アニメ世界移行能力をもった俺がアニメヒロインを犯りまくる。※リクエストも可 作:みなぽん
夕暮れの街は、いつもどこか壊れかけて見えた。
特に、あの廃墟の周辺は。
かつて総合病院だったという巨大な建物は、窓ガラスをほとんど失い、黒い穴のような窓枠を空へ向けていた。コンクリートは雨に侵食され、錆びた鉄骨が骨のようにむき出しになっている。
人は近づかない。
幽霊が出るとか、失踪事件があったとか、そんな噂がいくつも重なっていたからだ。
けれど、彼女だけは違った。
夕方になると、白い猫のように静かな足取りで、その廃墟へ入り込む少女がいた。
――羽川翼。
長い黒髪を揺らし、無表情に階段を上がっていく姿は、まるでこの世の人間ではないようだった。
五階。
屋上へ続く手前の病室。
そこが彼女の“場所”だった。
「……今日も、来ちゃった」
ぽつりと呟く。
返事はない。
当然だ。
ここには誰もいない。
崩れたベッド。
割れた点滴瓶。
風が吹くたび、カーテンの残骸が白く揺れる。
だが羽川は、その静寂を愛していた。
誰にも期待されない。
誰にも優等生を求められない。
誰にも、“羽川翼”を演じなくていい。
そんな場所だったから。
彼女は床に座り込み、膝を抱える。
スカートの裾が埃に汚れても気にしない。
眼鏡の奥の瞳だけが、ぼんやりと夕焼けを映していた。
「……阿良々木くん」
その名前を口にした瞬間だけ、彼女の声は甘くなる。
壊れた自販機の前。
夕暮れの教室。
放課後の廊下。
何気ない記憶が、熱を持って胸を焼く。
――阿良々木暦。
彼は特別だった。
誰も見ないところを見てしまう人間だった。
羽川翼という“完璧”の表面ではなく、その奥にある歪みを、孤独を、飢えを、ほんの少しだけ理解してしまった。
だから、壊れた。
いや、最初から壊れていたものが、彼によって形を与えられてしまった。
「どうして、助けたのかな……」
羽川は笑う。
乾いた笑いだった。
「中途半端に優しいからだよね、阿良々木くんは」
床へ寝転がる。
天井は崩れ、赤黒い鉄骨が空へ伸びている。
そこへ夕日が差し込み、病室を血のような色に染めていた。
羽川は目を閉じる。
想像する。
もし、あの時。
もし彼が、自分だけを選んでくれていたなら。
戦場ヶ原ひたぎではなく。
誰でもない誰かでもなく。
ただ、自分だけを。
「……はは」
笑い声が漏れる。
けれどその笑いは、途中から嗚咽に変わっていた。
羽川は知っている。
自分が醜いことを。
頭が良すぎるからこそ、自分の感情を客観視できてしまう。
嫉妬。
執着。
独占欲。
それらを“理解”してしまう。
理解できるのに、止められない。
「嫌だなぁ……」
彼女は天井へ向かって呟く。
「私、こんなだったんだ」
ぱきり、と。
どこかで音がした。
廃墟は時々、呼吸するみたいに軋む。
羽川はゆっくり立ち上がり、窓辺へ向かった。
街に灯りが点き始めている。
遠くには高校も見えた。
あの場所には、彼がいる。
彼は今日も誰かを助け、誰かに振り回され、誰かのために傷ついているのだろう。
そしてきっと、自分のことなんて考えていない。
それが苦しかった。
たまらなく。
「ねえ、阿良々木くん」
窓ガラスのない窓枠に腰掛ける。
五階。
落ちれば死ぬ高さ。
けれど、不思議と怖くなかった。
風が髪を揺らす。
羽川は静かに微笑む。
「もし私が、ここから落ちたら」
その先は、言葉にならなかった。
試したいわけじゃない。
困らせたいわけでもない。
ただ、知りたかった。
彼は泣いてくれるのか。
後悔してくれるのか。
少しだけでも、自分を“特別”に思ってくれるのか。
その考えに至った瞬間、羽川は自分で自分を嫌悪した。
「ああ、最低」
けれど同時に、胸の奥が甘く痺れる。
こんな感情を抱いてしまう自分が、どこか愛おしかった。
恋は人を狂わせる。心をゆっくり腐らせる。
そして恋は、ときどき怪異よりも質が悪い。
羽川翼は、静かな廃墟の中で、少しずつ壊れていく。
虚空が軋んだ。
それとも、自分の心臓が軋んだのか。
区別がつかなかった。
窓枠に腰掛け、堕落していく夕日を眺めていた羽川翼の視界に、突然、影が滲んだ。
それは廃墟の濃淡に溶け込むような、あるいは画面のノイズのように、この世界の解像度と合っていない輪郭を持っていた。
「……だれ」
彼女が振り返るより早に、その影は形を成した。
男だった。
薄汚れたコートを纏い、猫背で立つ男。その背後には、存在するはずのない歪んだ空間の亀裂が、傷口のように口を開けていた。
アニメ世界に侵入できるチート能力者。
そんな言葉が、羽川の合理的な思考を総動員して浮かんだ。だが同時に、その言葉があまりにも安っぽいことを理解してもいた。目の前の男が纏っているのは、異能というよりもっと質の悪い、物語を食い破るような不純物の気配だった。
男は、円光雄と名乗った。
「やあ、翼ちゃん」
その声は下卑ていた。
粘着質な舌足らず。郊外の路地裏で、狙いを定めた獲物に囁く詐欺師のように。あるいは、血に飢えた野良犬のように。
「君の、心の奥にしまった願いを、俺が叶えてやんよ」
彼は笑った。
口角だけを持ち上げた、嘔吐を促すような笑みだった。
円光雄の視線が、羽川の胸の奥を舐めるように走る。
それはまるで、彼女が必死に蓋をして、鍵をかけて、さらにコンクリートで埋め尽くそうとした《障》を、透明なガラス越しに覗き込むような視線だった。
悪魔との取引。
羽川の脳裏に、その陳腐な比喩が浮かんだ。
けれど、陳腐だからこそ、強烈だった。
なぜなら、悪魔は目の前にいる。そして、自分は確かに《願い》を抱えているからだ。
「……心外ね」
羽川は、震えそうになる声を必死に製禦した。
眼鏡の奥の瞳だけが、冷徹な光を宿そうとする。優等生の仮面。廃墟でさえ手放せなかった、自分を縛る最後の鎧。
「私は、何も望んでいない。ここにあるのは、私自身の問題だけよ」
「嘘つきめ」
円光雄は、鼻を鳴らした。
その一言が、羽川の鎧の継ぎ目に、鋭い楔を打ち込んだ。
「お前ぇのその態度、その理屈っぽい喋り方。全部全部、泣き叫びたいのを我慢してる時の反応だよ。俺は知ってるんだね。こういうの、たくさん見てきたから」
彼は一歩、踏み出した。
靴音が、崩れたコンクリートの上で乾いた音を立てる。
「阿良々木暦、だっけ? あいつに振り向いてほしい。いや、違うな。あいつを、自分だけのものにしたい。戦場ヶ原ひたぎとかいう女を蹴り落として、お前があいつの特別になりたいんだろう? 違うか?」
「……黙りなさい」
羽川の声が、初めて感情の色を帯びた。
怒りではない。否定できない事実を突きつけられた、焦りと恐怖。
「私のことは、あなたには関係ない。出て行って。あなたのような人が、私の居場所を汚さないで」
「居場所、ねえ。ここか? こんな場所が、お前の帰るべき場所かよ。笑わせるね」
円光雄は、周囲の廃墟を指差して嗤った。
そして、再び羽川を見据える。その瞳には、獲物を追い詰める捕食者の愉悦が浮かんでいた。
「俺の能力はね、なんでもできる!俺が介入すれば、結末は俺の思い通りになる。戦場ヶ原ひたぎをひねり潰してな」
彼は手を差し伸べた。
汚れた手。しかし、その手は羽川にとって、どんな清潔な手よりも甘美な毒を含んでいた。
「どうだい? これが悪魔の取引ってやつだ」
風が止まった。
赤黒い夕日だけが、二人の間でじっとりと沈殿している。
羽川は、目の前に差し出された手を見つめた。
触れれば、終わる。
自分が自分でいられる、ギリギリの線を超えてしまう。
阿良々木暦への歪んだ、醜い、けれどどうしようもなく熱い恋心を、形にしてしまう。
(……叶えてほしい、と、思ったら)
己の内なる声が、理性の壁を内側から叩き始める。
(彼が私だけを見てくれたら。それが偽りであっても、作り物であっても、手に入れてしまえば同じことじゃない?)
その考えが、羽川の心を酷く甘く痺れさせた。
「……本当に」
羽川の唇が動く。
震える指先が、円光雄の手に伸びかける。
「本当に、彼は……私だけを?」
「ああ。約束するよ。俺の能力は絶対だ。お前が望むなら、世界だってひっくり返してやる」
円光雄の笑みが深まる。
その瞳の奥に、冷徹な計算が光ったのを、今の羽川には見抜けなかった。
彼女は、阿良々木暦という特異点を書き換える難易度など考えていなかった。ただ、渇望が喉を焼く疼きに、目の前の毒杯を乾そうとしていた。
悪魔は、いつだって最も孤独な者の耳元で囁くのだ。
⭐️神原駿河
「まずは邪魔な戦場ヶ原ひたぎを堕とす。それには手駒を使う」光雄がニヤリと笑う。彼の後ろから出てきたのは神原駿河、戦場ヶ原ひたぎに盲執といってもよい感情をもつ少女だ。
「神原!お前の身体に俺のチートで男のちんぽつけてやるよ。戦場ヶ原ひたぎを自分のものにしたいんだよなぁお前は!」彼の股間に光雄の手のひらが触れると、ビキビキビキッと肉棒が隆起する。神原は「ぐ、んん……これ、は……あたしの体が……戦場ヶ原先輩のために……?」と恍惚とした顔をする。
「そうだ。この力を使え。お前は今、戦場ヶ原ひたぎの処女を奪うことができる」光雄が言った。神原は息を荒げながら戦場ヶ原の方を凝視し、目をぎらつかせる。「これで、戦場ヶ原さんを私のものにできる……」その顔はもはや狂信者のそれであった。
⭐️戦場ヶ原ひたぎ
一方その頃戦場ヶ原ひたぎは自宅にいた。阿良々木と通話中である。ひたぎはスマートフォン越しに話しながらシャワーを浴びようとしていた。するとスマホから急に通話が途切れ、次の瞬間、浴室のドアが勢いよく開かれた。そこには、神原駿河が立っていた。
「先輩……」神原は興奮した様子で、ズボンの下の膨らみを見せつけるようにしながら近づいてくる。「ちょ、ちょっと神原。あなた一体……」と驚くひたぎに対し、「私はずっと前から先輩のことだけが好きだったんです」と言うと、「もう我慢できません……先輩!」と言って飛びかかるように押し倒す。その拍子に神原の巨大化した肉棒が露わになったのである。
「うそ……まさかこんなことが……」戦慄するひたぎ
「先輩……好きなんです……私のモノになって下さい!!」
神原駿河の左腕——「サルの手」が、戦場ヶ原ひたぎの華奢な手首をタイルの上にねじ伏せた。怪異の力は圧倒的だった。人間の骨など小枝のように砕けるその握力で、ひたぎの抵抗を完全に封じ込める。濡れた黒髪が白い肌に張り付き、ひたぎの瞳には氷のような軽蔑と拒絶が浮かんでいたが、神原は意に介さなかった。
長年、胸の奥底に幽閉してきた澱んだ情念が、今や堤防を決壊させて濁流となって溢れ出していた。神原はひたぎの頬、首筋、鎖骨へと熱い舌を這わせる。それは愛撫などでは決してなく、獲物の肉に所有の印を刻みつける獣の儀式だった。唾液が混じり合い、吐息が熱く湿って交錯する。
「先輩……先輩……ッ!」
うわ言のように呟きながら、神原は腰を進めた。神原の股間から隆起した異質な肉塊が、ひたぎの秘所を容赦なくこじ開け、一気に最奥まで貫いた。
浴室に悲惨な悲鳴が響き渡る。横で腕組みをしてその様を眺めていた円光雄でさえ、その凄まじさに思わず半歩退き、顔をしかめるほどだった。神原はもはや人間の動作ではなかった。内なる猿の本能に突き動かされるがまま、機械のように腰を打ち付け続ける。
「先輩!先輩!孕んで!射精るっっっっ!」子宮口に押し付けるように打ち込み
そして、達する。ドビュッドビュッドビュッ
「いやっ、あぐっ、ひぎぃ、」流し込まれるたびに彼女の体が痙攣する
「1回じゃ満足できない!何度でもできそう!」射精しても彼女の欲望は萎えない
一度きりでは終わらなかった。神原はひたぎの子宮の奥へと、濃厚で粘着質な白濁を何発も何発も注ぎ込んだ。内臓を直接蹂躙するような熱量の奔流。子宮口を容赦なく叩くたびに、ひたぎの細い体がビクビクと跳ねた。
「あ……あぁ……ッ!」
最初こそ、殺してやるとばかりに睨みつけていたひたぎだったが、限界を超えた物理的な快楽の暴力に、その氷のような仮面はひび割れ始めた。
「ああ、、ぅぅっ、イグ、、」
拒絶の言葉は意味を成さない嬌声へと変わり、白濁に塗れた唇からは甘く痙攣した吐息が漏れる。
阿良々木暦だけに許すと誓った貞操も、誇り高き自分自身も、神原の容赦ない射精と共に注ぎ込まれる熱に溶かされ、どろどろに崩れ落ちていく。やがてひたぎの瞳から理知の光が消え、ただ快楽に溺れる雌の虚ろな色だけが、浴室の鏡に映り込んでいた。
神原駿河は、まだ勃起したままの肉棒をひたぎの中から引き抜いた。ヌプッという粘着質な音と共に、白濁と愛液が混じり合った体液がタイルの上に糸を引いて滴り落ちる。
「はぁ、はぁ……先輩の中、最高でした……」
神原は恍惚とした表情で息を吐く。その目はまだ獣のようにギラついていた。彼女はぐったりと横たわるひたぎの髪を掴み、無理やり上体を起こさせた。
「ひぐっ……な、にを……」
抵抗する気力さえ枯渇しかけているひたぎだったが、目の前に突きつけられたモノを見て、戦慄した。自分の血と体液、そして神原の白濁にまみれて悍ましく脈打つそれが、鼻先に押し付けられる。
「きれいにしてくださいよ、先輩」
神原は残酷な笑みを浮かべ、ひたぎの口元へそれを押し込もうとした。
「いやっ! やめて! そんなこと……!」
ひたぎは顔を背け、必死に唇を閉ざした。阿良々木暦以外の男を受け入れたことさえ信じられないというのに、こんな汚辱にまみれた行為など受け入れられるはずがなかった。
しかし、神原の左腕——「レイニーモンキー」が容赦なくひたぎの顎を掴み、強引に口を開かせた。骨が軋むような圧力に、ひたぎは悲鳴を上げる間もなく口腔を侵される。
「んぐっ!? んんーーーッ!!」
口いっぱいに広がる異物感と、鉄錆と塩辛い体液の生臭い匂い。吐き気を催すほどの屈辱に、ひたぎの目から生理的な涙がこぼれ落ちた。
「んっ、んぅ……っ!」
「舌、使ってくださいよ先輩。ほら、きれいに」
神原は髪を掴んだまま腰を動かし、ひたぎの口内を蹂躙する。喉奥を何度も突かれ、ひたぎは苦悶の声を漏らすことしかできない。呼吸さえままならない窒息感と、人間としての尊厳を踏みにじられる絶望感が、彼女の精神を黒く染め上げていく。
(阿良々木くん……助けて……)
脳裏に浮かんだ恋人の顔さえ、次第に快楽のノイズに侵食されていく。口内を犯される背徳的な感覚が、先ほど子宮を叩き潰された快感の残滓と共鳴し、彼女の体をビクビクと震わせた。
(いや……なのに……熱い……)
拒絶する頭の片隅で、肉体が素直に反応し始めていた。喉を通る異物の熱が、全身を痺れさせる麻薬のような役割を果たす。自分が今、かつてないほどに辱められているという事実が、皮肉にも倒錯した興奮となって彼女を追い詰めていく。
「んっ……れろ……じゅる……」
いつしか、ひたぎの舌が動き始めていた。自ら汚れた肉棒に絡みつき、丁寧に穢れを舐めとるかのように。それは決して神原への愛からではなく、限界を超えた支配への屈服だった。この残酷な飼い主に逆らえば自分が壊れてしまうという、本能的な恐怖と、底なしの快楽への堕落。
「っ! 先輩、そんなに刺激されたら……ッ!」
神原が息を呑み、ひたぎの頭を強く押し付ける。肉棒が喉の最奥までねじ込まれ、ひたぎの華奢な首が反り返った。
「イクッ! 飲んでください、先輩!!」
どぷっ、どぷぷっ!!
喉の奥で爆発するような熱量。直接胃袋へと注ぎ込まれる濃厚な体液。ひたぎは白目を剥き、喉を鳴らしてそれを受け入れるしかなかった。ごくり、ごくりという嚥下の音が、静まり返った浴室に淫らに響き渡る。
長い射精が終わると、神原はようやくひたぎの口から自身を引き抜いた。糸を引く体液と唾液にまみれたひたぎの顔は、もはや戦場ヶ原ひたぎという誇り高き少女のそれではなかった。
「はぁ……はぁ……あぁ……」
ひたぎは虚ろな瞳で天井を見上げる。口の端から溢れ出た白濁が頬を伝い、タイルに垂れ落ちる。阿良々木暦という一点のみを信じて生きてきた彼女の貞操も、理知も、誇りも、すべてがあの濁流と共に吐き出され、代わりに神原駿河という毒が彼女の細胞の隅々まで染み渡っていた。
「先輩……」
神原が頬を撫でると、ひたぎはビクリと身を震わせた。そして、恐怖に怯える小動物のように、おずおずと神原の足元へと擦り寄った。
「神原…………」
その声は甘く、湿っていた。かつての冷徹なトーンはなりを潜め、ただ支配者を仰ぎ見るだけの、甘ったるい響きだけが残っていた。ひたぎは自ら神原の足に頬を擦り付け、主人の機嫌を伺うように潤んだ瞳で見上げる。
完全に堕ちていた。
かつて氷の女王と呼ばれた少女は、今や神原駿河という狂った猿の欲望を満たすためだけの、忠実で淫らなメスへと成り果てていた。円光雄はその惨状を腕組みしながら見下ろし、満足げにニヤリと笑った。
⭐️羽川翼ダーク
「上出来だ。邪魔者は潰した!阿良々木暦を食いにいくぜ羽川翼ちゃん❤️」
夜の阿良々木家は、静寂に包まれていた。
両親は旅行中で、火燐と月火も不在。家には阿良々木暦一人だけのはずだった。
だが、その静寂は唐突に破られた。
「阿良々木くん」
ドアのベルではなく、窓ガラスを叩く音。
暦が顔を上げると、そこにはあり得ない光景があった。
眼鏡を外し、長い黒髪を乱れさせた羽川翼が、二階の窓枠に腰掛けていたのだ。
「羽川!? お前、どうやってそこに……」
暦が驚愕の声を上げる間もなく、羽川は窓を開けて部屋に侵入してきた。
その動きは猫のようにしなやかで、そして異様だった。
いつもの制服ではなく、彼女自身の私服だろうか。だが、その着こなし方は以前の彼女とはあまりにも違っていた。
ブレザーのボタンはいくつか外され、白いブラウスが胸元で張り詰め、今にも弾けそうなほどの乳房の膨らみを強調している。スカートの丈も妙に短く、太ももの白さが生々しく露わになっていた。
「どうしたの? そんなに驚いて」
羽川はくすりと笑った。
その笑顔には、かつての優等生の面影は微塵もなかった。湿り気を帯びた、粘着質な毒を含んだ笑み。
「私はただ……阿良々木くんに会いたかっただけよ」
彼女はベッドに腰掛ける暦の顔に自分の顔を近づけた。
吐息がかかるほどの距離。
ふわりと甘い香りが暦の鼻腔をくすぐる。
「ねえ、私のこと……見て」
羽川の手が、暦の手首を掴んだ。
冷たくて白い指先が、脈打つ血管の上を這う。
「羽川、お前……何を……」
「しっ」
暦の唇を、羽川の指が塞いだ。
そして、彼女はその指をゆっくりと下ろし、自分のブラウスのボタンへと導いた。
「手伝ってよ。阿良々木くんの手で……脱がせてほしいの」
その瞳は、狂気じみた熱を帯びていた。
完璧な優等生が纏っていた鎧は完全に剥がれ落ち、その奥に隠されていた飢えた雌の本性がむき出しになっていた。
暦の理性が警鐘を鳴らす。これはおかしい。何かが壊れている。
しかし、目の前に突きつけられた圧倒的な肉体美。形の良い乳房がブラウスの下で揺れるたび、暦の思考は白濁していく。
「……羽川」
「いいのよ。阿良々木くんなら……何しても」
羽川は暦の手を自分の胸に押し当てた。
布越しに伝わる柔らかさと熱。心臓の激しい鼓動。
暦の手は、まるで自分の意志とは無関係に、その豊かな感触を貪るように動いていた。
「あっ……んっ……阿良々木くん……」
羽川が甘い吐息を漏らす。
ブラウスのボタンが一つ、また一つと外され、白い肌が露わになっていく。
暦の視線はその谷間に釘付けになった。
理性が焼き切れる音がした。
その時だった。
「待てえええええいッ!!」
影が爆ぜた。
暦の影から金髪の幼女——吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが飛び出したのだ。
「暦! 貴様の血気を感じて飛んできてやったぞ! その女は怪異に操られておるのじゃ! 正気に戻れ!」
忍は鋭い爪を振り上げ、羽川へと飛びかかった。
しかし。
「遅いよ、吸血鬼のお姉さん」
背後から聞こえた下卑た声。
忍の動きが空中で凍り付いた。
いや、凍り付いたのではない。見えない力によって空中で固定されていた。
「なっ……なんじゃと!?」
「お前の出番はこっちだ」
円光雄が部屋の隅から姿を現した。
彼はニヤリと笑うと、空中に固定された忍の小さな体を地面に叩きつけた。
ドサッという鈍い音が響く。
「ぐっ……!」
忍は呻き声を上げるが、体に力が入らない。光雄のチート能力による絶対的な拘束。彼女の怪異としての力は、この異界からの侵入者には通用しなかった。
「忍!」
暦が叫ぶが、今の彼は羽川に押し倒され、身動きが取れない。羽川は暦の上に跨り、恍惚とした表情で彼を見下ろしていた。
「見ててね、阿良々木くん。これが“現実”よ」
光雄は倒れた忍に近づき、彼女のドレスを乱暴にまくり上げた。
小柄で未発達な体。しかし、その肌は磁器のように白く、滑らかだった。
「へえ、悪くないねえ。ロリババアってやつか? ま、俺の趣味じゃないが……道具としては使える」
光雄はズボンのベルトを緩めた。
すでに隆起したそれを、忍の顔に押し付ける。
「やめろ! やめんか! 貴様ぁッ!!」
忍は屈辱に顔を歪め、必死に抵抗しようとするが、体はピクリとも動かない。
ただ、目の前に突きつけられた悍ましい男の象徴だけが、彼女の視界を埋め尽くした。
「暦の前で楽しむとしようか」
光雄は忍の口を強引にこじ開け、そのモノをねじ込んだ。
「んぐっ!? んんーーッ!!」
喉の奥を侵入する異物感。嘔吐感と屈辱。かつて人間を喰らった吸血鬼ですら、経験したことのないような汚辱だった。
そして何より苦痛だったのは、暦の目の前でこのような辱めを受けているという事実だった。
(暦……済まぬ……ワシは……)
忍の目から涙がこぼれ落ちる。
しかし、光雄は容赦なく腰を動かした。
「どうだ? 吸血鬼の喉奥もなかなかいいもんだぜ? くくくっ!」
「んっ! ンゥッ! ッッ!!」
粘着質な水音が響く。
暦はその光景を見ながら、自分の下で動く羽川の体温を感じていた。
羽川は暦のズボンを下ろし、すでに硬くなった彼自身を自分の中へと導いていた。
「ああっ……阿良々木くん……来て……私の中に……」
ズブリ。
先端が秘唇を割り開き、最奥へと沈み込んでいく。
熱い。きつい。そして圧倒的な充足感。
「くっ……羽川……」
「んっ……はあっ! 私の……阿良々木くん……!」
羽川は自ら腰を振り、暦を貪り始めた。
彼女の中にはもう、善悪の観念など残っていなかった。ただ、阿良々木暦という存在を自分の中に取り込み、自分だけのものにするという本能だけが渦巻いていた。
「あっ! ああっ! そこっ! 阿良々木くんのに当たってるっ!」
羽川の喘ぎ声と、忍のくぐもった嗚咽が交錯する。
暦は目の前で凌辱される忍と、自分に跨る羽川を見比べることしかできなかった。
理性はとっくに崩壊していた。羽川の中の締め付けが、彼の脳髄を直接搾り取るような快感を与えていた。
「羽川……翼…」
「そうよ……私を見て……私だけを見てぇっ!」
羽川は暦の首に腕を絡め、強引に唇を重ねた。
涎が混じり合う濃厚な接吻。
その隙間から見える光景。忍の口を犯し、白濁を注ぎ込もうとしている光雄の姿。
「イクぞ! 飲み込めぇッ!」
どぷっ、どぷぷっ!!
光雄が忍の喉奥に欲望を吐き出したのと同時に、羽川の膣内が激しく収縮し、暦のモノを締め上げた。
「ああああッ! 阿良々木くんっ! 大好きっ! 好き好き好き好きぃぃッ!!」
羽川が絶頂と共に叫ぶ。
暦もまた、抗えない快楽の奔流に飲み込まれ、羽川の胎内に精を吐き出した。
「あっ……熱い……阿良々木くんのが……私の中に……」
二人は重なり合ったまま、荒い息を吐く。
その横で、口元から白濁を垂れ流し、虚ろな瞳で天井を見上げる忍の姿があった。
「ははっ! これで完璧だ!」
光雄は満足げに忍の髪を掴み、自分のモノを掃除させ始めた。
かつて最強と謳われた吸血鬼は、今やただの性処理用具に成り下がっていた。
そして、阿良々木暦もまた。
優等生だった少女の歪んだ愛に囚われ、その甘い毒に蝕まれていた。
「ねえ……阿良々木くん……まだ終わってないよ?」
羽川は潤んだ瞳で暦を見つめ、再び腰を動かし始めた。
「ねえ……阿良々木くん……まだ終わってないよ?」
羽川は潤んだ瞳で暦を見つめ、再び腰を動かし始めた。
さきほど注がれたばかりの精液が泡立ち、結合部から卑猥な音を立てて溢れ出す。
暦の理性はとうに焼き切れていた。羽川の熱に溶かされ、彼女のペースに飲み込まれるままになっていた。
「あっ……んっ……阿良々木くんのが……また大きくなってる……」
羽川はうっとりと目を細め、自らの胎内で再び硬度を増すそれを感じ取った。
そして、大きく腰を振った。
上下左右。前後に。時には円を描くように。
乱舞するような激しい動き。
そのたびに、羽川の豊かな乳房が激しく揺れた。
ブラウスはもはや肩から滑り落ち、露わになった白い肌の上で、形の良い双丘が重力に逆らうように跳ね回る。
ぷるんっ! ぷるるんっっ!!
「ああっ! あっ! あっ! いいっ! 阿良々木くんっ! 深いっ! 奥に当たってるぅっ!!」
羽川は首を反らし、狂ったように喘ぐ。
黒髪が鞭のようにしなり、汗の粒が飛び散る。
彼女の騎乗位は、愛を確かめ合う行為ではなく、獲物を貪る捕食のダンスだった。
「羽川……翼…」
暦は虚ろな目で、目の前で揺れる乳房を見つめていた。
まるで催眠術にかかったように、その白濁した動きから目が離せない。
彼の手が無意識に伸び、揺れる乳房を鷲掴みにした。
「んっっ!! ああっ! 触って……触ってぇ! 阿良々木くんの手が……私のおっぱいに……」
羽川は恍惚とした表情で叫ぶ。
暦の手のひらが乳首を擦り、揉みしだくたびに、背筋に電流のような快感が走る。
彼女はさらに激しく腰を打ち付けた。
ずぶっ! ずぶぶっ!!
「あぐっ! くっ……羽川……」
暦の口から苦悶と快楽が入り混じった声が漏れる。
羽川の膣壁は、まるで生き物のように彼を締め上げ、搾り取ろうと蠕動する。
「見て……阿良々木くん……私を見てぇっ!」
羽川は上体を起こし、暦の顔に自分の顔を近づけた。
汗ばんだ肌と肌が触れ合う。
吐息が混じり合うほどの距離。
「私は……私は……っ!」
羽川の瞳から、ぼろぼろと涙がこぼれ落ちた。
しかし、それは悲しみの涙ではなかった。狂気と歓喜に満ちた、爛れた魂の慟哭だった。
「私はずっと……ずっと前から……阿良々木くんが……好きだったぁぁぁッ!!」
狂泣きするような愛の告白。
その言葉と共に、羽川は暦の唇に自分の唇を重ねた。
飢えた獣が肉に噛みつくような、激しく濃厚な接吻。
舌を絡ませ、唾液を啜り、互いの粘膜を貪り合う。
ちゅぱっ! れろっ! じゅるるっ!!
「んっ! んんーーッ!! ぷはっ……あっ……阿良々木くん……好き……大好きぃっ……!」
唇を離すと、銀色の糸が引いた。
羽川は涙でぐしゃぐしゃになった顔で、再び叫ぶ。
「誰にも渡さない……戦場ヶ原さんにも……誰にも! 阿良々木くんは……私だけのものぇぇぇッ!!」
その叫びは、廃墟で抱いていた孤独と嫉妬が、ついに形を成して爆発したものだった。
羽川は暦の首に腕を絡め、全身全霊で彼に抱きついた。
そして、最後の猛スパートをかけるように、狂ったように腰を振り続けた。
ぶちゅっ! ぶちゅちゅっ!!
「あっ! ああっ! イクっ! またイクぅぅぅッ!! 阿良々木くんと一緒に……一緒にイキたいぃぃッ!!」
羽川の膣内が痙攣し、暦を限界まで締め上げる。
暦もまた、その圧倒的な快楽と羽川の重い愛に抗うことができず、二度目の絶頂を迎えた。
「くっ……ううっ……!」
どぷっ! びゅるるるっ!!
羽川の最奥に再び熱い飛沫が注ぎ込まれる。
子宮口を直接叩くようなその熱量に、羽川は白目を剥き、背中を反り返らせて絶叫した。
「ああああーッッ!! 阿良々木くんの中身がぁぁぁッ!! 私の中にぃぃぃッ!! いっぱいぃぃぃッ!!」
二人は重なり合ったまま、激しく痙攣し合った。
羽川の乳房は、絶頂の余韻でまだ小さく揺れていた。
彼女の瞳からは涙が止めどなく溢れ、頬を伝い、暦の顔へと滴り落ちる。
「へへ……へへへ……」
羽川は壊れた人形のように笑いながら、暦の胸に頬を擦り付けた。
「私の……阿良々木くん……やっと……やっと……」
その声は甘く、湿っており、そしてどこまでも暗かった。
かつての優等生は完全に壊れ、狂った愛と快楽の泥沼へと堕ちていた。
部屋には、二人の荒い息遣いと、卑猥な体液の匂いだけが充満していた。
その惨状を、部屋の隅から円光雄は満足げに眺めていた。
「あーあ、見事に堕ちたねえ。これで翼ちゃんも満足かな?」
彼はニヤリと笑い、視線を窓の外へと向けた。
物語はまだ終わらない。
悪夢はまだ、続いていく。