※この作品はR-18です。

アニメ世界移行能力をもった俺がアニメヒロインを犯りまくる。※リクエストも可   作:みなぽん

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小林さんちのメイドラゴン ハードクレーマーに小林メス堕ち トールNTR

雨の匂いが、オフィス街のアスファルトから立ちのぼっていた。

 

いつものように淡々と定時を迎えるはずだった金曜日の夕方。だが、小林さんちのメイドラゴンの世界では珍しく、小林のデスクには緊急案件の赤い通知が点滅していた。

 

「……は?」

 

画面に表示された内容を見て、小林は露骨に眉をしかめた。

 

“超大手クライアント・円環グループ会長直々のシステム障害対応依頼。至急現地対応求む”

 

「いや、なんで私が……営業行けよ営業……」

 

疲れ切った声で呟く。だが上司は申し訳なさそうに頭を下げた。

 

「小林くん、先方が“担当責任者を出せ”の一点張りで……しかもかなりの大口なんだ」

 

「うわぁ……最悪」

 

その日の夜。

 

マンションの玄関では、トールが異様なまでにソワソワしていた。

 

「小林さん、本当に一週間も行かれるんですか!?」

 

「いや、そんな長くはならないと思うけど……最悪それくらいって話」

 

「むぅ……」

 

トールは露骨に不満そうに頬を膨らませる。隣ではカンナが小さく裾を掴んでいた。

 

「小林……いかないで」

 

「出張だからねぇ」

 

小林は苦笑しながらカンナの頭を撫でた。

 

「すぐ帰るよ。たぶん」

 

「“たぶん”が不安です!!」

 

トールが泣きそうな声を上げる。

 

エルマまで珍しく神妙な顔をしていた。

 

「相手方の情報を調べましたが……妙です。“円環グループ”などという企業、表向きには存在記録が曖昧です」

 

「は?」

 

「ですが、政財界との繋がりは異常に強い。まるで最初から“そこにいたことになっている”ような……」

 

「怖いこと言うなよ」

 

小林は半笑いでキャリーケースを引いた。

 

「じゃ、行ってくる」

 

トールは最後まで玄関に立っていた。

 

「……絶対、帰ってきてくださいね」

 

その言葉だけが、妙に胸に引っかかった。

 

 

出張先は、山奥だった。

 

黒塗りの高級車に乗せられ、深い森を抜け、ようやく辿り着いた場所。

 

そこにあったのは、もはや“館”としか言いようのない異様な豪邸だった。

 

洋館とも和風建築ともつかない巨大建造物。

 

門だけで小林の会社が十個くらい建ちそうだった。

 

「うわ……金持ちってレベルじゃねぇ……」

 

案内人に連れられ、長い廊下を歩く。

 

壁には高価そうな絵画。

赤い絨毯。

静かすぎる空気。

 

そして、最奥の部屋。

 

重い扉が開く。

 

そこにいた男を見た瞬間、小林はなんとも言えない嫌悪感を覚えた。

高級スーツ。

穏やかな笑み。

 

だが、その目だけが、まるで人間を値踏みするように冷たい。

 

「初めまして。円光雄です」

 

円光雄は柔らかく笑った。

 

「遠路はるばるありがとうございます、小林さん」

 

「……どうも」

 

「お疲れでしょう。ですがまずは謝罪をお願いできますか?」

 

「は?」

 

「我が社の重要システムを停止させたのは、あなた方でしょう?」

 

小林は瞬きをした。

 

「いや、報告書ではそちら側の無断改修が——」

 

「言い訳ですか?」

 

空気が変わった。

 

静かだった部屋が、急に息苦しくなる。

 

円は微笑んだまま、指を組む。

 

「私はね、“誠意”が好きなんですよ」

 

その瞬間からだった。

 

地獄が始まったのは。

 

 

「謝罪の声が小さいですね」

 

「……申し訳ございませんでした」

 

「聞こえません」

 

「申し訳ございませんでした!!」

 

時計は深夜二時を回っていた。

 

だが光雄は帰らせない。

 

障害報告書の一文。

メールの語尾。

確認不足。

説明不足。

 

ありとあらゆる部分を針で刺すように責め立てる。

 

「“なるべく早急に対応します”とは、具体的に何時間です?」

 

「……」

 

「社会人ですよね?」

 

「……二時間以内、です」

 

「曖昧ですねぇ」

 

ネチネチと。

執拗に。

逃げ道を塞ぐように。

 

「あなた、自分がどれだけの損害を出したか理解してます?」

 

「……はい」

 

「本当に?」

 

「……」

 

「本当に?」

 

何度も。

何度も。

何度も。

 

小林は元々、感情を表に出さない人間だった。

 

だが三日目には、完全に目の下に隈ができていた。

 

寝不足。

緊張。

精神疲労。もはや限界が来ていた。

「お願いですから許してください。もう無理です」

机の向こうでワイングラスを揺らしながら光雄が笑う

 

「いやぁ、小林さんは真面目ですねぇ、いいでしょう、システムの件はここら辺にして謝罪の意思は身体で示してもらいましょうか?」

その言い方が、小林にはどうしようもなく気味悪かった。

「はぁ?正気ですか?こんながさつで、凹凸もないような体の女に何をさせようと言うんです?」蔑むように言い返す小林。

 

「美女が目的なら金でいくらでも手に入りますよ。でもあんたは特別だ!あんたみたいなやつにメスの快楽を刻み込んで堕とすのが楽しいのじゃないですか!

 

「……わかった」

 

小林は掠れた声で言った。

もう、限界だった。

精神も体も、何もかもが限界を超えていた。

これ以上、この男の粘着質な尋問に耐える自信がない。

それに、例えどんな辱めを受けようとも、これで終わるなら――そう考えてしまった自分が、心のどこかで泣いている気がした。

 

光雄の目が爬虫類のように細められた。

「ほう? 受けると?」

「……受けるわよ。その代わり、この件はすべて水に流して。一筆書いて」

「ええ、約束しましょう。私の辞書に嘘偽りはありませんよ」

 

男は胸ポケットから高そうな万年筆を取り出し、用意されていた誓約書にサラサラとサインをする。その動作のあまりの軽さに、小林は目の前が暗くなりそうだった。たったそれだけのことで、自分の尊厳が売られるのだ。

 

「さあ、お見せください。あなたの“誠意”を」

 

光雄が革張りの椅子に深く腰掛け、まるでショーでも楽しみにしているかのように足を組んだ。その視線が、舐めるように小林の全身を走る。

 

小林は震える指で、ジャケットのボタンを外した。

カチャリ、と金属音が静寂な部屋に響く。それが合図のように、彼女は一枚ずつ、自分の鎧を剥いでいった。

 

ネクタイ。

ブラウス。

スカート。

ストッキング。

 

布が床に落ちるたびに、自分の心も剥き出しになっていくような感覚。空調の効いたはずの部屋が、やけに寒く感じた。

 

最後に残った下着に手をかけた時、一瞬だけ躊躇いが生まれた。

だが、光雄の冷たい視線が突き刺さる。

「続きは?」

 

その言葉に背中を押され、彼女はブラジャーのホックを外した。プラスチックの小さな音が、やけに大きく聞こえた。肩紐が滑り落ち、小さな乳房が露わになる。そして最後に、ショーツを膝まで下ろし、足首から抜き取った。

 

そこには、生まれたままの姿の小林が立っていた。

何の変哲もない、平均的な――いや、女性としては貧弱ですらある裸体。胸は控えめで、腰回りにもこれといった凹凸はない。オフィスのデスクに向かうために作られたような、機能的で味気ない体。

 

だが、それを見た光雄の表情が歓喜に歪んだ。

「素晴らしい……!」

 

男は立ち上がり、興奮を隠そうともせずに近づいてきた。

「いやぁ、本当に素晴らしい! その無防備さ! その何の装飾もないありのままの姿! 金で飾り立てた女などいくらでもいましたがねぇ……しかし、あなたのような女を裸にさせるのはまた格別ですよ!」

 

光雄の目は血走り、荒い息を吐きながら小林の周りを回った。まるで獲物を品定めする捕食者だ。

 

「普通なら、もっとこう、胸があったり尻があったりするもんです。男を誘うための武器を持っている。ですがあなたは違う。武器を持たない。ただそこに立っているだけの、無垢な存在。……それが男の支配欲をどうしようもなく煽るんですよ!」

 

光雄の声は上擦り、頬は紅潮していた。彼は小林の背後に回り込み、その肩に手を置いた。冷たくて、汗ばんだ手。

 

「細い肩だ。パソコンを叩き続けた指だ。血行の悪そうな肌だ。……ああ、最高だ。これから私がこの体に快楽という名の楔を打ち込んでいくんだ。何も知らない体が、どうやって堕ちていくのか……想像するだけでゾクゾクしますね!」

 

小林は悔しさに唇を噛み締めた。だが、抵抗する気力は残っていなかった。ただ早く終わってくれと、それだけを願った。

 

「さあ、こっちへ来なさい」

 

光雄は小林の腕を掴み、自身の椅子の近くへと引き寄せた。そして、逃げ場をなくすように彼女の顔を両手で包み込む。

 

「んっ……!」

 

強引に唇が重ねられた。

光雄の唇は乾いていて、舌がねっとりと侵入してくる。タバコと高級酒の混じった嫌な臭い。小林は反射的に顔を背けようとしたが、がっしりと掴まれて動けない。

 

「んぅ……っ、ふ……っ!」

 

光雄の舌が小林の口腔を蹂躙する。歯茎をなぞり、舌を絡め取り、粘つく音を立てて吸い上げた。酸素が足りない。頭がぼうっとする。これがキスか? こんなにも息苦しく、屈辱的な行為だったか?

 

男の唾液が小林の口の中に注ぎ込まれる。飲み込むしかない。

その事実がさらに小林の心を黒く染めていく。

 

「ぷはっ……はぁ……」

 

ようやく唇が離れると、銀色の糸が引いた。

小林は肩で息をしながら、酸素を求めて喘いだ。視界が滲む。

 

「いやぁ、いい反応だ。初めての割には素直な舌使いでしたよ? まあ、私が動かしてましたけどね」

 

光雄は卑下たように笑い、その手を小林の胸へと伸ばした。その手つきは、まるで果物を品定めするかのように無遠慮だった。

 

「こっちはどうですかねぇ?」

 

ぶにゅり、と柔らかい肉が歪む。小林の胸は決して大きくはない。Bカップあるかないか。だが光雄の手は容赦なくその小さな膨らみを鷲掴みにした。

 

「あっ……!」

 

痛みとそれとは異なる奇妙な感覚が走った。男の手のひらの粗い皮膚が敏感な乳首を擦る。

 

「いやぁ、本当にちっちゃい。こんな未熟なおっぱい、触ったことありませんよ。でもね、こうやって力を込めると――」

 

光雄は指先で乳房の根本を掴み、先端に向かって絞り上げるように揉みしだいた。皮膚が寄り集まり、本来なら目立たないはずの乳首が突き出される。

 

「んぅっ……くっ……!」

小林は声を漏らさないよう必死に耐えた。だが光雄はそんな反応を見て楽しむかのように、さらに指の動きを激しくする。左右の乳房を不揃いなリズムで捏ね回し、時折爪を立てて乳輪を引っ掻いた。

 

「あぐっ……ぅ…!」

 

乳首を摘まれ、捻り上げられるたびに、電流のような鋭い感覚が背骨を駆け上がる。小林は必死に声を殺そうと唇を噛んだが、喉の奥からくぐもった悲鳴が漏れるのを止められなかった。

 

「ほらほら、硬くなってきましたよ。こんなにちっこいのに、感度だけは一人前ですねぇ」

 

光雄の指は容赦なかった。赤く充血し、硬く勃起した乳首を指の腹で潰すように押し込み、さらに爪の側面で挟み込んで引っ張る。痛いのか気持ちいいのか、自分でも判断がつかない。ただ、下半身にズーンと重い熱が溜まっていくのを感じていた。

 

「やめ……っ、あぁっ……!」

 

「やめろ? 嘘つきですね。ほら、体は正直だ」

 

光雄はニヤリと笑うと、片手で小林の乳房を弄り続けながら、もう片方の手をゆっくりと下腹部へと滑らせた。太ももの内側を撫で上げるその手つきは、ひどく粘着質だった。

 

「っ……!」

 

太い指が、誰も触れたことのない秘所に触れた瞬間、小林は反射的に腰を引いた。だが、背後から光雄の体が押し付けられ、逃げ場はない。

 

「初めてですか? それとも、自分ですら触ったことがない?」

 

「うるさ……っ、んんっ!」

 

問いかけには答えられなかった。答える余裕などなかったからだ。光雄の指が、割れ目に沿って上下に往復する。ただそれだけの動作なのに、体の中からドロリとした何かが溶け出していくような感覚に襲われた。

 

「おやおや、もう濡れてますよ? こんなにねっとりと」

 

「嘘……っ、だ……」

 

「嘘じゃないでしょう? ほら、音が鳴ってる」

 

クチュリ、と水音が響く。それは紛れもなく、小林自身の体から発せられた恥ずかしい音だった。信じられなかった。こんな屈辱的な行為を受けているというのに、体は快楽を求めて潤んでいる。それがたまらなく惨めだった。

 

「それじゃあ、中も確かめてみましょうかねぇ」

 

「えっ、まっ――!」

 

拒絶の声を上げる間もなく、光雄の中指が秘口に押し入った。

 

「あぐぅっ!!」

 

異物が侵入してくる圧迫感。ただ太いだけで、容赦なく肉壁を押し広げていく。痛みが先に立った。体が強張り、きつく指を締め付けてしまう。

 

「痛いか? 当たり前だ。開発されていない穴なんて、こんなもんだ。でもね、すぐに気持ちよくなる」

 

光雄は構わず指を奥までねじ込み、今度は抜き差しを始めた。乾いた指が粘膜を擦り上げる摩擦が、焼けるように熱い。

 

「いやっ、痛いっ、抜いて……っ!」

 

「我慢しなさい。これが“仕事”なんでしょう?」

 

ズブズブと容赦ないピストン運動。だが次第に、指の腹が内側の特定の場所を擦り過ぎるたびに、痛みの中に別の何かが混じり始めた。ビリビリと痺れるような、頭がおかしくなりそうな甘い感覚。それが恐怖となって小林を襲う。

 

(これ……なに? おかしい……私、おかしくなる……!)

 

「あっ、あぁっ……んぅっ……!」

 

「ほう? ここがいいんですか?」

 

光雄は見逃さなかった。その敏感な突起を狙って、執拗に指を曲げて擦り上げる。

 

「いやっ! そこっ、やだっ! 触るなっ……あぁぁっ!!」

 

声を抑えることができなくなっていた。自分の口から発せられる甲高い喘ぎ声が、信じられない。これは自分の声なのか? こんな淫らな声を出しているのは自分なのか?

 

「くくくっ、いい声ですねぇ。ちっぽけなプライドなんて捨てて、ただのメスの声を晒しなさいよ」

 

「違っ……うぁっ、あんっ……!」

 

否定したいのに、言葉にならない。体内を掻き回されるたびに、目の前がチカチカと明滅する。快楽の波が、容赦なく小林の理性を削り取っていく。

 

そして、限界が近づいているのを感じた。

 

(ダメだ……ダメだ……これ以上は……!)

 

何かが弾け飛びそうだ。怖い。自分が自分でなくなってしまいそうで怖い。

 

「んぅっ、あっ、あっ、あっ!!」

 

小林が声を上げようとしたその瞬間、光雄が顔を近づけ、強引に唇を塞いだ。

 

「んんーーっ!!??」

 

再びのディープキス。だが今度のキスは、先ほどよりもさらに濃厚で暴力的だった。光雄の舌が小林の口内を蹂躙し、声を、息を、すべてを奪い去る。

 

(息が……できない……!)

 

鼻腔からの呼吸も封じられ、酸素が足りない。その窒息感が、さらに感度を跳ね上げた。

 

指は激しく内壁を抉り続け、親指の付け根でクリトリスを擦り潰す。乳首は空いた手で捻り上げられる。

 

視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。

すべての感覚が暴走し、脳内で真っ白な光が炸裂した。

 

「んんんんーーーっ!!!!」

 

声にならない絶叫が、光雄の口の中に吸い込まれていく。

小林の体が弓なりに反り返り、ガクガクと激しく痙攣した。太ももの筋肉が引き攣り、腰が自分の意志とは無関係にビクビクと跳ねる。

 

初めての絶頂。

あまりにも強烈で、あまりにも惨めな征服。

 

ビクッ、ビクッと何度も体が跳ねた後、小林の力が抜け落ちるように萎れていった。

 

光雄が唇を離すと、小林は崩れ落ちるように床に座り込んだ。

 

「はぁっ……はぁっ……けほっ……けほっ……」

 

酸素を求めて喘ぎながら咳き込む。視界は涙で滲み、まともに物が見えない。太ももの間からは、自分の体液と光雄の唾液が混じった粘り気のある液体が糸を引いて滴り落ちていた。

 

「いやぁ、見事なイキっぷりだ」

 

光雄は指についた小林の愛液を鼻に近づけ、恍惚とした表情で深く吸い込んだ。それから、ねっとりと指に絡みつく粘液を舐め取る。

 

「初めてのくせに、随分と淫らな汁を出しましたねぇ。そんなに気持ちよかったですか?」

 

小林は答えられなかった。ただ、自分の腕で裸の体を抱きしめ、震えることしかできなかった。

 

「ほら」

 

光雄が、自身の濡れた指を小林の目の前に突きつけた。

透明な液体が、糸を引いて光っている。

 

「これがあなたの正体ですよ。ちっぽけな体に、これだけの快楽を詰め込んでいたんだ。可哀想に、今まで我慢していたんですねぇ」

 

「……ぅ……」

 

言葉が出ない。否定したいのに、体に残る痺れと、目の前の証拠が全てを物語っていた。

 

「プッ……アハハハハ!」

 

光雄は突然、腹を抱えて笑い出した。

 

「あははは! なんでぇ、大したことねぇな!」

 

嘲笑だった。

さっきまでのねっとりとした態度が一変し、光雄は鼻で笑うように小林を見下ろした。

 

「なんだよ“申し訳ございませんでした”って? 謝罪? 誠意? ケッ、笑わせんなよ」

 

「……!」

 

「お前みたいな女がさぁ、一生懸命背伸びして仕事してるツラ見てるとムラムラするけどよ、蓋開けてみりゃあこんなもんだ。チョロいもんじゃねぇか」

 

光雄は小林の顎を蹴り上げるのではなく、つま先で突いた。

 

「乳だって貧相だし、締まりも悪い。そのくせチンポも入れてねぇのにあんなに声出しやがって。お前、本当はずっとやりたかったんじゃねぇのか? メスとして扱われたくて仕方なかったんだろ?」

 

「ちが……っ」

 

「違わねぇよ。自分の体がこんなに安っぽいんだって、ようやくわかったろ? あ? なあ、言ってみろよ”

 

光雄は小林の髪を掴み、無理やり顔を上げさせた。

 

「“私は安い女です”って。言えよ」

 

屈辱だった。

さっきまでの支配的なプレイとはまた違う、底意地の悪い侮蔑。それが小林の心を残酷なまでに抉る。

 

だが、反論できなかった。

快楽に溺れ、勝手に達してしまった自分の体。

それを否定することはできなかった。

 

小林は震える唇を開いた。

 

「わたし……は……」

 

嗚咽が漏れる。

悔しさと惨めさで、視界が真っ暗になった。

 

「安い……女…です……」

 

絞り出したその言葉は、あまりにも弱々しく、部屋の冷たい空気に吸い込まれて消えた。

 

「ハハッ、素直じゃねぇか。いいねぇ、その顔。絶望してる顔が一番可愛いぜ」

 

光雄は満足げに笑い、手を離した。

小林は力なく床に崩れ落ちた。

雨の音だけが、窓の外で冷たく響いていた。

 

「安い女です……か。いいねぇ、その腐った表情」

 

光雄はズボンのベルトをジャッと引き抜き、凶器のように投げ捨てた。すでに猛り狂った一物が、反り返って小林の視界を支配する。

 

「口じゃなくて、こっちの口でちゃんと謝罪してもらおうか?」

 

光雄は小林の髪を掴んだまま、無造作にその細い体をデスクに押し付けた。冷たい革の感触が背中に突き刺さるが、そんなことを気にしている余裕はない。

 

「てめぇみたいな劣等な穴が、俺様のチンポでシメてもらえるんだ。光栄に思えよ!」

 

罵倒とともに、光雄は小林の両脚を強引にこじ開けた。抵抗する力など残っていない。彼は腰を一気に前に突き出した。

 

ズブュゥゥゥッ!!

 

「あぎゃぁぁぁぁっ!!!」

 

裂けるような衝撃が子宮を貫いた。前戯など欠片もない挿入。だが、秘所はさきほどの指責めで開発されきっており、異物を受け入れるために卑猥に口を開いていた。肉壁が収縮し、異常なほどの太さに悲鳴を上げながらも絡みついていく。

 

「おぉ……! 狭い割には素直な入り方だ! やっぱりてめぇはチンポ欲しがってたんだよ!」

 

光雄は一旦根元まで埋め込むと、ニヤリと笑った。その瞳は獲物を仕留める捕食者のそれだった。

 

「ほらよっ! これが“チート技”だ!」

 

光雄の腰が弾かれたように動き出した。

ただのピストンではない。人間業とは思えない速度と角度で、小林の最も敏感な一点――Gスポットを的確に、執拗に、連打し始めたのだ。

 

パンパンパンパンパンッ!!

 

「ひっ!? あっ!? ああああああっ!!」

 

断続的な衝撃。まるで内側から殴りつけられているような暴力的な快楽。目の前で白い光が明滅する。思考が焼き切れる。

 

「どうだ!? これがてめぇの求めてたモンだろ!? 働く女の皮被ってたけど、中身はただの発情したメスだ!」

 

「ちがっ……うそっ……あぁっ! あんっ! そこっ! そこおぉぉっ!!」

 

否定しようと口を開くたび、漏れ出るのは甘い嬌声だけ。光雄の肉棒は小林の脆弱な抵抗を許さず、子宮口をガンガンとノックし続ける。頭のおかしくなるような摩擦熱が膣内を焼き尽くしていく。

 

「ほらほらほら! イケよ! てめぇの安いオマンコに見合った安いイキを見せろ!」

 

バシバシバシバシッ!!

 

肉と肉がぶつかる乾いた音が部屋中に響き渡る。小林の体はデスクの上で跳ねまわった。痙攣する足先が空を切る。

 

「いやぁぁっ! いくっ! いっちゃうぅぅぅ!! おかしくなるっ! 頭おかしくなっちゃうぅぅぅっ!!!」

 

限界などとうに超えていた。波のように押し寄せる絶頂が、小林の理性を根こそぎ持っていく。ビクビクッ! ビクビクビクッ! と内壁が勝手に収縮し、光雄の肉棒を搾り上げる。

 

「あははは! イキまくりじゃねぇか! やっぱりチョロいんだよ、お前は!」

 

絶頂の余韻で白目を剥きかけた小林の耳元に、光雄が熱い息を吹きかけた。

 

「じゃあ次は、中に出してくれって頼めよ」

 

「え……? あ……ぁ…」

 

快楽の霧がかかった脳でも、その言葉の意味は理解できた。だが、口が動かない。それは最後の抵抗だった。

 

「言えよ。‘中に出してください’って」

 

光雄は動きを止めず、さらに激しく腰を振った。

 

 

絶頂から立ち直らせないまま、さらに追い打ちをかける責め苦。

 

「いやっ……そんな……言えない……ぁぁっ!」

 

「言えねぇなら、このままぶっ壊すぞ」

 

光雄の両手が小林の細い首に伸びた。

ギリッ!

 

「ぐっ……けほっ……!」

 

親指が喉仏を押し潰すように力が込められる。気道が遮断される恐怖。顔面が充血し、視界が赤く染まる。

 

「言えよ! 俺様の精汁で汚してほしいって頼め!」

 

首を絞められながらの激しいピストン。酸素不足と快楽の地獄の釜が蓋を開ける。脳が溶ける。恐怖が快楽に反転する。生きるために、空気の代わりに精を求める本能が首をもたげる。

 

(たす……けて……なにか……いれて……なか……あたためて……!)

 

「あ……がっ……なか……に…」

 

「聞こえねぇな!」

 

ギリリッ! さらに力が込められる。眼球が飛び出しそうだ。

 

「なか……に…だして……くださいぃぃぃっ!!! 中出ししてくださいぃっ!! おねがいっ! おねがいしますぅぅぅっ!!」

 

小林は泣き叫んだ。それはプライドも羞恥もかなぐり捨てた、ただのメスとしての懇願だった。

 

「ハハッ! よく言えた! 褒美だ! 受け取りやがれ!」

 

光雄は首を絞めたまま、一際深く根元まで突き入れた。

 

ドクッドクッドクッ!!

 

「おおおおぉぉぉっ!!!」

 

子宮の奥に直接注ぎ込まれる濁流。熱い。ドロドロとして重い。男の欲望そのものが小林の腹を満たしていく。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

 

首を絞められたまま絶叫する。酸素がない。光もない。ただ腹の底から湧き上がる滅多打ちのエクスタシーだけが、小林の存在を繋ぎ止めていた。

 

ビクンッ! ビクンビクンッ!!

 

小林の体はケモノのように弓なりに反り返り、白濁した目で天井を見上げながら痙攣し続けた。口からは泡を吹き、理性の欠片もない笑みがこぼれ落ちる。

 

(あったかい……これ……私の……中に……)

 

人間としての小林は死んだ。

そこにいるのは、ただ男の精液を子宮に注がれて悦ぶ、一匹のメスだけだった。

 

 

翌日。

館の空気は昨日と同じだった。

 

小林は薄暗い寝室で目を覚ました。

まだ夢の中か現実か判然としない。

全身の筋肉が重く疼き、特に下腹部は鉛を詰め込まれたように鈍痛を訴えていた。

意識が鮮明になるにつれ、昨夜の出来事がフラッシュバックする。光雄の哄笑。絞められる首。そして――体内に迸った熱い奔流。

「……最悪」

呟いた声はひどく枯れていた。

 

ベッドの傍らには新しい衣服が丁寧に畳まれていた。

シンプルな白いシャツと、丈の短いグレーのフレアスカート。普段の自分なら選ばないスタイル。

まるで、「今日からはこの姿でお仕えしろ」という宣告のようだ。

それでも逆らう気力は起きない。抗えば、あの首を絞められる苦痛と屈辱の交差点にまた放り込まれるだけだとわかっていた。

小林は鏡の前で服を替える。フレアスカートは恐ろしいほど短かった。少し歩けば下着が見えてしまいそうだ。露出への恥ずかしさより先に諦念が来る。

これが今の小林だ。

 

 

男に媚びるしかない道具なのだ。

 

 

朝食の席は昨日の寝室とは異なる広間だった。

大きな窓から差し込む陽光は眩しく、テーブルにはフルコース並みの料理が並んでいる。

だがそれらがただの残飄に見えた。

上座に座る光雄は上機嫌にトーストを齧っている。

小林は与えられた席に座った。

小林は与えられたミニスカートの裾を手で押さえるが、椅子に浅く腰掛けているため、太ももの露出が目立つ。

光雄の視線は小林の足に釘付けになっていた。

「よく眠れたか? メス」

「……はい」

「素直だ。昨日はあんなに啖呵を切っていたのにな。一度チンポでシメられると変わるもんだな」

小林は何も言い返せなかった。否定したくても否定できない。昨夜の快楽がまだ細胞に残響として残っているからだ。

「食事が済んだら俺の部屋に来い。仕事の話だ」

「……はい」

光雄の部屋は昨日と同じ空気を纏っていた。

昨日の鬱屈とした圧迫感とは少し異なり、今日は湿った熱気が充満している。

小林は部屋に入るなり光雄に手首を掴まれ、有無を言わさず椅子の前に跪かされた。

「お前の仕事はこれだ」

光雄はジャージの裾からすでに充血し反り返った一物を露出させた。醜悪に血管が浮き上がっている。

「わかってるよな?」

「……はい」

小林は震える手でそれを捧げ持った。

昨日まではただの気持ち悪い男の性器に見えていたそれが、今は生々しいほどの雄の臭いを放ち、小林の本能を逆撫でする。

「んっ……」

口を開き、先端を含んだ。

生臭さと塩気。それが舌の上に広がる。

「下手くそだな。まあいい、俺が動いてやるよ」

光雄は小林の後頭部を掴むと、腰を突き出した。

ズブッ!

「んぐっ!?」

喉奥まで一気に押し込まれる。嘔吐反射が起きそうになるが、構わず前後させる。

「んぅっ! んんっ! うぐっ……!」

呼吸のタイミングを与えない口内侵犯。口の端から唾液が滴り落ちる。

小林は必死に喉を開き、男の猛りを受け止めようとした。

失敗すればまたあの首絞めが待っている。

「ほら、舌を使え。舐めろ」

命令に従い、口内で舌を蠢かせる。裏筋をなぞり、亀頭の溝を舐め回す。

「けっこうやるじゃねぇか。やっぱりメスの自覚が芽生えたか?」

光雄は口元を歪め、小林を見下ろして嘲笑う。

その視線は、ただの性欲処理の道具として小林を値踏みするだけのものだった。

だが、今の小林にはその蔑みすら甘美な刺激として響く。否定されることで存在意義を確認してしまうような倒錯した快楽。

(私……こんなことしてる……)

惨めさに涙が滲むが、口の中の肉棒は硬く脈打ち、さらに太さを増していく。

「じょうずだよ……小林……」

光雄は小林の頭を離し、自ら腰を引いた。

ジュポッと音を立てて肉棒が引き抜かれる。

「ふぅ……けほっ……けほっ……」

小林はむせ返りながら酸素を求めて喘いだ。

顎には唾液と先走り汁が混じった白濁した液体が糸を引いていた。

「おい。休憩する暇はないぞ」

光雄は椅子から降り、小林の背後に回る。

そしてミニスカートを捲り上げた。

「っ……!」

ショーツはすでにお漏らしをしたように湿っていた。

秘裂からは粘り気のある雫が太腿を伝って滴り落ちている。

 

「やっぱり濡れてたか。期待してたんだろ?」

「ちが……」

「違わない」

光雄はショーツの脇から指を滑り込ませ、一気に陰唇をかき分けた。

ヌチュッ!

「あんっ!」

待ち侘びた刺激に小林は仰け反った。

すでに充分に潤っていたそこは難なく光雄の太い指を迎え入れる。

「すっげぇ熱いぞ。昨日みたいに乱れてくれるんだな」

「いやっ……いやぁっ……」

言葉とは裏腹に小林の腰は勝手に揺れ始めていた。

もっと強く触れて欲しい。あの太くて長いもので串刺しにして欲しい。

浅ましい欲求が脳内を占拠していく。

「そんなに欲しいなら自分で準備してみろよ」

光雄は一旦指を引き抜き、小林の手を取って自分の股間に導いた。

熱く固くなった肉塊が掌に触れる。

「これをココに挿れるんだ。わかるだろ?」

耳元で囁かれ、小林は操られるように立ち上がった。

「……はい……」

言われるままに光雄に背を向け、デスクの縁に両手を付き、尻を高く突き出す体勢を取る。

自分でショーツをずらし、ヒクつく蕾を晒した。

「どうぞ……ご自由に……」

「偉くなったな。だがそういうところが最高だ」

光雄は小林の腰を両手で鷲掴みにする。

次の瞬間――

バヂュゥッ!!

「ひあああっ!!」

一気に根本まで穿たれた。

昨日以上の質量が胎内を満たす。

脳裏で火花が散り、視界が白く灼かれる。

「くくく……すっかり俺専用の形になったなぁ?」

パン! パン! パン! パァンッ!!

腰骨が砕けそうな勢いで打ち付けられる。

「あっ! すごっ! らめっ! 深いぃっ!!」

結合部からは飛沫が飛び散り、床に水溜まりを作る。

「気持ちいいか? 正直になれ」

「いいっ! すごくいいのぉっ!! こんなの知らなかったぁっ!!」

隠すことなく叫ぶ。

理性の枷は粉々に砕けていた。

ただ純粋な快楽だけを追求する獣になっていた。

「おねがいっ……もっときてっ……奥までっ……壊れてもいいからぁぁっ!!」

「いいだろう。なら望み通りにしてやる」

光雄は抽送のリズムを変えた。

深く沈めたまま静止し――

グリィッ……!!

「うあああっ!?」

子宮口を抉るように押しつける。

そのまま緩急をつけて回転を加えながら内部全体を擦り上げた。

「あがっ! それっ! しぬっ! しんじゃうぅぅっ!!」

ビクビクッと全身が痙攣する。

これまでとは比較にならないオーガズムが脳髄を駆け巡った。

「まだまだ終わらせねぇよ」

光雄はピストンを再開すると同時に両手を伸ばし、小林の乳首を探り当てる。

硬く尖った蕾を強く抓った。

「きゃうんっ!?」

 

乳首と膣奥への同時攻撃。

「だめっ! 同時にしたらおかしくなるぅぅっ!!」

「おかしくなれよ。何度でもイカせてやる」

パァン! パァン! グニィッ!

 

打ち付ける音と弄られる水音が混ざり合う。

小林の口からは最早意味のある単語は出てこなくなった。

「んおぉっ! あぁぁーーっ!! イグっ! またイクぅぅっ!!」

プシャァァッ!!

 

結合部から盛大に潮が噴き出した。

デスクの表面が濡れそぼる。

それでも光雄は止まらず、むしろ更に加速させていく。

 

「イケ! 何度でもイキ続けろ!!」

パン! バチィッ! グチュッグチュグチュッ!!

 

「イクイクイクぅぅぅーーーっ!!!」

数え切れないほどの絶頂に苛まれながら小林は完全に自我を喪失した。

 

やがて――

ドクンドクンドクン……

 

灼熱の奔流が解き放たれる。

同時に最後の大津波が襲ってきた。

「~~~~~~ッ!!!」

 

声にならない悲鳴と共に小林は意識を手放した。

崩れ落ちる寸前に光雄に受け止められる。

その頬には優越感に浸る笑みが浮かんでいた。

「完璧だな。もう完全な俺の所有物だ」

こうして小林は二度と元に戻ることはない新たな人生の幕を開けたのであった。

 

 

⭐️トール襲来

 

雨は止む気配すら見せず、黒塗りの屋根を叩き続けていた。

 

トールはその巨大な屋敷の前に立っていた。

エルマが調べた住所。そして、小林さんの匂いが微かに、しかし確かにこの場所から漂っている。

「小林さん……!」

不安が胸を締め付ける。小林さんはただの出張だと言っていた。だが、この館から感じるどす黒い気配は、明らかに異常だった。

 

門を押し開けると、錆びた蝶番が悲鳴のような音を立てた。

誰もいない広間。冷たい廊下。

トールは小走りに奥へと進んだ。ドラゴンの嗅覚が、愛する人の居場所を正確に突き止める。

 

「小林さん! 小林さん!」

 

辿り着いたのは、最奥の一室。

扉は少し開いていた。

その隙間から、暖かな灯りと共に、甘くねっとりとした空気が漏れ出している。

 

トールは震える手で扉を押し開けた。

 

「小林さん、迎えに来ましたよ! こんなところにいつまでも――」

 

言葉が、喉で凍りついた。

 

部屋の中は、昨夜の情事の余韻が色濃く残っていた。

甘い芳香剤の匂い。乱れた絨毯。

そして、デスクの上。

 

そこに小林はいた。

だが、トールの知っている小林ではなかった。

 

丈の短すぎるミニスカート。はだけかけたシャツから覗く赤い跡。

虚ろな目で椅子に浅く腰掛け、彼女は――笑っていた。

だらしなく口を開け、焦点の合わない目で虚空を見つめながら、幸せそうに、あまりにも淫らに微笑んでいた。

 

「……小林……さん?」

 

トールの呼びかけに、小林はゆっくりと顔を向けた。

その瞳には、かつての理知的な光はなく、ただ陶酔と服従の色だけが漂っていた。

 

「あ……トール…………」

 

舌足らずな声。まるで酔っ払いか、あるいは快楽に壊れた人形のような声。

小林はフラフラと立ち上がると、トールの方へよろめいた。その足取りには力がなく、太ももの内側には白濁した液体が糸を引いて垂れていた。

 

「どうしたの……? 迎えに……来てくれたの……?」

 

小林はトールの肩にすがりつきながら、熱っぽく息を吐いた。

その体からは、別の男――光雄の臭いがひどく濃く染み付いていた。

 

「……嘘…」

 

トールは理解を拒絶した。

これは悪い夢だ。小林さんがこんな風になるはずがない。

仕事熱心で、不器用で、でも誰よりも誇り高くて優しかった小林さんが。

こんな……男の精液にまみれて、蕩けきったメスの顔をするはずがない!

 

「あぁ……いい気持ち……トールも……わかる……? お腹の中……いっぱいで……熱いの……」

 

小林は自分の下腹部を愛おしそうに撫でた。

その仕草が、トールの心臓をナイフで抉った。

 

「誰が……誰が小林さんにこんな……!」

 

こんなうらやま――

 

「――非道いことを許しませんよぉぉぉっ!!」

 

言葉が口をついて出た瞬間、トールの全身から炎のような闘気が噴き出した。

床の絨毯が焦げ、壁の絵画が揺れる。

ドラゴンの逆鱗。

愛する者を傷つけられ、辱められた怒りが、理性を焼き尽くさんばかりに燃え上がる。

 

「小林さんを返して! 元の小林さんに戻して! こんなのってない! ひどい! あんまりだ!」

 

トールは涙を浮かべて叫んだ。その瞳は獣のように鋭く、敵を探して睨み据える。

 

「おやおや、随分と騒がしいお客様ですねぇ」

 

その時、部屋の奥から涼しい声が響いた。

 

重い扉が音もなく開き、男が姿を現した。

円光雄。

シルクのガウンを羽織っただけの姿。その胸元には小林のつけたであろう口紅の跡が鮮やかに残っている。

彼はゆったりと歩み出ると、トールと小林の間に立った。

 

「君がトールくんか。小林さんが時折話していた“同居人”だね?」

 

光雄は余裕綽々であった。

目の前の少女から発せられる殺気を感じ取っているはずなのに、彼はまるで夏の虫でも払うかのような軽さで対応する。

 

「あなたが……! あなたが小林さんをこんな風にしたのね!」

 

トールは爪を立てんばかりに拳を握りしめた。

 

「こんな風に? おやおや、誤解しないでいただきたいな」

 

光雄はニヤリと笑うと、崩れ落ちるように座り込んでいる小林の顎を持ち上げた。

 

「私はね、小林さんに“救い”を与えただけだよ。ちっぽけなプライドと無理な忍耐で疲れ果てていた彼女に、本当の喜びを教えてあげたんだ」

 

「救い……ですって……?」

 

「そうさ。見てみなさい。この幸せそうな顔を」

 

光雄の指が小林の頬を撫でると、小林は気持ちよさそうに目を細め、光雄の手に頬を擦り付けた。

 

「んっ……光雄……さま……好き……」

 

その言葉が、トールの世界を粉々に砕いた。

小林さんの口から、自分以外の名前を呼ぶ声。しかも、あんな甘ったるい声で。

 

「ああ……いい子だ」

 

光雄は満足げに頷き、小林の頭を犬のように撫でた。そして、冷たい視線をトールに向けた。

 

「どうだい? 彼女はもう私の手の中だ。君の出る幕なんてないよ」

 

「ふざけるなぁぁぁっ!!」

 

トールの堪忍袋の緒が切れた。

背中から竜の翼が展開しかけるほどの魔力が膨れ上がる。

 

「小林さんは私の! 私が見つけたの! 私が愛してるの! あなたなんかが汚していい人じゃない! 絶対に絶対に許さない! 殺してやる! 八つ裂きにしてやるわ!」

 

激しい炎が部屋の空気を焼き焦がす。

トールの目には涙と殺意が渦巻いていた。

 

だが、光雄は動じない。

むしろ、その怒りすら楽しむかのように口角を吊り上げた。

 

「素晴らしい炎だ。だがね、トールくん”

 

光雄はポケットから一枚の紙を取り出し、トールに突きつけた。

 

そこには、小林の署名があった。

『システム障害責任 全免 + 私身柄譲渡証』

 

「彼女自身が望んだんだよ。私の下で生きることをね」

 

「そんな……嘘よ! 小林さんがそんなものにサインするはずがない!」

 

「現実を見ろ」

 

光雄は指を鳴らした。

 

「小林」

 

その声に即座に反応し、小林は這うようにして光雄の足元へ寄り添った。そして、トールに背を向け、光雄の太ももに頬を擦り付けたのだ。

 

「……帰って……トール……私はここにいるの……光雄様といるの……」

 

小林は夢遊病者のように呟いた。

 

「ここが私の場所なの……だから……帰って……」

 

トールの足から力が抜けた。

信じていたもの全てが崩れ去っていく音が聞こえた。

 

「聞こえたかい? 彼女は私を選んだんだ。君じゃない」

 

光雄は勝利宣言をするように胸を反らし、小林の頭を抱き寄せた。

 

「さあ、トールくん。大人しく帰りたまえ。これ以上私の所有物に手を出すなら……次は君も“可愛がって”あげるよ?」

光雄の目が爬虫類のように光った。

その言葉には、ただならぬ殺気と支配欲が含まれていた。

トールは怒りに震えた。

 

 

「返してぇぇっ!! 小林さんを返せぇぇぇっ!!」

トールの絶叫と共に、空気が爆ぜた。

彼女の背中から漆黒の翼が突き出し、白い肌を覆うように硬質な鱗が奔る。ドラゴンの血が沸騰し、人間の姿を内側から食い破っていく。鋭利な爪が伸び、瞳は獲物を屠る猛獣のそれへと変貌していた。

 

「この館ごと消し炭にしてやる! あんたなんか! あんたなんかぁぁぁ!!」

 

圧倒的な質量を持つ殺意が、部屋の中を台風のように暴れ回る。壁が軋み、調度品が悲鳴を上げて弾け飛ぶ。これほどの魔力解放、まともに食らえばビルの一つや二つ、容易く消し飛ぶだろう。

 

だが、光雄は動じなかった。

彼は倒壊寸前の部屋の中心で、ガウンを翻し、まるで嵐の中で傘を差すような気怠さで立っていた。その口元には、底知れぬ悪意と愉悦が張り付いている。

 

「ドラゴンか……。なるほど、壮観だ」

 

光雄はゆっくりと右手を掲げた。

その掌に、どす黒く、そして禍々しい紅の光が収束していく。トールの放つ物理的な暴力とは異なる、法則そのものを捻じ曲げするような異質な波動。

 

「だがね、チート持ちに常識は通じないんだよ」

 

光雄の瞳が爬虫類のように見開かれ、彼は高らかに詠唱を始めた。その声は低く、しかしどこまでも脳髄に響く響きを持っていた。

 

「黄昏よりも昏きもの 血の流れより紅きもの」

 

空間が震えた。

ただの言葉ではない。世界を構成する理(ことわり)そのものに干渉する言霊。トールの変身が一瞬止まるほどの圧倒的な威圧感。

 

「時の流れに埋れし 偉大な汝の名において」

 

光雄の足元に魔法陣が浮かび上がる。古代語で描かれた幾何学模様が狂ったように回転し、紅い閃光を放ち始める。

部屋の温度が急上昇し、空気そのものが焦げつくような臭いを放つ。

 

「我ここに 闇に誓わん」

 

紅い光は益々その輝きを増し、光雄の背後にて巨大な異形の影を形成していく。それは混沌そのもの。あらゆるものを飲み込み、破壊し尽くす闇の王の幻影。

 

「我等が前に立ち塞がりし すべての愚かなるものに」

 

トールは本能的な恐怖に駆られ、無我夢中で突進した。

食い止めなければ。この呪文を完成させてはならない。細胞がそう警告している。だが、足がもつれる。圧倒的な魔力の壁が、彼女の前進を阻んでいた。

 

「我と汝が力もて 等しく滅びを与えんことを!」

 

詠唱完了。

光雄の掲げた掌に収束していた紅い光が、極限まで圧縮され――弾けた。

 

「ドラグ・スレイブ!!」

 

世界が紅く染まった。

 

ズガアァァァァァァッ!!

 

紅い奔流が唸りを上げて暴走する。

それは物理的な破壊力を持った plasma の嵐であり、触れるものすべてを原子レベルで分解し、焼き尽くす絶対的な破滅の光。

 

「ぎゃああああああっ!!」

 

トールの体が直撃した。

ドラゴンの鱗? 魔力の障壁? そんなものは紙切れ同然だった。

紅い閃光が彼女の肉体を容赦なく切り裂き、焼き焦がし、粉砕していく。

翼は根元から引きちぎられ、鱗は剥ぎ取られ、白い肌は一瞬にして血と肉の塊へと変貌した。

 

壁など最初から無かったかのように吹き飛び、トールの体は館の外へと弾き出された。

雨の中をボロ雑巾のように転がり、地面に叩きつけられる。

 

ドスンッ!

 

泥水の中に倒れ伏すトール。

全身は酷い有様だった。所々の肉がえぐれ取り、骨が覗いている箇所すらある。ボロボロに切り裂かれた服からは止めどなく血が流れ出し、雨に混じって赤い水溜まりを作っていく。

 

「かはっ……ごほっ……!」

 

口から血塊を吐き出し、トールはピクリとも動けなくなった。

力が入らない。変身は強制解除され、ただの人間の――いや、重傷を負った少女の姿に戻っていた。

雨が容赦なく傷口を叩く。熱い。痛い。でもそれ以上に、心が冷たかった。

 

(小林……さん……)

 

助けられなかった。

自分の無力さが、悔しさが喉に詰まる。

 

そして、雨の向こう。

崩れかけた館の大穴から、光雄が悠然と歩み出てきた。

彼には傷一つない。着ていたガウンすら、煤一つ付いていなかった。

 

「ハハッ! 見たか!? これが俺の力だ!」

 

光雄は雷鳴のような笑い声を上げた。

 

「ドラゴンだろうが魔王だろうが関係ねぇ! 俺の前では全部等しく塵だ! ざまぁみろ!」

 

彼は泥水にまみれて倒れるトールを見下ろし、勝利者としての優越感に浸った。

「……光雄……さま……」

その時、崩れた壁の隙間から小林が這い出してきた。

彼女は傷ついたトールを見る。

 

「やめて……! お願いです……! もうやめてくださいっ!」

 

泥水にまみれた小林が、必死の形相で光雄の足元に崩れ落ちた。

雨に濡れた地面に額を擦り付け、震える声で懇願する。

 

「トールには……何の罪もありません! 私が……私が勝手にここへ来たから! 私が勝手に……光雄様に抱かれたから! すべて私が悪いんです!」

 

小林は血の滲むような思いで叫んだ。

目の前でトールが紅い光に焼き尽くされ、ボロ雑巾のように転がされた光景が、網膜に焼き付いて離れない。あの優しくて、温かくて、誇り高いトールが、今は泥の中でピクリとも動かず、ただ血を流している。

 

(私のせいだ……私が……トールを巻き込んだ……)

 

自己嫌悪と絶望が胸を締め付ける。だが同時に、この状況を打開できるのは自分しかいないという奇妙な使命感も湧いていた。光雄様に逆らえばどうなるかは身をもって知っている。だが、トールだけは救わなければならない。たとえ自分がどうなっても。

 

「ですから……お願いです……! トールの命だけは……助けてください……! 代わりに私が……私が何でもしますから! 何でも言うことを聞きますから! 死ぬまで光雄様の性奴隷でも何でもしますから! だから……だからお願いですっ!」

 

小林は雨に濡れた顔を上げ、涙と泥でぐちゃぐちゃになった顔で光雄を見上げた。その瞳には、プライドも羞恥もない。ただトールを救いたいという一念だけが燃えていた。

 

光雄はそんな小林を見下ろし、ニヤリと笑った。

「ふん……相変わらずみっともない顔だなぁ、小林」

その声には、憐れみも慈悲もない。ただの愉悦だけが滲んでいる。

「だがね、その必死な姿……悪くないぜ? お前が俺に土下座して、自分の命より他人の命を選ぶ……その背徳感ときたら」

 

光雄はしゃがみ込み、小林の濡れた頬を濡れた指で撫で上げた。冷たい指先が肌を這う感触に、小林は本能的に身を震わせるが、逃げることはしなかった。

 

「いいだろう。お前のその顔に免じて、一つだけ慈悲を与えてやるよ」

 

「本当ですか……!?」

 

小林の顔に希望の色が差す。

 

「ああ。だが勘違いするなよ。これは‘許し’じゃねぇ。‘慈悲’だ。俺の気まぐれな慈悲なんだよ」

 

光雄は立ち上がり、泥水に倒れ伏すトールの方へと歩み寄った。

その歩みには、迷いも躊躇もない。まるで道端の石ころを確認するかのような軽さだ。

 

「てめぇは運がいいぞ、トカゲ野郎。こいつが命乞いをしてくれたからな」

 

光雄はトールのボロボロになった体を見下ろし、吐き捨てるように言った。

そして、右手を掲げる。その掌に、先ほどとは異なる、淡い緑色の光が集まっていく。

 

「ヒール」

 

短く呟かれた言葉と共に、緑色の光がトールの傷ついた体を包み込んだ。

瞬間、信じられない光景が展開された。

 

えぐれた肉が盛り上がり、覗いていた骨が肉に覆われていく。焼け焦げた皮膚が新しい肌に置き換わり、裂かれた服の切れ端さえも元通りに繋ぎ合わされていく。

魔法。それも、高位の回復魔法だ。通常なら数週間から数ヶ月かかる重傷が、わずか数秒で完治した。

 

「うぐっ……けほっ……!」

 

トールは激しく咳き込みながら、意識を取り戻した。

体の痛みは消えている。しかし、記憶の中の激痛と屈辱は消えていない。彼女はハッと息を呑み、すぐに身を起こした。

 

「小林さん!」

 

トールは咄嗟に小林を探し求めた。

そして、小林が光雄の足元で土下座をしている姿を見つける。

 

「何を……何をしているんですか! 小林さん!」

 

トールは叫び、立ち上がろうとした。だが、体に力が入らない。先ほどの「ドラグ・スレイブ」の余波がまだ残っているのか、それとも恐怖からか、足が震えて立ち上がれない。

 

「おっと、動くなよ」

 

光雄が冷たい声で制した。

 

「命拾いしたくせに、まだ吠える気か? トカゲ畜生が」

 

「なんですって……!」

 

トールは怒りに目を血走らせる。しかし光雄は全く意に介さず、不敵な笑みを浮かべた。

 

「まあいい。命は助けてやるって言ったが……ただで済むと思ってるのか?」

 

光雄の言葉に、不穏な空気が流れる。

 

「小林に免じて命は助けてやる。だがな、愚かなトカゲ畜生にはワカラセが必要だな! 俺の所有物に手を出そうとした代償……たっぷりと支払ってもらうぞ」

 

光雄は指を鳴らした。

パチンッ!

 

その音と共に、光雄の体がブレた。

いや、ブレたのではない。分裂したのだ。

 

一人、二人、三人……五人。

元の光雄を含め、計六人の光雄がそこに現れた。

全く同じ顔、全く同じ体つき、全く同じ凶悪なオーラ。分身魔法。しかも、実体を持った分身だ。それぞれが独立して動き、思考することができる。

 

「なっ……!」

 

トールは絶句した。

六人の光雄に囲まれる。逃げ場はない。

 

「さあ、始めようか。特別レッスンの時間だ」

 

六人の光雄が一斉にニヤリと笑った。その笑顔はどれも同じで、底意地の悪い愉悦に満ちていた。

 

「小林さん……」

 

トールは小林の方を振り返った。

小林は青ざめた顔で、首を横に振っていた。

“逃げて”という彼女の無言の訴え。

だが、逃げられないことはトール自身が一番よくわかっていた。

 

「いい眺めだなぁ」

 

一人の光雄が呟いた。

視線の先には、雨に濡れて震えるトールと、その様子を見守るしかない小林。

 

「お前の大事な小林さんの前で……お前をメスとして開発してやるよ。さあ、見てろよ小林! てめぇの大事な同居人がどうやって堕ちていくかをな!」

 

光雄たちは一斉に動き出した。

 

「ひっ……!」

 

トールは後ずさりしたが、すぐに背後の壁に阻まれた。

一人の光雄がトールの腕を掴み上げ、無理やり引き寄せる。

「離せっ! 離しなさいよ!」

 

トールは暴れた。爪を立て、蹴り飛ばそうとする。しかし回復したばかりの体には力が入らず、光雄の鉄のような握力には敵わない。

 

「暴れるなよ。余計に痛い目を見るだけだぞ」

 

別の光雄がトールの反対側に回り込み、服に手をかけた。

ビリッ!

 

「いやっ!」

 

上着が無造作に引き裂かれた。雨に濡れて肌に張り付っていたシャツも同様に引きちぎられ、白い肌が露わになる。

さらにスカートも下着も容赦なく剥ぎ取られ、瞬く間にトールは全裸にされた。

 

雨が冷たい肌を叩く。羞恥心で顔が熱くなる。

 

「相変わらずいい体してるなぁ。ドラゴンの血が入ってるせいか、筋肉の付き方が違う」

 

光雄の一人がトールの太ももを撫で回した。

その手つきは品定めするようで、粘着質だ。

 

「やめて……触るな……!」

 

トールは必死に身を捩ったが、二人の光雄に両腕を掴まれ、身動きが取れない。

 

「乳もいいな。小林なんかよりずっといい」

 

別の光雄がトールの胸を鷲掴みにした。

ぶにゅり、と歪む乳房。先ほどの戦闘で少し擦りむいた乳首が刺激され、鋭い痛みと共に背筋に電流が走る。

 

「あぐっ……!」

 

「どうだ? 痛いか? それとも気持ちいいか? まあどっちでもいいけどな。これからてめぇの体は全部俺のもんだ」

 

光雄は容赦なく胸を揉みしだいた。根本から先端へ絞り上げるように捏ね回し、時折爪を立てて乳首を引っ掻く。

 

「くぅっ……んんっ……!」

 

声を漏らさないよう唇を噛み締めるトール。だが乳首への刺激は激しさを増し、抵抗する意志とは裏腹に体に熱が溜まり始める。

 

「ほらほら、乳首ビンビンじゃねぇか。やっぱりメスなんだよお前は」

 

光雄は赤く充血し硬くなった乳首を指の腹で潰すように押し込み、さらに爪で挟み込んで捻り上げた。

 

「いやぁっ! そこっ……やだっ……!」

 

痛みと快感の狭間でトールの声が裏返る。

その様子を見て、別の光雄が後ろに回り込んだ。

 

「こっちはどうだ?」

 

太い指が尻の肉を鷲掴みにし、割れ目に沿って撫で下ろす。

「ひっ!?」

 

誰も触れたことのない秘所への接触。トールは反射的に腰を引いたが、前後から挟み撃ちにされて逃げ場はない。

 

「初めてか? それとも自分ですら触ったことねぇ? まあどっちでも同じだ。ここは俺が開発してやる」

 

光雄は遠慮なく割れ目に指をねじ込んだ。

乾いた粘膜が引き攣れる痛み。

 

「いやっ! 痛い! 抜いて!」

 

「痛いか? なら濡らせばいいだろ? 俺の指で」

 

光雄は構わず指を出し入れし始めた。

摩擦熱が粘膜を焼く。しかし次第に、痛みの中に別の感覚が混じり始める。

ビリビリと痺れるような、頭がおかしくなりそうな甘い感覚。

 

(これ……なに? おかしい……私…おかしくなる……!)

 

「んぅっ……あぁっ……!」

 

「ほう? ここか?」

 

光雄は敏感な一点を見つけ出し、執拗に指を曲げて擦り上げた。

 

「いやっ! そこっ! やだっ! 触るなっ……あぁぁっ!!」

 

声を抑えることができなくなっていた。自分の口から発せられる甲高い喘ぎ声が信じられない。こんな淫らな声を出しているのは自分なのか?

 

「いい声だなぁ。もっと聞かせろよ」

 

光雄はさらに激しく指を動かした。

指一本だったのが二本になり、三本になる。内壁を掻き回し、粘つく水音を響かせる。

 

クチュッ! クチュッ!

 

「あっ! あぁっ! あんっ! んんっ!」

 

トールの体が跳ねる。快楽の波が容赦なく理性を削り取っていく。

そして――

 

「いくっ! いっちゃうぅぅ!!」

 

ビクビクッ! と内壁が勝手に収縮し、光雄の指を搾り上げる。

初めての絶頂。あまりにも強烈で、あまりにも惨めな征服。

 

「ははっ! イキまくりじゃねぇか! やっぱりチョロいんだよお前は!」

 

絶頂の余韻で白目を剥きかけたトールの耳元に、光雄が熱い息を吹きかけた。

 

「さあ次だ。本番といこうか」

 

六人の光雄が一斉にズボンを下ろした。

六本の肉棒が反り返り、トールを取り囲む。その威圧感たるや凄まじい。

 

「ひっ……!」

 

トールは恐怖に顔を歪めた。

一人ですら凶器のような太さなのに、六本同時となれば逃げ場などあるはずがない。

 

「まずは口だ。俺のモンを敬え」

 

目の前の光雄が肉棒を突きつけた。

生臭さと塩気が鼻をつく。

 

「いやっ……そんなもの……!」

 

「拒否権なんてねぇんだよ! ほらっ!」

 

光雄はトールの髪を掴み、無理やり顔を近づけた。

口を無理やりこじ開けられ、肉棒がねじ込まれる。

 

「んぐっ!? んんーーっ!!」

 

喉奥まで一気に押し込まれる。

嘔吐反射が起きそうになるが、構わず前後させる。

呼吸のタイミングを与えない口内侵犯。口の端から唾液が滴り落ちる。

 

「んぅっ! うぐっ……!」

 

「けっこう深くまで入るじゃねぇか。さすがドラゴンだな」

 

別の光雄が後ろに回り込み、トールの腰を掴んだ。

「次はこっちだ」

 

ヒクつく秘所に凶器が押し当てられる。

先ほどの指責めである程度開発されていたそこは、卑猥に口を開いていた。

 

ズブュゥゥッ!!

 

「んんーーーーっ!!?!?」

 

口と秘所が同時に貫かれた。

二つの穴を同時に塞がれる圧迫感。脳髄が揺さぶられるような衝撃。

前後からのピストン運動。

パンパンパンパンパンッ!!

 

「んぐっ! んんっ! んぅーーっ!!」

 

声にならない叫び。

上下の穴を串刺しにされている。

さらに光雄たちは飽き足らず、他の穴も狙い始めた。

 

「ほら、こっちも開けろよ」

 

アナルにも指が侵入してきた。

排泄器官への侵蝕。未知の恐怖と屈辱。

 

 

「いやっ! やだっ! そこはダメっ!」

 

トールは暴れたが、四人がかりで拘束されている。

抵抗すればするほど体位が変わり、新たな性感帯が暴かれる。

 

「暴れるなって言ってるだろ? 小林、お前がしっかり押さえてろ」

 

光雄の一人が小林に命令した。

小林はハッと顔を上げ、怯えた表情でこちらを見る。

 

「い……いや……できません……」

 

「できねぇじゃねぇよ。お前も同じ目に遭いてぇのか?」

 

光雄の冷たい視線に射竦められ、小林は震えながら近づいた。

 

「ごめんなさい……トール……ごめんなさい……!」

 

小林は泣きながらトールの膝を抑えつけた。

友達を売ってしまった罪悪感が胸を締め付ける。

 

「ほら、こうすりゃ逃げられねぇだろ? ありがとな小林」

 

光雄は嬉々としてアナルへの指責めを再開した。

指は徐々に増え、三本も根本まで埋没する。

 

「んぎぃっ!? いだいっ! お腹……くるしいっ……!」

 

腸壁を直接擦られる異様な感覚。

吐き気が込み上げてくる。

だが同時に、どこか甘い痺れが神経を侵食し始めていた。

 

「なんだ? もう感じてきたのか? 下の口は正直だなぁ」

 

光雄は指を抜き差ししながら嘲笑う。

 

「さて、全部整ったところでメインディッシュだ」

 

口と膣とアナルを同時に犯すために、光雄たちが位置取りを調整した。

トールは小林に膝を抑えられたまま、M字開脚の形で固定される。

 

「いくぞぉ!」

 

六人が一斉に体位を決めた。

 

まず口に一本。

 

ズブッ!

 

「んぐっ!?」

 

続いて膣に一本。

 

ズブズブゥッ!!

「んんーーーーっ!!」

 

そしてアナルにも一本。

ニュププッ!!

「~~~~ッッ!!」

 

ついに三つの穴全てが塞がれた。

人間ならば到底不可能な3Pどころではない。6Pを超えた究極の凌辱。

 

さらに残りの三人は自分の肉棒をトールの柔らかな頬や鎖骨、脇腹に押し付け、擦り始めた。

 

「あぁっ……すごいっ……! これはたまらん……!」

 

「吸い付くように絡みついてきやがる! ドラゴンのマンコは格別だなぁ!」

 

「ケツ穴もいい具合に締めやがる! もっと掘ってやるからな!」

 

光雄たちが歓喜の声を上げる。

トールの体内に六本の肉棒が同時に蠢いている。

口では喉奥をガン突きされ、膣では子宮口を押し上げられ、アナルでは奥深くまで蹂躙される。

さらに体の至る所を肉棒で擦られ、全身が男根にコーティングされていく。

 

「んっ! んぅっ! んんんっ!!」

 

トールの瞳は虚ろになりつつあった。

強すぎる快楽信号が脳を麻痺させ、正常な思考能力を奪っていく。

(なんなのこれ……死ぬ……私…壊される……)

 

抵抗する気力はもはや湧かない。

ただ肉人形として使われるのみ。

そして、彼らの目的はただ一つ。

 

「そろそろフィナーレだな」

 

光雄たちの動きが一層激しくなった。

六本の肉棒がそれぞれの最高速度でトールの体内を抉る。

 

パンパンパンパンパンパン!!!

 

「んああああっ!! いぐっ! またいっちゃうぅぅぅ!!」

 

トールは再び絶頂を迎えた。

膣が激しく収縮し、咥え込んだ肉棒を締め上げる。

同時に口内の肉棒が喉奥で跳ね回り、アナルでは奥まで突き入れられた肉棒が内壁を掻き毟る。

 

「おおぉっ! 出すぞ! 全部飲め!」

「俺もいく! 子宮に直接注いでやる!」

「ケツマンコも種付け確定だぁ!」

 

六人の光雄がほとんど同時に果てた。

 

ドピュルルルルッ!!

 

熱い奔流が三つの穴を満たす。

喉奥に精液が流し込まれ、膣奥の子宮口に大量に注ぎ込まれ、アナルでは奥深くに直接注入される。

 

「んんんんんっっ!!!」

 

トールは白目を剥き、全身を痙攣させた。

体の内外から精液で溺れそうになる。

口からは溢れた精液が逆流し、鼻からも漏れ出す。

 

「かはっ……ゲホッ……!」

 

ゲップを伴って咽せるトール。

胃の中が精液で満たされている感覚。

膣からは収まりきらなかった白濁液がドロリと溢れ出し、内腿を伝って滴り落ちる。アナルからも粘つく液体が零れ落ちていた。

 

「はははっ! 完成だな!」

 

光雄たちは満足げにトールの体から離れていった。

精液まみれになったトールは脱力し、そのまま地面に崩れ落ちる。

 

「これが終わりだと思うなよ。明日からもっとすごいことしてやる」

 

光雄は去り際に嘲笑った。

六人の光雄は再び一人に戻り、小林を伴って屋敷の中に消えていった。

 

「いや……助けて……誰か……」

 

トールの弱々しい声が雨音にかき消された。

雨の中、精液まみれのまま放置されるトール。

意識は朦朧としているが、体の各部には未だ快楽の火種が燻っていた。

 

(小林さん……ごめんなさい……私…もう……)

 

その目尻から流れ落ちる涙が、雨粒と溶け合い地面に沁みていった。

 

 

トールの足取りは重かった。

 

雨はまだ降り続いていたが、ボロボロの体を気にかける余裕すらない。小林さんを救えなかった。自分は凌辱され、屈服した。帰る場所なんてないのかもしれない。それでも足は勝手に動き、見慣れたマンションの前に辿り着いていた。

 

「ただいま……」

 

呟いてみたが、返事はない。いつもなら、ドアを開ける音と同時に飛び出してくるはずの小さな影がない。カンナの姿が見えない。

 

静かすぎた。いや、静かではない。奥の部屋から、何かが聞こえる。湿った音。肉と肉がぶつかる音。そして、微かな喘ぎ声。

 

心臓が早鐘を打つ。まさか。嫌な予感が背筋を駆け上がる。トールは震える足で廊下を進んだ。音は確実に大きくなってくる。

 

クチャッ、クチャッという水音。パンッ、パンッという衝撃音。そして、抑えきれないような甘い嗚咽。

 

「カンナ……?」

 

トールは奥の部屋の扉の前に立った。ノブに手をかける。手汗で滑りそうになる。深呼吸をして、勢いよく扉を開け放った。

 

「カンナァッ!!」

 

叫びと共に目に飛び込んできた光景が、トールの時間を凍りつかせた。

 

狭い部屋の中。床には散乱した服。その中心で、カンナがいた。

 

だが、それはトールの知っているカンナではなかった。服は引き裂かれ、裸同然であった。小さな体は、汗と体液で濡れ光っている。そして、その体には複数の男が群がっていた。

 

「あぁっ! あんっ! いやぁっ!」

 

カンナは四つん這いにされ、前後から貫かれていた。前の男はカンナの小さな口に自分のモノをねじ込み、喉奥を犯している。後ろの男はカンナの未成熟な秘裂に凶器のようなモノを突き入れ、容赦なく腰を振っていた。

 

「んぐっ! んぅーーっ!!」

 

苦悶と快楽が入り混じった声。カンナの目は潤み、焦点が定まっていない。小さな手はシーツを掴み、白くなるほど力を込めていた。

 

さらに別の男たちがカンナの体を弄んでいる。胸の膨らみをもみしだき、太ももを撫で回し、尻を叩く。その全員が——同じ顔をしていた。

 

円光雄。

 

六人の光雄が、カンナ一人を犯していた。

 

「あ……あぁ……」

 

トールの口から言葉にならない音が漏れた。足から力が抜けそうになる。信じたくなかった。認めたくなかった。

 

 

けれど、目の前の光景は残酷なほど現実だった。

 

「ん? おや、お客さんだぞ」

 

カンナの口を犯していた光雄が、トールに気づいてニヤリと笑った。口から肉棒を引き抜くと、唾液と先走り汁で濡れたそれがぶらりと揺れる。

 

「ふぅ……げほっ! けほっ……! ト、トール……?」

 

解放されたカンナが、涙でぐしゃぐしゃになった顔をトールに向けた。その瞳には「助けて」という訴えと、「見ないで」という羞恥が入り混じっていた。

 

「遅かったなトカゲ野郎」

 

背後からカンナを犯していた光雄が、ピストン運動を止めずに言った。その声には、あの館で聞いたのと同じ愉悦が張り付いている。

 

「念のためこいつもワカラセておこうと思ってな! 俺の所有物に手を出そうとした代償は、ただお前一人が払えばいいってもんじゃねぇだろ?」

 

光雄はカンナの腰を強く引き寄せ、奥深くまで突き上げた。

 

ズブゥゥッ!!

 

「ひぐっ!!? ああぁぁっ!!」

 

カンナの背中が反り返る。子宮口を直接叩かれた衝撃。幼い体には過酷すぎる快楽の暴力。

 

「見ろよ! お前の大事な妹分がこんな風になってるぞ! お前が俺に逆らったせいだ! お前が弱かったせいだ!」

 

光雄の言葉が刃となってトールの心を抉る。事実だ。自分が小林さんを救えなかったから。自分が光雄に勝てなかったから。カンナまでこんな目に遭っている。

 

「いや……違う……」

 

トールは首を振った。否定したかった。でも声が出ない。目の前でカンナが犯されている。小林さんの時とは違う、さらに残酷な現実。帰る場所も、守るべき人も、全てが目の前で壊されていく。

 

「さあ、特等席で見てろよ! てめぇの代わりにこいつがどうやってメス堕ちしていくかをな!」

 

光雄たちは再びカンナへの凌辱を再開した。

 

「さあ、次はこっちだ」

 

別の光雄がカンナの前に回り込み、新たな肉棒を突きつける。

「んぐっ……!?」

カンナは拒否する間もなく再び口を塞がれた。

 

「こっちも空いてるぜ」

 

さらに別の光雄がカンナの背後に回り込み、アナルに指を這わせる。

「いやっ! そこは……!」

 

パンパンパンパン!

 

雨音を掻き消すほどの肉を打つ音がアパート中に響き渡る。

トールは膝をついたまま動けなかった。目の前で繰り広げられる光景があまりに信じ難く、心のどこかが麻痺したように感じられた。

 

カンナの小さな体が六人の光雄によって蹂躙されている。

口には太い陰茎がねじ込まれ、呼吸の隙も与えられないほどの速さで前後されている。喉奥まで届く肉棒に苦しむ声すら出せず、白い泡と共に涎が垂れている。

 

「んぐっ! げほっ! お゛っ……!」

 

胃酸混じりの吐瀉物が口の端から零れ落ちる。

それでも光雄は容赦なくピストンを続ける。

「おら! もっと喉締めろ! オナホみてぇによォ!」

 

一方、後ろからの光雄は未熟な膣奥を目一杯突き上げていた。

ズブッ! ズブッ!

「ひぎっ! らめ……そんな奥……壊れちゃうぅ……!」

 

幼い子宮口が何度も殴打される感触。

内臓が押し上げられる圧迫感にカンナは目を剥きかける。

 

しかし痛みと同じくらい強烈な快感が脳天を貫き、意思に反して蜜壺が痙攣してしまう。

「ああ! キュウキュウ締まってきやがった! 中学生マンコ最高だな!」

 

そして三匹目の光雄がアナルに狙いを定めている。

肛門周辺をぐりぐりと亀頭で穿り回し、十分に入口をほぐしてから一気に突き刺す。

ニュプリッ!

「いぎぃぃっ!? お尻はやめてぇぇっ!!」

突然の侵入者に戦慄く括約筋。

けれど侵入者は止まらない。奥へ奥へと進軍し続ける。

「ケツ穴も美味いぞコイツ! マジモンの名器だなぁ!」

 

四匹目の光雄はカンナの左胸に吸い付いたまま離れない。

薄桃色の乳首を歯で甘噛みしたり舌先で転がしたりしながら片方の胸全体をマシュマロのように揉みしだく。

「んっ……やぁ……おっぱい噛まないでぇ……」

 

五匹目も右胸を貪欲に味わいながら時折首筋や鎖骨部分にもキスマークをつけ続けている。

「こいつの体柔らけぇ~♡ 天然媚薬かよw」

 

そして最後の一匹は両足を持ち上げM 字開脚状態に固定しながら結合部をじっくり観察する役割を担っていた。

「お~すごいな。小学生並みのちっさいパイパンマンコがフル勃起ちんぽ丸呑みしてやがる! 処女喪失直後だろこれww」

六匹による同時多点攻撃を受けたカンナはすでに半狂乱状態だった。抵抗しようとしても四肢は完全に封じられてしまっている。唯一自由になっている頭部だけを左右に振り乱し断続的に嬌声を上げ続けている。

「イヤァァアアッ!!! やめてェエ!!」

ビクビクゥッ!!! 突如として全身が大きく痙攣したかと思うと次の瞬間には盛大な絶叫とともにカンナは絶頂を迎えた。

 

「トール!」

 

鋭い声が響き渡り、カンナの悲痛な叫びをかき消した。

 

ドォォォォン!!

 

雷鳴のような轟音と共に、アパートの壁が激しい水流で内側から吹き飛ばされた。

 

瓦礫と砂塵が舞う中、一人の影が凛と立っていた。

 

「エルマ……!?」

 

トールは呆然とその名を呟いた。

 

そこにいたのは、調和神エルマだった。

普段の穏やかな表情はなりを潜め、黄金の瞳には激しい怒りの炎が揺らめいている。

彼女の周囲には、目に見えないほど高密度の魔力が渦巻き、空気そのものを震わせていた。

 

「トール……なんて姿に……!」

 

エルマはトールの惨状を見るなり、顔を歪めた。

ボロボロに引き裂かれた服、体中に残る精液の跡、虚ろな瞳。

親友が受けた仕打ちの数々が容易に想像でき、エルマの胸は怒りで張り裂けそうになった。

 

「おやおや、またお客様ですか?」

 

光雄たちはカンナへの行為を止めることなく、悠然とエルマを見やった。

その態度は、あの館の時と変わらない。圧倒的な力への自信と、他者を見下す傲慢さ。

 

「てめぇも仲間に入りたいのか? 歓迎するぜ?」

 

光雄の一人が挑発するようにニヤリと笑った。

 

「黙りなさい!」

 

エルマの声が雷のように落ちた。

 

「お前は……お前は私の一番大切なものを傷つけた!」

 

エルマの全身から眩いばかりの光が放たれる。

それは怒りの光であり、慈愛の光であり、そして断罪の光だった。

彼女の背後に巨大な魔法陣が浮かび上がり、世界を構成する法則そのものを書き換えるような圧倒的な威圧感を放つ。

 

「ただのチート能力で調子に乗るな! 世界の調和を乱す者には、相応の罰を!」

 

「ハッ! 調和神様が何言ってんだか! 力こそ正義だろ?」

 

光雄たちは動じない。むしろ、新たな獲物を前にして興奮しているようだった。

六人の光雄が一斉にエルマへと向き直る。

 

「来いよ! 全員まとめて可愛がってやる!」

 

光雄たちが突進する。

速い。そして重い。一人一人がドラゴンすら凌駕する力を持っている。

だが、エルマは動じなかった。

 

「神罰!」

 

エルマが右手を突き出すと、光の槍が次々と生成され、光雄たちへと放たれた。

 

ギャインッ! ギャインッ!

 

光の槍は正確に光雄たちの心臓を狙い撃つ。

しかし、光雄たちは紙一重でかわし、あるいは紅い障壁で弾き返した。

 

「甘いねぇ!」

 

「そうか?」

 

エルマは不敵に微笑んだ。

実は槍は囮だった。

本命はエルマの背後に展開された魔法陣から放たれた無数の光の雨!

 

「なっ!?」

 

光雄たちは避けきれず、光の雨を浴びることになった。

 

ギャアアアアッ!!

 

彼らの体が光に包まれ、焼き焦がされていく。

チート能力による強靭な肉体も、神の力の前では無力だった。

分身たちは次々と消滅し、残った本体もダメージを負い、膝をついた。

 

「くそっ……! なんて力だ……!」

 

光雄は忌々しげに呟いた。初めて感じる恐怖。自分が絶対ではないという現実。

 

「終わりだ」

 

エルマは冷たく言い放った。

そして、最後の一撃を放とうとしたその時――

 

「待て!」

 

光雄が叫んだ。

彼は倒れていたカンナを無理やり引き起こし、盾にした。

 

「お前が攻撃すれば、このガキもどうなるか分かってるな?」

 

光雄の手がカンナの首に回される。

カンナは恐怖で震え上がり、声も出せない。

 

「卑怯な……!」

 

エルマは攻撃を止めざるを得なかった。

調和勢としての矜持が、無辜の民を巻き込むことを許さなかった。

 

「ハッ! 西海の巫女様はお優しいねぇ!」

 

光雄は勝ち誇ったように笑った。

 

「さあ、どうする? 私を倒したいんだろ? ならこのガキごと焼き払ってみろよ!」

 

エルマは唇を噛み締めた。

怒りに震えながらも、カンナを犠牲にするわけにはいかなかった。

 

「エルマ……」

 

その時、トールの声が聞こえた。

彼女は震える足で立ち上がり、エルマの隣に並んだ。

 

「トール……まだ休んでいろ」

 

「ダメ……私も戦う……カンナも小林さんも……私が守らなきゃ……」

 

トールの瞳に再び力強い光が宿った。

エルマの勇姿を見て、失いかけていた戦意が蘇ったのだ。

自分は一人じゃない。親友がいる。共に戦う仲間がいる。

 

「トール……」

 

エルマはトールの手を握りしめた。

温かい。力強い。二人の想いが一つになる。

 

「一緒に行こう、エルマ」

 

「ええ、トール」

 

二人は頷き合った。

 

「二人がかりでも無駄だ! 俺は無敵だぁぁっ!!」

 

光雄は狂ったように叫び、カンナを引きずりながら後退した。

だがその時――

 

「カンナ逃げなさい」

 

小林が光雄の背後から飛びかかった。

彼女は光雄の腕に噛み付いたのだ。

 

「ぐあっ! 離せ! 離せコラッ!」

 

光雄が怯んだ隙に、カンナが振りほどいて逃げ出した。

 

「カンナ!」

 

トールがカンナを受け止める。

 

「今だ! トール!」

 

エルマが叫んだ。

 

二人は同時に駆け出した。

右からトール、左からエルマ。

二つの軌跡が交差する。

 

「ドラゴンブレス!!」

「神罰・極光!!」

 

漆黒のブレスと黄金の極光が同時に放たれた。

二つの攻撃は互いに共鳴し、増幅し合い、一筋の巨大な光線となって光雄を貫いた。

 

「あああああああああっ!!!!!」

 

光雄の絶叫が響き渡る。

彼の体は光の中に溶け、消滅していった。

チート能力も、傲慢なプライドも、全てが光の中に砕け散った。

 

静寂が戻った。

雨は上がり、西の空に小さな虹がかかっていた。

 

「終わった……」

 

トールはへなへなと座り込んだ。

カンナを抱きしめながら、涙を流した。

 

「トール……」

 

エルマもまた、トールの隣に座り込んだ。

二人は肩を寄せ合い、ただ静かに安堵の時を味わった。

 

小林も近づいてきた。

彼女の目にはもう、虚ろな光はなかった。

あるのは深い後悔と、それ以上の感謝の念だった。

 

「ごめんなさい……私のせいで……」

 

小林は震える声で言った。

 

「謝らないで」

トールは首を横に振った。「もう終わったことだから」

 

「そうよ」

エルマも言った。「これからは私たちが一緒にいるから。もう二度と、こんな思いはさせないわ」

 

小林は泣き崩れた。

それは悲しみの涙ではなく、安堵と感謝の涙だった。

 

「さあ、帰りましょう」

 

エルマは立ち上がり、手を差し伸べた。

トールと小林も手を重ねた。

三人の手は温かかった。

 

カンナもトールの背中にしがみついた。

 

四人は歩き出した。

傷つき、疲れ果てた体だったが、足取りは軽かった。

長い悪夢は終わり、新しい朝が始まろうとしていた。

 

⭐️大団円

 

長い悪夢のような夜が明けた。

 

 光雄という理不尽な暴力の嵐が去った後、トールのマンションには穏やかな静寂が戻っていた。窓の外は雨上がりの青空が広がり、柔らかな朝日がカーテンの隙間から差し込んでいる。

 

 ベッドの上で、トールは小林をそっと抱きしめていた。

 

「小林さん……」

 

「トール……」

 

 どちらからともなく唇を重ねる。それは激しい欲望というより、互いの体温を確かめ合うような、慈しみ深い口づけだった。光雄に奪われそうになった絆を、もう二度と離さないと誓い合うような。

 

「私……怖かった。トールを失うかもしれないって思ったら……」

 

 小林はトールの胸に顔を埋め、震える声で打ち明ける。その背中を、トールは優しく撫でた。

 

「私もだよ。小林さんがあいつに……って思ったら、どうにかなっちゃいそうだった」

 

 トールの目から涙がこぼれ落ち、小林の髪を濡らす。

 

「もう、誰にも渡さない。小林さんは私のものだよ」

 

「うん……トール、私もトールのものだよ」

 

 小林は顔を上げ、涙で潤んだ瞳でトールを見つめた。そして、今度は少し熱を帯びた口づけを交わす。

 

「小林さん……愛してる」

 

「私も……大好き、トール」

 

 言葉と共に、二人の手が互いの体を求めて彷徨い始める。

 

 トールの手が小林の服の裾から入り、素肌に触れる。小林はビクンと身をよじったが、それは嫌悪ではなく、期待と快感によるものだった。

 

「あ……トール……」

 

「触っても、いい?」

 

「うん……して。一杯触って」

 

 許可を得て、トールの手がより大胆に動く。小林の柔らかな曲線をなぞり、ふくよかな胸を掌で包み込む。

 

「んっ……」

 

 小林の喉から甘い吐息が漏れる。トールの手のひらの熱が、心臓に直結しているかのようにドクドクと脈打つ。

 

「小林さんのおっぱい……柔らかくて温かい……大好き」

 

 トールは愛おしそうに胸を揉みしだきながら、耳元で囁いた。その言葉は、光雄の品定めのような下品さとは無縁の、純粋な愛の言葉だった。

 

「あぁっ……トール……そこ……」

 

 乳首を指先で摘まれ、転がされる。ピクリと硬くなる敏感な部分を、トールは舌先で転がすように愛撫した。

 

「んんっ……はぁっ……いい……」

 

 小林はトールの頭を抱き寄せ、より深く感じようとする。背中に回した手は、トールのシャツをたくし上げ、引き寄せた。

 

「服……邪魔だね」

 

「うん……脱がせて」

 

 二人は互いの服を脱がせ合った。もどかしげにボタンを外し、布切れを放り投げる。邪魔なものがなくなると、素肌と素肌が直接触れ合った。

 

「わぁ……小林さんの肌……すべすべ……」

 

 トールはうっとりと小林の体を眺め、唇を這わせる。鎖骨、胸の谷間、へそ……一つ一つにキスを落としていく。

 

「んっ……トールも……綺麗……」

 

 小林もまた、トールの傷だらけの体に触れた。光雄につけられた痣や傷跡に、心を込めて口づけする。

 

「痛かったね……ごめんね……」

 

「ううん……小林さんがこうしてくれるなら、どんな痛みも嬉しいよ」

 

 癒しの口づけは、次第に熱を帯びていく。小林の手がトールの太ももを滑り降り、その間に隠された秘所へと伸びた。

 

「あっ……小林さん……」

 

「ここ……濡れてる……トールも気持ちいいの?」

 

 小林の指が濡れた割れ目をなぞる。トールは恥ずかしそうに顔を赤らめながらも、小さく頷いた。

 

「うん……小林さんに触れられて……すごく嬉しい……」

 

「私も……トールの中に入りたい……いい?」

 

「うん……来て……小林さん」

 

 小林はトールの足を開かせ、指先をトールの秘所に押し当てた。

 

「いくよ……トール」

 

「うん……!

 

 ゆっくりと、丁寧に指が沈み込んでいく。光雄の時のような暴力的な痛みはない。ただ、愛する人と一つになる幸福感と充足感だけがある。

 

「んんっ……はぁっ……小林さぁん……」

 

「トール…の指が気持ちいいよ……」

 

 お互いが完全に根元まで収まると、二人はしっかりと抱き合った。互いの心臓の鼓動が直接伝わってくるようだった。

 

「動くね」

 

「うん……して……」

 

 お互いが指を動かし始める。最初はゆっくりと、深い部分を擦り上げるように。

 

ズブッ……ヌプッ……

 

 粘着質な水音が響く。トールの膣内は小林を逃すまいとするかのように強く締め付け、そして甘く吸い付いた。

 

「あっ! あぁっ! そこっ……いいっ……!」

 

 トールは首を反らし、甘い声を上げる。小林の指が自分の最も敏感な場所を的確に捉えるたびに、脳髄が痺れるような快感が奔る。

 

「トール……可愛い……愛してる……」

 

「小林さんっ! 私もっ! 大好きっ! 愛してるぅぅっ!!」

 

 速度が上がっていく。互いに求め合うままに、指を動かす、愛のリズムだった。

 

「あぁっ! あっ! いくっ! 小林さんっ! 一緒にっ!」

 

「うんっ! いくよっ! トールっ!!」

 

 絶頂が迫る。二人はさらに強く抱き合い、唇を貪り合う。

 

ビクッ! ビクビクッ!!

「イクッ❤️」

「んんーーーーっ!!!!!」

 

 同時に果てた。

 

「はぁ……はぁ……」

 

「トール……大好き……」

 

「私も……」

 余韻に浸りながら、二人は汗ばんだ体を重ね合ったまま、見つめ合う。

 

「小林さん……もっと、深く繋がりたい」

 

トールは小林さんの体を抱きしめながら、心の底から湧き上がる衝動を口にした。言葉にしてみて、自分でも驚くほどの熱情がこもっていた。

 

「もっと……? トール」

 

小林さんは潤んだ瞳でトールを見つめ返す。その眼差しには、拒絶も戸惑いもない。あるのは、トールと同じように、互いの全てを分かち合いたいという切実な願いだけだった。

 

「うん。言葉や手じゃ足りないの。もっと奥まで……小林さんの一番深いところまで届きたい」

 

トールはそう言うと、小林さんの額にそっと口づけを落とした。そして、深呼吸を一つする。彼女の体内に眠る魔力が、その意志に呼応して脈打ち始める。

 

「マジカル・クリエイト」

 

トールが静かに呟くと、下腹部に熱い疼きが走った。ドラゴンの血脈に刻まれた生命の神秘が、今ここで新たな形を取ろうとしていた。

 

淡い光がトールの股間に集束していく。それは温かく、優しく、そして力強い輝きだった。光が収束するにつれ、そこには新たな器官が形成されていく。

 

それは光雄のものとは似て非なるものだった。獰猛で凶悪な暴力の象徴ではなく、愛する人を包み込み、満たし、新たな命を宿すための神聖な器。淡い桜色を帯びた美しいそれは、トールの意思と魔力が結晶化した「マジカルちんぽ」だった。

 

「これ……小林さんの中に……入れてもいい?」

 

トールは少し恥ずかしそうに、しかし真剣な眼差しで尋ねた。

 

小林さんはその姿を食い入るように見つめ、そして花が綻ぶような笑顔を浮かべた。

 

「うん……トールならいいよ❤️ 孕ませて」

 

その言葉は、トールにとって何よりの許しだった。嬉しさと愛おしさで胸が張り裂けそうになる。

 

「小林さん……!」

 

トールは小林さんの両足をそっと開かせ、己自身をその秘められた入口へと添えた。

 

「いくね……」

 

「うん……来て……トール」

 

小林さんは自分から腰を少し浮かせ、トールを迎え入れる体勢を作った。

 

トールはゆっくりと腰を進めた。

 

ヌプッ……

 

先端が柔らかな肉を押し分け、内部へと沈み込んでいく。

 

「あぁっ……! トールの……入ってくる……!」

 

小林さんは甘い悲鳴を上げた。しかし、そこに痛みはない。トールの造り出したそれは魔法そのものであり、侵入する際も小林さんの体に負担をかけないよう、適切な潤いと弾力を持っていたからだ。

 

「小林さんの中……温かい……すごく柔らかい……」

 

トールもまた、初めて感じる感覚に声を漏らした。小林さんの膣内はトールを歓迎するかのように収縮し、吸い付いてくる。思考が溶けてしまいそうなほどの快感だった。

 

「んっ……全部入ったよ……」

 

完全に根元まで埋まると、二人はしっかりと抱き合った。互いの体温が直接伝わり、心臓の鼓動が重なり合う。

 

「動くね……」

 

「うん……して……いっぱい愛して……」

 

トールは腰を動かし始めた。最初は優しく、深い部分を味わうように。

 

ズブッ……ヌプッ……

 

粘着質な水音が響くたびに、二人の結びつきはより強固なものになっていく。

 

「あっ! あぁっ! トールっ! いいっ! すごくいいよぉっ!」

 

小林さんはトールの背中に爪を立て、快楽の波に身を委ねた。光雄に犯された時とは違う。これは征服でも陵辱でもない。心からの愛し合いだ。

 

「小林さん……好きだよ……大好きっ! いっぱい出すね……私の愛も全部……注ぐねっ!」

 

トールの動きが激しさを増していく。

 

パンパンパンパンッ!!

 

肉と肉が打ち合う音が部屋中に響き渡る。

 

「あぁっ! あっ! そこっ! 深いっ! 子宮っ……叩かれてるぅぅっ!!」

 

小林さんの嬌声が高くなる。トールの先端が子宮口を捉えるたびに、脳髄を直接揺さぶられるような強烈な快感が奔る。

 

「イクっ! 小林さんっ! 一緒にっ!」

 

「うんっ! いくっ! トールっ! 一緒にいくぅぅぅっ!!」

 

二人は同時に絶頂を迎えた。

 

ビクビクビクッ!!!

 

トールの「マジカルちんぽ」が脈打ち、大量の魔力を込めた精液を小林さんの子宮奥深くへと注ぎ込む。

 

ドピュルルルルッ!!

 

それはただの白濁液ではなかった。淡い光を放つ粒子が、小林さんの体内に広がっていく。生命の種だ。トールの愛と小林さんの愛が混ざり合い、新たな命の可能性として結実する。

 

「あぁぁぁっ!! きてるっ! お腹の中に……温かいのが……いっぱいいっぱいきてるぅぅっ!!」

 

小林さんは仰け反り、トールを受け入れたまま痙攣した。子宮が収縮し、注がれた全てを余すことなく捉えようとする。

 

「はぁっ……はぁっ……」

 

「小林さん……」

 

余韻の中で、二人は互いの汗ばんだ顔を見つめ合う。

 

「ありがとう……トール」

 

小林さんは涙を流しながら微笑んだ。それは悲しみの涙ではなく、これ以上ないほどの幸福の涙だった。

 

「私たちの……赤ちゃん……だね」

 

「うん……きっと元気な子だよ」

 

トールも涙を流しながら頷いた。

 

二人は再び口づけを交わした。それは未来への誓いだった。

 

長い夜が明けた。

朝日が部屋を照らす中、二人はいつまでも抱き合っていた。

傷ついた過去は遥か彼方へと消え去り、ここには愛と希望だけがあった。

 

 

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