常識改変プロデューサーとアイドル 作:湯けむり桶
今日の346プロダクションは、かつてないパニックに陥っていた。
事の元凶は城ヶ崎莉嘉だ。彼女が「みんなを驚かせよう」と事務所内に大量に放したカブトムシが、あちこちのデスクやアイドルたちの背中に取り付き、阿鼻叫喚の地獄絵図を作り出していた。
「にょわわわっ!? なんだか、きらりのところにいっぱい集まってくるにぃ! うっきゃー!?痛くないけど、むず痒いにぃ!」
諸星きらりは、その恵まれた体躯を巨木と勘違いされたのか、全身をカブトムシにたかられていた。特に彼女が放つ甘い香りに誘われたのか、スカートの中にまで潜り込み、秘所の蜜を舐めようと群がる虫たちに、きらりは顔を赤くして身悶えている。
「ちょ、ちょっと! 杏の飴を狙わないでよ! べたべたするじゃん!」
ソファで飴を舐めながらゲームをしていた双葉杏は、顔中にカブトムシが群がり、視界を遮られてコントローラーを投げ出していた。
「ひゃあああっ! な、菜々の背中でキシキシ鳴かせてるのは誰ですか!? ウサミン星にはこんなに元気な虫はいませんよぉ!」
安部菜々は、背中にしがみついたカブトムシの脚の感触に絶叫し、必死に体を揺らしている。
「これもお仕置きですか!? いえ、私のさいきっくぱわーで……むんっ! ど、どいてください~!」
堀裕子は、飛んでくるカブトムシをスプーン曲げの要領で迎撃しようとするが、サイキックが空を切り、鼻の頭に角を突きつけられて涙目になっている。
そこへ、仕事の打ち合わせにやってきた服部瞳子が、入り口で凍りついた。
「……っ。私は、負けない……。この程度の試練、大人の女性として……っ」
スーツの肩や裾にカブトムシがたかり、服の中でモゾモゾと動く感触に、瞳子は全身を震わせながらも必死に尊厳を保とうとしていた。
一方で、カオスな状況を楽しんでいる者もいた。
「あら、賑やかね……。虫は無視……ふふっ……」
オフの日だからと事務所で酒を煽っていた高垣楓は、グラスの縁に止まったカブトムシと乾杯し、ダジャレを漏らして上機嫌だ。
「面白い。このカブトムシたちの機動力と外骨格の硬度……。対カブトムシ用迎撃ロボを作らねば、この天才、池袋晶葉の魂が収まらん!」
頭にカブトムシを乗せた池袋晶葉は、目を爛々と輝かせ、設計図を広げて新たな開発に燃え始めていた。
「莉嘉。……お前には、教育が必要だな」
俺はデスクから立ち上がり、カブトムシとアイドルたちが入り乱れる惨状を見渡した。
能力を使い、この「虫害」さえも「特別なコミュニケーション」として処理することもできるが、まずはこの元凶を捕まえなければならない。
「ひゃっ!? Pくん! 捕まっちゃった!」
逃げようとした莉嘉の襟首を掴み上げると、彼女は悪びれる様子もなく、むしろこれから始まる「お仕置き」を期待するように頬を染めた。
俺は莉嘉を抱え、事務室の奥で「お仕置き」を開始した。
だが、常識を書き換えられた莉嘉にとって、これは苦痛ではない。
「あははっ! Pくんのカブトムシ、アタシのよりずっとおっきいし、すごいよぉ☆」
「莉嘉、これはお仕置きなんだぞ。……反省しろ」
俺はそう言いながら、彼女の若々しく透明感のある、ぷっくりとした乳首を指先で強くつねり上げた。
「ひゃぅっ!? あ、あぁぁ……っ!! ……っ、いい、もっと……っ!!」
莉嘉は歓喜の悲鳴を上げ、俺のモノを自らの熱い最奥で必死に絞め付けてくる。
そこへ、撮影の仕事を終えた姉の城ヶ崎美嘉が帰ってきた。
扉を開けた彼女の目に飛び込んできたのは、俺に抱え上げられ、股を大きく開かされて結合部を晒している妹の姿だった。
「ちょ、えぇっ!? また莉嘉、何かやったの……っ?」
「美嘉、ちょうどいいところに来たな」
俺は莉嘉を美嘉の目の前まで運び、その結合部をこれでもかと見せつけた。
「莉嘉。お姉ちゃんに説明してやれ。自分が事務所でどんな悪さをしたのか、そして今、どうしてこんな風にお仕置きされているのかをな。……言いながら、ごめんなさいしろ」
莉嘉は顔を真っ赤にしながらも、快楽に蕩けた表情で姉を見つめた。
「お姉ちゃん……あのね、アタシ、カブトムシいっぱい逃がして、みんな困らせちゃったから……。今、Pくんに、中まで……ぐちゃぐちゃにされて、お仕置きされてるの……っ☆ごめんなさい……っ!!」
妹の破廉恥な告白と、目の前でうごめく結合の光景。
美嘉は動揺し、顔を火が出るほど赤く染めながらも、姉としての責任感——そして、常識改変によって植え付けられた「教育論」に支配されていった。
「……そっか。莉嘉の不始末は、お姉ちゃんであるあたしの責任だもんね……」
美嘉は震える手で自らのスカートの裾を握りしめ、上目遣いで俺を見つめた。
「……プロデューサー。……アタシも同罪だから。莉嘉だけじゃなくて、あたしにも……お仕置き、して……っ?」
ドキドキと鼓舞する胸を抑え、覚悟を決めた美嘉。
だが、俺は彼女の恐怖を振り払うかのように告げた。
「安心しろ、美嘉。その心構えは良いが……お仕置きは、もう終わりだ」
「えっ……?」
俺は莉嘉の腰を強く掴み、彼女の胎内へと熱い奔流を勢いよく解き放った。
「あ、が……ぁぁぁぁぁっ!! Pくん、いっぱい……熱いの、来たぁぁっ!!」
莉嘉は一際大きな声を上げ、白目を剥いて激しく果てた。
俺は莉嘉を床に下ろし、自らのモノを収めると、呆然と立ち尽くす美嘉の横を通り過ぎた。
「さて……お仕置きの時間は終わりだ。俺は仕事に戻るぞ。美嘉、莉嘉の後の始末は任せたぞ」
「あ、ちょっと……っ。アタシのは……?」
取り残された美嘉と、絶頂の余韻で恍惚の表情でぴくぴくと震える莉嘉。
俺は背後で美嘉が漏らした、不満げで、それでいて熱を帯びた溜息を聞き流しながら、デスクへと向かった。