勇斗Side
俺はまさかシンフォギアの登場人物である“雪音 クリス”と出会うとは思わなかったが、クリスちゃんがいい子だと言う事が分かった。
出来ることなら救ってやりたい。
その為にも今の俺にはアグニモンとヴリトラモンのスピリットを制御して扱えるようにならないと。
「(俺に出来るのか……?)」
「勇斗、どうした?腹でも痛いのか?」
「そんな事無いよ。明日から小学校だし、早く寝るわ。」
「おう、早く寝ろよ。おやすみ。」
俺はそのままベッドに横になるのであった。
「はぁ~……。明日から学校か……めんどくせえなぁ……。」
その言葉を最後に、俺の意識は夢の中へと堕ちるのだった。
その後、勇斗は睡眠学習を行い、広い空間の中で空手の型の練習をしたり、アグニモンのスピリットに身体を合わせていくように鍛えていく。
更に、アグニモンの身体能力や技を習得するためにもトレーニングをしていたのだ。
「はあっ!!せいっ!」
俺はパンチを繰り出すように何度も打っていく。この世界で生き抜くためには強くなる必要があるからだ。
そして、それが出来なければ死ぬだけだ。それだけは嫌だった。だからこそ頑張らなくてはいけない。
「よし……今日もやっていくか……。」
そうして日々努力をしているとあっという間に時間は過ぎていき、気が付けば一週間ほど経過していた……。
今日は初登校だ。
「はぁ……緊張する。」
「おとととっ!?ちょっ、そこ、退いて〜!!?」
「ん?」
「おとととっ!?ちょっ、そこ退いて〜!?」
背後からの声に振り向くと、オレンジの髪が視界に入った。
「わっと!ごめんごめん!」
慌てた様子で駆け寄ってきたのは、活発そうな少女だった。彼女は肩で息をしながら、額の汗を拭っている。
「学校行く途中で靴紐が解けてさぁ……。全く朝からツイてないよね、あはは……。」
少女は照れ笑いを浮かべながら言った。俺は目を見開いたまま彼女を見つめる。
「どうしたの?顔赤いよ」
「ああ……いや、なんでもない。」
動揺を隠しきれないまま答えると、「そっか」と短く返事をして歩き始めた。
「キミもこっち方面なのか?」
「うん、そうなの。あ!私、立花 響!宜しくね!」
「俺は赤城 勇斗。宜しくな。」
お互い自己紹介をする中で自然と会話は出来ており、2人の仲は悪くはならなかった……。
2人は急ぎ足で学園に向かうと、クラスの席に着き、深く大きな深呼吸をするのであったが、クラスの席の端を見ると、そこにはクリスちゃんがおり、何やら愉しげに笑っている。
なんだろ、俺なにかしたか?
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