戦記エロゲーの最強悪役貴族に転生したので暴虐のかぎりを尽くそうと思ったのに、なぜかヒロインたちに激重感情を抱かれるようになった 作:佐間野 隆紀
ルナニアが白く細い指先が俺の肩に触れ、そのまま背後にある椅子のほうへとそっと押し込んでくる。
されるがままに椅子の上に腰を下ろすと、彼女は両脚を広げながらゆっくりと俺の上に覆いかぶさってきた。
自らの手でスカートを捲り上げ、下着をずらして露わにした秘部を未だ雄々しく怒張し続ける剛直の先端に擦りつけていく。
「まるで盛りのついた雌のようだな」
あまりにやられっぱなしもイェルバウトらしくないので、内心の焦りや困惑はいったん横に置いてそんなことを言ってみる。
「あなたがそうさせているのですよ、イェルバウトさま……」
しかし、どうやらやぶ蛇だったらしい。すっかりスイッチの入ったルナニアはますますその瞳に劣情を燃え上がらせるばかりだ。
「脳裏に刻み込まれたあの夜の記憶が、あなたの言葉が、わたしを淫らな女にさせてしまうのです……!」
やはり、イェルバウトには女性を虜にしてしまうチート能力的なものが備わっているのだろう。
というか、俺の記憶にあるかぎり『ルノバルゼオ戦乱記』全編を通してもこんなエッチな台詞を言うキャラクターは存在しない。
「どうかご慈悲を……イェルバウトさま……」
ぐしょぐしょに濡れた恥丘を亀頭に擦りつけ、甘い吐息を漏らしながら艶かしく腰を揺する。
ここまで迫っておきながら最後の一手をこちらに委ねてくるのは、ルナニアなりのせめてもの奥ゆかしさだったりするのだろうか。
(ああ、くそ、可愛すぎるだろ……!)
切なげにこちらを見つめるルナニアの瞳に、いよいよ俺は理性だけでなく心までもドロドロに蕩されつつあった。
というか、こんなの冷静でいられるほうがどうかしてるって……!
「いいだろう。好きなだけ乱れるがいい」
せめて表面上だけでもイェルバウトらしくあろうとそんな台詞を吐いてみるが、その言葉とは裏腹に、俺はまるで恋人でも抱き寄せるかのような優しさでルナニアの体を貫いていた。
「あっ……ふぁぁぁぁっ……♡」
蜜の滴る秘唇に肉茎が埋もれていく中、ルナニアが歓喜と愉悦にその身を震わせながら強く俺の体を抱きしめてくる。
柔らかな双丘が互いの間で押し潰されていく甘やかな感触に、どうせなら俺も何処かのタイミングで上衣を脱いでおくんだったなと少しだけ後悔する。
「ひぅ、んぅっ♡ もっと強く抱いてくださいっ♡ あっ、ふぁっ♡ じゃないと、わたしぃっ♡」
「また何処かへ飛んで行こうとでも言うのか?」
「だって、こんなのっ♡ んぁぁっ♡ きもちよすぎるからぁっ♡」
軽く突き上げるだけでルナニアは弾けたように全身を痙攣させ、秘部からは生暖かい飛沫が断続的に漏れ出ていた。
少し狭めな膣がその度に強烈に陰茎を締め上げてきて、俺のほうも一度目の射精を終えていなければきっと一瞬で余裕がなくなっていたことだろう。
初めてルナニアを抱いた日から今日まで、ともに過ごした時間は決して長くはなかったが、肌を重ねた回数だけはすでに相当な数に及んでいた。
イェルバウトの体の絶倫さもさることながら、なによりも彼女自身が行為に慣れてくるほどにその貪欲さを増していったのだ。
記憶にあるかぎりだと純愛ルートでアルトリウスと結ばれたときでさえここまで乱れることはなかったはずなので、そのギャップには意表を突かれるばかりだった。
「だめっ♡ だめですっ♡ わたしだけっ♡ ひぁっ♡ きもちよくなっちゃうなんてぇっ♡」
ルナニアが俺の首に巻きつけた腕に力を籠め、そのままギュッと体を密着させながら勢いよく腰をグラインドさせてくる。
ただでさえ狭く窮屈な膣の中でぐりぐりと陰茎を擦り上げられ、俺はそのあまりにも甘やかな感触に思わず悲鳴を上げそうになってしまう。
「んっ、くぅっ♡ どうかイェルバウトさまもっ♡ あはぁっ♡ きもちよくなってぇっ♡」
(ぐおおっ……!?)
不覚にも、形勢は一気にルナニアのほうへと傾きつつあった。
こんなふうに責め立てられずとも俺のほうだって最初から十分に気持ちいいのに、とんだ気の遣いかたもあったものだ。
初めて男女の交わりを知ってからまだ一週間足らずだというのに、早くもルナニアはどうすれば男が悦ぶかを体得しつつあった。
こうなったら、俺も伝家の宝刀を抜くしかない……!
「んぅっ……!?」
俺はルナニアの背中に腕をまわすと、後ろからその頭を抱き寄せるようにして無理やりその唇を奪う。
エルザの弱点が尻尾のつけ根にあるように、ルナニアの弱点はその小さく慎ましやかな口の中にあった。
唇を重ねた時点ですでに彼女の体は激しく痙攣をはじめていたが、俺は追い討ちをかけるようにその口腔へと舌先を捩じ込んでいく。
「んんンっ!? んむぅっ、んんんぅぅ————っ♡」
ルナニアの口の中で互いの舌先が触れた合った瞬間、その体が弾けたように震え上がった。
鼻から漏れ出る吐息は甘く切なく、俺の体に巻きついたその腕にはこちらの背骨を折らんとせんばかりに力が篭もる。
下腹部から太腿にかけてが壊れたオモチャのようにガクッガクッといびつな痙攣を繰り返し、陰唇の隙間からはとめどなく潮が吹き出し続けていた。
「んむっ、ちゅ、れろれろ♡ はむ、ちゅぅ、れぅ♡ れる、れろぇろれろ♡」
その瞳はすでに虚ろであったが、熱帯びた舌だけはまるで別の生きものであるかのようにねっとりと俺の舌に絡みついてくる。
口から溢れ出た唾液が互いの顎を伝い落ち、淫らに糸を引きながら押しつぶされた胸の谷間に滴り落ちていく。
「れる、れぅ……だめれすぅ……♡ んちゅ、はむ……わたし、もうずっとイッちゃってるぅ……♡」
荒い息を吐きながら、それでもルナニアは貪欲に唇を貪り続ける。
蜜壺はひっきりなしに拡縮を繰り返していて、陰茎にまとわりついてくる肉襞の甘美な感触にいよいよ俺の限界も近くなってくる。
「もう少し耐えろ。俺もこのまま出す」
「ああっ……♡ イェルバウトさまぁっ……♡」
ルナニアが歓喜の声を漏らし、今度は彼女のほうからねっとりと唇を重ねてくる。
何処か蜜のような甘さを感じるルナニアの唾液に溺れながら、俺はその細い体を抱いて思うさま腰を突き上げていく。
「んぁっ♡ はぅっ♡ ちゅ、れる、んむっ、はぁぅっ♡ だめれすっ♡ あっ♡ すごいのが、キちゃうっ♡」
ぐちゅっぐちゅっと互いの体の打ち合う淫らな水音が鳴り、その上にルナニアの嬌声が多重層のように響き合う。
俺はいったんすべての思考を放棄して、彼女の体温と甘やかな蜜壺の感触に溺れていく。
「くるっ♡ キちゃうっ♡ こんなの、わたしっ♡ イェルバウトさまぁっ♡」
「出すぞ……!」
「あっ、うそっ♡ イェルバウトさまっ♡ そんなにだしたらっ♡ ひぁっ♡ だめっ♡ あっ♡ あっ♡ あぁぁぁぁ―――――っ♡」
再び臨界を迎えたペニスがルナニアの膣内で激しく脈打ち、鈴口から堰を切ったように精液が迸る。
二度目だというのにその勢いはとどまるところを知らず、何度も脈動を繰り返すうちにあっという間に狭い膣内を満たしていく。
「んぁぁ……♡ イェルバウトさまの子種、あふれちゃうぅ……♡」
ルナニアは余韻を味わうかのように腰を揺らし続け、溢れ出した精液が愛液と混ざり合いながら互いの間で泡を立てた。
さすがに二度目の射精後ともなれば多少の倦怠感を感じるが、未だ我が剛直は蜜壺の中でその力を失っておらず、イェルバウトの絶倫さには毎度ながら感心させられる。
「分かっております……♡ イェルバウトさまは、まだまだこの程度では満足されませんよね……♡」
いつの間にやらルナニアの呼吸もすっかり整っており、その口許に妖艶な笑みを浮かべながらじっと俺の顔を覗き込んでいる。
「大丈夫です。そこで寝ている口先だけの魔族とは違って、わたしはいくらでもイェルバウトさまの欲望を受けとめられますから……♡」
蠱惑的に目許をほころばせながらそう告げると、舌先を伸ばしながらねっとりと唇を重ね、そのまま艶めかしく腰を揺すりはじめた。
どうやらこのまま二回戦――いや、三回戦がはじまるらしい。
まったく、いったい誰がルナニアをこんなにエッチな女の子にしてしまったのだろう……。
第三章を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
引き続き第四章をお楽しみください。
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