欲望と快楽をぶつけ合っていた。

壁越しに聞こえるヤクネコの声と、自分の声が重なる。

その背徳感がさらにヤニ子を昂ぶらせた。

 

「光雄……っ! 私も……イく……ニャっ!」

 

「いいぜ。一緒にイこうぜ」

 

激しい抽送の果てに、二人は同時に絶頂を迎えた。

ヤニ子の奥深くに光雄の熱が注ぎ込まれ、彼女はガクガクと身体を震わせて白濁した意識に沈んでいった。

 

事後、荒い息をつきながら二人は天井を見上げた。

隣の部屋からはもう声は聞こえない。静寂が戻っていた。

 

「……ねえ、光雄」

 

「ん?」

 

「前に話してくれたメス堕ちのチート能力……他のやつにに使ってみてニャ」

 

光雄はニヤリと笑った。

 

「ああ、それは面白いな 誰にする」

 

配信画面の中で、ハメ猫は膝を抱えて座っていた。

白い肌に黒いキャミソール。猫耳のヘッドセット。画面越しに「今日はまったり雑談枠~」と舌足らずに話している。コメント欄がゆっくりと流れていく。登録者数は二十万。その細い身体とあどけない声で、彼女は夜ごと男たちの視線を集めていた。

 

「ねえ光雄、あれ見て」

 

ヤニ子がスマホを差し出した。光雄は煙草を灰皿に押し付け画面を覗き込む。

 

「ハメ猫か。最近伸びてるな」

 

「配信オナニー、見てみたいのよ。あの子が自分の指でぐちゃぐちゃになるとこ」

 

光雄は笑った。指を鳴らす。

 

「簡単だ。『絶頂チート・配信強制モード』――アニメ『淫辱の学園』から拝借する」

 

空間がわずかに歪んだ。光雄の指先から見えない糸のようなものが伸び、画面の中のハメ猫へと吸い込まれていく。

 

その瞬間、配信画面の中のハメ猫の様子が変わった。

 

「……あれ?」

 

ハメ猫は首を傾げた。急に頬が上気し、呼吸が浅くなる。コメント欄が「?」で埋まっていく。

 

「なんか……急に、体が、熱くて……」

 

彼女は無意識に太ももを擦り合わせた。黒いキャミソールの下、下着がじわりと湿っていくのが自分でもわかる。視聴者はまだ気づいていない。だがハメ猫自身はもう抗えなかった。

 

「ごめん……ちょっと、席、外すね……」

 

そう言いながら彼女はカメラの位置を少しだけ下げた。上半身だけが映る角度。それから、震える手でキャミソールの裾をめくりあげた。

 

「あ……ぁ……」

 

画面の中で、ハメ猫の指が下着の中へと消えていく。配信は止まっていない。コメント欄が爆発的に流れ始めた。

 

『え?』『えっち?!』『まじで?』『神配信きた』『続けて』

 

ハメ猫はもうコメントを見ていなかった。指が浅いところをなぞるたび、細い腰がびくびくと跳ねる。猫のような声が漏れる。

 

「んっ……あっ……なんで、止まらないの……」

 

光雄はその様子を眺めながら、自分の下半身をすでに昂ぶらせていた。ヤニ子がその横でくすくす笑う。

 

「あんたも大概ね」

 

「俺も混ざりたくなった」

 

光雄は立ち上がった。画面の中のハメ猫の部屋の住所は、もう調べてある。チート能力者にとってその程度の情報は呼吸と同じだ。

 

三十分後。

 

ハメ猫の部屋のドアが、静かに開いた。

 

「……だれ?」

 

配信を切ったあとのハメ猫はベッドの上で丸くなっていた。まだ身体の火照りが引かない。そこへ見知らぬ男が入ってきたのだ。悲鳴を上げる間もなく、光雄は彼女の口を塞いだ。

 

「静かに。配信、まだ繋がってるぞ」

 

ハメ猫の目が見開かれる。画面を見ると、確かにライブの赤いランプが点いていた。音声だけは切れている。だが映像は生きている。

 

「お前の視聴者、みんな見てる。お前が誰かに抱かれるとこ」

 

ハメ猫は首を振った。だが身体はまだ熱を持ったままだ。チートの効果は持続している。抵抗する力が、指先から抜けていく。

 

光雄は彼女の細い腰を掴んだ。

 

「配信、続けるか? それとも止めるか?」

 

「……や、めて……」

 

「じゃあ止めるか?」

 

「……止め、ないで……」

 

自分でもなぜそう言ったのかわからなかった。だが言葉は口から滑り出ていた。光雄は笑った。

 

「いい子だ」

 

彼は服を脱ぎ捨てた。ハメ猫の身体は驚くほど軽く、折れてしまいそうに細い。その細い脚を開かせ、すでに濡れそぼった場所へと自身をあてがう。

 

「いくぞ」

 

「あっ……!」

 

ずぶり、と一気に貫かれた。ハメ猫は背中を反らせシーツを掴む。配信カメラはその一部始終を捉えていた。コメント欄が狂ったように流れる。

 

『まじかよ』『ハメ猫ちゃん!』『誰だこいつ』『最高』『続けろ』

 

光雄は腰を振りながら、片手でスマホを操作した。自分のアカウントで配信を開く。

 

「俺の配信も見ろよ。今から、こいつを孕むまで抱く」

 

「え……ぁ……だめ……!」

 

ハメ猫の細い声が狭い部屋に響く。光雄のピストンは容赦がなかった。細い身体を揺さぶり、奥まで届かせる。

 

「あっ! あっ! んぁ……!」

 

「どうだ、視聴者に見られながら抱かれるのは」

 

「や……恥ずかし……でも……きもち……っ」

 

ハメ猫の目から涙が零れた。羞恥と快楽が混ざり合って、思考が溶けていく。配信のコメントがさらに加速した。彼女の視聴者と光雄の視聴者が、同じ画面の中で交わっていく。

 

「イくぞ」

 

「まっ……て……あっ……!」

 

光雄の腰が深く沈み、熱が最奥に注がれた。ハメ猫は全身を痙攣させ、小さな悲鳴を上げて達した。

 

配信はまだ続いていた。

 

光雄は汗を拭いながら、カメラに向かって手を振った。

 

「今日はここまで。続きはまた今度な」

 

そう言って配信を切ると、ハメ猫はベッドに崩れ落ちた。息が荒い。目は虚ろだ。

 

「……なに、あんた……」

 

「円光雄。覚えとけ」

 

ハメ猫はしばらく天井を見ていた。それから、小さく笑った。

 

「……また、来る?」

 

光雄は煙草に火をつけた。

 

「ああ、来るよ」

 

隣の部屋では、ヤニ子がスマホを眺めて満足そうに笑っていた。

 

「やっぱ、あんたのチートは最強ね」

 

「次は誰にする?」

 

「そうね……今度は、アル猫ニャ」

 

夜はまだ長かった。

 

深夜のコンビニから出ると、アル猫はベンチに倒れ込んでいた。

手には空になった酒瓶。頬は赤く染まり、口元から小さな寝息が漏れている。

「見てよあれ。無防備すぎない?」

ヤニ子がクスクス笑いながらスマホを向けた。

光雄はアル猫の前にしゃがみ込んだ。

「完全に出来上がってるな」

アル猫は無意識に身じろぎし「んぅ…」と甘い声を漏らした。

光雄は指を鳴らした。

「『絶頂チート・睡姦モード』」

見えない力がアル猫の身体を包み込む。

酔いとチートの相乗効果で彼女の抵抗する力は完全に奪われた。

「軽いな」

光雄はアル猫を軽々と抱き上げた。細い身体はまるで羽のように軽かった。

近くのラブホテルにチェックインする。

ベッドにアル猫を横たえると彼女は猫のように丸まった。

スカートがめくれ白い太ももが露わになる。

「始めるか」

光雄はアル猫の服を脱がせ始めた。

抵抗はない。人形のようにされるがままだ。

ブラウスのボタンを外すと小ぶりな胸が現れる。

ショーツに手をかけ一気に引き下ろすと無毛の秘所が露わになった。

「きれいな身体だな」

ヤニ子がベッドの縁に座り興味深そうに覗き込む。

「早くしてよ。見てるだけで飽きてきたわ」

光雄はズボンを下ろしすでに屹立した自身をアル猫の顔に近づけた。

口を開かせ先端を含ませる。

「ん…ちゅ…」

アル猫は無意識に舌を動かし始めた。チートの効果だ。

寝ながらも奉仕する姿は背徳的で興奮を煽る。

「いい感じだ」

十分に硬くなったところで光雄はアル猫の脚を開かせた。

指で秘所をなぞるとすでに濡れているのがわかる。

「チートの効果は抜群だな」

「当たり前でしょ。あんたのチートだもの」

光雄は先端をあてがい一気に腰を進めた。

「んぐっ…!」

アル猫の身体がビクンと跳ねたが目を覚ますことはない。

きつい抵抗なく奥まで到達する。

「相変わらずきついな」

光雄は腰を振り始めた。

突くたびにアル猫の細い身体が揺れる。

「あっ…んっ…」

無意識の喘ぎ声が漏れる。

熟睡しているのに身体だけが快楽に反応している。

そのギャップがたまらなかった。

「中だしオナホとしては最高だな」

「あんたって本当に最低ね」

ヤニ子は笑いながらスマホで撮影を続けている。

光雄は容赦なく腰を打ち付けた。

子宮口を突き上げるとアル猫の表情が歪む。

「いくぞ」

「んぁ…!」

最奥に熱を注ぎ込むとアル猫の身体が痙攣した。

白濁が溢れ出す。

光雄はまだ抜かなかった。

「もう一回いくぞ」

「まだやるの?」

「当然だ。オナホは使われるためにあるんだからな」

二度三度と繰り返される行為。

アル猫の秘所は白濁で満たされあふれ出すたびにシーツに染みを作っていった。

事後。

アル猫は汚れたシーツの上で眠り続けていた。

股間から白濁が垂れ落ちている。

光雄は煙草をふかしながらその様子を眺めていた。

「いいオナホだったな」

「次は誰にする?」

ヤニ子が尋ねる。

光雄は煙草の煙を吐き出した。

「次は…ペンペン猫ニャ」

夜はまだまだ続く。

 

 

夜の河川敷。闇に紛れてポツンと張られた一人用テント。

中からは規則正しい寝息が聞こえてくる。

「あの子ね」

ヤニ子が指差す。

「ペンペン猫。最近この辺で野宿してるって噂ニャ」

光雄は不敵に笑った。

「好都合だ。テントなんて閉鎖空間、絶好の狩場だな」

二人は音もなくテントに近づいた。

光雄はテントのジッパーに指をかけると同時、もう片方の手で指を鳴らした。

「『絶頂チート・密室襲撃モード』」

空間が微かに震え、テント全体が見えないバリアで覆われた。

これで中の音は外に漏れないし、中の人間は動きを封じられる。

「いざ」

ジッパーを一気に下ろすと、冷気がテント内に流れ込んだ。

スリーピングバッグにくるまって眠っていたペンペン猫がハッと目を覚ました。

「ひっ…! なに…誰!?」

彼女は逃げようと身をよじったが身体が動かない。チートの効果だ。

光雄はテント内に侵入すると狭い空間で彼女の上に被さった。

「よう、ペンペン猫。いい夢見てたか?」

「やめて…離れて…!」

恐怖で震える瞳。それが光雄の嗜虐心を煽る。

光雄はスリーピングバッグのチャックを乱暴に引き下ろした。

露わになったのはシンプルなパジャマ姿。

小柄な体躯。胸の膨らみは控えめだが形はいい。

「細いな。壊れそうだ」

光雄はパジャマのボタンを弾き飛ばすように外し胸を露わにした。

ピンク色の頂が夜風に晒されプルンと震える。

「いやっ…見ないで…」

ペンペン猫は羞恥で顔を赤らめたが逃げることはできない。

光雄は容赦なくその頂に吸い付いた。

「あっ…んぅ…!」

舌で転がされ乳首が硬く立ち上がる。

片手で別の胸をまさぐりながら下着に手をかけ一気に引き裂いた。

「きゃっ!」

秘所が露わになる。まだ乾いている。

「乾いてるな。仕方ない」

光雄は指二本をねじ込んだ。

「あぐっ…!」

乾いた粘膜を無理やりこすり上げる。

痛みと異物感にペンペン猫は涙目になる。

だがチートの効果で身体は徐々に熱を持ち始め蜜が溢れ出した。

「ほら濡れてきた。素直じゃねえな」

「ちが…うぅ…」

十分に潤ったところで光雄はズボンを下ろし猛った自身をあてがった。

「いくぞ」

「いやっ! やめてぇ!」

悲鳴と共に一気に貫く。

狭いテント内に肉と肉がぶつかる音が響く。

「あああっ!」

ペンペン猫の細い身体が跳ね上がった。

きつい膣壁が光雄を締め付ける。

「いい締まりだ。テントの中ってのも悪くないな」

光雄は腰を振った。

突くたびにテントが揺れペンペン猫の身体がバウンドする。

「あっ! あっ! んぁ…!」

痛みが快楽に変わるのは早かった。

チートの絶頂効果が彼女を追い詰める。

「いや…これ…へん…なりそ…」

「なりたいままになれよ」

光雄は激しくピストン運動を続けた。

子宮口をノックするたびにペンペン猫の目から理性が消えていく。

「いくぞ」

「あっ…だめ…なか…に…」

「出すに決まってんだろ」

光雄は最奥まで叩き込みドクドクと白濁を注ぎ込んだ。

「あぁぁぁっ…!」

ペンペン猫は白目を剥いて絶頂した。

事後。

テント内は異臭が漂いシーツは体液で濡れそぼっていた。

ペンペン猫は放心状態で横たわっている。

股間から白濁が垂れ落ちていた。

光雄はテントから出ると煙草に火をつけた。

ヤニ子が待ちきれない様子で近づいてくる。

「次は?」

光雄は紫煙を吐き出した。

「次は…カンサイ猫ニャ」

夜はまだ終わらない。

 

夜はまだ続く。光雄のチート能力者としての夜は終わらない。煙草の火先が暗闇に赤く浮かんでいた。

「カンサイ猫ってどこに住んでるんだ?」

ヤニ子がスマホをいじりながら答えた。

「大阪の西成区。あの辺の古いアパート。ずっと一人暮らし」

「西成か。いい雰囲気だな」

「あんたのその言い方嫌い」

二人は新幹線に乗った。光雄がチートを使った。切符なしで乗車。誰にも気づかれない。車内で光雄は眠りヤニ子は彼の膝の上でスマホをいじっていた。

一時間後。大阪に着いた。

薄暗い路地。看板の文字が古びている。ラーメン屋の閉まったシャッターに猫の落書き。

「ここね」

ヤニ子が立ち止まった。三階建ての古びたアパート。壁が剥がれそうになっている。三階の窓だけ明かりがついていた。

「カンサイ猫。おる?」

ヤニ子がドアをノックした。

「はいはい。ちょっと待ってや」

ドアが開いた。

カンサイ猫はパジャマ姿だった。髪はボサボサ。目が眠そうだった。

「あ、ヤニ子やん。こんな夜中に何しに来たん?」

「遊びに来たんよ。それと紹介したい人がいるニャ」

ヤニ子が後ろにいる光雄を指差した。

カンサイ猫の目が細くなった。

「誰やねん。彼氏か?」

「彼氏じゃないニャ」

「訳わからへん。まあええわ。上がりや」

狭いワンルーム。壁に安いカレンダー。机に食べかけのたこ焼き。布団が敷きっぱなしになっている。

「散らかっててごめんな。まあ座りや」

カンサイ猫はペットボトルのお茶を出した。

「で、何の用なん?」

ヤニ子は光雄を見た。光雄は立ち上がった。

「俺が来た用事だ」

カンサイ猫が首を傾げた。

「は?」

光雄は指を鳴らした。

「『絶頂チート・陥落モード』」

カンサイ猫の身体が硬直した。目が見開かれ口が半開きになった。お茶のペットボトルが手から滑り落ちた。床に転がる。

「な…何やねんこれ…体が…動かへん…!」

光雄はカンサイ猫の顎を持ち上げた。

「お前が動けんのと違う。俺が動けないようにしたんだ」

カンサイ猫の瞳が恐怖で揺れた。

「ヤニ子! 何考えてんの!」

ヤニ子はベッドの端に座って足を組んだ。

「悪いね。でもカンサイも知ってるニャあたしがこういう女だってこと」

「正気か! 友達やろ!」

「友達やから頼むニャ、こいつニャーにタバコいっぱいくれるニャ」

カンサイ猫の目から涙が溢れた。

「あほちゃうか…」

光雄はカンサイ猫のパジャマを剥ぎ取った。ボタンが弾け飛ぶ。白い肌が露わになる。胸は小ぶりだが形はいい。腰のラインがくびれている。

「ええ体しとるな。大阪の女は肉付きがいい言うけど嘘やな」

「やめ…て…!」

光雄はブラを引き裂いた。ピンク色の乳首が夜の空気に晒される。

「きれいな乳首だな。」

光雄は吸い付いた。

「あっ…んん…!」

カンサイ猫の声が甘くなる。チートの効果だ。身体が熱を持ち始める。

「いや…やのに…変になりそう…」

光雄はショーツに手をかけ引き下ろした。無毛の秘所が露わになる。すでに濡れている。

「もう濡れてるぜ素直だな」

「ちが…うぅ…」

光雄はズボンを下ろし屹立した自身をあてがった。

「いくで」

「いやっ! やめてや!」

一気に貫く。

「あああっ!」

カンサイ猫の背中が反った。きつい膣壁が光雄を締め付ける。

「きついな。大阪の女は締まりがいいな」

光雄は腰を振った。

「あっ! あっ! あかん! あかんって!」

「何があかんのや。ええやろ」

光雄は激しくピストン運動を続けた。

「んっ…あっ…おおきい…あかん…壊れる…!」

「壊れろ!俺のオナホになれや」

カンサイ猫の目から理性が消えていく。

「あっ…あぁ…なんやこれ…ええ感じや…」

「素直になりなはれ。関西の女やろ」

光雄は子宮口をノックした。

「あかん! イく! イってまう!」

「イけ。俺もイく」

光雄は最奥まで叩き込み白濁を注ぎ込んだ。

「あぁぁっ! あかん! あかんぁぁ!」

カンサイ猫は絶頂した。

事後。

カンサイ猫は放心状態で横たわっていた。股間から白濁が垂れ落ちている。

ヤニ子が近づいた。

「どうだった?」

「最高だな」

「よかったわ。次は誰にする?」

光雄は煙草に火をつけた。

「次は…ヤニ子、お前の妹ちゃんだな❤️」

悪魔のような表情で光雄が笑う

 

「妹子だけはダメにゃ!」

 

ヤニ子の叫びが夜気に裂けた。

今まで濁っていた瞳の中に、はっきりとした光が宿る。

チートの支配から抜け出したのだ。

頭が冷えると同時に、自分がしてきたことの恐ろしさが一気に押し寄せてきた。

ハメ猫。アル猫。ペンペン猫。カンサイ猫。

自分は友達を、あんな男に差し出していた。

 

「あんた…私を利用してただけニャんだろ…!」

 

ヤニ子は震える声で光雄を睨みつけた。

光雄は煙草を弄びながら冷酷に笑った。

 

「遅いよ。もうお前はいらない」

 

指が鳴らされる。

空間が歪み光雄の姿がかき消えた。

テレポートだ。

 

「! 妹子!」

 

ヤニ子は血相を変えて走り出した。

アパートまでの距離がこんなに遠いことはなかった。

足がもつれ、息が切れる。

それでも走った。

 

―― ヤニ子の自宅。深夜。

 

光雄はすでにヤニ子の家の居間に立っていた。

薄暗い部屋。電視の待機画面の青い光だけが揺らぐ。

その正面に、一人の女が立っていた。

 

「あんた…誰」

 

母の静江だった。

バツイチで女手一つで娘二人を育ててきた女。

四十を過ぎてもなお豊満なボディは衰えを知らない。大きく重そうな胸、子宝を育てた柔らかな腰のライン。

寝間着から覗く鎖骨が白い。

 

妹子の声が奥の部屋から聞こえた。まだ中学生。姉のヤニ子に似て顔立ちは幼いが、確かに美少女の予感がある。

「あなた誰!」

「お前が静江か。いい身体してるな」

 

光雄が一歩踏み出した。

静江は包丁を構えた。女手一つで子を育てた母の強さだ。

 

「うちから出て行って今すぐ!でないと警察を呼ぶわ」

 

「無駄だ」

 

光雄が指を鳴らした。

『絶頂チート・陥落モード』

静江の身体が硬直した。包丁が手から滑り落ち、カランと床に跳ねた。

太い足が震え、寝間着の下で豊満な胸が激しく上下する。

 

「な…何するんの…! 体が…熱い…!」

 

「四十路の身体も一度火がつけば立派なメスだ」

 

光雄は静江の寝間着を乱暴に引き裂いた。

豊満な胸が弾け出る。重たそうな双乳が揺れる。乳首はすでにチートの効果で硬く立ち上がっていた。

 

「やめて…未亡人なの…!」

 

「未亡人だからいいんだよ。娘に見せてやれ。母親がどうやってメスに堕ちるか」

 

光雄は静江の豊満な身体を床に押し倒した。

抵抗する力はもうない。チートが身体の芯を溶かしている。

太ももの間に手を滑らせると、成熟した秘所はすでに濡れそぼっていた。

 

「いや…やなのに…身体が…勝手に…!」

 

「素直になれ。お前の娘たちもみんなこうなった」

 

光雄は一気に貫いた。

「ああっ!」

静江の背中が反った。母親の身体が男の楔で貫かれる。

年齢を重ねた膣壁は未成熟な娘たちとは違う熟れた締まり付けだった。

 

「あっ! あっ! いやぁ…!」

 

「母親がメスになる。それがどうした」

 

光雄は容赦なく腰を振った。

豊満な胸が波打つたびに揺れる。母親の威厳も尊严も快楽の波に洗い流されていく。

 

「あっ…あぁ…気持ちいい、、おちんぽでイク!」

 

静江の目から理性が消えた。母親の顔が蕩けきったメスの顔に変わる。

 

「そうだ。もっと啼け」

 

「あぁぁっ! すごい…もっと奥…! 娘に聞こえて…!」

 

「母さん…!」

 

奥の部屋から妹子の声がした。ドアが開く。

妹子が立っていた。パジャマ姿。姉に似た瞳が恐怖で揺れている。

母親が見知らぬ男に貫かれている光景。

妹子の足がすくむ。

 

「いい子だ。次はお前だ」

 

光雄は静江の中で果てると同時に妹子に向かって手を伸ばした。

『絶頂チート・陥落モード』

妹子の身体が硬直した。パジャマの下で小さな胸が激しく上下する。

光雄は妹子を抱き上げた。軽い。アル猫よりも軽い。

小さな脚を開かせショーツを引き下ろす。

無毛の秘所が露わになる。まだ何も経験していない純潔の証。

 

「処女か。いい」

 

光雄が屹立した自身をあてがった。

妹子の目から涙が溢れる。

「お姉ちゃん…助けて…!」

 

先端が秘唇を押し開ける。

挿入寸前。

 

ドガッ!

 

玄関のドアが蹴破られた。

ヤニ子が立っていた。

息が上がり、顔は蒼白。それでも瞳だけは燃えていた。

 

「妹子に手ぇ出すなぁぁぁ!」

 

ヤニ子は跳んだ。

光雄の腕に飛びつき妹子を奪い返す。

「お姉ちゃん…!」

 

「大丈夫か。妹子。今助けたニャ」

 

光雄は舌打ちした。

「チートが解けたか。面倒な女だ」

 

光雄は拳を握った。アニメ『刃牙』から引き出した身体強化チート。

筋肉が膨れ上がり、拳から光が漏れる。

 

「お前もチートなしで相手になると思うなよ」

 

光雄の拳が放たれた。

ヤニ子は避けきれず腹を直撃された。

「ぐっ…!」

壁まで吹っ飛ばされる。衝撃で壁に亀裂が入った。

血が口から溢れる。

 

「お姉ちゃん!」

 

妹子の叫び。

ヤニ子は壁に手をつき立ち上がった。脇腹が熱い。肋骨が折れたかもしれない。

それでも立った。

 

「お前…あたしの友達を…母さんを…妹子まで…!」

 

「だから何だ。お前ごときが止められると思うな」

 

光雄が踏み込んでくる。速い。

ヤニ子は反射的に腕を振った。爪が光雄の頬を掠めた。

血が走る。

 

「チートなしでも猫は爪があるんだニャ!」

 

ヤニ子は飛びかかった。

光雄のパンチを肩で受けながら腹に爪を立てる。

肉が裂ける音。

光雄が顔をしかめた。

 

「っ…! このアマ…!」

 

光雄の反撃。蹴りがヤニ子の脛に入る。

バキッという音。骨が折れた。

ヤニ子は倒れなかった。歯を食いしばって立ち続ける。

 

「妹子の前では…絶対に屈けないニャ!」

 

光雄の拳がヤニ子の顔を捉えた。

鼻が折れた。血が噴き出す。

意識が飛びかける。

それでも立った。

 

「なんで立っていられる…! チートで強化された俺に…!」

 

「あたしはチートなんか使わなくても…妹子を守るためなら…何度でも立ち上がれるニャ!」

 

ヤニ子は血まみれの手で光雄の腕を掴んだ。

爪を突き立てる。深く。肉を抉る。

光雄が呻いた。

 

「離せ!」

 

「離さんニャ!」

 

光雄はヤニ子を振り払おうとしたがヤニ子は離れない。

血で滑る手を必死に握りしめる。

光雄のチート能力が乱れ始めた。アニメ世界から引き出した力が、ヤニ子の執念に干渉し始めたのだ。

 

「チートが…安定しない…!」

 

「あんたのチートは所詮アニメから拝借した偽物ニャ! あたしの妹を守る気持ちは偽物じゃない!」

 

ヤニ子は残った力を振り絞って光雄を壁際まで押し込んだ。

光雄の背中が壁に叩きつけられる。チートのバリアが砕けた。

 

「くそ…! このままじゃ…!」

 

光雄は舌打ちした。

指を鳴らそうとしたが指が震えて鳴らせない。チートが完全に乱れていた。

 

「お前…勝ったつもりか…」

 

「つもりじゃないニャ。勝ったんだニャ」

 

光雄は空間が歪み始めた。テレポートが発動する。

だが今回は攻撃のためではなく撤退のためだった。

 

「覚えとけよ…お前の妹も友達も…いつか必ず…」

 

「二度と来るなニャ」

 

光雄の姿がかき消えた。

静寂が戻った。

 

ヤニ子はその場に崩れ落ちた。

鼻血。脇腹の痛み。折れた脛。全身傷だらけ。

意識が遠のきかける。

小さな手がヤニ子の手を握った。

 

「お姉ちゃん…お姉ちゃん…!」

 

妹子が泣いていた。

ヤニ子は霞む意識の中で妹の顔を見た。

無事だった。何もされていなかった。

それだけでよかった。

 

「妹子…大丈夫ニャ。あたしが…ついてるから…」

 

「お姉ちゃん…!」

 

妹子がヤニ子に抱きついた。

血まみれの姉の胸に顔を埋めて泣く妹。

ヤニ子は震える手で妹の頭を撫でた。

 

「もう大丈夫ニャ。もう誰にも手出しさせないニャ」

 

奥の部屋から静江が這い出てきた。

メス堕ちさせられた身体。まだ足が震えている。

だが母親の目が娘を見た瞬間、静江は泣いた。

ヤニ子は妹子と静江を抱きしめた。

血と涙と が混ざり合う。

ボロボロの身体。折れた骨。流れた血。

それでもヤニ子は笑った。

 

「あたしが…みんな守るニャ」

 

外が白み始めていた。

長い夜が、ようやく終わろうとしていた。

 

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