更新の催促は原則禁止とさせていただきます。
理由としては私のペースで執筆しないと納得できる作品が書けないと判断したからです。
聖が転校してから一日が経過した。
聖は再び学園の門を潜り、教室に入る。
そして異変に遭遇する。
早乙女の机に多数の罵倒の文言が刻まれていた。
机の前で早乙女が立ち尽くしている。
聖は努めて無表情を作って早乙女に質問する。
「何これ?」
「南雲…」
聖を見る早乙女の顔は屈辱に塗れていた。
その首にはミケと書かれた札が下がられている。
「生徒会への上納金…それが全校生徒中、下位100位になると非協力傾向生徒、通称家畜になるの」
「それでミケね。それは分かった。で、誰がこれやったの?」
「それは…」
聖が鋭い視線を向けると生徒達が一斉に目を逸らす。
犯人は全員らしい。
「別にさ、こういう伝統とか文化があってそれに従うのは分かるよ。でも、俺のペットに勝手すんなよ」
聖は怒気を込めてそう言い放つ。
「芽亜里の人権は俺が持ってる。その芽亜里に手を出すなら俺に喧嘩を売ってるも同然。お前ら全員負かして家畜にしてやろうか?」
「ひっ…悪かった!」
「負けるのが怖いなら喧嘩売ってんじゃねえよ。ったく、次同じことしたら一人ずつ家畜に落としてやるからな」
聖の言葉に生徒達が冷や汗を流す。
家畜になれば逆転はほぼ不可能。詰みである。
そうさせるだけの実力が聖にはある。
それは生徒全員が昨日の早乙女との対戦で嫌という程感じさせられた。
喧嘩を売れば必敗。家畜に落ちるのは目に見えている。
故に誰も聖の言葉に逆らえない。
聖はたった一日で華組を掌握していた。
聖はポケットからハンカチを取り出して早乙女の机の落書きを拭う。
「油性かよ…面倒な」
聖は文句を垂れながらも根気強く落書きを消すのだった。
◇
昼頃、食堂にて。
聖は学食のカツ丼とカレーを猛烈な勢いで食べ進めていた。
「な、南雲って大食いなのね…」
「ん?体力作りに食事は必須だからね。普段から沢山食っておかないと」
そう言って食事に戻る聖に早乙女が問い掛ける。
「…何で助けてくれたの?」
「何が?」
「イジメのことよ……あのまま放置してても良かったでしょ」
「良くねえよ。友達だろ」
聖の言葉に早乙女は目を見開く。
家畜に落ちた自分を友達と呼ぶ相手なんて聖以外にいない。
それがこの学園の伝統だからだ。
早乙女は小さく呟いた。
「…友達なのかペットなのかハッキリしなさいよ」
「両立できるだろ。俺にとって芽亜里は友達でペットなの。だから可愛がってんだ」
「変なの…」
早乙女は笑みを浮かべてそう呟いた。
◇
放課後、聖は家で早乙女とゲームをしていた。
ゲームは何の変哲もない将棋である。
但し、聖の駒は歩と王のみである。先手すら譲っている。
聖は早乙女に王手を掛ける。
「はい、また俺の勝ち」
「くっ…!南雲、貴方どんだけ強いのよ!?」
「そりゃあプロにも勝ってるもん。いやぁ、しかし今一ひりつかないね?何か賭ける?」
「…私に賭けられるものは残ってないわよ」
「それもそっかじゃあやめ─」
聖が言葉を紡ぐのを早乙女が手で止める。
聖が首を傾げる。
「貞操とか、なら賭けられるわ」
「……それこそ良いの?俺は嬉しいけど、そこまで好感度稼ぐことしたっけ?」
聖の純粋な疑問に早乙女が顔を赤くして答える。
「充分したわよ。家畜に落ちた私に何の変わりもなく接してくれて、イジメからも助けてくれた。その上ギャンブルが強い男なんてモテるに決まってるでしょ」
「家畜に落としたの俺だけど」
「それでも、よ。この学園じゃ強さこそ全てだから。強い男はモテるわよ」
「へーぇ…じゃあやるか。貞操賭けて」
早乙女は頷いて答えた。
ゲームは純粋なオセロに変わる。
将棋のような手加減なしの真剣勝負である。
早乙女は本気で貞操を狙っている聖に対して胸を高鳴らせる。
自分をあっけなく負かした強い雄に惹かれていた。
「じゃ、先攻後攻はじゃんけんで決めようか」
聖は右手を挙げてそう言った。
そしてじゃんけんでもあっさりと勝ってしまう。
負けるという概念がないのかと、早乙女は肝が冷える思いをする。
聖は自分の駒を打ちながら口にする。
「オセロってさ。勝ち方が決まってんの」
「…どういうこと?」
「これはまあ、オセロに限らない話ではあるけど、構造が単純なんだよね。究極的にはマルバツゲームなのよ」
聖と早乙女は順番に駒を打っていく。
一見すると盤面は早乙女が有利なように見える。
「つまり、先手が勝ち易い。良くて引き分けな訳。気付いてる?俺が芽亜里の打つ手を誘導してるの」
「え?」
早乙女はその言葉の意味を汲み取るのに数秒要した。
盤面は早乙女の有利に進んでいる。
しかしそれは聖が打たせた結果であると言っているのだ。
「オセロの勝ち方は簡単。相手に打って欲しいところに打たせて、自分は打ちたいところに打つ。そうすればほら、勝ったでしょ」
盤面は一気に聖の駒で埋め尽くされた。
やったことは簡単である。早乙女の思考を誘導し、どこに打つのかを読み、そして全染めで終わるように仕組んだ。
「な、全染めって…!?」
「さ、早速貰おうか。芽亜里の貞操」
「…分かったわよ」
聖はオセロ盤を片付けて早乙女をベッドに押し倒す。
そして顔と顔を近付ける。
早乙女は目を瞑り、その時を待った。
聖と早乙女の唇が重なり、柔らかな感触が伝わる。
聖は舌で早乙女の唇を割って口内に侵入させる。
舌と舌が絡み合い、唾液を交換する。
「んっ…♡ふぅっ…んむっ♡ちゅ…♡」
早乙女は艶めかしい声を漏らす。
それに聖の陰茎が反応する。
血液が陰茎に集中し、ズボンを押し上げる程に勃起する。
聖は暫く早乙女の口内を蹂躙すると早乙女の服に手を掛けた。
慣れた手付きで早乙女の服を脱がしていき、純白の下着と綺麗な肌を露出させる。
聖は早乙女の口から離れて言葉を溢す。
「綺麗だね」
「ありがと…それより貴方随分手慣れてない?」
「俺は別に初めてじゃないし」
「むぅ…何人とやったのよ」
早乙女は顔をムッとさせて質問する。
それに聖は逡巡してから答える。
「229人」
「多すぎ…!遊び人なの?」
「遊んでる訳じゃないよ。ただ一度に付き合う数が多いだけで」
「浮気じゃない!」
「浮気って訳でもないなぁ。相手の了承は取ってたから」
「公認で複数交際してたってこと?」
「そう。でも今はフリーだよ。皆新しい彼氏作って離れていったから」
そう語る聖の顔には寂しさが浮かんでいた。
早乙女は聖の頰に優しく手を当てる。
「貴方を選ばない女なんて気にしなくて良いわ。私が側にいてあげる」
「芽亜里……それってカレカノじゃ…?」
「駄目?」
「いや、嬉しいよ」
聖はそう言って再び早乙女とキスをする。
早乙女の下着に手を掛けて外す。桜色の乳首と乳輪、そして秘所が露わになる。
「っ…!」
早乙女は見られるのを恥じらって手で覆い隠そうとする。
それを聖の手が止める。
「ちゃんと見せて」
「…ん」
早乙女は顔を真っ赤にして手を退ける。
聖は早乙女の体をまじまじと眺める。
「ちょっ…見過ぎ…」
「綺麗だと見たくなるんだよ。焦らされるのは嫌?」
「嫌っ…ていうか、もどかしくなる…」
「そうか。じゃあ遠慮なくやるね」
聖はそう言うと両手を早乙女の胸に伸ばす。
しっかりとした弾力が聖の手に伝わる。
聖は優しい手付きで胸を揉み始めた。
掌と乳首が擦れて微笑な快楽が早乙女の体を流れる。
「あっ…♡ん…♡あぁっ…♡」
早乙女の口から嬌声が漏れる。
聖はある程度揉むと満足したのか左手を離して秘所へと這わせる。
聖の手が秘所に触れ、淫らな水音を立てる。
それに聖が悪戯な笑みを浮かべる。
「もう濡れてる。期待してたの?」
「……態々言わせないでよ」
「ハハッ。ごめんごめん」
聖は笑いながら左手で陰唇を擦る。
与えられた快楽に早乙女の肩が震えた。
「んぅっ…♡」
聖はゆっくりと人差し指を膣に挿入する。
指が膣肉に締め付けられ、ぎゅうぎゅうと押し潰される感覚を覚える。
「中キツ…普段は一人でしないの?」
「三日に、一回くらい…んあっ♡」
「それでこれだけキツいってことは中に入れたことはない?」
「ない、わよ…ぁ♡」
聖の質問に早乙女は正直に答えていく。
早乙女は羞恥と興奮で顔を赤くする。
「ゆっくり慣らさないとなぁ…ただでさえ初めては痛いんだから」
「痛いの…?」
「まあ、ぶっちゃけ人によるね。痛みを感じない子もいるし、凄く痛がる子もいる。芽亜里は我慢できる?」
「我慢する…」
「そっか。無理しないでね」
そう言って聖は膣に入れた指をゆっくりと動かし始めた。
狭い膣内が拡張され、更に指を咥える。
徐々に膣が指を受け入れる数を増やしていき、頃合いを見て聖が指を抜く。
「あっ…」
早乙女が一瞬切ない顔をするも、聖が服を脱ぐのを見て期待に変わる。
聖の鍛えられた肉体が晒され、早乙女が視線を聖の陰茎へと集中させる。
聖は見られているのを気にせずに鞄からコンドームを取り出す。
そしてゴムを屹立する陰茎に嵌めた。
「じゃ、挿れるから肩の力抜いて」
「ん…♡」
聖は陰茎を膣に宛てがう。
早乙女が息を吐いて緊張を取る。
早乙女の準備が終わったのを見て聖が陰茎を挿入する。
膣肉が押し広げられ、陰茎が膣内に侵入していく。
途中で処女膜に突き当たり、聖は可能な限り早乙女が痛みを感じないようにゆっくりと膜を破って奥へと突き入れた。
「はっ…♡あっ…♡」
早乙女が苦し気な声を出す。
聖は動くのをやめて様子を見る。
早乙女が聖の腕を掴んだ。
「気にしないで…動いて♡」
「痛くはない?」
「大丈夫……それより私で気持ち良くなって♡」
早乙女の想いに応えるように聖が腰を前後させて陰茎の抽送を始める。
早乙女は最初こそ苦しそうな顔をきていたものの、慣れて来ると快楽が脳を刺激するようになる。
「ああっ…♡!あっ…♡!んんっ…♡気持ち、良いっ…♡」
「そう?良かった。やるなら二人が気持ち良くないとね」
「南雲は…気持ち、良いの?」
「勿論。俺も気持ち良いよ」
聖の言葉に早乙女が顔を綻ばせる。
段々と抽送が激しくなり、腰と腰がぶつかる軽い音が部屋に響く。
早乙女から漏れる甘い嬌声も徐々に激しくなっていく。
「あんっ♡!…あ♡!…んんぅっ♡南雲ぉ…♡!」
「聖って呼んでよ。芽亜里」
「んっ…♡!分かった…♡聖ぃ…♡好き…♡!」
「俺も。好きだよ」
「ああっっっ♡♡♡!…んああっっ♡♡!」
早乙女は身を捩って快楽に善がる。
聖の手を強く繋ぎ、より快楽を得ようと自分から腰を動かす。
そして腰を浮かせて激しく絶頂した。
「イクッッッッ♡♡♡!」
早乙女は脱力して荒く呼吸する。
そこに聖が追い討ちを掛けるように腰を動かす。
「まだ、イッたばっか…♡!」
「言ったでしょ。セックスはお互いに気持ち良くなるもの。俺はまだイッてないよ」
「やっ…♡!おかしく、なるぅ♡!」
早乙女は首を振って嫌がるも体は更なる快楽を求めて腰を動かす。
その矛盾が早乙女の脳を溶かす。
(気持ち良過ぎて……頭変になる♡駄目にされちゃう♡)
早乙女は体が快楽に浸される感覚に喜びを覚える。
聖はそれを分かっているかのように腰を動かす。
亀頭が子宮口を何度も叩き、その度に耐え難い快楽が早乙女を襲う。
「んぅう…♡♡♡!またイっちゃうぅ…♡!」
「俺もそろそろ出そうだ。折角だし一緒にイこうか」
聖はそう言うと更に腰の動きを激しくさせる。
早乙女のGスポットを抉る抽送に早乙女が快楽に塗れた声を出す。
「お゛ぉ…♡♡♡!イグゥッッッッ♡♡♡♡!」
聖が膣の最奥で射精し、早乙女はそれを受けて絶頂に至る。
聖は早乙女を強く抱き締めた。
「あ゛ぁー…気持ち良かった。最高だったよ。芽亜里」
「ん゛っ…♡うっ…♡」
早乙女は返事も出来ず余韻に浸る。
その崩れた顔が堪らなくて聖は早乙女にキスをする。
「んっ…♡キス魔…♡」
「良いでしょ。一番愛を確かめられる」
「確かに…」
早乙女は笑みを浮かべて聖と唇を重ねたのだった。
◇
セックスを終えた二人はベッドの上で裸で抱き合っていた。
「明日から休みだし、泊まってく?」
聖の提案に早乙女は頷いて答えた。
「何する?」
「んー…そうね。ゲームじゃ散々負かされたし、ドラマでも一緒に見ましょう」
「じゃ、最近話題の恋愛ドラマ見るか。ヒロインが不治の病患ってるやつ」
「良いわね。それ見ましょう」
聖は早乙女から離れてテレビを操作してドラマを見る準備をする。
その後ろから早乙女が抱き付いて質問する。
「貴方はきっとこれからも沢山の女を作るでしょうけど、私を愛していてくれる?」
「当然。俺の愛が冷めることはないよ」
「良かった。その言葉が聞けて」
早乙女は嬉しそうに笑ったのだった。
・オリ主
見た目が良いので大層モテる。
過去の彼女達が離れていった理由は「一緒にいると駄目にされそうだから」
・芽亜里
オリ主が百花王学園に転校してから初めて作った彼女。