戦記エロゲーの最強悪役貴族に転生したので暴虐のかぎりを尽くそうと思ったのに、なぜかヒロインたちに激重感情を抱かれるようになった 作:佐間野 隆紀
俺はもう完全にパニックだった。股間のほうはさらなる大パニックだ。
確かにエルザはシナリオ上でイェルバウトの腹心となり、その後も何度かエッチシーンがあるキャラではある。
だが、いずれも互いの肉欲を満たすためのものであり、イェルバウトは元よりエルザからキスを求めるシーンだってゲーム中には存在しなかった。
(ダメだ! こんなの、俺のほうが好きになっちゃう!)
「んぅっ!? ……んっ、ちゅ……れろ、れぅ……ぁむ、れるれろ……」
俺はもうすっかり冷静さを失ってしまい、夢中になってエルザの柔らかな舌の感触を味わい続けた。
彼女のほうも慣れないながら必死に自らの舌を絡めてきて、鼻から漏れ出る甘い吐息に耳から犯されているような錯覚を覚えてしまう。
「んむ、ちゅぅ……れろぇろれろ……ちゅ、れぅ……」
気づいたとき、エルザの脚はまるで抱擁でもするかのように俺の体に絡みついていて、秘部から溢れ出る愛液がこちらのズボンにまで染み込んできていた。
俺の作戦が上手くいったのか、あるいはイェルバウトの体が女を惑わすフェロモンでも発しているのか、もうすっかりエルザを快楽堕ちさせてしまったのではないかとすら感じてしまう。
だが、油断は禁物だ。
イェルバウトと違って、俺には冷静さが足りない。
今だってエルザのことが可愛いすぎて、すぐにでもラブラブ甘々エッチがしたくてたまらなくなってるくらいだ。
もう間違いなく完璧に屈服させたと確信が持てるまで、気を緩めるわけにはいかなかった。
「れろれろれろ……ちゅ、れる……んんぅっ!?」
熱心に舌を絡め続けるエルザには好きにさせつつ、俺はいよいよその秘部に手を伸ばしていく。
もうそこは触れただけで指先が沈み込んでしまうほど柔らかく濡れそぼっていて、ゆっくりと割れ目の間をなぞり上げていくと、指の腹にプックリと勃起した秘芽が触れた。
「ひぁぁっ!? ま、待て、そこはっ!」
「ほう、ここがなんだ?」
「だ、だめっ! そんなにクリクリしたらぁっ!」
拘束され、窓の鉄格子に括りつけられた腕をガタガタと震わせて抗議の声を上げるが、その吐息はますます熱を帯び、溢れる愛液はその量と粘度を増す。
試しに軽く抓んでやると、エルザはその耳や尻尾の毛まで逆立たせながら全身を激しく振るわせた。
「——ぁッ! んっ、くふぅぅ……!」
ガクッガクッと脊椎反射のように太腿が痙攣し、秘部からは勢いよく透明な飛沫が噴き出してくる。
まさか、これが世に言う潮吹きというやつだろうか。
少なくとも、この様子から見て彼女が絶頂を迎えたことだけは間違いなさそうだが……。
「くっ……こんな屈辱……ここまで辱めを受けるくらいなら、いっそ殺されたほうがマシだ……!」
逆に行き着くところまで辿り着いて冷静になったのか、その瞳からボロボロと悔しく涙をこぼしつつエルザが告げる。
やはり、まだ心まで屈服させられたと言える状況ではなさそうだ。
となれば、やはりその身に誰が新たな主君となるか本格的に刻み込んでやる必要がある。
ここまできたら、俺も覚悟を決めよう。
「安心しろ。どうせすぐに考えなおすことになる」
「なに……!?」
俺は敢えて不敵に笑いながら、ズボンをずらしてエルザの前に怒張したペニスを曝け出す。
そして、すっかり力の抜けた彼女の太腿を抱えあげると、露わになった秘部に熱くなったその先端を押し当てていく。
「き、貴様……! ぐっ……や、やめろ……やめて……!」
エルザの顔に、初めて不安と恐怖が浮かんだ。
これまで気丈に振る舞ってきた彼女の心が、いよいよ折れかけようとしている。
作中ではとくに明言されないが、イェルバウトに抱かれるまでエルザは処女だったという公式設定があった。
幼少期より魔将になるべく女を捨てて戦いに明け暮れていた彼女は自分より弱い男には決して心も体も開かず、イェルバウトに出会うまではそうした強い男とめぐり会うこともなかったのだ。
「あっ、ぁっ……」
自身の秘部にあてがわれた亀頭を見下ろしながら、エルザがその身を震わせる。
初めて本当の意味で敗北を悟ったのだろう。
目尻に涙を浮かべながら未知なる恐怖に震えるその姿はこれまで見ていた姿からは信じられないくらい弱々しくて、なんだかこちらまで胸が締めつけられる思いだった。
本来のイェルバウトであれば、そんなエルザの姿に嗜虐心を覚えながら心ゆくまで凌辱していったことだろう。
しかし――。
(や、やっぱり俺には無理だ……すまん、イェルバウト……)
なんとか上辺だけでも取り繕おうと努力してみたが、さすがにここが限界のようだ。
エルザのことは犯す。そこはちゃんとシナリオに準じる。
でも、どういった形で犯すのかは俺の裁量に任せてもらうことにしよう。どうせもうすでに幾分かおかしなことにはなっているわけだし……。
「体の力を抜け」
エルザの耳許に顔を寄せると、できるだけ優しく聞こえるようにそっと囁いた。
瞬間、ピクッと獣毛に覆われた彼女の耳が震え、ほんの少しだけ強張った体から緊張が解ける。
俺はそのままペニスに手を添えて濡れそぼった花弁をなぞるように擦りつけ、亀頭の先端でクリトリスを軽く突き上げてやった。
「んぁっ……ま、また、こんなっ……くぅん……」
途端にエルザの口から甘い吐息が漏れ出し、俺はその唇を再びキスで塞ぐ。
「んぅ……んっ、れぅ、ちゅ、れるぅ……」
意外にもエルザのほうから舌を絡めてきて、少し意表を突かれてしまった。
だが、それでいい。イェルバウトには本当に申し訳ないが、ここからはラブラブ甘々エッチでいかせてもらう。
「おまえを俺の女にしてやる」
とりあえず、台詞だけでもそれっぽくなるよう配慮はするのでどうか許してほしい。
「なっ……」
じっとまっすぐに瞳を見つめながら告げた俺の言葉に、エルザの表情がそれまでに見たこともない様相へと変容した。
戸惑い――それも、これまでの毅然とした中でのものではなく、まるで恋心を自覚した少女のような、そんな弱々しくも可憐さを感じる戸惑いの表情だ。
なんだか少し意外だった。
エルザは女性扱いされることを嫌うタイプだと思っていたし、先の台詞だってある種の挑発のようなつもりで言ったのに、まさかこんな反応をされるだなんて——。
(こ、こんなの可愛すぎだろ……)
完全にカウンターだった。
いよいよ堪えきれず、俺はペニスをエルザの膣口にあてがうと、ゆっくりと亀頭をその奥へと埋没させていく。
「あ、あっ、まって……んくぅっ!」
狭い膣道を押し進んでいくと、やがて先端がなにかに引っかかるような感覚がした。
おそらくは処女膜に到達したのだろう。俺はエルザの太腿を改めて抱え込むと、そのまま腰に力を入れて一気に剛直を膣の最奥へと突き立てる。
「んぁぁぁぁぁっ……!」
エルザが悲鳴にも似た声を上げた。
痛ましいその声に少しだけ心が痛むが、同時にエルザの純潔を奪ったという高揚感が一気に胸の奥底から溢れ出してくる。
「これでおまえは俺のものだ……おまえの体も、おまえの力も、そして、おまえの心も!」
勢いのままにそう告げながら、エルザの体を胸のうちに強く抱きしめる。
自分でもなにを言っているのかよく分からなかった。
ただ、どんな形であれエルザという強く美しい女性を自分のものにしたという全能感が、普段の俺ならば決して口に出さないような台詞を吐かせていた。
「んぅぅぅ……」
エルザは唇を噛みながら破瓜の痛みに耐えているようだった。
しかし、不思議とその表情に翳りは感じない。
涙を湛えながらもまっすぐにこちらを見つめるその琥珀色の瞳は、むしろなにかを期待して揺らいでいるようにすら見える。
「お主さま……」
不意に、ポツリとエルザの口からそんな言葉がこぼれた。
その顔は、完全に屈服した雌のものだった。
俺は残されたわずかばかりの理性が完全に弾け飛ぶのを感じた。
「んぁぁっ……!」
細い腰を抱き寄せながら腰を打ちつけ、むっちりと豊満な乳房にしゃぶりつく。
「ひぁっ、あっ、そんなっ、いま、そこをなめられたらぁっ!」
コリコリにしこった乳首を舌先で転がしていると、陰茎を締めつける蜜壺の圧がギュッと強くなった。
口から漏れ出る吐息はまだ何処か苦しげだが、喘ぎ声は少しずつ甘く艶めきはじめている。
きっとエルザの体も徐々に快楽を受け入れはじめているのだろう。
俺は腰を抱く手をお尻のほうにまわし、尻肉を揉みしだきながら尻尾のつけ根をさすってやった。
「んぁぁっ……! だ、だめ、そこはっ……! ひぁぁぁぁっ……!」
「体のほうは、だめとは言っていないようだがな」
ギュッギュッと執拗に締めつけてくる膣の動きに思わずそう告げると、エルザは恨めしそうに眉根を寄せてこちらを睨んだあと、ぐいっと首を伸ばして無理やり俺の唇を奪ってきた。
(……ッ!?)
「んっ、れぅ、れるれる……ちゅ、ぁむ、れぅ……」
完全な不意打ちに戸惑う俺の気も知らず、情熱的に舌を絡め取ってくる。
俺がエルザを求めるように、エルザもまた俺を強く求めているようだった。
「ちゅ、ぁむ……んぁぁっ……れぅ……んくっ……あぁっ、すごい……!」
やがて、その口から明らかに愉悦に染まりきった艶声が漏れはじめる。
じっとこちらを見つめるその瞳はすっかり蕩けきっていて、溢れる吐息は甘く切ない。
「はぅっ……くぅ……! なにか……なにかが来る……んぁぁぁっ……!」
膣が蠢き、まるでペニスからなにかを絞り出そうとするかのように律動をはじめる。
そのあまりの心地よさに一気に余裕がなくなっていくのを感じながらも、俺は無心で剛直をエルザの最奥に突き立て続ける。
「あっ、あっ、すごいっ……! 大きな波が……あぁぁ、お主さまぁっ!」
ゴリッゴリッと亀頭で子宮口を抉るたびに、エルザが全身を震わせて身悶える。
お主さま――なんという甘美な響きだろうか。
エルザの心すら完全に手中に納めたという高揚感が、俺の興奮をさらなる高みへと導いていく。
「だめっ、だめっ、これ以上はっ……! あっ、くるっ、すごいのがきちゃうっ……!」
エルザは半狂乱になって叫び続け、拘束されている腕の代わりに両脚を俺の体に絡みつけてギュッと抱き寄せてくる。
それに合わせて剛直を根本まで一気に蜜壺に突き立ててやると、弾けたようにその体がビクンッと震えた。
「ひぁっ! こんなっ……んああぁぁぁあぁあ――――――ッ!」
喉をそらしながら絶叫し、それと同時に腟内がギュッと強烈に収縮する。
さすがにこれ以上は俺も堪えきれず、俺もそのまま一気にエルザの中へと精子をぶちまけた。
「んぁっ!? な、なんだっ!? あ、あついものが、なかにっ……!」
ビクッビクッと断続的にその身を震わせながら、腟内を満たしていく精液の感触にエルザがさらなる愉悦の声を漏らす。
「あっ……くぅぅ……♡ だめっ、だめっ……♡ こんなの、しらないっ……♡」
譫言のように繰り返すその顔はもう完全に乱れきった雌のそれで、少し前まで殺気立って対峙していた魔狼将の面影はすでに微塵も感じられなかった。
「んぁぁ……♡ 満たされていく……♡ わたしの中が、お主さまで満たされていくぅ……♡」
「まだまだこんなものではないぞ」
俺はエルザの体を優しく抱きしめると、ねっとりと腰を揺すりながらその膣内に余すことなく精子を注ぎ込んでいった。
「んっ……ちゅ、ぁむ……あぁ、お主さま……♡」
エルザは甘えるように唇を重ねてきながら蕩けきった瞳でこちらを見つめ返すばかりで、もはや抵抗する素振りは見られない。
試しに膣からペニスを抜いて拘束していた腕を解放してやると、彼女は自らベッドのほうへと歩いていき、その上で四つん這いになりながらこちらを振り返った。
「もうこの身はすべてお主さまのもの……どうか、続きを……♡」
愛蜜と精子のまざりあった液体を秘部から滴らせ、ユラユラと尻尾を揺らしながらそう誘ってくるエルザの姿のなんと淫靡なことだろうか。
いろいろと考えなければならないことはある。
これは夢なのか。はたまたなにか超常的な現象なのか。
夢だとしたらいつ目覚めるのか。夢でないのだとしたらこの先はいったいどうなるのか。
しかし、それらすべてが淫らに尻を振るエルザの前では霞んでしまう。
「いいだろう、今宵は眠れると思わぬことだ」
「ああ、お主さま……♡」
俺はいったんすべてを忘れて、この夜を楽しむことにした。