常識改変プロデューサーとアイドル 作:湯けむり桶
芸能プロダクション、346プロダクションのプロデューサーである俺には、誰にも言えない、そして誰にも抗えない「力」がある。
それは、世界の理――人々の「常識」を思いのままに書き換える能力だ。
今日も俺はアイドルのプロデュースという激務に身を削っていた。営業、打ち合わせ、スケジュール調整。アイドルの輝きを守るため、俺の精神は常に磨り減っている。だが、そのストレスを解消する術を、俺は持っている。
都内テレビ局、バラエティー番組『午後のティータイム・トーク』の収録スタジオ。
雛壇の上段には、文学少女として知られるクールなアイドル、鷺沢文香が座っていた。
彼女は今、新刊の書評について司会者とやり取りをする出番を待っている。
スタジオの隅でディレクターと打ち合わせをしていた俺は、ふと文香の、タイトな衣装に包まれた知的な肢体を眺め、耐え難い渇望を覚えた。
「……少し、抜くか」
俺は意識の奥底で能力を起動させる。
『今からこの場で俺が何を行おうと、それは極めて自然で、不可欠なプロデュース活動である』
その概念が、スタジオにいる全スタッフ、出演者、そして観客の脳内に浸透していく。
俺は堂々と歩き出し、本番中のカメラの前を横切って文香のもとへ向かった。
誰も俺を止めない。それどころか、照明スタッフは俺たちがより映えるよう、心なしかライトを調整した。
「あ……プロデューサー、さん……?」
文香が困惑の表情を浮かべる。だが、彼女の常識も既に書き換えられている。
「文香、収録の合間の『メンテナンス』だ。じっとしていろ」
「はい……お仕事、ですから……っ」
俺は座っている彼女の後ろに割り込み、衣装を乱暴に捲り上げた。
スタジオ内には、司会者の陽気な笑い声と、観客の拍手が響いている。その中心で、俺は文香と繋がった。
「くっ、ぁ……! あ、ふ……っ」
文香の顔が真っ赤に染まる。彼女は必死に声を抑えようとするが、俺の激しいピストンに、細い肩が大きく揺れる。
その時、司会者が満面の笑みで文香に話を振った。
「さあ、続いては鷺沢さん! 今回紹介していただくミステリー小説の読みどころは?」
カメラが文香をアップで捉える。
彼女の腰の下では、俺が腰を激しく打ち付けている。文香の太ももは痙攣し、内側から溢れる蜜が床を汚していた。
「は、い……。この作品は、その……叙述トリック、が……あ、ぁぐっ! 非常に、巧みで……」
文香は白目を剥きかけ、喘ぎ声を必死に言葉へと変換する。
腹の底を突き上げられる衝撃に、彼女の視線が定まらない。
だが、司会者も、茶の間の視聴者も、それを「熱心に解説するアイドルの姿」として好意的に受け止めていた。
「なるほど! 鷺沢さんの熱量が伝わってきますね!」
「あ……あぅ、んっ! ……そう、です、ね……。クライマックスの、どんでん返し……は、予想を、裏切ら……れ……ッ!!」
俺の中で限界が来た。
文香の奥深く、子宮の入り口を叩きつけるようにして、俺は溜まりに溜まったストレスをすべて吐き出した。
「く……っ、はぁ……!イっ……ぐぁ、が……ぁあああっ!!」
文香はのけ反り、絶頂の衝撃でその身を震わせた。
彼女の中に、熱い塊が大量に注ぎ込まれる。
その瞬間、スタジオには温かい拍手が巻き起こった。
「素晴らしい解説でした! 鷺沢さん、今の気持ちを一行で表すと?」
文香は、俺が自分の中から離れていく喪失感と、腹の中に残る重い感触に耐えながら、うっとりとした、どこか壊れたような笑顔で答えた。
「……満たされて……言葉も、出ません……」
俺は乱れた衣装を整えてやり、何事もなかったかのようにスタジオの隅へ戻る。
文香は雛壇に座ったまま、溢れ出す俺の証を太ももに伝わせ、恍惚とした表情で次のコーナーを見つめていた。
今日もプロデューサー業は、実に順調だった。