アニメ世界移行能力をもった俺がアニメヒロインを犯りまくる。※リクエストも可 作:みなぽん
それは、ダンジョン深層には似つかわしくない“静寂”だった。
階層主すら徘徊する危険地帯。肌にまとわりつく瘴気。岩肌から滴る青白い粘液。遠くから聞こえる怪物たちの咆哮――本来なら、冒険者の神経を休ませる暇などない場所。
なのに、その瞬間だけは違った。
音が消えていた。
「……おかしい」
赤い瞳を細め、ベル・クラネルは短剣を構える。隣ではヴェルフ・クロッゾが眉をひそめ、背後のリリルカ・アーデは小さく身を震わせていた。
「モンスターの気配が……急になくなったです」
リリの声はかすれていた。
深層ではありえない。怪物が消えるなど。
いや――。
“逃げている”。
そう理解した瞬間だった。
ズズズズズ……。
前方の大空洞、その闇の奥から、巨大な影が現れた。
「ヴァルガングドラゴン……!」
ヴェルフが息を呑む。
竜種。
しかも深層でも災害級とされる個体だ。漆黒の鱗、溶岩のように赤く脈打つ双眼。口元から漏れる熱風だけで肌が焼ける。
ベルは反射的に構えた。
勝てない。
そう直感するほどの怪物。
だが、次の瞬間。
ドラゴンが――怯えた。
「……え?」
ベルの口から、間の抜けた声が漏れる。
竜が。
あの怪物が。
まるで捕食者を前にした獣のように後ずさっていた。
そして。
闇の中から、足音が響いた。
コツ。
コツ。
コツ。
人間の足音だった。
深層を散歩でもするような、気楽な歩調。
やがて現れたのは、一人の男。
黒い外套。東方風の奇妙な服装。黒髪。細い目。
年齢は30代後半ほどに見える。
しかし、その笑みだけが異様だった。
人間の笑みではない。
まるで、虫籠の中の蝶を見つけた子供のような――無邪気で、残酷な笑み。
「へえ」
男はベルを見た。
ただ、それだけ。
それだけなのに、ベルの全身を悪寒が貫いた。
骨の内側を冷たい指で撫でられたような感覚。
「君がベル・クラネルか」
男は嬉しそうに言った。
「実物はもっと可愛いな」
「な、なんなんだ、あんた……!」
ヴェルフが叫ぶ。
男は視線すら向けない。
興味がないのだ。
ただベルだけを見ている。
その事実が、ベルにはたまらなく恐ろしかった。
ヴァルガングドラゴンが咆哮した。
耐えきれなくなったのだろう。巨大な翼を広げ、灼熱のブレスを吐き出す。
深層の空気が燃えた。
だが。
「ああ、うるさい」
男は片手を振った。
それだけだった。
斬撃。
そう認識できた者は、この場にいなかった。
次の瞬間、ヴァルガングドラゴンの巨体が、真っ二つになっていたからだ。
ズゥン――ッ!!
地響き。
山のような竜の死体が左右に崩れ落ちる。
断面は熱で焼き切られ、血すら噴き出していない。
ベルは理解できなかった。
今、何が起きた?
剣も抜いていない。
詠唱もない。
スキルでも魔法でもない。
なのに、深層の怪物が一撃で消し飛んだ。
「は……?」
ヴェルフの顔から血の気が引いていく。
彼は鍛冶師だ。
だからこそ分かってしまった。
今のは“武器”ですらない。
理屈が存在しない。
冒険者の常識そのものを踏み潰す力。
「う、うあ……あぁ……」
ヴェルフが後退る。
目の焦点が合っていない。
「ヴェルフ!?」
「無理だ……あんなの……あんなの、人間じゃねえ……!」
彼は頭を抱えた。
呼吸が乱れ、汗が噴き出している。
恐怖。
圧倒的すぎる恐怖が、ヴェルフの精神を破壊しかけていた。
男――円光雄は、そんな様子を見て笑った。
「壊れたか。早かったな」
その声音には、罪悪感が一切ない。
人が壊れることに慣れている声だった。
リリルカがベルの腕を掴む。
小さな手が震えている。
「ベル様……逃げて!」
「え……?」
「今すぐ!!」
リリの顔は真っ青だった。
ベルは初めて見た。
普段は計算高く、肝の据わった彼女が、ここまで怯えている姿を。
「あいつに近づいちゃダメ…!」
リリは悲鳴のように叫ぶ。
「あいつの狙いはベル様です!!」
円光雄が、ゆっくり首を傾げた。
「へえ」
細い目が笑う。
「勘がいいね、小人族」
瞬間。
リリの全身が凍りついた。
殺気。
違う。
もっと根源的な“死”そのものが、そこにあった。
ベルは反射的に前へ出る。
「リリを傷つけるな!!」
叫びと同時に駆け出した。
短剣を振るう。
自分でも無謀だと思った。
だが、仲間を守らなければという想いだけが、ベルを動かした。
しかし。
空振り。
「遅い」
耳元で声がした。
「――っ!?」
いつの間にか、円光雄が背後に立っていた。
ベルの心臓が止まりかける。
速いとか、そういう次元ではない。
存在が“飛んだ”。
男の指先が、ベルの白髪に触れる。
「綺麗な髪だな」
ぞわり、と背筋が粟立つ。
生理的嫌悪。
本能が叫んでいた。
逃げろ。
こいつはダメだ。
「や、やめろっ!!」
服部に強烈な打撃を感じ、吹き飛ばされる。
ベルは転がるように距離を取る。
だが円光雄は追わない。
ただ愉快そうに笑っている。
「いい顔だ、その顔を歪ませてやろう」
男はうっとりした声で言った。
覇者の波動!男の発するオーラがベルの動きを封じた
ベルの呼吸が乱れる。
深層の寒気とは別の冷たさが、肺に入り込む。
「まずはそこの人から痛めつけてやる」
「リリを傷つけるな!!」
叫びと共に駆け出したベルの姿を見て、リリルカ・アーデの心臓が跳ねた。
彼女は知っている。ベル・クラネルは優しい。誰よりも優しく、だからこそ無謀なのだと。
目の前の男は規格外。ヴァルガングドラゴンを一撃で屠った化け物だ。ベルがかなうはずがない。
「ベル様っ……!」
ベルの空振りを確認した瞬間、リリの中で何かが弾けた。
恐怖を押し殺し、彼女は隠し持っていた短剣を握りしめた。魔法は使えない。だが、ベルの背中を守れるのは自分しかいないという思いが、小さな体を突き動かした。
「逃げてぇ!!」
悲鳴のような叫び声と共に、リリは男――円光雄へと突っ込んだ。
狙いは不意打ち。小柄な体を生かし、死角から足を切り裂く。それだけでもベルが逃げる隙になればいい。
だが。
「ああ、うるさいと言ったんだがね」
男はベルの背後から離れもせず、リリの方を見もしなかった。
ただ、足を軽く振っただけ。
それはまるで、道端の小石を蹴り飛ばすかのような無造作な動作。
ドゴゥッ!?
風切り音すら聞こえなかった。
衝撃がリリの脇腹を砕いた。
「がはっ……!?」
空気が肺から強制的に排出される。視界が回転し、地面が近づいてくる感覚すら理解できない。
サッカーボールのように軽々と吹き飛ばされたリリの体は、岩壁に激突し、ズルリと落ちた。
「リリ!!」
ベルの絶叫が響く。だが、動けない。男の放った“覇者の波動”とも呼べる圧力が、彼の体を石のように地面に縫い付けていた。
「無駄だよ。君はそこで見ていなさい」
光雄はベルに囁くと、ゆったりとリリの方へ歩き出した。
咳き込みながら身を起こそうとするリリの前に、もう一人の影が落ちる。
ヴェルフ・クロッゾだ。
「ヴェルフさん……?」
リリは涙で滲む目を向けた。彼は味方だ。一緒に戦った仲間だ。今すぐこの男から逃げなければ。
しかし、ヴェルフの目は笑っていた。
瞳孔が開き、焦点の合わない、狂気に満ちた笑顔。
「ひひ……光雄様の命令だぁ。リリ助、悪く思うなよ」
その声は、リリが知っている鍛冶師のものではなかった。
ヴェルフの両手がリリの細い肩を掴み、岩壁に押し付けた。成人男性の怪力。小人族の少女には抵抗する術がない。
「や、やめてくださいヴェルフさん! 正気に戻って!」
リリが足をバタつかせて抗うが、ヴェルフはピクリとも動かない。彼の背後には、満足げに腕を組む光雄の姿があった。
「いい人形だね。精神が壊れていると操りやすい」
光雄がリリの前に屈み込む。
顔が近づく。男の吐息がかかる距離。
「さて、お喋りな小人族のお仕置きといこうか」
光雄の手がリリの冒険着を掴んだ。
ビリッ!
布が裂ける乾いた音が、深層の静寂に響き渡った。
「いやぁっ!!」
露わになった白い肌。未発達な胸と、薄いピンク色の突起が外気に晒される。
リリは必死に身を捩り、腕で胸を隠そうとするが、傀儡と化したヴェルフがその両手を万力のような力で封じ込めた。
「やめろ……! やめてくれ……!!」
ベルが喉を引き裂くような声で叫ぶ。手足を動かそうと必死になるが、見えない鎖に繋がれたように指一本動かせない。ただ、目の前で行われる惨劇を凝視することしか許されなかった。
「君の可愛い仲間の顔、もっと見たいな」
光雄は残酷に微笑み、リリの顎を強引に持ち上げた。
逃げ場のない唇に、男の唇が重なる。
「んぐっ……! んぅぅぅ……!!」
リリの目が見開かれる。
男の舌が、拒絶する歯列を割って入り込んできた。ヌルリとした異物感。唾液を注ぎ込まれ、口腔内を蹂躙される。
必死に頭を振って逃れようとするが、顎を掴まえられ、逃げ場はない。
「んっ……ふぅぅ……!」
息ができない。屈辱と恐怖で目から涙がこぼれ落ちる。
その間にも、光雄の空いた片手がリリの胸へと伸びた。
無骨な指先が、未熟な乳首を摘み上げる。
「ひゃぅっ!?」
電流が走ったような感覚。
無慈悲な指が、硬い突起を左右に捻り上げるように愛撫する。痛みと、それとは別の得体の知れない痺れが背骨を駆け上がった。
「ここが弱いのか? かわいい反応だ」
弄ばれるたびに、リリの体がビクンと跳ねる。
初めて触れられる感覚。汚されているという理解。なのに、触れられた場所から熱が生まれていく。
「いやぁ……やめて……汚い……!」
口を離された瞬間、リリは泣き叫んだ。
だが光雄は冷徹な眼差しでリリを見下ろすと、指先に微かな光を宿した。
「発情(チート)」
その言葉と共に、光雄の指から漏れた魔力がリリの乳首から体内へ直接流し込まれた。
「あ゛ぁぁぁぁっ!!?」
熱い。
内臓が煮えたぎるような、脳が溶けていくような、狂おしいほどの熱波。
理性を焼き尽くす呪詛のような快楽が、リリの神経系を暴走させる。
足の指先から頭頂部まで、強制的に快楽のスイッチが入れられた。
「あ、ああ……あぁぁ……な、なにこれ……おかしい……おかしいです……!」
リリの瞳から意思の光が消え始める。
顔を真っ赤に染め、口から無様な涎を垂らしながら、彼女は喘ぎ始めた。
ヴェルフに押さえつけられた腕から力が抜け、代わりに甘い吐息が漏れる。
「どうだい? 気持ちいいだろう?」
光雄が再び乳首を指先で弾く。
「ひゃぁぁんっ!!♡」
悲鳴が嬌声に変わる。
拒絶していたはずの体が、疼きを訴え始める。太腿を無意識に擦り合わせ、男の指を求めて胸を押し付けるような動き。
「やめろ……リリ……そんな……」
ベルの絶望的な呟きが漏れる。
大好きな仲間が、目の前で別の男に開発され、堕ちていく。
抵抗していたはずのリリが、快楽に負けて雌の顔を晒している。
「あぁっ……ベル様……ごめんなさい……気持ちいいです……♡」
リリの瞳はもうベルを映していなかった。
ただ、与えられる快楽だけを求め、ドロリと濁った目で光雄を見上げている。
深層の冷たい空気の中に、甘く湿った嬌声が響き渡る。
それはベルにとって、どんな怪物の咆哮よりも残酷な音だった。
「さて、次はこっちの準備といこうか」
光雄は冷酷な笑みを浮かべたまま、自身の東方風の衣装の帯に手をかけた。
するりと布が滑り落ちると、男の下腹部から凶器が露わになった。
「ひっ……!?」
リリの目が限界まで見開かれる。
そこにあったのは、常識の範疇を遥かに超えた巨根だった。
血管が浮き上がり、鎌首をもたげたその異形は、小人族であるリリの腕ほどもある。これが体内に入れば、間違いなく破壊される。物理的に、そして精神的に。
「い、いや……そんなの……入らないです……! 入ったら死んじゃう……!!」
先程のキスと愛撫で熱っぽく潤んでいた瞳に、再び純粋な恐怖が宿る。リリは壁に背を押し付け、逃げようと足を掻いたが、ヴェルフに両手を封じられ、為す術がない。
「死なないさ。君は僕を感じるために生き残るんだ」
光雄はリリの細い両足を強引こじ開け、割れ目に先端を押し当てた。
ヌルリとした先走りが、怯えて震える秘唇に塗りたくる。
「いやぁっ! ベル様……助けて……! ベル様ぁッ!!」
リリの絶叫が深層に響き渡った瞬間、光雄が腰を突き出した。
「ぐッ……あ゛ぁぁぁぁぁッ!!?!?」
空気が裂けるような悲鳴。
小さな体内に、規格外の肉柱がねじ込まれた。
処女の証は一瞬で引き裂かれ、未発達な膣道が暴力的に押し広げられる。内臓が押し上げられるような圧迫感。骨盤が軋む音すら聞こえそうな暴挙。
「きついな……だが、締め付けが実にいい」
光雄はリリの悲鳴など耳に入れない様子で、根元まで埋め込むと、そのまま激しく腰を振り始めた。
ズン! ズン! ズン!
容赦のないピストン。壁に背を預けたままの体位で、小柄な少女は人形のように揺さぶられる。
「あぐっ……あぁっ……おかしい……おかしいです……! 裂ける……お腹が裂けちゃうぅぅッ!!」
痛みと恐怖の悲鳴。
しかし、体内には先ほど流し込まれた「発情(チート)」の魔力が滞留している。
暴力的な侵入の痛みが、呪いによって徐々に熱へと変換されていく。
摩擦によって膣壁が熱を持ち、痙攣するように肉襞が男の柱に絡みつき始めた。
「ほら、もうこんなに濡らして。素直な体だね」
「ひぁぁっ……! いや……気持ちよくなんか……ないです……! ない……ぅぅっ♡」
否定しようとする口から漏れるのは、甘く湿った吐息だけ。
頭を振って拒絶を示しながらも、リリの体は正直に快楽を受け入れ始めていた。
その時だった。
「……」
今までリリの腕を押さえ込んでいたヴェルフが、虚ろな目で動いた。
光雄がピストンを続けながら、命令を下す。
「おい、そこの人形。退屈そうだな。お前も楽しめ」
「……了解」
機械的な返答。
ヴェルフは立ち上がり、ベルの方へと視線を向けたまま、ズボンを下ろした。
すでに勃起した自身のペニスを手にすると、リリの顔の前に突き出した。
「ヴェルフ……さん……?」
苦悶と快楽の入り混じった表情で見上げるリリ。
かつての仲間の目には、もう微かな温もりも残っていない。
ただ、与えられた命令を実行するための底なしの欲望だけが宿っていた。
「リリ助……口を開けろ」
ヴェルフはリリの後頭部を掴むと、無理やり口内に自身をねじ込んだ。
「んぐっ!? んぅぅーーッ!!?」
喉の奥まで突き刺される苦痛。
酸素が遮断され、目の前がチカチカする。
だが、下から貫かれ、上から塞がれたリリには、逃げ場も息継ぎの暇もなかった。
「んっ……んぐっ……じゅるっ……♡」
前後から交互に突き上げられるたびに、リリの体が跳ねる。
光雄の巨根が子宮口を小突くたびに脳が白く染まり、ヴェルフの熱棒が喉を蹂躙するたびに唾液が溢れ出す。
「発情」の影響は、口内までも侵食していた。苦いはずの男の味が、甘露のように感じられ、舌が無意識に動いて亀頭を舐め回してしまう。
「ん゛っ♡ ん゛ぁぁぁっ♡♡」
リリの目から涙が止めどなく流れ落ちる。
これは凌辱だ。仲間に見せつけられる恥辱の極みだ。
なのに、体は芯から熱く火照り、自ら腰を振って男の精を求めてしまっている。
理性と本能が激しく乖離し、精神が軋みを上げて崩壊していく。
「んぅっ……ふぅっ……あ゛ぁッ♡ ベル……様♡ 見ないで……くださいぃっ♡」
口からヴェルフの肉棒を引き抜き、糸を引く唾液と一緒に悲鳴にも似た喘ぎを漏らす。
大好きな人の前で、別の男たちに前後から挟まれ、雌の姿を晒している。
その背徳感さえも、今のリリには強力な媚薬となって作用していた。
「……くそっ……くそっ……! 動け……動けよ僕……!!」
数メートル先で、ベルが嗚咽を漏らしながら地面を爪で掻いていた。
「覇者の波動」が解けない。
目の前で行われているのは、冒険者がモンスターに殺されるよりも残酷な、魂の殺害だった。
一番守りたかった少女が、一番信頼していた仲間の一人と共に、目の前の化け物によって雌へと作り変えられていく。
「ほらよ、もっと喘げ! こいつにも聞かせてやるんだ!」
光雄のピストンがさらに加速する。
パンパンパンパン!!と肉と肉がぶつかる乾いた音が響き渡り、リリの細い体が限界まで揺さぶられる。
「あぁっ♡ あっ♡ そこっ♡ おかしい……なっちゃう……頭おかしくなっちゃうぅぅッ♡♡」
ヴェルフの手によって再び口を塞がれ、リリはもう言葉を紡ぐことすらできなかった。
ただ、喉の奥から漏れ出る甘ったるい鳴き声だけが、ダンジョンの深層という異界に響き渡り続ける。
ベル・クラネルの瞳から、希望の光が音を立てて消えていった。
パンパンパンパンパン!!
深層の静寂を切り裂くように、リリの体を突き上げる音だけが響いていた。
光雄の凶器が彼女の最も深い部分を叩き続ける度に、リリの白い喉からは抑えきれぬ嬌声が漏れる。
「あっ♡ あっ♡ あ゛ぁッ♡ だめ……また……くる……くるぅっ!!」
リリの体が弓なりに仰け反り、絶頂の予兆を見せた。
幼い肢体が痙攣し、内壁が収縮して光雄の巨根を強く締め付ける。
同時に、口いっぱいに含まされていたヴェルフのモノを吸い込むように吸引してしまい、その刺激でヴェルフも低いうめき声を上げた。
「くッ……飲めっ……!!」
ヴェルフが腰をグッと突き出し、リリの喉の最奥に射精した。
ビュルルルッ!!と勢いよく放出された濃厚な精液がリリの食道に流れ込み、胃へと直接落とし込まれていく。
リリは目を見開き、「ん゛ん゛~~ッ!?!?」と苦しげな呻き声を上げたが、その顔はどこか恍惚としていた。「発情(チート)」の効果は相変わらず続き、体内に放たれる熱量さえも快楽に変換してしまう。
「ぷはっ……ゲホッ……ゲホッ……! 熱い……熱いのが……流れ込んで……あぁぁ……♡」
咳き込みながらも口の端から零れた精液を拭うことすらせずに、リリは天井を見つめていた。
視点が定まっていない。自我が剥がれ落ちていく感覚。
彼女の体は完全に屈服し、光雄のモノを咥え込んだままピクピクと震え続けていた。
光雄は余裕の笑みを浮かべながら、リリの尻をパチンと平手打ちにする。
「おい、まだ終わりじゃないだろう? 次はこちらを搾り取るんだ」
「ひゃっ♡♡ あぁっ……ごめんなさい……ご主人様……♡」
最早自分の意志なのか快楽に流されているだけなのかも分からない状態で、リリは蕩けた声で応えた。
下から突き上げてくる抽送に合わせて自ら腰を揺すり始めると、光雄も負けじと速度を上げていく。
結合部からは泡立った愛液と血液が混じり合い、床にポタポタと滴り落ちた。
「あっ♡ すごいっ♡ 奥まで届いてるっ♡ 子宮突かれるたびに意識飛びそうになりますっ♡♡」
羞恥心や倫理観といったものは既に彼女の中から消え去っており、残っているのはただ一つ―男たちからの寵愛を受け続けたいという強い欲求のみだった。
一方でベルは依然として何も出来ずに見守るしかない。
「くっ……そろそろ限界だな……!」
光雄の腰の動きが、さらに激しくなった。
もはやピストン運動というより、釘を打ち付けるような暴力に近い。リリの小さな体は壁と男に挟まれ、逃げ場のない快楽の奔流に飲み込まれていく。
「あっ♡ あっ♡ あ゛ぁッ♡♡ だめ……そんなに激しくしたら……お腹の中が……グチャグチャに……壊れちゃうぅぅッ♡♡」
リリは白目を剥きかけ、舌をだらしなく覗かせながら絶叫した。
脳が溶け、理性が焼き切れる寸前。子宮口を執拗に小突かれるたびに、背骨を駆け上がる電流に神経が焼かれていく。
「受け止めろ……! これが俺の「支配」だ!!」
光雄が低く吼え、リリの最奥へと深々と楔を打ち込んだ。
亀頭が子宮口をこじ開け、直接子宮内に侵入する圧倒的侵食感。
「いっ……あ゛ぁぁぁぁぁッ!?!?!?」
ビュルルルルルルッ!!!!!
光雄の巨根が脈打ち、ドロドロに煮えたぎった濃厚な精液がリリの子宮内に直接注ぎ込まれた。
熱湯を浴びせられたような熱量。子宮という最も聖なる領域を、異物の精で染め上げられる背徳感。
「あ゛ぁっ……♥ なか……なかにきてる……♥ あつい……おなか……あついぃぃっ……♥♥」
リリの体がビクンビクンと跳ねる。
強制的な絶頂。子宮が収縮し、注ぎ込まれた精液を余さず吸い上げようと貪るように蠢く。
「発情(チート)」の魔力がそれをさらに助長し、中出しされた事実を至上の快楽として彼女の魂に刻み込んでいく。
(ベル様……)
白く染まりかけた意識の中で、ひとつの影が揺らいでいた。
遠い。とても遠いところにいる人。
大好きで、守りたかった人。
今、自分はその人の目の前で、別の男に孕まされている。
最低だ。汚い。もう顔を合わせる資格なんてない。
(でも……)
リリの目から、とめどなく涙がこぼれ落ちた。
それは快楽の涙ではなく、ただ純粋な悲しみと愛おしさの涙だった。
(生きて……ベル様だけは……)
絶頂の余韻で体が痙攣し、思考が飛びそうになる。
光雄はまだ余韻に浸るようにリリの奥で脈打ち、ヴェルフも虚ろな目でその様子を見下ろしている。
一瞬の隙。
快楽に溺れ、男たちの意識がリリの肉体から精気を搾り取ることに集中した、その刹那。
リリは震える指に、最後の力を込めた。
冒険着の隠しポケット。そこにしまわれていた、ただひとつの「異界」への片道切符。
元々は、パーティーが壊滅した時の脱出用にとっておいた、高価な「移動」のスクロール。
「っ……!!」
声にならない声を絞り出し、リリはスクロールを引きちぎった。
発動する魔力の光。それはリリ自身ではなく、数メートル先で地に伏せている少年へと収束していく。
「なッ……!?」
光雄が初めて表情を変えた。
彼の「覇者の波動」によって動きを封じられていたベルの体が、フワリと浮き上がる。
「ベル様ぁぁぁっ!!!!!」
リリは喉が裂けんばかりに叫んだ。
涙でぐしゃぐちゃになった顔。腹には男の精をたっぷりと注ぎ込まれ、胸も赤く腫れ上がっている。最低で、惨めで、救いようのない姿。
それでも、その瞳だけは真っ直ぐに、世界で一番大切な人を見つめていた。
「生きてぇぇぇっ!!!!」
ズゥン!!
空間が歪んだ。
光雄が手を伸ばすよりも早く、ベル・クラネルの体は光に包まれ、深層から弾き出されるように消滅した。
残されたのは、静寂と、獣の臭いと、白濁した臭いが入り混じるダンジョンの冷たい空気だけ。
「……はっ」
リリは力なく壁に背を預けたまま、天井を見上げた。
全身から力が抜けていく。
うまくいった。彼は逃げた。この地獄から、この悪魔の手から。
安堵と、喪失と、これから訪れるであろう更なる地獄への恐怖。
それらがない交ぜになった感情が胸を締め付ける。
「……やるねえ」
頭上から、低い声が降ってきた。
光雄はベルの消えた空間を見つめながら、不敵に笑っていた。
怒っているようには見えない。
むしろ、予想外のプレゼントをもらった子供のような顔をしている。
「まさか、僕の圧力下で動けるとは。小人族の執念、恐れ入ったよ」
光雄はまだリリの中に埋まったままの自身を、わざと奥まで押し込んだ。
「あぐっ……♡」
「だが、君は勘違いしている」
光雄はリリの耳元に唇を寄せ、残酷な事実を囁いた。
「彼は逃げたんじゃない。君を見捨てていなくなったんだよ」
「……っ」
心臓を直接抉られたような言葉だった。
違う。自分が逃がしたんだ。でも、結果として彼は自分を置いていった。
その事実が、徐々に侵食していく。
「ねえ? これから彼は一生、君を見捨てて逃げた罪悪感と、無力だった自分自身を呪って生きていく。それは君が与えた贈り物だ」
「いや……ぁ……」
「そして君はここにいる。僕の中で、壊れていく」
光雄は再び腰を動かし始めた。
精子で膨れ上がった子宮を更に抉るような、残酷なストローク。
「あぁっ♡ あぁぁぁっ♡♡ ベル様♡ ベル様ぁぁっ♡♡」
リリの口から漏れる言葉は、もう助けを求める祈りではなかった。
もう会えない人を呼ぶ、哀しい子守唄のようだった。
その声は深層の闇に吸い込まれていき、二度と届くことはない。
白い光が弾け、ベル・クラネルはヘスティア・ファミリアの隠れ家である廃教会の石畳に叩きつけられた。
「かはっ……!」
肺の中の空気が全部抜けるような衝撃。全身を駆け巡る激痛に、彼は脂汗を浮かべながら身を捩った。ダンジョンから転移する直前の光景――リリルカが自分に向けて叫んだあの顔、ヴェルフの虚ろな瞳、そしてあの男、円光雄の残酷な笑みが、網膜に焼き付いて離れない。
「ベルっ!? ベルなの!?」
祭壇の上で書類仕事をしていた少女が、椅子を蹴倒して駆け寄ってくる。紐状の青いリボン、長い黒髪、神々しいまでに白く透き通った肌。ベルの神であり、家族であるヘスティアだった。
「かみ、さま……リリが……リリが……っ!」
ベルは血の滲む唇を震わせながら、ヘスティアの小さな手に縋り付いた。言葉にならない絶望と自己嫌悪が、彼の喉を引き攣らせる。
「しっかりしてベル! 今は話している暇はないよ!」
ヘスティアは即座に状況を理解した。ベルの身に何が起きたのか、その半狂乱の眼を見ればわかる。そして、何より――。
ズゥン。
廃教会の古びた扉が、内側へと吹き飛んだ。
「へえ、随分と鄙びた場所だね」
土煙の向こうから、あの声がした。
東方風の黒い外套。細い目。無邪気で、残酷な笑み。
円光雄が、悠然と歩み寄ってくる。その足取りには、急ぐ様子も警戒する様子もない。散歩のように気楽だ。
「見つけたよ、お嬢ちゃん」
光雄がヘスティアを見る。
神を見ても、彼は眉一つ動かさなかった。冒険者なら畏敬の念を抱くべき存在だが、彼にとってはただの「虫」と同じに過ぎないようだった。
「逃げるんだベル! あいつは人間じゃない!」
ヘスティアはベルの腕を自分の肩に回し、小さな体で必死に彼を支え上げた。
神の力は微々たるものだが、この時ばかりは少女の細い体が岩のように頼もしく感じられた。
「豊穣の女身亭(ホステリア・フローラ)へ! ミア・グランドマザーなら……!」
ヘスティアの指示に、ベルは無言で頷き、二人は廃教会の裏口へと向かって走り出した。
背後から光雄の笑い声が追いかけてくるが、振り返っている暇はない。
路地裏を抜け、オラリオの中心街へと逃れる。
豊穣の女身亭。老舗の酒場であり、ミア・グランドマザーという高位の精霊が君臨するその場所は、未認可ファミリアにとって最後の砦であり得た。
「ミア様! 助けてください! 化け物が……!」
扉を蹴破るようにして飛び込んだヘスティアの絶叫に、店の喧騒が一瞬で凍りついた。
カウンターの奥、巨大な樽のような女がグラスを拭く手を止め、鋭い眼光で二人を見る。
「おやおや、騒々しいねぇ。私の店で物騒な真似は許さないよ」
ミア・グランドマザーの声は低く、それでいて圧倒的な威厳を持っていた。彼女の周囲には、彼女を慕う酒場の看板娘たちが剣呑な表情で集まってくる。
中でも、舞い散る桜のような乙女と、冷ややかな眼差しの東方風の女剣士が、一番にベルたちの前に出た。
「ヘスティア様、ベル君、下がってください。ここは私たちが守ります」
大和武士(ヤマト)の魂を持つ女剣士、命(ミコト)。背中の刀に手をかけ、全身から鋭い殺気を放つ。
「異界の虫ケラが、ここまで追ってきたか。私と命姉が相手になろう」
東方出身の獣人族の春姫(ハルヒメ)。呪術を唱える。二人は長い付き合いであり、息はぴったりだ。
「命さん、。春姫! あいつはダメだ! 本気でダメだ! リリやヴェルフが一瞬で……!」
ベルの警告が終わる前に、酒場の重厚な木製扉が、木っ端微塵に砕け散った。
「ここか。いい匂いがするね」
円光雄が、瓦礫を踏み越えて入店してくる。
彼の周囲だけ、空気が歪んでいる。それだけで、店内の冒険者たちの何人かが膝をついた。
「拙者たちが相手だ! 覚悟!」
命先んじて動いた。地面を蹴り、天井近くまで跳躍、剣先が丸月のような弧を描き、光雄の首元へと迫る。
「遅い」
光雄は動かない。
ただ、鎌が首に触れる直前、彼は細い目を少し開いただけだ。
「覇者の波動・散(はじゃのはどう・さん)」
ドォォォォォォン!!
可視化された衝撃波が、光雄を中心に放射状に放たれた。
それは物理的な風圧ではない。魂を直接震わせ、精神を破壊する波動。
「ぐはっ……!?」
春姫の体が空中で弾かれたかのように靜止し、そのまま床に叩きつけられた。鎖鎌が手から離れ、カランと虚しい音を立てる。
「春姫!」
命が叫び、居合いの構え。彼女の放つ「紅蓮の太刀」は、加速と熱量を極限まで高めた必殺剣だ。
「破ァッ!!」
刀身が紅蓮の炎のように輝き、音速を超えて光雄の胴を薙ぎ払う。
だが。
「熱いね。だが、ただの熾火だ」
光雄は片手で命の刃を受け止めた。
素手で。
刀身が彼の手のひらに食い込み……いない。
刀の熱と切れ味が、皮膚の表面で完全に消滅していた。理屈を超越した防禦。
「なっ……!?」
命の顔色が変わる。刀を引こうとするが、光雄の握力が万力のように彼女の手を固定する。
「君の想いは美しいが、力が伴っていない」
光雄の空いた手が、命の腹部に添えられる。
「発情(チート)」
「っ!? あぁぁぁッ!?!?」
呪詛の一言。
魔力が命の丹田に直接注ぎ込まれる。
瞬間、命の全身から力が抜け、膝から崩れ落ちた。刀が床に落ちる。
彼女の顔は、瞬時に真っ赤に染まり、口から抑えきれない熱い吐息が漏れ出した。
「命姉っ!? な、何をしたのですか拙者に……ううっ、体が……熱い……!?」
床に倒れていた春姫もまた、同じ症状に襲われていた。光雄の「覇者の波動・散」には、直撃した者に強製的な発情効果が付与されていたのだ。
小柄な体を蜷める春姫の股間から、じわりと粘つく液体が溢れ出し、床に染みを拡げていく。
「やめろ……! 二人に手を出すな!!」
ベルがヘスティアに支えられながら叫ぶ。
だが、光雄は聞く耳を持たない。彼は倒れた命の髪を掴み、無理やり顔を上げさせた。
「東方の女剣士か。気高さが一番壊し甲斐があるね」
光雄は命の唇を己のそれで塞いだ。
「んぐっ……!? んぅぅぅーーッ!!」
長い舌が抵抗する命の口腔内を蹂躙する。唾液を注ぎ込まれ、彼女の意思とは無関係に喉がゴクリと動いてしまった。
「はぁ……っ、けが、され……る……!」
唇が離れた瞬間、命は涙を浮かべて呻く。しかし、その瞳の奥には、恐怖と共に抗えない快楽の火種が灯り始めていた。
「命姉ぁ……拙者も……拙者もだめぇ……!」
春姫は床にのたうち回りながら、自身の股間を手で押さえ付けている。指が食い込むほど強く押さえているが、それとは対照的に、太腿が無意識に擦り合わされている。
「あぁっ……な、なんか……溢れてくる……おしっこじゃない……これ、なんなのぉ……!?」
発情の魔力が春姫の神経を支配する。子宮が熱く脈打ち、男を求めて貪るように収縮を始める。獣人族特有の発情期。それが人為的に引き起こされたのだ。
「さて、二人とも美しいが……まずは君からだ」
光雄は服を乱し、勃起した凶器を露わにした。
その視線は、涙目で震える春姫に向けられた。
「い、いや……来ないで……!?」
春姫の主張は虚しく響く。
光雄は床に這いつくばる春姫の細い腰を掴むと、尻を高く突き出させた。短いスカートが捲れ上がり、金色の毛に覆われた尻尾と、その下の秘唇が露わになる。
「やめろおおおおっ!! 春姫に触るな!!」
ベルの絶叫。だが、彼の声は届かない。
光雄は容赦なく、震える秘唇に凶器を押し当てた。
「いっ……! 入ってくる……! 私の中に……!?」
「発情」の影響で濡れそぼった秘唇は、異形の巨根を拒絶できない。
ズリュゥゥゥ……と、容赦のない侵入が始まった。
「あ゛ぁぁぁぁぁっ!!♡♡」
春姫の口から、今まで聞いたことのないような嬌声が迸った。
小柄な体には大きすぎる肉柱が、狹い膣道を強引に押し広げ、子宮口を小突く。
「あっ♡ あっ♡ おっきい……壊れる……私の中が壊れてしまうぅぅっ♡♡」
春姫の手が床を掻きむしる。爪が剥がれそうになるほどの激しいピストン。
だが、その苦痛は瞬時に快楽へと変換される。脳内麻薬が溢れ出し、思考を白濁させる。
「ほら、君の可愛い妹分がこんな顔をしているよ」
光雄はピストンを続けながら、命の方へ視線を移した。
命は呆然と、自分の半身のように大切にしている妹が、獣のような喘ぎ声を上げながら腰を振っている光景を見ていた。
「春姫……! しっかり……しなさい……!」
言葉を発しようとするが、自分の体もまた熱い。
光雄の空いた片手が、命の和服の帯を強引に解いた。
ビリッ!という音と共に、命の豊かな乳房が露わになる。
「君もだ。見ているだけじゃつまらないだろう?」
光雄は春姫を犯しながら、命の首に手を伸ばし、彼女を自分の方へ引き寄せた。
強引に唇を重ね、そのまま命の乳房を鷲掴みにする。
「んむっ……!? ふぅぅ……!♡」
命の抵抗も、発情の魔力の前では無力だった。
彼女の乳首はすでに硬く屹立しており、光雄の無骨な指が捏ね回すたびに、背骨を駆け上がる快感に思考が蕩けていく。
「はぁ……っ、だめ……私は……武士の……女……っ!」
「武士? 面白いね。その武士の誇り、僕の精液でどろどろに汚してやるよ」
光雄は二人の体を同時に弄り、開発していく。
春姫は床にのたうち回りながら、すでに理性を失いかけていた。
「あっ♡ あっ♡ すごい♡ 命姉ぇ……気持ちいいんです……おかしくなっちゃいましたぁぁ♡♡」
涙を流しながら、背徳の快楽を貪る春姫の姿。それを見てしまった命の心は決壊寸前だった。
「ベル……君…」
命の瞳からも涙が溢れる。
愛する少年に見られているかもしれないという羞恥。それが、彼女の背徳感をさらに煽っていく。
光雄の腰が一段と速くなった。春姫の狭い膣穴が、ギシギシと悲鳴を上げるが、それでも彼女の体は喜んで男の精液を搾り取ろうと蠢いている。
「中に……出してあげるよ……! 受け止めなさい!!」
「だめ……だめだよぉ……ベルくん見てるのにぃ……出されたら赤ちゃんできるぅぅ♡♡」
春姫の懇願は無視された。
光雄の肉竿が根本まで埋没し、子宮口を突き破らんばかりに押し付ける。
ビュルルルッ!!
熱い奔流が春姫の胎内で爆ぜた。
「あ゛ぁぁぁぁっ!?!?!?♡♡♡♡♡」
絶叫。
全身の毛穴が開ききり、汗腺から大量の汗が噴き出す。
体中の神経が灼き切れるような快楽の嵐に、春姫の意識は急速にブラックアウトしていく。
「命! 命!」
光雄の手が命の細い腰を掴み、今度は彼女を床に押し倒す。
春姫の胎内から引き抜かれた剛直は、なおも硬く屹立しており、新たな標的を探していた。
「いや……ベル……見ないで……お願い……っ」
命はベルの方を見ないように目を閉じるが、光雄は彼女の顎を掴み、強引にベルの方へと向けさせた。
「ちゃんと見てもらいなさい。君が他の男のものになる瞬間をね」
ズブリ。
春姫と同じように、無慈悲な侵入が始まった。
命の眦から、悔しさと恐怖と快楽の入り混じった涙がこぼれ落ちる。
「ぐぅっ……! あぁっ……! はいってきて……ます……!」
侍として鍛えられた身体が、男の暴力を受け止める。
光雄は命の反応を楽しみながら、的確に弱点を責め立てる。
「いい締め付けだ。君の想い人への忠誠心かな? でも、もうすぐそれも壊れてなくなるよ」
光雄の言葉通り、命の体は急速に屈服していく。
彼女の抵抗は次第に弱まり、光雄の動きに合わせて浅い呼吸を繰り返し始めた。
「あっ……あっ……! ベル……逃げて……! 奴は……人間の皮を被った……鬼なんです……!」
命の健気な抵抗。
だが、彼女の意思とは裏腹に、子宮は光雄の猛攻に応え、熱く潤んでいく。
光雄は満足げに笑いながら、命の唇を再び奪った。
「んぐっ……! んっ……ふぅぅっ♡」
抵抗の意志は残滓となり、舌が絡み合うと同時に快楽の渦へと沈んでいく。
「命姉ぇ……すごかった……♡♡ すごく……気持ちよかったんですよ……♡♡」
横たわり、意識を取り戻した春姫が譫言のように囁く。
彼女の瞳は虚ろだが、幸福そうな色を湛えていた。
「私も……すぐに……同じようにしてもらうから……♡」
命はもはや言葉を紡げない。
光雄の腰の動きが最高潮を迎え、彼女の内部で膨れ上がる熱量が伝わってくる。
「さあ、命。君も孕みなさい。俺の力でね」
光雄が深々と突き刺し、子宮口をこじ開けるように固定した。
「あ゛ぁぁっ! 出るぅぅッ!!♡♡」
次の瞬間。
ビュルルルッ!!
春姫同様に、大量の精液が命の子宮へと直接放たれた。
「んぅぅぅッ!?!?♡♡♡」
命の体が大きく仰け反り、弓なりになって痙攣する。
魂を揺さぶるような絶頂。生命の根源を犯され、汚染される感覚。
彼女の瞳から最後の光が消え、虚空を見つめるだけの人形となった。
光雄は満足げに二人の女を眺めると、ゆっくりとベルとヘスティアの方へ向き直った。
彼らはカウンターの陰に隠れ、ガタガタと震えている。
「次は君たちだね」
その言葉に、ヘスティアはベルを庇うように立ち上がった。
神としての矜持か、母性か。
小さな体で最大限の盾となる。
「やれるもんならやってみろ! ベル君はボクの眷属だ! 守るべきもののために命だって懸けられる!」
しかし、光雄の目は冷静にヘスティアを見据えた。
彼にとって神ですら、興味の対象であって恐怖の対象ではない。
「いいね。そういう反抗的な娘の方が壊し甲斐がある!しかもそのロリ巨乳反則だろ?」
「守るための命か。美しいねえ。だが、神ごときが僕に盾突こうなんて、100億年早いんだよ」
光雄は鼻で笑い、ゆったりとヘスティアに近づいた。
ヘスティアは震える足を必死に踏ん張り、両手を広げてベルを庇う。だが、その小さな体はあまりにも無防備だった。
「逃げなさいベル君! ボクは神だぞ! そう簡単に……ひっ!?」
光雄が片手を軽く振るっただけで、目に見えない衝撃波がヘスティアを襲った。
「覇者の波動」の余波ですらない、単なる威圧の風圧。
それだけでヘスティアの体は紙切れのように吹き飛ばされ、カウンターの硬い木製扉に背中から激突した。
「かはっ……!」
肺の空気が強制的に排出される。衝撃でヘスティアはその場に崩れ落ち、白目を剥いて咳き込んだ。
「かみさまぁぁっ!!」
ベルが絶叫し、這いずろうとするが、見えない鎖に繋がれたように指一本動かせない。光雄が意識せずとも放ち続ける「覇者の威圧」が、彼を完全にロックしていた。
「さて、お姫様のお出ましだ」
光雄は倒れたヘスティアの前に仁王立ちし、見下ろす。
白い肌、大きな瞳、特徴的な青いリボン。そして、細い体躯には不釣り合いなほど豊満な胸。
神々しいまでのその姿は、冒険者たちが跪きたくなるような崇高さを持っていた。
だが、光雄の目には、それはただの「壊すための玩具」に映っただけだった。
「やめて……ベル君に手を出さないで……!」
ヘスティアは涙目で訴えるが、光雄は冷酷な笑みを浮かべたまま、彼女の着ている白いワンピースの胸元を掴んだ。
ビリビリビリッ!!
容赦ない力で布が引き裂かれる。
神聖な白い衣が宙を舞い、ヘスティアの肌が露わになっていく。
「きゃぁぁっ!!?」
現れたのは、雪のように白く滑らかな肌と、それを彩るかのように主張する巨大な双丘。
重力に逆らうように豊かに膨らんだ乳房。淡いピンク色をした乳首は、突然の冷気に触れて粟立ち、硬く尖っていた。
「ほほう……これが噂の『ロリ巨乳』か。神というよりは、男を狂わせるために生まれてきた雌じゃないか」
光雄は感心したように呟き、無遠慮にその豊満な乳房に手を伸ばした。
「触るな! 汚らわしい手で触るなぁっ!!」
ヘスティアが必死に身を捩って拒絶する。しかし、小人族のリリよりも力のない神の抵抗など、赤子の夜泣きにも等しい。
ムニッ。
無骨な男の手が、形の良い乳房を鷲掴みにした。
「ひゃぅっ!?」
予想以上の柔らかさ。指が肉に沈み込み、形を変えていく。
光雄は容赦なくその柔肉を捏ね回し、先端の突起を親指で強く押し潰した。
「あぐっ……! やめっ……変な……変な感じが……!」
神であるヘスティアは、通常の物理攻撃では傷つかない。
しかし、「快楽」という精神に直接作用する刺激には無防備だった。
特に、人間と同じような肉体構造を持つ彼女の身体は、性的な刺激に対して正直に反応してしまう。
「どうだい? 神聖なおっぱいが男の手で歪む様は? さぞかし屈辱的だろう?」
光雄はもう片方の手でも残りの乳房を掴み、左右同時に強烈に揉みしだいた。
ミチッ、ミチッ……と、肉と肉が擦れ合う卑猥な音が響く。
「いやぁ……やめて……おっぱい……おっぱい壊れちゃうぅぅっ!」
ヘスティアは首を激しく振って拒絶を示すが、乳房から伝わる痺れのような感覚に、腰が知らず知らずのうちに浮いてしまう。
神としての矜持。ベルへの純潔。それらが、男の手によって物理的にねじ曲げられ、汚されていく。
「くくっ……乳首がこんなに硬くなってるよ。口では拒んでても、体は正直だな」
光雄は乳房を寄せ集め、左右の乳首を親指と人差し指で同時に摘み上げた。
そして、その硬い突起を左右に激しく捻り上げる。
「あぁぁぁっ!?!? 痛い! 痛いのに……変……頭が変になりそう……!」
痛覚が快楽へと変換されていく。
脳髄を直接揺さぶられるような刺激に、ヘスティアの口から抑えきれない喘ぎが漏れ始めた。
「さあ、もっと素直になりなさい」
光雄は摘んだ乳首に微かな魔力を込めた。
「発情(チート)」
「あ゛ぁぁぁっ!?!?!?」
瞬間、ヘスティアの全身が激しく痙攣した。
リリや命たちに使ったものよりも濃密な魔力が、最も敏感な部分から神の体内へ直接流し込まれたのだ。
熱い。
内臓が溶け、骨髄が沸騰するような狂おしい熱量。
神としての理性が焼き尽くされ、ただ一つの目的――「交尾」のための雌へと作り変えられていく。
「ああっ……あぁぁ……熱い……お腹の中が……熱いぃぃっ♡」
ヘスティアの瞳から意思の光が消え始める。
真っ赤な顔をして、口から無様な涎を垂らし、彼女は自らの胸を男の手に押し付けるような動きを見せ始めた。
「かみさま……そんな……」
ベルの絶望的な呟き。大好きな神が、目の前で別の男の手によって雌へと堕ちていく。
それは冒険者がモンスターに殺されるよりも残酷な、魂の殺害だった。
「あぁっ♡ もっと♡ おっぱい……もっと弄ってくださいぃっ♡♡」
最早自分が何を言っているのかも理解していない様子で、ヘスティアは甘えた声で懇願した。
白濁した目で光雄を見上げるその姿は、威厳ある神ではなく、ただの肉欲に飢えた牝だった。
「いいだろう。望み通りにしてやるよ」
光雄は冷酷な笑みを浮かべたまま、自身の東方風の衣装の帯を解いた。
するりと布が滑り落ちると、先ほどリリや命たちを破壊した凶器が再び姿を現す。
「ひっ……!」
ヘスティアの目が限界まで見開かれる。
血管が浮き上がり、鎌首をもたげたその異形は、彼女の細い腕ほどもある。
あれが体内に入れば、物理的に破壊される。神の肉体といえど、内側からの崩壊は免れない。
「いや……そんなの……入りっこない……! 入ったら……壊れちゃうぅぅっ!!」
先程の愛撫で熱っぽく潤んでいた瞳に、再び純粋な恐怖が宿る。
ヘスティアは後退りしようと床を掻くが、背後はカウンターで塞がれている。逃げ場はない。
「壊れないさ。君は僕を受け入れるために存在しているんだからね」
光雄はヘスティアの細い両足を強引にこじ開け、割れ目に先端を押し当てた。
ヌルリとした先走りが、怯えて震える秘唇に塗りたくる。
「いやぁっ! ベル君……助けて……ベル君ぁぁッ!!」
ヘスティアの絶叫が酒場に響き渡った瞬間、光雄が腰を突き出した。
「ぐッ……あ゛ぁぁッ!?!?!?」
空気が裂けるような悲鳴。
小さな体内に、規格外の肉柱がねじ込まれた。
未発達な膣道が暴力的に押し広げられ、内臓が押し上げられるような圧迫感。骨盤が軋む音すら聞こえそうな暴挙。
「きついな……だが、さすがは神だ。締め付けが格別だ」
光雄はヘスティアの悲鳴など耳に入れない様子で、根元まで埋め込むと、そのまま激しく腰を振り始めた。
ズン! ズン! ズン!
容赦のないピストン。カウンターに背を預けたままの体位で、小柄な神は人形のように揺さぶられる。
そのたびに豊満な乳房が激しく波打ち、卑猥な音を立てる。
「あぐっ……あぁっ……おかしい……おかしいよぉ……! 裂ける……お腹が裂けちゃうぅぅッ!!」
痛みと恐怖の悲鳴。
しかし、体内には先ほど流し込まれた「発情(チート)」の魔力が滞留している。
暴力的な侵入の痛みが、呪いによって徐々に熱へと変換されていく。
摩擦によって膣壁が熱を持ち、痙攣するように肉襞が男の柱に絡みつき始めた。
「ほら、もうこんなに濡らして。素直な体だね」
「ひぁぁっ……! いや……気持ちよくなんか……ないもん……! ない……ぅぅっ♡」
否定しようとする口から漏れるのは、甘く湿った吐息だけ。
頭を振って拒絶を示しながらも、ヘスティアの体は正直に快楽を受け入れ始めていた。
「ほらよ、もっと喘げ! あいつにも聞かせてやるんだ!」
光雄のピストンがさらに加速する。
パンパンパンパン!!と肉と肉がぶつかる乾いた音が響き渡り、ヘスティアの細い体が限界まで揺さぶられる。
「あぁっ♡ あっ♡ そこっ♡ おかしい……なっちゃう……頭おかしくなっちゃうぅぅッ♡♡」
神としての理性が完全に焼き切れる寸前だった。
子宮口を執拗に小突かれるたびに、背骨を駆け上がる電流に神経が焼かれていく。
「受け止めろ……! これが俺の「支配」だ!!」
光雄が低く吼え、ヘスティアの最奥へと深々と楔を打ち込んだ。
亀頭が子宮口をこじ開け、直接子宮内に侵入する圧倒的侵食感。
「いっ……あ゛ぁぁッ!?!?!?」
ビュルルルッ!!
光雄の巨根が脈打ち、ドロドロに煮えたぎった濃厚な精液がヘスティアの子宮内に直接注ぎ込まれた。
熱湯を浴びせられたような熱量。子宮という最も聖なる領域を、異物の精で染め上げられる背徳感。
「あ゛ぁっ……♥ なか……なかにきてる……♥ あつい……おなか……あついぃぃっ……♥♥」
ヘスティアの体がビクンビクンと跳ねる。
強制的な絶頂。
子宮が収縮し、注ぎ込まれた精液を余さず吸い上げようと貪るように蠢く。
「発情(チート)」の魔力がそれをさらに助長し、中出しされた事実を至上の快楽として彼女の魂に刻み込んでいく。
(ベル君……)
白く染まりかけた意識の中で、ひとつの影が揺らいでいた。
遠い。
とても遠いところにいる人。
大好きで、守りたかった人。
今、自分はその人の目の前で、別の男に孕まされている。
最低だ。汚い。もう顔を合わせる資格なんてない。
(でも……)
ヘスティアの目から、とめどなく涙がこぼれ落ちた。
それは快楽の涙ではなく、ただ純粋な悲しみと愛おしさの涙だった。
(生きるんだ……ベル君は必ず生き延びて……)
絶頂の余韻で体が痙攣し、思考が飛びそうになる。
光雄はまだ余韻に浸るようにヘスティアの奥で脈打ち、傍らでは命と春姫が虚ろな目でその様子を見つめている。
「ふむ……神も人間もおまんこは変わらないな」
光雄は面白くなさそうに吐き捨てると、ヘスティアの中から肉柱を引き抜いた。
ズリュゥ……と白濁した糸を引きながら引き抜かれると、栓を失った秘唇からゴポゴポと大量の精液が溢れ出す。
「あ……ぁ…」
ヘスティアは虚ろな目で天井を見つめ、口からか細い声を漏らすだけだ。
「さて……次は君だ、ベルクラネル、このハーレム野郎、思い知らせてやるぞ」
光雄が一歩を踏み出した瞬間だった。
「やめて……!!」
細く、しかし必死な叫び声が、獣のような荒い息遣いに割って入った。
酒場のカウンターの陰、ウェイトレスの制服を着た小柄な少女が震えながら立ち上がった。豊穣の女身亭の看板娘、シル。
普段は温和で穏やかな彼女の顔は、今は蒼白に染まり、琥珀色の瞳には大粒の涙が浮かんでいた。膝はガクガクと震え、今にも崩れ落ちそうだ。それでも、彼女はベルと光雄の間に割って入るように、細い両手を広げた。
「シル…さ、ん…!?」
ベルが絶望に染まった顔を上げる。大切な人まで、この悪魔の前に引きずり出してしまったという自己嫌悪が彼を苛む。
「シルさん、下がってて! 君まで巻き込まれる!」
「いいえ……! ベルくんを……ベルくんをいじめるのはダメですっ!」
シルは震える声で叫び返す。その背中は小さく、あまりにも無防備だった。光雄からすれば、蟻が立ち塞がったようなものだろう。
「へえ……」
光雄は興味なさそうに鼻を鳴らした。
「給仕の小娘か。いい度胸だが、邪魔をするなら君も同じ目に遭わせるよ」
光雄が無造作に手を伸ばす。その指先がシルの肩に触れようとした、刹那。
ドォォォォォンッ!!!!
店内の空気が、爆発した。
いや、空気が圧縮され、砕かれたのだ。
シルの背後――カウンターの奥の従業員用扉から、一陣の烈風が迸った。
それは人の動きではなかった。災害と呼ぶべき質量と速度を持った、「剣」の体現。
「触れるな」
短く、低い咆哮。
ズガァァァァァッ!!
光雄の体が、砲弾のように弾け飛んだ。
シルに触れようとしていた手ごと、横から叩きつけられた衝撃波によって吹き飛ばされたのである。
「なっ……!?」
光雄の体は防御する暇すらなく、酒場の厚い石壁を粉砕して店外へと突き抜けていった。瓦礫と共に夜のオラリオへ放り出されるその光景は、まるで巨人に殴り飛ばされた人形のようだった。
砂塵が舞う中、一人の男が悠然と立っていた。
黒い髪に無骨な鎧。獣のような鋭い眼光。その全身から立ち昇る圧倒的な闘気は、光雄が放っていた「覇者の波動」すら霞ませるほどに濃密だ。
オッタル。
フレイヤ・ファミリアの団長にして、オラリオ最強と謳われる冒険者。
彼は片手を突き出した姿勢からゆっくりと立ち上がり、シルとベルを守るようにその背後に立った。
「シル。怪我はないか」
「オッタルさん……! ベルくんが……ベルくんが……!」
シルが縋り付くようにオッタルの背中に隠れる。オッタルは短く「ああ」と答え、鋭い視線を壁の大穴に向けた。
「オッタル……!」
ベルは呆然とその名を呟く。最強の冒険者。彼がなぜここに? いや、シルを守るために動いたのは明白だった。
(くそっ……シルさんまで……!)
ベルは唇を噛み締め、己の無力さを呪う。しかし、その目には微かな希望の光が灯った。この男なら、あの化け物に対抗できるかもしれないという希望が。
オッタルは無言で腰の剣に手をかけることはなかった。先ほどの体当たりは、彼にとって挨拶代わりの一撃に過ぎない。本気になれば、剣を抜くまでもないと語っていた。
「……ふん」
瓦礫の中から、低い笑い声が響いた。
粉砕された壁の向こうから、土煙を切り裂いて人影が現れる。
円光雄。
その服は破れ、頬には一文字の裂傷が走り、血が流れていた。オッタルの一撃は伊達ではなく、確かに彼を捉えていた。
だが、光雄は笑っていた。
あの無敵を誇った男が、初めて受けた物理的な痛み。それを噛み締めるように、歪んだ笑みを浮かべていた。
「痛いな……」
光雄は頬の血を指で拭い、それを見つめた。
「本当に痛いのは久しぶりだ。……最高だ」
その瞳が、獲物を見つけた肉食獣のように爛々と輝き始める。
「まさかこの僕を吹き飛ばすとはね。君がオッタルか? オラリオ最強の冒険者?」
光雄は両手を広げ、歓喜のあまり身震いした。
「いいねえ……! その力! その闘気! さっきまで遊んでいたお人形たちとは格が違う!」
光雄の周囲の空気が歪み始めた。先ほどまでの余裕ある支配者の雰囲気ではない。これは純粋な暴力衝動。強い者を叩き潰したいという、歪んだ闘争本能の爆発だった。
「名前を聞いておこうか。僕の新しいおもちゃになるんだからね」
オッタルは光雄を見据えたまま、静かに告げた。
「貴様が何者かは知らん。だが」
オッタルの足元の床石が、ドス黒い闘気によってミシリと音を立ててひび割れた。
「シルに指一本でも触れようとしたら、次は体当たりでは済まさない。地獄に送ってやる」
最強の冒険者と、「支配者」を名乗る異邦人。
深層での戦いから逃げ延びたベルの前で、新たな戦いの火蓋が切って落とされた。
「覇者の波動(はじゃのはどう)」が、奔流となってオッタルを襲った。
物理的な衝撃ではない。精神の深淵を直接抉り、魂の殻を砕く呪詛の波濤。
オッタルは牙を剥き、全身の筋肉を鋼のように引き締めて耐えようとした。オラリオ最強の冒険者として培ってきた精神力。主への絶対的な忠誠心。それらを盾に、見えない侵食を拒絶しようとする。
「ぐっ……あぁぁぁッ!?!?」
だが、光雄の力は冒険者の理屈を超越していた。
波動はオッタルの脳髄に直接響き、神経を焼き切るような激痛と共に、彼の「意志」と「肉体」を切り離していく。
「どうした最強? 顔が歪んでいるぞ」
光雄が楽しげに笑う。
オッタルは膝をつき、額から大量の汗を滴らせながら己の頭を抱えた。
(くそっ……体が……自分の体じゃないみたいだ……!)
腕が震える。剣を握ろうとしても、指が言うことを聞かない。
それどころか、彼の視線は恐怖に震えるシルへと固定され、足が勝手に動き出したのだ。
「オッタルさん……? どうしたのですか……?」
シルが不安げに後ずさる。最強の剣士が、あの男の一撃で敗れたこと自体が信じられない。そして今、彼女が最も信頼する彼が、まるで別人のような虚ろな目で自分を見ていることに本能的な恐怖を覚えた。
「離れろ……シル……! 逃げろぉぉッ!!」
オッタルは喉の奥から血を吐くような叫びを絞り出した。
しかし、その足は止まらない。むしろ、シルの悲鳴に呼応するかのように、早足で彼女へと迫っていく。
「素晴らしいね。その葛藤。その絶望」
光雄は瓦礫の上に腰掛け、あたかも演劇でも見るかのように頬杖をついた。
「覇者の波動・傀儡(くぐつ)。精神を侵食し、体の主導権を奪う技だ。君ほどの強者になると、完全に支配するには時間がかかるが……単純な命令なら十分にね」
光雄が指を鳴らす。
その瞬間、オッタルの背骨が電撃に打たれたように仰け反った。
「さあ、やるんだ。その愛しい女を犯してやれ」
「やめろ……!! やめろぉぉぉっ!!!」
オッタルの心が引き裂かれる。
彼にとってシルは、ただの主君ではない。全てを捧げる存在。何より彼女の正体を知る者として、彼女を汚すことなど天地がひっくり返ってもあり得ない絶対の禁忌だ。
だが、肉体は冷酷にも動いた。
オッタルの分厚い手が、シルの細い肩を掴んだ。
「ひっ……! オッタルさ……!」
「シル……逃げてくれ……! 俺は……俺は……!」
言葉は届かない。
オッタルの手がシルのウェイトレスの制服の胸元を掴み、凄まじい腕力で引き裂いた。
ビリビリビリッ!!
薄い生地が無残に散り、シルの白く滑らかな肌が露わになる。豊かに膨らんだ双丘が揺れ、淡い色の乳首が外気に晒された。
「いやぁっ!? やめて! オッタルさん!?」
シルが必死に身を捩り、オッタルの胸板を叩く。しかし、それは巨岩を叩く小鳥のもがきに等しい。
オッタルの目から血涙が溢れる。
(違う……俺だ……俺がやってるんじゃない……! なのに……手が……止まらない……!)
彼の手はシルの豊満な乳房を鷲掴みにした。
普段なら守るためにだけ使われる剛腕が、今は容赦なくその柔肉を捏ね回す。
「あぐっ……! 痛い……痛いよ、オッタルさん……!」
シルの悲鳴が酒場に響く。彼女は恐怖で瞳を潤ませながらも、すぐ目の前にあるオッタルの苦悶に満ちた顔を見た。
(ああ……なんて顔を……)
シルは気づいていた。彼女を守るために命を懸けてきた男が、今どれほどの地獄に堕とされているかを。
彼は自分の意思で動いているのではない。あの悪魔に操られているのだ。
(だったら……)
シルは抵抗する手をゆっくりと解いた。
(私が暴れたら、余計に彼を苦しめるだけ……なら……)
「オッタルさん……」
シルは震える声で囁き、自らオッタルの首に腕を回した。
それは拒絶ではなく、受容の抱擁だった。
「シル……! 何をしている……! 殺してくれ……俺を殺してくれぇぇっ!!」
オッタルの魂が慟哭する。
だが、傀儡と化した肉体はさらに暴走した。
彼はシルを荒々しく床に押し倒したのだ。
ズンッ!
背中が硬い床に打ち付けられ、シルは短く呻く。
見下ろすオッタルの瞳は虚ろで、そこには狂暴な獣の色が宿っていた。
「フレイヤ様ぁぁぁっ!! お許しくださいぃぃっ!!」
オッタルは絶叫しながら、自身の鎧を乱暴に外した。
最強の剣士として鍛え上げられた筋肉の塊。その股間から、猛々しいほどに屹立した肉柱が弾け出る。
「いや……そんな……大きすぎる……」
シルは本能的な恐怖で身体を強張らせた。巨躯に見合った凶器は、彼女の小柄な体には脅威以外の何物でもない。
(でも……)
シルは固く目を閙じた。
(この人が背負う罪を、少しでも軽くできるなら……)
彼女は震える両足を開き、オッタルを受け入れる姿勢を作った。
その従順さが、かえってオッタルの支配された精神を刺激した。
「うおおおぉぉっ!!」
オッタルが腰を沈める。
ズリュゥゥ……!
規格外の太さを持つ亀頭が、シルの秘唇を無理やり押し広げた。
発情していない細い入口は抵抗するが、圧倒的な力と質量の前に為す術もない。
「あ゛ぁぁぁッ!! 破れるっ! 破れちゃうぅぅぅっ!!」
シルが背を仰け反らせて絶叫する。
未熟な膣道が暴力的に引き伸ばされ、内壁が軋むような摩擦熱が走る。
「くっ……あぁっ……きつい……!」
オッタルもまた呻いた。彼自身の意思とは裏腹に、彼の肉柱はシルの温もりに歓喜し、さらに硬度を増していく。
自らの主君であり、敬愛する女神である彼女の中に入っているという事実が、彼を狂わせる。
(俺は……俺は何をしてるんだ……! フレイヤ様の中に……俺のが入ってるなんて……!)
「オッタルさん……大丈夫……だから……」
シルは涙を流しながらも、オッタルの頬に手を添えた。
「あなたは悪くない……これは……罰じゃないから……」
その優しい言葉が、オッタルの心臓を最深部でえぐった。
彼女は許そうとしている。自分が犯されているのに。
その慈愛が、今は残酷なほどに辛い。
「動けぇぇっ!!」
光雄の命令が脳裏に響く。
オッタルの歯がガチガチと鳴り、筋肉が痙攣するように震えた後、彼は激しく腰を振り始めた。
ズン! ズン! ズン!
容赦のないピストン運動。
単なる性欲ではなく、破壊衝動にも似た猛烈なストローク。
シルの小柄な体が床の上で激しく揺さぶられ、豊満な乳房が波打つ。
「あっ♡ あっ♡ あぁぁっ♡♡ おぉきい♡ 奥まで♡ 子宮(おく)までぶつかってぇぇ♡♡」
シルの口から、悲鳴がいつしか嬌声へと変わり始めていた。
無理やり押し広げられた膣道が、摩擦によって熱を持ち始め、痙攣するように男を受け入れていく。オッタルの剛直が的確に最も敏感な場所を擦り上げるたびに、彼女の理性も削り取られていく。
「いやぁ♡ 気持ちよくなんか♡ ないもん♡ フレイヤ様は♡ こんなこと♡♡」
自分自身に言い聞かせるように首を振るが、子宮口を小突かれるたびに脳髄が甘く痺れ、思考が白濁していく。
「フレイヤ様♡ フレイヤ様ぁぁ♡♡」
オッタルが獣のように吼える。
それは主君への謝罪か、それとも背徳の歓喜か。
彼自身にもわからなかった。ただ、目の前の愛しい人を汚し、壊しているという事実が、彼を絶望の底へと突き落とすと同時に、逆説的な快楽として彼を支配していた。
「ほら見てみろ! オラリオ最強の剣士が、ただの発情した獣になっているぞ!」
光雄が高笑いする。
「お前のそのちっぽけな忠誠心も、性的な快楽の前では無様なもんだね!」
「違う……違うぞぉぉっ!!」
オッタルは叫ぶ。だが、その腰の動きは止まらない。むしろ加速していく。
パンパンパンパン!!
卑猥な音が酒場に響き渡る。
二人は互いに縋り合いながらも、互いを傷つけ合う背徳の交尾を続けた。
「イク♡ イクぅぅっ♡♡ オッタルさぁぁん♡♡ 種付けされてぇぇ♡♡」
「フレイヤ様ぁぁっ!! 許してくれぇぇぇっ!!」
二人の絶頂が重なる。
オッタルの剛直が限界まで膨れ上がり、シルの最奥である子宮口をこじ開けて深々と潜り込む。
ビュルルルルルッ!!!
オッタルの精液が、シルの子宮内に直接注ぎ込まれた。
最強の剣士の遺伝子。
最も神聖なる器へ放たれた、呪われた祝福。
「あ゛ぁぁっ♥ 出てる♥ 熱いのがいっぱいぃぃっ♥♥」
シルの体が大きく跳ね、弓なりになって痙攣する。
人生初の中出し。しかも相手は世界最強の剣士。
その事実は彼女の脳を灼き尽くし、至福の快楽と共に深い絶望を刻み込んだ。
「あ……ぁ…フレイヤ様……申し訳……ありません……」
オッタルの瞳から光が消え失せる。
主君を犯し、種を植え付けたという取り返しのつかない罪。彼の精神は完全に折れ、深い奈落へと墜ちていった。
「ぷっ……くはははははっ!! 最高だ! 最高のショーだったよ!」
光雄は涙を流して笑った。
床に崩れ落ちた二人を満足げに見下ろし、拍手する。
「オラリオ最強も神様も、結局は獣なんだね! 快楽の前には無力!」
光雄は疲弊した二人に背を向け、まだ意識を取り戻せずにいるベルの方へとゆっくり歩み寄った。
「さあ、小僧。君の番だね。神も、最強も、お姫様もみーんな堕ちた。残るは君だけだ。……絶望の味はどうだい?」
光雄がゆっくりとベルに近づく。その一歩一歩が、死へのカウントダウンのように重く響く。ベルは恐怖で声も出ず、ガタガタと震えながら後ずさることしかできない。目の前で最愛の神ヘスティアが、尊敬するオッタルが、大好きなシルが、目の前で犯され、壊されていく様を見せつけられ、彼の精神は限界まで張り詰めていた。
(助けて……誰か……!)
指先一つ動かせないベルの目の前に、光雄の無骨な手が伸びた。
「終わりだ」
その瞬間だった。
「させねぇよ!!」
ドォン!!という地響きと共に、小柄だが岩のように頑丈な体躯がベルの前に躍り出た。
豊穣の女身亭の女将、ミア!
彼女は泥酔しているかと思いきや、その目は血走りながらも鋭く光雄を射抜いていた。かつて恐れられた歴戦の冒険者としての顔がそこにあった。
「ミアさん……!?」ベルが驚愕の声を上げる。
「チッ……邪魔だね」光雄は不愉快そうに眉をひそめ、無造作に手を振った。「覇者の波動」の余波がミアを襲う。
「ぐっ……ぁぁぁっ!!」
ミアの体が軋み、骨がきしむ音が聞こえるほどの衝撃。だが、彼女は微動だにしない。両足を床に深く踏ん張り、その太い腕で光雄の胴体に強烈に組み付いたのだ。
「離せ! この腐れ外道が!!」
「なっ……!?」
ミアは自らの身体を楔にして、光雄の自由を奪おうとしていた。Lv.6相当の冒険者としての膂力。それを全て振り絞り、光雄の動きを封じ込める。
「小僧! まだ呆けてんのかい!!」
ミアが血管が切れんばかりの声で怒鳴る。口から血を溢れさせながらも、その眼光は死んでいない。
「ミアさん、。離れて! 潰されちゃう!!」
「うるさい! あたしは長年生きてきたがね……あたしの店であたしの娘たちを嬲りモノにされて、黙って見送るような甲斐性なしじゃないんだよ!!」
光雄の体から更なる衝撃波が放たれる。ミアの皮膚が裂け、鮮血が噴き出す。それでも彼女は離れなかった。文字通り、命を懸けて光雄を抑え込んでいた。
「離せと言っているんだ!!」
光雄が苛立ち、ミアを振り払おうと力を込めた瞬間――
「ミア母さん!」
天井を突き破るような裂帛の気合と共に、酒場の入り口の扉が木っ端微塵に吹き飛んだ。
そこに立っていたのは、長身のエルフ。だが、その美しい顔は今、鬼のような形相で歪んでいた。リューリオン
「リューリ…!?」ミアが苦痛に顔を歪めながら叫ぶ。
リューリオンは状況を一瞬で理解した。倒れ伏すシルとオッタル、虚ろな目で横たわるヘスティアたち。そして、血まみれになりながら光雄を抑え込むミア。
「おおおおおおっ!!」
リューリオンは一切の躊躇なく突貫した。風魔法による加速。彼は爆風のような速度でベルの元へ滑り込み、その小柄な体を片手で抱え上げた。
「離せぇぇっ!!」光雄が吼える。
「逃げるんだリュー! 後は任せな!」
「母さん、ごめん!」
リューリオンは叫ぶと、そのままベルを抱えて窓の方へと向き直った。
「くそっ、逃がすかよ!!」
光雄がミアを殴り飛ばそうとした。その拳がミアの顔面を捉えようとした刹那、ミアは最後の力を振り絞り、光雄の腕に噛み付いた。
「ぎゃぁっ!?」
一瞬の隙。それで十分だった。
「風よ!!」
リューリオンが短く詠唱すると同時に、彼とベルを中心に突風が巻き起こる。
「行けぇぇぇ!! ベル!! 生きろぉぉぉ!!」
ミアの絶叫が響き渡る。
バリーーーーン!!
ガラスが粉々に砕け散る音と共に、リューリオンとベルの姿は夜のオラリオへと飛び出していった。
「チッ……逃げたか」
光雄は噛みつかれた腕を振りほどき、ミアを床へと蹴り飛ばした。
ミアは床に転がりながらも、窓の外へ消えた二人の気配を感じ取り、フッと口元を緩めた。
「へへっ……あたしの勝ちだね……」
「そうかい。だが、君らの負けだ」
光雄は冷酷に言い放ち、倒れているミアやシルたちを見下ろした。
「まあいい。ベルの心は完全に折れただろう。獲物はゆっくりと仕留めるとしよう」酒場には、絶望に染まった女たちと、それを見下ろす悪魔の笑い声だけが残されていた。
リューさんの隠れ家
古びた洋館、石造りの地下室にあるその空間は、湿った冷気と微かな蝋燭の灯りに包まれていた。オラリオの喧騒から隔絶された、リュー・リオンの隠れ家。それは今、傷ついたベルが逃げ込む場として機能していた。
「うぐっ……うぅぅ……」
硬い石の床に座り込んだベルの肩は、小刻みに震えていた。リューに抱きかかえられ、ここまで逃げ延びたものの、彼の瞳にはもうあの純粋な輝きは残っていなかった。あるのは、深い泥沼のような絶望と、己の無力さへの呪詛だけ。
「みんなが……みんなが壊されていくのを見て……僕は……ぼくは何もできなかった……!」ヴェルは自身の膝をかき抱き、爪が肉に食い込むほど強く握りしめた。リリ、命、春姫の姿、lヘスティアの悲鳴。シルの涙。オッタルの慟哭。ミアの血飛沫。それらが脳裏で何度も繰り返し再生され、彼の精神を削り取っていく。
「弱い……僕は弱い……! 英雄になんてなれない……ただの……ただの役立たずだ……!」
絞り出すような声は、自己嫌悪で歪んでいた。憧れだった壁の向こう側。そこにあったのは栄光ではなく、圧倒的な暴力と理不尽な支配だけ。彼の未熟な心は、その現実の重さに耐えきれず、悲しくも悲鳴を上げて崩れ去っていた。
「ベルさん」
静かに、しかし力強い声がベルの頭上から降ってきた。
パァンッ!!
乾いた音が地下室に響く。リューがベルの頬を叩いたのだ。決して強すぎず、しかし決して弱くない、我に返らせるための一撃。
「っ……!?」ベルが驚いて顔を上げる。涙でぐしゃぐしゃになった顔で、彼は目の前のエルフを見上げた。
リューはベルの前に膝をつき、彼と目線を合わせていた。その琥珀色の瞳は、怒りでも軽蔑でもなく、ただ静かな、底なしの深い光を湛えていた。
「自分を責めるなとは言わない。無力だったことも、逃げ出したことも、今は胸に刻めばいい、私がかつてそうだった事をあなたは知ってるはずだ」
リューは言葉を続ける。まるでかつて命を懸けて戦場を駆け抜けた時のように、一語一語に力を込めて。
「だが、君は生きた。ミア様が命を懸けて作ってくれた道を、お前は生きて越えてきた。その事実を無駄にするな」
「でも……! 僕は……どうすれば……!」
ベルは弱々しく首を振る。道が見えない。どう足掻いてもあの化け物には勝てないという無力感が、彼を闇の中へ引きずり込もうとしていた。
「ベルさんはまだ生きています。そして、そこには私がいる」
リューはそう言うと、躊躇いなく両手を伸ばし、ベルの頬を包み込んだ。冷えた石の上で冷え切っていたベルの肌に、リューの温もりがじわりと染み渡っていく。
「私がいる。お前がどんなに泥にまみれても、どんなに醜く泣き叫んでも、私はあなたを見捨てない。信じてほしい」
「リュー……さん……」
その言葉は、凍てついた心に落ちた一滴の熱湯だった。強張っていたベルの表情が崩れ、子供のように顔を歪ませて再び涙が溢れ出す。
「うぅっ……うわぁぁぁん!!」
彼はリューの胸に飛び込んだ。まるで嵐の中で灯台を見つけた遭難者のように、必死にその細い体に縋り付く。リューの冒険着を掴む手は震え、顔を埋めたまま子供のように声を上げて泣きじゃくった。
「怖かった……怖かったよぉ……! みんなが壊されていくのに……何もできなくて……!」
「いいから泣きなさい、ここには私しかいない。誰にも見せない君の弱さを、私が全部受け止めよう」
リューはベルの頭を優しく撫でながら、その背中を一定のリズムで叩いた。それはまるで、不安で眠れない子供をあやす母親のような温かさだった。彼女自身もミアを残してきた罪悪感に胸を締め付けられていたが、今は目の前で壊れそうな少年を支えることが何よりも優先された。
どれくらいそうしていただろうか。ベルの嗚咽は次第に収まり、荒い呼吸だけがリューの胸元に響くようになっていた。
「リューさん……」ベルは赤く腫れた目でリューを見上げた。「俺……どうすればいいかわからない……でも……リューさんのこと……もっと感じたい……俺が生きてるって……教えてほしい……」
それは怯えた仔犬が母犬に甘えるような、純粋で必死な懇願だった。自分が生きていることを確認したい。この温もりが本物だと信じたい。そんな切実な願いが込められていた。
リューは一瞬だけ目を伏せ、そして決意したように顔を上げた。
「わかりました」
彼女はベルの頬に手を添えたまま、ゆっくりと顔を近づけた。長いエルフの耳が微かに震える。
「私が生きていることを教えよう」
唇が重なった。
最初は触れ合うだけの、羽のようなキス。しかし、それは確かな熱を持っていた。
ベルは驚きで目を見開いたが、すぐに目を閉じてその感触に身を委ねた。
リューの唇は柔らかく、甘い香りがした。それは彼が今まで嗅いだことのない、深く蕩けるような花の香り。
「んっ……」
リューがベルの下唇を軽く噛み、舌でなぞる。ベルはおずおずと口を開き、リューの舌を受け入れた。初めて味わう他人の口中の感覚。互いの唾液が混ざり合い、ねっとりと絡み合う。
「ちゅっ……れろっ……んぅ……」
深くなる口付け。ベルはリューの服の胸元を掴んでいた手に力を込める。息苦しさすら感じるほどの濃厚な接吻に、頭の中が溶けていくようだった。
リューはキスを解き、荒い息をつくベルを見つめた。その顔には、先ほどまでの絶望の色は薄れ、代わりに性的な熱っぽさが浮かんでいた。
「ベル、服を脱がせます」
「うん……」
ベルは素直に頷き、リューの手に委ねた。リューは贝尔の上着を脱がせ、続いて自分の冒険着の留め具を外していく。
布が擦れ落ちる音。薄暗い蝋燭の灯りに晒された二人の肌は、互いの熱を吸い込むように艶やかに輝いていた。
ベルの視線は、リューの露わになった白い肌に釘付けになった。細身だが引き締まった肢体。慎ましやかな膨らみを持つ双丘と、淡い色をした乳首。
「きれいだ……リューさん……」
拙い言葉で讃えると、リューはわずかに顔を赤らめ、「お前の方こそ」と囁いてベルの胸板に手を這わせた。
「触れてもいい?」
「うん……お願い」
ベルが伸ばした手が、リューの乳房に触れる。
小ぶりだがモチモチとした弾力。指先が沈み込むような柔らかさに、ベルの心臓が早鐘を打った。
「んっ……」リューが小さく吐息を漏らす。「優しく…まだ慣れていないのだから」
「ごめん……」
ベルは恐る恐るその柔肉を掌で包み込み、ゆっくりと揉みしだいた。指先が硬く尖った乳首に触れると、リューの体がビクンと跳ねた。
「はぁっ……そこ……いいぞ……」
リューもまたベルの体を求めた。彼女の手がベルの腹部を滑り下り、ズボンの上から隆起した部分に触れる。
「ひゃっ!?ベルが素っ頓狂な声を上げる。
「ふふ……もう硬くなっているわね」リューは悪戯っぽく微笑み、ズボンと下着を一気に引き下ろした。
ポンッと弾け出たのは、ベルのまだ若さ余る勢いを感じさせる屹立した男の証。
「あ…リューさん…見ないで……恥ずかしい……」ベルは顔を真っ赤にして目を逸らそうとする。
「逃げるな」リューはベルの顎を掴み、自分の方へ向かせた。「これがお前だ。怯えているけれど、私を求めているお前の姿だ」
リューはそう言うと、躊躇なくその硬直を握りしめた。
「うぅっ!? あぁっ……!」
熱い掌に包まれた瞬間、ベルの腰が勝手に浮いた。自分の手とは全く違う、他人の体温と柔らかな感触。それだけで脳髄が痺れるような快楽が駆け抜ける。
「どうだ? 気持ちいいか?」
「んっ……くぅっ……すごい……気持ちいい……リューさんの手が……動いてる……」
リューは先端から根元までを丁寧に扱き上げる。卑猥な水音が静かな地下室に響き始めた。
「あぁっ♡ あっ♡ リューさぁん♡」
ベルはリューの手の動きに合わせて甘い声を漏らす。絶望に染まっていた心が、与えられる快感によって少しずつ埋められていく。
「十分だ」リューは手を止め、ベルの耳元で囁いた。「お前の中に……私を入れてくれ」
それは冒険者としてではなく、一人の女としての懇願だった。
「えっ……でも……俺…初めてで……うまくできないかも……」
「構わない。私も同じだ。……共に初めてを迎えよう」
その言葉にベルは目を見開いた。最強と謳われた冒険者が、自分と同じ初心者だという事実。それが彼の中で何か強烈な愛おしさとなって弾けた。
「うん……俺も……リューさんと繋がりたい!」
ベルはリューの肩を抱き寄せ、押し倒すようにして床に横たえた。冷たい石の床だが、二人の体温が合わさればそれはすぐに温床へと変わるだろう。
「来てくれ、ベル」
リューは自分の両足を開き、ベルを受け入れる準備をする。すでに愛撫によって潤んでいた秘唇が、熱く誘うように開かれていた。
ベルは震える手で自身を支え、リューの秘所へと先端を合わせた。
「入れるね……リューさん……」
「ああ……遠慮はいらない、壊していいから……来て!」
ベルが腰を沈める。
ズリュゥゥ……
「あぐっ……! あぁぁぁッ!!♡♡」
狭い入口が無理やり押し広げられ、内壁がベルを受け入れようと収縮する。
リューの口から苦痛と快楽が入り混じった悲鳴が漏れる。
「大丈夫!? リューさん!?」
ベルは慌てて動きを止めようとするが、リューは彼の腰に脚を絡め、「止まるな!」と強く抱きしめた。
「奥まで…最後まで……私の中へ!!」
贝尔はリューの意思に従い、一気に腰を沈めた。
ズブゥゥゥッ!!
「いぃっ!?!? 奥っ! 子宮(おく)までぁぁッ!!♡♡」
根元まで埋め込まれた瞬間、リューの体が弓なりに反った。
処女のリューは男を受け入れるのは初めてだ。内臓が押し上げられるような圧迫感と、満たされる充足感が同時に彼女を襲う。
「あっ……あぁっ……すごい……リューさんのなか……すごく熱い……! 締め付けられてる……!」
ベルもまた初めて体験する膣内の感触に声を上げる。まるで生き物のように蠢く肉襞が彼を包み込み、搾り取るように収縮する。
「う、動いてもいい……?」
「ああ……好きにして……思うように……動いて……!」
ベルはゆっくりと腰を引いた。リューの内壁が名残惜しそうに彼に吸い付く。
「あっ……抜けてく……!」
再び腰を押し込む。
「あぁぁっ! 入ってくるぅっ!」
浅いピストンが始まる。互いの体に馴染ませるように、探るように。
「んっ♡ くぅっ♡ ベルっ♡ 気持ちいい♡ 君が動いてるのわかる♡」
「ぼくも♡ リューさんの中がキュウキュウって締まって♡ 僕のに絡みついてくる♡」
少しずつ速くなる腰の動き。パンパンパンパン!!と肌と肌がぶつかり合う音が地下室に響き渡る。
「あっ♡ あんっ♡♡ ベル♡ 激しっ♡♡ 子宮(おく)まで突かれてるぅぅっ♡♡」
リューは両手をベルの背中に回し、爪を立てて快楽に耐える。白い肌が汗でテカテカと光り、エルフの長い耳がピンと立ち上がって小刻みに震える。
「リューさんっ♡ リューさんっ♡♡ 好きだ♡ 大好きだよぉっ♡♡」
ベルは欲望のままに腰を打ち付けながら、愛の言葉を叫んだ。それは単なる性欲から出た言葉ではない。絶望から救ってくれた恩人、自分を受け入れてくれた女性に対する、心からの感謝と愛情が溢れ出た純粋な想いだった。
「私もだ……ベルっ……! 私も君が好きだ……!♡♡」
リューもまた、心を解放した。
一人の人間として、彼女はベルという少年に惹かれていたのだ。
互いの想いが通じ合った瞬間、二人の快楽は倍増した。
「あ゛ぁぁっ♥♥ 奥っ♥ 子宮が下りてきてるぅぅっ♥♥ ベルのでいっぱいになってるぅぅっ♥♥」
リューの理性が蕩けていく。いつも冷静沈着な彼女の瞳が、トロンと溶けて快楽の色に染まる。口からは涎が垂れ、普段からは想像もつかない淫靡な表情でベルを求め続ける。
「リューさんっ♡ 中に出してもいい!? 僕もうイキそうっ!」
ベルは絶頂が近いことを告げた。
リューは即座に頷いた。
「いいぞ♡ 全部私の子宮(なか)にくれ♡ 私と一つになれぇぇっ♡♡」
「うわぁぁぁっ!!」
ベルの雄叫びと共に、二人の体が弓なりに反った。
ドピュルルルルッ!!!
ベルの灼熱の精液がリューの最奥である子宮内に直接注ぎ込まれた。
「あ゛ぁぁっ!!♥♥♥ 熱いぃぃっ!!♥♥♥ ベルの子種がドクドク流れてくるぅぅぅっ♥♥♥」
リューもまた絶頂を迎える。初めての性交で、初めての膣内射精で、彼女は今まで体験したことのない程の深くて強烈な快感に飲み込まれた。
二人は抱き合ったまま、長い絶頂の余韻に浸った。ベルはリューの胸に顔を埋め、荒い息を繰り返す。リューはベルの頭を撫でながら、愛おしげに彼の髪に口づけた。
「ふぅ……ふぅ……すごかった……リューさん……」ベルが呟く。
「ああ……私もだ……」
互いの汗と体液にまみれたまま、二人はもう一度、今度は誓いのキスのように、深く唇を重ねた。
翌朝、薄明かりが差し込む隠れ家の地下室で、二人は裸のまま寄り添っていた。
「リューさん……」ベルが掠れた声で呼びかける。
「なんだ?」
「僕、lやっぱり諦めたくない……みんなを助けたい……でも、一人じゃ無理だ……」
「わかっている。私も共に行こう」リューが即答する。
「一緒に……戦ってくれるの?」
「もちろんだ」リューは微笑んだ。「君が英雄になるのなら、私はその盾となろう。どんな困難があろうとも、君の傍で戦うと決めた」
「ありがとう……リューさん……!」ベルの瞳に、再び小さな灯火が宿る。
絶望の淵から引き上げられた彼の心に、新たな決意が芽生えていた。
それはまだ弱々しくも、確かに燃える炎。
希望の光。
「さあ、休む時間だ。次の戦いに向けて」
リューはベルを引き寄せ、優しく抱きしめた。
二人は再び、安らかな寝息を立て始めた。明日への、新しい戦いに向けて。
⭐️剣姫アイズVS円光雄
夕暮れのオラリオは、奇妙な静けさに包まれていた。
本来なら、酒場からは笑い声が溢れ、冒険者たちが武勇伝を語り合う時間帯。
だが今夜は違う。
人々は怯えていた。
深層で起きた異常事態。
災害級のモンスターが“一撃”で切断されたという噂。
そして。
白髪の少年を執拗に追う、正体不明の男。
その情報は、都市最強クラスの派閥――ロキ・ファミリアにも届いていた。
「ベルを追ってる……怪物?」
黄金色の瞳が細められる。
アイズ・ヴァレンシュタイン。
【剣姫】。
風の化身とまで謳われる第一級冒険者。
その美貌は神々すら魅了すると言われるが、今の彼女に浮かんでいるのは冷たい怒気だった。
「うん、かなり危険らしいよ」
ロキが珍しく真面目な顔で言った。
「ヴァルガングドラゴンを瞬殺したっちゅう話や。しかもベルきゅんを追い回しとる」
アイズの眉がぴくりと動く。
ベル。
あの真っ直ぐで、不器用で、それでも必死に強くなろうとしている少年。
彼が怯えながら逃げている姿を想像した瞬間。
胸の奥に、熱い感情が灯った。
「……行く」
「アイズ」
「その人を、ベルのところへ行かせない」
短く告げる。
だが、その声音には確固たる殺気が宿っていた。
ロキは肩をすくめた。
「気ぃつけや。なんや、嫌な感じがする男や」
アイズは答えず、剣を手に歩き出す。
風が、金髪を揺らした。
◆
男は、街の中央広場にいた。
まるで観光客のように。
屋台を眺め、人混みを歩き、子供たちの遊ぶ様子を見ている。
だが誰も、彼に近づかない。
本能で分かるのだ。
あれは人間ではない、と。
「……見つけた」
アイズが屋根の上から呟く。
円光雄。
黒い外套。
細い目。
そして、口元に浮かぶ不気味な笑み。
男は気づいていた。
最初から。
アイズの視線に。
「やっと来た」
光雄がゆっくり振り返る。
「剣姫」
その呼び方に、アイズの瞳が冷たく細まる。
地面へ飛び降りる。
石畳が砕けた。
周囲の人々が悲鳴を上げて逃げていく。
広場に残ったのは、二人だけ。
「ベルを追ってるのは、お前?」
「そうだよ」
あっさりと認めた。
「彼、面白いから」
「……」
「怯える顔がいい。必死に抗う姿も綺麗だ。壊したくなる」
その瞬間。
アイズの殺気が爆発した。
轟ッ――!!
風。
暴風が彼女の身体を包む。
【エアリエル】。
剣姫最強の魔法。
金髪が嵐の中で踊り、黄金の瞳が獣のように鋭く光る。
「お前を」
剣を構える。
「ベルの元には行かせない」
次の瞬間。
アイズが消えた。
神速。
第一級冒険者すら視認困難な踏み込み。
風を纏った斬撃が、円光雄の首を狙う。
ガギィィィィンッ!!
衝撃波。
広場の石畳が吹き飛ぶ。
しかし。
「へえ」
光雄は片手で止めていた。
素手で。
アイズの斬撃を。
「重いな」
「……ッ!」
アイズは即座に回転。
二撃、三撃、四撃。
風の刃が暴風雨のように襲いかかる。
だが光雄は笑っていた。
避ける。
受ける。
流す。
まるで遊んでいるように。
「速い速い」
ヒュンッ!!
光雄の蹴り。
アイズは咄嗟に剣で防御する。
だが。
「ッ!!」
吹き飛ばされた。
三軒先の建物へ激突。
壁が崩壊する。
しかしアイズは止まらない。
瓦礫を蹴り、再び突撃。
その姿はまさに戦乙女だった。
風が彼女を加速させる。
「ハァァァッ!!」
渾身の一閃。
ついに光雄の頬が裂けた。
血。
赤い線が刻まれる。
周囲の空気が変わった。
アイズは踏み込む。
攻勢。
完全に押していた。
風の連撃が光雄を追い詰める。
石畳が裂け、建物が崩れ、衝撃波が広場を破壊していく。
「……すごい」
光雄が笑う。
「やっぱり剣姫は格が違う」
だが。
その笑みが、あまりにも愉快そうで。
アイズは本能的に嫌な予感を覚えた。
「でも」
光雄が指を鳴らす。
瞬間。
悲鳴。
「――え?」
アイズの動きが止まる。
視界の端。
避難しきれていなかった少女がいた。
崩れた瓦礫の下敷きになりかけている。
光雄が、わざと建物を崩したのだ。
「ッ!!」
アイズは反射で少女を庇いに走る。
その一瞬。
完全な隙。
「引っかかった」
背後。
ゾッ――。
死の気配。
ドゴォォォォッ!!
衝撃。
アイズの身体が地面へ叩きつけられた。
石畳が陥没する。
「が……ぁ……!」
肺から空気が吐き出される。
肋骨が軋む。
だが立ち上がろうとする。
剣姫は、まだ折れない。
「偉いな」
光雄が笑う。
「でも君、優しすぎる」
蹴り。
腹部へ直撃。
アイズの身体が宙を舞う。
建物を突き破り、血が飛び散る。
「ッ……!」
立て。
立たなければ。
ベルを守る。
その想いだけで、アイズは剣を支えに立ち上がる。
だが。
光雄はもう目の前にいた。
「君みたいなの、好きだよ」
耳元で囁く。
「壊しがいがある」
ドガァァァァッ!!
拳。
アイズの顔面へ叩き込まれる。
黄金の瞳が揺れる。
身体が吹き飛び、広場を転がった。
金髪が血に濡れる。
白い肌が裂ける。
鎧は砕け、呼吸は乱れ、指先すら震えていた。
それでも。
アイズは剣を離さない。
「……ベル、には……」
震える声。
「行かせ、ない……」
光雄は少し驚いたように目を細めた。
「へえ」
そして。
心底嬉しそうに笑った。
「最高だな、ダンまちって」
絶望的な力の差。
満身創痍の剣姫。
崩壊した広場。
それでもなお立ち上がろうとする少女を見下ろしながら、円光雄はゆっくりと歩み寄る。
まるで。壊れる瞬間を楽しむ処刑人のように。
「ベル、には……行かせ、ない……」
震える声で、血を吐くように告げる剣姫。その黄金の瞳には、まだ微かにだが消えぬ炎が宿っていた。
円光雄は、その瞳を見下ろして嗤った。
「いいねぇ、その目」
彼はゆっくりとアイズの前にしゃがみ込む。
「折れていない目だ。諦めていない目だ。……だからこそ、壊したくなる」
光雄の手が伸び、アイズの血に濡れた金髪を無造作に掴み上げた。
「あぐっ……!」
無理やり顔を上げさせられる。痛みに顔を歪めるアイズの姿は、戦乙女というよりは、追い詰められた小獣のようだった。
「君は強い。強いからこそ、自分の身を犠牲にしてでも守ろうとする。……だがね、それはただの傲慢だ」
光雄は空いた手で、アイズが握りしめていたデスコートの剣を奪い取った。もはや握力すら残っていないアイズの手からそれは簡単に離れ、カランと乾いた音を立てて石畳の上に転がった。
「あ……っ…」
自分の半身とも言える剣を奪われ、アイズの表情に絶望が過る。
「英雄ごっこはここまでだ」
バリッ!!
鋭い音が響いた。
光雄がアイズの鎧を掴み、紙切れのように引き裂いたのだ。
精霊の加護を受けた強靭な鎧も、彼の前では無意味だった。
続いて、下に着ていた衣類も容赦なく引き剥がされる。
ミニスカートが破り捨てられ、黒いインナーが引きちぎられる。
「やめ……っ!? やめて……!」
ようやく状況を理解したアイズが、羞恥と恐怖で身を捩る。しかし、満身創痍の身体に力は入らず、光雄の腕の中での抵抗は赤子のように無力だった。
一瞬にして、オラリオ最強の剣姫は、傷だらけの白い肌を夜気に晒すこととなった。
傷口から滲む血と汗。そして月光に照らされた滑らかな肌。豊かに膨らんだ双丘と、秘められた秘所。
「綺麗な身体だ。傷の一つも残らないと思っていたが……案外、泥臭い戦いをしてきたんだな」
光雄はアイズの胸元に手を這わせた。無骨な指が、柔らかな乳房を鷲掴みにする。
「ひぅっ……!」
電撃のような感触に、アイズの背筋が反った。
誰にも触れさせたことのない聖域。それが今、粗暴な男の手によって汚されていく。
「くっ……はな……して……!」
「離す? そんなわけがないだろう」
光雄は冷酷に笑い、乱暴に乳首を抓み上げた。
「あぐぅっ!!」
痛みと快感がない交ぜになった刺激に、アイズが苦悶の声を漏らす。
その反応を楽しむように、光雄はもう片方の手をアイズの太股へと滑らせた。
ピンと閉じられた足の間に無理やり手を割り込ませる。
「いやっ! そこは……っ! ダメぇっ!!」
「ベル・クラネルを守るためだろ? なら、その身体で私を満足させるんだな」
光雄の指が、秘唇を強引に押し広げた。
まだ潤っていない細い入口に、太い指が無遠慮に侵入する。
「あぁぁっ!! 破れるっ! 破れちゃうぅぅっ!!」
処女の膣道が暴力的に引き伸ばされる激痛。内壁が軋むような摩擦熱が走る。
アイズは必死に身をよじり逃れようとするが、光雄はさらに指を奥へとねじ込んだ。
「きついな……だが、すぐに慣れる」
指を出し入れさせると、血と愛液が混じった粘液が糸を引いた。
痛みに身体を強張らせていたアイズだが、次第に不随意な喘ぎ声が漏れ始める。
「あっ……んっ……やぁっ……! 変に……なるぅっ……!」
内壁を擦り上げられるたびに、背骨を駆け上がる痺れに思考が白濁していく。
自分の意思とは裏腹に、子宮が疼き始め、秘所が熱を帯びて濡れそぼっていく。
「ほら、濡れてきたぞ。口では拒んでも、身体は素直だな」
光雄が嘲笑う。
その言葉は、アイズのプライドを深くえぐった。
(違う……私は……こんなこと……)
否定したいのに、快楽の波に抗えず、声が甘く裏返っていく。
「いやぁ♡ んっ♡ あぁっ♡ ダメぇ♡ 指が♡ 動いてるぅぅ♡♡」
「十分だ」
光雄は指を抜き去ると、自身の外套を翻し、猛々しいほどに屹立した肉柱を露わにした。
すでに限界まで充血し、鈴口から先走りを滲ませている。
「さあ、本番だ。オラリオ最強の剣姫が、ただの肉便器に堕ちる瞬間を見せてやる」
光雄はアイズの両足を大きく開かせ、腰を沈めた。
「いやっ! 来ないで! ベルを……ベルを守らなきゃ……!」
「守るだと? 笑わせるな。お前は今から私に犯されるんだ。それがお前の『役割』だ」
ズリュゥゥゥ……!!
規格外の太さを持つ亀頭が、アイズの秘唇を無理やり押し広げた。
「あ゛ぁぁぁぁッ!!!!♡♡」
凄まじい裂傷の痛みと、内臓が押し上げられる圧迫感。アイズの喉から悲鳴にも似た絶叫がほとばしる。
処女膜が一瞬で引き裂かれ、鮮血が光雄の肉柱を赤く染め上げた。
「くっ……きついな! だが……最高だ!」
光雄は容赦なく腰を進めた。障害など気にも留めず、一気に最奥まで貫く。
「ギィィッ!!♡ 奥っ! 子宮(おく)までぇぇっ!!♡♡ 砕けるぅぅっ!!♡♡」
アイズの体が弓なりに反り返り、白目を剥いて痙攣する。
脳裏が真っ白に染まり、苦痛すら快楽へと変換されていく感覚に陥った。
「さあ、動くぞ! しっかり味わえ!」
光雄はアイズの腰を掴み、激しくピストン運動を開始した。
ズン! ズン! ズン!
破壊的なストローク。
単なる性欲ではなく、征服欲そのものの猛烈な突き上げ。
パンパンパンパン!!
卑猥な音が廃墟となった広場に響き渡る。
傷だらけの白い肌が赤く染まり、豊満な乳房が激しく波打つ。
「あっ♡ あっ♡ あぁぁっ♡♡ おぉきい♡ 奥まで♡ 子宮(おく)までぶつかってぇぇ♡♡」
アイズの口から、悲鳴がいつしか嬌声へと変わり始めていた。
暴かれた肉体は冷酷にも快楽を受け入れ始め、心とは裏腹に男を受け入れていく。
オッタルの時と同じように。最強の剣姫もまた、性的な快楽の前では無力だった。
「いやぁ♡ 気持ちよくなんか♡ ない♡ 私は♡ 剣姫(つよい)だから♡♡」
自分自身に言い聞かせるように首を振るが、子宮口を小突かれるたびに脳髄が甘く痺れ、思考が溶かされていく。
「何が剣姫だ! 今のお前はただの発情した牝だ! さあ泣け! 呑め! 私の精で孕むんだよ!」
光雄の罵倒が、かえってアイズの被虐心を刺激した。
圧倒的な力で支配され、犯される背徳感。それは彼女の心を確実に壊していった。
「イク♡ イクぅぅっ♡♡ 光種付けされてぇぇ♡♡ オラリオ最強の♡ メスになりましたぁぁっ♡♡」
「ほら見ろ! ベル・クラネルに見せてやりたいな! お前の憧れの剣姫がこんな無様な姿になってるんだ!」
オッタルの時と同じ残酷な言葉。
その言葉がトドメだった。
「ベル……くん……ごめん……なさぃぃ♡♡」
二人の絶頂が重なる。
光雄の剛直が限界まで膨れ上がり、アイズの最奥である子宮口をこじ開けて深々と潜り込む。
ビュルルルッ!!
光雄の精液が、アイズの子宮内に直接注ぎ込まれた。
最強の剣姫の神聖な器へ放たれた、呪われた祝福。
「あ゛ぁぁぁっ♥♥♥ 出てる♥♥ 熱いのがいっぱいぃぃっ♥♥♥ 子宮(おく)に♡ 直射(だ)されてぇぇっ♥♥♥」
アイズの体が大きく跳ね、弓なりになって痙攣する。
人生初の中出し。しかも相手は圧倒的な暴力を持つ化け物。
その事実は彼女の脳を灼き尽くし、至福の快楽と共に深い絶望を刻み込んだ。
「あ……ぁ……」
アクメの余韻でビクビクと震えるアイズを見下ろし、光雄は満足げに息を吐いた。
彼はまだ硬直したままの肉柱を引き抜くと、ブチュッという粘着質な音と共に、白濁とした精液と処女の血が混じった液体がドロリと溢れ出した。
「ふん……悪くない味だったよ、剣姫」
光雄は冷酷に言い放つ
「さあ、服従の証だ!しゃぶれ」
アイズメス堕ち フェラチオ強制、ちん媚び 挿入され四つん這いで
光雄の冷酷な命令が響き渡る。彼はアイズの血と体液で汚れた自身の肉柱を、無造作にアイズの顔の前に突きつけた。まだ鎮まらない猛々しい熱と、先ほど自分の中に注ぎ込まれた精の生臭い匂いが、アイズの鼻腔を犯す。
「うぐっ……」
アイズは虚ろな瞳で目の前の屹立を見つめた。拒絶したい。顔を背けたい。だが、身体は言うことを聞かなかった。先ほどの凄まじい凌辱で全身の力は抜け落ち、それ以上に、脳の深層に刻み込まれた恐怖と服従の本能が彼女を縛り付けていた。
(言うことを聞かなければ……もっと壊される……)
守るべき少年の名前はもう、彼女の口から出てこなかった。今の彼女を支配しているのは、圧倒的な暴力への恐怖と、抗えない快楽の残滓だけだった。
アイズは震える手で光雄の太腿にすがりつき、おずおずと顔を近づけた。
傷だらけの白い頬に、熱を帯びた肉柱が押し付けられる。
「チッ……遅いんだよ!」
光雄は苛立ち、アイズの後頭部を掴むと、そのまま腰を前に突き出した。
「んぐっ!!? むぐぅぅっ!!」
容赦なく口腔を犯された。口いっぱいに広がる異物感。苦しくて吐き出そうとするが、光雄の手が容赦なく頭を固定し、逃げ場を塞ぐ。
「歯を立てるなよ……命がないぞ」
脅しに、アイズは必死に顎を開き続けた。舌が無理やり肉柱に押し付けられ、先走りの塩辛い味が口内に広がる。
(おおきい……苦しい……)
呼吸も満足にできない窒息感。顎が外れそうになるほどの押し込み。涙目になりながら、アイズは与えられた役割を果たそうと、不慣れな舌を動かし始めた。
「れろっ……ちゅっ……れろぉっ……」
拙い奉仕。だが、オラリオ最強の剣姫が自分の股間で必死に舌を使い、奉仕している光景は、光雄の嗜虐心をこれ以上ないほど煽り立てた。
「どうだ? 自分の憧れの剣姫が、チンポを咥えて顔を歪めている姿はお似合いだろ?」
侮辱の言葉が突き刺さる。かつて凛として風を纏っていた少女は今、泥と体液にまみれ、男の性欲処理機として喘いでいる。
「んちゅっ……ちゅぱっ……じゅるっ……」
次第に、アイズの瞳から理性の光が消え、代わりに淫らな熱が灯り始めた。苦痛だけだった口腔内への侵略が、次第に粘着質な音を立て始める。喉の奥を突かれるたびに子宮が疼き、自分の唾液でドロドロになった男のモノが、ひたすらに愛おしく感じられてくる。
(このひとのおちんぽ……おおきい……あつい……わたしを……みたしてる……)
思考が溶けていく。屈辱が甘い背徳感へと歪んでいく。
「んぅっ♡ ちゅぱぁっ♡ おぉきいのが♡ おくまで♡ はいってくるぅっ♡♡」
口から肉柱を引き抜かれると、アイズは恍惚とした表情でよだれを垂らしながらねっとりと見上げた。かつての戦乙女の面影はなく、ただ雄の精を欲する牝の顔があった。
「ご主人様のおちんぽ♡ おいしいです♡ もっと♡ もっとわたしのくちで気持ちよくしてください♡♡」
自ら頬を染め、媚びるように懇願する。ちん媚び。完全な支配下に置かれたメスの本能だった。
「ははっ! いい顔だ! そこまで欲しければくれてやる!」
光雄は満足げに嗤うと、アイズの身体を乱暴に引き起こし、床に四つん這いにさせた。
「あぁっ♡」
手首と膝をつかされ、背中を丸める姿勢。無防備に晒された白い尻肉が、月明かりに艶かしく揺れる。
「贝尔くんに見せてやりたいな。憧れの剣姫が、犬みたいに尻を振ってる姿をよ!」
その言葉に背徳の炎が燃え上がる。
(わたしは……つよい剣姫じゃない……ただの……めす……)
「おねがい♡ ご主人様♡ わたしのめすあな♡ またおかしくして♡ ベルくんに見せながら♡ 犯してぇぇっ♡♡」
アイズは自ら腰を振り、潤んだ秘唇を光雄に擦り付けた。完全に理性を捨て、快楽に忠実な肉奴隷と成り果てていた。
「望み通りにしてやるよ!」
光雄はアイズの腰をガッチリと掴むと、一度絶頂を迎えてなお硬く充血した剛直を、濡れそぼった秘裂に押し当てた。
ズブゥゥゥッ!!
「あ゛ぁぁぁっ!!♡♡♡」
容赦ない一突き。後ろからの角度はより深く、より残酷にアイズの膣道をこじ開けた。
「あついっ♡ おおきいっ♡ ご主人様のおちんぽが♡ わたしのおくまで♡ ぶちこまれてるぅぅっ♡♡」
背中を弓なりに反らし、喉の奥から嬌声をほとばしらせる。四つん這いという動物的な姿勢が、彼女の残ったプライドを粉々に砕いていく。
パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!
激しいピストン運動。白濁した体液が混ざり合い、卑猥な水音が響き渡る。
「あっ♡ あっ♡ そこっ♡ 子宮(おく)に♡ あたるぅぅっ♡♡ ベルくん♡ みてる♡ わたしちゃんと♡ ご主人様にお仕えしてるよぉぉっ♡♡」
虚構の視線に語りかけながら、アイズは狂ったように腰を揺らした。突かれるたびに揺れる乳房。飛び散る汗と愛液。
「いいぞ! そのざまだ! 崩れろ! 堕ちろ! 私の子種で孕むんだよ!」
光雄の手がアイズの長い金髪を掴み、馬の手綱のように引いた。
「ヒィィッ!!♡♡ 首がっ♡ 締まるっ♡ きもちいいぃぃっ♡♡ ご主人様っ♡ わたし♡ めすぃぃっ♡ オラリオ最強の剣姫は♡ ご主人様専用の♡ 便器になりましたぁぁっ♡♡」
支配と被支配。完全なる主従関係。
強烈な快楽の波が、アイズの脳髄を焼き尽くす。もう彼女の中には風はない。ただ、雄に犯され、孕まされることだけを悦ぶ牝の本能が渦巻いているだけだった。
「いくっ♡ いくぅぅっ♡♡ また♡ またイキますぅぅっ♡♡ ご主人様のおちんぽで♡ めちゃくちゃにされて♡ イキますぅぅぅっ!!!!♡♡♡」
ビクンッ! ビクンッ! ビクンッ!
アイズの身体が痙攣し、目を見開いて白目を剥く。
四つん這いのまま崩れ落ちる彼女の最奥へ、光雄の精が再び注ぎ込まれた。
「あ゛ぁぁぁっ♥♥♥ また出てる♥♥ 子宮(おく)に♥♥ また種付けされてるぅぅぅっ♥♥♥」
オラリオ最強の剣姫は、月夜の下で犬のように喘ぎながら、征服者の精液を受け入れ続けていた。その瞳にはもう戦う意志はなく、ただ淫らな陶酔の色だけが濃く漂っていた。
「ああ!剣姫まで、円光雄!あの魔人を止める奴はいないのか?」
「立ち向かう英雄はいないのか?」 人々が絶望の声を上げる。
夜のオラリオに、悲鳴が響いていた。
崩壊した中央広場。
砕けた石畳。
倒壊した建物。
その中心で、アイズ・ヴァレンシュタインはカエルのように足を開き横たわる
黄金の髪は土埃にまみれ、鎧は砕け、股間は性液に塗れている。
それでも。
彼女はまだ折れていなかった。
「……ベルには……行かせない……」
掠れた声で呟く。
その執念に、円光雄は愉快そうに笑っていた。
「すごいなぁ、剣姫」
ゆっくり歩み寄る。
「普通なら、とっくに心が折れてる」
アイズは睨み返す。
だが身体は限界だった。
立ち上がろうとしても、膝が言うことを聞かない。
「じゃあ」
光雄が片手を上げる。
「そろそろ壊れようか」
殺気。
空気が凍りつく。
次の一撃で終わる。
アイズ自身、それを理解していた。
それでも目を逸らさない。
だが。
その瞬間。
「――そこまでです」
鋭い声が響いた。
ヒュンッ!!
翡翠色の閃光。
風を裂いた斬撃が、円光雄の頬を掠める。
光雄が軽く後退した。
「……へえ?」
視線の先。
瓦礫の上に、一人のエルフが立っていた。
淡金色の髪。
蒼い瞳。
細剣を握るその姿は、夜風の中で凛としている。
リュー・リオン。
元【疾風】。
「アイズさんから離れてください」
静かな怒りが、その声には宿っていた。
そして。
その隣へ、白髪の少年が降り立つ。
「ベル……」
アイズの瞳が揺れる。
ベル・クラネル。
息を切らしながら、それでも彼は真っ直ぐ前を見据えていた。
恐怖はある。
身体も震えている。
だが、もう逃げない。
その覚悟が瞳に宿っていた。
光雄は笑う。
「来たか」
まるで待ち望んでいた玩具を見るような顔。
「逃げた方がよかったのに」
ベルは短剣を握り締める。
脳裏に蘇る。
深層で感じた絶望。
追われる恐怖。
逃げても逃げても消えなかった足音。
だが。
今は違う。
隣にはリューがいる。
そして。
傷だらけになりながら、自分を守ろうとしてくれたアイズがいる。
「……もう」
ベルが顔を上げる。
「もう、逃げません」
円光雄の目が細まった。
「へえ」
「あなたなんかに、みんなを傷つけさせない!」
轟ッ!!
ベルが駆ける。
【俊敏】が爆発する。
白い閃光のような速度。
リューも同時に動いた。
左右からの挟撃。
だが光雄は笑ったまま。
「甘い」
ガギィィン!!
ベルの短剣が止められる。
リューの細剣も弾かれる。
圧倒的。
力も、速度も、次元が違う。
光雄の蹴りがベルを吹き飛ばす。
「がっ――!」
地面を転がる。
リューが即座に魔法を放つ。
「ルミノス・ウィンド!!」
暴風。
だが光雄は片手で霧散させた。
「だから無理だって」
瞬間。
光雄の姿が消える。
背後。
「ッ!」
リューが反応した時には遅かった。
拳。
細い身体が吹き飛ぶ。
壁へ激突。
血が舞う。
「リューさん!!」
ベルが叫ぶ。
光雄は愉快そうに笑った。
「いいねぇ。守りたい相手がいると、人間は綺麗になる」
その言葉に。
ベルの中で、何かが燃えた。
恐怖ではない。
怒り。
「人を……弄ぶなァァァ!!」
炎。
ベルの右手に紅蓮が灯る。
【ファイアボルト】。
連続詠唱。
爆炎が広場を埋め尽くす。
だが光雄は炎の中から歩いてくる。
無傷で。
「だからさぁ」
その瞬間。
リューが立ち上がった。
血を流しながら。
それでも。
「ベル」
静かな声。
「あなたは進んでください」
「……!」
「あなたは、英雄になるのでしょう?」
ベルの瞳が見開かれる。
リューは笑った。
優しく。
強く。
そして。
駆けた。
命を投げ出す勢いで。
「リュー!!」
光雄が迎え撃つ。
だがリューは止まらない。
斬られても。
殴られても。
細剣を突き出し続ける。
血飛沫。
折れそうな身体。
それでも彼女は食らいつく。
「邪魔だッ!!」
光雄が初めて苛立った。
その瞬間。
リューが笑う。
「今です、ベル!!」
光雄の動きが止まる。
リューが、自らの身体ごと光雄の腕を拘束していた。
捨て身。
完全な隙。
ベルの脳裏に浮かぶ。
アイズ。
ヘスティア。
ヴェルフ。
リリ。
リュー。
みんなの顔。
守りたい。
この人たちを。
この街を。
だから。
「うおおおおおおおおおおッ!!!」
ベルが跳ぶ。
全力。
魂の一撃。
赫灼の短剣が紅蓮を纏う。
【アルゴノゥト】。
限界突破の英雄願望。
光が、夜を裂いた。
円光雄の瞳が、初めて驚愕に見開かれる。
「……は?」
「終わりだァァァァァッ!!」
斬撃。
轟音。
世界が白く染まる。
次の瞬間。
円光雄の身体が、真っ二つになっていた。
静寂。
風だけが吹き抜ける。
光雄は崩れ落ちながら、信じられないものを見るようにベルを見た。
「……ベル・クラネル……」
その身体が、光の粒となって消えていく。
「なるほど……お前が、この物語の……」
最後まで言い切ることなく。
円光雄は消滅した。
完全に。
広場に静寂が戻る。
ベルはその場に膝をついた。
「はぁ……はぁ……」
限界だった。
だが。
「ベル……」
アイズの声。
振り返ると、傷だらけの剣姫がこちらを見ていた。
そしてリューも、苦しそうにしながら笑っている。
ベルの目に涙が浮かんだ。
「終わった……」
ようやく。
本当に。
恐怖が終わった。
リューがそっとベルの肩に手を置く。
「ええ」
優しい声。
「あなたが、終わらせたんです」
その時。
夜空に朝日が差し始めた。
長い悪夢の終わりを告げるように。
オラリオの街を、暖かな光が包み込んでいた。
エピローグ
現代。
見慣れた自室の天井を見上げながら、円光雄は深く息を吐いた。
「……戻ってきたか」
身体を起こし、自分の手を見つめる。
あの世界で振るった圧倒的な力の感覚はもうない。
ただの、どこにでもいる男の手だ。
「いやぁ……ダンまちの魅力は年上のお姉さん達がベルを甘やかすとこだよなぁ!」
静寂の中で、光雄は独り言を口にした。
その声は、誰かに聞かせるためのものではなく、自分自身に言い聞かせるような、どこか空虚な響きを持っていた。
「みんな性格も良くて一途で最高なキャラだったぜ……」
リュー、アイズ、ヘスティア……。
あの世界で出会った女性たちは、誰もがベルという一人の少年を真っ直ぐに想い、彼を包み込んでいた。
あの温かな眼差し。
守られる安心感。
全身で甘やかされる充足感。
それらを思い出すたびに、光雄の胸の奥に冷たい風が吹き抜ける。
彼女たちの愛は、すべてベルに向けられていた。
自分はその輪の外にいた。
いや、自ら壊そうとしていたのだ。
力でねじ伏せ、支配することで得られる快楽とは裏腹に、彼が本当に求めていたのは……。
「……寂しい、なんてな」
自嘲気味に呟く。
最強の力を手に入れたはずなのに。
望み通りに暴れまわったはずなのに。
心の中に残ったのは、「一人」の寂しさだけだった。
コンコン。
不意に、ドアがノックされた。
「光雄? 入るわよ」
優しく穏やかな声。
ドアが開き、そこに立っていたのは一人の女性だった。
淡い色の長い髪。
柔和な顔立ち。
どこか儚げで、それでいて包容力に溢れたその姿は、まるで母親のような、温かさを醸し出していた。
円環(まどかたまき)。
光雄の姉である。
「あ……姉貴」
光雄は慌てていつもの仏頂面を作ろうとしたが、円環にはお見通しだったようだ。
彼女は静かに部屋に入り、ベッドの端に腰を下ろすと、悲しげに瞳を細めた。
「……一人で、何を抱え込んでるの?」
その言葉に、光雄はドキリとした。
彼女はいつもこうだ。
自分の仮面を簡単に見抜き、その奥にある脆さを優しく暴いてくる。
「べ、別に何も……」
「嘘つき。 顔に書いてあるわよ。 『構ってほしい』って」
冗談めかして言う円環だが、その目には深い憂いと愛おしさが宿っていた。
彼女は光雄の頬にそっと手を添える。
「私でよければ……いくらでも甘やかしてあげるわよ?」
その言葉は、ダンまちの世界で彼が羨んだ女性たちの言葉と重なった。
違うのは、それが自分に向けられた言葉だということ。
「姉貴……」
光雄の目頭が熱くなる。
強がる力が抜けていく。
彼は子供のように円環の胸に顔を埋めた。
「……寂しかったんだ」
絞り出すような告白。
円環は愛おしそうに弟の頭を撫でながら、そっとその身体を抱き寄せた。
「うん。わかってる。 可愛い光雄。 大丈夫、お姉ちゃんはlここにいるからね」
優しいキスが額に落ちる。
頬に落ちる。
そして唇に。
それは情熱的なものではなく、ただただ優しく包み込むようなキスだった。
光雄は袖を掴みながら、その温もりに身を委ねた。
「光雄が欲しいもの……全部あげる」
円環の手が、光雄の服の中へと滑り込む。
温かい手のひらが肌を撫で上げると、背筋がゾクゾクと震えた。
それは興奮というより、安心感に近い感覚だった。
「んっ……」
円環が優しく光雄を押し倒す。
見下ろす彼女の瞳は、慈愛に満ちていた。
「お姉ちゃんが、気持ちよーくしてあげるね」
彼女は光雄の衣服を丁寧に脱がせると、その露わになった身体に唇と手を這わせた。
首筋、鎖骨、胸の小さな突起……。
一つ一つを確かめるように、愛おしむように触れていく。
「あっ……姉貴……んぁっ……!」
優しく吸われ、舌で転がされるたびに快感が広がる。
彼女の手はさらに下へと伸び、すでに反応し始めている光雄の中心へと触れた。
「ふふ……元気ね。 光雄の元気で可愛い」
愛おしそうにそう囁くと、円環はそれを優しく握り込み、扱い始めた。
上下するリズムは緩やかで、焦らすように丁寧だ。
「くっ……あぁっ……! それ……いい……!」
頭の中が蕩けていく。
力でねじ伏せるような強烈な快楽ではない。
心の芯から溶かされていくような、甘く深い快感。
彼はただ、姉の与える心地よさに身を委ねることしかできなかった。
「もっと……声聞かせて? 光雄」
円環はさらに下へと移動し、光雄の屹立したモノを目の前にすると、ちろりと舌先で舐め上げた。
「ひゃぅっ!?」
ビクンと身体が跳ねる。
それを見て微笑むと、彼女はそれを咥え込み、優しく愛撫し始めた。
温かい口腔に包まれ、ねっとりとした舌が絡みつく。
「んっ……ちゅぱっ……れろっ……」
「あっ……あぁっ! たまき姉…気持ちいいよぉ……!」
光雄は無意識に円環の頭に手を置き、その柔らかな髪を梳いた。
幼い頃から変わらない優しい香り。
それが今はたまらなく愛おしい。
十分に愛液で濡らした後、円環は自分の衣服も脱ぎ捨てた。
華奢でありながらも柔らかな曲線を描く肢体。
彼女は光雄の上に跨ると、潤んだ瞳で弟を見つめた。
「入れるわね……?」
「うん……入れて……お姉ちゃん……」
円環は腰をゆっくりと沈めていく。
秘唇が光雄を飲み込み、狭い膣道が彼を包み込んでいく。
「んっ……はぁぁっ……♡」
「あぁっ……! 締まってる……! 姉貴の中……すごく熱い……!」
ズブュュュ……ッ
最後まで根元まで飲み込むと、二人は深く繋がった。
円環は身悶えしながらも、優しく微笑みかける。
「繋がったね……光雄。 ずっと一緒だよ」
その言葉が胸に深く突き刺さる。
彼女はゆっくりと腰を揺らし始めた。
激しく打ち付けるのではなく、粘膜と粘膜を擦り合わせるように、深く味わうように。
「んっ♡ あっ♡ どう? 気持ちいい?♡」
「うんっ♡ いいよぉ♡たまき姉♡ 気持ちいいよぉ♡♡」
光雄も腰を合わせて動かす。
互いの体温が合わさり、心地よい汗が滲んでくる。
パチャッ……パチャッ……
水音が響くが、それは淫猥というよりは親密な響きだった。
「あっ♡ そこっ♡ 奥に当たってるぅ♡♡」
「ごめん……動きすぎちゃった……」
「ふふっ♡ いいのよ♡ 光雄のがいっぱい奥まで来てるってわかって……嬉しい♡♡」
円環はうっとりと目を細めながら腰を使い続ける。
弟の寂しさを埋めるように。
心の隙間をこの快楽と愛情で埋め尽くすように。
「光雄♡ 大好き♡ 一番大好きよ♡♡」
「俺も……! 環姉が大好きぃっ♡♡ どこにもいかないでぇっ♡♡」
「ふふふお姉ちゃん売れ残りになっちゃうよ。そしたら光雄がもらってくれるの」
強がりも虚勢も剥がれ落ちた素の姿で、二人は見つめ合い、唇を重ねる。
何度も角度を変え、互いの存在を確かめ合うような深い口づけ。
「んちゅっ♡ れろっ♡ あむっ♡♡」
唾液が混ざり合い、息が荒くなる。
限界が近づいていた。
「姉貴っ! もう……出るっ! 出ちゃうよぉっ!♡♡」
「いいわよ♡ いっぱい出して♡ 私の中に全部注ぎ込んで♡♡」
円環は自ら腰を深く沈め、子宮口を押し付けるようにして光雄を受け入れた。
「あぁぁっ!!♡♡ 出るっ! 出るぅぅっ!!♡♡」
ビュルルルルッ!!!
光雄の精液が最奥へと放たれる。
子宮を叩く熱い飛沫に、円環もまた甘い悲鳴を上げた。
「あぁぁっ♡♡ 熱ぃぃっ♡♡ いっぱい出てるぅぅっ♡♡ 光雄のがいっぱい入ってくるぅぅっ♡♡」
二人は強く抱き合いながら、長い絶頂の時を共有した。
事後。
互いの体温を感じながら横たわる二人。
光雄は円環の胸に顔を埋めたままだった。
「……ありがとう、姉貴」
「ふふっ。 何言ってるの。 私はあなたのお姉ちゃんだよ?」
円環は優しく弟の髪を撫でながら言った。
「寂しくなったら、いつでも甘えていいのよ? 私が……ずっとあなたを甘やかしてあげるからね」
その言葉に、光雄は目を閉じた。
羨んだ物語の中のような甘やかしは、ここにあったのだ。
一番近くに。ずっと前から。
「……うん」
胸の中の寂しさは、温かな愛情で満たされていた。