※この作品はR-18です。

リゼロ 転生者の男が加護を駆使して、救済を建前にヒロインたちを寝取る   作:[email protected]

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どうも、第4話です。
感想で他のキャラのも望まれてる感じのコメントが来たのでクルシュとフレデリカとプリシラも追加する事にしました。

でも、まずは当初の予定通り、エミリアまで進めていきます。
では、お楽しみください


第4話 メイド姉妹の調教と次の『救済』(ラム、レム)

 レムとラムのメイド姉妹を堕とす事に成功したが、ゆっくりしてる暇はなかった。 

 ラムがこの場所を何らかの方法、たとえば置手紙などで仲間に伝えてる可能性があるからだ。

 それでなくとも原作通りに進んでるなら、オットーとガーフィールがスバルの仲間になってるはずだ。

 ガーフィールは獣人の血を引いてて鼻が利くし、鍛錬で超人的な身体能力を身に付けてる。

 そして、それ以上に敵に回すと厄介なのがオットーだ

 あらゆる生物と会話できる『言霊の加護』を駆使し、情報収集に長けてるはもちろん、無数のゾッダ虫(リゼロ世界のゴキブリに該当するカラフルな虫)の群れをけしかけてくるなどという、女みたいな顔に似合わずエグい手を使ってくる。

 グズグズしていられないと、男は数日に渡って拠点にしてた山小屋を『物質崩壊の加護」によって痕跡すら残さずに消滅させた。

 そして『剛腕の加護』で一時的に鬼族にも劣らぬ腕力を身に付けると、『隷属の加護』で抵抗不能のメイド姉妹をそれぞれ両脇に荷物の塔に抱えると、『疾風の加護』で、高速でその場を後にした。

 

 男は、スバルたちの拠点であるメイザース領から離れた山に、『物質創造の加護』で新たな山小屋を築いた

 イメージすれば、どんな物でも作れるチートな『加護」だが、さすがに山荘一軒分のイメージは大変なので、前回のアジトの山小屋と同様に、中はかなり簡素だ

 男はさすがに疲労を感じ、これまた『物質創造の加護』で山小屋の中にベットを生み出し、横になってひと眠りすることにした。

 

「うんんんんん……!」

「姉様……はあ……」

 メイド姉妹の艶やかな声を目覚まし代わりに目を開けると、眠りにつく前、男に調教を受けたままの状態で放置された淫靡な姿のレムとラムの姿があった。

 ラムは全裸で手足を縄で拘束されて、アイマスクで目隠しをされ、ボールギャップで口を塞がれ、小さな二つの乳房それぞれに低周波器のパッドを取り付けられ、股間の女の花弁に男のイチモツの形をした自動バイブを突っ込まれた上に、それが外れないようにガムテープで何重にも固められた無残な姿だった

 低周波器のパッドと自動バイブは小刻みに振動し、男が眠ってた間も今も常にラムの乳房と乳首、女の花弁に刺激を送り続けていた。

「うんんんんん……!」

 目の前に妹がいるのを知ってるラムは、醜態を晒すまいと、その刺激に必死に耐えてるが、自動バイブを突っ込まれた女の園からは僅かに愛液が漏れてる。

 「姉様……姉様……はあ……はあ……!」

 そんな姉を痛ましげに見つめる全裸のレムは、ラムとは対象的に大きな自分の胸を指で弄って、姉を呼ぶ声の合間に甘い吐息を吐いていた。

 男は新しいアジトの山小屋が完成するなり、『隷属の加護』で抵抗を許されないラムを無理やりこのような姿にし、さらにレムには自慰行為をしながらラムを見守るように命じ、そのまま二人を放置して仮眠を取った。

 ちなみに縄やアイマスクはもちろん、ボールギャップや低周波器や自動バイブやガムテープも『物質創造の加護』で生み出せた

 低周波器や自動バイブの内部構造など知らないし、なんならR18アニメで存在を知ってただけで、実物を見た事も無かったが、『物質創造の加護』はイメージした通りの物を生み出してくれた。

(チート能力様々だな)

 なお低周波器は本来は肩こりなどを癒すための道具である。

 

 「ああ……! お願いします。レムはなんでもします。どんな辱めにも耐えますから。だから姉様を解放してください!」

 男が目覚めたのに気づいたレムは泣きそうな顔で懇願した。

「だめだよ。これは態度の悪いラムへのお仕置きも兼ねた調教なんだからね」

 男はそう告げると、レムの前を通り過ぎて、ラムの前に立った。

「うんん! ううっ! うんぐ!」

 視界を塞がれてても、気配とレムとの会話で男が自分の前にいる事を理解したのであろうラムが、口を塞がれたまま何事かまくしたてた。

 おそらく「これを外せ」か「レムを自由にしろ」というところだろう。どっちにしろ、まだ自分の立場がわかっていないようだ。

 男はダムテープで固定されたラムの股間の自動バイブを指で押した。押された分だけ、自動バイブはより深くラムの女の園を抉った。

「ううっ……! うんんんんっ!」

 ラムの体がびくりと震え、ボールギャップで塞がれた口から唾液が零れ落ちる。

「やめて……ください! お……願いだから……はあ……姉様に酷い事を……ふあ……しないでください!」

 姉を心配して声を上げるレムだが、『隷属の加護』での命令に縛られ自分の乳首と花弁を指でつまんで擦り、その姉を想う声の中には甘い喘ぎ声が混ざった。

 男はそんなレムの懇願を無視し、さらに自動バイブを押す指に力を入れた。

「うんんんんんん! うんんんんんんっ~!!」

 何かが決壊する気配を感じて、男は素早く指を放し、身を引いた。

 次の瞬間、ラムは絶頂と失禁を同時にし、その股間からは愛液と小便が滝のように流れ出た。

 「こりゃ、すごい。妹の喘ぎを聞き続けて、たまってたのか?」

 「ううっ……!」

 口を塞がれて反論すら許されないラムはくぐもった声を漏らし、その間にもラムの股間から愛液と小便が流れ落ち、床を濡らして異臭を放った。

「うっわ。臭いし、汚いなあ、ラム姉様。引っ越したばかりなのに。しかも可愛い妹の見てる前でさあ」 

 男はラムの耳元に意地悪く言う。

「うんんっ……!」

 ラムの目を覆ったアイマスクの隙間から僅かに雫が流れ落ちた。 

「はは、ラム姉様が泣くなんて珍しいな。これが本当の『鬼の目にも涙』か!」

 ラムの心をへし折った感触に、嗜虐心と支配欲を満たされ、男は笑った。だが、同時にここまで耐え抜いたラムの精神力に感心もしていた。

 ラムの体は『発情の加護』と『敏感の加護』に苛まれてる。それに視界を塞がれてた事で触覚が普段より敏感になっていたはずだ。その状態で、文字通りに機械的な刺激を送るだけの道具とはいえ、男が眠ってた間――小屋の外の明るさから判断して、ざっと四~五時間ほどだろうか―—それだけの時間、ずっと責め苦に耐えていたのだから大したものだ。まあ、その頑張りも全て無駄になったが。

 「姉様、姉様! ふあっ……。お、お願いします! 姉様を許してください! あの変なミーティアを外してください!!」

 敬愛する姉の悲惨な姿に涙をこぼし、レムは自身の自慰行為に耐えながら、そう懇願する。

 どうでもいいが、レムは低周波器や自動バイブをミーティア(魔法のような現象を起こせる道具)と勘違いしてるようだった。

(そういえばナツキ・スバルは自分の携帯電話をミーティアだと誤魔化してたな)

 そんな原作リゼロのシーンの一つを思い出しながら、男はレムに「レム、きみはもういいぞ」と告げて、レムを自慰行為から解放する。

「レ、レムの事よりも姉様を! ふああああ!」

「なんだ。姉様も凄かったけど、レムもだいぶ濡れてるじゃないか」

 男はレムの背後から、ずっとレム自身の指で刺激されてたレムの女の花弁を『寝技の加護』を宿した指で容赦なく責め立て、レムを絶頂に追いやった。

「はは、姉妹揃って、いやらしい体だな」

 男は悪びもせずに笑った。この程度の事で傷むような良心はレムの処女を散らして純潔を汚した時に快楽や万能感と引き換えに失っている。

「はあ……お願いですから、姉様を……ああっ!」

「レム、また胸が少し大きくなったんじゃないかい?」

 何時間もレム自身の手で揉みしだかれた大きな二つの乳房は、今度は男の手の中で好き勝手に嬲られる。

「ああっ! くっ……お願いですから……姉様を……ふあああ!」

「そんなに心配しなくても、レムにも前にやったじゃないか」

 男の言葉通り、レムも男に誘拐され、ラムと再会するまでの数日の間に、今のラムと同じような調教を何度もされた

 『隷属の加護』で抵抗を許されず、自尊心を壊され、陵辱で負った心の傷をさらに抉られ、体を開発された。

「でも……ううっ……姉様は‥‥…はあ……折れた角にマナを補充しないと……ああっ!」

「ああ、そういえば、それがあったね」

 ラムは折れた角に定期的にマナを補充することで命を繋いでいるのだ。

「仕方ないな」

「それじゃあ……え? ふわああああああ!」

 姉を助けてくれるのかと顔を輝かせかけたレムの体を強引に前に押し倒し、男は四つん這いになったレムを、すっかり固くなったイチモツで背後から貫いた。

「あああああ! うっ……どうか姉様を‥‥‥‥! ああっ! ふわあああああ!!」

 男は『寝技の加護』を宿した腰使いで、レムの胎内の弱い部分を突きまくった。

 『発情の加護』と『敏感の加護』に蝕まれ、何十回も陵辱され、調教で開発され、何時間も自分自身に慰められたレムの体は、男に一突きされる度に気絶しそうになるほどの快感と快楽を感じていた

「ああっ! ねえさ……ふああああ! 姉様を……あああああ!!」

「そう心配しなくても、マナの補充はしてやるよ。でも、今は寝起きの性処理をしないとね」

「はああああ! ふああああ! ああああ! うああああああ!!」

 男の腰の動きが激しくなり、レムは美しい唇からだらしなく唾液をこぼし、無意識に自分から腰を振っていた。豊かな二つの乳房がいやらしく揺れ、姉を想う声も淫らな喘ぎ声に取って代わられる。

「ほら、出すよ」

「ああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

 男の欲望を子宮に叩きつけられ、レムは体をビクン、ビクンと震わせ、快楽と衝撃に意識を真っ白に染められて、その場にくずおれた。

 

「ほら、姉様。マナ補充の時間だぜ。愛しのロズワール様じゃなくて悪いけどな」

「うんん! うぐぐ……」

 男は屈辱的な言葉と共にラムの額に手を当てた。ラムは拒むように首を振って、くぐもった声を上げた。

 「まだ立場がわからないかい、ラム。きみも、きみの妹も、もう俺の所有物なんだよ。理解できないなら、今度は尻の穴にバイブを突っ込んで、妹の目の前でクソを垂れ流させてやろうか? それとも可愛い妹が廃人になるまで調教されるのを見せてやろうか?」  

「んぐ……」

 最愛の妹の目の前で絶頂と失禁に追いやられ、その妹が陵辱されてる間も、動く事もレムの名を呼ぶことすらも叶わず、愛液と小便の臭いにまみれながら、低周波器と自動バイブに責められ続け、その上に残酷な言葉をぶつけられ、さすがのラムも体が震えるのを止められなかった。

「わかったみたいだね。じゃあ、大人しく妹を陵辱した男に命を繋がれるのを受け入れてもらおうか」

「うぐっ……」

 屈辱に歯噛みしながらも、それを押し殺してラムは耐えた。今のラムには自分と妹を守るために他の選択肢は存在しなかった。

 

「うう……」

「お。もう動けるのかい、レム。さすがは鬼族だな」

 男の中出しで意識を飛ばされたレムは、体よりも心の疲労で重い体をどうにか起き上がらせた。

「安心しなよ、レム。お望み通り、ラムの角のマナは補充した」

 男にそう言われても、レムの顔は晴れない。

(姉様を助けなければいけなかったのに、あっさり快楽に飲み込まれて意識を飛ばされるなんて……)

元々真面目で責任感が強いレムは、『魅了の加護』の影響で元凶の男に憎しみを向けられない事もあって、自分自身の弱さと無力を呪った

(そもそもレムの弱さのせいで姉様を巻き込んだのに……一体レムはどれだけ無能なのですか……!)

 ラムが自分を助けに来てくれた、あの日の事を思い出す。『隷属の加護』で縛られてたとはいえ、ラムの足を引っ張り、その後も男の口車に乗って間接的とはいえラムが辱められる手伝いをしたのだ。可能なら自分の首を絞めたい気持ちだった。 

「さて、レムはラム姉様の粗相で汚れたところを掃除してくれ。井戸と掃除道具は用意してあるから。それが済んだらラムの縄やバイブを外すのを許可してやるよ。姉妹でお互いの体を洗うといい」

「……はい」

 『隷属の加護』で男の命令には逆らえないし、逆らう気力もない。それにまがりなりにもラムを調教から解放する許可を得られたのだ、今はとにかく掃除を……。

「ふわあ!」

 いきなり後ろから胸を揉みしだかれレムは嬌声を上げた。

「ちょっと出かけてくる。戻ったら、また可愛がってやるからな」

「ふぁ……はいぃ……」

 ひとしきりレムの胸の感触を楽しむと、男はレムを放して小屋から出て行った。

 レムは虚脱感で膝をつきそうになるのを、どうにか堪えた。

(スバルくん……)

 汚れ切った今の自分には、もはやその名前を口にする資格さえないように思えて、レムは心の中だけで愛する少年の名前を呼び、瞳から一滴の涙をこぼした

 

 男はロズワール邸に敵情視察に向かうつもりだった。レムとラムが誘拐され、エミリア陣営が今後どう動くか、確認しておく必要があった。

 「原作通りに旧ロズワール邸が燃えて、新しいロズワール邸に移ってるとしたら、そろそろのはずだけど……」

 その時だった。

 強烈なマナの激突を感じたのは。

 「へ?」

 遠くで、激しいマナのぶつかり合いが大気を震わし、ここまで影響を及ぼしてる。

「なんだ?」

 男は『遠見の加護』で現場を確認した。そこには予想外の光景があった。

「は? エミリアとロズワールが戦ってる? なんで?」

 そこで激しい魔法合戦を行っていたのはリゼロのメインヒロインである銀髪のハーフエルフにして絶世の美少女のエミリアと彼女の後ろ盾でありレムとラムの本来の主であるロズワールだった。

 ロズワールは炎の槍と不可視の風の刃を同時に放ち、エミリアは一瞬で己の眼前に巨大な氷の塊を生み出して、それを盾の代わりにして二種類の魔法を同時に防いだ。

 ロズワールは様々な魔法を高レベルで扱えるルグニカ王国一の魔法使いだが、エミリアはマナの総量だけならそのロズワールを上回る。

 『聖域』での事件で、封じられてた記憶と共に本来の力を取り戻したエミリアは、魔法使いとしては格上のロズワールに引けを取っていなかった。

(いやいや、ファンとしては興味深い戦いだけど、なんでこんな事に……? 原作では、こんな展開は無かったぞ?)

 その時、『気配探知の加護』に反応があった。

「誰かいるな。あれは……ペトラとフレデリカか」

『遠見の加護」で気配の出所を確認すると、そこにいたのはロズワール邸のメイドのフレデリカとペトラだった。

 フレデリカはレムとラムの先輩のメイド、ペトラはレムがいなくなった後に加わった新人のメイドだった。

「あの二人なら、何か知ってるかも」

 男は『隠形の加護』で姿と気配を隠しつつ、二人に接近していった。

 

「ここまで来れば巻き込まれる心配もないでしょう。ペトラ、大丈夫ですか?」

 フレデリカはガーフィールの父親違いの姉でもあり、ガーフィールと同じ金髪の髪と鋭い牙を持っている。小柄なガーフとは対象的に大柄な体格で、メイド服の胸元にはレム以上に豊満な乳房がはちきれんばかりだ。

「はい、フレデリカ姉様。でも、旦那様はどうして急におかしく……乱心されてしまったんですか?」

 わざわざ難しい言い回しに言い直して、ペトラは姉と慕う先輩メイドに尋ねる。

 短く切り揃えた赤色交じりの茶髪に赤いリボンをした少女だ。年齢は確か12歳。いや、もう13歳になっただろうか? まだ幼さが残るが、かなりの美少女だ。

「わかりませんが、もしかしたらスバル様なら心当たりがあるかもしれません。昨日、旦那様となにやら口論されていましたから」

「旦那様とスバル様が喧嘩してたのなら、絶対に旦那様の方が悪いですよ」

「ペトラ、そのような言い方は……」

「だって、おかしいですよ。いきなりエミリア様に襲い掛かるなんて」

(旦那様ってロズワールだよな。ロズワールがスバルと口論してエミリアに襲い掛かった……? あ、もしかして)

 二人のメイドの会話を盗み聴いていた男には一つ思い当たる事があった。

 それは『聖域』での事件が終わり、スバルが今までの功績を認めらてエミリアの正式な一の騎士になった叙勲式での事だ。

 エミリア陣営でただ一人、スバルが『やり直し』という途方もない力を持つことを知るロズワールは、スバルに一つの宣告をした。

「――この先、君の周りで君が守るべき誰かが失われることがあれば、私は躊躇いなく残った者を速やかに焼き、私自らも灰になろう」

 早い話、スバルが大切な者たちを守り抜くという自分の道を諦め、それによってロズワールの悲願までが閉ざされると感じた場合には、スバルの大切な人間を全て殺してでも強引に『やり直し』をさせるという傍迷惑な宣告だ。

(俺がレムとラムを誘拐して、それをスバルが助けられなかったからか)

 

「いい加減にして、ロズワール。ちゃんと、お話を聞かせて!」

 美しい眉を吊り上げて怒鳴るエミリア。

 銀色の長い髪を一つにまとめ、白い花を模した髪飾りをし、息をのむほどに美しい容姿をしていた。スタイルの良い体に白い服を纏う姿は幻想的だが、表情はとても人間的で、己の感情を隠すことなく真っ直ぐにさらけ出している。

「話す事などありませんよ、エミリア様。残念ながら、その段階は過ぎている」

 冷たく応じるロズワール。

 貴族でありながら、整った顔と鍛えられた体に道化のような化粧と服装をしている。

 顔には普段の余裕に満ちた笑みはない。平時は間延びした妙な口調なのだが、それも消えていた。

「強いて言うなら、私の望みをスバルくんに果たしてもらうには、あなたに死んでいただかなくてはならない。あなた個人には何の恨みも無いので、申し訳ないとは思いますが」

「どうして? 私が死んでも困るのはロズワールじゃない。私を王選に参加させた意味がなくなるし。それに、このままじゃロズワールは呪印に焼き殺されちゃうのよ?」

 ロズワールは『聖域』の事件の際にスバルとの賭けで、自分の体に呪印を刻んだ。約束を反故にすれば自らを焼き尽くす呪印。

 それによってロズワールはエミリア陣営の人間に危害を加えられなくなったはずだった。

 現に今この瞬間も呪印の力はロズワールを蝕んでいる。

 膨大なマナを誇るとはいえ、魔法の技術でも戦闘経験で劣るエミリアがロズワールと互角以上に戦えてる理由がそれだ。ロズワールは呪印から常人なら耐えられないような激痛を受けている。そんな状態で大魔法を連発できるロズワールの精神力は異常だった。

 ロズワールが乱心した際、エミリアは咄嗟にロズワールの攻撃を防ぎ、今も無事だから、それで済んでるが、ロズワールの攻撃がエミリアの命を奪えば、いや、エミリアに傷一つ付けただけでも呪印はロズワールを焼き尽くすはずだ。

「言ったはずですよ。話し合いの段階は過ぎている。我が悲願を確実に叶えるために、あなたの命を以てスバルくんに決断してもらう」

「この、わからず屋!」

 ロズワールは人間の体など一瞬で焼き尽くす熱量の火炎玉を次々と放ち、エミリアは巨大な氷の矢で、それを相殺した。

 

 ロズワールは重要な事を二つ知らない。

 一つはスバルの能力は厳密には『やり直し』ではなく『死に戻り』。命を失う事で発動して時間を巻き戻す。スバルにとって、まさに命懸けの覚悟で使用してる力なのだ。

 二つ目は巻き戻る時間の設定をスバル自身が行えない。つまりセーブポイントを自分で決められない。

(多分、スバルはレムが誘拐された時点で『死に戻り』を試したはずだ)

 情が厚く、身内を大切をするスバルだが、その中でもエミリア、レム、そして『聖域』で契約したであろうベアトリスの三人は別格に大事な存在だ。

 そのレムが誘拐され、しかもなんの手掛かりも無いと知り、スバルはおそらく自らの命を絶って『死に戻り』をした。原作でレムが暴食の被害に遭ったと知った時、痛みと死への恐怖に耐えて、そうしたように。

(だがセーブポイントはすでに更新されていた。ロズワールはそれを知らない)

 スバルは嫉妬の魔女によって『死に戻り』について他人に説明できない縛りをかけられている。

 加えて、おそらくラムが誘拐された事がロズワール自身が思う以上に彼から冷静な判断力を奪った。

 元々ロズワールにとってラムは片腕的な存在であり、もし悲願が叶わなかった時には自分の罪を裁いてくれる特別な存在だったが、『聖域』でラムに愛を告白され命懸けの行動をされた事がロズワール自身も自覚してない部分で影響を与えたのだろう。

 その結果が今の状況だと男は判断した。

 

「ペトラ、あなたはここで待っていなさい」

「フレデリカ姉様は?」

「ガーフと、それにスバル様とベアトリス様とオットー様を呼んできます。とにかく今は旦那様を取り押さえてでも正気に戻っていただかなくては」

 どうやらスバルたちはレムとラムの捜索のために出払っていたようだ。

 偶然ではないだろう。いくらロズワールが王国一の魔法使いでも、エミリア陣営の全員を呪印に焼き尽くされる前に皆殺しにするなど不可能に近い。

 だからスバルが留守にしてる間に、スバルにとって一番大切なエミリアを殺し、スバルに『やり直し』を強要しようというのだ。

「すぐに戻ります。大丈夫だとは思いますが、くれぐれも気を付けて待っているのですよ」

 フレデリカの美しい手足が太く変形し獣毛で覆われる。半獣形態になったフレデリカは本物の獣に劣らぬ速度で疾走した。

「フレデリカ姉様……」

 敬愛する先輩メイドの姿を見送り、ペトラは祈るように小さな胸に両手を当て、

「スバル」

 と、なにかに願うように愛しい少年の名前を口にした。

 

 ペトラ・レイテはナツキ・スバルに恋をしている。

 かつて魔獣事件でスバルに命を救われ、その後、さらに短編集に収録されたエピソードでスバルの優しさに触れ、彼に恋心を抱いた。

 年上のお兄さんのような少年への憧れ……などという生易しい感情ではないのを前世でリゼロの愛読者だった男は知っている。

 ペトラはスバルの傍にいるためにロズワール邸のメイドとなり、メイドになって数日で殺し屋コンビに襲われて命を危険にさらされてもロズワール邸のメイドを続け、スバルの力になるために大嫌いなロズワールに頭を下げて魔法を習い、スバルを助けに行くために自分の体にロズワールと同じ約束を破れば命で償う呪印を刻んだ。まさに命懸けの想いをスバルに抱いている。

 しかし、その想いが報われる可能性は低い。スバルの中では不動の一番はエミリアであり、レムでさえ、二号さんになれるか、どうかなのだ。

 ましてやペトラはスバルの中では妹分でしかない。出会った時に17歳と12歳だったのだから無理もない。

 ペトラ自身、薄々と理解してるはずだ。それでもペトラの想いは揺らぐことはない。

 

 そんな一途な少女の姿に、男はフッと小さく笑った。

「参ったなあ。俺、ロリコンの気は無いと思ってたんだけどな」

 あの報われない想いを抱く少女を『救済』したい。『救済』の建前の元に、あの一途な想いと、それを糧にスクスクと育ってる最中の愛らしい体をグチャグチャになるまで嬲りたい。

 男は股間にうずきを感じながら、ゆっくりと恋する少女に向かって歩き出した。




どうもお待たせしました。
第4話終了です

次回は今週のリゼロのミニアニメでメインだったペトラです
ペトラはアニメ版の範囲ではまだ出番が少ないので(公式のミニアニメには結構出てるけど)、人気はイマイチですが、自分は大好きなキャラです。
彼女の一途な想いを応援しつつ、この小説の中ではイジメまくろうと思います

ペトラの可愛さを刮目しながら、次回を待て
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