※この作品はR-18です。

ビルドファイターズ・レイヴン   作:コウサカさんちのコーヒー

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12:フミちゃんとユウ君

 西東京某所。

 二学期中間試験明けの土曜日。秋晴れの広がる週末の昼下がり。

 

 シノダ・エリが地元から小一時間ほど離れた薬局へ入り、オンライン診療を受けて処方箋を出してもらった低用量ピルと避妊パッチを購入。駐輪場に停めたスズキの青白スーパースポーツの傍らで、なんか落ち着かない様子のスミオの許へ戻った。

 

「スー君、お待たせしました」

 太縁眼鏡の奥で二重アーモンド眼を細めて笑うエリ。まるで精気を啜る淫魔のような笑みを湛えたまま、飾らない私服姿のエリはスミオの耳元へ囁きかけた。

「これでしばらくはナマで出来ます。いっぱい中出しエッチしましょうね」

 

 娼姫が臥所へ誘い込むような声色。情欲を的確に刺激する声に、スミオは思わず息を呑み、疼きを覚えた。

 

 そんなスミオの心と体の状態を見抜いたのか、エリは妖しく艶やかに口端を曲げてスミオの耳元へ唇を寄せた。

「ホテルに寄っていきませんか?」

 美貌を秘める眼鏡少女のふしだらな提案を断る自制心を、16歳の青少年は持ち合わせていなかった。

 

 ・・・

 

 ・・

 

 ・

 

 真っ昼間からラブホテルで乳繰り合う聖鳳学園ガンプラバトル部の部長と副部長はともかく。

 聖鳳学園は中高一貫校であり、一部の部活動――主に文科系部活動は中高生が一緒に活動している。旧模型部――現ガンプラバトル部とプラモデル部もこの例に含まれる。

 

 プラモデル部は大多数が男子だけれど、女子もそれなりにいる。多くの部員はガンプラを手掛けているが、自動車や兵器などのスケールモデルを制作する者やジオラマを作る者、フィギュア作りに熱中する者も少なくない。

 

 そんなプラモデル部のホープが、中等部一年生のコウサカ・ユウマ少年だ。

 全日本選手権小学生の部に優勝したという輝かしいキャリアを持ち、天才と噂されるクールな眼鏡ボーイ。

 

 バトル部のホシノ・フミナとは幼馴染で「フミちゃん」「ユウくん」と呼び合う仲だ。

 幼少のみぎり、共に選手権を目指す約束を交わしていたのだけれども……一年前にとあるガンプラバトルで敗北したことがトラウマになり、ガンプラバトルから離れ、今はビルダー活動に専念していた。

 

 ユウマは約束を守れなかった後ろめたさと申し訳なさからフミナを避けている。が、結果としてフミナを悩ませていることまでは、思慮できていない。まあ、まだ13歳だし、思慮が足りずとも仕方ないかもしれない。

 

 ――というわけで、心に癒えぬ傷と自罰的な苦悩を抱えるユウマ少年であるけども。

 ユウマのプラモデル部の活動自体は真剣である。現実逃避や惰性で行っていない。

 

 むしろバトルで辛い体験をしたからこそ、ガンプラ作りへ以前より真剣に真摯に向き合っている。両親が営む喫茶店を手伝って御駄賃を貰い、ガンプラや工具、材料の購入資金に充てていた。暇があればガンプラ制作のアイデアを練り、頭の中で改造の図面を引いている。

 

 心理学的にはトラウマからの逃避とか、バトルを辞めたことへの代償行為とか、いろいろ説明できるだろうけれど、率直に言えば、この眼鏡小僧がガンプラバカってことだ。

 

 午前中の家業手伝いを終えた秋の昼下がり。

 ガンプラバカなユウマはちょっと足を延ばし、大きめのガンプラショップに赴く。

 

 世界的ガンプラ人気を示すようにショップは客で賑わっている。店内の制作スペースやバトルステージは利用客で埋まっていた。

 多種多様なガンプラの箱が並ぶ商品棚の間を散策していく。いろいろなガンプラを眺めながら創作意欲を高めつつ、制作プランを練っていると。

 

「あっ! ユウくん!」

 背後から馴染みのある声が届いた。

 

 ユウマは反射的に渋面を作り、密やかに深呼吸してから振り返った。

「……ホシノ先輩」

 

 関係性の距離感を伝えるようにユウマが他人行儀で返すも、フミナは全然気にしない様子で近寄ってくる。

 黄色いパーカーにフィットネスウェアみたいなへそ出しスポーツブラとスパッツ、と露出の多い装い。自身の美貌と発育の良さを理解しているのか、していないのか……

 

「ユウくんも来てたんだね!」

 親しげに微笑むフミナに反比例して、ユウマの表情がさらに曇る。まるで心の痛みを堪えるように。

「……予定があるので、ぼくはもう帰ります。失礼します、ホシノ先輩」

 

「待って、ユウくん!」

 フミナは逃さずにユウマの手首を掴んだ。

「ユウ君、ちょっとお話しよ? バトル部に勧誘はしないから。良いでしょ? ね?」

 

 否とは言わせない真剣な眼差しと強引さ、ユウマはその手を振り払えなかった。

「分かったよ、フミちゃん……」

 

 そうしてフミナに連行された先は店内に設けられた工作コーナー傍の一角。自販機で購入した冷たい飲み物が外気に触れ、早速汗を掻き始める。

 親子連れが和やかにガンプラ作りを楽しみ、カップルがいちゃつきながらガンプラを弄り、ガチ勢が店内のバトルシステムで用いるためにガンプラの手入れをしている中、

 

「ユウ君、相談に乗って欲しいの」

「それはガンプラの?」

 フミナの要請にユウマが確認の問いを返せば。

 

「バトル部は秋冬にアジアカップやパンパシ・チャンピオンシップの日本予選に参加する予定なの。それで、使うガンプラを新しく作ろうと思うんだけど」

 少し言い淀んでから、フミナは決心して告げる。

「部長はわたしに部のエースになるつもりでやってみろって」

 

「フミちゃんがエース?」

 ユウマはスクエアフレームの眼鏡の奥で目を丸くした。

 

 所属する聖鳳学園プラモデル部のミヤガ部長がガンプラバトル部を目の敵にしている関係か、バトル部の内情がそれなりに伝わっていて、ユウマもそれなりにバトル部のことを知っている。

 

 部長アリサワ・スミオが高い実力を持つファイターであり、今年は全国出場まであと一歩に迫ったこと。副部長シノダ・エリが優れたビルダーであり、その腕前がプロ顔負けであること。

 

 前者については自らが手合わせしたことがないけれど、後者については作品を見る機会があって、ユウマは評判通りだと認めている。

 彼女が作ったガンプラは日本一の称号を掴んだユウマをして、見事と評するほかない出来栄えだった。センスがあるのだろう。でもそれ以上に、こつこつと日々の努力と研鑽をしっかりと積み重ねてきたことが窺える職人的精巧さだった。

 

 あのガンプラを余すところなく使いきれるなら、アリサワ・スミオの実力もなんとなく想像がつく。強いファイターだ。それもフミナよりもずっと。

 

 そのアリサワ・スミオを差し置いて、フミナが部のエースを張る? チームバトルの戦略だろうか。それとも次期部長として育成するため?

 

 考え込み始めたユウマへ、フミナが言葉を重ねる。

「大会で使うガンプラを作って欲しいわけじゃないわ。相談に乗ってくれるだけで良いの……ダメかな?」

 

 上目遣いで探るように問いかけてくる幼馴染に、ユウマは瞑目して沈思黙考。自身の抱えるバトルへ対するトラウマ的苦悩。幼き日に交わした約束を反故にしている呵責的懊悩。それらを天秤にかけ、あーでもないこーでもないと苦慮した末に――

 

 ユウマは腹痛を抱えたような顔つきで、フミナから目を逸らしながら言った。

「……相談に乗るだけなら」

 

 瞬間、フミナはぱぁあっと喜色を花咲かせ、美貌に相応しい笑みを浮かべた。

「ユウ君! ありがとう!! わたし、いろいろアイデアがあるの! 説明するからユウ君の意見を聞かせて!」

 

 幼馴染が素晴らしい笑顔を湛えながら怒涛の勢いでまくしたて始め、ユウマは思わず微笑んだ。

 

        ○

 

 信じられないほど凄かった。

 

 コンドームを用いずにつながったエリの快楽と肉悦は文字通り桁違いだった。陰茎から伝わる強烈な快感信号に脳ミソが焼き切れるかと思った。快楽物質の過剰分泌で脳ミソが煮えるか思った。

 

 我を忘れてがむしゃらに腰を打ちつけ、エリの中にぶちまけた精液はスミオ自身が驚くほどに大量で、エリの内に収まり切らず膣内を逆流して溢れ出すほどだった。

 

「おなかのなか、すっごくあつい……すぅくんのでやけどしそう……」

 そして、スミオ以上に激しい絶頂感に蕩然としたエリは、愛する男が自分の身体にこれほど昂ぶったことに女性的征服感の愉悦を浮かべ、引き抜こうとしたスミオを痙攣する両足で絡め捕り、荒れた呼気混じりに、

「すぅくん……いいよ……」

 淫魔のような微笑みを湛え、蠱惑的に告げる。

 

「すぅくんがからっぽなるまで、わたしのこと、すきにしていいよ」

 

 そこから先のことは、スミオはよく覚えていない。

 スミオは獣欲に駆られるままにエリのたおやかな身体を貪った。前から、後ろから、横から、下から、上から、抱きしめて、組み伏せて、ひたすらに腰を振り、突き上げ、穿り、エリの中へぶちまけ続けた。精液と愛液に浸り続けた陰茎がふやけそうになるほどに。

 

 エリもよく覚えていない。肉欲に駆られるままにスミオのもたらす快楽に耽った。前から、後ろから、横から、下から、上から、抱きしめて、押さえ込まれて、無我夢中に腰を振り、くわえ込み、締め上げ、スミオの吐き出す精を胎に呑み込み続けた。精液と愛液に満たされ続けた膣と子宮がふやけそうになるほどに。

 

 ともかく、若い体力と精力が尽き果てるまで2人は淫らな悦びに狂奔し、『御休憩』を延長して『宿泊』に切り替えて熱中し続けた。

 

 文字通り空っぽになったスミオとエリがまどろみに沈んだ頃には、ラブホテルのベッドが汗と涎と涙と愛液と精液、ついでにエリの失禁でびしょびしょになっていた。

 

 そうして退室時間が迫る翌朝。

 2人は空きっ腹を抱えながらシャワーを浴びる。

 

 スミオが奉仕するようにエリの髪を丁寧に洗い、エリの肌を丁重に洗い、シャワーと指でエリの膣内を入念に洗う。一晩中注ぎ込んだ精液が指と湯水に掻き出されていく。

 

 悩ましげな嬌声をこぼすエリの下腹部、そこに貼られたハートマーク入りの避妊パッチを見て、スミオは思う。

 ほんとーに大丈夫なんだろーか。

 

 身体を拭い、髪を乾かし、衣服を着こんで、愛と欲望の館を後にする。

 

 手をつないで駐車場へ向かう道すがら、エリが朗らかに言った。

「朝ごはん、何食べましょうか?」

 一晩中、貪婪に悦楽を求めていた乱れぶりが嘘のように素朴な振舞い。スミオは愛おしき眼鏡娘の腰に手を回して抱き寄せる。

「なんにせよ、いっぱい食べよう。腹ペコだ」

 

 

 で。

 

 

 青白スーパースポーツに乗って立ち寄るファーストフード店にて。

 エリがモーニングセットを嗜む傍ら、スミオはパティが三段のチーズバーガーを二つとチキンナゲットとサラダをたっぷり腹へ収めていく。

 

 朝飯を平らげ終え、一晩中重ねた情交の疲労感と食後の満腹感に気だるさを覚えつつ、スミオはスマートフォンをチェック。

 新着メッセージは無し。代わりに登録しているニュースアプリに通知アリ。

「来週のガンプラバトル・イベントにレディ・カワグチが緊急参戦するらしい」

 

「来週というと……」エリは記憶のメモ帳をめくり「参加ガンプラがコズミック・イラシリーズ限定にされてるイベントですよね? たしかサブスク配信会社が主催の」

「そう。それ」スミオは首肯して「女流とはいえ、カワグチが公式系イベント以外の参加は珍しい。それも司会や解説ではなく選手参加。これは盛り上がりそうだね」

 

 ガンプラ界のレジェンドにして『名人』と讃えられたカワグチ氏の名は、公式によってガンプラとバトルの頂点的存在として定義されて襲名されるようになった。二代目以降のメイジン・カワグチと新たに設けられたレディ・カワグチは、公式の広告塔(アンバサダー)として活動してきた。

 

 メイジンもレディもファイターとしてもビルダーとしても最高峰の実力者であるが、立場的に公式以外の大会やイベントにはあまり露出しない。今回はガンダムシリーズを配信するサブスク企業のイベントだから出演するのだろう。多分。

 

 ん? スミオは気づく。

 これって、フナキさんが出演するイベントじゃないか。

 

       ○

 

 日曜日の午後。ホシノ・フミナは幼馴染コウサカ・ユウマの両親が営む喫茶店を訪ねていた。

 

「こんにちは、おじさん」

「いらっしゃい、フミナちゃん」

 店長のコウサカ父が息子の幼馴染に笑顔で歓迎した。

 

 フミナはカウンター席に腰かけ、隣の椅子に鞄を置きながらメニュー表を見ずに「カフェラテとアップルパイのセット、お願いします!」と早速注文。

 次いで、店内を見回す。昼飯時(ラッシュタイム)が過ぎたためか、客の姿は多くない。

 客が去った卓の後片付けをしているエプロン姿の眼鏡少年――ユウマの姿を認め、フミナは控えめな笑顔で小さく手を振る。もユウマは小さく会釈するだけだ。素っ気ない。

 

 フミナは笑顔が苦笑いに変えつつ、カフェラテを淹れるコウサカ父へ尋ねた。

「チナさんはお元気ですか?」

「この間、元気にやってるって手紙が来たよ」

 娘について語るコウサカ父の顔は凄く嬉しそう。

 

 曰く――ユウマの姉にしてコウサカ父の娘、コウサカ・チナは海外の美大に留学中でヨーロッパに居る。学生ながら個展も開いているらしい。

「個展! 凄いですね!」フミナは賛嘆を上げた。

 

 チナは絵画の才能があり、小学生の頃からコンクールなどで何度も賞を取っていた。弟のユウマもガンプラ制作で大会やコンクールを優勝したりしたりしているから、コウサカ家はアーティストの家系なのかもしれない。

 

 バニラアイスがオマケされたアップルパイがフミナの手元に置かれる。サクサク生地に香ばしく煮られたリンゴがゴロゴロ入っているパイと甘いバニラアイスの組み合わせは、背徳的なほどに美味。

 

 フミナはカウンター内に戻ったユウマへ、鞄からスケッチブックを取り出して示す。

「昨日の今日でなんだけど、さっそくユウ君に見てもらいたくて!」

 

 あまりにもエネルギッシュなフミナにユウマは微苦笑しつつ、スケッチブックを受け取って開く。

 ガンプラのアイデア帳らしい。昨日、ガンプラショップで相談し合った内容を元にイラスト付きで制作案が並べられている。イラスト自体は拙いけれど、作りたいものやアイデアが可視化されているため、捉えやすい。

 

 ユウマ自身は頭の中でアイデアを組み立てて具体的なイメージを構築できるため、この手のものを描いた覚えがない。

「フミちゃん、こういうの書くんだね」

 

「エリ先輩のやり方を真似てみたの」フミナはカフェラテを口に運んでから「初めてやってみたけど、頭の中のイメージを視覚化するって結構難しいね。でも、やってみると確かにイメージを具体的に把握できるわ」

 

 説明を聞き、そういうものかと理解しつつ、ユウマはフミナの制作案を読み進めていく。

「耐久性と攻撃能力を重視してるんだね」

 

「昨日も話したけど、わたしは部長みたく高速機動の操作が上手くないわ。被弾を避けられないなら、被弾しても即致命傷にならない“頑丈さ”と、相手の攻撃を受けながらもしっかり反撃できる“攻撃力”を重視した方が良いと思うの」

 現在の実力から出来ることを鑑みたフミナなりの答え。

 

「いわゆる壁役(タンク)か……ベースに主役機じゃなくて量産機を選んだのは、バランス重視?」

「うん。主人公機やネームドキャラの専用機は基本性能が高いけど、キャラ立てするために特化されてる面があるでしょう? その点、量産機は没個性的な分、バランスが良いわ。基本性能に劣る分はガンプラの出来で補うつもり」

 

「そういう考えなら、フルアーマー設定のある主役機という選択肢もあると思う。キット自体がアーマー装備を出来る作りだからフミちゃんの目指す方向に改造し易い」

 ユウマはフミナの考えに同意しつつ、スケッチブックを示して続ける。

「それから被弾を前提にしている場合、装甲を強化した分だけ関節部も強く作らないとダメだ。そうしないと装甲に受けた衝撃が関節部へ大きな負荷を与えてしまう」

 

「衝撃が伝播するってことね」

「フレームから工作することになるし、関節の一部は完全なスクラッチビルドになるかもしれない。装甲や装備まで含めた全体の完成には結構な時間が掛かるよ」

 フミナの指摘に頷きつつ、「僕なら」とユウマはエプロンのポケットからボールペンを取り出し、スケッチブックに書き込み始めた。

 

 その様子をフミナが姉貴分顔で楽しげに眺めていることに、ユウマは気づかなかった。




Tips

避妊パッチ
 本作中の避妊パッチやピルの描写は演出と御都合主義。事実ではない。

コウサカ・ユウマ
 原作『ビルドファイターズトライ』の主人公の一人。作中では中学1年生。
 小6時に全日本選手権小学生の部で優勝するほどの実力者ながら、とある大人げない奴の乱暴なバトルに大敗。その敗北がトラウマになり、バトル部ではなくプラモ部に属している。
 ホシノ・フミナとは一歳違いの幼馴染。

コウサカ・チナ
 原作『ビルドファイターズ』のメインヒロイン。
 現在は彼氏のイオリ・セイと共に欧州にいて、個展を開く準備中。これはオリ設定ではなく、BDの特典映像で描かれていたこと。留学がオリ設定。

ホシノ・フミナ
 原作『ビルドファイターズトライ』のメインヒロイン。
 原作本編ではユウマと疎遠になり、主人公カミキ・セカイが転入してくるまで交流がなかった模様。
 本作ではオリ主の影響で原作開始前に交流再開。
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