※この作品はR-18です。

戦記エロゲーの最強悪役貴族に転生したので暴虐のかぎりを尽くそうと思ったのに、なぜかヒロインたちに激重感情を抱かれるようになった   作:佐間野 隆紀

32 / 35
溢れ出してとまらない ♥

 潤んだ瞳でそう訴えかけてくるリリエラに、脳天を撃ち抜かれたような気分になってくる。

 

 いや、実際に撃ち抜かれたのかもしれない。

 

 確かに俺も勢いで『俺の女になれ』とは言ったし、そうであろうとなかろうと、いずれはその体を存分に味わってやるつもりだった。

 

 だが、まさかリリエラのほうから求めてくるなんて、そんなこと願望としてですら考えもしなかった。

 

「……いいだろう」

 

 俺はいてもたってもいられず、すぐさまズボンを下ろして剛直を開放し、リリエラの上に覆い被さった。

 

 ここまで理性の下に押し込められてきたスケベ心が、ものすごい勢いでその檻を食い破ろうとしているのが分かる。

 

「あ、あっ、ちょっとまって……!」

 

 しかし、そんな俺の中に眠る獣の衝動を感じ取ったのだろう。

 

 ここにきてリリエラが少しだけ怖気づくようにその体をキュッと縮こまらせた。

 

 そして、上目遣いにこちらを見上げながら、震える唇で告げてくる。

 

「は、はじめてなんだ……最初だけでいいから、優しくして……」

 

 瞬間、俺の中の獣が完全に檻を食い破るのを感じた。

 

 リリエラの潤った秘部に剛直を押し当て、その体を気遣う余裕もなく一気に奥まで突き立てる。

 

「ひぐっ……んあぁぁぁっ……!」

 

 プツッと薄い膜を破る感覚はあったが、すでにぐじゅぐじゅになるまで蕩けきっていた蜜壺は意外なほどあっさりと俺を受け入れてくれた。

 

 一瞬だけ苦痛を堪えるように歪んだその顔も、次第に甘く艶めいたものへと変じていく。

 

「す、すごいっ……ボクの腟内(なか)なかが、キミでいっぱいに……!」

 

 リリエラがこちらに向けて腕を伸ばしてきて、俺はその思いに応えるようにしばし繋がったまま抱擁し合う。

 

 俺の胸の下で押し潰された乳房からトクントクンと心臓の鼓動が伝わってきて、こんな状況であるにも関わらずまるで恋人同士で抱き合っているような気分になってくる。

 

「ぼ、ボク、変なのかな……? こうしてるだけで、体の奥がどんどん熱くなってくるんだ……!」

 

「もっと熱くしてやる」

 

 あまりにも可愛らしいことを言うリリエラに、俺はたまらずその体を抱きしめながら腰を躍動させてしまう。

 

 リリエラの膣は奥行きがあまりないのか、根本まで陰茎を差し込むまでもなく亀頭が子宮口に触れる感覚があった。

 

「あっ、あっ、だめっ、おくっ、ツンツンされたらぁっ!」

 

 最初から無茶な刺激を与え過ぎないように注意を払っているつもりだが、気持ちよさにかまけて腰を律動させているうちにどうしても奥のほうまで突き立ててしまう。

 

 しかし、口では拒絶するようなことを告げる一方で、その吐息は徐々に甘さと熱さを増していっているようにも感じられた。

 

「んっ、あっ、だめっ、体がっ、変になるっ……!」

 

 ペニスを包み込む肉襞は亀頭が最奥を突くたびにギュッと強く収縮し、溢れ出す愛蜜が抽送を繰り返すたびにじゅぶじゅぶと淫らな水音を立てる。

 

「こ、これがっ、オンナになるってこと……!? ああっ、だめっ、こんなのっ、おかしくなっちゃうっ!」

 

「我慢するな。もっとおかしくなってしまえ」

 

「ひぁっ、あっ、まって、そこ、ゴリゴリしないでぇっ!」

 

 軽く腰を抱え上げて角度を変えながら蜜壺を刺激してやると、リリエラが悲鳴にも似た声を上げながら俺の体にすがりついてきた。

 

 構わずそのまま腰を躍動させていると、今度はなにかを堪えるように太腿にギュッと力を入れ、ガクガクと膝を震わせはじめる。

 

「やだっ、やだっ、またおしっこでちゃうっ!」

 

「我慢するなと言ってるだろう」

 

 リリエラが極端に潮を噴きやすい体質であることは、もちろん最初から分かっていた。

 

 実際のゲームでもいわゆるGスポットを責められると極端に感じてしまう体質であることが示唆されていて、潮吹きと連続絶頂が彼女の代名詞となっていたほどだ。

 

「ひぁぁぁっ! まってっ、そこっ、ズンってされたらっ……んくぅぅぅ―――――ッ!」

 

 ひときわ強く突き上げると、それを合図にしたかのように膣全体が強烈に収縮し、秘唇からプシュッと勢いよく潮が噴き出してくる。

 

 リリエラの太ももが壊れたオモチャのようにガクガクといびつな痙攣を繰り返し、接合部からは抽送を繰り返すたびに蜜とも潮ともつかない体液が断続的に溢れ出していた。

 

「んぅ……はぁ……だめ……あたま、おかしくなっちゃう……」

 

 すでにその顔は涙と汗でぐずぐずになっており、荒い吐息を漏らしながら焦点の定まらない瞳でぼんやりと虚空を見つめている。

 

「気にするな。すべては薬のせいだ。そうだろう?」

 

 耳許に顔を寄せて囁くと、リリエラがその肩をピクッと奮わせながら譫言のように呟く。

 

「そう……ぜんぶ……ぜんぶ、あの変な薬のせいなんだから……」

 

 そして、そのままぐるりとこちらに顔を向けてくると、先ほどまで何処を見ていたのかも分からないほど朦朧としていたその瞳にしっかりと意思の光を宿しながら告げてきた。

 

「ねぇ、キスして」

 

「……なに?」

 

 あまりにも意表を突く言葉に、思わず訊き返してしまう。

 

 すると、リリエラは照れくさそうに唇を尖らせながら、ゆっくりとその腕を俺の首に巻きつけてきた。

 

「どうして欲しいか自分で言えって、キミが言ったんでしょ」

 

 そう言いながら、潤んだ瞳でじっと俺の顔を覗き込んでくる。

 

 これまでの彼女が見せていたもとは明らかに異なる、まるで恋人にでも甘えるようなとびっきりの可愛らしさがそこにはあった。

 

「ふっ……いいだろう」

 

 望まれるままに、俺はリリエラの唇を奪う。

 

 もっとも、そうやってイェルバウトらしい台詞と態度を保つことができたのは、単にこれまで培ってきた経験がギリギリのところで理性を繋ぎとめてくれたからにすぎない。

 

 すでに俺の心ははリリエラの可愛らしさに魅了されつつあった。

 

 いやだって、いくらなんでも反則だろ、こんなの……!

 

「んんっ、ちゅ……ぁむ、はむ……もっと強く抱きしめて」

 

 味わうように何度も俺の唇を食みながら、リリエラがさらに訴えかけてくる。

 

「注文の多いやつだな」

 

 口では可能なかぎりぶっきらぼうに応じつつも、もはや自然と浮かび上がってくる笑みを抑えることはできなかった。

 

「我慢するなとも言った」

 

 リリエラが不貞腐れるように唇を尖らせ、俺はそこに自らの唇を重ね合わせながらしっとりと汗に濡れた彼女の体を強く抱きすくめる。

 

「んっ、れぅ……ぁむ、れろ、れる……」

 

 ぬるりと滑り込んできた舌が俺の舌を絡め取り、首にまわされた腕が強く頭を抱え込んでくる。

 

 さらに長い脚が腰の後ろで組み合わされ、もはやどちらが抱きしめている側なのかも曖昧になりつつあった。

 

「これが、オンナになるってことなんだね……」

 

 たっぷりと時間をかけてキスを味わってから、ポツリとリリエラが呟く。

 

「さっきまで……ううん、今だって、本当ならキミみたいなオトコは大キライなはずなのに……」

 

 そう続ける彼女の瞳からはポロポロと涙が溢れ出していたが、それがどんな感情に由来するものなのかは俺には分からない。

 

「胸の奥から幸せな気持ちが溢れてとまらないんだ……! このままずっとこうしていたいって……!」

 

 少なくとも、そう言って俺の首筋に顔を埋めてくるリリエラが悲しみや苦しみに打ちひしがれているようには見えなかった。

 

「ボクは……ボクは本当におかしくなってしまった……」

 

「よいではないか。それすらも、すべて俺は受け入れよう」

 

 気づけば俺は、自分でも驚くほど優しい声音でそう囁きかけていた。

 

 イェルバウトの声自体がわりとイケボなこともあって、自分で聴いてても思わずドキッとしてしまうほどだった。

 

「辺境伯……」

 

 リリエラが再びじっと俺の顔を見つめてくる。

 

 見れば見るほど美しく可憐な顔だ。単純な見た目だけで言えば『ルノバルゼオ戦乱記』随一と言っても過言ではないだろう。

 

 こんな美少女が俺を求め、俺に抱かれているこの瞬間に幸福を感じているなんて、こんなにも心が高揚することが他にあろうか。

 

「イェルバウトと呼べ」

 

 まっすぐにリリエラの瞳を見つめ返しながら告げる。

 

「イェルバウト……」

 

「そうだ。忘れるな。それがおまえの主の名だ。すでにおまえは、この俺の女となっているのだからな」

 

 いつしか俺は、本気で彼女のことを欲しはじめていた。

 

 本来のシナリオのことなど、今はどうでもいい。リリエラの戦士としての力を、美しく可憐な体を、何処かいじらしく可愛らしい心を、すべてを俺のものにしてしまいたい。

 

「イェルバウト……!」

 

 リリエラが歓喜したように破顔し、ことさらに強く俺の体を抱き寄せてくる。

 

 俺もまた彼女の体を抱き返しながら、再びねっとりと腰の抽送を再開する。

 

「んぁぁっ……♡ すごいよ、イェルバウトっ……♡ さっきより、もっときもちいいっ……♡」

 

 そう喘ぐリリエラの顔にはもはや迷いや躊躇いは感じられず、押し寄せる快楽の波をただありのままに受け入れているようだった。

 

 それどころか、自らも剛直を迎え入れるように艶かしくグラインドさせてくる始末だ。

 

「あっ、あっ、イェルバウトが、ボクの腟内(なか)でビクビクなってるのが分かるよっ……♡ んっ、はぁぁぁ……♡」

 

 俺のほうもそろそろ余裕がなくなってきていた。

 

 リリエラを堕とすということに心血を注いでいる間はいくらでも理性の力が働いていたが、こうして本気で彼女に夢中になってしまうと、感情に歯どめが効かなくなってくる。 

 

「ひぁっ、だめっ♡ そこ、ゴリゴリされたら、またおしっこしたくなっちゃうからぁっ♡」

 

 腰を抱きながらGスポットを狙って剛直を突き上げると、またしてもリリエラがその身を痙攣させながらギュッと強く蜜壺を収縮させてきた。

 

 だが、この角度ではどうしてもペニスを浅い位置で動かさねばならず、俺は自らの快楽を優先するあまり亀頭を膣の最奥まで押し進めてしまう。

 

「んぁっ、おくっ、すごいっ♡ きもちいいの、とまらないっ♡」

 

 すると、予想外にもリリエラの反応がより強くなった。

 

 膣の締めつけはさらに強くなり、まるで俺が射精するのを渇望するかのように全体がうねりはじめる。

 

 実際のゲーム上ではあくまでGスポットへの刺激に弱いという描写しかなかったはずだが、あるいはリリエラ側の感情も昂っていることでより快感を得やすくなっているのかもしれない。

 

「ま、まってっ、なにかくるっ……おしっこより、すごいのがキちゃうっ……!」

 

 気をよくして何度も亀頭を子宮口に叩きつけていると、やがてリリエラが戸惑うようにその瞳を見開きながら訴えてきた。

 

 すでに蜜壺はひっきりなしに収縮を繰り返していて、絶頂を迎えるまであまり猶予がないことを感じさせる。

 

「そのまま身を委ねろ」

 

「だ、だめっ……! こんなの、本当に頭がおかしくなっ……!」

 

 リリエラは激しく首を振り乱しながら、両手両脚でひしっと俺の体にすがりついてくる。

 

 汗に濡れ素肌の張りつく感触がまた信じられないほど心地よくて、俺自身も体の奥底からマグマのように熱を持ったなにかが溢れ出してくるのを感じる。

 

「俺もこのまま出すぞ」

 

「ふぁぁっ! ま、まってっ! いまっ、はげしくされたらぁっ!」

 

 そのままリリエラの体を強く抱きしめ、思うさま腰を躍動させた。もはやこの期に及んでリリエラの体を気遣う余裕はまったくなかった。

 

「あっ! あっ! ひぁぁっ! トんでっちゃうっ! ボク、このままどこかにトんでっちゃうぅっ!」

 

「受け取れ!」

 

「んぁぁぁああぁあぁ――――――――ッ!」

 

 剛直でリリエラの最奥を貫き、鈴口からおびただしいほどの精液を迸らせる。

 

 その瞬間を待ち侘びていたように膣の入口がギュッと締まり、蜜壺全体が射精を促してくるかのように蠢きながら拡縮を繰り返す。

 

「うくっ、はぁっ……! すごいっ……! 腟内(なか)でなにかでてるっ……! あつくて、きもちいいっ……! んくぅぅ……!」

 

 リリエラはその体をビクンッビクンッと何度も激しく痙攣させながら、必死に俺の体にしがみついていた。

 

 俺はそんな彼女をできるだけ優しく抱き返しながら、未だ脈動を続ける亀頭をねっとりと子宮口に押し当てていく。

 

「はぁ、はぁ……だめっ、きもちいいの……まだとまんない……イェルバウト……ボクの体、もっとギュッとして……」

 

 甘い吐息を漏らしながらじっとこちらを見つめてくるリリエラの求めるままにその体を抱く腕に力を込めると、俺たちはまるで事後の余韻を楽しむ恋人のように何度も何度も唇を重ね合った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。