常識改変プロデューサーとアイドル 作:湯けむり桶
執務室の床には、力なく横たわる橘ありすの姿があった。
先ほどまでの勢いはどこへやら、俺から放たれた大量のモノを股間から、そして口元からだらしなく垂れ流し、焦点の定まらない瞳で天井を見上げている。
「は、ぁぁ……っ、お゛ぁ……っ……」
小さな体は快感の余韻に支配され、指先一つ動かすことすらままならない。彼女なりの「必死さ」は、俺の欲望の奔流に一瞬で飲み込まれてしまった。
それを見下ろしながら、ソファで静かに待機していた鷺沢文香がゆっくりと立ち上がる。
彼女の表情には、後輩を労うような慈しみと、それ以上に深い、勝者の余裕が湛えられていた。
「ありすちゃん、お疲れ様。……背伸びをした甲斐は、あったようですね」
文香は動けないありすの横を通り過ぎ、俺の目の前で膝をついた。
彼女の手が、まだ熱を帯びたままの俺のモノを、慈しむように、そして所有権を主張するように包み込む。
「では……ここからが、本番ですね」
文香は妖艶な笑みを浮かべ、自ら衣装を解いて俺の上に跨った。
ありすの未熟な締め付けとは違う、吸い付くような、そして逃げ場を完全に塞ぐような重厚な感触が俺を包み込む。
「ん、ふ……。プロデューサーさん……。ありすちゃんにはまだ早い、深淵の先へ……お連れします」
文香は腰を下ろすと同時に、俺の首筋に顔を埋めた。
彼女はありすと違い、決して大声は出さない。だが、鼻にかかった「ん、んん……っ!」という喉の奥で押し殺したような喘ぎ声が、かえって室内の温度を異常なまでに引き上げていく。
激しく、しかし洗練された動き。
文香の瞳は熱く潤み、俺を求める渇望を隠そうともしない。彼女の長い髪が俺の肌を撫で、密着した部分からはドロドロとした濃密な音が響き渡る。
「あ、はぁ……っ! もっと……もっと、奥まで……。私の中に、すべて、置いていってください……っ!」
意識を朦朧とさせているありすの目の前で、文香は女としての本能を剥き出しにし、激しく乱れ狂う。
知的な文学少女の面影など微塵もない。そこにいるのは、ただ一人の男に調教し尽くされ、その男の種を求めることにのみ悦びを見出す、熟れきった一人の女だった。
やがて、最高潮に達した俺が彼女の最奥へとすべてを注ぎ込むと、文香は俺の体に強くしがみつき、全身を弓なりに反らせて絶頂の衝撃を噛み締めた。
「はぁ、ぁ……っ。……やはり、これですね……。プロデューサーさんの、一番は……私、ですから……」
ありすの虚ろな視線の先で、文香は俺の首筋を甘く噛み、勝利の余韻に蕩けきっていた。