リゼロ 転生者の男が加護を駆使して、救済を建前にヒロインたちを寝取る 作:[email protected]
『救済』を建前に好き放題する男の魔の手はついにメインヒロインのエミリアにも。
ロズワール邸の三人のメイドをその魔手で汚した男は再度アジトを変えた。
一つの場所にとどまるのは危険に思えた。
エミリア陣営は油断ならない。最年少のペトラでさえ、あの手強さなのだ。
前のアジトの山小屋を『物質崩壊の加護』で消滅させ、カララギ都市国家の国境の近くの山にまで長距離の引っ越しをして、新しいアジトの山小屋を作る。
そして男は三人のメイドの『救済』を再開した。『救済』を建前にして、三人の体を好き放題に嬲った。
その日も男は『救済』の名目で、自分の欲望の赴くままに、三人のメイドを弄んでいた。
男の前で『隷属の加護』の『命令』に縛られた三人は、並んで壁に両手を突き、男に向かって腰を突き出した屈辱的な姿勢を取らされていた。
しかもメイド服は着たままだが、下着ははぎ取られ、スカートを捲し上げられ、尻と女の花弁を丸出しにした惨めな姿だった。
「はは、いい眺めだな」
「うう……」
「くっ……」
「ひっぐ……」
男の下卑た言葉に、レムは慣れる事のない恥辱に顔を赤くし、ラムは屈辱に歯噛みし、ペトラは恐怖とおぞましさに涙をこぼしていた。
「レムのお尻は相変わらず柔らかいな」
「ううっ……ああ……」
男は笑いながらレムの尻を撫でまわす。『寝技の加護』を持つ男の手は、尻を撫でるという行為一つでも女の体を的確に刺激して快感を引き出し、レムは抑えきれずに小さく喘いだ。
「ラムの尻はレムに比べると少し硬いな。もっと開発した方がいいかな?」
「くうっ……」
ラムは屈辱に耐えながら男を睨みつけた。
「ペトラのお尻は可愛いな。撫で甲斐があるよ」
「いやあ! 触らないで!」
三人の中でただ一人『魅了の加護』を使われていないペトラは、屈辱や恥辱だけでなく、頭がおかしくなりそうな程の恐怖と嫌悪感に苛まれていた。
ペトラが並の精神力しかない少女だったら、とっくに心が壊れていただろう。その方が楽になれたかもしれないが。
ひとしきり三人の美少女の尻の感触を楽しんだ男は、固くなったイチモツを晒し、三人のメイドを背後から次々に貫いた。
「ふうっ……! ああっ……! くうう! あああああ!!」
レムはラムとペトラの存在を意識して、必死に快楽に耐えようとたが、『発情の加護』と『敏感の加護』に蝕まれ、数えきれないほどの陵辱と調教で開発された体は、レムの意思を無視して快楽の嵐を発生させてレムを襲った。
男に一突きされる度に体が快感に打ち震え、豊満な乳房がメイド服の中で暴れる。
「くっ! くうう……! くあああ!」
ラムはレムとペトラを気遣いながら、懸命に歯を食いしばっていたが、男の執拗な突きに快感を抑えきれずに美しい唇から嬌声が漏れる。
「いや! いやあああ! スバル、助けて! スバル!!」
ペトラは突かれる度に涙をこぼし、初々しく想い人に助けを求めて泣き叫んだ。
「はは、姉妹丼+1ってところか。いや、ロズワール邸のメイドは義理の姉妹みたいなものなんだから、新姉妹丼か」
『絶倫の加護』によって衰える事のない男のイチモツは、休むことなく、三人の美少女メイドを犯し続けた。
男は三人のそれぞれの反応と感触を楽しみながら、何度も三人を絶頂させ、中出しした。
「ふああああ! ああ……」
何度目かの絶頂と中出しの後、ペトラの小さな手はゆくっりと壁から離れ、小柄な体はその場にくずおれた。
「ペトラさん!」
「ペトラ!」
レムとラムは心配そうに後輩のメイドの名前を呼んだが、『隷属の加護』には逆らえず、両手を壁についたまま、ペトラに駆け寄る事もできなかった。
「おやおや、少し大人に扱い過ぎたか?」
男は冷たく笑う。幼さの残る少女を嬲り、意識を飛ばした事による罪悪感は皆無だ。むしろ楽し気ですらある。
「しょうがないな。ラム、ペトラを介抱してやれ。レムは俺と一緒に来い」
「待ちなさい! まだレムに何かするつもり? きさまの相手ならラムがするわ。ペトラの介抱はレムがすればいい」
「優しいなあ、ラム姉様。だが俺はレムに一緒に来いと言ったんだ。お前は黙ってペトラの介抱をしていればいい」
「くっ……」
『隷属の加護』による命令に逆らえず、ラムは悔しさと最愛の妹への心配から顔を歪めた。
「エミリア様はだいぶ危険な状況だ」
「え……?」
レムを自室に連れ込むなり、男はそんな事を言ってきた。
てっきり男の慰み者にされると思ってたレムは、その予想外の言葉に目を丸くした。
「ペトラから聞いてるかもしれないが、実はロズワールとエミリア様が派手にドンパチやってな。どうやら、その隠蔽に失敗したようだ」
当然といえば当然だった、あれだけ派手な魔法合戦をやって、人目につかないのは不可能だった。しかも暴れてたのは道化のような衣装で有名な辺境伯と王選候補者の銀髪のハーフエルフという目立ちまくる二人なのだ。
リゼロ世界には現代日本のようなニュースもネットも無いが、それでも目撃者がいれば噂は広まる。人の口に戸は立てられぬ。
やらかしたのがロズワール以外の人間なら、ロズワールの認識疎外の魔法で衆目の目から隠せてたかもしれないし、もし目撃者がいても、辺境伯の権力を最大限に使って情報の拡散を防げたかもしれない。しかし、残念ながら、やらかしたのはロズワール辺境伯当人だった。
しかもスバルたちは、ロズワールが呪印で焼け死なないように、ロズワールを誰も傷つけさせずに無力化するという超高難易度ミッションをやるハメになり、それに成功したかと思えばペトラが行方不明になっており、レム、ラムに加えて、ペトラを探して右往左往してたので、完全に情報規制のタイミングを逸した。
この醜聞は当然エミリア陣営にとって大打撃だった。
もとよりエミリアは差別と迫害を受けているハーフエルフ、しかも嫉妬の魔女と同じ銀髪のハーフエルフという大きなハンデを抱えている。それが後ろ盾である辺境伯とガチの魔法バトルをやらかしたのだ。
それに原作ではスバルたちは『聖域』の事件の後、各地で人助けや事件解決をして名を上げてたが、この世界では行方不明になったレムとラムの捜索に時間を割いていたため、原作程の良好な状況ではない。
加えて、貴族の世界は足の引っ張り合いが常だ。辺境伯にして宮廷魔法使いの筆頭、王国一の魔法使いであるロズワールは、尊敬や憧れと同時に嫉妬などの悪意も向けられている。今回の一件はロズワールを引きずり降ろそうとする反ロズワール派の貴族からしたら、格好の材料だ。
「そんなわけで、エミリア陣営は今危機的な状況であり、王選は絶望的という訳さ」
「そんな……」
肩をすくめて告げる男に、レムは愕然とした。
「そこでだ。エミリア様も、ココに招待しようと思うわけだ」
「……え……?」
「だって、そうだろ。勝ち目がなくなったのに、王選候補者なんか続けても辛いだけだ。ハーフエルフ嫌いの連中はここぞとばかりにエミリア様を責め立てるだろうしね。かといって故郷の森に帰っても氷像になってる同胞の姿に心を痛めるだけだ。それなら俺が『救済』して……」
「ダメです!」
男の言葉が終わるより先に、レムはそう声を張り上げていた。
「……うん? 何がダメなんだ、レム」
「そ、それは……。ああっ! あああん!」
男はメイド服の上からレムの豊満な乳房を揉みしだいた。
「服の上から胸を揉まれただけでイキそうなくらい感じてるような淫乱が俺に口答えか?」
「ふあっ! で、でもエミリア様は……ああっ……エミリア様はまだ負けていません。エミリア様が諦めない限り、うんんっ! く……誰にもエミリア様の道を阻む権利はないはずです!」
胸に与えられる刺激に艶やかな喘ぎ声を上げながら、それでもレムは言い放った。
(この女……今更、そんな正論をほざくとは、調教が足りなかったか?)
ラムならまだしも、レムはもう完全に反抗心をへし折っていたと思っていたので少しイラついた
「はあ……はあ……。それに……」
「それに?」
「スバルくんが……悲しみます!」
一瞬、男の脳裏に以前ペトラが言い放った言葉が浮かんだ。
「レム姉様はずっと泣いてた。『スバルくんに会いたい』って、『スバルくんの所に帰りたい』って、そう叫んでた!」
「………………」
「スバルくんはエミリア様を愛しています。エミリア様がいなくなったらスバルくんは悲しみます。だから……ああっ!」
男はレムの青い髪を掴んで、レムの体を部屋のベットの上に引き倒した。
そしてレムのスカートを捲り上げて、未だに下着の着用すら許されず、むき出しになってるレムの女の花弁に、自分のイチモツを挿入した。
「ふあああああ! ふう、あああああ!」
「レム。お前、まだナツキ・スバルに未練があったのか? 俺にこれだけ犯されて、穴に突っ込まれただけで絶頂しそうになってるくせに」
「……ふあ……違います……。……レムには……もう……スバルくんの傍に……ふあ……いる資格がないのは……ああっ!……くう……わかってます。でも……スバルくんを悲しませることは……絶対に……あああ! ……くふう……絶対にダメです!」
男の腰の動きに嬌声を上げ、息を乱しながら、それでもレムは言い切った。
(俺が思ってたより、レムのスバルへの想いは強かったということか)
あるいは、しばらく姉のラムと一緒に過ごした事やレムと同じようにスバルに恋心を抱くペトラが来た事が影響したのか。
(なんにせよ、ここまで反抗してくるのは想定外だな)
男はエミリアを誘拐するのに、レムを利用するつもりだった。
エミリアは強い。華奢な外見に似合わず、素手で武装したチンピラ数十人を無傷で叩きのめせる程の身体能力を持っている。加えて、先日のロズワール戦でも見せた、あの膨大なマナだ。
それにレム、ラム、ペトラが、立て続けに誘拐されたり、行方不明になってるのだ。エミリア陣営も警戒心を強めてるはずだ。それを突破するのにはレムを利用するのが最適だと思ってたのに、ここに来て逆らわれるとは。
むろん、レムがどれほど反抗しようが、『隷属の加護』には逆らえないのだが、このように強い反抗心を残したままでは、どこでイレギュラーが起きるかわからない。
それを抜きにしても、自分が『救済』してやらなければ眠り姫だった女が自分に逆らうなど許していいわけがない。
(もう一度、今度はもっと徹底的にレムの心をへし折る……。いや、打ち砕く必要があるな)
男はレムの顎を掴むと、レムに抵抗を許さず、彼女の唇を奪った。
「んんんんん! んん、ううんんんん! うんんんん!!」
男の巧みな舌使いがレムの舌を、口内を、蹂躙し汚していく。スバル以外の男に口づけされ、舌を嬲られ、口内を蹂躙され、なのに快感を感じてしまう。
自己嫌悪と罪悪感、そして『魅了の加護』の効果でも打ち消しきれない程のおぞましさを感じるが、それすら湧き上がる快感に上書きされる。
どのくらい時間が経過しただろう。散々にレムの舌と口内を弄んで、男はレムを開放した。
「はあ……ああ……」
レムはベットの上に座り込んで、自分の口に手を当てた。快感と吐き気が入り混じって、レムの頭をかき乱す。そこに、
「スバルとエミリア様は口づけをされたよ」
と、男はレムにとって最も残酷なタイミングで、その事実を伝えた。
「お前が俺のところに来てから数日後に『聖域』でな。エミリア様は特殊なお育ちだから、それまでは口づけで子供ができると思っていたようだ。つまり、スバルの子供を産む気満々という事だ。今頃は本当の子作り行為を楽しんでるかもな」
最後のは完全なデタラメである。そんな簡単に関係が進むほどにスバルは恋愛に器用ではなく、エミリアはキスで子供はできないと知った後も本当の子供を作る行為の事を知らないままで、処女の意味すら知らない。
しかし二人がキスをしたのは事実である。少なくとも原作において、スバルとエミリアは『聖域』でキスをした。そして原作と同じように『聖域』を開放しているのだから、この世界でも同じように二人はキスをしてる可能性は高かった。
「―――それは祝福すべきことです。スバルくんはずっとエミリア様に想いを抱いていました。それが報われたのなら、レムは……ああっ!」
しばしの沈黙の後、そんな綺麗事を語り始めたレムだったが、男はメイド服の上からレムの乳房を揉みしだき黙らせた。
「取り繕うなよ。妬ましいと思っただろ? エミリア様だけズルい、ってな。なんなら、エミリア様も自分と同じ目に遭えばいいのに、って思ったんじゃないのか?」
「そんなこと……はうっ……お、思っていません」
胸を愛撫される快感に耐えながら言い返すレム。本当に少しもそう思っていないなら、その目に浮かんだ涙はなんなのか?
だが、男はそれには触れずに別の角度からレムの心を責めた。
「いいや、思ったね。お前はそういう女だ。姉様の角が折れた時もそうだっただろう?」
「―――――!!」
心の奥の古傷を抉られてレムは目を見開き、その青色の目から涙が飛び散った。
それは魔女教が鬼族の里を襲撃した日の事だった。
ラムは最愛の妹であるレムを守ろうとし、その戦いの中で、鬼族の力の源である重要な器官の角を折られてしまった。
そしてレムは一瞬だけ思ってしまったのだ。
――ああ、やっと折れてくれた。
レムは強くて、優しくて、何でもできる完璧な姉を心から敬愛していたが、同時に周囲からの無意識の比較に苦しんできた。
表立って迫害されていたわけではない。しかし、周囲は常にラムとレムを比較し、こう思っていた。なぜレムはラムのようにできないのか、なぜ双子なのにレムはラムと違って落ちこぼれなのか、と。無自覚に、あるいは当人たちは隠していたつもりだったのかもしれないが、子供はそういったことに敏感だ。
レムは何か一つでいいから姉より得意なものが欲しくてアレコレ努力したが、まさに完璧超人だった当時のラムはあらゆる事柄でレムを上回っていた。
そんなラムが角を失い、自分と同じ不完全な存在に、いや、自分よりも劣る存在になった時、レムは一瞬だけ、その事に暗い喜びを抱いてしまったのだ。
客観的に見るなら、それは一瞬の気の迷いのようなものだった。
事実、レムは己が姉に抱いてしまった一瞬の悪意を激しく後悔し、罪悪感に苦しんできた。
レムはメイドとしても、戦士としても、自分を磨いて、強くなるために、ラムやフレデリカが心配するくらいに懸命に努力した。その最大の原動力はラムへの罪悪感と贖罪の気持ちだったと言ってもいい。
ナツキ・スバルに心を救われ、そのラムへの劣等感や罪悪感を払拭して、ようやくレムは後ろめたい感情に捕らわれずに、愛する姉と向き合えるようになった。しかし、
「ナツキ・スバルに救われて生まれ変わったつもりだったか? お前の罪は永遠に消えないし、お前という人間の本質も変わってないんだよ。スバルに優しくされようが、お前がクズなのは変わらないんだ」
今、男は残酷な言葉で、レムの心の古傷を抉って塩を塗り込み、スバルとの大切な思い出をも踏みにじる。
「そら!」
「あああ! ふ、うあああ! ああああ! ふああああ!」
動揺してたレムを男はイチモツで貫き、心がかき乱されてるレムは快楽に抗えずに淫らな嬌声を上げた。
「見ろ、コレがお前の本質だ。ナツキ・スバル以外の男に犯されても大喜びする。体も心も卑しいメスなんだよ、お前は」
レムの体を『加護』と陵辱と調教で、そう作り変えたのは自分である事を棚に上げて、男はレムを罵倒した。
「ふうっ、はああああ! くっ、あああああ! ふああああ!」
言い返したかったが、古傷を抉られ大切な想いを汚されて弱った心は、快楽に押し流され、レムの口からはいやらしい喘ぎ声と艶やかな嬌声だけが漏れた。
「『スバルくんはレムの英雄なんです』だあ? は、笑わせるな」
と、男はさらに容赦なく、レムにとっての大事な思い出と決意を汚し、否定する。
「お前みたいな罪人が英雄を求める資格なんてあると思ったのか? 『スバルくんの力になりたい』? 『支え合いたい』? お前みたいな無能な疫病神が笑わせるな」
「うっ……ああああっ! ふわああああ!」
言葉と快楽の暴力がレムの心身を責め立てた。
何故この男はスバルやラムさえ知らないレムの心の中だけの罪やレムとスバルしか知らないはずの思い出を知ってるのか、それを疑問に思う余裕すらない。
「ラムが俺に処女を奪われた時もそうだったよな。お前は他人の足を引っ張って、そのくせ自分の事しか考えない薄汚い女だ」
「ふうっ、ふあああ! うっぐ、ああああ!」
『隷属の加護』と悪辣な思考誘導でレムを操った事も棚の上に放り投げて、男はレムを罵倒する。
気が付いた時、レムは泣いていた。それでも体は快楽を感じるのをやめてくれない。
「そんなクズが今さら取り繕うな。『スバルくんを悲しませたくない』なんて、そんな言葉を口にする資格すらないんだよ、お前には」
罵声を浴びせながら、男は腰の動きを強めた。
「ああああああ!」
レムの体がビクンと大きく震え、内股から愛液が零れ落ちる。
「は、こんな時だってのに、あっさり絶頂しやがって。お前みたいな淫乱女に想われてるなんて知ったらナツキ・スバルも嫌がるだろうぜ」
そんなわけない、スバルくんはそんな人じゃない、そう言い返す気力さえ、今のレムにはなかった。
レムの青い瞳からボロボロと涙が零れ落ちた。
「淫乱で、その上にスバルとエミリア様が結ばれる事を素直に祝福できない。本当に腐りきったクズだな、お前は。そのくせ上辺だけ取り繕うとする偽善者め」
ほんの一瞬だけ心に浮かんだ嫉妬を、絶対に許されない大罪のように扱い、それを隠そうとしたことを薄汚い偽善だと、男は口汚くレムを罵った。
その間も腰を動かし、レムの体を犯し続ける事も忘れない。
「うあああああ! うぐっ、うう……あああああ!」
レムは悲痛に顔が歪め、嗚咽と喘ぎが混じった声を上げている。
元々レムは真面目で責任感が強い半面、劣等感が強く自罰的になりやすい性格だ。それはラムに対して一瞬だけ抱いた悪意に十年近くも罪悪感を抱いていた事からもうかがえる。
それを救ってくれたスバルとの思い出も、心の支えであるスバルへの想いも、何もかもを否定し、その上で心と体の醜い一面を過剰に徹底的に責め立てる。
「お前みたいなクズが自分で何かを考えようなんてのが間違いなんだよ。黙って俺の言う事を聞いてればいいんだ」
心を打ち砕き、自失状態に追い込んで、そこに都合のいい言葉を上書きする悪質な洗脳。
それからレムを守る者はいない。かつてレムを救ったスバルも、誰よりもレムを愛している姉のラムも、レムと同じようにスバルに恋したペトラも。ここには誰もいない――。
「男を喜ばすしか能がない淫乱が、一丁前に自分の意見なんぞほざきやがって」
「くああああ! あああああ! ふあああああ!」
「お前は俺に『救済』された俺の性奴隷なんだ。俺の言葉に逆らう権利なんかないんだよ」
「うう、あああああああ! ああああああ!!」
男はなおもレムの心と体を責め立て続けた。何度も絶頂させ、罵声を浴びせ、レムの心を引き裂いた。
「そら、中に出すぞ」
「いや……ああああああ! ふあああああ!」
男の欲望を子宮に流し込まれ、レムは絶望と快感の入り混じった嬌声を上げ、精も魂も尽きたように、ベットのシーツの上に突っ伏すように倒れこんだ。
「誰の性液を入れられても喜ぶ淫乱女め。お前にはナツキ・スバルに対して、なにかを想う資格そのものがなかったのさ」
「うう……」
トドメとばかりの男の非道な言葉に、レムは虚ろな目から涙をこぼした。
「レム、いるの? ねえ、レム、どこなの?」
自分を呼び出したメイドの姿を探して、エミリアは辺りを見回した。
周囲は人の気配も、人の通り道もない、深い森だったエミリアがパックと二人で過ごしてたエリオール大森林を少し思い出した。
エミリアのレムを探す声や辺りを見回す子供のような動作には緊張感が欠けてるように見えるが、実際は十分に周囲を警戒していた。
その証拠にエミリアの周囲には大量のマナがうずまき、エミリアの意思一つで、一瞬で無数の氷の矢となり、彼女に危害を加える者を穴だらけにする。
「――エミリア様」
と、聞き覚えのある声で名前を呼ばれ、エミリアが視線を向けると、そこには懐かしい青髪のメイドの姿があった。
「レム! あ……」
エミリアは顔を輝かせて駆け寄ろうとしたが、何かを思いついたのか、慌てて急停止した。
「えっと……本当にレムなんだよね? 私の知ってるレムで間違いない?」
「……レムはレムですよ、エミリア様」
「えーと、前に私やスバルやラム、パックやベアトリスや村のみんなで雪祭りした時の事を覚えてる?」
「はい。大精霊様の発魔期が原因で降り積もった雪をスバルくんが有効利用して企画した雪祭りですね。エミリア様とベアトリス様は大精霊様を模した?、ヘンテコな雪像をお造りでしたね」
「結構似てたと思うんだけどな」
エミリアは美しい唇を子供のように尖らせて不満げに言う。そして改めてレムに笑顔を向けた。
「よかった。本当に本物のレムなんだね」
エミリアは今度こそレムに駆け寄り、その体を抱きしめた。
「無事でよかった。スバルがすごーく心配してたよ」
「――スバルくんが?」
「うん。もちろん私も。フレデリカやガーフィール、ラムやペトラちゃんだって」
と、そこまで言って、エミリアは、はっとした。
「そうだ、レムはラムがどこにいるか知らない? 落ち着いて聞いてほしいだけど、レムを探しに飛び出したまま、いなくなっちゃって。それにペトラちゃんも……」
「……あの。エミリア様は……本当にお一人でいらっしゃったのですか? スバルくんたちには何も言わずに?」
「え? うん、だってレムは一人で来るようにって言ってたって、あの子が」
レムはアーラム村のペトラの友人の子供の一人を介して、エミリアに伝言を伝えた。「誰にも口外せず、一人で会いに来てほしい」と。
村の子供は間違いなくレムだったと言っていたが、あまりにも怪しい事は、長い間、森で暮らしてて、世間知らずな面のあるエミリアにも理解できた。
「でも、レムが『誰にも言わずに一人で来てほしい』って言うなら、それは意味があると思ったから」
「―――――。」
エミリアのまっすぐな信頼に、レムの瞳が揺れる。
「あ、でもレムそっくりに変装した悪い人の可能性も考えたのよ。だから警戒したっていうか、試すような事を言っちゃって、ごめんね」
「……あ……」
よく観るとレムの体はブルブルと震えいていた。
「どうしたの、レム。どこか痛いの? まさか病気になっちゃったんじゃ……」
心配そうに慌てるエミリア。
「……だ……ダメ……」
「え? レム、今なんて……?」
「逃げてください、エミリア様!」
と、ほんの一瞬だけ、『隷属の加護』に逆らってレムは声を張り上げた。が、
「遅いよ」
「え……?」
次の瞬間、『隠形の加護』で気配と姿を隠してた男の手が、レムに気を取られて無防備なエミリアの背中に触れた。
「あ……?」
瞬間、『金縛りの加護』と『マナ封じの加護』によって、エミリアは強靭な身体能力も膨大なマナも全て無力化される。
その場にくずおれたエミリアの体を男が受け止めた
「メインヒロイン、ゲット」
男はエミリアの美しい顔を覗き込んで、ニヤリと笑った。
「うああああああああああああ!!」
と、それを見たレムが頭を抱えて絶望の慟哭とも激痛の絶叫とも取れる声を上げた。
強制されたとはいえ、エミリアを裏切った事の罪悪感に苦しんでるのか、それとも『隷属の加護』に一瞬でも逆らった代償に心身に何らかの負荷を受けてるのか。どちらにしろ、男の知った事ではない。
「あなた、誰なの? レムに何をしたの? 一体何が目的なの?」
身動きできず、魔法も封じられた状態で、見知らぬ男に体を抱えられ、それでもエミリアは気丈に問いかけた。
「俺はきみを『救済』する者さ」
言いながら、男は自分の腕の中のエミリアを見下ろす。
きらめくように美しい銀色の長い髪。息を飲むほどに美しい顔。清楚な印象を抱かせる白い肌。均整の取れた美しい体つき。そして本人の無垢な魂とは対照的に、ボリュームのある、それでいて形の良い豊満な乳房。
それらを舐めまわすように見つめ、男は不気味に笑って舌なめずりをした。
第6話はここで終了です。
断わっておくと、筆者はレムが嫌いなわけではありません、むしろ好き。
筆者がレムを好きだから始まったのが本作です。
好きなキャラに対して、応援したい気持ちとイジメたい気持ちの両方がある面倒な奴なのです。
さて、次回はついにエミリアが……
このゲスの極みのような男が純真無垢なエミリアをどう嬲るのか、どうか期待しながら、お待ちください。
なお余談ですが、作中でスバルはロズワールを取り押さえるために何度か『死に戻り』するハメになってます。
ロズワールに誰も傷つけさせず、なおかつ生きたまま無力化するのは、そのくらいの超高難易度のミッションでした
ロズワールは皮肉にも「スバルに『やり直し』の能力を使わせる」という目的は果たしました。
残念ながら、彼の望む結果にならず、さらにロズワールを無力化した時点で、セーブポイントが更新され、スバルはペトラを助ける機会を失ったのでした。
なお聡明なペトラは男が自分を攫ったタイミングから、ロズワールの乱心を利用したのに気づいてるので、元からマイナスだったロズワールへの好感度がドン底まで低下しています。