※この作品はR-18です。

ビルドファイターズ・レイヴン   作:コウサカさんちのコーヒー

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32:アジアカップ予選大会:参

 遠くに目を向ければ、煌めく太陽。青々と輝く地球。静かに佇む月。整然と並ぶコロニーの群れ。近くに目を向けたなら、作業灯や警告灯がキラキラと輝く資源衛星。無重力の宇宙空間を漂う様々なデブリ。

 

 ガンダム世界では見慣れた宇宙の景色に、ブースターの残光が暗黒に幾何模様を描き、熱光線と曳光弾が幾条も光跡を重ねていく。

 

 深紅の怪物ガンダムMkV・ナイトフォールが背部の大型バインダーを煌々と焚きながら、右手の機関銃をばりばりと放ち、バインダー内に格納するマイクロミサイルを小刻みに放つ。

 

『ぬるいっ! このアルトロン・クァンディーをその程度の火力で討てると思うてか!』 

 激しく鋭い弾幕に晒された美麗なガンダムが舞うように回避し、右手に持つ長柄武器でミサイルを切り払い、さらには背部のビーム砲で反撃してくる。

 

 コーエーテクモのマザーシップタイトル『三国無双』のキャラクターみたいな、呆れるほど過剰にキラッキラな装飾が施されたガンダムは、新機動戦記ガンダムWに搭乗した近接戦特化ガンダム、アルトロンガンダムだ。

 

 目立った改造はない。が、全身の装甲表面に美麗な装飾が施されており、関帝(クァンディー)こと関羽雲長を称するように、ガンダム面の顎下に長髭を模した飾りを垂らしている。当然、主兵装のツイントライデントが青龍偃月刀風の長柄型ビームブレードへ変更されている。

 そんな関聖帝君な機体を操るファイターは中国系偉丈夫でも長髪の褐色肌巨乳美女でもなく、十人十並みな容貌のアラサー男性。

 

 煌びやかな中華武将風ガンダムは背部の二連ビーム砲をぶっ放しながら距離を詰め、二頭龍(アルトロン)の如く両腕のドラゴンハングを躍らせて牽制。主人公機を上回ると評された近接格闘能力を発揮すべく、白兵戦の間合いへ飛び込み偃月刀の斬撃を繰り出す。

 

「上手いな。自機の性能と癖を完全に把握した動きだ。それに射撃の撒き方、ドラゴンハングの使いこなし、飛び込みの機に斬撃のコンボ、いずれも手本にして良いほどのレベルだ」

 アルトロンガンダムのファイターに対するラルさんの評価は高い。

「でも、バトルの主導権は部長が握ってます」目元が泣き腫れたフミナが呟く。

 

 フミナの指摘通り、戦いは引き撃ちに徹するスミオのナイトフォールが掌握していた。強力な速力と機動力で縦横無尽に翔け巡り、ガンダム作品に付き物のチャンバラには一切付き合わない。改造アルトロンのビーム砲を軽やかに回避し、機関銃とミサイルで突撃の兆しを妨害。アルトロンの踏む込みはオーバードブーストやクイックブーストを駆使して白兵戦離脱。さらにはカウンターでバインダーのビーム砲を撃ち込む。

 

「でも決して余裕があるわけじゃない。アリサワ先輩がドラゴンハングの間合いや斬り込みの離脱タイミングを少しでも誤れば、即致命傷になる」

 小学生の部とはいえ全国大会で優勝経験を持つ才児ユウマが自分なりの分析を語り、ビルダーのエリへ問いかける。 

「構造的にもエネルギー量的にもサーベルを積む余裕はありますよね? サーベルがあれば、もっと余裕を持って格闘戦にも対応できたはずです。なぜビームサーベルを持たせなかったんです?」

 

 ナイトフォールは格闘武器をパイルバンカーしか装備していない。そして、パイルバンカーという武器は一撃確殺の攻撃専門武器であって、攻防に操れるビームサーベルとは違う。つまり、ナイトフォールは格闘戦(チャンバラ)が出来ない。

 

 エリはバトルを見つめたままユウマの問いかけへ答えた。

「スー君は今まさに格闘戦をしていますよ」

「え」ユウマはスクエア眼鏡の奥で目を瞬かせ、即座にエリの言葉の意味を考え始める。

 

 しかし、ユウマが地力で答えを回答を出すより先に、スミオが答えを示す。

『ええい、ちょろちょろ逃げ回りよってからにっ!!』 

 華美な改造アルトロンが白兵戦を避けて逃げ回るナイトフォールに苛立ちを爆発させ、メインブースターと翼型スラスターをオーバーレブ。銃撃をバレルロールで回避しながら限界加速で吶喊する。

 

 ナイトフォールはオーバーブーストに火を入れてこれまで通りに離脱、せず逆に吶喊する関帝アルトロンへ向かって爆発的突進。

 

『なぬっ?!』

 これまでと違う挙動にアルトロンが吃驚する最中、MkVの左腕でパイルバンカーが複雑な機構を展開する。

 

 振り下ろされる青龍偃月刀風の長柄ビームブレード。振るわれるパイルバンカー。

 光刃とパイルが交錯し、暗黒の宇宙空間に鮮烈な爆発光が生じた。

 

『なんとぉーっ?!』

 長柄の切っ先をパイルバンカーに吹き飛ばされ、アルトロン・クァンディーは吃驚を上げながらスラスターを逆噴射。後方へ引きながら即座に長柄を捨て、両腕のドラゴンハングを繰り出した。左右の両腕が龍と化し、紅い怪物を噛み殺さんと走る。

 

 も、その行動を先読みしていたかのように、ナイトフォールは既に背部バインダーの大出力ビーム砲の発射体勢を整えていた。発射光が煌めき、二つの龍頭が破砕される。

 

 宇宙空間に広がる爆炎。両腕の竜頭を失った衝撃に大きく仰け反る関帝アルトロン。

 

『ばかなーっ?!』

 再びの吃驚には戦慄と恐怖が多分に含まれていた。主武器であるドラゴンハングと青龍偃月刀を失い、両腕も失い、それでも美麗なる改造はアルトロン背部のビーム砲で抵抗を試みる。最後まで勝利の希望を捨てない気概や良し。然れども―――

 

 紅い怪物が目と鼻の先から機関銃とマイクロミサイル残弾を全力射撃。

『ぐぉおおおおおおおおおおおおおっ!!?』

 背部ビーム砲がマイクロミサイルに吹き飛ばされ、装飾の見事な装甲が機関銃弾に削がれ、穿たれ、抉られ、マイクロミサイルに破壊され、焼かれ、吹き飛ばされ。  最後に、冷却を終えた背部ビーム砲の砲撃によってアルトロン・クァンディーは爆散させられた。

 

『バトル・エンド!』 

 システムと運営員の宣言が下り、勝敗は決した。

 同時に、アリサワ・スミオのアジアカップ日本予選ベスト32進出が決定した。

 

      ○

 

 アジアカップ予選初日が終わり、選手達と観客達は帰路に着く。

 混雑する電車の中。大半の乗客達が黙々とスマートフォンに向き合うディストピア的光景にあって、車輛乗降口傍に立つ美女2人はちょっと趣が違う。

 2人はスマホを弄らず、先ほどまで観戦していたガンプラバトルのことを語り合っていた。

 

 超絶美女な16歳のカミキ・ミライは次元覇王流なるマイナー拳法を修めているため、『戦いの理屈』というものを少しばかり理解していて。そのため、戦いの知識が空っぽな親友フナキ・サトミに解説を求められていた。

 

「アリサワ君の最後の試合? そうねえ……」

 ミライは脳裏に紅いMkVと華美なアルトロンの戦いを描き、説明を始めた。

「アリサワ君の紅いロボットは一貫して接近戦を避けてて、相手の偃月刀を持っていたロボットは接近戦を狙ってたよね」

 

「うん」素直に頷くサトミ。

「結果論だけど、アリサワ君のあの戦い方は、あの杭を撃ち込む武器で仕留めることを前提にしてたんだと思う」

「そうなの?」

 目を瞬かせるサトミへ、ミライは頷きを返して続ける。

 

「アリサワ君は離脱の時、必ずあの派手なロケットを使ってたわ。何度も何度もね。だから、相手の人はあの派手なロケットを使う時は、アリサワ君が離脱する、という意識と判断が擦り込まれたの」

 女教師みたいな口調で語るミライ。

「ああ」サトミは生徒のように頷いて「だからアリサワが突撃した時に驚いてたのね」

 

「アリサワ君の回避と銃撃はあの突撃をするための仕込みだったんだと思う」

 線路の継ぎ目で車内が揺れるも、体幹が鍛えられているミライとサトミはへっちゃら。

「あの偃月刀の間合い内へ踏み込んで穂先を精確に壊したのも、同じね。回避運動を重ねている間に、斬撃の速さや軌道を把握したんじゃないかしら」

 

「……それって凄くない?」

「うん。凄いわ。余程の勇気と確信が無いと無理よ。でも、もっと凄いのはその後ね。アリサワ君は偃月刀を失った相手が次にどう動くか分かってた」

 ミライは吊革を掴んでいない左手で指を順に立てていく。

「得物を失ってなりふり構わず離脱をするか、あの龍みたいに変化する腕で牽制しながら引くか、あるいはあの腕を使ってそのまま攻撃を続けるか。アリサワ君にとって三番目の選択肢を採られたら、厳しかったはずよ」

 

「そっか。パイルバンカーは連続して使えないもんね。格闘戦が続いたら不利になる」

 うんうんと頷く素直な生徒へ、教師は微笑みながら言葉を紡ぐ。

「でも、相手は攻められなかった。意表を突かれたところへ一番の武器を狙ったように壊されたばかりだから。だから背中のビーム砲をすぐに発射できる体勢へ移ってたのよ。逃げても退いても撃てるように」

 

「ほえー……凄い」些か間の抜けた感嘆をこぼすサトミ。

「実力の高い人達の勝負は将棋やチェスのような読み合いだと言われてるわね。でも」

 ミライはくすりと美貌を綻ばせた。

「セカイ……弟みたく頭で考えるより、直感や勘とフィジカル、それと気持ちで戦う人も少なくないわね」

 

「勉強になるわぁ……」

 サトミは思案する。バトルをもっと深く楽しめるように格闘技のことも勉強すべきかしらん。

 

「本当にハマってるわね」

 ミライはサトミの様子にしみじみと呟いて、問う。

「アリサワ君達に声を掛けなくてよかったの?」

「いいのいいの今回は別にアリサワの試合だけ見たかったわけじゃないから」サトミは息継ぎ無しで早口で答えた。声優並みに達者だった。

 

 恋愛レベル0なミライはあっさり納得する。サトミのファンガール振りを深読みして『興味があるのは本当にガンプラバトル? 実はアリサワ君じゃないの?』なんて指摘したりしない。

 

「明日も見に行くの? 私はお仕事入ってるから一緒に行けないけど……」

「私も午前中に仕事が入ってるよ。行くのは午後からだね」

 ミライへ答えながら、サトミは思う。

 

 明日のトーナメント、アリサワが勝ち進めばプロの人達と戦う。きっとレイヴンとホワイトグリントみたいなバトルになる。絶対見たい……っ! それにバトル部として参戦してるなら、レイヴンの件を持ち出さなくても話しかけて色々聞ける!

 

 数日前は様子見を決めていたのに、早くも宗旨替えしてお近づきを企み始めていた。けど仕方ない。なんせ”推し”が近くにいるのだから。

 美女2人を乗せた電車が西東京へ向け、夜の線路を進んでいく。

 

      ○

 

 帰宅後、エリは深紅に黒が差されたガンダムMkV・ナイトフォールをメンテしていた。

 

 着脱可能な外装と内装を全て外し、フレームやジェネレーターに各部構造を整備し、修正し、調整し、再び組み上げていく。

 作業を終え、エリは眼鏡を外してMkVの隣に置き、ふぅっと息を吐く。

 

 本日の大会、早々の敗退は残念だったけれど、プロが集中したあの試合ではどうしようもない。諦めもつく。

 ビルダーたるエリとしては、ファイターのスミオが勝ち進んだことの方が大事だ。

 

 そして、同年代のプロに敗北したフミナを思い出す。

 エリは悔し涙を流すフミナを抱きしめ、慰めた時のことを振り返り、

 

 ――可愛かったですねぇ……

 

 実に邪(よこしま)で背徳的でけしからぬ愉悦を抱く。

 

 むろん、慰めていた時は先輩として友人として仲間として純粋に友愛と慈愛と女性的共感と母性的感性からフミナを労わり、慰め、気遣った。あの時に邪念はない。シノダ・エリはそこまで人間性が終わっていない。

 

 ただそれなりに時間が経ち、疲労感から理性より煩悩が蠢く。小学校高学年の頃からスミオと乳繰り合ってきた淫靡な部分が疼く。

 ――ホシノさんを交ぜて3Pしたい。

 

 不埒な考えが蛇のように鎌首を上げる。中学二年生にしては発育の良いあの体に、性の歓びを教え込むのは、きっと凄く愉しい。あの純粋無垢さにメスの悦びを仕込むのは、きっと凄く昂奮する。

 

 私の指であの子の膣を押し広げて、スー君のおちんぽを捻じ込ませていく時、どんな声を上げるだろう。あの子が初めてオンナになり、肉悦の絶頂を覚える様を見たい。

 

 背筋にゾクゾクとしたものが走った、その時。

 バカなこと言ってるんじゃありません! そんなふしだらな目でホシノさんを見るなんて失礼すぎますっ!!

 心の中で理性的かつ良識的なシノダ・エリが淫魔なエリを叱る。

 だいたい、そんなことスー君が許しませんよ!

 

 うーむ。エリは二重アーモンド眼で天井を見上げる。

 ――たしかに。スー君はホシノさんを妹のように可愛がっていますし、そういう目で視ることを忌避している感じです。

 

 淫魔なエリが囁く。

 だ(・)か(・)ら(・)良(・)い(・)ん(・)じ(・)ゃ(・)な(・)い(・)で(・)す(・)か(・)

 そんなスー君にホシノさんを犯させて、メスに堕とさせるから愉(・)し(・)い(・)んじゃないですか。そうでしょう?

 

 うーむ。エリは二重アーモンド眼を瞑る。

 ――それもまた、たしかに。

 

「とはいえ」エリは唇の隙間から言葉をこぼす。「その一線を越えてしまったら、バトル部の在り方と私達の関係性が決定的かつ不可逆的に変わってしまいますね」

 あの陽だまりのような空間を壊してしまうことは躊躇われる。

 

 一方で、エリの欲望に正直な部分が嗤う。

 だ(・)か(・)ら(・)こ(・)そ(・)でしょう。

 あの心地よい世界を壊してしまうカタルシスは、きっと、最高に気持ち良い。

 

 淫堕な欲望に傾きつつあるエリへ、天使なシノダ・エリが苦しげに訴えた。

 そんなことしたら、いくらスー君でも、貴女を嫌ってしまうかもしれませんよ!

 

 エリはハッと正気に戻る。うん、と頷いて椅子から腰を上げた。

「明日も早いですし、お風呂に入って寝ましょう」

 

 ガンプラバトル部の危機が回避されたことを、スミオとフミナは知らない。

 

     ○

 

 シノダ・エリが湯船に浸かっている頃。

 リリウム・ウォルコットはホテルの部屋でぼんやりと異邦の夜景を眺めていた。

 

「リリー。ジーン。御茶はどう?」

 従姉のフランシスカに声を掛けられ、リリーは夜景から室内へ意識を戻し、

「いただきます、フラン姉さま」

「僕も貰うよ、姉さん」リリウムの従兄でフランシスカの弟であるユージンがタブレットから顔を上げた。

 

 フランシスカとユージンのウォルコット姉弟はBFF―――欧州系総合企業ベルナルド&フェリックス・ファウンデーションのガンプラバトル事業のワークスチームに所属し、BFFワークスの”女帝”メアリー・シェリーと組むエースメンバーだ。本来なら佳境に入ったリンクスで他チームと鎬を削っているはずだった、が。

 

 肝心の”女帝”が負傷で今シーズンを早々にリタイヤ。絶対エースのリタイヤにウォルコット姉弟は精彩を欠き、結果として今シーズンは王小龍が率いるセカンドチームが主力に引き上げられている。

 

 そして、チーム内政治。

 なんせ王小龍は老獪な政略で歳若いリリウムを自身の手駒にしようと企んでいたし(王小龍はファイターとしてより策謀屋として知られていた)、シェリーはシェリーでリリウムが参戦初年から『次の女帝』『BFFの王女』なんて称賛されていることが面白くないようだった(王は自分の玉座を危うくするものを許さない)。

 

 このままだと可愛い従妹がロクな目に遭わない、とフランシスカは判断し、チームに相談したうえで、リリウムをリンクスから離して武者修行へ連れ出した。

 

 なおユージンはリリウムより、姉がリリウムのために動いてクソジジイの陰謀とシェリーの癇癪に狙われることを危惧している模様。シスコン。

 

 フランシスカが淹れた紅茶の芳醇な香りが、エグゼクティブルームのリビングに広がっていく。黒々とした紅茶にミルクと砂糖が注がれ、攪拌。金髪碧眼に白肌の純血アングロサクソン系美男美女美少女。名門ウォルコット一族の三人は上品にカップを口へ運ぶ。

 

 カップをソーサーに置き、フランシスカが歳若い従妹へ優しく問いかける。

「何か悩んでいたようだけれど、大丈夫?」

 

 リリウムは少しだけ目を伏せて敬愛する従姉へ素直に答えた。

「ミス・ホシノのことが頭から離れなくて……」

 

「ホシノ?」フランシスカは少し考えて「ああ。迷った貴女を連れてきた親切な子ね。今日の予選でも当たった」

 リリウムはこくりと頷いて「良いひとでした。そして、強いひとでした。手加減は失礼だと思い、本気で戦いました。でも、ミス・ホシノを傷つけてしまったかもしれません」

 

「ガンプラバトルは遊びだ。けれど、立派な勝負事だ。そして勝負事の結末には痛みを伴う。これは避けては通れないことだよ」

 ユージンは従妹へ諭すように語り、端正な顔に男性的魅力をたっぷり添えて微笑む。

「だから、明日はきっちり優勝すると良い。そうすれば、相手もリリーと戦い、敗北したことに納得できる。ああ、自分はあれほど強い相手と戦って負けたのか、とね」

 

 ある種、強者の傲慢さではあったけれど、ウォルコット姉弟はトップカテゴリのプロファイター。しかもエースチームのメンバー。強者の見方をしても仕方ないかもしれない。

 

「ジーンも立派なことを言うようになったわね」

「僕も成長してるってことさ、姉さん」

 ブラコンな姉とシスコンな弟が笑顔を向けあう中、リリウムは従兄の言葉を咀嚼し、自分が優勝することで自分に敗れた者の痛みが和らぐと理解した。ならば―――

 

 リリウムが優勝したら、ミス・ホシノとお友達になれるでしょうか……。




Tips

ガンダムアルトロン・クァンディー
 オリ機体。元ネタは新機動戦記ガンダムWに登場するガンダムアルトロン。
 オリ要素は外装が三国無双風の過剰装飾と、クァンディーの由来たる関羽雲長のような長髭が加えられ、武器がツイントライデントから青龍偃月刀風のビームナギナタになったことだけ。
 ファイターは無名の猛者。当初はAC系キャラにしようかと思ったけど、ささっと流してしまうし、良いかなと。

フナキ・サトミ
 原作のネームドモブ。原作サブヒロインのカミキ・ミライの親友。
 オリ主を”推し”ているファンガールとなり、当初はファン心理を堪えていたけれど、徐々にタガが外れていく。

カミキ・ミライ
 原作のサブヒロイン。
 今回は解説役。

ウォルコット姉弟
 オリキャラ。元ネタはAC4に登場するBFFのカラードリンクス。ブラコンの姉とシスコンの弟。
 ACfaに登場するリリウム・ウォルコットと同姓のため、関係者と思われるが、原作では言及されていない。
 ウォルコット姉弟の近親相姦によって生まれた子がリリウムと推測するフロム脳ファンもいるが、本作では姉弟の従妹設定。

メアリー・シェリー
 オリ設定。元ネタはAC4に登場するBFFのカラードリンクス。通称BFFの女帝。ドS。
 本作でも女帝設定。

王小龍
 オリ設定。元ネタはAC4/ACfaのクソジジイ。
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