リゼロ 転生者の男が加護を駆使して、救済を建前にヒロインたちを寝取る 作:[email protected]
いよいよプリシラ編に突入です。
ちなみにプリシラの設定に関するネタバレが少しあるので、原作未読の方はご注意ください。
「……ふああ‥‥んんっ……あ……ああ……」
エミリアは全身から湧き上がる快楽に必死に耐えて、自分の意志と関係なく漏れそうになる嬌声を必死に抑え込もうとした。
「ははは。頑張るね、エミリア様」
エミリアは両手足を壁や床から伸びた触手に拘束され、その美しく豊満な体を、男に背後から蹂躙されていた。
男は自身の両腕でエミリアの巨乳を揉みしだき、『多腕の加護』で生み出した数本の『腕』でエミリアの腋、へそ、太もも、尻、女の花弁を同時に愛撫していた。
その全てが『寝技の加護』による卓越した性技でエミリアの体から最大限に快楽を引き出した。
「……ふあ……ああ……ああああ……やっ……やあ……ふああ……」
エミリアの美しい口から、抑えきれない甘い声が漏れる。
当然ながらエミリアの体は『発情の加護』と『敏感の加護』によって無理やり発情させられ、性的な刺激に敏感になってる。
『寝技の加護』一つでも百戦錬磨の娼婦でも陥落させるのに、誘拐されてから一カ月以上もの間陵辱され、今もこれだけの数の『加護』を使って嬲られ、それでも耐えているエミリアの精神力は驚嘆に値する。しかし――。
「そんなに我慢して意味があるんですか? この間、俺に愛の告白までしたのに」
男の囁きに、エミリアは一瞬、全身を蝕む快楽も、それによる屈辱や嫌悪感も忘れて、男の方に振り仰いだ。
「ち、ちがうわ。あ、アレはあなたに言ったんじゃない……。わたしは……スバルに……」
『ふあああああ❤❤ スバル、気持ちいいよ❤❤❤ スバル、大好きだよ❤❤❤』
否定の言葉を上げるエミリアの眼前に、『再現の加護』によって、先日、スバルの姿に化けた男に陥落されたエミリア自身の姿と声が映し出された。
「何が違うんですか? あなたは相手が俺の化けた偽のスバルと知った上で、自ら俺を求めたじゃないですか」
男は揶揄しながら、エミリアのすっかり固くなった乳首を指先で弄んだ。
「……ふわあ……いや……いやだ……もう、やめて……」
「やめて? 早く犯しての間違いじゃないんですか? ほら、体は正直ですよ」
『多腕の腕』で愛撫されたエミリアの女の花弁からは大量の愛液が流れ落ちている。
「この通り、エミリア様の体は俺のイチモツが欲しくて涎が止まらないみたいですよ」
「……いやっ……ちがう……わたしは……スバル……」
紫紺の瞳に涙を浮かべながら、それでも首を左右に振り、スバルの名前を呼びながら快楽に耐えようとする。
『スバル❤❤❤ これがスバルへの恋で愛なんだって、今ならわかるよ❤❤❤ ずっとわたしの傍にいて❤❤❤ スバル❤❤❤』
そんなエミリアの耳に、男の化けたスバルに愛を告げるエミリア自身の声が響く。
ハッと目を見開くと、男の化けた男の腕の中で幸せそうに男と唇を重ねてるエミリアの姿があった。
「いや~。あんな熱烈な告白をされると、さすがに照れますね」
「……いや……ちがう……ちがうの……わたしは……わたしはスバルに‥‥‥」
いくらエミリアが否定しても、涙を零しても、目の前の偽のスバルと愛し合う自分の姿は消えてくれない。
エミリアの瞳が絶望と後悔と自己嫌悪で曇る。
その瞬間、男のイチモツがエミリアを背後から串刺しにした。
「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
体は快楽に染まりきり、心は絶望に染まった状態で貫かれたエミリアは、たまらず絶頂した。
「はははは。入れられただけで絶頂するとは、はしたない。まだまだこれからですよ」
男は腰を激しく動かし、『寝技の加護』により、男のイチモツはエミリアの性的に弱い部分を的確に突いた。
「いやっ! ああっ! だめっ! ふあああああっ! いやあ! 助けて、スバル! ふわあああああ! ああああああああっ!!」
男に一突きされる度にエミリアは絶頂し、股間から滝のように愛液を垂れ流した。
「ふああああ! やあ、あああああ! あああああああっ! いや! やああああ!! やめ、やめてぇぇぇぇぇぇ!!」
エミリアは銀色の長く美しい髪を振り乱し、豊かな乳房は淫らに揺れ動いた。
「はははは! 最高だ! 気持ちいいですよ、エミリア様! エミリア様も楽しんでくださいよ!」
男は笑いながら快楽と支配欲の赴くままにエミリアの膣内と子宮を自身のイチモツで蹂躙し、『多腕の加護』の『腕』でエミリアの全身を愛撫した。
「ひあ、あああああっ! ふわあああああ! いや! こんなの嫌なのに! あああああああっ! いやああああああ! もう、やめて! いや! スバル! スバル!」
抑えきれない快楽に染まった自分自身の嬌声に、エミリアは自己嫌悪と絶望と快楽から悲鳴と喘ぎ声の入り混じった声を上げ、スバルの名前を呼んだ。
「そら、中に出しますよ」
「いやああああああああああっ!!」
男に中出しされ、エミリアの体は大きくビクンと震え、股間からエミリアの愛液と男の性液が混ざりあって零れ落ちた。
「……ふあ……あ……はあ……ああ……」
体も心も疲弊して茫然自失で甘い息を乱すエミリア。
『いやっ! ああっ! だめっ! ふあああああっ! いやあ! 助けて、スバル! ふわあああああ! ああああああああっ!!』
そんなエミリアの眼前に、男の『再現の加護』によって、今しがたの男に陵辱されて乱れながら嬌声を上げてるエミリアの姿と声が映し出される。
「……あ……ああ……」
「いやらしい姿と声ですね。コレをさっきの俺の化けたスバルに愛の告白をした映像や今まで俺に犯された映像と、まとめてナツキ・スバルに見せたら、どんな顔をして、エミリア様の事をどう思うんでしょうね?」
「いやあ! お願いだから、やめて!」
泣きながら悲痛な声で懇願するエミリア。
「どうしたんですか? 以前は『もしスバルに嫌われても、また好きになってもらえるように頑張る』とか格好いい事を言ってませんでしたか?」
男はわざとらしく首をかしげながら、嫌味ったらしく笑った。
度重なる陵辱の日々、さらに快楽で正気を奪われていたとはいえ偽のスバルに想いを告白し、その光景を見せつけられながら犯され、その無惨な自分を見せつけられる。
それは強靭で前向きな精神性を持つエミリアの心すら弱らせ絶望に染めつつあった。
「はは、いいですよ。そんなに頼むならアレをナツキ・スバルに見せたりしませんよ。その代わり、もっと楽しませてください。変な我慢をせずに、素直な気持ちでね」
そう言い放つと、男は再度腰を動かして、エミリアの膣内を突きまくった。
「ああっ! ふわあっ! やあっ! ふああああああ! あっ、あっ、ああああああああっ!!」
エミリアはもはや男の与える快楽に逆らう気概は残っておらず、体を震わせながら、艶やかな嬌声を上げ続けた。
――数時間後
「……はあ……あああああ❤ ああっ❤ い、いや! ふあああああ❤ ダメ! スバル、助けて! ああああああああ❤❤」
エミリアの美しい口からは、彼女の意思を無視して快楽に染まりきった声が溢れた。
わずかに残る理性がそれに忌避感を感じても、快楽の虜になっている体は言う事を聞いてくれない。
「ひあっ❤ あっ❤ ふあっ❤ うあああああ❤ い、いや! 嫌なのに! うひぃ……ああああ❤ ふわああああああ❤❤」
『絶倫の加護』で衰え知らずのイチモツで膣内を突かれる度に、エミリアの体は快楽に震え、甘く蕩けた声が響き渡る。
(エミリアでさえ、今や『視姦の加護』や『姿写しの加護』を使わなくても、この有様か)
『姿写しの加護』を使っての『一時の夢』は僅かな時間の幸福と引き換えにエミリアの心に大きなヒビを入れたようだった。
――そろそろ次の獲物を狙う時だろう。
(リゼロ世界にはまだ『救済』の対象になり得る手強い女がいるからな)
実のところエミリアを堕とすのは、その女への対抗策の一つでもあった。
心をへし折り、一瞬たりとも『隷属の加護』に逆らえない状態にしておく必要がある。
「さあ、このまま俺の『救済』を受け入れて、身も心も俺の虜になってくださいよ。そうすれば、ずっと幸せで気持ちのいい日々が送れますよ」
「いや! ああっ❤ 嫌なのに! ダメなのに! ふわあああああ❤❤ あああああああああっ❤❤❤」
激しく抽送され、その果てに中出しされ、美しい顔を涙と涎で汚しながら絶頂するエミリア。それを見下ろしながら、男は考える。
(『あの女』を確実に誘拐するには、エミリアだけでなく、レムも必要だな)
「いやあああああ! やめてください!」
スライムに服を溶かされ、ふくよかな胸を嬲られ、さらに床から伸びた数本の触手に太ももと女の花弁を犯され、レムは悲鳴を上げた。
「あああああっ! いやあ! それ以上、こんなモノにレムを犯させないで! お願いだから、やめてください!」
レムは悲痛な声で泣き叫び、憎い男に懇願した。逆らう気概はとうに失われている。
スライムはレムの乳房を包み込んで圧迫し、時には搾乳するかのように乳房全体を刺激し、あるいは乳首を弄び、さらには乳首の中に入り込んで乳房を内側から犯した。
触手はレムの太ももを這い回り、女の花弁を刺激し、膣内を蹂躙して、レムの股間からは愛液が垂れ落ちた。
「あああああっ! いやあああああ! ふわあああああ!!」
『発情の加護』と『敏感の加護』に蝕まれ、二カ月近い期間、陵辱と調教を受け続けたレムの心身は、おぞましいスライムと触手の与える嫌悪感と屈辱と快楽にいいように翻弄された。さらに――。
「いやらしい。そんな薄汚いモノに犯されて感じるなんて、鬼族の面汚しね」
レムの心を抉る冷たい声は、レムの双子の姉のラムのモノだった。
いや、厳密には『姿写しの加護』でラムの姿に化けた男がラムを演じての罵声だった。
「頭が悪い。心が弱い。能力も低い。ラムの役にも、ロズワール様の役にも、バルスの役にも立たない。いやらしい声を上げて男に媚びるしかできない落ちこぼれ。何で生まれてきたの? レムなんて生まれてこなければよかったのに」
「ね、姉様……! ああっ! ふあああああ! いや! ふわあああああ!!」
たとえ頭では偽物とわかっていても、ラムの姿も声も雰囲気も再現された偽ラムの罵声は陵辱で疲弊しきったレムの心に深く突き刺さり、弱った心はさらに快楽と絶望に蹂躙されていく。
「ひあっ! やだ! そこは……! ああっ! ふああっ!」
触手に子宮まで犯され、尿道を刺激され、レムは嫌悪感と屈辱と快楽の入り混じった悲鳴と嬌声を上げた。
スライムはその体液でレムの体をさらに発情させ性的な快楽にも敏感にしつつ、レムの腋やへそや背中にも広がってレムを嬲る。
触手はいつの間にか本数を増し、レムの股間は触手で埋め尽くされ蹂躙されていた。
「ひあああああ! やめて! いやああああああ!!」
レムは絶頂と同時に失禁させられ、レムの股間から愛液と小便が流れ落ち、床を濡らして異臭を放つ。
男は掃除用のスライムを出して床の汚れを吸わせた。
「なんて汚らわしい。レムの存在は鬼族の恥、ラムの人生の最大の汚点だわ」
「姉様……。あっ! ああっ! いやあ! あああああああ!」
ラムの姿の男に罵倒され、さらに掃除用のスライムが触手の押しのけてレムの股間に張り付き、愛液と小便の残りカスを吸い上げる。
「うあああああ! やあっ! あああああああっ!」
今のレムの体はそれにさえ快感と快楽を感じてしまう。
「ガッカリだよ、レム」
「す、スバルくん……」
男は今度はスバルの姿になって、レムに冷たい視線を注いでいた。
「俺の事を『愛してる』なんて言っておいて、自分を気持ちよくしてくれるモノなら何でも良かったんだな」
「ち、違うんです、スバルくん! レムは……!」
理性では偽物と理解してても、スバルの姿と声に自分のスバルへの想いを否定されて、レムは咄嗟に言い訳しようとした。
「何が違うんだ?」
『ああっ! ああ! はあああ! ふわあ、あああ!』
『くうっ、ああああ! ふわあ! ああああ!』
『ね、姉様! ああっ! あああああ!』
『はああああ! ふああああ! ああああ! うああああああ!!』
『くああああ! あああああ! ふあああああ!』
男の『再現の加護』により、レムの眼前に、これまでの男に陵辱されたレムの姿と声がいくつも浮かび上がってきた。
この二カ月近くに渡るレムの屈辱が、恥辱が、絶望が、そして欲しくもなかった快楽に嬌声を上げる姿が次々と再現されていく。
『う、あああああ! スバル……くん……スバ……あああああ!!』
『ふわあ! ひあああああ! あ、あああああああ❤』
『ああああああ❤ ふあああああ❤ ああああああああっ❤❤』
『ふあああああ❤ スバルくん❤❤ スバルくん❤❤❤』
「……あ……うあ……ああ……」
男に快楽堕ちさせられた姿。男の化けた偽スバルに篭絡された姿。そんな淫らで惨めな自分の姿を見せつけられ、レムは青い瞳からボロボロと涙を零した。
「レムが弱かったせいで、エミリアまでこんな有様にされたんだ」
『……はあ……あああああ❤ ああっ❤ い、いや! ふあああああ❤ ダメ! スバル、助けて! ああああああああ❤❤』
先刻、男に陵辱され、半ば快楽に堕ちて、スバルに助けを求めるエミリアの姿と声が浮かび上がった。
「レムが弱いから、レムが足手まといだから、こうなったんだ。俺の力になりたいなんて言っておいて、俺からエミリアを奪うなんてな。酷い奴だよ、レム」
「……うああ……あああ……」
スバルの姿をした男の非難にレムは何も反論できずに涙を零した。
最初にレムが誘拐されたのがきっかけで、ラムやエミリアたちも囚われ、男の卑劣な『加護』や策略に操られたり誘導されたとはいえ、ラムやエミリアを辱める事に加担させられたのは事実だ。
元よりレムは自己評価が低くて、真面目で責任感が強い半面、自罰的な性格だ。
スバルに心を救われ、かなりマシになっていたが、陵辱の日々やラムやエミリアの足を引っ張った事、結果的にスバルからエミリアを奪った事実は、レムを責め苛み、レムの心を追いつめていた。
そこに人ですらないスライムと触手に犯されて醜態を晒させられ、ラムの姿と声で罵倒され、今まで陵辱されてきた自分の姿を見せられ、スバルの姿と声でエミリアたちの事を非難され、レムの傷だらけの心はさらにメッタ刺しにされた。
むろん、男は手を緩めない。
『ひあああああ! やめて! いやああああああ!!』
「みっともないな。最低だよ、レム」
「……う……ひ……あ‥‥…ああ……」
つい先ほど、スライムと触手に犯されて絶頂と失禁をした自分の姿を見せられ、スバルの姿と声に蔑まれ、レムは茫然自失して青い瞳から涙を流し続け口からは虚ろな声が漏れた。
「レム、お前はもう何も考えずに、俺の与える快楽を貪って、俺の命令だけ聞いてればいいんだよ。俺の性奴隷である事がお前の唯一の存在価値なんだ」
スバルの姿を解いた男は、そうレムの耳元に囁いた。
誘拐される以前なら、いや、一カ月前の時点でも猛烈に反発したであろう暴言に、しかしレムはもう何も言い返せない。
男はいつの間にかスライムと触手を消していた。代わりに『多腕の加護』の数本の『腕』の内の二本が全裸のレムの体を抱え上げた。残りの『腕』がレムの胸、腋、へそなどを愛撫し、そしてレムの体を男のイチモツの上に落とした。
「ふああああああ! ああああああああっ!!」
レムの小柄だが女性的な体が衝撃と快楽に震える。
男は休む暇を与えずに、激しく腰を動かした。『多腕の腕』の『腕』も愛撫を続けている。
「ふわあっ! はあああ! ひあっ! やあっ! ふああああああっ! あああああああああっ!」
体を快楽で染められ、心は悲哀と絶望に染められたレムは、『寝技の加護』の性技と『多腕の加護』の全身愛撫に耐えることなどできず、その顔も声も快楽に蕩けていった。
「ああっ❤ ふわあああああああっ❤ き、気持ちいいです❤ す、素敵です❤ ふあああああああ❤❤」
程なくして、レムは、男が抽挿する度に全身を快楽に震わせ、まるで愛する男に抱かれてるような幸福感に満ちた顔と声で、より快楽を求める性奴隷と化していた。
元よりレムたちは『魅了の加護』の影響を受けている。
本来は男への嫌悪感や憎しみを薄れさせる程度の効果だが、男への敵意や憎しみを燃やすだけの気力や気概を失えば、その効力はより深く影響する。
「ふあああああ❤ す、すごいです❤❤ すごく気持ちいいです❤❤❤」
今はレムたちが男の性奴隷に堕ちるのは絶望や快楽で気力や正気を失った一時的な間だけだ。
しかし、いずれ今の状態が永続的になった時が、男が真の意味でレムたちに勝利し、彼女たちを『救済』の名のもとに身も心も支配して完全な性奴隷とする時だ。
(まあ、今は『あの女』だな)
男はレムの蕩けた嬌声を聞きながら、次の標的の女の事を考えた。
プリシラ・バーリエルは、エミリア、クルシュ、アナスタシアと同じ王選候補者の一人であり、バーリエル領の元領主で今は亡きライブ・バーリエル男爵の妻である。
ライブを含め8人の男性の結婚しているが、彼女の夫になった人物はことごとくが結婚から間もなくに亡くなっている事から、『血染めの花嫁』という物騒な異名を持つ。
陽剣という不可思議な剣を使い、大罪司教シリウスと互角以上に渡り合う戦闘力を持つ。
傲慢で豪胆。自己中心的で横暴でありながら、不思議と人を惹きつけるカリスマの持ち主だ。
太陽のごとき苛烈さと包容力を併せ持ち、敵や無能、身の程知らずには容赦がなく、一方で自分が認めた相手には意外なくらいに寛容で慈悲深い。
その時の気分で好き勝手に行動する気まぐれな女だが、頭脳は明晰であり、夫の死後のバーリエル領を見事に統治し、その美貌とカリスマもあって、領民からは女神のように敬われている。
ルグニカ王国の貴族の娘――というのは仮の身分であり、実際は隣国ヴォラキア帝国の皇族である。
次の皇帝を決める殺し合い儀式『選帝の儀』にて敗死したとされているプリスカ・ベネディクトこそが彼女の本来の名前だ。
実兄でありヴォラキアの現皇帝であるヴィセント・アベル二クス――現在はヴィンセント・ヴァラキア――によって死を偽装され、ある交渉の元にルグニカ貴族の娘の身分を貰い、今のプリシラはある。
もっともプリシラの真の素性は、現時点では知る者がほとんどいない。他の王選候補者はおろか、現在のルグニカ王国の最高権力者である賢人会のメンバーでさえ知る者はいない。
プリシラを捕えるためには絶対に排除しなければならない男がいる。
プリシラの一の騎士――プリシラは『道化』と呼び、本人もそう自称しているが――のアルデバランだ。
顔の傷を隠すためと称して、ヴォラキア製のフルフェイスの鉄兜で頭部と顔の全面を覆い隠し、そのくせ首から下は町人のような軽装だ。カララギ製の履き物である草履を着用している。
そしてアルデバランという名前を明かしてるのも主であるプリシラに対してだけで、それ以外の者にはアルという通称だけ名乗っている。
怪しさの塊のような人物だが、この男の排除なくしてプリシラを捕えることはできない。
アル自身の戦闘力は特筆する程には高くない。隻腕だし、剣の腕前も魔法の腕前もそこそこ程度。まともな戦闘力だけならレムの方が上だろう。
しかし、この男には厄介極まりない能力がある。
状況次第ではナツキ・スバルや『剣聖』ラインハルトよりも厄介なのだ。
故に、プリシラを捕える前に、確実にアルを排除しなくてはならない。
バーリエル領主の屋敷の前で、男はアルと対峙した。
「よお、アル。久しぶりだな」
男は『姿写しの加護』でスバルの姿になり、スバルの口調でアルに声をかけた。
「兄弟……? いや、兄弟――ナツキ・スバルは、行方知れずのエミリア嬢ちゃんたちを探してカララギの国境近くにいるって話だったはずだ。つーか、お嬢ちゃんが行方知れずの状況で、兄弟がそんな明るい顔するかよ」
すぐさま偽のスバルと気づいたアルは警戒して腰の青龍刀を抜くが――。
「へえ。やっぱり同郷の行動は気になるのか? いや、単なる同郷じゃないもんな。そりゃ気になるか。それにしてもファッションセンスはともかく、洞察力は鋭いよな。ミステリー漫画の主人公になれるんじゃね?」
「――テメー……なにもんだ?」
アルは警戒心を強めたが、同時に動揺もしている。
当然だ。スバルとアルが同郷である事を知っている上に、それ以上事まで知ってると示唆し、さらに日本から来た人間にしかありえない発言をしたのだ。
数万回の死にさえ耐え抜く男の心に揺らぎが生じた。それを男は見逃さなかった。
「出番だぞ、レム」
男の『隷属の加護』での『命令』に従い、近くの建物の影に隠れていたレムが姿を見せた。ロズワール邸のメイド服を纏い、手には愛用の武器モーニングスターがある。
「お初にお目にかかります、アル様。ラム姉様の妹。そして元ロズワール様の使用人筆頭、今はこの方の性奴隷のレムです」
先日の陵辱の心の傷が癒えない虚ろな目で、それでも淀みなく事前に命じてた通りの名乗りをした。
そのレムの名乗りに、アルは大きな衝撃を受けた。
「……ラムの妹……。行方不明になったメイドの姉妹の噂を聞いて、もしやとは思ってたが……冗談じゃねぇ……。……反吐が出るぜ……あのクソお……」
怒りと嫌悪の滲んだ声を漏らすアルだったが、その怒りはこの場にいない誰かに向けられたものだった。つまりは、目の前の敵への集中力の散漫だ。
「よし。今だ、エミリア」
男の『命令』にレムとは別の建物の陰から一つの人影が飛び出した。
「アル、避けて!」
言葉とは裏腹に、すでにエミリアの手には膨大なマナによって生み出された強烈な冷気が生じていた。
「なっ……! しまっ……!」
男とレムに気を取られ、不意を突かれたアルは、エミリアの放つ冷気を回避する事も、奥歯の奥に仕込んだ猛毒で自決する暇もなかった。
「がぁ……ぁぁぁぁ……」
アルの体は瞬時に凍結し、氷像と化した。
金縛りにしようが、マナを封印しようが、アルには無意味だ。ましてや殺す事は論外。下手に追い詰めるのも危険だ。
エミリアの魔法で、生きたまま氷の中に封じ込める。それが『原作の世界』でアル自身も認めていた最も有効な彼の攻略方法だ。
レムも、想定通りに、アルの注意を引くのに十分に役に立ってくれた。
「……ああ……アル……」
エミリアは、『命令』に逆らえずに自らの手で氷結したアルを前に嘆いている。
『この世界』のエミリアとアルにはほとんど接点はないはずだが、そういう問題ではないのだろう。恨みもない相手、それも顔見知りを凍結して気に病まないでいられる娘ではない。アルがスバルによく似た雰囲気の持ち主なのも影響してるかもしれない。
なにせ『隷属の加護』に完全には逆らえなかったまでも、声を上げることができた程である
「……エミリア様……」
レムは虚ろな瞳のまま、それでもエミリアに気遣わしげに声をかけている。
あれだけ嬲っても、結局エミリアも、レムも、一時的に心を折られはしても、完全には男に心を支配されなかった。大したものだ。
もっとも『隷属の加護』の『命令』に完全に逆らえる程ではない。計画通り、まず第一関門のアルの封印には成功した。次は――と、そう思った時だった。
「レム、危ない!」
エミリアが声を上げ、ほぼ同時に男の首に衝撃が走った。
「ふがっ!」
男は体勢を崩したが、なんとか尻もちをつくのは免れた。
見れば、エミリアは氷の壁で、何らかの攻撃を防いだようだった。
「何者です!」
レムがモーニングスターを振るい、物騒なトゲが何本も取り付けられた鉄球が標的――いつの間にか近くの建物の屋根にいた人影――に向かって繰り出される。
しかし、その人影は常人離れした跳躍で、あっさりとレムのモーニングスターの一撃を回避して、猫を思わせる身のこなしで地面に着地した。ちょうど男から観て正面の位置だった。おかげで相手の姿がハッキリと見えた。
「お前……この時点で、もうアルの配下やってたのかよ……ヤエ・テンゼン」
新たな獲物の登場に、男は歪んだ笑みを浮かべた。
――ヤエ・テンゼン。
背中まで伸びる赤い髪を紐でまとめ、猫のような自由奔放で悪戯好きな雰囲気のある美少女だ。
日本で言うなら和風の、リゼロ世界で言うならカララギ文化の特色のある、赤いメイド服を纏っている。
プリシラの最も新しい夫、ライブに仕えていたが、ライブの死後、彼の妻だったプリシラに仕えた。その後、表向きはプリシラの元を離れ、故郷に帰ったとされている。
実際は、ヴァラキア帝国の皇帝ヴィンセントの腹心である九神将の『肆』チシャがプリシラの監視のために送った『紅桜』の異名を持つ凄腕のシノビだ。
そしてプリシラが、よりにもよってルグニカ王国の王選に参加した事から、監視の任務は暗殺へと変わった。プリシラの正体が死んだはずのプリスカだと世に知れれば、ヴィンセントの治世を揺るがす爆弾になりかねないのだから当然の指令だった。
もっともチシャにはさらに複雑な思惑があるのだが、それをここで語る事に意味はないので割愛する。
ヤエはその暗殺の指令を受け入れた。ヤエはプリシラに好感を持っていたが、任務に私情を挟むような未熟なシノビではなかった。
だが、アルに阻まれ、ヤエは生まれて初めて完膚なきまでに心を折られた。そしてヤエはアルに屈服し、彼の配下となったのである。
「どうして私の名前をご存じなんですか? それに首を刎ねたはずなのに、どうして生きてるんですか~? 先ほどアル様と何やら意味深なお話をしてましたが、まさかアル様とご同類ですか?」
ヤエは首をかしげながら、緊張感のない口調で、そんな質問をした。
同時に鋼鉄の糸が男の体を十重二十重に包み――。
「質問してると見せかけて攻撃とは、シノビらしい性格の悪い手口だな」
日頃の自分の行いを棚に上げて、男は悪態をついた。
その周囲には男を捕えたはずの鋼糸が力なく地面に落ちていた。
「――殺害だけでなく、拘束すらダメですか。でもアル様の『力』とも違いますね。なんらかの魔法か『加護』で防御されてらっしゃる感じですか~?」
ヤエは相変わらずの緊張感のない口調だが目は笑っていない。
――ヤエは両手の十本の指には九神将の『陸』である『呪具師』グルービーが開発した呪具の暗器である指輪がはめられている。その指輪から無尽蔵に射出される伸縮自在の鋼糸での戦闘・暗殺をヤエは最も得意としている。
その鋼糸術は、雑兵が相手なら、百人同時に拘束して動きを止める事も、首を刎ねて文字通りに瞬殺する事もできる程に凄まじい。
しかし、男の方も備えはしてある。
いくら『隷属の加護』の支配があるとはいえ、エミリアとレムのマナの封印を解くのだ。万が一、彼女たちに『隷属の加護』の束縛を一瞬でも破れるだけの精神力が残っていた時の事を考えたら守りを固めておくのは当然だった。
どんな物理的な攻撃にも耐えられる『鉄壁の加護』。どんな束縛も一瞬で解ける『縄抜けの加護』。そのおかげでヤエの鋼糸の攻撃を防ぎ、拘束から逃れることができたのだ。
他にもいくつも防御のための『加護』を創っておいた。むろん、説明してやる義理はない。
「エミリア、レム。アイツに対応しろ」
「うう……」
「く……」
男が指示すると、エミリアは苦し気に顔を歪め、レムは小さく呻きながらも、男の『命令』に従って、ヤエに対して身構えた。
ちなみに男は今もスバルの姿と声のままだ。
『姿写しの加護』で写し取ったスバル――エミリアとレムの想い人の姿や声や雰囲気は『魅了の加護』との相乗効果で、より強く二人から反抗の意思を削り取り、『隷属の加護』による支配と束縛を強める。
ヤエの両手から目を凝らしてもほとんど目に映らない程に細く、それでいて強靭な鋼糸が幾重にも放たれる。
エミリアが氷の壁を作って防御しようとする。が、ヤエの目的は攻撃ではなかった。
ヤエの鋼糸が捕らえたのは男でもエミリアでもレムでもでもなく、氷像にされたアルデバランだった。アルに巻き付いた鋼糸は氷像と化した彼の体を軽々と地面から浮遊させ、ヤエの傍まで運んだ
「この場は一時撤退させていただきますよ」
同時にヤエはその場から大きく飛び退いた。
ただ飛び退いただけではない。アルを運ぶのと同時に、残りの鋼糸がヤエの前面を覆い、巨大な蜘蛛の巣のような壁を作っていた。
レムがモーニングスターを繰り出すが、尋常でない強度と柔軟性を持った特殊な鋼糸の壁は、レムの剛腕で繰り出された鉄球の一撃さえも受け止めた。
その間にヤエは、氷像のアルと共に、その場から離脱しようとするが――。
「逃がすな、アラキア」
「は?」
男の出した名前に、ヤエが眉をひそめる。
次の瞬間、炎を纏った人影がアラキアの鋼糸の防壁すら打ち破って突撃してきた。
プリシラを捕えるため、その前に堕としておくべき人物がいた。
プリスカ時代のプリシラの乳姉妹で腹心。現在はヴォラキア九神将の『弐』。『精霊喰らい』アラキア。
その異名の通りに精霊を取り込み、己の力にする凶悪な能力の持ち主だ。
単純な火力だけなら、ルグニカ王国最強の魔法使いであるロズワールすらも上回っているだろう。
そしてプリシラに去られてから十年を経た今でも、プリシラに対して、変わらぬ愛情と忠誠心を抱いている忠臣であり忠犬だ。
故にアラキアへの騙し討ちは『姿写しの加護』でプリシラの姿を纏う事で簡単に成功した。
新開発した空間転移の『縮地の加護』で、はるばるヴォラキアまで密入国し、『隠形の加護』で姿と気配を隠し、運よく一人でいるアラキアを発見した。
そして戦闘力は高くても、知恵も知識も思慮も浅いアラキアは、姿や声、臭いや雰囲気すら写し取る『姿写しの加護』にあっけなく騙された。
「姫様、姫様、姫様ぁ……っ」
プリシラの姿を見るなり、何も考えずに、文字通りの意味で尻尾を振りながら駈け寄ってきた忠犬に、男は容赦なく『マナ封じの加護』と『金縛りの加護』の効果を打ち込んで無力化した。
そうして男は、抵抗できなくなったアラキアをアジトの小屋まで連れ去った。
アラキアは獣人系亜人の犬人族だ。
基本的な外見は人間に近いが、髪に隠れている耳が犬のようであり、頸部からは独特の毛並の尻尾が生えてる。
白髪に近い銀髪で褐色の肌。左目を花の形の眼帯で覆い、顔立ちは幼いが女性的な起伏に富んだ体つきをしている。その豊かな乳房と股間を黒とピンクの布で隠してるだけの半裸どころか大半の肌が露出した煽情的な格好をしている。
もっともアラキア自身にその自覚はなく、動きやすさと『精霊喰らい』の能力の使いやすさのための露出過多な格好であり、他意はない。
「あなた、なに? わたしに、何の用?」
力を封じられ、身動きもできない状態で、男の自室のベットに転がされたアラキア。
だが、そんな状況にも関わらず、アラキアの表情と声は感情が乏しい。プリシラの姿をした男に駆け寄った時は目に歓喜の涙すら浮かべていたのに、今は別人のようだ。
得体のしれない敵を前に気を張っている――というわけではなく、こちらがアラキアという少女の普段の姿だった
『精霊喰らい』という特殊で強力な能力と引き換えに、アラキアは自我が薄いのだ。そのため彼女の心を動かすのはプリシラをダントツの筆頭にしたごく少数の事柄だけだ。
「プリシラ――いや、プリスカ様を『救済』するのに力を貸してほしい」
「意味が、わからない。それに、姫様の姿で、私を騙した。信用、できない」
男の誘いに、アラキアはしごく当然の反応を返した。
「プリスカ様を死の運命から救い、プリスカ様とずっと一緒に、ずっと気持ちよい日々を過ごせるって事さ」
男は言いながら、『発情の加護』、『敏感の加護』、『魅了の加護』の効果をアラキアに打ち込んだ。
「……? なに、これ……? わたしに、なにをしたの?」
自分の体と心の異変に気付いたのか、アラキアの顔に僅かに困惑の色が浮かぶ。
「気持ちよくなるための準備さ」
男はアラキアの胸元を覆う布を剥ぎ取り、あらわになった二つの豊かな乳房を丹念に揉みしだいた。
「な、なに、やってるの……?」
アラキアはエミリアと同じように、まともな性知識がない。胸を揉まれることの意味を理解できない。
だがアラキアが困惑してるに間にも、『加護』で無理やり発情させられ性的な刺激に敏感にされたアラキアの体は未知の快感と快楽を感じていた。
「……ふあ……なに、これ……? ……ああっ……ふわあ……や、やめて……なんか、変……」
「それは変なんじゃなくて気持ちいいんだ」
「きもち、いい……? ……ふわっ……ああっ! ひあっ! ……あ、ああ……ああああああっ!」
戸惑うアラキアの口から洩れる嬌声は徐々に大きくなっていく。
『寝技の加護』を持つ男の愛撫は熟練の娼婦すら快楽に沈める。
ましてや性的な経験も知識も皆無のアラキアは初めて味わう快楽に翻弄された。
「ふふっ。ココもすっかり固くなってるぞ」
男はアラキアの双丘を愛撫し続けながら、指先でアラキアの乳首を弄り回した。
「や、やめて……! ……ふあああっ! こ、こんな、変なこと……せ、セシルスだって、しなかったのに……ああっ! ふあああああ!」
「『やめて』と言う割には、どんどん声が甘くなってるじゃないか」
少し前まで感情の乏しい無表情だったアラキアの顔は、今や快楽で赤く染まり、困惑と快感に揺れ動いていた。
――ちなみにセシルスとは、ヴァラキア帝国の九神将の『壱』。『青き雷光』の異名を持つヴァラキア帝国最強の強者にして、アラキアとは毎日のように周囲の地形が変わるような物騒な決闘をしてる仲である。なおアラキアの全戦全敗だ。
「さっきはプリスカ様の『救済』だと言ったが、これはお前の『救済』でもあるんだ、アラキア」
「わ、私の……? ふああっ! そ、そんな、ところ……! ひああっ! うあああああっ! あああああああ!!」
男はアラキアに声をかけつつ、右手をアラキアの股間を覆う布の内側に忍ばせ、アラキアの女の花弁を嬲った。
「ふあああああ! ……熱い……!……はあ……はあ……体が熱い……! 火の精霊を取り込んだ時みたいに熱くて……変な感じで……ああああああっ!」
アラキアは体を大きくのけぞらせた。その股間から愛液が溢れ出て、男の手と股間を隠してた布を濡らした。
「なに、これ……? わたし、どうなって……?」
「ふん。絶頂したか」
「え……? わたし、お漏らし、したの? そんな、みっともないの……姫様やチシャに、怒られる……セシルスに、バカにされる……」
アラキアは顔を曇らせ、うっすらと目に涙をにじませた。幼い顔立ちと相まって、おねしょをした幼児のようだった。
「心配はいらない」
「え? ふああああああ! ……や、やめ……ふわあああああ! ……こ、こんなの……あ、ああああああああっ!!」
男はアラキアの乳首を舐め回した。口に含んで飴のように舐め回し、ストローのように吸い上げた。
さらにへそ。そして女の花弁と舌を這わせていく。
『寝技の加護』は舌の扱いにも作用し、巧みな舌の動きで、絶頂したばかりのアラキアの体から、さらに快楽を引き出した。
「いやあ! なんか、いやだ……。こんなの、いや……! ふああああああ!」
嫌と言いながらも、男の手がアラキアの胸や尻を揉みしだくと、アラキアの口からは甘い嬌声が溢れ出た。
「恥ずかしがることはないぞ。素直に気持ち良さを受け入れればいいんだ」
「きもち、いい……? これが……。わたし、きもちよく、なってるの……?」
アラキアは感情が乏しいなりに驚いているようだった。
「そうだ。本当はもっと気持ちよくしてほしいんだろう? 大丈夫だ、恥ずかしいのもすぐに慣れる」
「ふわあああああ! あああっ! ひあああああ! ふう、あああああ! ふああああああ!!」
男の手が、指が、舌が、アラキアの乳房を、乳首を、へそを、腋を、尻を、女の花弁を愛撫し、弄び、舐め回し、アラキアの体を快楽で染め上げていった。
「ふあああああああああ!!」
二度目の絶頂を迎えたアラキアは、顔を紅潮させ、息を乱し、体を快楽に震わせた。
「なあ、アラキア。お前はプリスカ様と引き離されて寂しかったんだろう?」
「……うん。寂しかった。ずっと姫様に――プリスカ様に、会いたい、って思ってた……」
男の問いに、アラキアは素直に応じて頷いた。
普段のアラキアなら、プリスカ関連の事になると、口が堅くなるのだが、未知の快楽と快感が心を弛緩させ、『魅了の加護』の効果と相まって、アラキアの口を軽くしていた。
「プリスカ様を死の運命から『救済』する。そして置き去りにされたお前の孤独も『救済』してやるよ」
男はズボンを脱ぎ、アラキアの股間を隠してる布を剥ぎ取り、イチモツをアラキアの女の花弁に当てがった。
「なに、してるの……?」
「もっと気持ちよくしてやるよ」
男のイチモツがアラキアの処女膜を貫いた。
「ああっ! い、痛い……! きもち、よくない……!」
戦場では経験した事のない痛みにアラキアは思わず片方しかない瞳から涙を零し、処女喪失の証の流血が股間から流れ落ちてベットのシーツを赤く染めた。
「すぐに気持ちよくなる」
男は腰を動かし、イチモツを抽送させた。
「ふわあっ! ひああっ! ああっ! ひ、ああああっ! せ、セシルス!!」
「ん?」
「あれ? わたし、なんで、今、セシルスを……? ふあああっ! ふわ、あああああ! ひあああああ! あっ! ああっ! ふわあああああ!!」
アラキアの困惑と疑問はすぐに快楽に塗りつぶされた。
「ふあ……ああっ! あああああっ! ひああああああ! ふわあああああああ!」
「初めてにしては、いい反応だ。じゃあ、中に出すぞ」
「え? 出すって、なにを……? ふわああああああああ!!」
怪訝な顔したアラキアだが、体の中に熱い何かが流し込まれる感覚と快楽に頭が真っ白になった。
「ふああああ……セシルス……」
絶頂の中で無意識に口にした名前に、アラキア自身が眉根を寄せて、納得がいかないと言いたげな顔をしてる。
男は構う事なく、『絶倫の加護』で衰え知らずのイチモツで、アラキアの膣内を激しく打ちまくった。
「ふあっ! ああっ! ふうぅ……あああああっ! ふわあああああああ!!」
『発情の加護』と『敏感の加護』に蝕まれ、そして『寝技の加護』で陵辱され、アラキアのまっさらな体と心は快楽に浸食され、染め上げられていった。
――数時間後
「ふわあああああ❤ きもち、いい❤ ああああああああ❤❤」
男のイチモツに膣内をを突かれるアラキアの顔と声は、数時間前の感情に乏しい表情や声が嘘のように、快楽に蕩け切っていた。
――アラキアは良く言えば純真で、悪く言えば単純だ。純粋だからこそ、染まりやすい。
九神将で二番目の戦闘力を持ちながら、精神面は一番脆いのがアラキアだ。
幼い顔立ちで成熟した体つきなのと同様に、アンバランスな娘なのだ。
「ふああああああ❤ もっと……もっと❤ きもちいいこと、たくさん、して❤❤」
男の手管と『加護』の力を以てすれば、そんなアラキアの心を快楽に染め上げることなど造作もない事だった。
男に何度も嬲られ、犯され、アラキアはすっかり快楽の虜になっている。
「あああああああっ❤ ふわあ……セシルスと、決闘するのより、きもち、いい……!」
「へえ。セシルスと決闘するのは気持ちいいのか?」
「……はあ……ああ……❤ ……負けるのは、ムカつくし……セシルスも、嫌いだけど……でも、セシルスと、全力で戦うのは……楽しいし、きもち、いい……!」
快楽で頭も心も弛緩しているアラキアは、普段なら口にしない本心を吐き出した。
「でも……ああっ❤ ……あ、あなたに、さ、触られたり、……ふあああ……❤ ……色々なこと、されるのは……もっと、きもち、いい……❤❤」
その上で、アラキアは男を求める。男にもっと快楽を与えてほしいと手を伸ばす。
「そりゃあ、よかった。なら、プリスカ様も一緒に、この気持ちよさをずっと味わい続けたいか?」
「う、うん……。姫様と――プリスカ様と、一緒に、ずっと、気持ちよく、なりたい……❤」
夢を見る少女のように、アラキアはうっとりしながら頷いた。
「いい子だ。そら。ご褒美に、また中に出してやるよ」
「ふ、ふわあああああああああ❤❤❤」
男の中出しの快楽と、プリスカと共にこの快楽の中で過ごす日々の想像に、アラキアは歓喜の表情で幸福感に満ちた嬌声を上げた。
「くっ……!」
文字通りに炎の塊と化したアラキアの突撃を、ヤエは咄嗟に横に跳躍して、どうにか回避した。高熱の余波が肌とメイド服を焦がすが、ヤエは動じることなく地面に着地し、氷像のアルも地面に静かに下した。
直後にアラキアの起こした竜巻がヤエの体を飲み込んだ。
「くううう……!」
ヤエのみを飲み込んだ局地的な風の渦の中で、ヤエは歯を食いしばった。自慢の鋼糸もさすがに竜巻の中では平時のように自在には操れず、散々に風の渦に翻弄された末に、地面に叩きつけられた。
常人なら即死か、運が良くても大ケガは免れないところだが、ヤエはすぐさま飛び起きた。あの状況でもヤエは受け身を取って損害を最小に抑え、痛覚を遮断して、再度の撤退を試みた。
そうはさせじとアラキアの周囲から数条の電撃が同時に放たれ、ヤエを襲う。
ヤエは鋼糸を避雷針にして電撃を誘導し、電撃が着弾する瞬間に指輪から鋼糸を切り離して感電を免れるという神業をやってのけるが――。
「むだ」
アラキアがそう告げた瞬間、ヤエの足元の地面が変化した。
「なっ……!」
地面から伸びてきた岩の柱が先端がヤエのみぞおちにめり込んだ。
「ぐはっ……。……ぐ、はあ……」
常人なら骨を砕かれるくらいの威力だ。ヤエは咄嗟に後方に跳んで可能な限り岩柱の威力を流していたが、それでも呼吸が詰まる。
「……うぅ‥‥…うああああああ!」
いくら痛覚を遮断していても呼吸が鈍れば動きも鈍る。そこにダメ押しとばかりにアラキアの電撃がヤエを打ち据えた。
「くっ……強すぎでしょう……。ヤエちゃんの鋼糸より速く、ポンポンと……。本当に九神将のアラキア様ですか……。里長の妖怪爺さま以上の怪物が、こんなところで何をやってるんですか~……?」
アラキアの事に驚きつつも、減らず口を叩くヤエだが、電撃で麻痺した体は痛覚を遮断しても言う事を聞かない。
結果だけ観れば一方的な戦いだったが、無論ヤエが弱いわけではなく、アラキアが強すぎたのである。
弱肉強食を掲げるヴォラキア帝国でセシルスに次ぐ二番目の強者。その桁違いの強さにレムは言葉を失っている。
「あれは精霊術なの……? でも精霊の気配は……」
と、エミリアは美しい眉をひそめて、アラキアの『力』に困惑している。
そんな中、男は戦闘不能になったヤエの元に歩み寄った。
「……これで勝ったなんて思わない方がいいですよ。アル様は不死身の化け物なんです。この程度で終わったりしませんよ」
ヤエは殺気のこもった視線と声を男に向ける。
「知ってるよ。アルは絶対に殺せない。だから、こういう形で盤面から除かせてもらった」
「うあああああああっ!」
男の言葉が終わりより先に、アラキアの電撃でヤエは苦鳴を上げていた。
そのヤエの口からは両手の指にはめられてるのと同じ指輪が零れ落ちた。
「悪さ、ダメ」
アラキアが冷たく言い放つ。
どうやらヤエは、隠し持っていた予備の指輪を口で使おうとし、それをアラキアが気づいて迎撃したらしい。
「く……うぅ……」
今度こそ完全に動く力を失い、悔し気に呻くヤエ。
普段は飄々とした態度で、自分の実力に絶対の自信を持っていたヤエの、傷つき、絶望する姿に、男は唆るモノを感じて、思わず口元に歪んだ笑みを浮かべた。
「は。何を勝ち誇ってるんですか~? あの日、アル様がヤエちゃんに与えた恐怖と絶望は、こんなものじゃありませんでしたよ~?」
せめてもの意地なのか、ヤエはそんな益体もない悪態をついた。
いや、ヤエ自身にとっては重要なことなのかもしれない。アルに敗北した時の事は。
だが、男にとっては無意味な話だ。
「そうかい。まあ、俺がアンタを屈服させる方法は、アルのとはだいぶ違うよ」
男はヤエに『金縛りの加護』、『マナ封じの加護』、『発情の加護』、『敏感の加護』の効果を打ち込んだ。
「なっ……今、私に、何をしたんですか?」
ヤエは怒りと敵意に警戒を交えた声を上げる。
ヤエに『魅了の加護』を使わなかった理由は簡単だ。以前のペトラと同じで、その方が嬲り甲斐がありそうなタイプの女に思えたからだ。
「本当なら、この場で堕としてやりたいが、今回の本命は他にいるんでね。しばらく、こいつらと遊んでてくれ」
男の言葉と同時に地面から触手が生えてきて、ヤエの足の黒い肌着の中に入り込んだ。
「なっ……なんですか、これは……? くっ……やめ……」
触手は黒い肌着の内側でヤエの太ももを這い回り、そのままヤエの女の花弁まで伸びていった。
「この……気持ち悪いんですよ……!」
動かない体で、それでも気丈に悪態をつくヤエ。
そこに、頭上から赤いスライムが降り注いできた。
「うう……次から次に……ああっ……くっ……こいつ……服を溶かして……くぅ……ふわあ……」
スライムはヤエの赤いメイド服を溶かし、メイド服と肌着で隠されていたヤエの素肌を晒した。
シノビとして鍛えあげられ、それでも美しく艶めかしい肢体。エミリアやレムにも負けていない大きくて形のよい乳房があらわになる。
スライムはそのヤエの胸の双丘にまとわりつき、その体液をヤエの美しい肌に染み込ませつつ広がり、ヤエの乳房、乳首、へそ、腋を同時に嬲った。
「くっ……はあ……なんなんですか……くぅ……こんな変なモノに……ああっ! ふああああああ!」
触手に下半身を、スライムに上半身を嬲られ、たまらずに艶やかな声を上げたヤエを、男はニヤニヤしながら見守った。
「どうやら痛覚は遮断できても、性感は遮断できないみたいだな。それともマナを封印されると肉体操作にも支障が出るのか?」
「くっ……はあ……あ……ああっ! ……う……ぐうぅぅ……」
男の問いには答えず、ヤエは必死に嬌声を喉の奥に抑え込もうとした。
「シノビは拷問に耐えるための鍛錬や色仕掛けの訓練も受けてるらしいが、さすがにそういうのは初めてだろ? 存分に楽しんでくれ」
「くう……こ、こんなもの……ふあ……ああっ! ぐぅ……ふわあ……ひっ……ふあ……あああああああっ!!」
触手に嬲られるヤエの股間から愛液が流れ落ちた。
「くっ……こんな事で……ぐぅぅぅ……ああああっ!」
ヤエは屈辱に歯噛みしながら男を睨みつけるが、ヤエのシノビとして鍛えられた精神でも無視できない程の快楽によって、意に沿わずに嬌声を上げてしまう。
もっと楽しみたいが、プリシラを取り逃がしては意味がない。
「じゃあ、俺はもう行くから。氷の中で退屈してるアルに色っぽい喘ぎ声でも聞かせてやりな」
男がヤエに背を向けると、プリシラの屋敷に向かった。
「くう……アル……さま……ふああああ!」
背後からヤエの嗚咽混じりの喘ぎ声が聞こえた。
男がヤエから離れると、アラキアが駆け寄ってきた。
「わたし、うまく、やれた?」
「ああ。よくやってくれた」
男はアラキアの頭を撫で、そして相変わらず僅かな布に隠されてるだけのアラキアの乳房を、その布の間に手を差し入れ愛撫した。
「ひゃん❤ ふわあ❤ きもち、いい❤」
「そうだろう。これからプリスカ様も加えて、ずっと一緒に気持ちよくなれるぞ」
男の言葉に、アラキアは尻尾をパタパタと嬉しそうに振った。
「さあ。エミリア、レム、行くぞ」
「ま、待って……うっ……」
「ん……」
エミリアとレムは何か言いたそうで、特にエミリアは氷像となったアルと触手とスライムに嬲られるヤエを気にかけてたようだったが、『隷属の加護』の『命令』に逆らえず、顔を歪めての重い足取りながら、男とアラキアに続いた。
(さあ、次はお前だ、プリシラ)
男はアラキアに見えない位置で邪悪な笑みを浮かべながら舌なめずりをした
第22話終了です。
最期まで読んでくれて、ありがとうございます。
当初は、この一話でプリシラまでやるつもりでしたが、例によって書いてる内に長くなってしまったので、ここで区切る事にしました
プリシラファンの皆様を焦らしてしまい、誠に申し訳ございません。
この回に登場するアラキアとヤエはアニメに未登場のキャラですが、原作勢の読者の方はもちろん、原作未読の読者の方でも楽しめるように頑張ったつもりです。
それが空回りせずに、しっかり楽しんでいただけたなら幸いです。
これからはアニメ未登場のキャラは出さないで欲しい読者の方、逆にこれからもアニメ未登場のキャラをバンバン出してほしい読者の方は感想でお伝えください。
ちなみにヤエは短編集4で初登場し、短編集12や13で再登場。後に本編でも40巻から登場して活躍しました。
アラキアは本編27巻で初登場し、短編集7やEx5でも登場して掘り下げられてます。
(宣伝)