常識改変プロデューサーとアイドル 作:湯けむり桶
深夜の346プロダクション。静まり返った仮眠室の中で、城ヶ崎美嘉は一人、自身の熱に浮かされていた。
「は、あぁっ……んんぅ……っ。……莉嘉ばっかり……あんなに、めちゃくちゃにされて……っ」
シーツを強く握りしめ、美嘉は自らの指で秘部を激しく掻き回していた。脳裏に焼き付いているのは、先日目の前で繰り広げられた妹・莉嘉へのお仕置きの光景。自分も同罪だと志願したのに、プロデューサーは自分を無視して去っていった。その時の置いてきぼり感と、満たされない欲求が、今の彼女を狂わせていた。
「……アタシだって、お姉ちゃんだから……悪いこと、いっぱい……あ、ぁんっ!!」
仰向けになり、快楽の絶頂を求めて腰を高く浮かせた、その時だった。
ガチャリ、とドアが開く音が部屋に響いた。
「……っ!?」
美嘉の動きが凍りつく。入口には、驚いた表情のプロデューサーが立っていた。
「……すまない。空いていると思って、少し仮眠をしようとしたんだが……。……ごゆるりと……」
プロデューサーは冷静に、しかし冷淡にドアを閉めようとする。だがその「無関心」な態度が、美嘉の逆鱗に触れた。
「待ちなさいよッ!!」
怒鳴るような声で彼を呼び止める。美嘉は乱れた格好のまま、ベッドから飛び起きて彼の手を掴み、無理やり部屋の中へと引き入れた。
「……悪いな。城ヶ崎美嘉ともあろうアイドルが、こんな破廉恥なことをしている現場を見てしまうとは。謝るよ」
「謝る場所が違うでしょーが!!」
美嘉は顔を真っ赤にしながらも、挑発するように彼に詰め寄った。
「アタシが今、どんな気持ちで、誰のことを考えながらこれをしてたか……。プロデューサーなら、わかってるんでしょ!? 他にする事、あるよね!?」
彼女の瞳には、強い独占欲と、自分だけを見てほしいという切実な願いが宿っていた。
プロデューサーはしばらく彼女を見つめた後、観念したように息を吐き、静かに自らのモノを解き放った。
「……。わかった。そこまで言うなら、容赦はしないぞ。覚悟はいいか?」
「……当たり前でしょ! 莉嘉の時より、もっと、酷くして……アタシを壊してよ……っ!」
美嘉は自分から彼にしがみつき、待ち焦がれていた熱い質量を、自らの最奥へと導いた。
「――――ぃいっ、ひゃ、ぁあああああああああっ!!」
貫かれた瞬間の衝撃。美嘉は彼の首に腕を回し、まるで二度と離さないと言わんばかりに強く、強く絡みついた。
妹への「お仕置き」が序章に過ぎないことを証明するように、深夜の仮眠室では、美嘉の狂おしいほどの情熱と、それに応える激しい肉体のぶつかり合いが、夜が明けるまで繰り返された。