我が家に家出したお嬢様が転がり込んできました 作:テクニクティクス
北欧から家出してきた幼馴染のお嬢様兼妹みたいなリゼルが悠のアパートに越してきて数か月。
春のうららかな陽気から、だんだんと初夏へと移りゆく。
「じゃ行ってくる。留守番よろしくな」
「はい。いってらっしゃいませ、お兄様」
いつものように玄関での挨拶の後、悠は学園へと向かう。
彼の姿が見えなくなると、まるで新婚のようだと、頬に手を当てて、身体をくねらせるリゼル。
ほぼ学校のある日には繰り返している日常茶飯事だとしても、彼女にとっては大事な儀式らしい。
しかし、やはり彼女も本来は学校に通うべき年齢。日中の家事を終わらせてしまうと、どうしても暇ができる。
「……はぁ。私もお兄様の学校に行けたらいいのに」
そんな愚痴がつい口から漏れた時、はかったかのようにチャイムが鳴る。
慌てて玄関のカギを開けると、そこには某黒猫の宅配員が小包を持って立っていた。
最初、普通の日本人名の家から見た目麗しい白人が現れたことに動揺が見えたが、すぐにその表情は消えた。
「すみません。ここ、有澤悠さんのお宅で大丈夫でしょうか?」
「はい、そうです」
「ああ、よかった。それじゃここにハンコかサインを」
達筆な字で悠の苗字を書き込むと、宅配員は小包をリゼルに渡して、去って行った。
宅配にしては、そこそこの大きさで、本やゲームといった小物より服などが入っていそうなサイズだった。
そして差出人の欄を見て、リゼルはこれは悠宅に送られてきてるが、実際は自分宛てに送ったものだと検討がついた。
それから数日後、悠は教室で友人たちとのおしゃべりに興じていた。
「ところでさ、今日転校生が来るって知ってるか? どうやら、俺たちのクラスに来るらしいぜ?」
「そうなのか?」
「あー、そういや今朝そんな女の子職員室近くで見たわ。たぶん、悠は驚くんじゃないかな……」
「驚く? 俺が?」
「そ、そんなことより、女の子ってマジか!? 可愛いのか!? 綺麗なのか!?」
女の子と聞いて滅茶苦茶食いついているのが花村 英一、呆れ顔であしらっているのが日笠 杏子。
花村はまぁどこにでもいる普通の男子学生で、悠と同じくそれほど特徴ある容姿ではない。
杏子は少し赤味かかった茶髪(地毛であることを本人は常に言う)をポニーテールに纏めている。
明るく、男女隔たりなく気さくに付き合うタイプで、そのとっつきやすさから同性異性からも人気ある女子生徒だ。
ただ何度か彼女に告白した者は居るが、ことごとく全滅しているとは人の噂。
杏子は悠と幼い頃からの友人で、花村は中学に入ってからの付き合い。ただどちらも悠にとっては大事な幼馴染だ。
そうこうしているうちに担任の有馬先生が教室に入ってきて、HRが始まる。
「あー、何人かは知っているみたいだが、今日このクラスに転校生が来る。入ってきなさい」
「はい、失礼致します」
どうも聞き覚えのある涼やかな声の方に視線を向けると、思わず、悠はぽかんと呆けた顔になる。
白いYシャツにチェック模様のプリーツスカート。
澄空学園の制服に身を包み、腰まである銀髪は彼女の容姿と合わさって、すごく魅力的に映るだろう。
そして鈴を転がしたかのような、透き通って尚且つ耳触りの良い声で自己紹介を始める。
「リゼル=アーデルハイトと申します。皆さん、これからよろしくお願いします」
ぺこりとおじぎをした後、停滞していた空気を爆発させるような声がクライメイトの大多数から上がる。
「ええぇぇえーっ!?」「何!? 何でこんな美少女がいきなりうちに転校!?」「凄い……あんな綺麗な髪初めて見た……」
未だ放心状態の悠は後ろの席の花村にガクガクと揺さぶられている。
「おいおい!? アーデルハイトって言や、北欧の中でも世界に知られてる大資産家の一角だろ!?
そのお嬢様が何で澄空にやって来てんだよ!? 他人の空似か!?」
まだガヤガヤと騒がしい教室で、有馬先生は響くような大きい柏手を数回叩く。
「はいはい、お前ら騒ぎたい気持ちは分かるが一旦静かにしろ。この後の1限は自習にするから、そこで聞きたいことを聞け」
そう言って先生は簡単な連絡事項を告げて、教室を出ていった。
それを待ちわびたかのように一斉にリゼルを中心に人の輪が出来上がった。
次から次へと繰り出される質問をまるで聖徳太子のように全て聞き分けて答えていくリゼル。
だが、次の質問と答えでまたしても、教室内の空気は凍りついた。
「ところで、リゼルさんって今どこに住んでるの?」
「はい、今は有澤さんのお宅にご厄介になってます」
「え……?」
取り囲んでいたクラスメイトの目が一気にこちらに向いて、その圧力で正気を取り戻す悠。
「有澤ってさ、一人暮らしだよな……」
「うん、前に杏子がそう言ってたし」
「でも、リゼルさんは一緒に暮らしてるって言ってるんだけど」
「おいっ! どういうことだよ、悠っ!」
衝撃告白に対して、花村に先ほどより強く揺さぶられる。
これ以上ややこしいことになる前に一度話し合わなければと、花村の手を引きはがし
クラスメイトの群れの中のリゼルの腕を掴んで教室から抜け出す。
だが、その強引な手段がちょっとヤバげな爆弾を投下してしまう。
「えっ? ちょ、ちょっと、お、お兄様っ!?」
「おっ……」
「「「「「お兄様だって――――――――――――――ッ!?」」」」
女子の黄色い声と、男子の怨嗟の声を背後に聞きながら、悠はとりあえず、階段の踊り場までリゼルを引っ張ってきた。
「さて……どういうことか説明してもらおうか? リゼル?」
「え、えとですね、この間、お兄様の家に小包が届きまして、その中にこの学園の制服と編入手続の書類が入ってまして……。
差出人が、うちの使用人の名だったんですが……十中八九お母様の仕業だと思います……はい」
リゼルのちょっと自信なさげな告白に悠は頭を抱えてしまった。
記憶の中のリゼルの母は優しい笑みを浮かべたお母さんという印象だったが
まさかこんな破天荒なことを平然とする人とは思いつかなかった。
「というか、いきなり同棲発言して、俺を物理的に破滅させたいのか? リゼル」
「いえ、こういうことは最初のインパクトの方が大きいほど後々問題にならないんです。
隠し続けてボロが出るより、被害は小さく済むんですよ?」
にっこりと笑うリゼル。ああ、そういえば忘れかけてるが生粋のお嬢様だったと悠は気づく。
魑魅魍魎が渦巻くような世界を知り、そこを乗り越える術を身に着けているんだろうなぁとしみじみ思う。
「まぁ、転校してきちゃったものは仕方ないんじゃないかな? 諦めた方がいいんじゃない、悠お兄様?」
背後から茶化すような声に振り返ると、にやにやと笑う杏子の姿。
その姿を見たリゼルはパアッと表情が明るくなり彼女に駆け寄り、杏子も、もう一人の幼馴染との再会に喜び、手を繋ぐ。
「杏子さんっ! お久しぶりですっ!」
「リゼルちゃんも久しぶり! 元気……なのは見れば分かるか。でも、確か1学年下くらいじゃなかったっけ?」
「ああ、私、母国では飛び級してまして、お兄様や杏子さんと同じ学年なんですっ」
「ほほぅ、リゼルちゃんは優秀なんだねぇ。ウカウカしてられないんじゃないの、お兄様?」
「うっせ、つぅかお前がお兄様言うな」
「はいはい、分かりましたよ。それじゃ教室戻ろう。今度はアンタも質問攻めだろうけどねー」
「うわぁ……」
少しウンザリする悠だが、幼い頃からの友人が3人また揃って学園生活を送れる。
そう思うと自然と顔が緩んでしまうのを、抑えることはできなかった。
◆ ◆ ◆
「はぁ……」
リゼルが澄空に転校してきて数週間が経ったある日、悠は屋上のベンチに座って空を見上げていた。
本当は屋上は立ち入り禁止なのだが、花村がカギが締まらない窓を見つけ、杏子が合鍵を作り
悠が勝手にベンチやら掃除用具やらを持ち込んで、3人の秘密のたまり場としてしまった。
その場所でまたしても気のないため息が口から漏れてしまう。
リゼルは転校初日から異彩を放ち、周囲の中に溶け込むのも早かった。
勉強も出来て、スポーツ、家事まで何でもでき、社交性も高く、物腰も柔らかい。
そんな彼女が、放っておかれるはずもなく、始終引っ張りだこらしい。
だが、どうしても悠にはそれが、自分の大事なものを横からかっさらわれた気持ちにさせる。
「なにが守ってやらなけりゃだな……十分やっていけてるじゃないか」
「なーに黄昏てんだ、似合わないぞ」
「杏子か……」
日の光が陰ったと思ったところに、顔を覗きこむようにして悠の顔を見つめてきた杏子。
よいしょと、悠の隣に腰かけて、悩みあるんならアタシが聞くぞーと声は茶化しているが
その裏に隠された真剣さは長い付き合いからか、感じ取れた。
ポツポツとリゼルの置かれた環境をひとつずつ掻い摘んで、胸の内の澱のようなものも吐き出した。
「結局、俺の独り相撲だってことなのかな……」
「んー、どちらかと言えばアンタが勝手に役に立ってないと思ってるだけ。
皆の前では見せないけどさ、二人きりで話すとリゼルちゃん、ほぼ悠の話だよ。
この国に来た時、急に押しかけた私を嫌な顔一つせずに受け入れてくれたーとか、お惚気全開。羨ましいねー、お兄様?
でも、彼女もアンタに迷惑かけてないか時折不安になるって言ってるし。
一度話し合ってみた方がいいんじゃないかなーと、杏子さんは思うわけ」
よっと勢いよくベンチから立ち上がった杏子は、スタスタと屋上入口まで歩いていくと
ドアノブを回して扉を開く。そこにはリゼルが立っていた。
「ま、お膳立てはこれくらいでいいかな? じゃ、あとはごゆっくり~」
リゼルと入れ替わるように杏子は階段を下りていった。
しばらく無言の状態が続き、その空気に耐えられなくなった悠が口火を切る。
「リゼ、んんっ!?」
しかし、突然リゼルがこちらに身を任せるようにしなだれかかってきたかと思うと
即座に口内に舌が入り込んできた。
「はむっ、ん、んんぅ……ちゅ、れるっ、んっ、んっ、んん……っ」
歯茎をれろれろと舐めまわした後、ねっとりと悠の舌に自分の舌を絡ませて
軟体動物の性交のようにぐちゅぐちゅと交わりだす。
しばらく悠の口内を味わい尽くした後、口からチロリとはみ出た舌から銀の糸を垂らす。
そして、申し訳なさそうに悠の胸板にコツンと額を当てる。
「すみません……。私、お兄様の気持ちに気づくことが出来なくて」
「い、いやいや、俺が勝手に腐ってただけでリゼルは何も悪いことしてないって」
「それでも、私が本当に心から慕ってるのは、お兄様だけです……だから私のこと、嫌いにならないで……」
ぎゅっと背に回された腕が強くしめられて、より密着しようとするリゼル。
少し震えたその身体を優しく抱きしめ返して、そっと頭を撫でる悠。
「はぁ……、リゼルはちょっと俺にベッタリすぎる気がするんだが」
「わ、私にだって友達や親しくしているクラスメイトの方は居ます!
それでも、一番頼りにして、大好きなのはお兄様なんですっ」
こうまで言われて嬉しくない男もいないだろう。義兄バンザイなどと思っていると
リゼルが身を屈めたと思ったらおもむろにズボンを下ろされた。
「ちょっ!? リゼルっ!?」
「今までお兄様に余計な心配かけてしまってたお返しに、お兄様のおちんちんにご奉仕させてもらいますね」
熱のこもった視線でペニスをじっと見つめられ、だんだんと血が集まって大きく反り返っていく肉茎。
(ああ……♥ 何度も見てるけどお兄様のおちんちん硬くて、大きくて素敵です……。もう我慢できません……)
目の前でそそり立つ陰茎に、リゼルは自然と頬擦りをしていた。
絹のような滑らかな頬に当たる熱さと、蒸れた牡の匂いで、リゼルの下腹部もじくじくと疼き始める。
リゼルは口を大きく開いて先端を咥えると、両手で悠の陰嚢をそっと包み込むようにして持ち上げる。
大量の唾液を口の中に溜めて、舌を使い、顔を前後に振り、淫らな水音を立ててフェラチオを開始する。
「ん、んっ、んん……くちゅっ、じゅ、じゅるっ、ずずっ、くぷっ、くぷっ、くぷっ……」
「うう……っ、リゼルっ」
愛しい義兄のうめき声に目を細めて、白い妖精はさらに深く陰茎を飲み込む。
先端が喉に当たって時折えずきそうになるが、リゼルは激しい口唇奉仕を止めない。
その苦しみさえ、愛おしさに昇華してしまい、もっともっと気持ちよくさせたいと悠の分身に奉仕を続けていく。
「くっ、だめだ、リゼル、そろそろ、出るっ」
「んぐっ、んんぅ! いいれす……わらしのくひのなか、いっぱい、せーえき、だひてくらしゃい……んんっ!!」
口を窄めて鈴口を締めつつ、頭を振るスピードを上げて射精を促す。
ほっそりとした指で陰嚢をやわやわと揉みしだき、じゅずずっと竿を啜り上げる。
(出して、出して……お兄様、私の口の中にいっぱい……ッ)
そう思った刹那、口内の肉塊がぶわりと大きくなったかと思うと、先端から熱く白濁した塊が噴出した。
喉、胃を焼くかのような精液は次々と口内へと送りこまれ、零すまいと懸命に喉奥へ飲み込んでいく。
「んぐっ、んっ、んぐぅ……っ、ンン……ごきゅ……ごきゅっ、こく……んっ」
ザーメンを飲み干すたびに下腹部が熱く疼いて、秘所からは蜜が滴り落ちる。
最後の一滴まで飲み干したリゼルは、悠のペニスから口を離す。
両手で肉幹を優しく擦り、さらに潤んだ瞳で愛おしそうに見つめられたら
射精したばかりなのに肉塊はまた硬度を増してしまう。
悠はリゼルの腋に手を差し込み、力を入れて、彼女の身体を抱き寄せる。
「ひゃっ!? お、お兄様……?」
「リゼル……二人きりでエッチするときには昔みたいに呼んでくれないか?」
「えっ……そ、それは、恥ずかしいです……」
「無理にとは言わないけど、可愛いリゼルをもっともっと愛してやりたい……だめかな?」
「……もう、にーにぃはいじわるですね。私がそうお願いされて断れないの分かってるじゃないですか」
優しげで少し困った表情を浮かべた義妹に、無意識で口づけをし、口内を嬲る。
「んむぅっ!? んっ、んっ……れるっ、ちゅっ、ちゅぅぅっ……んっ
……ぷはっ、にーにぃ、私、精液飲んだままで、そのままキスしちゃったのですよ?」
「まぁ自分の出したもの飲み込むのは少し抵抗あるけど、リゼルの口に残ってるものが汚いとは思えないし」
「もぉ……にーにぃのばか……」
リゼルの背に腕を回してしっかり抱き寄せたまま、濃厚なディープキスを繰り返しながら
小ぶりなお尻をなぞるように沿わせて、スカートの中の秘部に指を差し込んでみる。
「んんっ!? ひっ、んっ、ああぁぁ……っ、やぁ、にーにぃ……りぜる、そこ敏感になってるのぉ……♥」
しとどに濡れそぼり、もうショーツの役割を果たしていない布地を指で押し上げるを
ぐちゅりと容易く指をくわえこんできゅうきゅうと物欲しそうに締め付けてくる。
「あっ、ああっ……にーにぃ、にーにぃ……りぜる、もうだめぇ……♥ お願い、にーにぃのおちんぽ、入れて……」
しだれかかるように悠に抱きついてくるリゼル。もう自分の力で立つことすら難しいようで
脚は小鹿のように震えて、いつ崩れ落ちてもおかしくない。
悠はリゼルを抱きかかえたまま移動し、屋上入口の側壁に手を付かせて、背後からリゼルのスカートをめくりあげる。
「うわ、すごくとろとろだな。よくここまで我慢できたな、リゼル」
「んっ、やっ、あぁぁ……は、恥ずかしいよぉ、にーにぃ……あんまり見ないでぇ」
濡れたショーツを引き下ろすと、太ももまで蜜がスジとなって伝い
こんこんと湧き出る愛液がぽたぽたと足元に水滴となって落ちる。
羞恥と期待が混じりあった表情でこちらを振り返り見るリゼルに、悠の獣欲は更に加熱する。
腰を抱え込んで、ギチギチに張りつめた怒張をリゼルの姫割れにくちゅりとあてがう。
「いくよ、リゼル」
「いいよっ、きてっ、きてっ♥ にーにぃのおちんぽ、早く欲しいっ、んんぁあああぁぁーっ♥」
すんなりと悠のペニスを最奥まで飲み込んでぐちゅぐちゅと絡みつくヒダ肉。
ひくつく秘裂はドロドロと粘り気の高い蜜を竿に伝わらせて、ぽたぽたと滴り落ちる。
「ひぅっ、にーにぃ、にーにぃっ、好きっ、大好きっ♥ こうして一緒になれるの、りぜる大好きっ♥」
腰をくねらせて、蕩けた甘い嬌声をあげる義妹。その姿は可憐さと妖艶さを入り混じらせて、悠の欲望を刺激する。
片手で制服のシャツのボタンを外して、小ぶりな胸を揉みしだき、一方で崩れ落ちないよう腰を抱えて
うなじに舌を這わせて、唾液をまぶし、キスの雨を降らせる。
「ふにゃっ、あひっ、ひゃっ、……やぁぁ、にーにぃ、痕、残っちゃうよぉ……んっ、らめだってばぁ……」
そう言っても、逃げるつもりはないようで、逆にお尻を振りながら、もっと激しく突いてほしいとねだってしまう。
壊れ物を扱うように小ぶりな胸をこねくり、硬く芯のある乳首を指先でしごく。
張りつめた怒張で子宮口をぐいぐいと押し上げてやるだけで、甘い痺れが下腹から背筋を伝わり、脳を蕩けさせる。
「なんかさっきより、締め付けが強くなった。リゼルのえっち」
「ひっ、んっ、やぁぁ……にーにぃのいじわるぅ、こんなになるの、にーにぃの前だけなのにぃ……はくっ」
柔らかな耳たぶを甘噛みしながら腰を掴んで、少しずつ腰を突き上げるスピードを上げていく。
悠の腹部とリゼルの臀部がぶつかり合い、ぱんっ、ぱんっとリズミカルな音が屋上に響く。
悩ましい吐息を漏らしながら、妖精の羽のような美しく、長い銀髪がゆすれて、甘酸っぱい香りが彼の鼻をくすぐる。
「っっああああっ、やっ、ひぁっ、ひぅっ、くっ、ん、んンぅぅぅ……っ、はぁぁ……っ♥」
潤んだ瞳で後ろの愛しい義兄を見つめるリゼル。その視線に何とも言えない衝動が湧きあがってくる。
自分を慕ってくれている義妹を、大事な彼女を屈服させている。
後背位で繋がっている今、知らずに悠の加虐心はそそられていたのだ。
ひたすらにリゼルの淫壺をほじくりかえすことしか考えられなくなって、激しく腰を打ち付ける。
挿送される肉茎のカリに引きずり出されるように膣ヒダはめくれて白く粘ついた愛液が少女の腿を伝う。
大きく開いた脚をピンと張らせて、義兄の前にお尻を突き出して、強烈なピストン運動を受け止めている。
それも、学校という淫らなことをする場ではないというところが、リゼルに背徳的な悦びを与える。
「……っ、くっ、ぅぅ、リゼル、そろそろ、出すよ」
「ん……んんっ、あぅっ、……いいよ、リゼルの膣内にいっぱい、にーにぃの白いの出して♥」
射精が近づいた悠は背後からリゼルを抱きしめるように両手を回して、最奥へ肉塊を押し進めると細かく突き返しを始めた。
「ふにゃぁっ! ひぁあんっ♥ らめっ、そこ、そこはらめぇっ! 奥はらめなのぉっ♥」
ダメと言っても、本気で嫌がっているわけではない。ただそこが彼女の一番感じる部分なのだ。
身体だけではなく、心まで響いてしまう性感帯。前に注がれた熱い精液を子宮は覚えているのか
肉ヒダは更に淫らな蠢きで陰茎に絡みついて、締め上げる。
最後の詰めとして、境界が無くなれば一つに混じりあってしまうに違いないほど、銀の妖精の身体を抱きしめる。
「――――――――ッ♥ あぁぁあああっ、あああぁぁぁあああぁあぁあぁぁ――――――――ッ!!」
脳天まで痺れるような快感の衝撃で、リゼルの視界は明滅し、思考は真っ白に染まった。
それでも膣肉はまだ求めるものを貰っていないと、きゅうきゅうと締め上げる。
そして悠の方も限界に達し、義妹の最奥で滾る白濁液を大量に噴出した。
「っ! ああっ、にーにぃの、精液、リゼルの中、いっぱい出てるよぉ♥ あっ、やっ、また、いっ ああぁぁぁああ――っ♥」
熱いマグマは肉茎がビクンビクンと跳ねるたびに先端から噴き出して少女の子宮内にたっぷりと送られる。
お腹の奥に注ぎ込まれるたびにリゼルは何度も絶頂を迎えてしまう。
踏ん張った脚は震えて今にも崩れ落ちそうになるが、悠が支えるように抱きしめているので、安心して快楽の渦に身を任せる。
しかし、屋上の風に身体を晒していたせいか、四肢がふるるっと震えた後、秘裂から愛液とは違うものが漏れ出してしまった。
「……ぁ、あれ、……ッ! やっ、お、お兄様、離してっ!」
「んー、別に誰にも見られてる訳じゃないし。むしろ今から止めるより出し切っちゃた方がいいと思うけど。
それに、リゼルの大きくなってからのお漏らしは初めて見るから」
「お、お兄様のばかぁ……へんたい……っ、女の子のおしっこ見て喜ばないでぇ……」
ちょろろろと水音を立てて、愛液と精液の混じりあったものを黄金水が流し去っていく。
しばらく勢いよく出ていたおしっこもやがて、膀胱が空になったのか、ぴちょんと止まる。
ふざけて笑いながら、拭いてあげようかと言えば流石に怒って真っ赤になったリゼルにポカリと頭を叩かれる。
後始末として、営みとおしっこの後を片付け終わった時、チャイムが響いた。
今から戻って、何か詮索されるよりかはと、1限サボってから戻ろうと二人ベンチで仲良く肩を寄せ合い座った。
しばらくして先ほどの行為の疲れかすぅすぅと寝息を立て始めるリゼル。
ほつれ髪が頬にかかっていたのを優しく戻してやり、抜けるような青空を悠は見上げた。
「いい天気だ……」
◆ ◆ ◆
それからしばらくして、リゼルは杏子に誘われてピエロがマスコットなファーストフード店に来ていた。
実家ではあまりこういう店に入る機会はなかったが、値段の割にそこそこの物が出るため、学園帰りに寄ることは増えた。
「で、あの後愛しのお兄様とねちょねちょできたのかね?」
「ッ!? けほっ、こほっ!?」」
杏子のいきなりの爆弾下ネタに飲みかけのコーラを喉に詰まらせて、咳き込むリゼル。
とりあえず咳が治まってから、きょろきょろと視線を彷徨わせて、白い肌を真っ赤に染めてコクンと頷いた。
「あー、やっぱりか。まぁそんな気はしてたんだがね。はぁ、これで踏ん切りがつくってものかな」
「杏子さん……」
申し訳なさそうな顔で見つめてくるリゼルに対し、ヒラヒラと手のひらを振って気にするなというジェスチャーをする。
「未練がないとは言わないけどさ、リゼルちゃんが北欧に帰っちゃってからもアタシは悠の傍に居たんだ。
周りから夫婦みたいだ何だと冷やかされはしたけどね、傍に居ることはできても、そこから先へは行けなかった。
友達以上恋人未満ってやつかな。長い付き合いだから分かるもんだけど
コイツに告白して付き合うことになっても決してうまくいかないって確信があって。お互い何か欠けてる気がしてさ。
そしたらリゼルちゃんが戻ってきて、悠の傍に居るのを見て、ああこれは叶わないなって。
だから、アタシは代わりに悠とリゼルちゃんのことを応援することに決めた」
そう言って笑う杏子の目じりから一筋の涙が伝う。
「あ……」
「……いや、ごめん。…………うん、これでアタシの初恋は終わり。アイツ以外のいい男でも探さないとな」
「えっと、花村さんはダメなんですか?」
「花村? ああ、ない、アイツだけは絶対ない」
ごしごしと乱暴に涙を拭うと、またいつもの明るい杏子に戻っていた。それだけの想いがあの一滴に詰まっていたのだろう。
「さて、この後、カラオケにでも行こうかと思ってるんだけど、リゼルちゃんは大丈夫?」
「はい、お兄様も花村さんとゲーセン巡りするそうで、ちょっと遅くなること言ってましたから」
「オッケー! じゃあ暗い雰囲気吹き飛ばして、希望ある明日のために歌いまくりましょうか!」
リゼルの手を取って出口へと向かう。悠とはまた違う
でも、かつて幼い自分の手を引いてくれたあの頃と変わらない幼馴染。
悠の傍に来てよかった。改めてリゼルはそう思うのだった。