ビルドファイターズ・レイヴン 作:コウサカさんちのコーヒー
文化祭とは男子と女子の距離を大いに縮める効果があり、文化祭後にニワカ・カップルが量産されるイベントである。斜に構えてないで真面目に取り組めば、カレシカノジョが出来るかもしれない。若人よ、頑張るべし。
それはともかく。
文化祭初日。校内開催日。
ガンプラバトル部は生徒向けのガンプラバトル体験会を催し、それなりの来客を集めた。もちろん合間の休憩時間にスミオとエリは文化祭デートを楽しんだし、フミナも友達と文化祭を謳歌した。
まあ、面倒事が無かったわけではない。
ウェイウェイ氏族の野蛮人が襲来して鬱陶しいこともあったし、ガンプラの扱いに慣れてない生徒が体験会用のガンプラをうっかり壊してしまうこともあった。聖鳳学園の女子高生モデルコンビ、カミキ・ミライとフナキ・サトミが現れて参加者達に動揺が走ったこともあった。
あと、プラモデル部のミヤガ部長がやってきて、スミオに嫌味を吐き、エリ製のガンプラに辛口批評を下し、フミナにねっとりとしたプラモ部移籍の勧誘をしたり。
「一度、ガンプラバトルでガツンとカマした方が良いんじゃないですか?」
ぷりぷりと怒るフミナ。物騒な提案をするくらい御立腹の御様子。
「いや、ガンプラで戦ったことはあるし、バトルでボコした。で、負かしたら負かしたで、ああいう感じに面倒臭くなった」
スミオがぼやき、どこか自虐的な笑みをこぼした。
「まあ、ぼくは面倒臭い相手と関わる時の練習をしている、と思うようにしてるよ」
「私は不快な人のあしらい方を学ぶ教材だと思っています」とエリはにこやかに毒を吐く。
「……なんだかなぁ」
フミナは納得いかないと言いたげに端正な顔を曇らせる。
「面倒臭い人のことは脇において、明日の一般公開日の話をしよう」
スミオはフミナを宥めて話を進める。
「まあ、段取りは去年と同じだと思って良い。大会の運営も手伝いのOBOGと相談しながら進めれば問題ないはずだ。ただまあ、今日みたいに他所の出し物を遊ぶ時間の捻出は厳しいかな。昼休みとクラスの出し物に参加する以外では終日、ここに詰めっぱなしになると思う」
「大丈夫です。今日一日、ガッツリ遊んできましたから。明日はしっかり働きます!」
握り拳でふんすっ! と鼻息をつくフミナ。
エリはニコニコ顔で感心する。
「頼もしいですね」
まったくだ。とスミオは同意しつつ、2人へ“御駄賃”を渡しておく。
ガンダムシリーズのマスコット、ハロのあみぐるみ。
「可愛い! ありがとうございます!」黄色いハロを受け取って喜ぶフミナ。
「ありがとうございます。これ、スー君が作ったんですか?」緑色のハロを受け取りながら尋ねるエリ。
「うん。クラスの出し物を作ったから一緒にね。喜んでもらえてよかった」
スミオは喜ぶ女子2人へ柔らかな笑顔を返した。
○
そうして迎える文化祭一般公開日。
宮里学院と聖オデッサ女子学園。招待した二校の生徒がガンプラバトル部のプレハブ部室に現れる。
「本日は足を運んでいただいて、ありがとうございます」
スミオが宮里学院の選手三人を迎え、挨拶する。
地球連邦軍の制服を思わせる白灰色の制服に身を包んだ少年少女達。部長スドウ・シュンスケが代表してスミオに挨拶を返す。
「こちらこそ招待してもらえてよかった。今日は楽しませてもらうよ」
凛々しい顔立ちのスミオと精悍な顔立ちのスドウ。共にアスリート体型の長身。今年の全日本選手権中高生の部、西東京地区予選決勝で激戦を交わした間柄。
部室内に走った緊迫感に、双方の部員達や手伝いに来ていたOGOBが思わず居住まいを正す。エリだけは『スー君、格好良い』と暢気に思っていたりするけれど。
「開会まではまだありますから、校内の出し物を楽しんでください」
「ああ。そうさせてもらおう」
スドウが仲間と共に一旦部室を辞する際、ふと足を止めて振り返る。
「アリサワ。今日の大会が終わった後で良い。少し……時間を貰えるか?」
「それがバトルという話なら、もちろん。出演料代わりに」
スミオの回答にスドウは我が意を得たりと満足げに頷いた。
「快諾に感謝する。ではまた後でな」
まさしく競い合う者達の青春といった場面の次は。
聖オデッサ女子学園からやってきた三人の美少女。ハイウェストジャンパースカートに白タイツ、ハイデザインなブラウスとリボン。ちなみに三人とも中学生ながら大変発育がよろしい。
なんともアニメチックな装いの女子中学生達を代表し、ツインテールの肉付きが良い少女が一歩前に出た。
チームリーダーのサザキ・カオルコが高飛車な態度で“ライバル”と対峙する。
「久しぶりね、フミナさん」
「Gミューズのイベント以来ね、ギャン子」
迎え撃つフミナ。
中学生とは思えぬ結構な胸元を持つ2人は睥睨し合い、カオルコが不敵に笑う。
「ねえ、フミナさん。今日はそちらの招待でわざわざ来たのだから、まず言うことがあるんじゃなーい?」
正論パンチ。フミナは目を泳がせた後、心底渋々という顔で囁くように。
「ぅ……ありがとう」
「なんですってぇ? よく聞こえなかったわぁ」
これ見よがしに問い質すカオルコへ、フミナがヤケッパチに叫び散らす。
「来てくれてありがとうっ!!」
「はい、よく言えました」マウントポジションから勝利の高笑いを返し、カオルコは取り巻きの少女二人を連れて部室を出ていく「じゃ、開会するまで、聖鳳学園の文化祭を楽しませてもらうわね」
エリが柔らかく微笑み、歯噛みして悔しがるフミナに声を掛ける。
「仲が良くて良いですね」
「エリ先輩、今のやり取りちゃんと見てました?」嫌そうに皮肉を返すフミナ。
聖鳳学園ガンプラバトル部の黒一点であるスミオが少女部員達と手伝いのOBOGへ告げた。
「そろそろ参加受付を始めよう。OBOGの皆さんもよろしくお願いします」
そして、ガンプラバトル部の部室に現れたガンプラ好きな一般来場者達へ、抽選券をくばっていく。まあ、番号を書いたメモ用紙に過ぎないが。
受付時間が終了し、抽選会が始まる。
参加者はタダでガンプラバトルが出来る機会に釣られてやってきた近場の小中学生。懐かしんでやってきた旧模型部時代やバトル部のOBOG。近所のガンプラバトル好きな一般人。それに少数の『俺より強い奴に会いに行く』精神のガチ勢。
壁に貼られた大判用紙のトーナメント表へ最初に招待枠の番号が貼られ、スミオが司会を務めて段取りを進め、フミナがランダムに当選番号を読み上げ、エリがトーナメント表に当選番号を貼っていく。
当選して歓声を上げる者。落選して悲鳴を上げる者(ラルさんは落選し、知人達が苦笑い。茶々を入れに来たミヤガ部長も落選し、捨て台詞を残して去っていった)。
悲喜こもごもの抽選が終わってトーナメント表が埋まり、部長のスミオがマイクで宣言した。
「長らくお待たせしました! それでは『聖鳳杯』、開催します!」
いよいよ聖鳳学園ガンプラバトル部主催のミニ大会『聖鳳杯』が始まる。
○
キッズとOBOG、近所の一般人はあくまで『遊びに来た』『腕試しに来た』くらいのノリであるから、勝った負けたも娯楽のうち。勝った嬉しさも負けた悔しさも笑顔で概ね消化される(中には負けてガチ泣きするキッズもいたが)。
しかし、ガチ勢は違う。
今年度の全日本出場チームである宮里学院のスドウは、部員のサカシタ・ヨミとヤス・メグタに「醜態を晒すなよ」と爽やかな笑顔できっちり圧を掛ける。
聖オデッサ女子学園の美少女三人も注目度が高いことを自覚し、お祭りイベントにもかかわらず意気軒昂。
聖鳳学園ガンプラバトル部から一人参戦したフミナも士気、戦意ともに充分。
勝気なフミナと高飛車なカオルコとツンツン気質なヨミの三人は水と油どころか、火とナパームジェリーのように角を突き合わせ、周囲の男性陣の頬をニヨニヨと緩ませる。
「ギラ・ズールじゃないんですね」
スミオは危なげなく勝ち上がっていくスドウのガンプラを見て、片眉を上げた。
地区予選の決勝で戦った時、スドウの愛機は紫色の素晴らしいギラ・ズールだった。
しかし、今日の愛機は『ガンダムUC』の人気MS『シナンジュ』だ。スドウがパーソナルカラーにしている紫に塗られているものの、目立った改造は施されていない。
「あれは全日本で失ったからな……今日は新作の様子見も兼ねている」
スドウはどこか翳のある表情を浮かべて答え、フッと息を吐いて表情を引き締めた。
「アリサワ。後で行うバトルのことで、頼みがある」
「顔、怖いですよ」
「地区予選決勝で使っていたガンダムMk2以外で戦ってくれないか」
スミオの軽口に付き合わず、スドウは真剣な目で言葉を編む。
「あのMk2は良いガンプラだった。それは間違いない。だが、あれはGディフェンサーと合体を前提とした構成で、単独完結していなかった。全国行きを懸けたあの延長戦。あの時、お前が単独完結したガンプラだったら……結果は違った、おれはそう思っている」
軍人染みた厳しい目つきを向けられ、スミオは小さく鼻息をつく。
流石に全国水準の選手はよく見ている。
今年の全日本選手権西東京予選。スミオはエリ製のガンダムMk2を操り、エリがGディフェンサーを操った。
ガンダムMk2とGディフェンサーはドッキングすることで、スーパーガンダムと呼ばれる推力と火力が大幅に強化された形態になる。スミオとエリはこの設定と構造をさらに推し進め、Mk2の単独完結した性能を捨て、Gディフェンサーと合体して真価を発揮する作りにした。
そのうえで、同大会における聖鳳学園の戦術は2つだけ。
開戦と同時にドッキングし、エリはオペレートに専念し、スミオが突撃して相手の連携を破綻させたところをフミナが狩る。逆にフミナが囮となって相手を引きつけ、スミオが潰す。
このシンプルな戦術で聖鳳学園は西東京の猛者達を蹴散らして決勝まで進出した。
地区予選決勝において、宮里学院はエースのスドウ・シュンスケが死に物狂いでスミオを押さえ込み、チームメイトの2人が早々にフミナを撃破。三機掛かりでスミオに臨んだ。勝敗を分けたきっかけは流れ弾がGディフェンサーのコアブロックに命中し、エリが退場したことで、スミオがスーパーガンダム形態の性能を活かしきれず延長戦へ転がり。
最後はスミオとスドウの一騎打ちの末――スーパーガンダム化前提のMk2はスドウのギラ・ズールに敗れた。
「分かりました。御期待に沿えるか分かりませんが、用意しましょう」
スミオがどこか渋々というように答えれば。
「感謝する」
スドウは小さく頭を下げた。
○
ミニ大会『聖鳳杯』の優勝者は順当に優勝候補筆頭のスドウ――ではなく、一般参加のコウエン・イコさん(人妻)。使用ガンプラはセルリアンアルケイン。鮮やかな青色のG-アルケインで優勝を搔っ攫い、サングラスをかけた旦那さん(抽選で落選)に喜びのハグをしていた。
「予期せぬ強者の登場。これもまたガンプラの奥深さだな」
呆気にとられるスドウの隣で、ラルさんがうんうんと満足げに頷きつつ(御主人の方は……昔、フジガンプラフェスティバルを征した漢か?)と思っていたり。
優勝賞品は優勝記念メダル(聖鳳学園の校章と聖鳳杯優勝の文字が入ったプラメダル)と副賞のSDガンダムのプラモ一点。
観客の惜しみない拍手で飾られた授賞式が終わり、一般客と手伝いOBOGがハケた後。文化祭閉会の夕暮れ時が迫る中。
ガンプラバトルユニットを挟んでスミオとスドウが対峙する。双方の部員に加え、聖オデッサ女子学園の美少女達とラルさんも観戦に残る。
「なんであんたらまで残ってるのよ」宮里学院の紅一点ヨミがツンツンした調子で噛みつけば。
「こんな面白そうな試合、見ずに帰るわけないじゃない」聖オデッサ女子学園の女傑カオルコはしれっと宣う。
「年上イケメンのバトルですわ!」「ワクテカですわぁ!」とカオルコの取り巻きであるマヒルとケイコも鼻息が荒い。
姦しい外野を余所に、スミオがGPベースにガンプラをセットした。
「あれは」「ジ・Oか」
フミナの言葉をラルさんが継ぎ、エリへダンディな顔を向けた。
「私も初めて見るガンプラだ。あれはエリ君が?」
「はい」エリは頷く「これまで大会やコンテストには出していません」
「なんで? こう言うのは癪だけど……凄く出来栄えが良いじゃない」
ヨミの言葉にフミナや聖オデッサの三人娘、宮里学院の最年少ヤス・メグタが頷く。
ミリタリー調に紅く塗られたジ・Oはミキシングとディティールアップで、原型よりも一回りボリュームアップされており、全体的にかなりいかつい。元のジ・Oがお相撲さんっぽい体型に対し、エリ製の紅いジ・Oは固太りしたプロレスラーを思わせた。
特徴的な細長い頭は胸部を大きくボリュームアップし、ビーム兵器を防ぐIフィールドジェネレーターを設置。背面のブースターは大型化され、推力偏向ノズルを増設している。大型化されたブースターの両脇には予備のビームライフルと実弾マシンガンを装備し、大型化した両肩にサブアームを搭載。主兵装は大型機関銃をモチーフにした長銃身型ビームライフル。
細部まで丁寧に施されたディティールアップとリアリティのあるミリタリー調の塗装により、ジ・Oは兵器としての威圧感を強烈に放っていた。
「あのジ・Oは私が制作技術向上や技術的な実験を目的とした練習作品で、バトル用に作ったわけじゃないんです」
野暮ったい太縁眼鏡の奥で二重アーモンド眼が鋭くなり、エリの細面がビルダーの顔つきに変わる。
「長期に渡って制作した関係で各部の完成度や精度にムラがあって、改造に伴って重量が増加しています。バトル時には操縦と制御にかなりのストレスを生むでしょう。あれはプラモデルとしての出来は良くても、ガンプラバトル用としてはかなり難が大きいと思います」
「観賞用の完成度とバトル用の完成度は必ずしも一致しないということだな」
ラルさんの要約へ、エリは首肯を返しつつ『でも』と口元を薄く和らげて続けた。
「“今の”スー君なら、問題なく扱えるでしょう」
胸の奥でエリは密やかに続ける。今のスー君はあの紅いジ・Oよりはるかに極端なガンプラを操っているのですから。
さらりと答えるエリの端正な横顔に、ヨミやカオルコは“マッドみ”を感じとり、『地味で真面目そうなナリして、実は怖い女』という認識を抱く。
周囲のやり取りを余所に、バトルシステムが稼働を始める。
「大会規定通り、ダメージモードは『C』、制限時間は15分、ステージはランダム。良いですか?」
「ああ。始めよう」
スミオの問いかけに、スドウは頷く。その佇まいは出撃に臨む軍人のよう。
システム音声が開戦を告げた。
『バトル・スタート』
○
ガンプラバトルステージ『ソロモン4』
小惑星ソロモン。またの名をコンペイトウ。その地表上で戦う“上下と足場”のある宇宙戦闘ステージ。
原作の大量破壊兵器ソーラー・システムの照射を浴びた直後、という設定のため、岩塊起伏に加え、赤熱色に焼かれた場所や爆散した銃座や砲塔の破壊孔が散在する。
そんな地獄絵図の舞台に相応しく、死闘が繰り広げられていた。
紫に塗られたスドウのガンプラは『機動戦士ガンダムUC』の人気機体シナンジュ。
深紅に彩られたスミオのガンプラは『機動戦士Zガンダム』のラスボス機体ジ・O。
騎士を思わせる洗練された容姿の高機動型モビルスーツ、シナンジュが焼け爛れた小惑星上を隼のように翔け、燕のように舞う。
固太りしたプロレスラーのように厳めしい重モビルスーツ、ジ・Oが焼き払われた小惑星上をブルドーザーのように駆け、モンスタートラックのように踊る。
互いに装備する大出力のビームライフルが赤熱色の地表上に光筋をいくつも描く。焼かれた地表に新たな爆発孔を穿ち、宙を漂うデブリをさらに細かく吹き飛ばす。
強力な熱光線の熾烈な射撃戦は、然して互いを貫くことはない。
紫のシナンジュはその強力な機動力でビームを避け、かわし、掻い潜る。
紅いジ・Oは搭載したIフィールドでビームを防ぎ、大型化と増設したブースターやスラスターの瞬間的機動で回避する。
互いにミサイルなどの誘導弾兵器を持たず、ファンネルなどの全周射撃兵器を持たないため、純粋な――操縦者の腕一本で鎬を削り合う射撃戦を繰り広げる。
煌々と炊かれるブースターとスラスター、バーニアが複雑な光跡を描き、ビームライフルの放つ光筋が幾条も重ねられる。目まぐるしく入れ替わる攻守。追う者と追われる者の立場が些細な一瞬で交替し、狩る者と狩られる者の側がわずかなことで逆転する。
片や無改造のガンプラで、片や総合バランスを無視したガンプラで、目が追いつかないほどの
操縦ブースで、スドウは集中しきっていた。額を伝った汗が目に入っても気づかないほどに。
一切改造されていないシナンジュはスドウが求める性能にまったく届かない。性能不足をプラフスキー粒子を惜しむことなく食い潰すことで補っている。制限時間いっぱいの長期戦は出来ない。長くてもあと数分で仕留めなければ、粒子不足のパワー減退で負けるしかなくなる。
綱渡りの戦闘。その緊迫感と緊張感に集中力が一層研ぎ澄まされ、興奮とスリルに口角が勝手に上がる。スドウは呟く。
「やはり強いな、アリサワ……っ!」
向かいの操縦ブースで、スミオは集中しきっていた。半袖ワイシャツに汗染みが広がっていく。
バトルを考慮しない作りと構造のジ・Oの操縦は一つ一つがシビアでナーバスでピーキー。ブースターの加減速一つとっても繊細な操作が求められ、射撃や回避は応答性の過剰さ、あるいは鈍重さを全て計算して行わねばならない。一秒ごとに体力気力が削ぎ落され、脳が疲弊していく感覚。一瞬でも気を抜けば、あっという間にやられてしまうだろう。
薄氷上の戦闘。その緊迫感と緊張感に感覚が鋭敏に尖り、昂奮とスリルに双眸がさらに鋭く細められる。スミオは呟く。
「不味いな。楽しくなってきた」
バトルユニット上でプラフスキー粒子が描く激戦は、佳境を迎える。
Tips
宮里学院の皆さん
原作に登場した面々。本作は原作の一年前スタートなので、スガ・アキラは未登場。
作中時間では全国大会に出場し、一回戦負けを喫した後。
スドウ・シュンスケ
宮里学院の部長でエース。全国大会で愛機のギラ・ズールを失った。
紫の未改造シナンジュを扱っているが、これは本作オリ展開。
聖オデッサ女子学園の皆さん。
原作に登場した面々。本作は原作の一年前スタートなので、まだ中学二年生。
原作通り、今年は地区予選ベスト4にまで進出している。
サザキ・カオルコ
チーム『北宋の壺』のリーダー兼エース。原作ではRジャジャを扱っていたが、現在はまだギャンを使っている模様。
制作陣が驚くほど人気が出てしまい、シリーズ構成と脚本を修正して出番を増やしたとかなんとか。
紅いジ・O
元ネタはホビー誌で連載されたスピンオフ作品『ビルドファイターズトライ炎』に登場した改造ジ・O。
コウエン・イコ
旦那さん
出展元はホビー誌で連載されたスピンオフ作品『ビルドファイターズ炎』の主人公とヒロイン。続編の『トライ炎』では結婚済みなので、夫婦という描写。
シノダ・エリ製ガンダムMk2とGディフェンサー。
地区予選で用いられたオリジナル・ガンプラ
合体することで強力な性能を発揮する半面、単独での戦闘能力が低かった。