アニメ世界移行能力をもった俺がアニメヒロインを犯りまくる。※リクエストも可 作:みなぽん
夜明け前のロズワール邸は、まだ夢の底に沈んでいた。
廊下を照らす魔鉱石の灯りは淡く、窓の外には白んだ空が静かに広がっている。庭園には朝露が降り、草花の先端に小さな雫が揺れていた。誰もが眠る時間――けれど、その部屋だけは違った。
レムの眠る部屋。
そこには、今日も同じようにナツキ・スバルがいた。
椅子に腰掛けたまま、彼はベッドに伏せるように肘をつき、眠り続ける少女の顔を見つめている。
白い頬。薄く閉じられた瞼。青い髪は枕へ柔らかく広がり、まるで時間そのものが止まってしまったようだった。
呼吸は穏やかだ。命はある。
だが、彼女は戻らない。
存在を喰われた少女。
世界から忘れ去られ、記憶の外へ追いやられ、それでもスバルだけが彼女を覚えていた。
「……おはよう、レム」
毎朝の挨拶だった。
返事が返らないことを知っていて、それでも口にする。
スバルの指先が、レムの手に触れる。
冷たくはない。人の温度だ。
生きている。
それだけが、救いだった。
「今日はさ……エミリアたちと村に行く予定なんだ。ラムが、オレに仕事しろってうるさくて」
苦笑する。
誰に向けた笑顔なのか、自分でもわからない。
沈黙が部屋を満たす。
レムは何も答えない。
それでもスバルは話し続ける。
彼女が眠るようになってから、ずっとそうしてきた。
世界に忘れられた彼女を、言葉で繋ぎ止めるように。
「……起きたらさ、また怒るんだろ? “スバルくん、ちゃんと働いてください”って」
静かな笑いが漏れる。
その笑いは途中で消えた。
唇が震えた。
「……オレ、頑張ってるよ」
声が小さくなる。
「ちゃんと、頑張ってる」
その言葉は、誰より自分に向けたものだった。
どれだけ戦っても。
どれだけ前に進んでも。
ここだけは、時間が動かない。
レムの眠る部屋だけが、取り残されている。
扉の外で、小さな気配が止まった。
エミリアだった。
ノックをしようとして、手を止める。
少しだけ開いた扉の隙間から、スバルの背中が見えた。
あの姿を、彼女は何度見ただろう。
毎朝。
毎晩。
スバルはここへ来る。
眠るレムに話しかける。
手を握る。
まるで恋人のように。
エミリアは視線を伏せた。
胸の奥が、少しだけ痛む。
それが嫉妬なのか、罪悪感なのか、自分でもわからなかった。
レムは大切な仲間だ。
彼女が目覚めてほしいと思っている。
本当に、心から。
けれど。
――スバルのその顔を見てしまうと。
胸の奥に、小さな棘が刺さる。
自分には向けられない表情。
自分には見せない弱さ。
スバルは、レムの前でだけ泣きそうになる。
それが、少しだけ苦しかった。
「……エミリア様?」
後ろから声がした。
振り返ると、ラムがいた。
静かな視線で、エミリアを見る。
「入らないの?」
「……ううん」
エミリアは首を振った。
「なんとなく……邪魔しちゃいけない気がして」
ラムは小さく息をついた。
「別に、バルスは誰かに見られて困ることはしてないわ」
「そういう意味じゃないの」
エミリアは困ったように笑う。
「ただ……二人の時間みたいで」
ラムは黙った。
否定しなかった。
部屋の中では、スバルがレムへ話しかけ続けている。
穏やかで、優しい声。
あれほど騒がしい男なのに、ここでは驚くほど静かだった。
ラムは目を細める。
感情の薄い顔に、わずかな影が差した。
妹。
世界から消えた妹。
誰も覚えていない。
自分ですら、記憶の輪郭が曖昧だ。
けれど、確かに心が欠けている。
埋まらない空白がある。
それだけは理解できた。
スバルは、その空白の正体を知っている。
だから、彼はここにいる。
毎日。
何度でも。
「……愚かね」
ラムが呟く。
「本当に、救いようがないくらい」
けれど、その声には棘がなかった。
むしろ、少しだけ優しかった。
昼過ぎ。
ロズワール邸には陽光が差し込み、廊下が暖かくなる。
窓辺で風がカーテンを揺らしていた。
それでも、レムの部屋だけは静かなままだ。
スバルは眠っていた。
ベッド脇の椅子に座ったまま。
レムの手を握ったまま。
疲れが溜まっていたのだろう。
浅い呼吸を繰り返し、額を腕へ預けている。
その姿を見つめるエミリアは、小さく息を吐いた。
起こさないように、そっと近づく。
スバルの寝顔。
無防備で、少し幼い。
いつも無理をして笑っている顔とは違う。
「……ほんと、がんばり屋さん」
呟きながら、エミリアは彼の肩へ毛布を掛けた。
スバルは起きない。
レムの手を離さない。
その光景が、美しくて。
そして、少しだけ悲しかった。
エミリアはレムを見る。
眠る少女。
綺麗な横顔。
きっと、優しい夢を見ているのだろう。
「ねえ、レム」
小さく呼びかける。
返事はない。
「早く起きてあげて」
窓から風が吹く。
白いカーテンが揺れた。
「……スバルが、あなたを待ってる」
言葉の最後が、少しだけ掠れた。
エミリアは笑った。
優しく。
どこか切なく。
ロズワール邸の午後は静かに流れる。
止まった時間と。
進み続ける時間。
愛情と。
喪失と。
言葉にできない感情が、屋敷の中を漂っていた。
誰も叫ばない。
誰も壊れない。
それでも、確かに情熱はあった。
静かな炎のように。
胸の奥で燃え続ける、消えない願いがあった。
夕暮れがロズワール邸の窓を赤く染めていた。
長い廊下に沈む朱色の光は、どこか不吉だった。
その瞬間だった。
何の前触れもなく、空間が揺らいだ。
まるで水面に石を落としたように、空気が波打つ。
廊下の中央。
何もなかった場所に、黒い裂け目が生まれる。
裂け目は静かに広がり、闇を吐き出すように形を変え――ひとりの男が現れた。
黒い外套。
長身。
年齢は三十代か?
どこにでもいる普通のおじさんだが、その目には説明しづらい冷たさが宿っていた。
男は周囲を見回し、軽く肩を回す。
「……お、成功したか」
日本語だった。
その声に、廊下を歩いていたスバルが足を止める。
「……は?」
耳を疑った。
今、確かに。
聞き慣れた言葉だった。
男はスバルへ視線を向ける。
口元に笑みを浮かべた。
「久しぶりだな、日本語。安心したよ。やっぱ異世界って疲れるよな」
スバルの目が見開かれる。
「お前……日本人?」
「円光雄。まあ、好きに呼んでくれ」
男は気軽に手を上げる。
その態度は妙に自然だった。
異世界の住人にはない空気。
立ち方。
言葉の間。
スバルにはわかった。
同じ世界の人間。
自分と同じ場所から来た存在。
それだけで、警戒心がわずかに崩れる。
「……お前、どこから来た」
「そりゃ日本だよ。君と同じ」
光雄は薄く笑った。
「ナツキ・スバル」
名前を呼ばれた瞬間、スバルの肩が震えた。
「なんで知ってる」
「有名だよ。王選候補の騎士。変わった男。死ぬほど頑張る馬鹿」
冗談めかした声音。
けれど、妙に核心を突いていた。
光雄の視線が、屋敷の奥へ向く。
レムの眠る部屋。
「……まだ寝てるんだろ?」
スバルの表情が硬くなる。
「……何を知ってる」
「知ってるさ」
男は静かに言った。
「存在を喰われた少女。名前を奪われた少女」
そして。
ゆっくりと。
確信を持った声で告げた。
「治せる」
空気が止まった。
スバルの呼吸が止まる。
「……なんだって?」
「治せる」
同じ言葉を繰り返す。
あまりにも静かに。
当たり前のように。
「方法がある」
スバルは笑いそうになった。
何度も聞いた。
希望。
可能性。
救えるかもしれない。
その言葉を。
どれほど裏切られてきたか。
「……ふざけんな」
声が低くなる。
「そんな簡単に――」
「簡単じゃない」
光雄は遮った。
「代償は必要だ」
その声だけが、急に重くなる。
「強い魔力。魂に触れる儀式。記憶の境界へ干渉する術式」
意味の分からない言葉だった。
けれど。
理解できないからこそ、現実味があった。
「……できるのか」
スバルの声が震える。
光雄は真っ直ぐ見返した。
「できる」
迷いなく。
断言した。
その瞬間。
スバルの心に、長い間閉じ込めていた願いが揺れる。
信じたい。
信じたくない。
期待することが怖い。
だが。
もし。
本当に。
レムが目を覚ますなら。
「……条件は?」
光雄の目が細まる。
「魔力が必要だ」
「魔力?」
「強い適性を持つ者が二人」
少し間を置いて。
男は言った。
「エミリアとラム」
――夜。
ロズワール邸の談話室。
暖炉の火が揺れていた。
スバルは全員へ話をしていた。
エミリア。
ラム。
ベアトリス。
ガーフィール。
空気は重い。
「……つまり、その男を信用しろって言うの?」
ラムが冷たい視線を向ける。
壁際に立つ光雄は微笑んでいた。
敵意を向けられても、まるで気にしていない。
「信用しなくてもいい。ただ方法を知ってるだけだ」
「怪しさしかないわね」
ラムは即答した。
当然だった。
突然現れた男。
出自不明。
異世界人。
治療法を知る。
怪しすぎる。
エミリアも戸惑っていた。
「……本当に、レムを助けられるの?」
光雄は静かに頷く。
「助けたいんだろ?」
その問いは、誰に向けたものでもなかった。
だが。
一番強く刺さったのはスバルだった。
スバルは拳を握る。
「オレは……やる」
全員の視線が向く。
「もし可能性があるなら、オレはやる」
「スバル」
エミリアが小さく呼ぶ。
その目には迷いがあった。
「怪しいよ」
「わかってる」
「危険かもしれない」
「わかってる」
スバルは唇を噛む。
「でも……何もしないまま、待つだけなんて無理だ」
声が掠れる。
「もう、見てるだけなの嫌なんだ」
静かな沈黙。
エミリアは目を伏せた。
スバルの気持ちはわかる。
痛いほど。
誰より近くで見てきた。
レムの枕元で。
毎日。
祈るように座る彼を。
諦められない姿を。
だから。
拒絶できなかった。
「……危険なら、すぐやめる」
エミリアが言う。
「それなら」
ラムは小さく舌打ちする。
「馬鹿ばっかりね」
だが拒否はしなかった。
妹のため。
その言葉だけが、彼女を留まらせた。
光雄は静かに笑った。
その笑みを、誰も深く見なかった。
夜半。
屋敷の地下。
古い石室。
床には複雑な魔法陣が描かれていた。
赤い蝋燭。
奇妙な紋様。
冷たい空気。
儀式の準備は整っていた。
レムは中央に寝かされる。
エミリアとラムが左右へ座る。
スバルはその後ろ。
光雄は魔法陣の外側に立つ。
「始める」
その声が落ちる。
蝋燭の火が揺れた。
空気が変わる。
重くなる。
どこか、息苦しい。
魔法陣が淡く光り始める。
エミリアが眉をひそめた。
「……これ、嫌な感じする」
「集中して」
光雄が低く言う。
ラムも顔をしかめていた。
肌が粟立つ。
体が動くような感覚!
違和感。
これは治癒術ではない。
もっと深く。
もっと暗い。
ここの奥の獣欲を引きずり出すような感覚。
光雄の瞳が赤く光る。
誰も気づかない。
彼の口元が、静かに歪んでいた。
地下室の影。
その奥。
見えない闇が蠢く。
魔法陣の線が、ゆっくり黒へ変色する。
スバルは気づかない。
希望に目を奪われていた。
レムを助けられる。
その願いだけが、彼を縛っていた。
光雄は低く呟く。
「閉じよ快楽の牢獄!チート能力!俺とセックスしないと出れない部屋!」
静寂。
その低俗な言葉が、地下室の空気を完全に凍らせた。
スバルの思考が停止する。
今、この男はなんと言った?
助ける? いや、違う。
「チート能力」? 「セックスしないと出られない部屋」?
一秒。二秒。
そして、理解が追いついた瞬間――スバルの血管が破裂しそうなほどに沸き立った。
「――てめぇぇぇぇぇッ!!」
咆哮と共に、スバルが床を蹴った。
騙された。
利用された。
レムを助けたいという切実な願いを、この下劣な男は餌にしてオレたちを罠にかけたのだ。
「ふざけやがって……! 」「私たちを外に出しなさいよ!!」
エミリアもまた、顔を真っ赤にして怒りを露わにする。その瞳には涙が滲んでいたが、今は激しい怒りが勝っていた。彼女の掌に氷の結晶が集束していく。
「クズ……! 殺してあげるわ!」
ラムの目から感情が消え、代わりに氷点下の殺意のみが宿る。風魔法が鋭利な刃となり、光雄へと伸びる。
三人の殺意が一点に集中する。
だが――。
「ハッ、ハハハ! いいねぇ、その目! 絶望に染まる前の、無駄な抵抗ってやつか?」
光雄は怯むどころか、愉悦に歪んだ顔で両手を広げた。
「お前らさ、自分の置かれた立場ってものがわかってないんじゃないか?」
男が一歩、前へ踏み出す。
その瞬間。
ドォォォォォォン……ッ!!
空気が爆ぜた。
いや、爆ぜたのではない。空間そのものが彼を中心として重圧を放ったのだ。
「ぐっ……!?」
スバルの身体が空中で止まり、次の瞬間、見えない巨大な手に押しつぶされるように床へ叩きつけられた。
顔面から石畳に打ち付けられ、鼻から血が滴る。
「きゃあッ!?」
エミリアの詠唱が途切れる。集まっていた氷の結晶が霧散し、彼女自身も膝から崩れ落ちた。息が詰まる。全身の骨が軋むような圧迫感。
「な、なんて……魔力……!」
ラムの風魔法も霧のように掻き消えた。彼女は壁へと吹き飛ばされ、ズルズルと崩れ落ちる。息をするだけで肺が焼けるようだ。
光雄から発せられる、底知れない圧倒的な力。
『覇者の波動』。
ただ立っているだけで、弱者を屈服させる絶対的な支配者のオーラ。
「さて、準備運動は終わりだ」
光雄が不敵に笑い、指を鳴らす。
その合図と共に、地下室の魔法陣が禍々しい黒と紫の光を放ち、爆発的に膨れ上がった。
「な、なにこれ……あつい……っ!」
エミリアが身を捩る。
自分の肌が内側から滾っているような感覚。血が沸騰し、神経が痺れ、臓腑の奥底で何かが疼く。
魔法陣から立ち昇った黒い霧が、蛇のようにうねりながらエミリアの足元へ絡みついた。
霧は蒸気のように熱く、触れた部分から衣服を溶かし、露出した肌へ淫らに吸い付いていく。
「いやぁっ! 体の中に……何かが入ってくるぅぅッ!」
エミリアの喉から、自分でも信じられない甘い悲鳴が漏れた。
『発情のチート』。
それは物理的な干渉ではなく、魂の根本に刻み込まれる呪い。女性を発情させ、雄を求めずにはいられない肉体へと書き換える最悪の能力だった。
太ももの内側を熱いものが這い上がり、秘所を容赦なく弄ぶ。見えない指が乳首を摘み上げ、クリトリスを弾くような幻触が脳髄を焦がす。
「あぐっ、うぅっ……エミリア様……っ!」
「やめろ!円光雄!俺はお前を許さないぞ!」
スバルは血を吐くような叫びを上げた。
信じていた少女たちが、目の前で見知らぬ男の能力によって淫乱な雌に変えられていく。
絶望。激怒。そして恐怖。
(やり直せ……! やり直すんだ……!)
スバルは奥底へと意識を沈める。
死に戻り。
この理不尽な状況を覆すための、唯一にして最悪の切り札。
自分の命を絶ち、セーブポイントまで戻る。
スバルは床に落ちていた鋭利な石の欠片を掴み取ると、躊躇なく自分の喉元へと突き立てようとした。
「させるかよ」
だが、その瞬間。
石畳の隙間からヌルリと生え出た太い黒い触手が、スバルの手首をガッチリと掴んだ。
「なッ!?」
さらに別の触手がスバルの口へとねじ込まれる。
「んぐっ!? んーーッ!!」
ゴムのような感触の触手が口腔を犯し、舌を押さえつけ、喉の奥まで満たした。声が出せない。言葉を紡げない。
続いて手足にも触手が巻き付き、彼を十字架のように空中へと吊り上げた。
「むぐっ、んぅぅぅッ!!」
もがけばもがくほど触手は食い込み、身動き一つ取れない。
そして何より恐ろしいのは、スバル自身の体にも『発情のチート』が侵食し始めていることだった。全身が火照り、理性が溶け出していく感覚。
だが、それよりも何よりも。
「あぁんッ! ダメぇっ! そこ、触んないでぇッ!」
「んっ、くぅぅ……♥」
エミリアとラムの媚びたような喘ぎ声が、スバルの精神を削り取っていく。
光雄は吊り上げられたスバルを見上げ、勝利者の笑みを浮かべた。
「無駄だよ、ナツキ・スバル。ここは俺の絶対領域だ!お前の見ている前で、順番に犯していってやるからな!」
男はスバルの目の前で、膝をついて息も絶え絶えになっているラムの顎に手をかけた!
「私の体に触れていいのは、ロズワール様だけ!」
その叫びは、ラムにとって最後の砦だった。
たとえ魔力を封じられ、身体を圧倒的な力でねじ伏せられようとも、彼女の魂だけは屈していない。血の滲むようなプライドと、姉妹への想い、そして何より絶対的な主人への忠誠だけが、彼女を支えていた。
「ロズワール様、だと?」
光雄はラムの顎を掴んでいた手を離すと、無造作にその頬を張り飛ばした。
パァンッ!!
乾いた音が地下室に響く。ラムの小さな身体が床に弾かれ、石畳に叩きつけられた。口の端から一筋の血が流れ落ちる。
「ぐっ……!」
「ハハッ! 面白いねえ、その目! 俺を見下すその目がたまらないよ!」
光雄は腹を抱えて笑った。その笑い声は、地下室の暗闇に不気味に反響する。
「おい、お前ら。こいつのその生意気な口、借りてやれ」
光雄が指を鳴らすと、彼の背後の影が揺らぎ、さらに三人の「光雄」が粘液のような音を立てて実体化した。
四人の光雄。
同じ顔、同じ冷たい目、同じ下卑た笑み。
「さあ、教育の時間だ。俺たち全員を満足させれば、命だけは助けてやるよ」
ラムは肘をついて起き上がろうとした。
「ふざけないで……! クズが……! 蛆虫が……! ラムは貴様なんかに……!」
罵倒の言葉を浴びせようとした瞬間、背後から回り込んでいた分身の一人が、ラムの美しい桃色の髪を鷲掴みにした。
「ひっ……!」
「口の利き方がなってないな、鬼ちゃん」
分身はラムの頭を無理やり引き起こし、その顔面に拳を叩き込んだ。防御する暇もない。
ゴッ、という鈍い音と共に、ラムの意識が一瞬飛ぶ。
「がはっ……!」
「ほら、どうした? もっと罵ってみろよ」
別の分身がラムの胸倉を掴み、豪奢なメイド服を力任せに引き裂いた。
ビリビリビリッ!
布が裂ける醜い音と共に、白磁のような肌が露わになる。小さく形の良い乳房が外気に晒され、その頂に立つ薄い桜色の突起が震えた。
「やめ……! 見るな……!」
ラムは腕で胸を隠そうとしたが、さらに別の分身がその両手首を掴み、大きく頭上へと押し付けた。
完全な無防備。隠す術もない。
「小さいな。まるで子供だ。でも、それがいい」
分身の一人が舌なめずりをし、ラムの乳房に爪を立てた。赤い痕が白い肌に刻まれる。
「ああっ……! やめろ……! ロズワール様以外には……!」
「まだ言うか!」
腹部に膝がめり込む。
「ぐおっ……!」
激痛に身体がくの字に折れ曲がるが、拘束された手首がそれを許さない。痛みで息が詰まる。
「おい、口の方も使ってやれ。こいつは口だけは達者みたいだからな」
本体の光雄がズボンの前を寛げると、すでに猛り狂った肉塊が露わになった。
それを見たラムの顔が、恐怖と嫌悪で歪む。
「いや……! 近づけるな……!」
「ほら、お出ましだぞ」
光雄はラムの頬を再び張り、口を無理やりこじ開けた。抵抗しようとするが、別の分身が背後から頭を固定し、逃げ場を封じる。
「んぐっ……! んーーッ!!」
光雄の肉塊が、ラムの小さな口の中へとねじ込まれた。
喉の奥まで侵入する異物感。嘔吐感。屈辱。
彼女は必死に歯を立てようとしたが、頬を更に強くつねられ、力が抜ける。
「噛むなよ、抵抗したらレムをぶち殺すからな」
口を犯す光雄が腰を動かし始める。
ズズズッ、ジュブッ……!
狭い口腔を犯す水音が響く。ラムの喉がごぼりと鳴り、口の端から唾液と涙が混じり合って滴り落ちた。
「んぅっ! んぐっ! おぉっ!」
同時に、下半身を狙っていた分身がラムのスカートをまくり上げ、下着を乱暴に引き裂いた。
「いい匂いだ。発情チートの効果か? もう濡れてるんじゃないか?」
「嘘……でしょ……」
スバルは触手に吊るされたまま、目の前で繰り広げられる地獄を見つめていた。
ラムの秘所は、確かに湿り気を帯びていた。彼女の意思とは無関係に、チート能力が身体を熱くさせ、淫らな汁を分泌させているのだ。
「ほら、見てみろよ! 愛液が垂れてるぜ!」
分身がラムの秘裂を指でなぞると、糸を引く愛液が光に反射した。
「――ッ!!」
口を塞がれたラムは、悲鳴とも呻きともつかない声を上げた。自分の身体の裏切り。これほどの屈辱はない。
「いただきまーす!」
分身がラムの細い両足を抱え上げ、大きく開かせた。無防備に晒された秘所に、凶悪な武器が押し当てられる。
(やめろ……! やめてくれ……!)
スバルの心が張り裂けそうになる。
ズリュウウウウウッ!!
容赦のない一撃が、ラムの膣奥へと突き入った。
「――――――ッ!!!!」
ラムの身体が空中で反り返った。
目が見開かれ、口を塞いでいる肉塊ごと絶叫する。
処女を失った痛み。内臓をかき回されるような圧迫感。そして何より、抗えない快楽の波。
「あぁぁっ! おぉぉっ!」
口から肉塊が引き抜かれると、ラムの口から自分でも信じられないような甘い悲鳴が漏れた。
「あはっ! すごい締め付けだ! さすが鬼族!」
分身は腰を打ち付け始めた。ピストン運動。激しく、深く。
パンッ! パンッ! パンッ!
肉と肉がぶつかる音が、地下室の空気を震わせる。
「いやぁっ! ダメぇっ! 入ってくるぅぅっ! ラムの中に……汚いものが……っ!」
「汚い? 嘘つけよ。お前のここは俺を受け入れるためにキュウキュウ締め付けてるぞ!」
別の分身が、揺れるラムの乳房に噛み付いた。
「あぐっ! 噛むな……!」
「乳首も硬くなってるな。感じてるんだろ?」
「感じてない……! 感じてないわよぉっ!」
「強がるなって」
さらに別の分身が、空いているラムの手を掴み、自分の肉塊へと導いた。
「手で奉仕しろ」
「クズ……! クズ……ッ!」
ラムは罵りながらも、抗えない力に操られるように手を動かし始めた。
四人の男に責められる。
口にはねじ込まれる肉塊。
胸への愛撫と噛みつき。
子宮を突き上げる激しいピストン。
手での奉仕。
全ての穴を塞がれ、プライドを粉々に砕かれていく。
「どうだ? 気持ちいいだろ? ロズワールなんかよりずっとな」
「違う……っ! ロズワール様は……ロズワール様だけは……ぁぁぁっ!」
言葉にしようとするたびに快楽が喉を塞ぐ。
チート能力によって書き換えられた肉体は、次第に雄を求める雌の本能を剥き出しにしていく。
ラムの目から涙が溢れ出した。
それは痛みの涙ではない。
自分が汚されていく悦びに、気づいてしまったことへの絶望の涙だった。
「ああっ! そこっ! 奥っ! ぶつかって……あぁぁぁっ!!」
「ハハハッ! 素直になったじゃねえか!」
スバルはその光景から目を逸らしたかった。だが、瞼を強制的に開かされているような感覚に襲われ、逃げ場がない。
(レム……エミリア……ラム……)
目の前で大切な人が壊されていく。
そして自分は何もできない。
ただ見せつけられるだけ。
それが何よりも残酷な拷問だった。
「ほらよ、鬼ちゃん。特別に俺の全てを味わせてやるよ」
本体の光雄が、ラムの顔の前に立った。先ほどまで彼女の口を犯していた肉塊は、さらに大きく怒張し、先端から先走りの液を垂らしている。
「いや……もう、ゆる……して……」
ラムの抵抗はすでに弱々しかった。
口の端から涎と涙が混じり合い、虚ろな瞳は焦点が定まっていない。しかし、彼女の肉体は『発情のチート』の影響で敏感に反応し、拒絶の言葉とは裏腹に唇が小さく震えていた。
光雄は容赦なくラムの口をこじ開け、その奥へと再び侵入した。
「んぐっ! んーーッ!!」
喉の奥まで突き入れられ、ラムの身体がビクンと跳ねる。呼吸ができず、目白が逆上がる。
だが、光雄は構わず腰を振り続けた。
ジュボッ! ジュボッ! レロレロッ!
口腔内をかき回し、舌を肉塊で押し潰す。唾液が溢れ出し、ラムの顎を伝って胸元へと垂れ落ちていく。
「んっ! んぁっ! おぉっ!」
同時に、後ろからラムを犯していた分身が、さらに深く腰を打ち付けた。
パンッ! パンッ! パンパンパンッ!!
子宮口を叩くような激しいピストン。内壁が肉塊に吸い付き、きつく締め付ける。
「あぁぁっ! ダメぇっ! 奥に当たって……おかしくなっちゃうぅぅッ!」
ラムの悲鳴が、口の中の肉塊によってくぐもった音に変わる。快楽の波が脳髄を焼き尽くし、思考を白濁させていく。
「まだ足りねえだろ? こっちも空いてるぜ」
別の分身が、ラムの背後に回り込んだ。その視線は、彼女の小さく窄まった尻穴へと向けられていた。
「そこは……ダメェッ! 入らない……! 絶対に壊れちゃうぅっ!」
恐怖に染まるラムの叫び。しかし、チート能力によって敏感になりすぎた彼女の身体は、尻穴すらも雄を求めてヒクつかせていた。
「入らない? 嘘つけよ。こんなにヒクヒクさせてさ」
分身は指に唾液を絡め、ラムの尻穴へとねじ込んだ。
「ひぎっ!? ああっ!」
未知の感覚。異物が侵入する背徳的な快感。括約筋が指を締め付ける。
「ほら、簡単に入るじゃねえか。お前のケツ穴は俺のために作られたようなもんだな」
指を抜き取り、代わりに凶悪な肉塊が押し当てられる。
「いやぁっ! お願い! やめてぇっ!」
ズリュウウウッ!!
容赦のない一撃。ラムの腸内へと肉塊がねじ込まれた。
「ギャアアアッ!!」
ラムの喉から絶叫がほとばしる。裂けるような痛みと、脳髄を痺れさせるような強烈な快感が同時に襲いかかった。
前も後ろも塞がれた完全な sandwiches 状態。二つの肉塊が薄い一枚の壁を隔ててラムの中で擦れ合い、彼女を狂わせる。
「あぐっ! あぁっ! 前も後ろも……動いてるぅぅっ! おかしい! ラムおかしくなっちゃうぅぅッ!」
パンッ! パンッ! パンパンパンッ!!
前後からの激しいピストン。ラムの小さな身体が二人の男の間で揺さぶられ、木葉のように弄ばれる。
「くっ、締め付けがすげえ! まるで処女みたいだ!」
「こっちもだ! 腸が俺を締め付けて離さねえよ!」
分身たちは互いにラムの体を奪い合うように、さらに激しく腰を振った。
「いやぁっ! ダメぇっ! 二つ同時に……あぁぁっ! 頭おかしくなるぅぅッ!!」
ラムの目から涙が止まらない。口からは泡のような涎を垂れ流し、白目を剥きかけている。
プライドも矜持も、すべてが快楽の奔流に押し流されていく。
「ほら、まだまだ行くぜ!」
別の分身がラムの手を掴み、自分の肉塊へと導く。既に抵抗する力など残っていない。ラムは無心に手を動かし、肉塊をしごき上げた。
さらに、残った分身が揺れるラムの乳房に吸い付き、乳首を強く噛んだ。
「あぐっ! 噛まないで……! 乳首……壊れちゃうぅっ!」
全ての性感帯を同時に責められる。
口。
膣。
腸。
手。
胸。
四方八方から押し寄せる快感の嵐。ラムの精神は限界を超えていた。
「あぁっ! ああっ! すごい……っ! 何か来る……! ラムの中で何かが弾けるぅぅッ!!」
光雄たちは互いに目配せをした。
「そろそろイカせてやるか。俺たちの精をたっぷり注ぎ込んでやるよ」
「いや……! 中には……出さないで……! お願い……!」
ラムの懇願は届かない。四人の光雄が同時に腰を深く突き入れ、限界まで高まった欲望を爆発させた。
ドクッ! ドクドクッ!! ビュルルルルルッ!!!
「あああああああッ!!!!!」
濃厚な精液が、ラムの体の中へと大量に注ぎ込まれた。
子宮へ。
腸へ。
口へ。
熱くドロドロとした液体が内臓を満たし、ラムの身体を内側から白く染め上げていく。
「あぁっ! 出てる……! お腹の中に熱いのが出てるぅぅッ!」
予想を遥かに超える量の精液。子宮は膨れ上がり、腸は精液で満たされ、胃袋まで精の味で溢れる。
「んぐっ! ごぼっ……! んーーッ!!」
口の中に放出された精液を飲み込むことすらできず、ラムの口の端から白濁した液が泡立って溢れ出した。
さらに、手でしごいていた分身や、乳房に噛み付いていた分身までもが、ラムの身体へと精液を浴びせかけた。
ビュッ! ビュルッ!
「あぐっ! 顔に……胸に……汚いのが……かかって……」
ラムの桃色の髪は精液で濡れそぼり、白磁のような肌はドロドロの白濁に塗れ、乳房や太ももには粘りつく精液が糸を引いて垂れ下がった。
無惨。
その言葉がふさわしい姿だった。
かつて高潔なメイドとして誇り高く生きていた彼女は、もうどこにもいなかった。そこにあるのは、雄の精液にまみれ、快楽に溺れたただの雌だけ。
そして、そのすべてがラムの脳内で弾けた。
「あぁっ……あ…ロズワール様……ごめんなさ……イッ……ッ!!」
限界突破。
ラムの身体が弓なりに反り返り、大きく痙攣した。
目は完全に白目を剥き、口は大きく開けられ、舌を突き出している。
全身の筋肉がビクビクと跳ね、膣と腸は肉塊をこれ以上ないほどきつく締め付けた。
絶頂。
それは彼女が今まで味わったことのない、あまりにも強烈で、あまりにも残酷なアクメだった。
意識が吹き飛ぶ。
プライドも記憶も想いも、すべてが快楽の白濁に溶かされ、深い闇へと落ちていく。
ビクッ……ビクンッ……。
数度の痙攣の後、ラムの身体から力が抜け落ちた。
四肢はだらりと垂れ下がり、瞳の光は完全に消え失せている。
口からは精液と涎の混じった泡を吹き出し、股間からは精液がドロリと溢れ出している。
気絶。
快楽の果てに意識を手放したのだ。
光雄たちは満足げに肉塊を引き抜いた。
ズルッ……ポロリ……
ラムの身体は、まるで壊れた人形のように床へと崩れ落ちた。
白濁にまみれた桃色の髪。赤く腫れた唇。精液で汚された肢体。
それはあまりにも無惨で、あまりにも凄惨な光景だった。
スバルは触手に吊るされたまま、言葉を失っていた。
怒りも悲しみも恐怖も、すべてが麻痺してしまったかのように。
ただ、目の前に広がる地獄絵図を、呆然と見つめることしかできなかった。
「ハハッ! 最初は抵抗してたのに、結局イっちまったな」
光雄が勝ち誇ったように笑う。
「さて、次はどいつにするかな?」
その視線が、ベッドの上で身をよじっているレムへと向けられた。
そしてもう一人。
部屋の隅で震えているエミリアへと移る。
スバルの心が、凍りついていくのがわかった。
これは終わりじゃない。
これはまだ、始まりに過ぎないのだ。
ラムが気絶し、人形のように床に崩れ落ちた光景は、エミリアの心に深い恐怖と、同時に激しい怒りを刻み込んだ。
「やめて……!」
震える足に力を込め、エミリアは立ち上がった。銀色の長髪が乱れ、その瞳には涙が浮かんでいたが、彼女の声には凛とした響きがあった。
「こんなの、間違ってる! どんな理由があっても、誰かを傷つけて自分の思い通りにするなんて、絶対に間違ってるよ!」
エミリアは真っ直ぐに光雄を見据えた。彼女は誰よりも優しく、誠実な少女だ。たとえ武器を持たず、圧倒的な力の差があろうとも、彼女は自分の信じる正義を口にせずにはいられなかった。
「あなたも、本当は寂しいだけなんでしょ? 違う世界から来て、一人ぼっちで……だからこんなひどいことを……。お願い、やめて。みんなで話し合えばきっと……」
それは彼女なりの精一杯の救いの提案だった。敵でさえも救おうとするその純粋さは、いつもの彼女らしく、そしてあまりにも無防備だった。
「……は?」
光雄の動きが止まった。彼は呆気にとられたようにエミリアを見つめ、次の瞬間、腹の底から笑い出した。
「アハハハハ! マジかよ! 俺を説教かよ? 救ってやるだ? お前みたいな薄汚い呪われ種が?」
その笑いは、先ほどまでの下卑た愉悦とは違う。純粋な悪意と軽蔑が混ざり合った、冷たい笑いだった。
「生意気なんだよ、お前は!」
光雄の表情が一変した。歪んだ顔には、もはや人の理性は残っていない。
「呪われたハーフエルフが! 疫病神め! 俺に説教なんて一万年早いんだよ!!」
差別の言葉。それがエミリアの胸に深く突き刺さる。彼女にとって「ハーフエルフ」という言葉は、過去の辛い記憶と不可分の呪いそのものだ。その傷を、光雄は爪を立てて抉った。
「さあ、みんな! この高慢なエルフのプライドをへし折ってやろうぜ! スバルの目の前で、ただの雌豚に堕としてやる!」
「いやっ……!」
四人の光雄が一斉に動き出した。
彼らは狼の群れのようにエミリアを取り囲み、逃げ場を塞ぐ。
「発情チート……全弾発射!!」
四人が同時に掌を突き出す。そこから溢れ出した黒い霧が、爆発的な勢いでエミリアへと殺到した。
「あぁっ!? 熱い……っ! 体が……溶けるぅぅっ!!」
霧はエミリアの口や鼻から侵入し、皮膚から染み込み、骨の髄まで侵食していく。
先ほどラムたちを襲ったものとは比べ物にならない濃度。四人分のチート能力が一点に集中したのだ。
エミリアの視界が歪む。
理性という堤防が、熱湯を注がれた雪のように溶け崩れていく感覚。
「いやぁっ! スバル……スバル……助け……っ!」
彼女は必死に愛しい男の名を呼んだ。彼だけが頼りだった。彼だけが、自分をこの悪夢から救ってくれるはずだった。
しかし。
「んっ……あぁっ! だめ……そこ……触っちゃ……ぁぁぁっ!!」
黒い霧は物理的な触手となり、エミリアの衣服を瞬時に溶かし、露わになった肌へと吸い付いた。太ももの内側、胸の先端、そして秘所へ。見えない無数の手が彼女の性感帯を正確に捉え、容赦なく責め立てる。
「あぐっ! くぅぅっ! 体が……変……頭が変になって……あぁんッ!」
エミリアの膝が崩れる。地に這いつくばりながらも、彼女は必死に抵抗した。
「やめて……お願い……スバルの前で……こんな……ぁぁっ!」
それは彼女にとって最大の辱めだった。愛する人の前で、自分が淫らに喘ぐ姿を見られること。それ以上の恐怖はなかった。
「見ろよ、スバル! お前の大事なエミリアたんが、どんな顔して媚びてるかよ!」
光雄は吊り上げられたスバルに向かって叫ぶ。
「お前なんか見てねえって顔してるけどな? 今はただ、俺たちに犯されてえだけのメスだよ!」
「ちが……う……わたし……スバルしか……ぁぁぁっ!!」
否定しようとした瞬間、分身の一人がエミリアの後ろ髪を掴み、無理やり顔を上げさせた。
「口だけは達者だな。じゃあ、その口を別の使い方させてやるよ」
ズボンの前から凶悪な肉塊を取り出し、エミリアの小さな口へとねじ込む。
「んぐっ!? んーーッ!!」
異物感。臭気。嘔吐感。しかし、喉の奥を犯される刺激が、チートによって過敏になった神経を逆撫でする。
「んっ! んむっ! おぉっ!」
同時に、別の分身がエミリアの細い腰を掴み上げ、後ろから激しく打ち付けた。
パンッ! パンッ! パンパンパンッ!!
「んぐぅぅっ!!」
前後からの同時攻撃。エミリアの意識が白濁していく。口の中の肉塊が唾液と共に掻き回し、後ろからの激突きが子宮を突き上げる。
(スバル……スバル……見ないで……見ないでぇ……っ!)
心の中で叫んでも、口から漏れるのは甘く卑猥な喘ぎ声だけ。
「どうだ? 王選候補様のお味は? 最高だろ?」
「んぁっ! あぐっ! おぉっ!」
彼女はもう、言葉を紡ぐことすらできない。
誠実だった彼女の心は『発情チート』という毒によって溶かされ、代わりに底なしの快楽と屈辱だけが流れ込んでくる。
「ほらよ、こっちもだ!」
さらに別の分身が、揺れるエミリアの乳房を鷲掴みにし、乳首を強く摘み上げた。
「いやぁっ! 痛い……けど……あぁっ! 変になる……変になっちゃうぅぅっ!!」
痛みが快楽に変換される。
彼女の体はもう、雄に責められることしか受け付けない淫乱な肉壺へと作り変えられていた。
スバルの視界に、涙で滲んだエミリアの顔が映る。
その瞳は快楽に歪みながらも、必死に助けを求めていた。
しかし、その口からは肉塊が抜かれるたびに、「あぁっ! もっと……奥を……ぶち壊してぇぇっ!!」という、彼女らしい言葉とは正反対の懇願が飛び出す。
スバルは見ていた。
自分の手で救えなかった少女が、目の前で四人の男に輪姦され、理性を失っていく様を。
彼女が「スバル」と呼ぶたびに感じていた愛おしさが、今は残酷な刃となって彼自身を刺し貫いていた。
NTR。
奪われること。
目の前で大切なものを汚されること。
それがどれほどの地獄か、今この瞬間、スバルは骨の髄まで理解していた。そして理解したからこそ、彼の精神は限界へと達しつつあった。
「あぁっ! あぁぁっ! スバル……ごめんなさい……ごめんなさぁいっ!!」
エミリアの喉から、心が張り裂けるような謝罪が漏れ出した。
それは愛するスバルへの最後の抵抗だった。しかし、その言葉はすでに快楽に歪み、甘い嬌声と混ざり合っていた。
「謝ることないぜ? お前はただ、自分の体に正直になってるだけだ」
光雄が耳元で囁く。その声は毒のように甘く、彼女の理性を溶かしていく。
「いやぁ……違う……私は……スバルを……愛して……あぁぁっ!」
否定しようと唇を震わせた瞬間、後ろから突き上げていた分身が、さらに深く腰を打ち付けた。子宮口を直接叩くような激しい一撃。
「ヒィッ!! 奥っ! そこ……だめぇぇっ!!」
エミリアの背筋が反り返り、目が見開かれる。脳髄を焼き尽くすような強烈な快感。視界が白く弾けた。
『発情のチート』の侵食はすでに限界を超えていた。
彼女の体は、もはや自分の意志では動かない。雄を求め、精を欲するただの雌の本能だけが、彼女を支配している。
「ほら、どうした? もっと気持ちいいだろ? スバルなんかより、俺たちの方がずっとな」
光雄の言葉が、呪いのように響く。
「……あ……ぁ……」
エミリアの瞳から、スバルを映す光が消え失せた。
代わりに浮かんだのは、どす黒い欲望の色。彼女はゆっくりと、自らの腰を動かし始めた。
キュッ! キュッ!
肉と肉が擦れ合う水音が響く。
最初は小さく、躊躇いがちだった動きは、次第に激しさを増していく。
「あぁっ! あぁんっ! すごい……奥まで……当たって……あぁぁっ!!」
エミリアは自ら分身の首に腕を回し、深く口づけを求めた。舌を絡ませ、唾液を貪る。それは愛する者に向けるものではなく、ただの快楽の対象に向けられた淫らな口づけだった。
「そうだ、いい子だ。もっと感じろ」
分身たちは彼女の変貌を喜び、さらに激しく責め立てる。
前後からのピストン。胸への愛撫。首筋への噛みつき。
全ての刺激がエミリアを狂わせ、彼女は自ら腰を振り、肉塊を奥へと招き入れた。
「んっ! んぁっ! もっと……もっと奥まで……ぶち込んでぇぇっ!!」
スバルの視線などもう意識にない。
彼女の世界には、自分を満たしてくれる雄と、底なしの快楽だけしか存在しなかった。
「おい、こっちも忘れてねえよな?」
本体の光雄が、エミリアの顔の前に立った。
その手には、怒張した肉塊が握られている。
「……あ……」
エミリアはそれを見つめた瞬間、恍惚とした表情を浮かべた。
まるで喉が渇いた者が水を求めるように。彼女は自ら光雄の太ももに手をつき、その肉塊へと顔を近づけた。
「エミリア……!?」
スバルの声が届かない。
彼女は舌を伸ばし、先端から根本へと丁寧に舐め上げた。チロチロと先走りの液を舐め取る仕草は、まるで最初からこうすることを待っていたかのような熟練されたものだった。
「んっ……ちゅぱっ……おいし……ぃ…」
口に含み、喉の奥まで飲み込む。
頬を窄め、激しく吸い上げる。
ジュボッ! ジュボッ! レロレロッ!
卑猥な水音が地下室に響き渡る。
高潔な王選候補だった少女が、自ら男の股間に顔を埋め、肉塊を奉仕している。
その光景は、スバルにとって何よりも残酷な現実だった。
「ハハッ! 見ろよスバル! お前の大事なエミリアたんが、俺のチンポに夢中だぜ!」
光雄は勝ち誇ったように叫ぶ。
「どうだエミリア? スバルのでこんなことしたことねえだろ?」
「んっ! んむっ! おぉっ!」
口を塞がれたまま、エミリアは激しく首を縦に振った。
否定ではない。肯定だ。
彼女はもう、スバルのことなど忘れてしまったかのように、目の前の快楽に没頭している。
(嘘だ……嘘だろ……エミリア……)
スバルの心が悲鳴を上げる。
彼が知っている彼女はこんな人じゃない。
でも、目の前で肉塊を貪りながら恍惚とした表情を浮かべているのは、紛れもなく彼女だった。
そして――。
「あぁっ! ダメぇっ! また……来るぅぅっ! 何かが……弾けるぅぅッ!!」
エミリアの体が大きく跳ねる。
絶頂が近づいていた。
彼女は自ら腰を激しく振りながら、懇願するように叫んだ。
「出して……! お願い……! 中に……熱いの……出してぇぇっ!!」
それは完全なる雌の懇願だった。
愛も優しさもない。ただ子種を求める本能の叫び。
「スバル見てる前で言うか? 普通」
光雄が嘲笑う。
「スバルなんか見てないもん! エミリアはアナタたちの精液が欲しいのぉっ! お腹いっぱいにしてぇぇっ!!」
スバルの存在など最初からなかったかのように、彼女は絶頂の中で雄に忠誠を誓った。
「いいだろう。たっぷり注いでやるよ」
四人の光雄が同時に動きを止め、一瞬の静寂の後――爆発した。
ドクッ! ドクドクッ!! ビュルルルッ!!
「あぁぁぁッ!! 熱いっ! 出てるぅぅっ!! 子宮に……奥に……精液がぁぁッ!!」
子宮へ。腸へ。口へ。
四方八方から注ぎ込まれる濃厚な精液。
エミリアの体はそれを受け入れながら、激しく痙攣した。
ビクンッ! ビクビクンッ!!
完全なる絶頂。
理性の欠片もない、ただの雌としてのアクメ。
そして彼女は、口から肉塊を抜かれると、恍惚とした表情で天を仰ぎながら言った。
「あぁ……満たされた……♥」
それはスバルが一度も見たことのない、穢れた天使の微笑みだった。
「円光雄!一体俺が何をしたって言うんだよ。もう殺してくれ!殺してくれよ。どうせレムも治らないんだろう。この嘘つきのクズ野郎が!」スバルが叫ぶ。
「ふふ、俺は嘘はつかないぜ。エミリアとラムがたっぷりといやらしいマナを生み出してくれたからな❤️これだけの力があれば眠り姫を起こすことだってできるんだぜ!」
「さて、次は眠り姫の番だ」
光雄の視線が、地下室の奥に置かれた簡素なベッドへと向けられた。
そこには、靜かに眠り続ける一人の少女がいた。
青い髪を枕に散らし、穏やかな寝顔を晒しているレム。
意識を取り戻すことのない彼女は、この地獄のような地下室の惨状を何一つ知らされていない。
「レム……!」
スバルが触手に拘束されたまま、掠れた声を絞り出す。
エミリアとラムが犯され、壊された光景を強製的に見せられ、精神がすり減る中で、レムの姿だけが彼の心の拠り所だった。
彼女だけはまだ汚されていない。無垢なままだ。
「おい、触れるな! レムには指一本触れるな!!」
スバルの抵抗など、光雄には耳障りな悲鳴にしか聞こえない。
彼はニヤリと笑うと、ベッドへと歩み寄った。
「眠ってる子は可愛いって言うだろ? だけどよ、起きてる奴を犯すのもいいが、反応しねえ奴を好き勝手に弄るのもまた一興なんだぜ」
光雄はベッドの縁に腰を下ろすと、眠り続けるレムの頬を無造作に撫でた。
冷たい指が、滑らかな肌の上を滑る。
レムはピクリとも動かない。まつ毛が微かに震えることすらなく、ただ規則正しい寝息を立てているだけだ。
「ほらよ、お披露目だ」
光雄はレムの着ているメイド服の襟元に手をかけ、力任せに引き裂いた。
ビリビリビリッ!!
布が引き裂かれる醜い音が靜寂を破る。
しかし、レムは目覚めない。眉一つひそめることなく、ただ人形のように無防備にされているがままになっている。
露出した白い肌。小振りだが形のよい乳房。そして下半身を覆う下着。
すべてが光雄の目の前に晒された。
「やめろ……! 見るな……! レムを見るなぁッ!!」
スバルの叫びが地下室に響くが、光雄は悠然とレムの肢体を見下ろした。
「いい体だ。起きてる時に犯せば、さっきの鬼みたいに嫌がって暴れるんだろうが……無防備すぎて反応がねえのも、これはこれでそそるもんだ」
光雄はレムの体に覆い被さると、その胸の頂に顔を埋めた。
レロッ……レロレロッ……
ねっとりとした舌が、薄い桜色の乳首を舐め上げる。
唾液を塗り込み、舌の先で突くように弄ぶ。
「……」
レムは何も言わない。声を上げることも、身をよじることもない。
死体のように反応しない。
ただ、光雄の唾液が乳首を濡らし、冷たい空気に晒されて僅かに硬くなっていくという、生理的な反応だけが起きている。
「ほら見ろ、スバル。お前の好きなレムちゃん、こんなことされてるのにピクリとも動かねえぜ」
光雄は乳房を片手で掴み、肉を揉みしだきながら乳首を強く吸い上げた。
ジュボッ! チュパッ!
水音だけが、地下室に淫らに響く。
レムの口から漏れるのは、安らかな寝息だけ。
愛撫に悶えることも、屈辱に震えることもない。
それはまるで、精巧に作られた等身大の人形を玩んでいるかのようだった。
「反応がないってのは、つまりどうしてもいいってことだ。痛いか? 気持ちいいか? 恥ずかしいか? 何もわからねえまま、俺の好きにさせられる。最高のドン cry だな」
光雄は満足げに乳首から口を離すと、唾液で光る乳首を指で弾いた。
ポンッ。
「……ッ!」
スバルは歯を食いしばり、目を逸らそうとした。
だが、視界を塞ごうとした瞬間、触手がスバルの瞼を強製的に開かせた。
見ることを強要される。
「さて、次はこっちだ」
光雄の視線が下りる。
レムの残された下着。
彼はそれに指をかけると、一息に引き剥がした。
露わになった割れ目。
誰にも触れられたことのない秘所が、無惨に晒される。
光雄は容赦なくレムの両足を大きく開かせると、その割れ目に顔を埋めた。
「んぐっ……レロッ……ジュボッ……」
舌が割れ目を割り入り、秘所をまさぐる。
鼻がクリトリスを擦り、口腔内の熱気が秘裂を包み込む。
「んぅ……ぁ……」
レムの唇から、微かな吐息が漏れた。
それは快楽の声ではない。ただの呼吸の変化だ。
反応がない。生理的な分泌液すら出ない。
乾いた、ただ温かいだけの肉の裂け目を、光雄は貪り尽くす。
「死体みたいだな。まあ、生きてるだけマシか」
顔を上げた光雄の顎には、レムの愛液ではなく、彼自身の唾液が滴っていた。
彼は親指でレムの秘裂を無遠慮に開いた。
ピンク色の膣口。処女の証。
それを指で弄りながら、光雄はスバルを見上げて嘲笑った。
「おいスバル、お前はこいつと何をした? 手も繋いでねえんだろ? 俺はもう、お前が一生触れねえところにキスしてやったぜ」
「クソッ……! クソッ……! クソ野郎ォォッ!!」
スバルの目から涙が溢れ出す。
怒りなのか、悲しみなのか、自分への無力感なのか。
自分がどれだけ叫んでも、足掻いても、目の前の男は止まらない。
眠ったままのレムは、自分の身に起こっていることすら知らない。
一方的に弄ばれ、汚されていることすら感じられない。
「さて、ここからが本番だ。この眠り姫の口を開けて、俺のモンを突っ込んでやるよ」
光雄は立ち上がり、ズボンを下ろした。
すでに猛った肉塊が、レムの無防備な顔の上に影を落とす。
「目覚めればいいのにな。起きてるお前の前で、俺に抱かれて壊れていく様を、こいつ自身に見せてやりたいぜ」
光雄はレムの顎を掴み、強引に口を開かせた。
眠り続ける少女の口は、抵抗なく大きく開く。
そこへ、光雄の凶悪な欲望がねじ込まれようとしていた。
「やめろ……やめてくれ……レムを……レムを……汚さないで……くれよ……」
スバルの声が小さくなる。
絶望が彼の心を蝕んでいた。
もう、どうすることもできない。
自分には、レムを助ける力も資格もないのかもしれない。
そんな自己否定の念が、彼を打ちのめしていく。
光雄は容赦なくレムの口内へと肉塊を押し込んだ。
ズリュウウッ!!
「んぐっ……!」
初めて、レムが苦しそうな嗚咽を漏らした。
眠っていても、喉の奥まで侵入する異物に生理的に反応してしまう。
しかし、それでも目覚めない。
意識のないまま、口を犯されている。
光雄は腰を振り始め、レムの口腔を蹂躙した。
「んっ! んむっ! おぉっ!」
くぐもった嗚咽だけが漏れる。
目覚めることのないレムは、ただの人形のように扱われるしかない。
「気持ちいいぜ、こいつの口。意識がないのに、喉が締まる」
光雄は口から肉塊を引き抜くと、次は下半身へと狙いを定めた。
すでに潤滑油はない。乾いたままの秘所へ、無慈悲に挿入しようと狙いを定める。
「いくぜ、眠り姫。これがお前の初夜だ」
スバルは涙を流しながら、目を閉じることができず、ただ祈った。
(誰か……誰か、レムを……助けて……)
光雄の肉塊が、レムの秘裂へと押し当てられ、ゆっくりと沈み込もうとした――その時だった。
地下室の空間全体が、突然歪んだ。
紫電が走り、空気が震える。
どこか遠くから、巨大な魔力の奔流を感じる。
そして――。
「円光雄! 一体俺が何をしたって言うんだよ。クズ野郎が!!」
スバルが絶叫する。もう限界だった。
この地獄のような状況から解放されたい。レムの無残な姿を見たくない。
そんな衝動が、彼を突き動かしていた。
光雄はレムの上で動きを止め、ゆっくりと振り返った。
彼の顔には、驚きではなく、満足げな笑みが浮かんでいた。
「ふふ、スバル、これでも俺はお前を応援してるんだぜ。ファーストシーズンから大ファンだ。よく見ておけよ。俺のちんぽでモーニングコールだ!」
「いぎっ……!? ぐぁっ……!?」
レムの喉から、それまでの安らかな寝息とは似ても似つかない、引き裂かれたような絶叫がほとばし出た。
突然の激痛。身体を真っ二つに引き裂かれるような衝撃。それが、長い眠りから彼女を強制的に叩き起こした。
「あぁっ! あぐっ! な……何…これ……!?」
レムの見開かれた瞳は、まだ焦点が合っていない。天井の暗闇がぐるぐると回り、視界はチカチカと明滅する。
理解が追いつかない。
ただ、下半身にのしかかる圧倒的な質量と、内臓をかき回されるような激しい摩擦だけが、現実として彼女の神経を焼き尽くしていく。
「おっ、起きたか! よおこそ、現実へ! モーニングコールの気持ちはどうだ?」
目の前でニタニタと笑む見知らぬ男の顔。汗と欲情で濡れたその顔が、レムの視界一杯に広がる。
「あぐっ! んぁっ! やめ……何を……しているの……!?」
レムは必死に身をよじり、逃れようとした。
しかし、腰を掴む男の力は万力のように強く、身動きすら許さない。
パンッ! パンッ! パンパンパンッ!!
男が腰を打ち付けるたびに、レムの小さな身体がベッドの上で跳ねる。
その激しいリズムに合わせて、少しずつ、残酷なほど鮮明に、意識が覚醒していく。
最初に感じたのは痛みだった。
処女を奪われる裂傷の痛み。乾いていない秘所を無理やりこじ開けられ、削られるような焼けるような痛み。
次に感じたのは屈辱だった。
自分が今、男の下敷きになり、犯されているという事実。メイドとして誇りを持ち、誰にも汚されないと誓った清らかな体が、見知らぬ男の欲望の捌け口にされているという絶望的な現実。
そして――。
「いやぁっ! やめてぇっ! レムの体から……出て行ってぇぇっ!!」
レムの瞳に涙が溢れ出す。
拒絶の言葉を吐きながらも、彼女の内壁は、侵略してくる肉塊を不本意ながらもきつく締め付けていた。摩擦によって分泌され始めた愛液が、痛みを和らげると同時に、男の侵入をよりスムーズに、より深いものへと変えていく。
「ほらほら、しっかり見ろよ! お前の大事なレムちゃんが目を覚ましたぞ!」
光雄がスバルの方へ顔を向け、宣言するように腰を打ち付けた。
ズリュウウッ!!
「ひぎっ!! 奥っ! 壊れる……レムのお腹……壊れちゃうぅぅっ!!」
レムの視線が、苦痛に歪みながら横へと流れた。
そこに見えたのは、触手に吊るされ、顔をクシャクシャにして泣き叫んでいるスバルの姿だった。
「スバルくん……? スバルくん……!?」
信じられない光景。
助けてくれるはずの人。彼女が全てを捧げた人が、無力に縛り付けられ、自分が犯されているのを見ているだけ。
「そうだ、スバルも見てるぜ。お前が俺に犯されて、メスの声を上げるのをよ」
「違う……! レムは……レムは……ぁぁっ! スバルくん……助け……て…」
スバルへ伸ばしたレムの手は、空しく虚空を掻いた。
助けは来ない。
その現実が、レムの心を深く深く抉っていく。
「残念だったな、レムちゃん。お前の王子様は縛り上げられてお手上げだ。」
光雄はレムの絶望的な表情を楽しむかのように、さらにピストンの速度を上げた。
パンパンパンパンパンパンッ!!
肉と肉がぶつかる音が早鐘のように鳴り響く。
ベッドが軋み、レムの身体が波のように揺さぶられる。
「あぁっ! あぁんっ! ダメぇっ! 入ってくる……おっきいのが……レムの中に……入ってくるぅぅっ!!」
苦痛の声に、次第に甘い響きが混じり始める。
チート能力『発情』の効果が、覚醒したレムの肉体にも容赦なく作用し始めていた。
痛みが快感へと変換され、拒絶していた内壁が雄を求めて蠢き始める。
「いやぁ……変…レムの体……変になる……スバルくん……スバルくんを見てるのに……おかしくなっちゃうぅぅっ!!」
目の前に愛する人がいるのに。
彼に助けを求めているのに。
自分の身体は別の生き物のように勝手に反応し、男を歓迎している。
その矛盾。その背徳。
それがレムの理性を削り取り、精神を追い詰めていく。
「ほら、どうだ? 俺のが気持ちいいだろ? スバルなんかよりずっとな」
光雄がレムの耳元で囁きながら、敏感な首筋に噛み付いた。
「あぐっ! 噛むな……! レムは……スバルくんのもの……アナタなんか……ぁぁぁっ!!」
否定しようとする言葉は、すべて激しい突き上げによって押し潰された。
子宮口を小突かれるたびに、脳髄が痺れ、視界が白く明滅する。
「強がるなって。お前のここ、俺をギュウギュウ締め付けて離さねえぞ」
光雄はレムの脚をさらに大きく開かせ、最深部へと叩き込んだ。
ズドンッ!!
「ヒィッ!! そこっ! 子宮……ぶつかって……あぁぁっ!! レム……レムおかしくなっちゃうぅぅッ!!」
レムの背中がベッドから浮き上がるほど大きく反り返った。
涙で濡れた顔。乱れる青い髪。快感に歪む表情。
それはスバルが決して知ることのなかった、レムの別の顔だった。
「見ろよスバル! お前の可愛いレムちゃんが、俺のちんぽでイキ狂ってるぜ!」
光雄の勝利宣言が響く中、レムはスバルの方へと手を伸ばしたまま、自らの破滅へのカウントダウンを感じていた。
(スバルくん……ごめんなさい……ごめんなさい……レム……ダメになっちゃう……)
彼女の指先が震える。
プライドも誇りも愛も、すべてが肉塊のピストン運動によって粉々に砕かれ、代わりに抗いがたい快楽の泥沼が彼女を飲み込んでいく。
「いやぁっ! ダメぇっ! イッちゃう……スバルくん、ごめんなさい……イッちゃうぅぅッ!!」
「レムーーーーーーーー!」
スバルの絶叫が地下室の空気を震わせた。
しかし、次の瞬間、スバルの体から見えざる手が伸びて光雄を薙ぎ払った!
「レムーーーーーーーー!」
スバルの絶叫が地下室の空気を震わせた。その叫びは単なる悲鳴ではなかった。絶望の底から湧き上がる、魂を焼き尽くすような怒りの咆哮。
その瞬間、スバルの影が不気味に伸びた。
彼を拘束していた触手が、まるで見えない刃によって切断されたかのように、一斉に千切れ飛んだ。
「なっ……!?」
光雄の顔から余裕の笑みが消えた。
スバルの背後には、彼自身の影が形を変えた巨大な黒い腕――『死に戻り』の果てに触れた深淵の名残が、今まさに具現化しようとしていた。
「テメェ……何だその目は……!」
スバルの瞳は、怒りで血走りながらも、底なしの暗闇を宿していた。彼は床に落ちると同時に、獣のように四つん這いになり、そして爆発的な速度で光雄へと躍りかかった。
「円光雄ォォォッ!!」
「ひっ……! うわぁっ!?」
スバルの拳が光雄の顔面を捉えた。
それは洗練された武術などではない。ただひたすらに、相手を破壊することだけを目的とした、痛みをも無視した暴力の塊。
ドガッ! グシャッ!
「ぐべっ……!」
光雄はベッドから弾き飛ばされ、地下室の石壁に叩きつけられた。口から血を吐き出し、ズリ落ちる。
「いてぇ……いてぇよ! チートが……効いてねえのかよ!?」
光雄が慌てて自分の能力を使おうとするが、スバルから放たれる圧倒的な『殺意』が、彼の精神を凍り付かせていた。チート能力は精神の安定とイメージに依存する。恐怖に染まった光雄には、もはやあの毒々しい霧を呼び出すことすらできなかった。
「俺は……俺は神なんだぞ! チート持ちの主人公なんだぞ!」
「うるせぇ!!」
スバルは間髪入れずに距離を詰め、倒れ込んだ光雄の胸倉を掴み上げた。その力は、細身の少年からは考えられないほど強烈だった。
「お前は何もわかってねえ! 力を手に入れたからって、何でもしていいわけじゃねえんだよ! ラムを……エミリアを……レムを……お前は一体何をしたと思ってやがる!!」
ドガッ! ドガッ! ドガッ!
スバルは光雄を殴り続けた。自分の手の骨が軋む音が聞こえるが、痛みなど感じなかった。ただ、目の前の男を粉砕することだけが、今の彼を繋ぎ止めている唯一の鎖だった。
「やめ……やめろ……勘弁してくれ……!」
光雄は哀れにも命乞いを始めた。先ほどまでの尊大な態度は跡形もない。暴力を振るう側から振るわれる側へと堕ちた彼は、ただの怯えた男だった。
「てめぇみたいなクズが……異世界になんて来るんじゃねぇよ……!」
スバルの拳が振り上げられた、その時だった。
「くそっ……離せ! 離せよ化け物!」
光雄は懐から何かを取り出した。それは小さな、歪な形をした黒い宝石だった。彼がこの世界で手に入れた魔道具の一つ。
「消えろォォォッ!!」
光雄は石を握りつぶした。
カッ!!
眩い閃光が地下室を包んだ。しかし、それはただの光ではない。空間そのものが裂けるような、耳障りな轟音が響く。
「なっ……!?」
スバルの体が弾かれたように後退した。
光雄の手から溢れ出した黒い渦が、暴走を始めていたのだ。
「ハハ……ハハハ! そうだ、 お前らは未開の地に飛んでいけばいいんだよ!」
光雄は血まみれの顔で狂ったように笑った。
「レム!」
スバルは弾かれた先から、ベッドの上で身動きが取れないレムへと飛びついた。
空間の亀裂が、レムのいるベッドごと広がり始めている。
「逃がすかよぉッ!」
光雄が叫ぶと同時に、亀裂が決壊した。
「うおぉぉぉっ!!」
スバルはレムを抱きしめ、その身を覆いかぶさった。
強烈な重力のような圧力が二人を押し潰し、視界がねじ曲げられていく。上下左右の感覚が消滅し、ただ色彩だけが渦を巻いて脳に突き刺さる。
「スバルくん……!」
レムの震える声が耳元で聞こえた。彼女の体はまだチートの余韻で力が入らない。だが、スバルの腕の中で彼女は必死にその服を掴んだ。
「大丈夫だ……レム! 絶対に離さねぇ! 絶対に守るから!!」
スバルは強く宣言した。
自分がどれだけ無力でも。どれだけ惨めでも。
彼女だけは守り抜く。たとえこの身が千切れようとも。
「くそっためがぁぁぁッ!!」
スバルの怒号と共に、二人は光の渦へと飲み込まれていった。
残された光雄は、暴走した魔力の余波で壁まで吹き飛ばされていた。
壁にめり込んだ彼は、ボロボロになった体で荒い息を吐いている。
「ハァ……ハァ……行ったか……? クソッ……クソッたれが……」
彼は震える手で自分の体をさすった。勝利の余韻などどこにもない。あるのは、スバルのあの目に見えた深淵への恐怖だけだった。
「二人は?やり遂げたのか?俺は…………」
光雄は自分に言い聞かせるように呟き、よろよろと立ち上がった。
地下室には、汚れたシーツと、破壊されたベッドだけが残されていた。
「……くっ……」
冷たい感触。
頬に触れるのは、湿った土と草の匂い。
スバルは激しい頭痛に耐えながら、ゆっくりと目を開いた。
そこは薄暗い森の中だった。
見覚えのない、鬱蒼とした木々が生い茂る森。
空を見上げると、紫色の空に三つの月が浮かんでいるのが見えた。
「ここは……どこだ……?」
異世界だ。
間違いなく、あの地下室とは違う場所。
リゼロス世界のどこかですらないかもしれない。光雄が叩き落とした、見知らぬ異界。
「レム!」
スバルはハッとして自分の胸元を見た。
抱きしめていたはずの温もりがない。
彼は慌てて起き上がり、周囲を見回した。
「レム! レムーーッ!!」
森の静寂に、彼の叫び声が虚しく響く。
「……スバル……くん……」
か細い声が、すぐ近くの茂みから聞こえた。
「レム!」
スバルは這うようにして茂みに近づいた。
そこには、メイド服のまま、小さく丸まっているレムの姿があった。
「無事か!? 怪我は!?」
スバルは彼女に駆け寄り、その肩を抱き起こした。
レムの肌は白く冷たかったが、確かな鼓動が感じられた。
しかし、彼女の瞳はまだ虚ろで、焦点が合っていない。光雄に与えられた屈辱と快感の傷跡が、まだその心身に深く刻まれているようだった。
「……ごめん……なさい……スバルくん……レムは……汚れて……しまいました……」
レムの目から涙がこぼれ落ちた。
自分の体に残る、あの男の感触。拭い去れない屈辱。
それを愛する人の前で晒しているという罪悪感が、彼女を押し潰そうとしていた。
「馬鹿言うな!」
スバルはレムを強く抱きしめた。
震える彼女の体を包み込むように、背中を強く叩く。
「汚れてなんかねえよ! レムはレムだ! 俺のレムだ! 誰が何と言おうと変わんねえよ!」
スバルの声も震えていた。
彼女が受けた痛みは、自分の不甲斐なさの証だ。
それでも今は、彼女を繋ぎ止める言葉が必要だった。
「俺が……俺が必ず何とかするから……! ここがどこだろうと、絶対に俺が レムを幸せにしてやる! だから……だからもう泣くな……!」
スバルの温もりが少しずつレムに伝わっていく。
彼女は震えながらも、その胸に顔を埋め、弱々しく首を縦に振った。
「……はい……スバル……くん……」
見知らぬ異世界の夜気の中で、二人はただ寄り添っていた。
今までいた世界と全く違う世界にいることだけは明らかだった。王戦候補としての務め、魔女教の謎、そしてエミリアとの絆、失ったものはあまりにも大きい。
だが、二人して生きて辿り着いたこの場所から、彼らの新たな一歩が始まろうとしていた。
日常系異世界で二人
紫色の空に三つの月が浮かぶその世界は、不思議と穏やかな光に包まれていた。
スバルとレムが足を踏み入れたその地は、かつて彼らが命がけで生きていた世界とは似て非なる場所だった。
「……こんにちは、お兄さんたち」
森の木陰からひょっこりと顔を出したのは、緑色の肌をしたオークの青年だった。スバルは咄嗟に身構えたが、彼は友好的に手を振ると、手に持っていた木の実の入った籠を差し出してきたのだ。
「腹、減ってない? 美味しいよ、これ」
その光景は、この世界がどれほど平和であるかを象徴していた。
モンスターは人を襲わない。彼らは隣人であり、友達だ。畑を耕すオーガ、パン屋を営むゴブリン、広場で子供たちと遊ぶドラゴン。そこには捕食の理屈も、生存競争の悲劇も存在しなかった。
食べ物は驚くほど簡単に手に入った。甘い果実は道端に鈴なりになり、澄んだ水は湧き出る泉から幾らでも汲めた。野宿をしても、温和な精霊たちが温かな毛布のように寄り添ってくれる。
それはまるで、悪夢のような日々から逃れ、迷い込んだ楽園のようだった。
あれから数ヶ月が経った。
スバルは小さな村の外れに丸太小屋を建てた。大工仕事は初心者だったが、近所のビーバーの亜人たちが手伝ってくれたおかげで、立派な家が完成した。
レムは徐々に笑顔を取り戻していった。
あの地下室での忌まわしい記憶は、まだ彼女の心に影を落としている。夜中にふと目を覚まし、怯えるように身を縮めることもあった。
だが、そんな時スバルは必ずその手を握りしめ、何度も言い聞かせた。
「レムは汚れてなんかない。俺のレムだ」
その言葉は呪文のように彼女の心を溶かし、癒していった。
この世界には彼女を責める者は誰もいない。ただ、穏やかな風と優しい隣人たちがいるだけだ。
ある夜、暖炉の火がパチパチと爆ぜる中、スバルは切り株の椅子に座り、ふと思い出したように呟いた。
「……あいつ、円光雄は……ただのクズじゃなかったのかもしれない」
レムが首を傾げる。
「光雄、ですか?」
「あいつ、俺たちをあの世界から追い出したよな。酷い目に遭わせて、俺を絶望させて……でも、結果的に俺たちはここでこうして生きてる」
スバルは自分の手を見つめた。もう剣を握る必要も、泥にまみれる必要もない手。
「もしかしたら……あいつなりの、歪んでんだけど配慮だったのかもしれねえ。俺とお前を、あの過酷な戦いから遠ざけたかったんだ。……俺とエミリアを引き離して、俺とお前をくっつけるためにな」
「スバルくん……」
「ま、感謝なんてする気はねえけどよ。俺たちの道は俺たちで選ぶべきだった」
スバルは苦笑すると、レムの手を取った。
「でも、今は……この結果に感謝してる。お前と二人でいられるこの日常に」
レムの瞳が潤んだ。彼女は静かに首を横に振ると、その身をスバルに預けた。
「レムもです。スバルくんがいてくれるなら、どこだって……」
季節は巡り、二人の絆は誰にも解けないほど強く結ばれていた。
ある春の日、村の小さな教会で二人は結婚式を挙げた。
出席者は近所の亜人たちと、親切な神父のキリト似のエルフだけ。ドレスはレムが手縫いした可愛らしいものだが、彼女は世界で一番美しい花嫁に見えた。
「似合うよ、レム」
「……もう、スバルくんったら」
顔を真っ赤にするレムの手を取り、スバルは誓った。
「これからもずっとそばにいる。幸せにする」
「はい……っ! レムも……スバルくんを……ずっと……!」
交わした口づけは、甘く温かかった。
そしてさらに月日が流れ――。
「ママー! 見て見て!」
小屋の前の庭で、青い髪を揺らしながら元気いっぱいに走り回る小さな男の子。
スバルとレムの息子だ。名前は「ラインハルト」。二人の希望を込めて名付けられた。
「こらこらライ、転ぶわよ」
エプロン姿のレムが穏やかに笑いながら追いかける。
その腹には、また新しい命が宿っていた。第二子だ。
「おーい、ライ! パパも混ぜてくれ!」
薪割りを終えたスバルが、汗を拭きながら二人の元へ駆け寄る。
ライはパパに向かって飛びつき、スバルは息子を高く宙に舞わせた。
「わぁぁ! たかーい!」
「へへっ、お前は将来パパより高く飛ぶぞ!」
「もう、スバルくんったら危ないですよ」
「平気平気! なあ、ライ?」
「うん!」
三人の笑い声が、澄み切った空に響き渡る。
遠くではドラゴンが畑を耕し、空にはグリフォンが優雅に飛んでいる。今日もまた、何の変哲もないけれど、かけがえのない一日が過ぎていく。
「ねえ、スバルくん」
「ん?」
「レムたち……幸せですね」
レムがスバルの腕に自分の腕を絡ませ、幸せそうに目を細める。
その顔にはもう、迷いも影もなかった。あるのは、ただ愛する夫と子どもへの愛だけ。
「ああ……そうだな」
スバルはレムの肩を抱き寄せ、優しくキスをした。
かつて絶望の淵に立たされ、全てを奪われたと思った少年と少女。
だが彼らは見知らぬ異世界で互いだけを頼りに生き抜き、傷を舐め合い、愛し合い、新しい命を紡ぎ出した。
円光雄という男がもたらした結末は、彼らにとって残酷な破滅かと思われた。
しかし皮肉にもそれは、二人だけの永遠の楽園への招待状だったのだ。
「愛してるよ、レム」
「レムも……大好きです、スバルくん」
夕焼けが小屋を茜色に染める。
寄り添う二つの影は重なり合い、やがて長く伸びていった。
終わらない日常の中で、二人はこれからもずっと一緒に笑い合いながら生きていく。
それが彼らの選んだ、そして与えられた幸せな結末なのだから。
―― Fin ――