聖が早乙女を抱いてから数日が経過した。
聖はその圧倒的なギャンブルの強さで勝負を挑んで来る生徒達に勝利し続け、早くも学園中にその名を轟かせていた。
また家畜となった生徒に人権を賭けさせてペットにするという黒い噂も広まっている。
そんな中で聖は何も気にすることはなく、昼休みに誰もいない階段裏で早乙女と唇を重ねていた。
「んっ…♡ふっ…♡んむぅ…♡」
早乙女の胸を服の上から揉みしだき、互いの舌を絡める。
誰かに見られるかもしれない学園内での行為というスリルが早乙女の興奮を加速させる。
聖の手が早乙女の下半身に伸びようとした時、割って入る人物がいた。
「おいおい。こんなとこで盛ってんのかよ」
左目に眼帯と口元にピアスをつけた女子生徒である。
右手には複数のアクセサリーがついた鞄を所持している。
聖は悪びれもせずに質問した。
「どちらさん?」
「生志摩妄。同じ二年で美化委員長だ」
「…そして生徒会役員でもあるわ」
「へぇー…」
早乙女の補足に聖はニヤリと悪辣な笑みを浮かべた。
「その生徒会役員様が何の御用で?まさか、ただ水を差しに来た訳じゃないでしょ?」
「あぁ。アンタが転校生の南雲聖だろ?何でも家畜に人権を賭けさせてペットにしてるらしいじゃねえか」
「えぇ。それが何か?」
「あたしともやろうぜ。人権賭けたギャンブル」
「ふむ?」
自分から人権を賭けると宣言した生志摩に聖は首を傾げた。
金があるなら態々人権を賭ける必要性はない。
増して生徒会役員。金なんて腐る程あるだろう。
それなのに自分からリスクを背負ってギャンブルを仕掛けて来た。
聖はその言動の不可解さに首を捻るも取り敢えず勝負を受けることにした。
「良いですよ。やりましょうか。それで、どんなゲームにします?」
「こいつを使う」
生志摩はそう言うと鞄からリボルバーを取り出した。
聖はすぐにそれが実銃であると見抜いた。
「こん中には一発だけ弾が入ってる。今からアンタに向けて一回引き金を引くから、弾が出なきゃアンタの勝ちだ。弾が出たらあたしの勝ち」
「……温いですね」
「あ?」
「どうせなら五回引き金を引きましょう。それに撃たれるのも生志摩さんの方が良い。俺は当然弾が出ないことに賭けます。その方が貴方の好みでしょう?」
聖は生志摩の被虐願望を見抜いて口にする。
生志摩は笑みを浮かべた。
「うへっ。良いのかよ?負ける可能性の方が高いぜ?」
「ゲームは不利な方が楽しいものですから」
「そうか。じゃ、撃つのはアンタだ。あたしに向けて五回撃ちな」
「分かりました」
聖はリボルバーを受け取って一つだけ弾が入ってるのを確認し、シリンダーを回す。
早乙女は固唾を飲んでその様子を見守った。
聖はリボルバーを生志摩の胸に向ける。
「じゃ、撃ちますよ」
「あぁ。確り狙え」
聖は何の躊躇いもなく引き金を引く。
カチッと鉄と鉄が衝突する音が響く。弾は出なかった。
生志摩が愉悦に満ちた顔をする。
聖は構わず連続で四回引き金を引いた。
しかし弾が出ることはなく、生志摩が傷付くこともなくゲームは終わった。
「俺の勝ちですね」
「…ふひひ、そうだな。あたしの負けだ。まさか本当に五回撃っても弾が出ないとはな」
「そりゃあ、そうなるようにシリンダーを回転させましたからね。勝って当然です」
「弾が出ないように仕組んだってこと?」
「そゆこと」
聖は悪戯っぽく笑って早乙女の問いに答えた。
聖はシリンダーを五回撃っても弾が出ないように狙って回転させた。
「貴方なら俺に撃たせてくれると思ってましたよ。その時点で勝敗は決まってた」
生志摩の性格ならば誰かに傷付けられる可能性がある方を選ぶと聖は読んでいた。
被虐願望を持つ者は自分で傷付くより、他者から傷付けられることを喜ぶ。
それを見抜いた上で利用した聖の勝ちである。
生志摩は自分の性格と性質を完璧に見抜いた上で完勝した聖に惹かれる。
一見不利なゲームを必ず勝てるように仕組み、自分の人権を奪った雄に支配されたいという欲望を抱く。
「南雲ぉ…」
「聖で良いですよ。どうしました?」
「聖も敬語は使わなくて良いぜ。アンタ、ペットにした奴は皆抱いてんのか?」
「いや、今のところ芽亜里だけだね。俺は優しい飼い主だからさ。ペットが嫌がることはしないの」
「そうか。じゃあ、あたしを犯してくれよ。頼むよ。滅茶苦茶にしてくれ」
「良いよ。妄がそうして欲しいなら、叶えてあげる。でも、条件がある」
「何だ?いや、何でも良い。何でもする」
聖は顔から表情を消して条件を口にした。
「今後、ちゃんとギャンブルをすること。これが条件ね」
「…あたしがギャンブルしてないって?」
「うん。だってさ。ゲームを始める前に自分が不利な条件を設定して負けようとしたでしょ?それが気に入らないんだよね。不利なゲームを楽しむならまだしも、負けたがるなんてギャンブラーじゃない。それはただの死にたがりだ」
聖の指摘に生志摩は沈黙する。
それだけで図星であることが分かる。
「俺は楽しいゲームがしたいの。死にたがりとゲームなんかしても退屈でしょ。だから今後は確りと勝ちを狙うこと。分かった?」
「…分かった。ちゃんとギャンブルするから…だからあたしを犯して」
「良い子だね。物分かりが良い子は好きだよ。ちゃんと愛してあげる」
聖は懇願する生志摩の頭を撫でる。
生志摩は欲望を煽られたのか、顔を赤くして聖の腕に抱き付いた。
「放課後になったら俺の家でしようか。それまで我慢できる?」
「…我慢、する」
生志摩は不満を飲み込んでそう答えた。
聖は従順な新しいペットに満足気な笑みを浮かべたのだった。
◇
放課後になって、聖は生志摩を家に招いていた。
生志摩は部屋に入るなり聖に抱き付いた。
「さ、早くヤろう!もう限界だ!」
「分かった分かった。全く…どんだけ溜まってんだ」
聖は生志摩をベッドに寝かせ、服を脱ぎ始める。
生志摩も自分で脱ぎ始めた。
「良い体してるな…♡」
「…まぁ、鍛えといて損はないからね」
聖は意味深にそう口にした。
生志摩の目には聖の顔はどこか暗く、憂鬱に映った。
「何だ?訳ありか?」
「そんなとこ。気にせずヤろう」
「そうだな」
聖は露出した生志摩の胸を揉む。
右胸に顔を近付けて乳首を口に含んだ。
軽く乳首を噛んで刺激を与える。
「あっ♡!…んんっ♡もっと、強く…♡」
聖は要望通りに噛む力を強くする。
痛みと快楽に生志摩の目が蕩ける。
聖は生志摩の下半身に手を伸ばし、秘所へと指を入れる。
膣に指が侵入し、淫らな水音を立てる。
「んんぅ…♡んっ…♡はっ…ぁ♡!」
生志摩の膣は容易く聖の指を受け入れる。
聖は乳首を噛むのをやめて、生志摩の耳元で囁く。
「随分と慣れてるね。よく一人でするの?」
「んっ…♡誰も、構ってくんねえからな……♡」
「そうか。可哀想にね。俺がたっぷり構ってあげる」
聖はGスポットを刺激するように指を動かす。
生志摩が体をビクビクと震わせて反応した。
「あっ…♡!んんぅっ♡!……んあっ♡!」
愛液が聖の手に溢れる。それを見て聖は手を止めた。
「焦らしても辛いだけだしね。早く挿れようか」
聖は勃起する陰茎を生志摩に見せ付ける。
生志摩は悦楽に満ちた顔で陰茎を舐めるように見る。
聖がゴムを取り出すと、生志摩がその手を止めた。
「ゴムなんてすんなよ♡生でヤろうぜ♡?」
「妊娠するかもよ?」
「寧ろ産ませてくれよ♡聖の子供♡」
「……まぁ、良いか」
聖はゴムを手放して陰茎を膣に当てる。
「ちなみに初めて?」
「あぁ。だけど気にすんな。一気に奥まで挿れてくれ♡」
「分かった」
聖は生志摩の言葉通り、一気に奥まで陰茎を突き入れた。
処女膜が勢い良く破られ、膣から血が垂れる。
「いっ…♡!うっ…♡!うぐっ…♡!」
「大丈夫?」
「大丈夫だ♡寧ろ気持ち良い…♡」
聖は生志摩の様子を見ながら腰を動かす。
愛液が潤滑油となり、膣肉と陰茎が擦れる。
「あっ…♡!はっ…♡!あぁっ♡!あんっ…♡!」
「可愛い声。もっと聞かせて」
生志摩の喘ぎ声に聖は興奮を煽られる。
腰の動きが激しくなり、生志摩の体を快楽が駆け抜けていく。
「ああっっ♡♡!あっあ♡♡!気持ち゛、良い…♡♡♡!」
生志摩は両手で聖の顔を掴み、強引にキスをする。
舌と舌が絡ませ、唾液を交換する。
理性の箍が外れ、二人は獣のような交尾をする。
腰と腰が激しく衝突する音が部屋に響き、二人の耳に届く。
聖の陰茎は膣の最奥に到達し、子宮の入り口を叩く。
それに生志摩の快感が高まっていく。
生志摩が聖の背に手を回し、強く抱き締めた。
「イグゥッッッ♡♡♡♡!」
生志摩が絶頂し、体を大きく震わせた。
しかし聖は未だ止まらない。
イッたばかりの生志摩の子宮口目掛けて陰茎を深く挿入し、奥を抉るように動く。
「お゛ぉっ♡♡♡!んおおっっっ♡♡♡!んう゛ぅ♡♡♡!」
生志摩は声を抑えることなく嬌声を上げる。
聖が生志摩の腰を持ち上げ、より深く陰茎が刺さるようにする。
「またイク…♡!イグッ♡♡♡!」
「今度は一緒にイこうか」
「んんっっっ♡♡♡!」
聖が腰の動きを更に激しくしてラストスパートに入る。
陰茎が膣肉と擦れ合い、亀頭が何度も子宮口とキスをする。
そして遂に絶頂に至る。
「イ゛グゥッ♡♡♡♡!」
聖は膣の最奥で射精する。
子宮内が精液で満たされ、膣から漏れ出る。
「はぁっ…はぁっ…」
「お゛ぉ…♡♡おっ…♡♡♡」
生志摩は連続で絶頂し、快楽に浸る。
口からは唾液が溢れ、頬を伝って枕に落ちる。
聖は未だ呆然とする生志摩と唇を重ねた。
「んんっ♡…んっ♡んむぅっ…♡」
射精して疲労感に包まれる聖は膣から陰茎を引き抜き、そのまま生志摩の隣に横になって眠りに落ちるのだった。
◇
目覚めた聖は横で眠る生志摩を見る。
穏やかな顔で眠りについており、起こすのは忍びないので静かに離れる。
時計を見ると既に十九時を過ぎていた。
聖はスマホを手に取り、タスクスケジューラを起動する。
そしてそこに書かれた『生徒会役員を手に入れる』という項目にチェックを入れる。
「万事順調。俺が学園を支配する日も遠くない。その後は…」
聖は学園を支配した後に想いを馳せる。
聖にとって学園の支配は序章に過ぎない。その後こそが本番なのだ。
聖はタスクスケジューラに入力されている最後の項目を見る。
そこには『世界一のカジノを作る』と書かれていたのだった。
・オリ主
世界一のカジノを作るのが夢。
百花王学園の頂点に立つのはその過程に過ぎない。
・生志摩妄
自分の被虐願望を見抜き、自分を傷付けることなく勝利したオリ主に惚れた。
常にオリ主に痛め付けられたいと思っている。