アニメ世界移行能力をもった俺がアニメヒロインを犯りまくる。※リクエストも可 作:みなぽん
『超かぐや姫!』アフターストーリー
八千代と彩葉とかぐやの、幸せな同棲生活
かぐやが帰ってきた。
それは、彩葉にとって何度思い返しても夢のような出来事だった。そして、八千代にとっても。
あれほど遠くにあったはずの時間が、今では当たり前のように、三人の暮らしの中に流れている。
朝になれば、誰かが目覚ましを止める。キッチンではコーヒーの香りが漂い、洗濯物がベランダで風に揺れる。冷蔵庫の中身をめぐって小さな争いが起き、誰が掃除をするかで押し問答になる。
特別な奇跡なんて、もう必要ない。
三人が同じ家で目を覚まし、同じ食卓を囲み、夜になれば「おやすみ」と言い合える。
そんな日々こそが、彼女たちにとって何よりも大切な宝物だった。
第一話 「おはよう、二人とも!」
「いろはーっ! 朝だよーっ!」
「……知ってる。目覚まし鳴ってるから」
「じゃあ起きて!」
「起きるから、顔の上に乗らないで……重い……!」
月曜日の午前七時。
カーテンの隙間から差し込む朝日を浴びながら、酒寄彩葉は布団の中でうめいていた。
その上に遠慮なく乗っかっているのは、かぐやである。長い髪をあちこちに跳ねさせ、パジャマの袖をまくり上げ、まるで世界のすべてが自分のために存在しているとでも言いたげな笑顔を浮かべている。
「朝ごはん! 朝ごはん食べよう! 今日はパンケーキがいい!」
「昨日の夜、カレーがいいって言ったの誰?」
「かぐや!」
「自分で作るって言ったの誰?」
「……かぐや?」
「で、結局作ったの誰?」
「いろは!」
「分かってるなら、少しは反省して!」
彩葉は布団を引っ張り上げた。
しかし、かぐやはその布団に潜り込み、彩葉の背中にぴったりとくっついた。
「えへへ。いろは、あったかーい」
「……もう」
怒るつもりだった。
本当に、怒るつもりだったのだ。
けれど、背中に伝わってくる温もりが、あまりにも確かなものだから。
彩葉は結局、小さくため息をついて、かぐやの頭をぽんぽんと撫でた。
「……あと五分だけだからね」
「やったー!」
「静かに! 隣の部屋にヤチヨさんいるんだから!」
その瞬間だった。
「ふふっ。お二人とも、朝から仲良しですねぇ」
扉の向こうから、鈴を転がすような優しい声がした。
彩葉の身体が固まった。
「や、ヤチヨさん!? 起きてたんですか!?」
「はい。お二人が楽しそうなので、もう少し聞いていたかったのですが」
「聞かないでください!」
「えーっ! ヤチヨもこっち来てよー!」
かぐやが元気いっぱいに叫ぶ。
「まあ、よろしいのですか?」
「もちろん! 三人で寝よ!」
「ちょっと、かぐや!?」
彩葉が止めるよりも早く、扉が開いた。
そこには、柔らかな笑顔を浮かべた月見ヤチヨが立っていた。
彼女はかつて、彩葉が画面越しに憧れていた存在だった。ツクヨミの管理人であり、誰もが知るトップライバー。歌声を聞くだけで、彩葉の疲れた心がどれほど救われたか分からない。
そんな彼女が今は、当たり前のように同じ家にいる。
朝になれば挨拶をして、食事を共にし、時にはくだらないことで笑い合う。
それでも彩葉は、ふとした瞬間に思う。
――私、夢を見ているんじゃないよね。
ヤチヨは彩葉の顔を覗き込んだ。
「彩葉ちゃん?」
「……いえ。なんでもないです」
「そうですか?」
ヤチヨはそれ以上尋ねず、そっと彩葉の頭を撫でた。
「では、朝ごはんを作りましょうか。今日は私がパンケーキを焼きますね」
「ほんと!?」
「ええ。ただし、かぐやちゃんもお手伝いしてくださいね」
「はーい!」
「……絶対、粉をぶちまける」
「いろは、ひどい!」
「昨日、小麦粉を床にぶちまけたのは誰?」
「……かぐやです」
三人の笑い声が、朝の部屋に響いた。
⭐️蘆花 壊れた日常と歪んだ愛
綾紬蘆花は、ずっと見ていた。
画面の向こうで笑う彩葉を見ていた時から、彼女の世界は彩葉だけで回っていた。彩葉が笑えば自分も笑い、彩葉が悲しめば胸が張り裂けそうになった。
あの輝きは私だけのもの。
そう信じていたはずなのに。
「いろはーっ! 朝だよーっ!」
「…知ってる。目覚まし鳴ってるから」
目の前で繰り広げられる光景。かぐやが彩葉にじゃれつき、彩葉が困った顔をしながらも受け入れる。そこにヤチヨが加わり、三人で笑い合う。
それはあまりにも綺麗で、あまりにも残酷だった。
「ああ……彩葉」
蘆花の部屋は暗かった。カーテンは閉め切られ、パソコンのモニターだけが青白い光を放っている。画面にはツクヨミの配信映像ではなく、蘆花が独自に仕掛けた盗撮カメラの映像が映し出されていた。
三人の同棲生活。その幸せそうな様子を、蘆花は毎夜こうして覗き見ていた。
最初は「仲良くしてるな」と暖かい気持ちで見ていたはずだった。かぐやが帰ってきた時も、純粋に嬉しかった。彩葉の笑顔が増えたのだから。
しかし、日を重ねるごとに蘆花の心は黒く染まっていった。
かぐやが彩葉に触れるたびに、ヤチヨが彩葉の名前を呼ぶたびに、蘆花の胸の奥でどす黒い何かが蠢いた。
「なぜ……なぜ私じゃないの?」
蘆花は爪を噛んだ。彩葉と一番長く一緒にいたのは私。彩葉のことを一番分かっているのは私。なのに、なぜあの二人は彩葉との距離を縮めることができるの?
嫉妬。羨望。そして、深淵のような独占欲。
「彩葉は私だけのものなのに……」
その時だった。
パソコンの画面が激しく明滅し、見たこともない奇妙な紋様が浮かび上がった。蘆花が息を呑んで見つめる中、画面から黒い霧が噴き出し、部屋の中に一人の男が現れた。
「やあ。呼んだかい?」
男は言った。円光雄。異世界から召喚されたチート能力者。
彼はまるで世間話でもするかのような気軽さで、暗い部屋に立ち尽くす蘆花に向かって笑いかけた。
「君のその強い思い……負のエネルギーが僕を呼んだんだね。で、何をしてほしいのかな?」
蘆花は震える声で告げた。
「あの二人を……かぐやとヤチヨを消して。彩葉から遠ざけて。お願い」
光雄は面白がるように目を細めた。
「消す……か。殺すのもいいけど、それだと彩葉ちゃんが悲しむよね? せっかくだから、もっと面白いことにしようか」
光雄が指を鳴らす。
「隔離(アイソレーション)」
その瞬間、蘆花の視界で何かが歪んだ。
***
同じ頃。
彩葉とかぐやとヤチヨの家でも、異変が起きていた。
「あれ? かぐや? ヤチヨさん?」
キッチンから戻った彩葉は、目を丸くした。
さっきまでソファでくつろいでいたはずの二人が忽然と消えていたのだ。
「かぐやー!? ヤチヨさんー!?」
彩葉は家中を駆け回った。寝室もバスルームもベランダも。どこにも二人の姿はない。
「そんな……どこに行ったの?」
不安が胸を締め付ける。スマホを手に取り連絡しようとするが、圏外の表示が出るだけだ。
その時だった。
玄関のチャイムが鳴った。
「かぐや!?」
彩葉は期待に胸を膨らませてドアを開けた。
しかしそこにいたのは、かぐやでもヤチヨでもなかった。
「蘆花……?」
そこには、見慣れない冷たい笑みを浮かべた蘆花が立っていた。
「見つけたよ、彩葉」
「え……? どういうこと? かぐや達を知らない?」
彩葉の問いかけに、蘆花はゆっくりと部屋に上がり込んだ。そして、逃げ場を塞ぐようにドアを背中で押し閉めた。
「知ってるよ。あの二人はね、もうここにはいないの」
「いないって……どういう……」
「私が消したの」
蘆花の言葉に、彩葉の思考が凍りついた。
「消したって……何を言って……」
「だから文字通りだよ。あの二人はもう二度と彩葉に触れない。彩葉の名前を呼ぶことも、笑いかけることもできない」
蘆花は一歩ずつ近づいてくる。その目は暗く濁り、狂気が滲んでいた。
「ねえ彩葉。あんな二人、必要ないでしょう? 彩葉には私がいる。ずっと見てきた。ずっと愛してきた。私だけが彩葉の全てを理解できるの」
「蘆花……どうして……」
彩葉は後ずさりした。背中が壁に当たる。もう逃げられない。
「戻ってきてよ。私たちだけでまた配信をしよう。あの頃みたいに。二人だけで……」
蘆花の手が伸びてきて、彩葉の頬を撫でた。その手は氷のように冷たかった。
「嫌だ……離して!」
彩葉は蘆花の手を振り払おうとした。しかし、次の瞬間、蘆花は彩葉の両手首を強く掴み、壁に押し付けた。
「離さないよ。絶対に」
蘆花の顔が近づいてくる。彩葉の瞳に映る恐怖を楽しむかのように。
「彩葉……やっと二人きりだね」
「やめて! かぐや! ヤチヨさん! 助けて!!」
彩葉の叫びは部屋の中に虚しく響いた。
同じ時。
見えない牢獄の中で、かぐやとヤチヨは必死に叫んでいた。
「いろは! いろはーっ!!」
かぐやは壁を叩き、蹴り、あらゆる攻撃を試みた。しかしその壁はビクともしない。まるで世界そのものが二人を閉じ込めているかのような絶対的な空間。
「くっ……! かぐやちゃん、落ち着いて」
ヤチヨも焦っていた。彼女の能力も、ここでは通用しない。何もかもが無力化されていた。
「どうして……こんなことに……」
「あいつだ! あいつがいろはを!」
かぐやは唇を噛み締めた。蘆花の歪んだ顔が脳裏に焼き付いて離れない。
「絶対に許さない……いろはを助け出す……!」
しかし、どうすればいいのか分からない。
この空間から出る術も、彩葉の元へ向かう術も見つからない。
「彩葉ちゃん……」
ヤチヨもまた、祈るような気持ちで壁に手を添えた。
***
「いやぁぁぁっ!!」
暗い部屋に彩葉の悲鳴が響く。
服が裂かれる音。荒い息遣い。抵抗する手が力強く押さえつけられる音。
「彩葉……彩葉……愛してるよ。誰にも触らせない。誰にも渡さない。僕だけのものにするんだ」
蘆花の声はもはや正気ではなかった。愛と憎しみと嫉妬が混ざり合ったドロドロとした感情が、蘆花を突き動かしていた。
「うそ……やめて……こんなのって……」
彩葉の目から涙が溢れ出す。信じていた人に裏切られ、大切な人たちを失い、自分の身体が汚されていく感覚。逃げ場のない絶望が彩葉を押し潰そうとしていた。
「ああ……温かい……彩葉の中に入ってる……」
蘆花の指が秘部を愛撫する。彩葉の細い腰が跳ねた。蘆花は彩葉の乳首を舐め、恍惚とした表情で彩葉を犯した。それは愛の行為などではなかった。一方的な支配。歪んだ所有欲の成就。
「見てるよずっと。これからもずっと。彩葉は私のものだ」
蘆花の欲望は股間にちんぽを生み出した。美少女の股間にいきり立つ一物。
「彩葉❤️一つになろうよ」
蘆花の影が彩葉に覆いかぶさる。
「蘆花!だめっ!いやぁーーーーー!」
彩葉の秘部にズブズブと欲望が挿入される
「いやぁぁっ! やめて…! 蘆花…お願い…やめてよぉっ!!」
暗い部屋。乱れたシーツの上で彩葉は叫んでいた。
蘆花の生やした異形の一物が彩葉の秘部をこじ開けようとしていた。細い身体には残酷すぎるその光景に、彩葉の瞳からは止めどなく涙が流れ落ちる。
「彩葉…いいよ…あったかい…きつい…愛してる…」
蘆花の目は焦点が合っていなかった。快楽と独占欲で心を失いかけていた。かつての優しい友はもういない。そこにあるのは愛に飢えた獣だけだった。
「いやぁっ…やだ…かぐや…ヤチヨさん…助けて…!」
「うるさい!」
その瞬間、蘆花が彩葉の口を塞いだ。
「かぐや? ヤチヨ? そんなのいないよ。ここには私と彩葉だけ。二人きり」
「んぐっ…! ふぅっ…!」
蘆花は彩葉の耳元で囁いた。
「あの二人はもう戻ってこない。彩葉は私のもの。誰にも邪魔させない」
蘆花の腰が動いた。彩葉の小さな身体が揺れる。涙で濡れた瞳が虚空を見つめる。
(かぐや…ヤチヨさん…ごめんね…)
蘆花のピストンは、着実に彼女に快楽を刻み込んでいた。絶頂の時が迫る。蘆花の欲望が彩葉の最奥で爆ぜた。
「ああっ…!」
彩葉の身体が跳ね上がる。白濁した液体が子宮に注ぎ込まれる。蘆花は夢中で彩葉を抱きしめた。
「彩葉…愛してる…私のもの…」
彩葉はもう抵抗する力さえ残っていなかった。ただ呆然と天井を見つめるだけだった。
***
一方、異空間の牢獄の中。
「くそっ…くそっ…!!」
かぐやは何度も壁を叩いていた。拳が血で染まっても、その手を止めようとはしなかった。
「どうして…どうしてこんなことに…」
ヤチヨは膝をつき、唇を噛み締めていた。自分の力が全く通じないこの状況が、彼女の誇りを深く傷つけていた。
「かぐやちゃん…落ち着いて」
「落ち着いてなんかいられない! いろはが…いろはがあいつに…!」
かぐやの叫び声が空間に響き渡る。
「あいつ…蘆花ってやつ…絶対に許さない…! いろはを傷つけた罪は重いんだから…!」
かぐやの瞳に、真紅の炎が宿る。
その時だった。
「おやおや、随分と元気なご様子で」
空間の向こうから、男の声が響いた。円光雄。チート能力者。彼はあざけるように笑いながら二人を見下ろしていた。
「君たち、ここから出られると思ってるのかい? 無駄だよ。僕の『隔離』は絶対だ。どんな力を持っていようが、ここからは出られない」
「ふざけるなっ!!」
かぐやは光雄に向かって飛びかかった。しかし、見えない壁に阻まれ、叩きつけられる。
「くっ…!」
「ほらね。無駄だって言ったろ」
光雄はつまらなそうにあくびをした。
「まあ、君たちのその顔を見るのは楽しいけどね。必死に抗って、結局何もできずに絶望する…。最高のショーだ」
「お前…何が目的なの?」
ヤチヨが静かに問いかけた。その瞳には怒りと共に、冷徹な計算が光っていた。
「目的? そんなの、面白いからに決まってるだろう?」
光雄は肩をすくめた。
「蘆花さんの歪んだ愛を見るのも、彩葉ちゃんが絶望するのも、君たちが無力だと知るのも…全部、最高に面白い。だから僕はここにいる。世界のバグを修正するように、物語を面白くするためにね」
「…最低だ」
ヤチヨが呟いた。
「それは褒め言葉として受け取っておくよ」
光雄は笑って消えた。
***
その頃、蘆花は満足げに彩葉を見つめていた。乱れた髪、涙の跡、赤くなった肌。すべてが自分のものになったという征服感が蘆花を満たしていた。
「彩葉…やっと二人きりだね。これからはずっと一緒。誰にも邪魔させない」
「…蘆花…」
彩葉の唇が震えた。
「どうして…こんなこと…するの…」
「分からないの?」
蘆花は優しく微笑んだ。
「愛してるからだよ。彩葉のこと、誰よりも愛してる。だから、誰にも渡さない。かぐやも、ヤチヨも、みんな邪魔なだけ。彩葉には私がいればいいの」
「…違う…」
彩葉は首を振った。
「違うよ、蘆花。それは愛じゃない…独占欲だよ…」
「愛だよ!」
蘆花の声が荒くなった。
「私だけが彩葉を愛せる! 私だけが彩葉を理解できる! だから…」
「蘆花…」
彩葉は震える手で蘆花の頬に触れた。
「私…蘆花のこと、友達だと思ってたよ。一緒に配信して、一緒に笑って…すごく楽しかった。でも…今の蘆花は…友達の蘆花じゃない」
「…彩葉…」
「お願い…やめて。かぐやとヤチヨさんを返して。お願いだから…」
彩葉の涙が蘆花の手に落ちる。
その温かさに、蘆花の心が一瞬だけ揺らいだ。
「…でも…」
「蘆花…」
彩葉は蘆花の手を握った。かつての友達に向けるような、優しい手つきで。
「私は蘆花のこと、嫌いになりたくないよ…」
その言葉が、蘆花の心に深く突き刺さった。
「嫌い…に…なりたくない…?」
蘆花の目から、一粒の涙がこぼれ落ちた。
「…彩葉…」
しかし、その瞬間だった。
「残念ながら、感動的なシーンはここまでだ」
光雄の声が異空間から響く。
そして、異空間の向こうに、恐ろしい光景が展開していた。
そこには全裸に剥かれて触手に絡め取られたかぐやとヤチヨがいた。
「見せてあげようか。君の大切な人たちがどうなっているかを」
光雄の声と共に、蘆花の部屋の空間が歪んだ。まるで映画のスクリーンのように、異空間の光景が彩葉の目の前に投影される。
「いや…いやだ…見たくない…!」
彩葉は目を逸らそうとした。しかし、蘆花が強引に彩葉の顔を固定した。
「見なよ、彩葉。あの二人がどうなったか。私たちの邪魔をした罰を」
そこに映し出されていたのは、地獄絵図だった。
異空間。
「あぐっ…! やめ…ああっ!!」
かぐやの悲鳴が響き渡る。全裸にされた彼女の四肢は太い触手に拘束され、身動きが取れない状態だった。そして、その最も敏感な部位に、ぬめった触手が容赦なく侵入していた。
「ほうら、かぐやちゃん。元気な声で鳴いてくれるね」
光雄は空中に浮遊し、愉悦に浸った表情でその様子を眺めていた。彼の背後から無数に生えた触手はまるで生き物のようにうねり、かぐやの身体を弄んでいた。
「くっ…はぁ…あ…やだ…そこ…!」
太い触手が秘部をかき回し、先端が子宮口を叩く。同時に別の触手がクリトリスを執拗に責め立てていた。ヌルヌルとした粘液が分泌され、かぐやの秘部はグチャグチャといやらしい音を立てていた。
「いやぁ…変になる…いろは…いろはぁ…!」
かぐやの目から涙が溢れる。好きな人の名前を呼ぶことしかできない無力さ。プライドの高い彼女にとって、この屈辱は何よりも辛かった。
「かぐやちゃんも感度がいいねえ。ほら、ここも可愛がってあげよう」
「えっ…あそこは…だめぇぇっ!!」
細い触手がアナルに侵入する。未知の感覚に身体が跳ね上がった。前も後ろも同時に責められ、かぐやの思考は白濁していく。
「ああっ! あっ! あっ! だめ…いく…いっちゃうぅぅっ!!」
かぐやの身体が弓なりに反り返り、大量の愛液が噴き出した。絶頂の証である白濁した液が触手に絡みつく。
「はぁ…はぁ…うそ…こんな…」
放心状態のかぐやに構わず、触手はピストン運動を再開する。休む間もなく与えられる快楽に、かぐやの抵抗は次第に弱まっていった。
「さて、もう一人も楽しもうか」
光雄の視線がヤチヨに向けられた。
「くっ…」
ヤチヨは歯を食いしばっていた。かぐやと同様に全裸にされ、触手に拘束されている。しかし、彼女は必死に声を堪えていた。ツクヨミの管理人としての誇りが、簡単に快楽に屈することを許さなかった。
「おや、ヤチヨちゃんは頑張るねえ。でもね…」
光雄が指を鳴らす。すると、ヤチヨの身体を拘束していた触手が一斉に動き出した。
「んっ…! くぅっ…!」
太い触手が秘部を貫く。同時に胸の先端を吸い上げるように触手が巻き付いた。さらにアナルにも異物が侵入し、前後の穴を同時に犯される。
「どう? まだ我慢できる?」
「…いくっ…うぅっ…」
ヤチヨの表情が歪む。身体の奥底から湧き上がる快楽に抗おうとするが、触手の動きは容赦がない。特にGスポットを的確に狙うピストンは、彼女の理性を削り取っていった。
「あっ…だめ…そこは…!」
「ほら、声が出ちゃった」
光雄が楽しそうに言う。ヤチヨの秘部からは既に大量の愛液が溢れ出し、太ももを伝って滴り落ちていた。
「ふぁっ…あっ…彩葉ちゃん…ごめん…ね…」
ヤチヨの目から涙がこぼれる。彩葉にこんな姿を見られる屈辱。そして、抗えない快楽に身を委ねてしまう自分への情けなさ。
「ああっ! あっ! あっ! いくっ! いっちゃうぅぅっ!!」
ヤチヨの身体が激しく痙攣し、白濁した液が噴き出した。かぐやと同様に触手に犯され、絶頂に達した姿はあまりにも淫らだった。
「はぁ…はぁ…」
放心状態の二人に構わず、触手は動き続ける。二つの穴を同時に犯し、子宮の奥まで押し上げる。大量の白濁液が注ぎ込まれ、二人の腹部が微かに膨らんだ。
「いやぁぁっ!! やめてぇっ!! かぐや! ヤチヨさん!」
彩葉は叫んだ。目の前で繰り広げられる光景が信じられなかった。大切な二人が触手に犯され、快楽に溺れていく様子。それは彩葉の心を引き裂くには十分すぎる残酷さだった。
「見たかい? これが彼女たちの本性さ。あんなに抵抗していたけど、結局は快楽に負けた」
光雄の声が響く。
「違う…違うよ…!」
彩葉は首を振った。信じたくなかった。二人がこんな目に遭っているのに、自分は何もできない。無力感が彩葉を押し潰そうとしていた。
「ねえ彩葉。分かったでしょう? あんな二人、彩葉を守ることさえできないんだよ。彩葉には私がいればいいの」
蘆花が彩葉を抱きしめた。その腕は優しく、しかし決して逃がさないという強さを秘めていた。
「蘆花…これは…これは愛じゃないよ…」
彩葉の声は震えていた。
「愛だよ。彩葉のためなら何でもする。邪魔なものは排除する。それが私の愛」
蘆花の目は狂気に満ちていた。彩葉を見つめるその瞳には、もはや理性の光はなかった。
「お願い…かぐやとヤチヨさんを助けて…お願いだから…」
彩葉はすがりつくように懇願した。しかし、蘆花は首を横に振った。
「ダメだよ。二人はもう要らない。彩葉には私だけがいればいい」
その時だった。
「…違う」
小さな声だった。しかし、その声には確かな意志が宿っていた。
「え?」
蘆花が眉をひそめた。
「私には…二人が必要なの。かぐやもヤチヨさんも…どっちも大切…だから…」
彩葉は立ち上がった。足は震えていたが、その瞳には強い光が宿っていた。
「彩葉…?」
蘆花が戸惑う。
「蘆花。あなたのこと…嫌いになりたくないって言ったのは本心だよ。でも…これは間違ってる。二人を傷つけてまで私を手に入れようとするのは…間違ってる!」
彩葉の叫びが部屋に響き渡った。
その瞬間だった。
「…彩葉ちゃん」
異空間の中で、ヤチヨが目を開けた。快楽に溺れかけていた意識が、彩葉の声によって引き戻された。
「いろは…」
かぐやもまた、正気を取り戻した。
「…負けない。絶対に負けない…!」
ヤチヨの瞳に決意の光が宿る。ツクヨミの管理人としての力が、彼女の奥底で目覚めようとしていた。
「いろは…待ってて…絶対に助けるから…!」
かぐやの拳が握りしめられる。彼女の内なる力が、触手の侵食に抗い始めた。
その変化に気づいた光雄が眉をひそめた。
「おや? まだ抵抗する元気が残ってたか。でもね…」
光雄が新たな触手を生み出す。さらに太く、さらに凶悪な触手が二人に迫る。
「これで終わりにしてあげよう」
しかし、その時だった。
「やめろぉぉぉっ!!」
彩葉の叫びと共に、眩い光が放たれた。
彩葉の身体から溢れ出した光が異空間の壁を貫いた。
「なっ…!?」
光雄が驚愕する。
「これは…まさか…」
蘆花もまた、目を見開いた。
彩葉の身体は金色の光に包まれていた。その光は温かく、しかし力強く闇を払っていた。
「私の…声が…届いた…?」
彩葉は自分の手を見つめた。信じられない力が自分の中から湧き上がってくるのを感じていた。
「かぐや…ヤチヨさん…私が助ける…!」
彩葉の決意が光となって異空間の二人に届いた。
「いろは…!」
「彩葉ちゃん…!」
二人の瞳に希望の光が宿る。
「くそっ! 何だこの力は!?」
光雄が触手を振り回す。しかし、彩葉の光は触手を焼き払い、異空間の壁に亀裂を入れた。
「まだだ…まだ終わらないぞ!」
光雄は必死に抵抗する。しかし、亀裂は次第に広がっていった。
「今だ! かぐや!」
ヤチヨが叫ぶ。
「うん!」
かぐやが力を振り絞る。二人の力が共鳴し、亀裂をさらに広げた。
「破ァァァッ!!」
亀裂が崩壊し、異空間への道が開かれた。
「まさか…俺の『隔離』が…!」
光雄が信じられないという表情をする。
「許さない…!」
かぐやとヤチヨが異空間から飛び出した。その姿は傷だらけだったが、瞳には強い意志が宿っていた。
「いろは!」
「彩葉ちゃん!」
二人が彩葉の元へ駆け寄る。三人が抱き合い、温もりを分かち合う。
「かぐや…ヤチヨさん…よかった…無事で…」
彩葉の目から涙が溢れる。
「いろは…ごめんね…助けられなくて…」
かぐやも泣きそうな顔で謝る。
「いいの…二人が戻ってきてくれただけで…」
「彩葉ちゃん…」
ヤチヨが優しく彩葉の頭を撫でた。
その光景を、蘆花は呆然と見つめていた。
「どうして…どうして私じゃダメなの…?」
蘆花の呟きは虚しく響いた。
そして一方で光雄は舌打ちしていた。
「チッ…まさか破られるとはね。でも、これはまだ始まりに過ぎない」
光雄の目が不気味に光った。
「次はもっと面白くしてあげるよ」
物語はまだ終わっていなかった。
⭐️見返り歪んだ契約の果てに
「さて、と」
異空間から解放された直後の混乱の中、光雄の冷たい声が響いた。彼は何事もなかったかのように空中に浮遊し、指を鳴らした。
「な、何…?」
蘆花が振り返る。彩葉とかぐやとヤチヨの再会の喜びに浸っているその隙を突くように、光雄は蘆花の前に降り立った。
「約束は果たしたよ。かぐやとヤチヨを隔離した。でもね…」
光雄の目が妖しく光る。
「契約ってのは対等じゃないと成立しない。君、僕に何かを頼んだよね? その見返りを払ってもらわないと」
「見返り…?」
蘆花の顔が青ざめた。
「君は俺を呼んだ。俺の力を使った。だから俺の望みも叶えてもらう。それが契約のルール」
光雄は蘆花の顎を持ち上げ、覗き込んだ。
「俺の望みは一つ。君が俺の性奴隷になること」
「なっ…!」
蘆花の目が見開かれる。信じられない言葉に思考が停止した。
「嫌だ…そんなの…」
「嫌? でも断れば彩葉ちゃんをまた傷つけるよ? かぐやとヤチヨもね」
光雄の言葉に蘆花の背筋が凍った。彩葉を傷つけることだけは絶対に避けたかった。たとえ自分が犠牲になっても。
「…分かった…」
蘆花は力なく頷いた。
「蘆花! 何言ってるの!?」
彩葉が叫ぶ。しかし光雄が指を鳴らすと、見えない壁が蘆花と他の三人を隔てた。
「悪いけど、二人きりで楽しませてもらうよ」
光雄は蘆花の身体を抱き寄せた。
「やめろっ!!」
かぐやが壁を殴るが、ビクともしない。彩葉もヤチヨも必死に壁を叩くが、その声は届かない。
「彩葉…」
蘆花は振り返り、涙目で彩葉を見つめた。自分が選んだ道。彩葉を守るために選んだ道。それがこんな結末を迎えるとは思ってもいなかった。
「大丈夫だよ…私は…大丈夫だから…」
「蘆花…」
彩葉の声が震える。
「さあ、始めようか」
光雄が指を鳴らすと、蘆花の服が一瞬で消え去った。白い肌が露わになり、蘆花は慌てて身体を隠そうとした。
「やめて…恥ずかしい…」
「恥ずかしい? 可愛いこと言うね。でもね、これからもっと恥ずかしいことをしてもらうから」
光雄は蘆花の耳元で囁いた。
「さあ、服を脱がせてごらん」
「え…?」
「脱がせるんじゃなくて、君が自分で脱ぐんだよ。全部」
蘆花の頬が赤くなる。しかし逆らえば彩葉に危害が加わる。蘆花は震える手でブラジャーのホックを外した。白い乳房が揺れる。次にショーツに手をかけゆっくりと下ろした。
「ふふ、可愛い。全部見せてごらん」
蘆花は両手で身体を隠していたが、光雄の視線に耐えられず、おずおずと手を開いた。美しい身体が全て露わになる。
「いい身体だね。じゃあ次は…」
光雄が指を鳴らすと、蘆花の身体が空中に浮いた。そして、四肢が見えない力で拘束された。
「え…? 何これ…」
「拘束だよ。これから君を可愛がるから」
光雄の背中から触手が伸びる。蘆花は恐怖に目を見開いた。
「やめて…触手なんて…嫌…」
「大丈夫。優しくするよ」
光雄の触手が蘆花の身体に触れた。冷たくてぬめった感触。蘆花の身体が震える。
「はぁ…」
触手が乳房を包み込み、乳首を転がすように刺激した。
「んっ…」
蘆花の口から甘い吐息が漏れる。
「感じやすいね。ほら、ここも」
別の触手が秘部に触れた。まだ濡れていない秘唇をなぞるように動く。
「やめ…あっ…」
「まだ始まったばかりだよ」
触手の先端が秘部に侵入した。慣れない異物感に蘆花の身体が跳ねる。
「あっ…! んんっ…!」
「どう? 気持ちいい?」
「いや…こんなの…」
蘆花は首を振った。しかし、触手は容赦なく動き続ける。秘部の奥へと侵入し、敏感な部分を的確に刺激する。
「あっ…あっ…だめ…そこ…」
蘆花の秘部から愛液が滲み始めた。触手が動くたびにグチュグチュといやらしい音が響く。
「ほら、もう濡れてる。素直じゃないか」
光雄が笑う。その言葉に蘆花の顔が羞恥で赤くなる。
「ちが…こんなの…」
「嘘つき。ほら、ここ」
触手がクリトリスを摘み上げた。強烈な刺激に蘆花の背中が反り返る。
「ひゃあっ!」
「いい声だね。もっと聞かせて」
光雄は触手をさらに動かした。前の穴だけでは足りず、後ろの穴にも触手を侵入させる。
「えっ…そこは…やだ…!」
「全部使わせてもらうよ」
アナルに侵入した触手が内壁を擦る。前後同時に責められ、蘆花の理性が溶けていく。
「ああっ! あっ! あっ! だめ…変になる…!」
「もう変になってるよ」
光雄が残酷な笑みを浮かべる。
「ほら、彩葉ちゃんを見てみなよ」
「え…?」
蘆花が視線を向けると、見えない壁の向こうで彩葉がこちらを見ていた。涙を流し、唇を噛み締めている。
「いろは…見ないで…!」
蘆花は必死に叫ぶ。しかし、光雄は蘆花の顔を彩葉の方に向けさせた。
「見せなよ。彩葉ちゃんに君の全部を」
「いや…いやだ…!」
「ほら、君の中に僕のモノを入れてあげる」
光雄がズボンを脱ぎ、すでに勃起したペニスを露出させた。それを蘆花の秘部にあてがう。
「やめて…彩葉が見てる…」
「だからいいんだよ。彩葉ちゃんの前で君が僕に犯される。最高に興奮するだろう?」
光雄は一気にペニスを挿入した。
「あああっ!!」
蘆花の悲鳴が響き渡る。処女を失う痛みと快楽が同時に襲いかかった。
「きつい…いいね」
光雄は腰を動かし始めた。激しいピストン運動。蘆花の身体が揺れる。
「あっ…あっ…あっ…!」
「どう? 気持ちいい?」
「いや…いや…でも…」
蘆花の目から涙がこぼれる。彩葉の前で犯される屈辱。しかし身体は正直に反応してしまう。ペニスが動くたびに、蘆花の秘部は熱くなり、愛液が溢れ出した。
「あっ…あっ…彩葉…ごめん…ごめんね…」
蘆花は彩葉の方を見ながら泣いた。ごめんね、と何度も繰り返す。しかし、その声は快楽に掠れていた。
「いいよ、その顔。もっと泣いて」
光雄はさらに激しく腰を動かした。蘆花の秘部が赤く腫れあがる。
「あっ! あっ! あっ! いく…いく…!」
「ほら、イキなよ。彩葉ちゃんの前で」
「いやぁぁっ! あああっ!!」
蘆花の身体が弓なりに反り返り、絶頂に達した。白濁した液が噴き出し、光雄のペニスに絡みつく。
「はぁ…はぁ…」
放心状態の蘆花に構わず、光雄はピストンを続ける。何度も何度も突き上げ、蘆花の身体に快楽を刻み込む。
「彩葉…彩葉…」
蘆花は彩葉の名前を呼び続けた。心の中では助けを求めている。しかし身体は快楽に負けている。
「さあ、次はどうしようか」
光雄が意地悪く笑う。
「次は…君の口を使ってもらおうか」
「え…?」
光雄がペニスを蘆花の口元に持っていく。
「舐めて。そして飲んで」
「いや…そんなの…」
「できない? じゃあ彩葉ちゃんを…」
「やる…やるから…」
蘆花は震える手でペニスを掴み、恐る恐る口に含んだ。初めての感触。生臭い匂い。
「んっ…」
「舌を使って」
言われるままに舌を動かす。ペニスの先端を舌で転がし、茎を舐める。
「いいね。上手だ」
光雄が満足げに頷く。そして、ペニスを奥まで押し込んだ。
「んぐっ…!」
「全部飲んで」
蘆花は必死に飲み込もうとした。しかし喉が詰まりそうになる。
「彩葉…ごめん…」
涙を流しながら奉仕する蘆花。その姿はあまりにも惨めだった。
「さあ、出すよ」
光雄がペニスを抜き、蘆花の顔に放った。白濁した液が蘆花の顔を汚す。
「はぁ…はぁ…」
「いい子だね。次はもっと気持ちよくしてあげる」
光雄は蘆花の身体を抱き寄せ、再びペニスを挿入した。今度は後ろから。アナルに侵入する異物感に蘆花の身体が跳ねる。
「ああっ! だめ…そこ…!」
「大丈夫。すぐに気持ちよくなる」
光雄の指が蘆花のクリトリスを弄る。アナルとクリトリスを同時に刺激され、蘆花の理性が崩壊する。
「あっ! あっ! あっ! やだ…いく…いく…!」
「いいよ。イキな」
「ああああっ!!」
蘆花は再び絶頂に達した。身体が痙攣し、白濁した液が溢れ出す。
「はぁ…はぁ…」
「まだ終わらないよ」
光雄は容赦なく動き続ける。何度も何度も蘆花を犯し、絶頂に導く。
「彩葉…助けて…」
蘆花の声はもう力なかった。ただ彩葉の名前を呼ぶことしかできない。
その頃、彩葉は…
「蘆花…蘆花…」
彩葉は涙を流しながら叫んでいた。蘆花が光雄に犯される姿を見せつけられ、自分は何もできない無力さに打ちひしがれていた。
「どうして…どうしてこんなことに…」
「彩葉ちゃん…」
かぐやが彩葉を抱きしめた。
「大丈夫…絶対に助けるから…」
「でも…蘆花が…」
ヤチヨもまた、厳しい表情で壁を見つめていた。
「あの男…許さない…」
三人の決意が一つに重なる。
「絶対に蘆花を助ける。そしてあの男を倒す。そのために…力が必要」
ヤチヨの瞳に決意の光が宿った。
⭐️ 決意の灯火
「蘆花を助ける。絶対に」
彩葉の瞳に強い光が宿っていた。さっきまでの涙はもう乾いている。
「でも…どうやって? あの壁は壊れないし、あいつの力は…」
かぐやが唇を噛む。光雄の『隔離』は絶対的だった。何度壁を叩いてもビクともしない。
「力…私たちに足りない力を補う方法があるはず」
ヤチヨが静かに言った。その目は壁の向こうを透かすように見つめている。
「彩葉ちゃん、さっきの光…あれは何?」
「え…?」
彩葉は自分の手を見た。あの時、異空間の壁を貫いた金色の光。あれは一体何だったのか。
「私にも分からない…でも、あの時声が聞こえたの。かぐやとヤチヨさんを助けたいって思った瞬間、身体から光が溢れた」
「彩葉ちゃんの想いが力になった…?」
ヤチヨが目を細めた。
「もしかして、それが鍵なのかもしれない」
「鍵?」
「私たち三人の想いを一つにする。そうすれば壁を越えられるかもしれない」
ヤチヨの言葉に、かぐやが顔を上げた。
「やろう。やるしかない!」
***
同じ頃。
「はぁ…はぁ…」
蘆花は床に転がされていた。何度も犯され、身体中が光雄の痕跡で汚されていた。もう抵抗する力さえ残っていない。
「彩葉…彩葉…」
ただその名前だけを繰り返す。それが蘆花を繋ぎ止める最後の糸だった。
「まだ呼んでるの? 彩葉ちゃんは来ないよ」
光雄が蘆花の髪を掴み、顔を上向かせた。
「来る…彩葉は来る…絶対に…」
「へえ、そう? じゃあ試してみようか」
光雄が指を鳴らす。見えない壁がさらに厚くなる。
「これで二度と入れない。どうする? 祈るだけだよ」
光雄が笑う。蘆花の目から涙がこぼれた。
(彩葉…お願い…来ないで…これ以上見せたくない…汚れた私を…)
しかし、その時だった。
「蘆花ーーー!!」
壁の向こうから彩葉の声が響いた。蘆花の心臓が跳ねる。
「彩葉…?」
「蘆花! 聞こえてる!? 今助けるから! 絶対に助けるから!!」
彩葉の声は確かに届いていた。光雄の『隔離』を超えて。
「なっ…!?」
光雄が驚愕する。壁が微かに振動していた。
「嘘だろ…? 俺の『隔離』が揺らいでる?」
***
壁のこちら側。
「届いた…声が届いた!」
かぐやが叫ぶ。
「もう一度! もっと強く!」
ヤチヨが彩葉の手を握った。
「彩葉ちゃん、私たちの力を預ける。だからもう一度、あの光を」
彩葉は頷いた。三人は手を重ね合った。
「蘆花を助けたい!」
彩葉の叫びと共に金色の光が溢れ出した。
「かぐやも!」
かぐやの拳が光に包まれる。彼女の内なる力が共鳴する。
「彩葉ちゃん、かぐやちゃん、私も!」
ヤチヨの歌声が響き渡る。ツクヨミの管理人としての力が全力で解放される。
三つの光が一つに絡み合い、巨大な光の柱となった。
「行くよ!」
「うん!」
「ええ!」
三人の声が重なる。光の柱が壁を直撃した。
「バリバリバリッ!!」
壁に亀裂が入る。光雄が顔を歪めた。
「馬鹿な…三人人間の力で俺の『隔離』を…!」
亀裂は広がり、ついに壁が崩壊した。
眩い光が部屋を満たす。
「蘆花!」
彩葉が駆け込んだ。そこにいたのは傷だらけの蘆花だった。
「彩葉…来たの…」
蘆花の声は弱々しかった。目は焦点が合っていない。
「蘆花…!」
彩葉が蘆花を抱きしめた。冷たい身体が震えている。
「ごめん…ごめんね…彩葉…私…」
「しゃべないで。もういいから」
彩葉の涙が蘆花の頬に落ちる。
「さて、感動の再会だね。でも…」
光雄の冷たい声が響いた。彼は余裕たっぷりの表情で立っていた。
「壁を壊したのは感心したよ。でも、俺を倒さなきゃ意味がないだろう?」
「…!」
三人が光雄を睨む。
「蘆花を返して。そして消えて」
彩葉の声には静かな怒りがあった。
「消える? 俺が? 残念だけど無理だね。僕は物語を面白くするためにいる。主人公が困難を乗り越えるための障害物…それが僕の存在意義」
光雄が指を鳴らす。触手が三人に迫る。
「だから君たちに倒されるつもりはない」
「ふざけるな!」
かぐやが飛び出した。光の残滓を纏った拳で触手を殴りつける。
「消えろ!」
触手が砕け散る。光雄が目を見開いた。
「なっ…!?」
「私の拳、届く!」
かぐやが地面を蹴り光雄に突進する。
「速い! でも…」
光雄が防御の触手を展開する。しかし、ヤチヨの歌声が響いた。
「なぎさに寄せて…波の音を…」
ヤチヨの声が触手に波のように伝わり、触手が震えて止まる。
「今! 彩葉ちゃん!」
「うん!」
彩葉が両手を伸ばす。金色の光が蘆花の身体を包み込み、傷を癒していく。
「あたたかい…」
蘆花の表情が和らぐ。
「蘆花、立てる?」
「彩葉…」
蘆花が涙目で彩葉を見た。
「立てる…大丈夫…」
蘆花が彩葉の手を握り立ち上がる。
「四人、 面白いね」
光雄が皮肉げに笑う。しかし、その表情に焦りが滲んでいた。
「でも四人でも無理だ。俺は無敵だ。チート能力者だからね」
「無敵じゃない」
ヤチヨが静かに言った。
「あなたは物語のバグよ。バグは修正されるべき」
「…何?」
「あなたの存在は歪んでいる。だから力も歪んでいる。私たちの想いが一つになれば、歪んだ力を正すことができる」
ヤチヨの瞳が光る。
「言うねえ。じゃあ試してみろよ」
光雄が全ての触手を解放する。無数の触手が四人に襲いかかる。
「蘆花…私と一緒に」
彩葉が蘆花の手を握った。
「え…?」
「蘆花の力も貸して。蘆花の想いも必要なの」
「私の…想い…」
蘆花は彩葉の手を握り返した。
「彩葉…私は…」
蘆花の目から涙がこぼれる。
「私は彩葉を愛してた。独占したかった。でも…それは間違ってた。彩葉にはかぐやもヤチヨさんも必要。私だけじゃない。分かってたはずなのに…」
「蘆花…」
「でも…今でも彩葉のことは大好き。友達として、大切な人として…それでもいい?」
「もちろん。蘆花は私の大切な友達だよ」
彩葉が微笑む。その笑顔が蘆花の心を溶かした。
「うん…うん…!」
蘆花の目から涙が溢れる。しかし、それは後悔の涙ではなく、救われた涙だった。
「行くよ! 四人で!」
彩葉が叫ぶ。
「おう!」
かぐやが拳を構える。
「ええ!」
ヤチヨが歌い始める。
「彩葉…」
蘆花もまた、彩葉の手を強く握った。
四人の想いが一つに重なる。
金色の光が四人を包み込み、巨大な柱となる。
「なっ…! この力は…!」
光雄が後ずさる。触手が光に触れ、焼き払われていく。
「修正する…!」
ヤチヨが歌う。
「届け…!」
かぐやが拳を振り抜く。
「蘆花の分も…!」
蘆花が叫ぶ。
「彩葉の想いを…! 全部届ける…!!」
彩葉の叫びと共に光の柱が爆発した。
光雄の身体を直撃する。
「ぐああああっ!!」
光雄が叫ぶ。彼の身体が光に包まれ、亀裂が入る。
「嘘だ…俺が…チート能力者が…負ける…? 物語のバグが…修正される…? そんなの…ありえない…!」
光雄の身体が光の中に溶けていく。最後に残ったのは恐怖に歪んだ顔だけだった。
「まさか…俺が…バグだったの…か…」
光雄は消えた。跡形もなく。
***
静寂が戻った。
光が収まり、四人は立ち尽くしていた。
「終わった…の?」
蘆花が震える声で聞く。
「終わったよ」
彩葉が蘆花を抱きしめた。
「蘆花…よかった…」
「彩葉…ごめんね…ごめん…」
蘆花は彩葉の胸で泣いた。後悔と安堵が入り混じった涙を流し続ける。
「いいよ。もう終わったから」
彩葉は蘆花の頭を撫でた。
かぐやとヤチヨも近づく。
「蘆花…私たちと一緒においで」
かぐやが手を差し出す。
「蘆花さん…一緒に暮らしましょう」
ヤチヨが微笑む。
蘆花は涙目で二人を見た。
「いいの…? 私なんか…」
「何言ってるの。蘆花は仲間だよ!」
かぐやが蘆花の手を握る。
「かぐや…ヤチヨさん…」
蘆花の顔に、ようやく笑顔が戻った。
***
数日後。
四人での暮らしが始まった。
朝になれば、かぐやが目覚ましを止める。キッチンではヤチヨが朝ごはんを作る。蘆花が洗濯物を干し、彩葉がテーブルを拭く。
「今日はパンケーキがいい!」
「昨日もパンケーキだったよ」
「でも美味しかったからいいの!」
「かぐやは甘いものばかり食べるからダメだよ」
「えー! 蘆花も甘いの好きなくせに!」
「私は別に…」
「嘘だー、昨日プリン食べたの見たよ」
「あ…」
四人の笑い声が朝の部屋に響く。
特別な奇跡なんて必要ない。
同じ家で目を覚まし、同じ食卓を囲み、夜になれば「おやすみ」と言い合える。
そんな日々こそが彼女たちにとって何よりも大切な宝物だった。
そして、それは四人になってからさらに温かくなった。
「ねえ彩葉」
夜、ベランダで星空を見上げながら蘆花が言った。
「何?」
「ありがと。私を許してくれて」
「蘆花…」
「私、ずっと見てるね。彩葉の幸せを。今度はちゃんと、友達として」
彩葉は蘆花の手を握った。
「蘆花、友達はもう卒業。あなたも私の恋人❤️これからもずっと一緒だよ」
星空の下、四人の手が重なり合う。
歪んだ愛は正された。そして新たな日々が始まっていた。
――了――