アニメ世界移行能力をもった俺がアニメヒロインを犯りまくる。※リクエストも可 作:みなぽん
マブラヴ オルタネイティヴ 堕ちゆく魂 - 御剣冥夜
第一部:影の終焉
十二月二十五日未明の騒乱――12.5事件――は、御剣冥夜から「影武者」としての唯一無二の存在意義を奪った。アメリカ合衆国による情報公開。それは、冥夜にとって己の死にも等しい事実だった。
薄暗い会議室の片隅で、冥夜は膝を抱えていた。傷一つない制服は、皮肉なほどに清廉だったが、その内側に宿る魂は見るも無惨に打ちひしがれている。誰よりも強くあるはずの自分が、今は何のために刀を握ればいいのかさえ分からない。
そんな折、無遠慮に戸を開ける音が響いた。
「……なんだ貴様は」
低い声で問いただすが、立っていたのは初めて見る男だった。しかしその眼差しは知っている。権力者のそれだ。名乗りもせず、男――円光雄は冥夜を見下ろす。
「時間がない。手短に話そう、御剣冥夜。君には新たな役割を与える」
「役割だと? ふざけるな! 私は……私はもう、何も守れない! 影ではない私に何ができると言うのだ!!」
絞り出した悲鳴は、かつての凛とした響きを失っていた。円光雄は僅かに眉を動かすと、淡々と続けた。
「将軍家は途絶えた。ならば、未来の血が必要になる。つまりは――次代を孕める器が」
その言葉の意味を理解するのに数秒を要した。冥夜の瞳が大きく見開かれ、怒りが全身を貫く。
「なっ……! 我を侮辱する気か! 私は道具ではない!!」
立ち上がり、武士として培った殺気が込められた視線を向ける。しかし、円光雄の表情は変わらない。
まるで子供の癇癪を見るような目だった。
「ならば問おう。白銀武に嫁ぎ、共に刃を振るって戦うつもりか? 馬鹿馬鹿しい。今の君に戦う術も、守るべきものもないだろう」
図星だった。
武殿への恋慕、それを糧にしてきた自負が、空っぽになった器の底で虚しくこだまする。円光雄はゆっくりと近づき、冥夜の頬に冷たい指を添えた。
「だからこそ、私が与えてやろう。最も分かりやすく、原始的な『意味』をな」
連行された先は、監獄とも寝室ともつかぬ質素ながら奇妙に整頓された一室だった。窓もなく、壁紙すらない四角い箱の中、中央に置かれたベッドだけが異物のように浮かんでいる。
「ここは一体……」
「我々の言うことに従えば、最低限の生命と生活は保障しよう。そうでなければ……君もよく知っているはずだ。米帝が次の標的を探しているということを」
脅迫に似た保証提示。冥夜は奥歯を噛み締めた。選択肢はなかった。いや、最初から用意されていたのだ。
受け入れる以外に道はないのだと悟りつつも、彼女はわずかな希望に縋ろうとする。
「待て。そなたの言葉に乗っても……私は、私はまだ諦めたくない。武殿と……!」
言いかけて、目の前の男の表情が嘲るように歪んだ。次の瞬間、凄まじい力で腕を掴まれ、強引にベッドへ引き倒される。
「強がりはよせ。もう分かっているはずだ。影武者は死んだ。残っているのは、ただの雌(オンナ)だ」
衣服を剥がれる抵抗も、もはや形骸に過ぎなかった。
帯が解かれ、襦袢が裂かれるたび、戦装束という鎧を一枚ずつ剝がされているような感覚に襲われる。ついに生まれたままの姿を晒した時、冥夜の肌は恐怖と嫌悪、そして言いようのない昂ぶりで粟立っていた。
「ほう……これはまた、随分といい造りをしている。鍛え上げられた肉付き、張りのある乳房、引き締まった腰。まさに理想だな」
円光雄の指が、ゆっくりと腹筋をなぞり上がる。触れた箇所が焼け付くように熱くなり、呼吸が浅くなる。戦場で受ける銃弾の痛みとは全く異なる、未知の疼きだった。
「っ……! 触るな!! そこは……!」
制止の声は、胸の頂を摘ままれた瞬間に甘美な吐息へ変わった。背筋を電流が駆け抜ける。これも知らない感覚だ。男に触れられたことはない。武殿と手を繋ぐくらいが関の山だった。
「やぁ……あっ……んぅッ!」
漏れ出る声は、自分のものとは信じられないほど艶めかしい。慌てて唇を噛むが、円光雄は許さなかった。耳元で囁く低音が脳髄を揺さぶる。
「いい声じゃないか。もっと聞かせてもらおうか」
乳首を吸われ、舌で転がされながら、空いた方の手が腿の付け根へ滑り込む。すでに湿り気を帯びていた秘部を、容赦なく探られる。抵抗しようと脚を閉じかけるも、圧倒的な膂力でこじ開けられてしまった。
「あっ……やめろぉ……やめてくれぇ……! そんなところを……っ!」
必死の懇願など意にも介さず、円光雄の指は膣壁を探り始める。くちゃり、と淫靡な水音が響き渡った。自分が発している音だと思い知り、冥夜の顔が朱に染まる。
「こんなに濡らしておいてか? 武人に相応しくない淫乱具合だな」
「ちが……ちがう!! 汚い嘘を……!」
否定するも、身体は正直だった。
指が深く埋め込まれるたび、否応なしに腰が跳ねる。Gスポットを押し潰されると、目の前が真っ白になるほどの快感が走り抜けた。
「ひぃっ……!? な、なんだこの……っく!」
「良い反応だ。どうやら素質はあるらしい」
さらに別の指が加わり、中を拡げられる。異物感と同時に、切ない何かが込み上げてくる。早く満たしてくれ、と胎の奥が泣いている気がした。
「さて……準備はできたようだ」
円光雄がズボンを脱ぎ捨てる。
露わになった男性器は、想像を遥かに超える凶悪さだった。赤黒く膨れ上がった亀頭、血管が浮き彫りになった幹。あまりの大きさに、冥夜は恐怖を覚えずにはいられなかった。
「ま、まさか……そんなものを……無理だ……入りっこない……」
「安心しろ。ちゃんと慣らした」
そう言って、冥夜の両足を肩に担ぎ上げる。そして躊躇うことなく、灼熱の杭を一気に最奥まで突き入れた。
「――――ッッ!!!」
凄まじい衝撃。破瓜の痛みはあった。だがそれ以上に、脳天を貫くような鮮烈な快楽が全身を蹂躙する。声にならない絶叫をあげながら、冥夜は反射的に仰け反った。
「ふむ、やはり締め付けが良い。素晴らしい名器だ」
「ぅ……ああ……苦し……っ! 抜け……抜いてぇ……!!」
懇願するも、円光雄は聞く耳を持たない。逆にゆっくりと抽送を始め、感触を確かめるように味わっていく。
ぬぷっ、ぐちゅっと卑猥な音が結合部から響き、それが余計に冥夜の羞恥心を煽った。
「武殿のことを思う余裕があるなら大丈夫だな」
その言葉にハッと我に返る。そうだ。ここで屈すれば終わりだ。せめて心だけは貞淑にありたい。そう誓いを新たにする矢先だった。
「―――そこ! やめっ、ダメだっ……あああぁぁ!!」
敏感な一点を雁首が掠めた瞬間、冥夜の理性は容易く瓦解した。これまでの人生で感じたことのない強烈な快楽が津波のように押し寄せる。
「なるほど、ここが弱点か」
円光雄の口元が嗜虐的に吊り上がる。そこからは地獄だった。的確に同じ場所ばかり攻め立てられ、冥夜は為す術もなく喘ぎ狂うしかない。
「んぁっ! だめ……なの……おかしくなる……!!」
涙と唾液で顔をべしゃべしゃにしながら、冥夜は首を振り乱す。しかし下半身は完全に掌握され、逃げ場などどこにもなかった。
「おかしくなる? 既になっていると思うがな。こんなによがっておいて」
「うそ……うそだぁ……わたしっ、わたしは……まだ……っ」
「まだ? ではこれはなんだ?」
不意に乳首を抓まれ、同時に入り口近くをカリ首で擦られる。絶妙な緩急をつけた責めに耐えきれず、ついに冥夜は果てた。
「あ゛っっ!! ッッ―――!!!」
ビクンッと弓なりに跳ね上がる肢体。視界が真っ白に染まり、意識が飛びかける。だが休む間もなく再び律動が始まる。
達した直後の敏感すぎる粘膜を容赦なく抉られて、冥夜は悲鳴に近い嬌声を迸らせた。
「やめっ……いまはダメぇぇ!! お願いだからぁぁ!!」
「駄目と言われてもなぁ。こちらも出し済みだし」
言葉通り、円光雄のモノは脈打ちながら硬度を増していく。
より深く、より速く打ち込まれる度に冥夜の子宮口は押し上げられ、その度に爆ぜるような悦楽が全身を巡った。
「もうイったばっかりなのにぃぃ……! くるっ、なんかすごいの来ちゃうよぉ!!」
涙で滲む視界の中、武殿の笑顔が浮かぶ。だがそれも刹那のこと。次の瞬間には暴力的なまでの快楽がすべて塗り潰してしまう。最早なにを考えているのか自分でもわからないまま、ただ獣のように喘ぎ続けるのみだった。
「ほら出すぞ……しっかり受け止めろ」
「まってっ、まだ中に──ひっ!?」
熱い奔流を最奥で叩きつけられた瞬間、冥夜は本日二度目の絶頂を迎えた。どくんどくんと注ぎ込まれる精液を感じ取りながら、彼女は呆然と虚空を見つめていた。終わった……何もかも終わりだ。自分という存在すら消失したような感覚に陥りかける中、
「落ち果てるまで可愛がってやる」
悪魔じみた宣告とともに耳朶へ口づけられると同時に最後の枷も外れる音が聴こえた気がした……
冥夜の胎内を満たした熱い奔流の感触が、生々しい現実として全身に染み渡る。思考が溶け、戦士としての誇りも、白銀武への淡い恋心も、すべてがこの男の精によって汚されていくような錯覚。虚脱感と共に、身体の芯だけは焼けるように熱く、与えられた快楽の余韻に子宮がひくついていた。
「はぁ……はぁ……っ……」
荒い息を繰り返す冥夜の上で、円光雄はまだ萎える気配を見せない凶器を、ゆっくりと抽送し始める。ぬちゅ……ぐぽっ……と、混ざり合った体液が淫らな音を立て、部屋に谺した。
「なかなか良かったぞ、冥夜。初めてにしては上出来だ」
労うような言葉とは裏腹に、その動きは容赦がない。達したばかりで過敏になっている膣壁を、亀頭の張り出した部分で丁寧に擦り上げていく。
「ひぅっ!? や、やめ……今は……っ!」
「今は? お前の都合など知ったことか。私はまだ満足していない」
ぐっ、と最奥を突き上げられ、冥夜の口から悲鳴が漏れる。しかしその声は、もはや苦痛だけのものではなかった。戦場で負う裂傷や打撲とは全く異質の、甘美で、背徳的な疼き。理性が拒絶すればするほど、身体は正直に反応し、結合部からは新たな蜜が溢れ出る。
円光雄はその様子を冷ややかに観察しながら、徐々にピストンを激しくしていく。パンッ、パンッと、濡れた肌がぶつかり合う小気味良い音が、靜かな室内に響き渡った。
「あっ! あぁっ! そ、そこ……だめ……っ!」
「駄目だと? 嘘をつけ。この締め付けはなんだ。まるでねだっているようじゃないか」
「ち、ちが……これは……!」
違う、と言い返したかった。しかし言葉は、突き上げの度に途切れ、意味を成さない嬌声へと変わる。戦術機を駆り、何千というBETAを屠ってきた強靭な下半身が、今はただ男根を受け入れるだけの器官と化している。鍛え上げた腹筋が痙攣し、汗に濡れた乳房が激しく揺れる。視界がチカチカと明滅し、快楽の奔流が思考という思考を押し流していく。
――武殿……私は……。
脳裏に浮かぶ、不器用な笑顔。それが、目の前の男の容赦ない抽送によって、無残に砕け散る。
その時だった。
「しかし、これは驚いたな。御剣冥夜ともあろう者が、こんなにも感じやすいクソザコマンコだったとは」
嘲りを込めた、あまりにも下品で直接的なその言葉が、冥夜の耳を貫いた。
クソザコマンコ。
一瞬、意味が理解できなかった。しかしすぐに、それが自身の最も神聖で、穢れてはならない場所を侮辱する、最低の蔑称だと知る。溶けかけていた意識の底で、最後の火が灯った。それは怒りだった。武人としての、そして一人の女としての、許しがたい冒涜に対する純粋な怒り。
「――っ!!」
ぐっと、涙と汗に濡れた顔が上がる。虚ろだった瞳に、再び強い光が宿る。組み敷かれたまま、冥夜は相手を睨みつけ、腹の底から声を絞り出した。
「オマンコを……無礼(なめ)るなぁっ!!」
それは、まさに最後の抵抗だった。残り滓のようなプライドのすべてをかけた、魂の叫び。この男にだけは、決して心まで明け渡してはならないという、女としての矜持の欠片。
しかし、円光雄はその怒声を、まるでそよ風のように受け流した。彼の口元が、さらに深く、嗜虐的に歪む。
「無礼るな、だと? いい心がけだ。だがな……」
ずるり、と、一度肉棒を根元まで引き抜かれる。そして、叫び声の余韻が消えぬうちに、彼は最も敏感な一点――冥夜の弱いところを狙い澄まし、全体重を乗せて一気に貫いた。
「無礼なのは、どっちだ?」
ぐぽんっ!! という、水の詰まった重い音と共に、亀頭が子宮口をこじ開ける。
「お゛っ……!?!?」
今までとは比較にならない衝撃。脳天を貫く稲妻のような快感が、怒りも、誇りも、すべてを焼き尽くした。白目を剥き、舌を突き出し、背中を弓なりに仰け反らせて、冥夜は絶頂した。戦場のどんな痛みよりも、耐え難い快楽。これこそが、この男の言う「クソザコマンコ」の真の意味なのだと思い知らされる。
「ほら、どうした。さっきの威勢は」
遠くから声が聞こえる。逃げることもできず、ただ与えられる快楽に、雌犬のように腰を振って応える自分の姿が、他人事のように感じられた。もう何も考えられない。武人だの、恋だの、そんなものは遠い昔の夢物語だ。
「も……もう……ゆるして……」
「許す? 何をだ。はっきり言え」
耳元で囁かれ、奥をえぐられる。もう駄目だった。これ以上、抵抗する意味も、気力も、何一つ残っていない。残っているのは、ただこの快楽だけ。この男に、この凶器で、もっと滅茶苦茶にしてほしいという、雌としての本能だけ。
とめどなく涙を流し、だらしなく唾液を垂らしながら、冥夜は敗北の言葉を口にした。もはやそれは、懇願ではなく、歓喜の宣言だった。
「そなたに……そなたに突かれて……!!」
ずんっ! と、返事の代わりに、一際深く突き入れられる。
「ひぁあああっ!!」
「言え。何をされたい?」
絶頂の淵で、円光雄が冷たく命じる。冥夜の瞳から、最後の理性の光が消えた。快楽に蕩けきった顔で、彼女は叫ぶ。武人としての御剣冥夜の死と、新たな雌としての生を宣言するように。
「イキたいのだ!! そなたの、その……おちんちんで、もっともっとイかせてほしいのだぁ!!」
その言葉を聞き届けると、円光雄は満足げに笑みを深くし、腰の動きを最高速度で加速させた。
冥夜はもはや、ただ快楽の奔流に身を任せ、与えられるがままに、何度も何度も絶頂を繰り返すだけの存在になっていた。部屋には、獣じみた嬌声と、粘着質な水音だけが、いつまでも響き続けていた。戦乙女だった彼女の時代は、静かに幕を閉じたのだ。
救出の咆哮
戦術機の装甲を切り裂くような寒風が、白銀武の肌を刺した。コクピットのモニターに映るのは、無機質なコンクリートに覆われた要塞。冥夜が囚われている、円光雄の私設基地だ。
「ここが冥夜のいる場所か……絶対に助け出す!」
「焦るな、武。敵の防衛は想定以上に厚い」
隣を飛ぶ不知火・弐型から、榊千鶴の冷靜な声が響く。その後ろには彩峰慧の武御雷、そして鎧衣美琴の瑞鶴が続く。さらに上空からは、珠瀬壬姫の支援長射程砲台が戦場全体を俯瞰している。
「作戦は単純明快。正面から突入し、冥夜を奪還する。時間との勝負だ」
「了解、衛士長!全機、突入せよ!」
武の号令一下、四機の戦術機が要塞に向けて急降下した。しかし、その時だった。
「――警告!未確認機体、急速接近!」
壬姫の緊迫した声が通信に割り込む。次の瞬間、要塞の格納庫が爆ぜるように開き、純白の機体が飛び出してきた。
「な、なんだあれは……戦術機じゃない!?」
慧の驚愕の声。
全高は二十メートルを優に超え、人型をしているが、戦術機のような「鎧」のフォルムではない。まるで中世の騎士を思わせる、洗練された曲線美。そして、何より異様だったのは――その機体の額から伸びる、一本の角。
「あれは……ガンダムだと!? それも、ユニコーン……!」
機体の正体に気づいた武の顔が、驚愕と恐怖に歪む。それは、この世界には存在しないはずの技術。異世界からもたらされた、神の如き力を持つ機体。
「面白い。わざわざ冥夜を迎えに来たか、白銀武」
ユニコーンガンダムのコクピットから、円光雄の嘲笑うような声が外部スピーカーを通して響く。その口調には、圧倒的な優位を確信した余裕があった。
「貴様が円光雄か! 冥夜をどこにやった!」
「さあな。だが、知りたくば……この機体を倒してからにするんだな」
ユニコーンガンダムが動いた。その速度は、戦術機の比ではない。瞬時に間合いを詰められ、武の不知火に鋭い蹴りが叩き込まれる。
「ぐあっ!?」
「武!」
千鶴が援護に入ろうとするが、ユニコーンはそれを予測していたかのように、ビーム・マグナムを抜き放つ。一射。たった一射で、千鶴の不知火の右腕が蒸発した。
「くっ……! なんて威力だ!」
「まだまだ!」
慧の武御雷が長刀を振りかぶり、背後から斬りかかる。しかし、ユニコーンは振り返りもせず、バックパックのスラスターを噴射。瞬間的な加速で斬撃をかわし、逆に武御雷の胴体を掴むと、地面に叩きつけた。
「慧さん!」
美琴が瑞鶴の突撃砲を連射するが、ユニコーンの装甲はびくともしない。まるで、豆鉄砲を撃ち込んでいるかのような無力感。
「くそっ、当たってるのに……!」
「遊びは終わりだ」
円光雄の冷たい声と共に、ユニコーンガンダムの装甲が、まるで生きているかのように展開し始めた。継ぎ目から溢れ出す紅い燐光。それは、サイコフレームの輝き。
「あれは……NT-D……!」
武の呟きを聞き届けるように、ユニコーンは変形を完了した。より攻撃的で、より神々しい姿――デストロイモード。その全身から放たれるプレッシャーは、戦術機のセンサーを狂わせ、パイロットたちの精神に直接語りかけてくるかのようだった。
「これが、ガンダムの……ユニコーンの本当の姿……!」
「散れ」
ユニコーンが動く。それは、もはや戦闘ではなかった。一方的な蹂躙。まず美琴の瑞鶴が、ビーム・サーベルの一閃で両脚を切断され、墜落する。
「美琴!」
叫ぶ間もなく、今度は千鶴の不知火が、ユニコーンの握り潰すような掌底でコクピットブロックを抉られ、機能停止に追い込まれる。
「千鶴さん!」
そして慧の武御雷も、デストロイモードの圧倒的な機動力の前に為す術なく、四肢をもぎ取られて沈黙した。
「これで終わりか? つまらんな」
ユニコーンは悠然と、武の不知火に向き直る。その手には、既にビーム・マグナムが握られていた。銃口が、武のコクピットを正確に捉える。
「冥夜は……冥夜は俺が守る!」
武は最後の力を振り絞り、不知火の突撃砲を乱射しながら突進した。
しかし、ユニコーンのIフィールドは、すべての射撃を無効化する。
「無駄だ」
ビーム・マグナムが火を噴く。その閃光が不知火を捉え、武の視界は真っ白に染まった。
敗北の底で
意識が戻った時、武は冷たい床の上に転がされていた。身体中が痛む。どうやら、コクピットごと捕獲されたらしい。周囲を見渡すと、千鶴、慧、美琴、壬姫も同じように拘束され、床に伏せていた。全員、無事なようだが、戦術機を失い、完全な捕虜の状態だ。
「目が覚めたか、白銀武」
見上げると、そこには円光雄が立っていた。その隣には――
「冥夜……!」
間違いない。御剣冥夜だ。しかし、その姿は武の記憶にあるものとはあまりにかけ離れていた。彼女のトレードマークだった長い黒髪は短く切り揃えられ、その目は虚ろで、何も映していない。まるで魂が抜け落ちたかのような、抜け殻の表情。
「冥夜! 俺だ、武だ! 助けに来たんだ!」
武の叫びに、冥夜の瞳が微かに揺れた。しかし、それはすぐに消え、彼女はゆっくりと武を見下ろした。その口元が、自嘲気味に歪む。
「……助けに来た、だと? この、クソザコマンコの私をか?」
武の呼吸が止まった。何を言われたのか、理解できなかった。理解したくなかった。仲間たちも、絶句している。
「な、なにを……」
「私はもう、武殿の知る御剣冥夜ではない。このお方に、魂まで犯された、ただの牝だ。こんな身体で、よくもぬけぬけと生きているものだな……」
冥夜の言葉は、あまりにも平坦で、それがかえって彼女が受けた仕打ちの深さを物語っていた。円光雄は満足げに笑うと、冥夜の肩を抱き寄せる。
「よく言えたな、冥夜。ご褒美をやろう」
そう言って、円光雄は武たちの目の前で、冥夜の唇を奪った。冥夜は抵抗する素振りも見せず、ただされるがままになっている。
「やめろおおおおっ!!」
武は叫び、拘束を振りほどこうと藻掻く。しかし、身体は言うことを聞かない。目の前で、最愛の女が、敵にいいようにされているのに、何もできない。
「大人しくしていろ。今に見せてやる。お前の冥夜が、どれほど私に堕ちたか――とことん、な」
円光雄の言葉が、絶望と共に地下牢に響き渡った。仲間たちも、悔しさと無力感に唇を噛みしめている。武たちの戦いは、完全な敗北に終わったのだ。しかし、それは終わりではなく、新たな地獄の始まりに過ぎなかった。
冥夜の絶頂と気絶
「ほら、冥夜……もう限界だろう?」
円光雄の低い唸りと共に、設けられた野卑なベッドの上で、御剣冥夜の肢体が激しく跳ねた。
「あ゛ぁぁぁっ!! お゛っ……おおぉぉぉ!!」
彼女の口から漏れるのは、武人としての言葉など一切ない、ただの雌の遠吠えだった。円光雄の凶悪な男根が、子宮の最奥を容赦なく抉り続ける。打ち付けられるたびに、冥夜の鍛え上げられた腹筋が痙攣し、汗と愛液にまみれた乳房が不規則に揺れた。
「武殿……私っ……私は……ッ!」
白銀武の名を呼ぼうとしたが、それは甘い喘ぎに変わる。脳裏に浮かんだ彼の姿は、もう頼りない幻影でしかなかった。今、彼女を支配しているのは、目の前の男が与える暴力的な快楽だけ。
「行くぞ……! 受け止めろ!」
「きっ……くるぅぅっ!! おなかに……おなかにくるぅぅぅっっ!!」
どぶっ! と、重たい音を立てて、大量の精液が子宮内に注ぎ込まれた。熱い奔流が胎の奥を満たす感覚に、冥夜は目を見開き、白目を剥いて絶頂した。
「ッッ――!!」
ビクンッ、ビクンンンッ!! と、弓なりに反った身体が硬直し、やがて力なくベッドに崩れ落ちる。意識が快楽の白濁した海に沈んでいく。冥夜は、子宮から溢れ出す男の白濁液を下半身に垂れ流したまま、深く気絶した。
「冥夜ぃぃっ!!」
その様子を、拘束されたモニター越しに見せつけられた白銀武は、絶望の咆哮を上げた。最愛の女が、目の前で他の男に種付けされ、淫らに果てていく。何もできない自分が憎くて、歯を噛み砕さんばかりに奥歯を鳴らした。
「見たか? これが『堕ちた』御剣冥夜だ」
円光雄は冥夜の気絶した顔に満足げな視線を落とすと、次はゆっくりとモニターのカメラに向かって笑った。その視線の先には、武以外の四人の仲間たちが映っていた。
「さて……次は誰だ?」
次なる獲物
地下牢の隣室に設置されたモニターには、拘束された四人の少女たちの姿が映し出されていた。榊千鶴、彩峰慧、鎧衣美琴、珠瀬壬姫。彼女たちもまた、武と同様に円光雄の私兵によって拘束され、身動きが取れない状態だった。
「くっ……! 冥夜を……冥夜をどうするつもり!」
副指令としての威厳を保とうとする榊千鶴だったが、その声は震えていた。目の前で繰り広げられた凌辱の光景が、彼女たちの心にも深い恐怖を刻み込んでいた。
「どうするつもり、か。決まっているだろう」
円光雄は気絶した冥夜を無造作にベッドの脇へ退けると、ズボンを上げることもせずに部屋を出ていった。向かう先は、彼女たちのいる部屋だ。
「……来る」
彩峰慧が低く呟く。
彼女は全身の力を込めて拘束を解こうと試みたが、強化された拘束具は微動だにしなかった。
「慧……みんな……」
鎧衣美琴が不安げに仲間たちを見渡す。珠瀬壬姫は小さく縮こまり、震えている。
数分後。重厚な扉が開き、円光雄が姿を現した。その顔には、サディスティックな笑みが張り付いている。
「まずは……お前だ」
円光雄の指が、榊千鶴を指した。
榊千鶴の陥落
「やめろ! 触るな!」
千鶴は必死に抵抗しようとしたが、拘束された状態では為す術もない。円光雄は彼女の前に立ち、冷ややかな目で見下ろした。
「副指令殿は、いつも凛としているな。だが……その仮面を剥がしてやろう」
彼は千鶴の軍服を乱暴に剥ぎ取り始めた。ボタンが弾け飛び、布が裂ける音が静寂を破る。白く滑らかな肌が露わになるたびに、千鶴は羞恥で顔を紅潮させた。
「やめろ……! 見るな……!」
「うるさい。大人しくしろ」
胸元を露わにされ、豊かな乳房が空気に触れる。円光雄はその頂を指で摘むと、強く捻り上げた。
「っ……! あぐっ……!」
「どうした? もっと声を出せ」
容赦ない指使いに、千鶴は苦痛の声を漏らす。
しかし、円光雄は満足せず、さらに手を下へと滑らせた。下着の中に手を侵入させ、秘部をまさぐる。
「そこは……ダメだ……! やめろぉ……!」
「すでに湿っているじゃないか。嘘つきめ」
指が濡れた割れ目をなぞり、敏感な芽を探り当てる。クリトリスを擦り上げられると、千鶴の身体がビクリと跳ねた。
「ひっ……! な、なんだこれは……!」
苦痛だと思っていた感覚が、徐々に別のものへと変わり始める。彼女は必死に快楽を拒絶しようとしたが、身体は正直に反応してしまった。
「副指令殿も、ただの牝だな。ほら、よく見ろ」
円光雄は千鶴の顔を強引に上げさせ、自らの猛った男根を突きつけた。
「あ……あれが……」
その大きさと異様な形に、千鶴は恐怖した。しかし同時に、身体の奥が疼くのを感じていた。
「口で奉仕しろ」
「なっ……! 正気か!? 私は……私は……!」
「拒否権などない」
男根を無理やり口の中に押し込まれる。異物感と臭いに吐き気を催すが、逃げることはできない。円光雄は彼女の頭を掴むと、激しく腰を振り始めた。
「んぐっ……! んんっ……!」
口内を蹂躙され、涙目になりながら奉仕を強要される。やがて円光雄はそれを抜き取ると、今度は彼女の脚を開かせた。
「さあ、本番だ」
「いやだ……! 来るな……! お願いだから……!」
懇願も虚しく、灼熱の杭が一気に貫かれた。
「あぁぁぁぁっ!!」
破瓜の痛みが走る。しかしすぐに、粘膜が男根を締め付けるような感覚が支配する。激しいピストン運動が始まると、千鶴は為す術もなく喘ぎ始めた。
「あっ! あっ! そこ……そこはダメぇ……!」
「気持ちいいだろう? 素直になれ」
「ちが……ちがう……! 私は……副指令……なのに……ぃぃっ!」
理性と本能の狭間で揺れる千鶴。しかし円光雄の容赦ない攻めに、彼女の理性は音を立てて崩れていった。やがて彼女は自ら腰を振り始め、悦びの声をあげるようになった。
「すごい……すごいぃ……! おちんちんが……おちんちんがいいぃぃ!!」
「ほら、イけ!」
「あ゛ぁぁぁっ!! イくぅぅぅ!! イッちゃうぅぅぅ!!」
子宮奥深くに精液を注ぎ込まれ、千鶴は激しく絶頂した。その顔には、副指令としての威厳など微塵も残っていなかった。
彩峰慧の屈服
千鶴が白濁液を吐き出しながら床に崩れ落ちる様を見届けると、円光雄は次に彩峰慧の前に立った。
「てめぇ……! よくも千鶴さんを……!」
慧は怒りに任せて睨みつける。しかし円光雄は涼しい顔で彼女を見下ろした。
「次はお前だ、小娘」
「触るな! 絶対に許さないからな!」
彼女は精一杯抵抗しようとしたが、拘束具によって手も足も出ない。円光雄は慧の服を剣呑な手つきで剥ぎ取った。引き締まった肢体が露わになると、彼は満足げに頷いた。
「武人として鍛えているだけあるな。いい肉付きだ」
「うるさい! 殺してやる……!」
殺気を放つ慧だが、円光雄は意に介さず彼女の股間に顔を埋めた。
「なっ……! 何をする気だ!?」
「決まっているだろう。味見だ」
舌が秘裂を這い回る感覚に、慧は戦慄した。まるで蛇に絡みつかれているような恐怖と、疼くような快感。
「やめろ……! そこは……汚い……!」
「汚くなどないぞ。いい味だ」
クリトリスを吸い上げられ、慧の身体がビクリと跳ねた。
「ひっ……! くっ……変な感じが……!」
彼女は必死に声を押し殺そうとしたが、円光雄の舌技は執拗だった。濡れそぼった秘部を丁寧に愛撫され、慧は次第に力が抜けていくのを感じた。
「ほら、もうこんなに濡れている」
「ちっ……ちがう……! これは……!」
「嘘をつくな。お前も欲しいのだろう?」
円光雄は立ち上がり、猛った男根を慧の目の前に突きつけた。その余裕のある姿に、慧は屈辱を感じたが同時に抗えない魅力も感じていた。
「ほら、自分で入れてみろ」
円光雄は慧の拘束を少し緩めると、彼女を馬乗りの体勢にさせた。
「くっ……! 自分でなんて……!」
「できないのか? 臆病者め」
挑発に乗せられ、慧は震える手で男根を掴み、自らの秘部へと導いた。先端が触れた瞬間、電流のような快感が走る。
「あっ……! これが……おちんちんなのか……」
ゆっくりと腰を沈めていく。異物感と充足感が交互に襲い掛かり、慧の呼吸が乱れる。
「んっ……くっ……深い……! お腹の中がいっぱいだ……!」
根元まで飲み込むと、慧は恍惚とした表情を浮かべた。そして無意識のうちに腰を動かし始めた。
「どうだ? 気持ちいいだろう?」
「あぁ……! すごい……! 動くと……もっとすごい……!」
慧は自ら快楽を貪り始めた。激しく腰を振り、肉壁を擦り付ける。かつての敵に対する憎悪は消え失せ、ただ欲望だけが支配していた。
「もっと……もっと奥まで……! お願いしますっ! 奥まで突いてくださいぃぃ!!」
「いいだろう!」
円光雄は慧の腰を掴むと、下から激しく突き上げた。
「あ゛ぁぁぁっ!! イクッ! イクイクイクぅぅぅ!!」
大量の精液を注ぎ込まれ、慧もまた堕ちた。汗と体液にまみれた肢体が痙攣し、彼女は白濁した表情で虚空を見つめていた。
鎧衣美琴の汚染
慧が欲望のままに絶頂した後も、円光雄の疲れは見られなかった。次は鎧衣美琴の番だ。
「ひっ……! 来ないで……!」
美琴は怯えた目で円光雄を見上げた。大人しく優しい彼女にとって、これまでの光景はあまりにも残酷だった。
「怖がることはない。優しくしてやる」
円光雄は声を和らげると、優しく美琴の頬に触れた。しかし次の瞬間、その手は容赦なく服を剥ぎ取った。
「いやぁ……! 見ないで……! 見ないでくださいぃ……!」
豊満な肢体が露わになる。ふくよかな乳房と柔らかな肌。円光雄はその肌に吸い付き、赤い痕を残していった。
「あっ……! そんなこと……!」
美琴は恥ずかしさと恐怖で涙を流した。
しかし円光雄は容赦なく彼女の胸を揉みしだき、乳首を噛んだ。
「んっ……! あぐっ……! 痛い……痛いです……!」
「すぐに良くなる」
彼は美琴を四つん這いにさせると、背後から一気に挿入した。
「ひぃぃっ!! おっきすぎますぅ……! 引っ張られる……!」
太ももを伝う鮮血を見て円光雄は笑った。そしてゆっくりと動き始める。
「んっ……あぁっ! 中で動いてるぅ……! 変な感じがしますぅ……!」
美琴は痛みと異物感に耐えながら喘いだ。しかし円光雄が角度を変え、ある一点を突くと突然強い刺激が走った。
「あぁぁっ!! そこですぅぅ!!」
「ここが好きなのか? やっぱりお前は淫乱だな」
「ちがいますぅ……! でも……そこ……好きぃ……!」
美琴は自ら腰を揺らし始めた。かつての可憐な姿とは思えない痴態だった。円光雄はさらに激しく腰を打ち付けた。
「あんっ! すごぃぃっ! 快感が全身に広がりますぅ……! 私……壊れちゃいますぅ……!」
「好きなだけ壊れろ!」
「あぁぁぁぁぁぁ!! イきますぅぅぅぅぅ!!!」
美琴もまた白濁液と共に崩れ落ちた。彼女の大きな瞳には涙だけでなく情欲の色が浮かんでいた。
珠瀬壬姫の覚醒
四人目である珠瀬壬姫には特別な興味を持っていたようだった。円光雄は拘束したまま彼女の前に跪いた。
「あなたは……誰ですか?」
壬姫の声には混乱しかなかった。それでも円光雄は彼女の細い肢体を愛撫し始めた。
「これからわかるさ」
円光雄は彼女の小さな唇にキスをすると、そのまま舌をねじ込んだ。壬姫は目を見開きながらも抵抗することはなかった。
「んっ……これは……何でしょう……?」
「キスだ。愛情表現だよ」
壬姫には理解できない感情だった。それでも身体は正直だった。円光雄の巧みな愛撫によって自然と呼吸が早くなる。
「お腹の中が熱くなってきました……これはどういうことでしょうか?」
「教えてやろう」
円光雄は立ち上がると一気に挿入した。処女喪失の痛みにも関わらず壬姫の顔には困惑しかなかった。
「ああ……何か入りましたね。でもなぜ皆さん泣いているのでしょうか?」
「それはお楽しみだからさ!」
円光雄の動きにより壬姫は少しずつ快楽を認識し始めた。
「この感じ……とても温かいです……これが……楽しいことなんですね……?」
「そうだ! 楽しいことだ!」
円光雄の言葉を信じた壬姫は積極的に応じ始めた。初々しい動きながらも一生懸命になっていた。
「私もしたいです……一緒にしたいです……!」
「なら一緒にいこう!」
二人同時絶頂を迎えたとき壬姫の顔には穏やかな笑みが浮かんでいた。それを見た武たちは絶望に包まれていた。
白銀武への見せつけ
五人がそれぞれ精液まみれで横たわる姿を見た後武に対して満足そうな表情を見せた。「見たか?これが現実だ」
武は何も言えなかった。
愛する女性たち全てが目の前で犯されてしまっている事実を受け入れる事ができなかった。
「冥夜……千鶴さん……皆…すまない……本当にすまない……!」
その謝罪に対しても円光雄は冷笑するだけだった。「謝ったところで遅い。これから毎日見てもらうぞ」「そんな……! 許さない! 俺が必ず……!」「無理だ。お前には何もできない」
その言葉通り現在拘束されている彼らには何も出来ることがなかった。
ただただ自分達の大切だった人々が目の前で陵辱されていく様子を見続けるしか方法がなかったのである。
第二部:鋼鉄の婚礼と約束の子
帝国中央大聖堂。かつては将軍家の威光を示す厳かな空間が、今は異様な熱気に包まれていた。
祭壇の前には一人の男、円光雄が立つ。その足元には、五人の花嫁が跪いている。
御剣冥夜。榊千鶴。彩峰慧。鎧衣美琴。珠瀬壬姫。
彼女たちの白無垢は、純潔の象徴というよりは、男に所有された雌の証として肌に吸い付いている。その腹はどれもふっくらと膨らみ、新たな命――円光雄の血族を宿していた。冥夜は恍惚とした表情で光雄の手首に頬を寄せ、千鶴は彼の太腿に豊かな胸を押し付けている。慧は熱っぽい眼差しで見上げ、美琴は甘えるように指を絡ませ、壬姫は無垢な信頼を瞳に宿していた。
「愛する俺の女達よ」
光雄は一人一人の顔を見回し、低く、しかし力強く宣言した。
「今日よりお前たちは俺の妻だ。誰が何と言おうと、この俺が守る」
「はい……ああ、嬉しい……」
「私たちは、あなたのもの……」
「光雄さんの子を産めるなんて……」
「ずっと一緒だね……」
「あたしも……あたしも守ってくれるんだよね?」
五人の声が重なり、甘美な合唱となる。彼女たちの瞳にはもう、かつての武人としての誇りも、白銀武への恋慕もない。ただ、この絶対的な支配者への隷属と、母としての安らぎだけが存在していた。
その光景を、聖堂の隅に設置されたモニター越しに見せつけられている男がいた。白銀武だ。
「冥夜……みんな……」
喉が張り付いたような掠れ声しか出ない。最愛の女性たちが、自らの目の前で他の男と結婚し、その子を身籠もった。そして何より残酷なのは、彼女たちがそれを心からの喜びとして受け入れていることだった。武の中で何かが決定的に砕けた音がした。
その時だ。
ビーッ! ビーッ! ビーッ!
けたたましい警報音が聖堂内に響き渡った。非常事態を告げる赤い回転灯が、神聖な空間を狂乱的に照らし出す。
「BETA反応! 規模……最大級です!」
通信機からオペレーターの悲鳴のような声が飛び込んでくる。
「戦術機部隊、壊滅! 防衛ライン突破! このままでは……!」
BETAの大侵攻。
人類に残された時間は残り僅か。絶望的なまでの数の怪物どもが、この聖堂へと迫っていた。
「……チッ」
光雄が舌打ちをする。彼は祭壇の手すりを強く握りしめた。その瞳に宿ったのは恐怖ではなく、獲物を見つけた猛獣のような闘争心だった。
「お前たち」
光雄は跪く妻たちに向き直る。彼女たちは不安げに身を寄せ合いながらも、夫から目を離さなかった。
「行かなければならないようだ」
「えっ……?」
「行かないで! 光雄さん!」
「私たちを置いていくの?」
五人が同時に声を上げる。しかし光雄は迷わなかった。彼は一人一人の顔に深い口づけを落とすと、腹に手を添えて優しく撫でた。
「愛する俺の女達よ!」
光雄は力強く叫んだ。その声は警報音にも負けず、聖堂の天井まで届くほどだった。
「良い子を産めよ! 俺の子を! そして待っていろ!」
「はい! 必ず……必ず産みます!」
冥夜が代表するように叫び返す。その目には涙が溢れていたが、それは悲しみではなく、愛する男への献身の涙だった。
光雄は踵を返すと、聖堂の扉へと向かった。その背中は大きく頼もしく、五人の視線を釘付けにした。
数分後。
要塞都市の上空に、純白の異形が出現した。
ユニコーンガンダム。
その額の角が赤く発光し、装甲が展開していく。デストロイモードへの変形完了。
圧倒的なプレッシャーが周囲の空間を歪ませる。
眼下には、地平線まで埋め尽くすほどのBETAの群れが押し寄せていた。兵士級、戦士級、要撃級……そしてそれらを統率する要塞級まで。文字通りの「大軍団」である。
「ふん……雑魚どもが」
コクピットの中で光雄は鼻で笑った。彼は通信回線を全開にして叫ぶ。
「やらせはせん!やらせはせんぞー!!」
その叫びと同時にユニコーンガンダムが動き出す。
ビーム・マグナムの一射が要撃級を貫き、爆散させる。
ビーム・サーベルが閃き、群がる兵士級を一瞬で薙ぎ払う。
その速度も火力も、既存の戦術機とは次元が違った。
「俺の女も子供もやらせはせんぞー!!」
光雄の渾身の咆哮が戦場に轟く。
ユニコーンガンダムはまさに一騎当千。BETAの海に飛び込み、その圧倒的な機動力で縦横無尽に駆け回る。
ビーム・マグナムを乱射し、サーベルで斬り裂き、時には質量兵器である拳で叩き潰す。
Iフィールドによってレーザー級の照射は無効化され、接近するBETAたちもその神速のような動きについていけない。
それは戦闘ではなく、虐殺だった。
人類の永遠の敵と恐れられたBETAたちが、まるで虫けらのように蹴散らされていく。ユニコーンが通った跡には、BETAの残骸による山が築かれていった。
「冥夜ァ! 千鶴! 慧! 美琴! 壬姫! お前たちを守るためだァ!!」
妻たちの名を呼ぶたびに、光雄の攻撃は激しさを増す。
NT-D(ニュータイプ・デストロイヤー)システムがBETAの思考パターン――もしそれがあるならば――を読み取り、的確に急所を突いていく。
数時間後。
地平線まで続いていたBETAの群れは消え失せていた。
残っているのはユニコーンガンダムただ一機と、数え切れないほどのBETAの死骸だけ。
世界は静寂を取り戻していた。
聖堂で息を呑んでモニターを見守っていた五人は、歓喜の涙を流して抱き合った。
「勝った……光雄さんが勝ったのよ!」
「私たちを守ってくれた……!」
そして武は。
完全に打ちひしがれたまま、その光景を見つめることしかできなかった。自分では守れなかった彼女たちと世界を、この男は一人で守り抜いたのだ。武の中に残っていた最後の希望――いつか彼女たちを取り戻すという希望すらも粉々に砕かれた。
ユニコーンガンダムはゆっくりと聖堂へ戻ってくるかと思われた。しかし機体は聖堂の手前で反転し、西の空へと飛び去っていく。
「……え?」
冥夜が声を漏らす。
『聞こえているか、俺の妻たちよ』
光雄からの通信が入る。その声には深い愛情と共にどこか寂しげな響きがあった。
『BETAは殺しつくした。だが俺は行かなければならない』
「どうして!? 帰ってきて!」
『まだやるべきことがあるんだ。……また会おう』
通信が切れる。
ユニコーンガンダムは流星となって空の彼方へ消えていった。
後に残されたのは平和な世界と、彼の子を宿した五人の妻たち。
そして何もできなかった男。
光雄は約束通り世界に平和をもたらしたのだ。
だが彼自身は去っていった。
それでも彼女たちの顔には確かな希望があった。
彼の子を産み育てるという希望が。
「待っています……ずっと……」
冥夜の祈りが空へと吸い込まれていった。その腹部の命が、次なる世代の英雄として生まれ落ちる未来を信じて。
(終)