※この作品はR-18です。

リゼロ 転生者の男が加護を駆使して、救済を建前にヒロインたちを寝取る   作:[email protected]

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 どうも、第10話です。
 あんまりR-18作品では使われてないクルシュ(記憶喪失)の登場です。
 記憶を失ってもなお、高潔さを失わなかった彼女に、『救済』の魔の手が迫ります。


第10話 『記憶』なき戦乙女を『救済』(クルシュ)

「いや……やめなさ……ああっ!」

 鍛えられ、それでも女性らしさを失っていない柔らかく起伏のある美しい体が男の欲望に満ちた愛撫に震える。

「くっ……ううう……! こんな事……絶対に許さな……ふあ……ああああ!」

 記憶を失ってなお、高潔さと勇敢さを失わなかった魂が、望まぬ快楽に喘ぐ。

「はは、初々しい反応で実に素晴らしいですよ、クルシュ様」

「この……ふあああああ!」

 男の悪辣な『加護』と性技は『戦乙女』を蹂躙した。

 

 時間は数時間前まで遡る 

 

 クルシュ・カルステンはエミリアと同じ王選候補者の一人であり、名門貴族カルステン家の当主である。

 女の身でありながら男装して男言葉を使い、有事の際は戦場に出陣して兵の指揮を執り、自らも剣を抜いて戦う、勇ましい戦士だ。

 なおかつ戦士としての力量も『最優の騎士』ユリウスに並ぶほどに高く、その美しい容姿もあって『戦乙女』の異名を持つ女傑であった。

 しかし、エミリア陣営、アナスタシア陣営と共闘して行われた三大魔獣の一角『白鯨』の討伐に成功した直後に、王都への帰路の途中で暴食の大罪司教と強欲の大罪司教の襲撃を受け、暴食の大罪司教に『記憶』を『食われ』て記憶喪失となってしまった。

 現在のクルシュは男装の令嬢ではなく、美しいドレスをその身に纏っている。

 凛々しい男言葉を使う戦士でもなくなり、いつも穏やかな笑顔で、柔らかい丁寧な口調の貴族の令嬢となった。

 もっとも剣に関してはクルシュに仕える老執事であり、『剣鬼』の異名を持つヴィルヘルムに指導を受けている。

 通常は記憶を失っても長年の鍛錬や経験で体に染みついた技は簡単には失われないというが、暴食に『記憶』を『食われた』者は体に染みついた技術も含めて全てを失う。

 それでもクルシュは天賦の才と本人の努力で短期間でメキメキと腕を上げてきていた。

 

「そうですか……エミリア様は行方が知れないままなのですね」

 カルステン家の屋敷の執務室で、クルシュは自らの一の騎士のフェリスこと、フェリクス・アーガイルの報告を聞いて、美しい顔を曇らせた。

 記憶喪失になってもクルシュは聡明さと高潔さを失っておらず、自らの王選候補者としての立場をすぐに受け入れた。

 そしてエミリアとは盟友として、いつか雌雄を決する時が来るとしても、その時までは手を取り合い、助け合いながら、互いを高め合う関係であろうと約束した仲である。

 そんなエミリアが行方不明となって、すでに数日が経ち、クルシュは心を痛めていた。

「スバルきゅんも荒れてるみたいですにゃあ。最近はちょっとはマシになったと思ったんですけどねぇ」

 この場にいないスバルを揶揄するように肩をすくめた後、フェリスは表情を曇らせ、

「ま、エミリア様もレムちゃんも行方知れずじゃ無理もないですけどね。聞いた話じゃ、二人の他にも仲が良かった子がいなくなっちゃったみたいですしね」

 と、悲しげに付け加えた。

 スバルがエミリアに立場や種族を超えた本気の恋をしてるのは彼と顔を合わせた事のある者なら全員が知ってる。そのくらいスバルのエミリアへの気持ちはわかりやすい。

 加えて、フェリスは、スバルがカルステン家の屋敷に滞在していた時の交流や『白鯨』との戦いの中で、レムもまたスバルにとって特別な存在なのを知ってる。

 その二人がまとめて行方不明になり、手掛かりすら掴めない状況なのだ。スバルが心を乱していたとしても責めるのは酷だろう。

 そうとわかっていてもスバルに対してアレコレ思うのは、認めたくはないが同族嫌悪なのだろう。

 フェリス自身も、クルシュが大罪司教に重傷を負わされ、しかも記憶喪失になっていた直後は、感情的になって醜態を晒した。 

 もし今クルシュが何者かに連れ去られたら、間違いなくフェリスは我を見失う程に取り乱すだろう。

 「……スバル様……」

 クルシュは今度はスバルの事で憂いているようだ。

 クルシュの笑顔を愛し、憂い顔を嫌うフェリスとしては由々しき事態である。スバルたちは気の毒だとは思うが、フェリスやクルシュには今の所どうしようもない話なのだ。

「クルシュ様。エミリア様たちが心配なのはわかりますけど、クルシュ様に暗いお顔をされるとフェリちゃんまで悲しくなります」

「ごめんなさい、フェリス。ええ、そうですね。落ち込んでばかりいては、逆に私がエミリア様に笑われてしまいます。エミリア様たちの捜索には協力しつつ、自分の務めを果たすとしましょう」

 クルシュはフェリスを安心させるように優しく微笑んだ。

 フェリスもそれに安堵の吐息をつき、

 ――次の瞬間、フェリスは背後から強い衝撃を受けた。

「え?」

 一瞬、何が起きたのかわからなかった。が、背中の激痛と喉の奥から吐き出された血の塊を見て、フェリスは自分が何者かに背後から攻撃を受けたのを理解した。

「クルシュ様……」

「逃げて」と続ける前に、さらに背中に二度三度と衝撃を受け、フェリスは主の眼前に前のめりに倒れた。

「フェリス!」

 クルシュの悲痛な声が彼女の執務室に響いた。

 

 クルシュを誘拐する上で気を付けるべきは『剣鬼』ヴィルヘルムだった。 

 チート能力で得た加護を駆使すれば十分に勝算はあるが、危ない橋を渡るのは可能な限り避ける性分だった。

 男はヴィルヘルムの留守を狙って、『隠形の加護』で姿と気配を消し、クルシュの屋敷に侵入した。

 目当てのクルシュの姿を見つけ、男は改めて、その美貌と抜群のスタイルの良さに目を見張った。

 緑色の長い髪。観る者を惹きつける美貌に優し気な表情を浮かべてる。戦士として鍛えられながらも女性的で起伏に富んだ体つき。それを強調するような肩から胸元がはたけた貴族らしい豪奢で女らしさを際立てるドレス。

 そして、そんなクルシュと常に行動を共にしているのが彼女の一の騎士のフェリスだ。

 女性と見まがうような愛らしい容姿で、華奢な体に青いフリフリの可愛いドレスを纏っているが、性別は男性。つまり現代日本で言うところの「男の娘」である。

 茶色の髪に混じって亜人の血を引いている証の猫のような耳が生えている、つまり「猫耳男の娘」でもある。もっとも本人は亜人の血を引いて生まれたばかりに、幼い頃に親に監禁と虐待を受けて育ち、それをクルシュに救われたという壮絶な過去を持っている。

 フェリスは騎士としての戦闘力は低いが、治癒魔法に関しては「青の称号」を持つルグニカ王国一の使い手だ。

(なら、手荒に扱っても問題はないな)

 男は獲物を捕らえるのに邪魔なフェリスを背後からナイフで刺した。それも三度もだ。

「フェリス!」

 突然の惨劇に悲鳴を上げながらも、クルシュは反射的に腰に手を伸ばしたが、屋敷内では帯剣してないのは確認済みだ。

「誰か――」

 それでもクルシュは人を呼ぼうと声を上げかけたが、『疾風の加護』で速度を強化されてた男の手は、それよりも早くクルシュの口を塞いだ。

 そして『金縛りの加護』と『マナ封じの加護』でクルシュを完全に無力化した。

 力を失い、くずおれたクルシュの体を男は受け止めた。

「はじめましてクルシュ様。あなたを『救済』に参りました」

 自分の腕の中のクルシュの、エミリア以上に豊満な体つきに下卑た笑みを浮かべながら、わざとらしい敬語で男は告げた。

「クルシュ様を……放せ!」

 と、フェリスが殺気のこもった声を絞り出しながら、身を起こそうとしてた。

(マジかよ)

 フェリスが自分の体に自動治癒の魔法を刻んでるのは知ってる。近距離で町の一区画が吹き飛ぶほどの爆発を受けても生き残れるチートな代物だ。

 だから『剛腕の加護』を使った状態で、フェリスの背中に容赦なく三度もナイフを深々と突き刺した。内臓まで届く傷を三か所に受けて、この短時間で動けるまでに回復するとは。

 あるいは、それはフェリスの「クルシュを守らなければ」という一念が生んだ奇跡だったのかもしれない。

「クルシュ様を放せ!」

 フェリスは愛らしい顔に憤怒の形相を浮かべ、口から流れる血を拭おうともせずに、男に手を伸ばした。

(そういえば触れた相手のマナをかき乱す術も使えるんだったな)

 騎士としての戦闘力の低いフェリスの切り札である。治療魔法の応用で相手の体内のマナをかき乱し、動きを封じることも、場合によっては死に至らしめる事もできる。

 しかし、悲しいかな、元から騎士の中では底辺の身体能力の上に傷の治りきっていないフェリスの動きはクルシュを抱えた状態の男でも楽に見切れる程に緩慢だった。

 男は逆にフェリスの腹をナイフで抉った。血を吐くフェリスの頭部を、さらにナイフの柄で殴打した。

「ぐ……がは……フェリス様……」

 倒れ伏したフェリスはそれでも主の名を呼ぶ。凄まじい執念だった。それを見て、ふと男の頭にある思い付きが閃いた。

(男に興味はないと思ってたが、これは楽しめそうだ)

 男はクルシュに加え、フェリスにも『金縛りの加護』と『マナ封じの加護』を使い、二人の体を抱えて、『隠形の加護』で再度姿と気配を消し、その場から立ち去った。

 誰もいなくなった執務室にはフェリスの血の跡だけが残った。

 

「一体私をどうするつもりですか? 私の騎士にあのような非道を働いたこと、いかなる理由があろうと許すことはできませんよ」

 アジトの山小屋の男の自室で、床に放り出され、自由の利かない体で、それでもクルシュは気丈に男を睨んだ。

「申し訳ありませんね。クルシュ様。これは『救済』なんですよ。あのままでは、あなたはいずれ色欲の大罪司教の呪いで倒れるハメになってた」

 少なくとも原作ではそういう展開になっていた。エミリアが男に囚われてるこの世界で、全く同じ展開になったかは不確定だが。

「大罪司教……。私の『記憶』を奪ったという……?」

「そいつとは別の大罪司教ですけどね。でも、それを抜きにしても今のクルシュ様はお労しくて見ていられません」

 と、男は大仰に肩をすくめた。

「そうでしょう? 記憶という拠り所を失い、それでも王選という重圧の場に立たなければならず、信頼する一の騎士が求めてるのは現在のあなたではなく、記憶があった頃のあなただ。なあ、フェリックス・アーガイルくん」

 と、男は最期の言葉を嫌味ったらしく、自分の足元のフェリスに向けた。

「むぐぐ! ぐむう! ぐぐっ!」 

 フェリスも『金縛りの加護』にかかったままだが、念のためと、その方が絵面的に映えるという理由で、男はフェリスの全身を縄でグルグルに縛り、その口をボールキャップで塞いだ。

 『マナ封じの加護』のせいで自動治癒も効果を失ったフェリスは放置していれば間違いなく死ぬ状態だったので、仕方なく『癒しの加護』で傷を治してやった。

 とはいえ、あれだけ大量の出血をしたダメージが完全に回復したわけではなく、顔色が悪い。それでも主を想い、塞がれた口から、くぐもった怒声を上げている。

「フェリスが私の記憶の回復を願うのは当然の事です。あなたに、それを悪しざまに言う資格はありません。それにフェリスは私にとてもよくしてくれています。あなたの言葉は全て邪推に過ぎません」

 丁寧だが芯の通った声で、クルシュは男を真っ直ぐに睨みながら言い放った。

「そうは言っても本当は辛いのでは? 顔も覚えてない男への想いがきっかけの信念を背負わされるのは」

「……! あなたは……!?」

 クルシュの顔に怒りだけでなく困惑が浮かぶ。

 フェリスから話は聞いている。記憶があった頃の自分は王国の第四王子であるフーリエ・ルグニカを愛していた。その人物の死が自分が王選に勝ち抜き王になった際の公約「王国を龍の盟約から解放する」の根幹になっていると。

 フェリスにとってもフーリエは特別な人物であり、二人で「フーリエ殿下に誓いを立てた」のだと。

 だが、何故この男がそんな事を知っているのか?

「そんな苦しみから、あなたを『救済』してさしあげますよ」

 男は芝居がかかった仕草で右手をゆっくりと頭上まで上げると、パチンと指を鳴らした。

 直後に天井から半透明の赤い液体がクルシュに降り注いだ。

 

「くっ……これは一体……え?……きゃあ!」

 クルシュに降り注いだ赤い液体はヌメヌメしていて気持ち悪かったが、問題はそれだけではなかった。液体がひとりで動いてクルシュの肌やドレスの上を徘徊しているのだ。そのおぞましい感触にクルシュは悲鳴を上げた。

「これは……生きてる? まさか魔獣……?」

「魔獣とは少し違いますね。それは俺が作ったスライムというモンスターです。それも全国の男子の憧れ、『服だけ溶かすスライム』です」

 男はニヤニヤと笑いながら説明した。

 本来は『加護』に生物を生み出す力はない。それは『加護』よりも上位の力である『権能』にのみ許された力だ。

 しかし、男のチート能力は特例だったらしく、自分の思い通りのスライムを生み出せる『スライムの加護』を作る事ができた。

(何でも試してみるもんだな)

 世の中、大事なのは想像力とチャレンジ精神だな、などと考えながら、男はスライムにまとわりつかれてるクルシュの姿を眺める。

 こうしてる間にもクルシュのドレスは徐々に溶けていき、クルシュの美しく豊満な裸身を晒していく。

「くぐぐっ! くぐぐっ!」

 フェリスがボールキャップを噛み砕かんばかりの勢いで声を上げている。くぐもっているが、おそらくクルシュの名前を叫んでいるつもりなのだろう。

「くっ……離れなさい……ふわあ……え? これは……う……ああ……」

 クルシュは未知の感覚に戸惑い、甘い吐息を吐いた。

 スライムはクルシュのドレスや下着を溶かしただけでは飽き足らず、クルシュの乳房や乳首、尻の穴や女の花弁に殺到し、撫でまわした。

 本来なら、おぞましさに血の気が引くところだが、スライムの体液には女の体を性的に興奮させる効果があり、クルシュは記憶の中で初めて味わう性的な快感に翻弄された。

「ふああ……こ、こんな……うあああ……ああああ!」

「おお。これは想像してた以上に唆る光景だな」

 美女がスライムに嬲られてる光景に、男はご満悦だった。

 「むぐぐ! むぐっ! ぐぐっ!」

 フェリスが何やらくぐもった叫び声を上げている。おおかた「やめさせろ」だの「クルシュ様を解放しろ」だのと言ってるのだろう。

 無視して、男はクルシュに歩み寄り、指を鳴らしてスライムを消滅させた。

「はあ……はあ……」

 初めての性的な快感とそれに抗った疲労で息を切らすクルシュ。その腕を掴んで男はクルシュの体をベットに放り出した。

「ここからが本番ですよ、クルシュ様」

 男は背後からクルシュの大きな二つの乳房を同時に鷲掴みにした。

「おおう。これは思ってた以上のボリューム感。カペラも言ってたけど、本当にエロい体してますね」

 エミリア以上の豊満さを誇るクルシュの乳房は実に揉み甲斐があった。

「いや……やめなさ……ああっ!」

 すでに『発情の加護』と『魅了の加護』は使っている。そして『寝技の加護』を宿した男の性技はスライムとは比較にならない。

「くっ……ううう……! こんな事……絶対に許さな……ふあ……ああああ!」

 記憶を失ってなお、高潔さと勇敢さを失わなかった魂が、望まぬ快楽に喘ぐ。

「はは、初々しい反応で実に素晴らしいですよ、クルシュ様」

「この……ふあああああ!」

 男はクルシュの乳房を揉みしだき、指で乳首を弄り、さらにはクルシュの股間にまで手を伸ばして女の花弁を弄んだ。

「ああ……やめ……あああああああ!!」

 クルシュは絶頂し、股間からは愛液が溢れ出た。

「見てるか、フェリス。お前の主が初の絶頂を体験されたところを」

 男に下卑た言葉を投げつけられ、フェリスは声を出すこともできずに蒼白になってる。

「フェリス……私は……私は……」

 クルシュの方も、自分の一の騎士に痴態を目撃された事に衝撃を受けて、その目からは今にも涙が溢れそうになってる。

「申し訳ありませんが、まだまだこれからですよ」 

 男はズボンを脱いで、イチモツを晒すと、背後からクルシュの両足を股を開かせたまま持ち上げた。

 そしてフェリスに見せつけられるように位置を取り、クルシュの女の花園を自分のイチモツの上に固定した。

「よく見ておけよ、フェリス。自分の主の処女喪失の瞬間を」

 男はクルシュの体を勢いよく自分のイチモツの上に落とし、クルシュの処女膜を串刺しにした。

「いやああああああ!!」

「んぐぐ! ぐくくっ! くくっ!!」

 クルシュの悲鳴とフェリスの口枷の向こうからの血を吐くような絶叫が重なった。

「どうだ、フェリス。フーリエ殿下でも、お前でもない男に、クルシュ様の『初めて』を奪われた気分は?」

 男は残酷に笑う。クルシュの太ももを純潔を奪われた証の一筋の鮮血が滴り落ち、ベットのシーツを赤く染めた。

せめて股を閉じようとするクルシュの両足を、男は力ずくで開かせ、腰を動かしてクルシュの腟内を突き上げた。

「ああっ! いやあ! ふわあ! ああああああ!」

「どうです、クルシュ様。自分の一の騎士に自分を犯されるところを見られてる気分は」

「いやあ! フェリス……見ないでくだ……ふあああ! ああああ!」

「はは、また絶頂しましたよ、クルシュ様。フェリスも見てますよ!」

 男は笑いながら腰を動かし続ける。自分のイチモツがクルシュを犯す様をフェリスに見せつけ、それをクルシュに伝える。

「ああっ! あああああ! もうやめ……ふああああ!」

「クルシュ様、『初めて』なのに、そんなに愛液を垂れ流しまくって、恥ずかしくないんですか? フェリスも引いてますよ」

「ああああ! フェ……フェリス……あああああ!」

「むぐぐっ! ぐむむむ!」

 主の悲哀は快楽に塗りつぶされ、一の騎士はボロボロと涙をこぼしながら、主の名を呼ぶことすらできずにくぐもった声を上げた。

「そろそろ中に出しますよ、クルシュ様」

「……え……?」

 快楽に思考を鈍らされたクルシュがその意味を理解する前に、

「ぐむむ! ぐむむ!」

 フェリスが泣きながら男に頭を下げた。「それだけはやめてくれ」と懇願しているのだろう。

 当然、男はそれを聞き入れず、クルシュの子宮に自分の欲望を吐き出した。

「ああああああああ!」

「ぐぐくくっ! ぐぐうっ!!」

 主の嬌声と騎士の悲痛な声が重なった。

 

 当然ながら、男は一度の陵辱でクルシュを解放するはずもなく、その体を犯し続けた。

「ふわああああ! もうやめて……あああああ!!」

「『やめて』という割には絶頂しまくってるじゃないですか。無理しないで楽しんでくださいよ。そのための『救済』なんだから」

「ああ……ああああ! ふわああああ!」

 男が腰を動かす度に、クルシュの巨乳が淫らに揺れ動き、その美しい唇からは快楽に染まった喘ぎ声が漏れた。

「それ、それ」

「ああああ! ふあ……ああああああ!」

「そら、二度目の中出しだ」

「ああああああああ!!」

 快楽で頭が真っ白になる。自分がされた事の意味を考えることもできず、ただこの気持ちよさに身を委ねたくなる

「くく、可哀想に。フェリスの奴、もう声も出ないみたいですよ」

 その言葉がクルシュの消えかけた理性を呼び戻した

「……フェリス……」

 クルシュは快楽に抗って声を絞り出す。

「どうか……はあ……はあ……フェリスだけでも……ふう……あなたの目的は……私なのでしょう? 私はどうなってもいいから……ああ……せめてフェリスだけでも……」

 男は少し驚いたように目を見開いた後に、ククッと笑い、

「騎士のために主が我が身を犠牲にするか。完全に立場が逆だな。情けないとは思わないのか、フェリックス・アーガイルくん」

「うんぐ……ぐぐ……」

 男に嫌味たっぷりに本名で蔑まれ、フェリスの目からはボロボロと涙がこぼれている。

「いいでしょう。では俺が満足するまで耐え抜いてください。それができたらフェリスは解放しましょう」

「約束ですよ」

 そんな口約束がアテになる保証が無い事も、自分が今から受ける勝負がどれだけ無謀かも、今のクルシュには判断できない。

 圧倒的な快楽によって本来の聡明さを失ったクルシュにあるのは、ただ「フェリスだけでも助けなければ」という一念だった。

「では、始めますよ」

「ふわあああああ!」

 男はクルシュへの陵辱を再開し、クルシュの口から普段の彼女を知る者なら想像できないような嬌声が上がった。

 

 クルシュ・カルステンは、記憶を失ってもなお、優しさと勇敢さと高潔さを失わなかった輝く魂の持ち主だ。

 しかし、今の彼女の心にはあまりに空白が大きすぎた。

 記憶の欠落というハンデは、戦士や王選候補者としてだけでなく、このような場面でも彼女にのしかかった。

 かつてエミリアが今のクルシュと同じ勝負を男に挑んだ際は、最終的に敗北したとはいえ、男を賞賛させる程に持ち堪えた。

 しかし、今のクルシュは――。

 

「ふああああ! あああああ!」

「ククッ、どうしたんですか、クルシュ様。 自分から俺に抱きついて?」

「……え? あ……」

 クルシュは快楽に押し流され、いつの間にか自分から男の体に手を回し抱きしめていたのだ。

「ち……違います……。こ、これは……」

「どう違うんですか? ほら」

「ひゃあ! ああああ! ふわああああ!」

「はは、自分から腰を動かして気持ちよさそうじゃないですか」

 男の言う通り、クルシュは自分から男の動きに合わせて腰を動かし、その顔も快楽に蕩けつつあった。 

 

 今のクルシュとエミリアの決定的な差。

 それは想いと絆の強さである。

 エミリアがあれ程までに男の陵辱に耐えられたのはスバルへの想いと仲間との絆があればこそだった。

 それはレムやラムやペトラも同じ。みんな愛する男への強い想いと仲間との絆があった。

 決してクルシュとフェリスの関係が上辺だけの薄いモノだったわけではない。

 しかし、あまりに時間が足りな過ぎた。

 記憶を失う前のクルシュならば――強固な信念と亡きフーリエへの想いとフェリスとの絆を持つクルシュならば、男の陵辱がもたらす快楽に耐えられたかもしれない。

 あるいは、あと一年。フェリスとの絆を育む時間があれば――。

 しかし、今のクルシュの心にはあまりにも空白が大きく、その空白を男のもたらす快楽が染め上げていった。

 

「ふわああああ! はあ! ああっ! あああああ!」

「ククッ。すっかり顔が蕩けてますよ、クルシュ様。フェリスを助けるって目的は覚えてますか?」

「ああ……フェリス……ああっ……フェリス……!」

 自分に言い聞かせるように、あるいは縋るように、クルシュはフェリスの名を呼ぶ。

「フフッ。じゃあ、そろそろ楽にしてあげますよ。『敏感の加護』を使いますよ」

 言葉と共に男の陵辱よる快楽がさらに増幅された。

 愛撫の度に、腰を突き上げられる度に、頭が真っ白になる程の快楽が流れ込んでくる。

「はああああ! あああああ! ふああああああ!」

 クルシュは気が付けば、男の体にしがみついて、自分の巨乳を男の体に押し付けていた。体が快楽を求めるのを止められない。

 『寝技の加護』だけでも百戦錬磨の娼婦が快楽に沈められるのだ。それに加え、スライムに嬲られ、『発情の加護』『魅了の加護』『敏感の加護』まで用いられた快楽の嵐になど耐えられない。耐えられるだけのモノをクルシュはまだ自分の中に積み上げていなかった。

「あああああ! ふわあああああ!」

 緑色の長い髪を振り乱し、その美しい顔は、記憶を失う前の凛々しさも、記憶を失った後の清楚な優しさも、見る影もないくらいに蕩けていた。

「むぐぐ……ぐぐっ……」

 その時、クルシュの耳にくぐもった泣き声が届いた、

 クルシュは最期の理性を振り絞って、泣き声の主――自分の一の騎士に顔を向けた。そして、

「ごめんなさい、フェリス。ごめんなさい、フーリエ様」

 と、十年来の付き合いのはずなのに半月と少しの思い出しかない一の騎士と顔も思い出せない愛していた人に謝罪した。それが限界だった。そして――。

 

「ふああああ❤ もっと❤ もっと私を犯してください❤ もっと私を気持ちよくして❤ あああああああ❤❤」

 その魂に根付いていた高潔さを失い、完全に快楽の虜になった性奴隷の懇願と喘ぎ声が響く。

「『救済』成功だな」

「ふわああああああ❤❤❤」

 快楽を求めて自分に縋りつく性奴隷を見下ろし、男は勝利の笑みを浮かべた。




 第9話はここで終了です。

 ちなみに男はクルシュの誘拐の前にエミリアたちには監禁部屋で待機してるように命じています。
 そうしないと、クルシュの陵辱中に、またエミリアが乱入してくるかもしれないので。

 追加キャラとしてクルシュを登場させることを決めた時点では、クルシュをこの回で快楽堕ちさせる予定はありませんでした。
 しかし、執筆してる内に、「あ、これ、今のクルシュ様じゃ耐えきれないな」と結論が出てしまい、こうなりました。
 考えてみたら、クルシュ様が一番弱かった時期なんですよね。心も頭も大半が空白の状態で、よく頑張りました。

 では、よろしかったら、次回もお楽しみください

 それにしてもフェリスはイジメやすい立ち位置にいるなあ……
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